JPH0588858U - 溶接ビード部の自動研磨装置 - Google Patents

溶接ビード部の自動研磨装置

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JPH0588858U
JPH0588858U JP3094792U JP3094792U JPH0588858U JP H0588858 U JPH0588858 U JP H0588858U JP 3094792 U JP3094792 U JP 3094792U JP 3094792 U JP3094792 U JP 3094792U JP H0588858 U JPH0588858 U JP H0588858U
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JP
Japan
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grindstone
welding bead
guide plate
polishing tool
cylinder
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Pending
Application number
JP3094792U
Other languages
English (en)
Inventor
秀和 乾
良行 奥西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0588858U publication Critical patent/JPH0588858U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転研磨具の無研削走行の回避と寿命増加が
図れる溶接ビード部の自動研磨装置を提供する。 【構成】 砥石1の回転数を検出するために主軸27の
外周に設けられたマグネット8及びベアリングケース3
の内周に設けられたホールI.C.7と、この回転数信
号により砥石1の溶接ビード19への押付け圧を可変制
御するように組み立てられたヘッド押付けシリンダ17
と、前記砥石1を縦送りするためのガイドプレート11
と、該ガイドプレート11と接続して前記砥石1を一定
量往復動させるヘッド摺動シリンダ9とを備え、砥石1
の外周全体の使用を可能とするとともに溶接ビード19
の凹凸に追従して研削することを可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、原子力発電所のキャビティ,燃料ピット等のSUSライニング壁の 溶接ビード部を対象とした自動研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の溶接ビード部の研磨装置の構成を図3に示す。 図3に示すように、壁面20の溶接線30と平行に敷設されたレール31上を ガイドローラ32に案内されて走行する走行台車14には、砥石1及びこの砥石 1を駆動する砥石駆動用モータ2が配置されており、溶接線30の溶接ビード部 19に対する砥石1の切込み量は、予め装置側を基準として設定されている。な お、図中23は走行駆動部である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の研磨装置においては、溶接ビード部の状況に拘らず溶接線上 を研削していく方式であり、砥石の溶接ビード部に対する切込み量を調整する手 段や砥石をその回転軸に対して平行に移動する(以下、縦送りと称す)手段を具 備していないため、下記のような欠点がある。
【0004】 (1)溶接ビード部が大きいと、研削抵抗が増大し、発熱等のために仕上面を傷 め易い。更に、研削抵抗が過大となると、砥石の回転が停止してしまったまま台 車が走行してしまうので、切込み量を再設定の上、同一箇所を再度研削し直さな くてはならない。
【0005】 (2)溶接ビード部が常に砥石の同じ箇所に接触することから、砥石の外周が幅 方向において著しく不均一に摩耗する。このため、砥石の交換を頻繁に行わなく てはならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するための、本考案の構成は、溶接ビード部の研磨装置にお いて、回転研磨具の回転数を検出して電気的信号を発する検出器と、該検出器か らの信号により前記回転研磨具の溶接ビード部に対する押付け圧を可変制御する ように組み立てられたヘッド押付けシリンダと、前記回転研磨具を回転軸に対し て平行に移動させるためのガイドプレートと、該ガイドプレートと接続して前記 回転研磨具を一定量往復動させるヘッド摺動シリンダとを備えたことを特徴とす る。
【0007】 前記押付け圧を、例えば、回転研磨具の回転数が2000rpmを越えると2 kg/cm2 、1500〜2000rpmで1.5kg/cm2 、1500rp mを下回ると1.0kg/cm2 のように3段階に可変とすると好適である。
【0008】
【作用】
前記構成によれば、溶接ビード部の研削の際には、ヘッド摺動シリンダによっ て、回転研磨具が、ビート上を回転研磨具の回転軸に対して平行に往復移動しな がら、外周全体を使って溶接ビード部を研削走行する。
【0009】 また、溶接ビード部が大きくなり、研削抵抗が増大して回転研磨具の回転速度 が低下すると、検出器からの電気的信号により、ヘッド押付けシリンダの作動圧 が切換る。これにより、研削時の反力に応じて壁面に対し垂直方向に回転研磨具 が移動し、溶接ビード部の凹凸に追従しながら表面研削を行う。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は溶接ビード部の自動研磨装置の平面図で、図2はそのII−II線矢視 図である。
【0011】 図1に示すように、回転研磨具としての砥石1は主軸27を介して砥石駆動用 モータ2に連結されている。主軸27はベアリング26を介してベアリングケー ス3に支持され、主軸27の外周面にはマグネット8が埋込まれて砥石1の回転 に同期して回転するようになっている。また、ベアリングケース3側にはマグネ ット8に対向する位置にホールI.C.7が設置され、前記マグネット8とで砥 石1の回転数を検出し得るようになっている。
