JPH0590591U - 電子楽器の入力装置 - Google Patents

電子楽器の入力装置

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JPH0590591U
JPH0590591U JP033147U JP3314792U JPH0590591U JP H0590591 U JPH0590591 U JP H0590591U JP 033147 U JP033147 U JP 033147U JP 3314792 U JP3314792 U JP 3314792U JP H0590591 U JPH0590591 U JP H0590591U
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聡史 宇佐
博文 竪山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体部を保持してスイッチボタン操作する
際、5本の各指の自由度を増して、各指を他の指の操作
状態にかかわらず自由に動かせるようにして、迅速でか
つ安定して正確に操作可能な電子楽器の入力装置を提供
する。 【構成】 グリップ本体1の頭部2に設けた親指で操作
するためのスイッチ4と、親指の押圧力を人差し指の親
指側の付け根で受けるための前記グリップ本体1の手前
側の側面に突出する支持部材5と、親指以外の指で操作
するスイッチ6とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電子楽器の入力装置に関し、特に手で握って保持しながら指でボタ ンの押圧操作をするグリップ式入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器は通常鍵盤操作やキーボード上のスイッチ操作により音色、音高、そ の他の楽音パラメータを入力して演奏する。このような電子楽器では、演奏時に 手の動きが楽器に拘束され演奏者は自由に動けない。そこで手足を自由に動かし ながら、例えば踊りながら演奏ができるように、片手で保持可能な入力装置(グ リップ)を介して演奏操作を行う電子楽器が開発されている。
【0003】 また、演奏者の手足の角度や動きの速度あるいは演奏者の姿勢等に応じて楽音 を発生して演奏する電子楽器が開発されている。このような電子楽器においては 、手足を大きく動かす必要があるため各種楽音パラメータ制御や演奏操作をグリ ップ式の入力装置を用いて行っている。
【0004】 従来のグリップ式の入力装置は、グリップ部を片手で握って保持し、5本の各 指に対応した位置にそれぞれ1つまたは2つのボタンスイッチが設けられ、ボタ ンの押圧操作によりキーオン、キーオフや各種楽音制御を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の入力装置においては、グリップ部を握って保持した状態 で親指でボタンを押圧した場合、親指の押圧力を他の4本の指で受け止めなけれ ばならず、このため親指で入力操作している間は他の指の動きが制限され、迅速 なボタンスイッチ操作ができなかった。また、親指以外の4本の指をボタンスイ ッチ操作のために動かすため、親指の押圧力を安定して制御したり保持すること ができなかった。
【0006】 この考案は上記従来技術の欠点に鑑みなされたものであって、本体部を保持し てボタン操作する際、5本の各指の自由度を増して、各指を他の指の操作状態に かかわらず自由に動かせるようにして、迅速でかつ安定して正確に操作可能な電 子楽器の入力装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案に係る電子楽器の入力装置は、グリップ本 体のほぼ頂部に設けた親指で操作するための入力スイッチ手段と、親指の押圧力 を人差し指の親指側の付け根で受けるための前記グリップ本体の手前側の側面に 突出する支持部と、親指以外の指で操作する入力スイッチ手段とを備えている。
【0008】
【作用】
グリップ本体の頂部のスイッチを親指で押圧すると、その押圧力は人差し指の 付け根(親指と人差し指の間)上に乗っている突出支持部を介してこの付け根部 分で受け止められ、他の指で親指の押圧力を受ける必要はない。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案に係る電子楽器の入力装置の実施例を示す。(A)図は背面側 から見た斜視図であり、(B)図は正面側から見た斜視図である。グリップ本体 1は拡大頭部2と握り部3とからなり、頭部2の上面には親指で回転操作するス イッチ4が設けられる。回転スイッチに代えて押しボタンスイッチまたは回転と 押圧の両機能を備えたスイッチを設けていてもよい。この頭部2の手前側の側面 には、親指のスイッチ操作時の押圧力を、(A)図に示すように、人差し指の付 け根の親指側(人差し指と親指との間)で受けるための支持部材5が突出して設 けられる。握り部3の前面には親指以外の4本の指のそれぞれに対応した位置に 2つずつ押圧ボタンスイッチ6が設けられる。
【0010】 上記構成の入力装置を使用する場合、グリップ本体1の頭部2に設けたスイッ チ4を介して親指がグリップ本体1を下に押圧し、この押圧力を突出支持部材5 を介して人差し指の親指側の付け根で受け止めることにより、グリップ本体1全 体が親指と人差し指の付け根との間で保持される。従って、親指以外の4本の指 が自由にスイッチ操作のために動かせるようになる。
【0011】 上記入力装置で用いるスイッチ構造の好ましい構成例を以下に説明する。 一般に指圧に応じて音量(または強さ)を制御する場合、指圧は不安定であり 、感圧センサーの最小出力を安定して指定することは容易でなく、このため最弱 音を安定して演奏することは非常に難しい。例えば、指をスイッチから離して圧 力ゼロ(after touch=0)で止音、スイッチに触れた後は、押圧力に応じて最 小値(after touch=1)から最大値(after touch=127)まで変化する出力 を音量に対応させると、最小値(after touch=1)と圧力ゼロ(after touch= 0)との間で値がふらつき、音が出たり途切れたりして聞苦しくなる。
