JPH0585231B2 - - Google Patents

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JPH0585231B2
JPH0585231B2 JP1207084A JP20708489A JPH0585231B2 JP H0585231 B2 JPH0585231 B2 JP H0585231B2 JP 1207084 A JP1207084 A JP 1207084A JP 20708489 A JP20708489 A JP 20708489A JP H0585231 B2 JPH0585231 B2 JP H0585231B2
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plasma
tube
reactor
waste
plasmatron
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Donmerusudoruf Hansuururitsuhi
Kuntsue Roberuto
Uoorureebe Geruto
Heebetsukaa Deiitoritsuhi
Noatsuku Uerunaa
Donmerusudorufu Haintsu
Yaan Uorufugangu
Meruten Harutomuuto
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MASHIINEN UNTO ANRAAGENBAU GUR
Mashiinen Unto Anraagenbau Gurima Emu AG GmbH
Original Assignee
MASHIINEN UNTO ANRAAGENBAU GUR
Mashiinen Unto Anraagenbau Gurima Emu AG GmbH
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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
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    • B01J19/08Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor
    • B01J19/087Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electric or magnetic energy
    • B01J19/088Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electric or magnetic energy giving rise to electric discharges
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
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    • F23G5/085High-temperature heating means, e.g. plasma, for partly melting the waste
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F23G2204/00Supplementary heating arrangements
    • F23G2204/20Supplementary heating arrangements using electric energy
    • F23G2204/201Plasma
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G2209/00Specific waste
    • F23G2209/14Gaseous waste or fumes