【0012】 前記ベアリングケース3の外周面には取付台4の一端が連結され、この取付台 の他端がガイドプレート11に、前記砥石1の回転軸と平行な方向に摺動(縦送 り)可能に取り付けられている。また、取付台4は、ガイドプレート11に設け た長穴12へ挿入したローラ13によりその摺動ストロークが機械的に制限され ている。
【0013】 前記ガイドプレート11に連結した第1シリンダ取付板10にはヘッド摺動シ リンダ9が固定され、当該シリンダ9のピストンロッド先端はシリンダ連結金具 21を介して取付台4に連結され、ヘッド摺動シリンダ9の作動により砥石1の 縦送り(オシレート)ができるようになっている。
【0014】 なお、このようなオシレート機構は、例えば、無負荷スタート(砥石回転)で その回転数が回転計(制御盤に取り付けられる)の所定レベル(これは任意に設 定可)に到達した時や走行が開始された時の入力信号で作動が開始される。また 、作動の切換えは、ヘッド摺動シリンダ9に組み込まれたオシレート両端のリミ ットスイッチからの信号により制御盤内の電磁弁が切換ることで行われる。さら に、オシレート速度は、エアー圧力及びヘッド摺動シリンダ9に取り付けたエア ースピードコントローラにより制御される。
【0015】 また、図2にも示すように、砥石1はベアリングケース3を介して取付台4に 連結され、取付台4の一端に設けた凸状突起28に嵌合する溝29を有したガイ ドプレート11に支持されて壁面20上の溶接ビード19に当接している。
【0016】 一方、走行台車14上に配置したガイドブラケット15には、ガイドプレート 11を搭載したスライドユニット5を滑動させるためのトラックレール6が固定 されるとともに、第2シリンダ取付板16を介してヘッド押付けシリンダ17が 下向きに連結固定され、当該シリンダ17のピストンロッド先端はレバー18を 介してガイドプレート11に接続されている。
【0017】 そして、ビード研削時の抵抗は試験により砥石1の回転数で管理できることか ら、前述したマグネット8及びホールI.C.7から発信される電気的信号を検 知し、制御盤により砥石1の回転数に応じて電磁弁(図示せず)の切換えを行う ことで、ヘッド押付けシリンダ17の作動圧を切換え、研削抵抗の増減に応じて 砥石1が溶接ビード19の凹凸に追従できるよう、走行台車14側のトラックレ ール6と砥石1側のスライドユニット5は連結されている。
【0018】 なお、このような押付け機構は、例えば、砥石1の回転数が所定レベルに到達 した時やオシレート機構が作動し始めた時の入力信号で作動が開始される。また 、押付け圧の切換えは、制御盤に組み込んだ回転計へ任意にセットされた回転数 (これは、可変可)で3段階に切換わるようにすると良い。さらに、押付け圧の 設定は、制御盤に組み込んだ複数のエアーレギュレータで各々任意に設定される (これも、可変可)。
【0019】 図1中22はカバー、23は走行駆動部、24は走行用ガイドローラ、25は オイルシールをそれぞれ示す。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、 1)従来方式に於いて往々にして発生した無研削走行を、研削抵抗の管理,押付 け圧を制御することで、解消し、迅速・確実な研削作業が行えるようにした。 2)回転研磨具に縦送り機能を付加することにより、研磨具外周の不均一な摩耗 を解消したことから、研磨具寿命を増加することとなり、砥石交換の回数の低減 を図ることができる。 これらの結果、作業能率の向上に伴ない省力化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る自動研磨装置の平面
図である。
【図2】図1のII−II線矢視図で、ヘッド押し付け
機構の側面図である。
【図3】従来の自動研磨装置を示す構造図である。
【符号の説明】
1 砥石 2 砥石駆動用モータ 3 ベアリングケース 4 取付台 5 スライドユニット 6 トラックレール 7 ホールI.C. 8 マグネット 9 ヘッド摺動シリンダ 10 第1シリンダ取付板 11 ガイドプレート 12 長穴 13 ローラ 14 走行台車 15 ガイドブラケット 16 第2シリンダ取付板 17 ヘッド押付けシリンダ 18 レバー 19 溶接ビード 20 壁面 21 シリンダ連結金具 22 カバー 23 走行駆動部 24 走行用ガイドローラ 25 オイルシール 26 ベアリング 27 主軸 28 凸状突起 29 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ビード部の研磨装置において、回転
    研磨具の回転数を検出して電気的信号を発する検出器
    と、該検出器からの信号により前記回転研磨具の溶接ビ
    ード部に対する押付け圧を可変制御するように組み立て
    られたヘッド押付けシリンダと、前記回転研磨具を回転
    軸に対して平行に移動させるためのガイドプレートと、
    該ガイドプレートと接続して前記回転研磨具を一定量往
    復動させるヘッド摺動シリンダとを備えたことを特徴と
    する溶接ビード部の自動研磨装置。
JP3094792U 1992-05-12 1992-05-12 溶接ビード部の自動研磨装置 Pending JPH0588858U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0871905A (ja) * 1994-08-31 1996-03-19 Amitec Corp 倣い両側面ベルトサンダー
KR101359648B1 (ko) * 2012-04-13 2014-02-06 삼성중공업 주식회사 용접부 가공 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5959344A (ja) * 1982-09-27 1984-04-05 Hitachi Ltd ビ−ド高さ一定研削仕上げ方法
JPS645761A (en) * 1987-06-30 1989-01-10 Aichi Steel Works Ltd Grinding device for weld bead
JPH03234455A (ja) * 1990-02-08 1991-10-18 Aichi Steel Works Ltd 帯鋼溶接部のビード研削装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980120