【0012】 このような不具合を解消するために、図2に示すように、入力装置の各押圧ボ タン型のスイッチ6を接触センサー7と感圧センサー8との組合せにより構成す る。接触センサー7は、指が触れるとこれを高感度で検出するセンサーであり、 例えば、LC発振器のコンデンサー部を用いて、この部分に指が触れると容量が 変化し発振周波数が急激に変化することを利用した静電容量検出型センサーによ り構成される。あるいは、非常に微弱な力で機械的に接触離間するスイッチの構 成としてもよい。感圧センサー8は押圧されると圧力に応じて検出出力を発する 。感圧センサー8としては、例えばピエゾ素子が用いられる。また例えば歪ゲー ジを用いてもよい。このような感圧センサー8上に接触センサー7を設け、指が 接触センサーに触れてこれを検出した後さらに所定の量だけ押込まれると感圧セ ンサーが押圧されるようにスイッチ6を構成する。
【0013】 このような接触センサーと感圧センサーとからなるスイッチ6の構成例を図3 (A)、(B)に示す。(A)の例では、フレーム12内に、オンオフ用の軽い クリック感付きの接触センサー13と押圧力を検出する感圧センサー14とから なるスイッチ6が埋設される。(B)の例では、導体からなるフレーム12内に 、導体からなるオンオフ用の接触センサー13が設けられ、その下部に感圧セン サー14が設けられる。接触センサー13はスプリング16により常に上方に付 勢され、フレーム12と接触してスイッチ6をオンにする。接触センサー13を 指で軽く押すことによりフレーム12との接触が離れ、スイッチ6がオフになる 。スプリング16に抗してさらに接触センサー13を押すことにより、感圧セン サー14が作動して押圧量に応じた出力信号を発する。15は絶縁体である。
【0014】 このような接触センサーと感圧センサーとからなる複合構造のスイッチ6にお いて、接触センサー7、13のオン、オフを制御システム9を介して発音、止音 信号として用い、接触センサーがオンのときには常に発音状態とし、オフになる と止音させるように構成する。さらにスイッチ6が押込まれて感圧センサー8、 14が動作すると、押込み圧力に応じて圧力の検出信号を発する。この圧力検出 信号により制御システム9を介して音量を制御する。このときもし感圧センサー 8、14に対する押圧力が弱く不安定であってafter touch=1近辺でふらつい たとしても、接触センサー7、13が常に発音状態を維持するため、音源回路1 0に対し最弱音を安定して作成させこれをサウンドシステム11を介して発音さ せることができる。
【0015】 なお、このような複合スイッチは入力装置の握り部前面に設けたスイッチ6だ けでなく親指で操作するスイッチ4に対しても適用できる。
【0016】 さらに、このような複合スイッチは、吹奏型の電子楽器に対しても適用できる 。この場合には、マウスピースに口が触れるとまず接触センサーがこれを検知し て発音信号を発生し、その後息を吹込むとその息圧を感圧センサーが検出して息 圧に応じた音量信号を発生するように構成することができる。
【0017】 また、指の接触や押圧力を検出するセンサーあるいは口の接触や息圧を検出す るセンサーだけでなく、グリップスイッチ等を手で握るときの握り圧センサーや フットスイッチ等の踏圧センサーに対しても適用できる。
【0018】 また、このような複合スイッチを用いて制御する音源パラメータは音量に限ら ず、音高や音色その他の楽音を制御することができる。この場合、鍵盤操作と異 なり指の位置を変位させることなく一定の位置でパラメータ制御ができる。
【0019】 なお、親指圧力を受ける突出支持部は、例えば小指付根で受けるように構成し てもよい。このように構成すると、人差し指、中指、薬指の動きが自由になると いう効果を奏する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る電子楽器の入力装置においては、親指の 押圧力を人差し指の親指側の付け根で受けるように構成しているため、親指以外 の指の動きが自由になり、迅速なキーオン、キーオフ操作や楽音制御操作が可能 になる。また、親指の押圧力や親指を離したときのグリップ本体の重さを人差し 指の親指側の付け根という一定の位置で受け止めるため、親指の押圧力あるいは その他の指の押圧力を常に一定の押圧感覚で安定してかつ微妙に制御可能になる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る電子楽器の入力装置の斜視図
であり、(A)は背面側、(B)は正面側を示す。
【図2】 この考案の入力装置で用いるスイッチの好ま
しい例の制御ブロック図である。
【図3】 (A)(B)はそれぞれこの考案の入力装置
で用いるスイッチの好ましい各別の例の断面図である。
【符号の説明】
1 グリップ本体;2 頭部;3 握り部;4、6 ス
イッチ;5 支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップ本体の頭部に設けた親指で操作
    するための入力スイッチ手段と、 親指の押圧力を人差し指の親指側の付け根で受けるため
    の前記グリップ本体の手前側の側面に突出する支持部
    と、 親指以外の指で操作する入力スイッチ手段と、 からなる電子楽器の入力装置。
JP1992033147U 1992-05-20 1992-05-20 電子楽器の入力装置 Expired - Lifetime JP2589910Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992033147U JP2589910Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 電子楽器の入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992033147U JP2589910Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 電子楽器の入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0590591U true JPH0590591U (ja) 1993-12-10
JP2589910Y2 JP2589910Y2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=12378473

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