    • F23G2209/142Halogen gases, e.g. silane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/30Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は固体、気体、流体又は糊状の有毒物
質又は有毒物質を含む任意の成分の廃棄物、特に
化学産業、マイクロエレクトロニクス産業及びそ
の他の産業分野で発生する塩素又はフツ素化合物
を、処理する方法およびそのために利用可能な反
応器に関するものである。
〔従来の技術および課題〕
化学的な物質変換工程、精選工程及び合成工程
の廃棄物は、現在世界の全ての工業国で大量に発
生している。これらの固体、流体又は糊状の廃棄
物の一部は、強い毒性があり、生理学的に直接影
響を及ぼし、又は発がん性物質を含有しており、
又は、遺伝子に作用し、又はその疑いがある物質
を含んでいる。それらには、他えば過塩化又はポ
リ塩化(ないし過フツ化又はポリフツ化)脂肪族
化合物又は芳香族化合物、ダイオキシン、フラン
及びフツ化物、硼化物、ポリ塩化ビフエニール等
がある。このような物質は、その危険性及び毒性
の他に、高度な化学的及び熱的な耐性を有してい
る場合が多く、廃棄物中に比較的低い濃度(ppm
ー範囲)で含まれている場合が多いが、これは決
してその危険性を軽減するものではなく、処理の
容易性を更に小さくするものであるに過ぎない。
そのうえ、一つの廃棄物中に複数の(数100にも
のぼることがある)有毒の物質が含まれているこ
ともあり得る。これらの廃棄物の代表的なもの
は、化学又は薬学産業の生産物の残滓及び、マイ
クロエレクトロニクス産業の回路(チツプ)の乾
式エツチングの際に発生する残滓である。
このような理由から、世界的に従来汚染物質を
処理するには、次の2つの方法しか実施されてい
なかつた。すなわち、 −直接的な堆積 −高温焼却 最初の方法では廃棄物は基本的に無害化され
ず、高いコストと特別の安全措置を講じて大気及
び地下水に影響を及ぼさない廃棄場所に堆積さ
れ、しかも常に監視されなければならず、最終的
には、いずれにせよ永久的な危険発生源となる。
高温焼却方式(例えばロータリキルン)は1000
℃の温度領域で動作し、次のような欠点を有して
いる。
1 達成可能な温度は、基本的に全ての有害物質
を無害化するほど十分ではなく、基本的にはそ
の量を低減し得るに過ぎない。
2 どのような焼却工程でも、燃焼段階には均一
ではない温度勾配が存在するもので、熱安定性
の高い有害物質(例えばポリ塩化芳香族化合
物)が、煙道ガス煙突の低温度領域を通つて大
気中に放出されてしまう。
3 炉内の特定の区域の数100℃の領域では、付
加的にダイオキシン及びフランが生成されるこ
とがある。その根拠は、特別のごみ焼却炉から
ダイオキシンが放出されていることが実証され
ていることである。
4 不燃性廃棄物を処理しようとする場合が問題
である。有機物質は廃棄物からガスに気化さ
れ、転換されないままの毒物が大気に放出され
る。
ロータリキルンシステムの別の欠点は、炉の出
入口からガスが制御されないままに拡散し、炉の
内部を汚染することである。
前述の両方の方法とも(堆積及び高温焼却)、
ガス状の廃棄物を無害化するには適していない。
このような種類の廃棄物用には、例えば、マイ
クロプロセツサを製造するための乾式エツチング
工程の有毒な排ガスを除去する分野において、吸
収又は吸着方式が導入されており、それによつて
排ガスから有機物の少なくとも一部は除去され、
大気への放出は軽減される。(日本特許出願公開
第58−122025号、第62−30525号、第62−136230
号、第59−109227号、第60−44025号)。
しかしこの方法の欠点は、次のようなものであ
る。すなわち、有毒物は除去されるのではなく、
再び濃度又はそれ以上の濃度の有毒物で汚染され
た固形又は流体の吸収物質が発生し、その対策と
しては公知の、前述した全ての欠点をともなつて
廃棄場に保管しておくしかない。
更に、有毒物質を除去するため、プラズマ熱分
解、及びプラズマ燃焼方式が公知である。アーク
プラズマ燃焼方式は、空気プラズマを利用して動
