JPH0586216A - 多孔性プラスチツクフイルムの製造方法 - Google Patents
多孔性プラスチツクフイルムの製造方法Info
- Publication number
- JPH0586216A JPH0586216A JP27491791A JP27491791A JPH0586216A JP H0586216 A JPH0586216 A JP H0586216A JP 27491791 A JP27491791 A JP 27491791A JP 27491791 A JP27491791 A JP 27491791A JP H0586216 A JPH0586216 A JP H0586216A
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- Japan
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- film
- plastic film
- electrode
- embossing roll
- discharge treatment
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Abstract
(57)【要約】
【構成】プラスチックフィルムを、表面に凹凸を有する
エンボスロ−ルからなる一の電極3に当接し、該一の電
極3と他方の電極4間にて前記プラスチックフィルムに
放電処理を施し、当該プラスチックフィルムのエンボス
ロ−ル3の凸部に当接した部分に開孔を形成する多孔性
プラスチックフィルムの製造方法。 【効果】フィルム本来の風合を損なうことなく、透湿性
を付与することができ、孔の大きさ、形状あるいはその
配置状態を正確にコントロ−ルすることができ、生産性
に優れているとともに、高価な装置を必要としないよう
な、多孔性プラスチックフィルムの製造方法を提供する
ことができる。
エンボスロ−ルからなる一の電極3に当接し、該一の電
極3と他方の電極4間にて前記プラスチックフィルムに
放電処理を施し、当該プラスチックフィルムのエンボス
ロ−ル3の凸部に当接した部分に開孔を形成する多孔性
プラスチックフィルムの製造方法。 【効果】フィルム本来の風合を損なうことなく、透湿性
を付与することができ、孔の大きさ、形状あるいはその
配置状態を正確にコントロ−ルすることができ、生産性
に優れているとともに、高価な装置を必要としないよう
な、多孔性プラスチックフィルムの製造方法を提供する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔性プラスチックフ
ィルムの製造方法に関し、特に透湿性を必要とする衣
料、衛生用品あるいはメディカル用品等に利用できる有
孔合成樹脂フィルムの製造方法に関する。
ィルムの製造方法に関し、特に透湿性を必要とする衣
料、衛生用品あるいはメディカル用品等に利用できる有
孔合成樹脂フィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムに通気性を付与し
たり、あるいはプラスチックフィルムを通過する気体に
方向を付与したりすることが、求められる場合がある。
たとえば農作業用手袋、台所用手袋、サポ−タ、指サッ
ク、通気性粘着テ−プなどを形成するプラスチックフィ
ルムは、通気性を有することが望まれている。プラスチ
ックフィルムに通気性を付与するためには、プラスチッ
クフィルムに細孔を多数形成すればよいことが知られて
おり、プラスチックフィルムに細孔を形成するための方
法も従来多数提案されている。たとえば、一つの方法と
して、プラスチック中に充填剤を配合して延伸成形する
方法がある。すなわち、例えば、ポリオレフィン樹脂に
無機充填剤を混練し、押出成形してフィルム状とした
後、一軸あるいは二軸の延伸加工を施す事により、透湿
性を有する多孔性フィルムを製造する方法が、特開昭6
1−144331号公報、特開昭62−253635号
公報等に開示されている。また、上記同様無機充填剤を
混練後、フィルム状に製膜、延伸した後、コロナ処理を
施すことにより透湿性を有する多孔性フィルムを製造す
る方法が、特公平3−31737号公報に開示されてい
る。他の方法として、通常のプラスチックフィルムに直
接コロナ放電処理を施す方法やプラスチックフィルムに
針付きロ−ルなどを用いて機械的に穿孔する方法やプラ
スチックフィルムにレ−ザ−を照射する方法などが知ら
れている。
たり、あるいはプラスチックフィルムを通過する気体に
方向を付与したりすることが、求められる場合がある。
