JPH0588141U - 通信ケーブル用プーリングアイ - Google Patents

通信ケーブル用プーリングアイ

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Publication number
JPH0588141U
JPH0588141U JP2758292U JP2758292U JPH0588141U JP H0588141 U JPH0588141 U JP H0588141U JP 2758292 U JP2758292 U JP 2758292U JP 2758292 U JP2758292 U JP 2758292U JP H0588141 U JPH0588141 U JP H0588141U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
core wire
ring
communication cable
reduced diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2758292U
Other languages
English (en)
Inventor
有一 青木
二郎 角田
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
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Publication of JPH0588141U publication Critical patent/JPH0588141U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信ケーブル用のプーリングアイにおいて、
心線締付け長さを長くし、引抜き強度の増大および安定
性の向上を図る。 【構成】 プラグ3のテーパー状の外周面上に配置され
た外層心線4の外側に、先端面の周端部に環状の縮径部
17が形成されたテーパーリング5が被嵌されている。
また、このようなテーパーリング5の先端面には、周端
部が内側に折曲されたワッシャ6が当接されており、そ
の折曲部18はテーパーリング5の縮径部17に嵌合さ
れている。そして、これらテーパーリング5とワッシャ
6との当接面間に挟まれた外層心線4が、六角ナット7
の締め付けにより締付け保持されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通信ケーブル用プーリングアイの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、管路布設などの際の引入れのために、通信ケーブルの端部にプーリ ングアイを取り付けることが行われている。このようなプーリングアイの構造を 以下に示す。すなわち、プーリングアイの取付け構造においては、図3に示すよ うに、切断された通信ケーブル内層心線1の端部が、ボルト2の一端に固着され たプラグ3に挿入されており、このプラグ3のテーパー状の外周面には、円周方 向に均等に広げられた外層心線4が長さ方向に沿って配置されている。そして、 このように周設された外層心線4の外側には、テーパー状の内周面を有するテー パーリング5が被せられ、内側に外層心線4を保持した状態でプラグ3の上に嵌 着されている。また、ボルト2にはワッシャ6と六角ナット7とが順に挿嵌乃至 螺着されており、六角ナット7を締付けることにより、ワッシャ6を前記したテ ーパーリング5の先端面に押圧圧接し、この締付け圧接力と摩擦力により、ワッ シャ6とテーパーリング5との間に外層心線4の先端部を挟持するように構成さ れている。さらに、ケーブルシース8の外側にはキャップ9が被嵌されており、 このキャップ9の先端部は、ボルト2に取付けられたブッシング10にろう付け 11されている。なおここで、ケーブルシース8とキャップ9との間隙が大きい 場合には、できるだけ間隙を少なくするように、シース上に自己融着性テープ等 の巻回層が設けられる。またさらに、ボルト2の先端にはアイナット12が螺着 され、さらに割りピン13が挿入されている。なお、図中符号14は、ブッシン グ10を締付け固定する六角ナットを示し、15はキャップ9のろう付け11部 を気密に封止するガスケットを示す。また、符号16はブレスリングを示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造のプーリングアイにおいては、図4に拡大して 示すように、六角ナット7の締付けによりテーパーリング5とワッシャ6との間 に外層心線4の先端部を締付け挟持しているが、ワッシャ6が単なる円板状であ るため、ワッシャ6とテーパーリング5とが当接する部分の面積が狭く、各外層 心線4はこのような狭い当接部において点に近い極めて短い部分だけが締付け保 持される。したがって、ケーブルの引抜き強度(引張り強度)が十分でないばか りでなく、ばらつきが大きく不安定であった。
【0004】 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、心線締付け長さが 長く、したがって引抜き強度が大きく安定化された通信ケーブル用のプーリング アイを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の通信ケーブル用プーリングアイは、先端にアイナットが取着された支 持ボルトと、前記ボルトの他端に固着され、通信ケーブルの内層心線の端部が挿 着されたプラグと、前記プラグの外周に長さ方向に沿って配置された外層心線の 外側に被嵌されたリングと、前記ボルトに挿嵌され前記リングの先端面に当接さ れたワッシャと、前記ワッシャを前記リングの先端面に押圧圧接する押圧圧接手 段とを備え、前記ワッシャと前記リングとの当接部に前記外層心線の端部を挟持 してなる通信ケーブル用プーリングアイにおいて、前記ワッシャの周端部を内側 に折曲して折曲部を形成するとともに、前記リングの先端部に縮径部を形成し、 前記ワッシャの折曲部と前記リングの縮径部とで前記外層心線を挟持してなるこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案の通信ケーブル用プーリングアイにおいては、押圧圧接手段の押圧締付 けにより、外層心線の先端部を挟持するリングとワッシャとの当接部において、 ワッシャの周端部が内側に折曲されるとともに、リングの先端部に縮径部が設け られており、ワッシャの折曲部とリングの縮径部で外層心線を挟持する。そのた め、外層心線の締付け挟持される部分の長さが長くなり、したがって引抜き強度 が増大するうえに安定性が向上する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の通信ケーブル用プーリングアイの一実施例の要部を拡大して 示す縦断面図である。図1において、図示した部分以外の部分は図3と同様に構 成されている。