作する。施設は、アーク回転を保証するため、流
体及び固体廃棄物用のプラズマロータリキルンを
装備している。プラズマロータリキルン内では、
廃棄物に直接的なアーク放電作用が加えられる。
これは比較的高度な技術を必要とし、ある程度故
障を生じ易く、又、可動部を通つて有毒物が外部
に漏れる危険がある。更にアーク領域とその他の
炉室の間に大きい温度勾配が存在するので、比較
的温度の炉の領域では、有害物質が漏れ出す危険
が常に存在することが欠点である。
プラズマガスとして空気を使用すると、更に次
のような根本的な欠点がある。
1 効果がある高温領域、とくにアークプラズマ
の領域では、付加的に生成される有害物質とし
て発生する酸化窒素の形成がなされる。
2 プラズマガスとして空気を利用すると、化学
的に反応するプラズマ成分と化学的に不活性の
プラズマ成分としての比率は、わずか1:4で
ある。(酸化20%、窒素80%)。その結果、利用
される空気の主成分として窒素自体が、プラズ
マ状態下ではほとんど反応性成分として作用せ
ず、それが反応性原子として解離するプロセス
は5000K以上でしか始まらず、一方、システム
のエネルギー上の理由から、プラズマ温度は
3500Kを超えないものとされる。従つて投入さ
れた窒素全体は単に熱的に効果があるに過ぎな
い。このことに直接帰因するもう一つの欠点
は、設備の動作範囲内では窒素が解離しないの
で、極めて低減したエネルギー密度しか達成さ
れないことである。
3 この方法では、例えばマイクロエレクトロニ
クス産業の排出ガス内に発生する高度に塩化、
又はフツ化した、水素成分が少ない炭化水素の
転換にはとくに不適切である。何故ならば、生
産物から大量の塩素及びフツ素が分子の状態で
遊離され、そのものは結合されにくいからであ
る。(例:Hcl形態の水素)。
4 分離するためには、複雑に構成された毒素に
は原子遷移反応用の原子状水素状が不足してい
る。
プラズマ燃焼方式は、機械的な摩耗を緩和する
ための手段を講じた機械的な可動部(プラズマロ
ータリキルン、パツキン問題)により又、比較的
大きなスペースを要するので、マイクロエクトロ
ニクス産業のホワイト及びグレーゾーン内の高度
に清浄な条件に合致する要求基準を満たさない。
有毒廃棄物を処理するための別の方法として、
東独特許明細書第245941号に、流体及び気体の廃
棄物用にH2 -プラズマを用いたプラズマ熱分解を
実施する方法が開示されている。この方法には、
次のような技術的な欠点がある。
1 水素プラズマは、とくに安定したポリ塩化芳
香族化合物に対しては、化学的に十分な攻撃性
を備えていない。
2 水素プラズマによつて強く還元される大気
は、この方法の目的に悪影響を及ぼす。何故な
らば、基本的には廃棄物中の周縁が一定不変の
H及びCl原子及びH2乃至Hel内の該原子の安定
した結合を好適に遊離させるために原子遷移を
達成することは可能であるが、炭素基質を継続
的に破壊することはできないからである。すな
わち、高分子構造の安定した有害物質化合物は
保持されたままである。
3 この方法には冷却段階が必要である。水素プ
ラズマ内では、核が分解されていない原炭化水
素からの化学構造が異なる新たな有害物質の形
成が助長される。しかしこの方法では、有害廃
棄物内に含まれる炭素の安定した(無害の)結
合は保証されない。
4 プラズマ熱分解段階の強く還元される大気に
よつて、絶えず発生した有機生成物から、すす
(熱分解コークス)か形成される。その結果、
次のような欠点が生ずる。
4 1 一定の間隔で個々の工程段階の清掃を行
う必要があり、その際、沈積したすすで汚染
され、施設職員を危機にさらすことがある。
4 2 プラズマ熱分解段階で一旦原理的に形成
されたすすは、この方法に基づく冷却後の空
気及び酸素を用いた燃焼段階で問題を生ず
る。すなわち、異質のすすを流れ炉内で燃焼
させることは完全には実現不能であり、後続
の工程段階ないし大気中に汚染したすすの粒
子が漏れ出す恐れがある。
4 3 プラズマ熱分解段階は、爆発性混合物の
形成を防止するため、絶えず小さい過圧で動
作されなければならない。このため、すすは
確実に周囲に放出され、これは例えばタツプ