たとえば農作業用手袋、台所用手袋、サポ−タ、指サッ
ク、通気性粘着テ−プなどを形成するプラスチックフィ
ルムは、通気性を有することが望まれている。プラスチ
ックフィルムに通気性を付与するためには、プラスチッ
クフィルムに細孔を多数形成すればよいことが知られて
おり、プラスチックフィルムに細孔を形成するための方
法も従来多数提案されている。たとえば、一つの方法と
して、プラスチック中に充填剤を配合して延伸成形する
方法がある。すなわち、例えば、ポリオレフィン樹脂に
無機充填剤を混練し、押出成形してフィルム状とした
後、一軸あるいは二軸の延伸加工を施す事により、透湿
性を有する多孔性フィルムを製造する方法が、特開昭6
1−144331号公報、特開昭62−253635号
公報等に開示されている。また、上記同様無機充填剤を
混練後、フィルム状に製膜、延伸した後、コロナ処理を
施すことにより透湿性を有する多孔性フィルムを製造す
る方法が、特公平3−31737号公報に開示されてい
る。他の方法として、通常のプラスチックフィルムに直
接コロナ放電処理を施す方法やプラスチックフィルムに
針付きロ−ルなどを用いて機械的に穿孔する方法やプラ
スチックフィルムにレ−ザ−を照射する方法などが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、無機充填剤
を添加し延伸した多孔フィルムは、その孔径のコントロ
−ルが困難であるがために、安定した多孔性フィルムの
製造が行えないという問題がある。また、無機充填剤を
混練することにより、フィルムの物性(強度、伸度、硬
度、透明性等々)が変化するという問題点もある。通常
のプラスチックフィルムに直接コロナ放電処理を施す方
法でも、形成される孔の大きさあるいは形状を正確にコ
ントロ−ルすることができないという問題点がある。ま
た、プラスチックフィルムに機械的に穿孔する方法ある
いはレ−ザ−を照射する方法では、やはり、形成される
孔の大きさあるいは形状を正確にコントロ−ルすること
はできず、しかも、装置自体も高価であり、かつ、生産
性が悪いという問題点があった。本発明は、上記のよう
な従来技術に伴う問題点を一挙に解決しようとするもの
であって、フィルム本来の風合を損なうことなく、透湿
性を付与することができ、プラスチックフィルムに形成
される孔の大きさ、形状あるいはその配置状態を正確に
コントロ−ルすることができ、しかも生産性に優れてい
るとともに高価な装置を必要としないような、多孔性プ
ラスチックフィルムの製造方法を提供することを目的と
している。
を添加し延伸した多孔フィルムは、その孔径のコントロ
−ルが困難であるがために、安定した多孔性フィルムの
製造が行えないという問題がある。また、無機充填剤を
混練することにより、フィルムの物性(強度、伸度、硬
度、透明性等々)が変化するという問題点もある。通常
のプラスチックフィルムに直接コロナ放電処理を施す方
法でも、形成される孔の大きさあるいは形状を正確にコ
ントロ−ルすることができないという問題点がある。ま
た、プラスチックフィルムに機械的に穿孔する方法ある
いはレ−ザ−を照射する方法では、やはり、形成される
孔の大きさあるいは形状を正確にコントロ−ルすること
はできず、しかも、装置自体も高価であり、かつ、生産
性が悪いという問題点があった。本発明は、上記のよう
な従来技術に伴う問題点を一挙に解決しようとするもの
であって、フィルム本来の風合を損なうことなく、透湿
性を付与することができ、プラスチックフィルムに形成
される孔の大きさ、形状あるいはその配置状態を正確に
コントロ−ルすることができ、しかも生産性に優れてい
るとともに高価な装置を必要としないような、多孔性プ
ラスチックフィルムの製造方法を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
フィルムを、表面に凹凸を有するエンボスロ−ルからな
る一の電極に当接し、該一の電極と他方の電極間にて前
記プラスチックフィルムに放電処理を施し、当該プラス
チックフィルムのエンボスロ−ルの凸部に当接した部分
に開孔を形成することを特徴とする多孔性プラスチック
フィルムの製造方法に係るものである。
フィルムを、表面に凹凸を有するエンボスロ−ルからな
る一の電極に当接し、該一の電極と他方の電極間にて前
記プラスチックフィルムに放電処理を施し、当該プラス
チックフィルムのエンボスロ−ルの凸部に当接した部分
に開孔を形成することを特徴とする多孔性プラスチック
フィルムの製造方法に係るものである。
【0005】以下本発明による多孔性プラスチックフィ