【0008】 実施例においては、プラグ3のテーパー状の外周面上に長さ方向に沿って配置 された外層心線4の外側に、先端面の周端部に環状の縮径部17が形成されたテ ーパーリング5が被嵌されている。また、このようなテーパーリング5の先端面 には、周端部が内側に折曲されたワッシャ6が当接されており、その折曲部18 はテーパーリング5の縮径部17に嵌合されている。そして、これらテーパーリ ング5とワッシャ6との当接面には、外層心線4の先端部が屈曲された状態で挟 持されている。さらに、ボルト2にはワッシャ6に隣接して六角ナット7が螺着 されており、六角ナット7を締付けることにより、ワッシャ6の内側主面がテー パーリング5の先端面に押圧圧接されるように構成されている。
【0009】 このように構成された実施例の通信ケーブル用プーリングアイにおいては、ワ ッシャ6の周端部が内側に折曲された形状を有するとともに、テーパーリング5 の先端面の周端部に環状の縮径部17が形成され、この縮径部17に前記したワ ッシャの折曲部18が嵌合されている。こうして、六角ナット7の締付けにより 外層心線4の先端部を挟持するテーパーリング5とワッシャ6との当接部の接触 面積が増大されており、外層心線4の締付け挟持される部分の長さが長くなって いるので、ケーブルの引抜き強度が大幅に向上され安定化されている。
【0010】 なお本考案においては、図2に示すように、テーパーリング5の内周面とこれ が被嵌されるプラグ3の外周面に、例えばあや目ルーレット加工などにより細か い砂目状の粗面部19をそれぞれ一面に形成し、引抜き強度と安定性をいっそう 向上させることができる。すなわち、テーパーリング5の内周面とプラグ3の外 周面との間には、外層心線4の中間部が保持されるので、これらの面にそれぞれ 砂目加工を行い界面間の摩擦力を増大させることにより、引抜き強度をより向上 させかつ安定化を図ることができる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の通信ケーブル用プーリングアイは、ワッシャの折 曲部とリングの縮径部で外層心線を挟持することができるので、外層心線の締付 け挟持される部分の長さが長くなり、従来のプーリングアイに比べてケーブルの 引抜き強度が増大され、かつ引入れの際の安定性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の通信ケーブル用プーリングアイの一実
施例の要部を拡大して示す縦断面図。
【図2】本考案の別の実施例の要部を示す斜視図。
【図3】従来の通信ケーブル用プーリングアイの構造を
示す縦断面図。
【図4】従来のプーリングアイの要部を拡大して示す縦
断面図。
【符号の説明】
1…内層心線、2…アイボルト、3…プラグ、4…外層
心線、5…テーパーリング、6…ワッシャ、7,14…
六角ナット、8…ケーブルシース、9…キャップ、10
…ブッシング、11…ろう付け、12…アイナット、1
3…割りピン、15…ガスケット、16…ブレスリン
グ、17…環状の凹部、18…折曲部、19…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にアイナットが取着された支持ボル
    トと、前記ボルトの他端に固着され、通信ケーブルの内
    層心線の端部が挿着されたプラグと、前記プラグの外周
    に長さ方向に沿って配置された外層心線の外側に被嵌さ
    れたリングと、前記ボルトに挿嵌され前記リングの先端
    面に当接されたワッシャと、前記ワッシャを前記リング
    の先端面に押圧圧接する押圧圧接手段とを備え、前記ワ
    ッシャと前記リングとの当接部に前記外層心線の端部を
    挟持してなる通信ケーブル用プーリングアイにおいて、 前記ワッシャの周端部を内側に折曲して折曲部を形成す
    るとともに、前記リングの先端部に縮径部を形成し、前
    記ワッシャの折曲部と前記リングの縮径部とで前記外層
    心線を挟持してなることを特徴とする通信ケーブル用プ
    ーリングアイ。
JP2758292U 1992-04-27 1992-04-27 通信ケーブル用プーリングアイ Pending JPH0588141U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2758292U JPH0588141U (ja) 1992-04-27 1992-04-27 通信ケーブル用プーリングアイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2758292U JPH0588141U (ja) 1992-04-27 1992-04-27 通信ケーブル用プーリングアイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588141U true JPH0588141U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12224963

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2758292U Pending JPH0588141U (ja) 1992-04-27 1992-04-27 通信ケーブル用プーリングアイ

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JP (1) JPH0588141U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170017555A (ko) * 2015-08-07 2017-02-15 엘에스전선 주식회사 해저케이블용 풀링아이의 설치방법 및 상기 풀링아이를 구비한 해저케이블

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