工場の清掃室領域では潰滅的な影響を及ぼ
す。
5 プラズマ熱分解段階は、熱分解反応の発生に
よつて吸熱特性を備えていることにより、プラ
ズマ放射の軸方向冷却が生ずる。その結果、後
続の燃焼段階の動作温度が低下する。プラズマ
熱分解段階の塩素から新たに塩化した炭化水素
もしくは炭化水素化合物が発生し、その安定性
が高いので最終的には除去することができな
い。
6 この方法は廃棄物の無機灰分(例えばシリコ
ン、バナジウム、硼素化合物)を置換するため
には適していない。何故ならば、プラズマ熱分
解段階でそこから有毒な有機金属化合物(例え
ばBH3)が発生するからである。
7 この方法での後続の燃焼段階には、多数の不
明確な化学化合物を同時に限定的に燃焼させな
ければならないという課題がある。
ドイツ公開特許公報第3427710号は、廃棄物の
プラズマ熱分解を直接アークにて行う装置を開示
している。この方法には、東独特許第245941号に
関する前述の記述が類似的に当てはまる。
更に家庭ごみの除去(焼却)方法が公知である
(ドイツ公開特許公報3605785号、ドイツ公開特許
公報3524316号)。
安定性が高い有毒物質を処理する際に、前述の
ような技術的な問題点があるので、化学及びマイ
クロエレクトロニクス産業ないし他の産業分野に
おける有毒物質は、現在はそのわずかな部分が従
来型の高熱燃焼設備で、前記の欠点を伴つて不完
全に焼却されるに過ぎず、大部分は特別なこみ堆
積場に運搬されて、最終的に貯蔵される。
そこで貯蔵される危険な廃棄物の量は世界的に
大幅に増大しているので、適切な廃棄場をみつけ
て、そこを開発することがますます困難になり
(とくに人口密度が高い地区)、且つ、このような
生成物が環境の水や空気に浸入する度合いが高ま
つている。
プラズマ反応炉は、プ放射の熱応力が高いこと
により実施されている工程にはかかわりなく常に
強い水冷が可能な装置を備えている。それによつ
て第1に、プラズマ処理工程を環境から遮閉する
ために反応炉の材料にスチール又は耐熱スチー
ル、銅、真ちゆう等を採用することが可能にな
る。反応炉に必要な冷却によつてプラズマ放射の
中心ゾーンと反応炉壁との間に部分的に強い径方
向温度勾配が形成される。それによつて、壁の近
傍にあるプラズマ放射中の廃棄物の一部の置換率
が著しく低いという欠点が生ずる。いくつかのプ
ラズマ化学的方法では(例えば天然ガスの熱分解
の場合)、このことは必ずしも根本的な不利益を
ともなわない。何故ならば、壁の近傍の反応炉ゾ
ーン内で変換されない天然ガスは循環系統によつ
て反応炉内に戻すことができるからである。しか
し、壁の冷却が必要なので、多かれ少なかれ、常
に効果の低下と変換の減少がともなう。更に、反
応炉に耐熱性ないし耐化学性材料、例えば熱分解
方式における黒鉛を備えた反応炉形式も公知であ
る。それによつて効果の度合いは抜本的に改善さ
れるが、次のような問題点が発生する。すなわ
ち、インレー(Inlay)と反応炉ジヤケツトの間
に必要な機械的連結及び高温に加熱した際に双方
の熱膨張率が異なることにより、機械的応力又は
相互作用が生じ(搬入、搬出過程による)、それ
によつてインレーと材料の疲労及び反応炉の損壊
の原因となる。
H2又は空気を用いたプラズマ熱分解又はプラ
ズマ燃焼による有毒廃棄物の一連のプラズマ化学
的処理方法が公知であるが(ドイツ公開特許公報
第3424710号、東独特許第245941号、ドイツ公開
特許公報第3605785号、東独特許第158128号)、そ
の対象は公知の構造の欠点を解消する反応炉の構
造ではない。公知のプラズマ燃焼システムは変換
される物質に対するアークの直接的な作用で動作
し、その際、アークゾーンの内と外の領域間の強
い温度勾配によつて、均一な変換を達成すること
ができない。その結果、後反応のために第2のプ
ラズマ反応炉を導入しなければならないという欠
点がともなう。
公知の反応炉構造は、全般的に冷却された壁の
近傍の領域から有毒物質が漏出し、ひいては後続
の処理段階又は環境を汚染さることがあるという
欠点を有している。にもかかわらず、高度な無害
化を達成するためには、2つのプラズマトロンを