ルムの製造方法について具体的に説明する。本発明にお
けるプラスチックフィルムとしては、ポリオレフィン、
熱可塑性エラストマ−組成物、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−ビニルアルコ−ル共重合体等の周知の熱可塑性
樹脂からなるものがあげられる。これらの中では、ポリ
オレフィン、熱可塑性エラストマ−組成物、ポリエステ
ル等からなるフィルムが好ましい。上記熱可塑性エラス
トマ−組成物からなるフィルムとしては、エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)30〜70
重量%と、ェチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
(メルトインデックス0.2〜25g/10分、酢酸ビ
ニル含有量5〜30重量%)70〜30重量%とからな
る組成物、あるいはこの組成物100重量部にポリエチ
レンを30重量部迄配合した組成物を空冷インフレ−シ
ョン法により120〜160℃の樹脂温度でブロ−比2
〜5で成形したものが好ましい。本発明に使用されるプ
ラスチックフィルムは、その膜厚が10〜100μm、
好ましくは20〜60μm程度であることが望ましい。
ルムの製造方法について具体的に説明する。本発明にお
けるプラスチックフィルムとしては、ポリオレフィン、
熱可塑性エラストマ−組成物、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−ビニルアルコ−ル共重合体等の周知の熱可塑性
樹脂からなるものがあげられる。これらの中では、ポリ
オレフィン、熱可塑性エラストマ−組成物、ポリエステ
ル等からなるフィルムが好ましい。上記熱可塑性エラス
トマ−組成物からなるフィルムとしては、エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)30〜70
重量%と、ェチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
(メルトインデックス0.2〜25g/10分、酢酸ビ
ニル含有量5〜30重量%)70〜30重量%とからな
る組成物、あるいはこの組成物100重量部にポリエチ
レンを30重量部迄配合した組成物を空冷インフレ−シ
ョン法により120〜160℃の樹脂温度でブロ−比2
〜5で成形したものが好ましい。本発明に使用されるプ
ラスチックフィルムは、その膜厚が10〜100μm、
好ましくは20〜60μm程度であることが望ましい。
【0006】本発明では、上記したプラスチックフィル
ムを、表面に凹凸を有するエンボスロ−ルの表面に当接
する。当該エンボスロ−ルには、例えば、表面がメッシ
ュ状の凹凸をもった絶縁性エンボスロ−ルが使用され
る。当該プラスチックフィルムに放電処理を施すのであ
るが、当該放電処理において、前記エンボスロ−ルが一
の電極となる。他方の電極を置き、当該一の電極と他方
の電極間にて、前記プラスチックフィルムに放電処理を
施す。この時に、エンボスロ−ルの凸部に電荷が集中
し、凸部に接している当該プラスチックフィルムの部位
に、開孔が形成される。従って、当該凸部数及び電圧を
コントロ−ルすることにより、透湿度や孔径を適宜選択
することができる。例えば、好ましい範囲である透湿度
500〜7000gr/m2 ・日、孔径が数μm〜数1
00μmの範囲で任意に連続穿孔処理することができ
る。
ムを、表面に凹凸を有するエンボスロ−ルの表面に当接
する。当該エンボスロ−ルには、例えば、表面がメッシ
ュ状の凹凸をもった絶縁性エンボスロ−ルが使用され
る。当該プラスチックフィルムに放電処理を施すのであ
るが、当該放電処理において、前記エンボスロ−ルが一
の電極となる。他方の電極を置き、当該一の電極と他方
の電極間にて、前記プラスチックフィルムに放電処理を
施す。この時に、エンボスロ−ルの凸部に電荷が集中
し、凸部に接している当該プラスチックフィルムの部位
に、開孔が形成される。従って、当該凸部数及び電圧を
コントロ−ルすることにより、透湿度や孔径を適宜選択
することができる。例えば、好ましい範囲である透湿度
500〜7000gr/m2 ・日、孔径が数μm〜数1
00μmの範囲で任意に連続穿孔処理することができ
る。
【0007】図1は本発明の多孔性フィルムの製造工程
の一例概略説明図である。当該例において、フィルム繰
出部1より繰り出されたフィルム2は、表面に凹凸を持
つエンボスロ−ルを受けロ−ルとする電極3と、電極4
との間において、コロナ放電処理が施されると、エンボ