それぞれプラズマ反応炉と直列に連結するという
欠点を負わなければならず、その場合でも装置及
びエネルギのコスト高を伴つて有害物が漏出する
危険は軽減されるが、完全になくなる訳ではな
い。更に、公知の反応構造の場合、熱応力の制御
と温度変化に対する耐性の問題が生ずる。
この発明の目的は、危険な廃棄物を含む有毒物
質、例えばダイオキシン、フラン、ポリ塩化ビフ
エニール、過塩化又はポリ塩化(ないし過フツ化
又はポリフツ化)脂肪族化合物又は芳香族化合
物、塩化シリコン、フツ化シリコン、シリコン又
は有機金属化合物、硼素化合物をとくに清潔且つ
個別的にではなく全体として処理し、無害で環境
になじむ生成物に変換することである。そのため
には、投入された物質を1つのプラズマ化学的段
階だけで、100%変換することを保証し、冷却し
た反応炉ゾーンから有害物質が漏出することを防
止し、高度な耐熱衝撃性及び耐熱性を有する反応
炉が必要である。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は本発明に基づいて、流体、固体、糊
状又は気体の有毒廃棄物が、直接水蒸気プラズマ
流れに導入される方法によつて達成される。それ
に続くプラズマ反応段階の継続時間は10-3秒又は
それ以上である。プラズマ反応段階に続く後反応
段階では、10-2秒又はそれ以上の時間にわたつて
プラズマ流は酸化媒体の作用にさらされる。その
際の温度は残余エンタルピを利用して、最高1500
℃である。それに引続いて、発生した生成ガスは
アルカリ性洗浄を受ける。酸化された冷却媒体
は、空気又は遊離酸素を含有する気体混合物でよ
い。アルカリ性洗浄の好適な実施形態では、生成
ガスは予備吸収器内でアルカリ液で予洗浄され、
100℃以下の温度に冷却され、且つ引き続いて充
填物質のカラムで後洗浄され、その際、冷却は周
囲温度にて行われる。気体、流体及び糊状の廃棄
物は好適には、直接水蒸気プラズマ流に導入さ
れ、一方、固形廃棄物は粒子の大きさが300μm以
下の微粒子に粉砕され、且つキヤリアーガスを用
いて水蒸気プラズマ流にあてられる。
この方法を実施するためには、フランジを介し
てプラズマトロンと連結された、本発明に基づく
プラズマ化学的な反応器が適している。
フランジは有毒廃棄物又はその他の物質を中央
にあるプラズマ放射管路に送るための径方向管路
を有している。プラズマ反応器内でフランジには
内部が混合室の役割を果たす円錐形の拡張リング
が連接されている。この拡張リングは高耐熱性材
料製の管が弛く取付けられ、その内室でプラズマ
反応段階が実施される。管と同軸に間隔を隔て
て、反応器の円管状ジヤケツトが設けられてい
る。このジヤケツトは、対称であるリングスリツ
トを管とジヤケツトとの間に確保する管に対する
スペーサーピンを備えている。外ジヤケツトはプ
ラズマトロン側を向いた下部に送り管を有してい
る。これは管よりも短いので、管は後反応段階に
突起している。この後反応段階は二重ジヤケツト
管によつて形成され、これは外ジヤケツトと等し
い内直径を有し、該ジヤケツトにフランジ状に取
付けられている。二重ジヤケツトは環状スリツト
形の冷却水管を囲み、且つ冷却剤用の送り管を有
している。
高耐熱性の管内にはこれと同軸に、長さが最大
でも管の半分であり、円錐形の拡張リング上に固
定されている。直径が管よりも小さい別の高耐熱
性の管か配設されることが合理的である。
本発明に基づく方法の動作態様は、水蒸気プラ
ズマが平均温度と対応する化学的平衡状態にあ
り、元来の水分子の大部分が例えば水素原子ない
しイオン及び電子ガス成分のような著しく反応的
な基に分解されることを特徴としている。とくに
塩化又はフツ化炭水化物(例えば6塩化ベンゾー
ル)は約1300℃まで安定しているので、最低1500
℃の温度が必要である。
水蒸気プラズマは、有害物との混合の後に熱的
及び化学的に有害物に作用し、そのことによつて
双方の成分の高度の変換度を伴う急速な反応が促
進される。その特徴は、3つの作用が前後して、
ないし同時に投入された有毒物に及ぼされること
である。
先ず、有毒物のうち多くの場合は比較的大きい
分子が熱作用、すなわち、水蒸気プラズマの高エ