スロ−ル3の凸部に電荷が集中し、凸部に接している当
該プラスチックフィルム2の部位に、均一な貫通孔が穿
設され、フィルム巻取り部5にて巻取られる。この際
に、エンボスロ−ル3の表面凹凸密度を変えることによ
り単位面積当たりの孔の数を、また電極3,4間の電圧
を変えることにより孔の径をコントロ−ルする事ができ
る。また、凸部に方向性を与えれば、形成される細孔に
も方向性が与えられ、この細孔を通過する気体にも方向
性を与えることができる。もし必要であれば、エンボス
ロ−ル3の前あるいは巻取ロ−ル5でプラスチックフィ
ルムを巻取る前に、プラスチックフィルムに加熱ロ−ル
(図示せず)などにより加熱処理をプラスチックフィル
ムに施すこともできる。
の一例概略説明図である。当該例において、フィルム繰
出部1より繰り出されたフィルム2は、表面に凹凸を持
つエンボスロ−ルを受けロ−ルとする電極3と、電極4
との間において、コロナ放電処理が施されると、エンボ
スロ−ル3の凸部に電荷が集中し、凸部に接している当
該プラスチックフィルム2の部位に、均一な貫通孔が穿
設され、フィルム巻取り部5にて巻取られる。この際
に、エンボスロ−ル3の表面凹凸密度を変えることによ
り単位面積当たりの孔の数を、また電極3,4間の電圧
を変えることにより孔の径をコントロ−ルする事ができ
る。また、凸部に方向性を与えれば、形成される細孔に
も方向性が与えられ、この細孔を通過する気体にも方向
性を与えることができる。もし必要であれば、エンボス
ロ−ル3の前あるいは巻取ロ−ル5でプラスチックフィ
ルムを巻取る前に、プラスチックフィルムに加熱ロ−ル
(図示せず)などにより加熱処理をプラスチックフィル
ムに施すこともできる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例1.EPDM(ピスタロン3708、エクソン化
学(株)製)60重量%とEVA(DQDJ−326
9、日本ユニカ−(株)製)40重量%とからなる組成
物から空冷インフレ−ション法により製膜したフィルム
厚20μmのエラストマ−フィルムに、エンボス高さ5
0μm、エンボス密度150個/インチのロ−ルを用
い、図1に示すような装置で、2KVの電圧で放電処理
を施し穿孔した。得られたフィルムの孔径および透湿度
を測定した。結果を表1に示す。
学(株)製)60重量%とEVA(DQDJ−326
9、日本ユニカ−(株)製)40重量%とからなる組成
物から空冷インフレ−ション法により製膜したフィルム
厚20μmのエラストマ−フィルムに、エンボス高さ5
0μm、エンボス密度150個/インチのロ−ルを用
い、図1に示すような装置で、2KVの電圧で放電処理
を施し穿孔した。得られたフィルムの孔径および透湿度
を測定した。結果を表1に示す。
【0009】実施例2.実施例1で用いたフィルム厚2
0μmのエラストマ−フィルムに、エンボス高さ50μ
m、エンボス密度150個/インチのロ−ルを用い、1
KVの電圧で放電処理を施し穿孔した。得られたフィル
ムの孔径および透湿度を測定した。結果を表1に示す。
0μmのエラストマ−フィルムに、エンボス高さ50μ
m、エンボス密度150個/インチのロ−ルを用い、1
KVの電圧で放電処理を施し穿孔した。得られたフィル
ムの孔径および透湿度を測定した。結果を表1に示す。
【0010】実施例3.フィルム厚12μmのPETフ
ィルム(東レ社製商品名ルミナ−Sタイプ)に実施例1
と同条件で穿孔した。得られたフィルムの孔径および透
湿度を測定した。結果を第1表に示す。
ィルム(東レ社製商品名ルミナ−Sタイプ)に実施例1
と同条件で穿孔した。得られたフィルムの孔径および透
湿度を測定した。結果を第1表に示す。
【0011】実施例4.実施例3で用いたフィルム厚1
2μmのPETフィルムに実施例2と同条件で穿孔し
た。得られたフィルムの孔径および透湿度を測定した。
結果を表1に示す。
2μmのPETフィルムに実施例2と同条件で穿孔し
た。得られたフィルムの孔径および透湿度を測定した。
結果を表1に示す。
【0012】比較例1.穿孔処理を施していない実施例
1のエラストマ−フィルムを比較例1として、その透湿
度を表1に示す。
1のエラストマ−フィルムを比較例1として、その透湿
度を表1に示す。
【0013】比較例2.穿孔処理を施していない実施例
3のPETフィルムを比較例2として、その透湿度を表
1に示す。
3のPETフィルムを比較例2として、その透湿度を表
1に示す。
【0014】
【表1】 表1 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 比較例1 比較例2 フィルム厚 20 20 12 12 20 12(μm) 孔径 80 45 60 40 0 0 (μm) 透湿度 3400 2500 3000 2100 200 40 (gr/m2 ・day)
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、フィルム本来の風合を
損なうことなく、透湿性を付与することができ、プラス
チックフィルムに形成される孔の大きさ、形状あるいは
その配置状態を正確にコントロ−ルすることができ、し
かも生産性に優れているとともに高価な装置を必要とし
ないような、多孔性プラスチックフィルムの製造方法を
提供することができた。
損なうことなく、透湿性を付与することができ、プラス
チックフィルムに形成される孔の大きさ、形状あるいは
その配置状態を正確にコントロ−ルすることができ、し
かも生産性に優れているとともに高価な装置を必要とし
ないような、多孔性プラスチックフィルムの製造方法を
提供することができた。
【図1】本発明の製造工程の一例概略説明図である。
1・・・フィルム繰り出し部 2・・・プラスチックフィルム 3・・・エンボスロ−ル電極 4・・・電極 5・・・フィルム巻き取り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 晴夫 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東 燃化学株式会社技術開発センタ−内
Claims (1)
- 【請求項1】プラスチックフィルムを、表面に凹凸を有
するエンボスロ−ルからなる一の電極に当接し、該一の
電極と他方の電極間にて前記プラスチックフィルムに放
電処理を施し、当該プラスチックフィルムのエンボスロ
−ルの凸部に当接した部分に開孔を形成することを特徴
とする多孔性プラスチックフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27491791A JPH0586216A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 多孔性プラスチツクフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27491791A JPH0586216A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 多孔性プラスチツクフイルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586216A true JPH0586216A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17548340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27491791A Pending JPH0586216A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 多孔性プラスチツクフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0586216A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005123555A1 (en) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | No.El S.R.L. | Method and appartus for winding up coreless and soft-core rolls of film materials |
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US10391736B2 (en) | 2013-06-11 | 2019-08-27 | Chen-Cheng Huang | Breathable and waterproof composite fabric and a method of making the same |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP27491791A patent/JPH0586216A/ja active Pending
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