ネルギ成分の衝突によつて小さな破片に分解され
る。次の重要な段階は、炭化水素化合物から成る
周縁が安定した塩素ないしフツ素原子がHClない
しHF形成のもとで化学的反応性の高い水素原子
によつて破砕される段階であり、前記水素原子は
所与の条件下では後の冷却で最終的に安定する比
較的安定した結合を呈している。水蒸気プラズマ
の作用メカニズムの第3段階では、残余の脱塩素
又は脱フツ素炭化水素化合物がとくに酸素含有
基、例えばHO2,OH,O又はO2の化学的作用に
よつて安定した明確な化合物CO及びH2に変換さ
れ、そこで炭素ないし水素成分は、高分子化合物
の再構成が不可能な状態で最終的に完全に安定し
て定着する。本発明の重要な特徴は従つて、H2
Oの蒸気プラズマ内にH−原子と酸素基とが並行
して発生することを利用して、2つの重要な目的
を同時に達成することにある。すなわち、 −炭化水素基をハロゲン原子から脱塩素又は脱
フツ素化し、且つ −炭化水素基を確定的に気化することである。
場合によつては、一次生成物に含まれているシ
リコン又は硼素化合物(例えばBH3)ないし有
機金属化合物は酸素化合物を介してその酸化物に
変換され、それによつて害のない化合物に転換さ
れる。時として廃棄物に含まれている硫黄は、
H2S又はSO2に変換される。このような処理過
程は、有害物質を投入する以前に付与された水蒸
気プラズマのエンタルピ及び有毒物の分子の大き
さに応じて、10-3秒の最短反応時間を要する。廃
棄物及び選択されたプラズマエンタルピの種類と
特性にとつて最適な反応時間の経過後、(HCl,
HF,CO,H2,H2S,SO2及びSiO2,B2O5等の
金属又は半金属酸化物及び、場合によつては一次
生成物に含まれている不活性成分(例えばN2
から成ることがあるプラズマ流は、引続いて酸化
媒体(例えば空気)を噴射することによつて冷却
され、その際、依然として存在する基は再結合
し、且つプラズマ流温度は(最高1500℃まで)低
下するので、プラズマの通常のガス状態への遷移
が達成される。同時に、ガスの残余エンタルピを
利用して、冷却ガスの酸素によるガス内の安定し
た燃料(CO,H2,H2S)の完全な、目的に沿つ
た酸化が行われる。この段階の後の生成ガスは
HCl,HF,CO2,H2O蒸気、及び場合によつて
はSO2ないし金属又は半金属酸化物又は酸化元素
及び場合によつてはN2を含んでいる。そこで
HCl,HF,SO2及びCO2成分の一部は、後続の
2段階式のアルカリ性洗浄によつて生成ガスから
除去され、CO2,H2O蒸気及び場合によつては
N2から成る完全に無害なガス混合物が環境に放
出される。本発明に基づく方法によつて、基本的
に100%の除毒が達成される。同様に、気体、流
体又は糊状の廃棄物及び固形の、微粒子に粉砕さ
れた有害物を除去することができる。
〔作用〕
プラズマ反応器の動作方法を、以下の技術的な
実施例に基づいて説明する。
従来の水冷プラズマ反応器は径方向の温度勾配
を有し、これは冷却した壁の近傍領域から有毒物
が漏出する原因となるが、本発明に基づくプラズ
マ化学的な反応炉のプラズマ反応段階は、反応器
の下部の送り管を介して送られる空気によつて冷
却される。それによつて、プラズマの中心温度が
中軸領域で約3000℃まで上昇することに伴い、プ
ラズマ反応段階の平均温度を上昇させることがで
き(例えば2500℃)、その際、高耐熱性管の内側
の壁温度は約2000℃に保たれ、この温度は確実に
周縁が安定したハロゲンの分解を保証するもので
ある。それによつて、主要なプラズマ反応ゾーン
を通る有毒物質の漏出はもはや不可能になり、送
り込まれた廃棄物に含まれる有毒物は完全に
CO2,H2及びHClに転換される。反応性プラズマ
又はプラズマ反応段階での反応後に後反応段階に
流れ、そこでリングスリツトからの加熱した冷却
空気との混合が行われる。そこで約1500℃までの
冷却が行われる。この温度は、プラズマ反応段階
でプラズマ化学的な気化により形成される安定性
の燃料H2,COがCO2及びH2Oに酸化されるのに
十分な高さである。このことは次のように達成さ
れる。すなわち、複数個の互いに一体化したゾー
ンを有する本発明に基づく反応器構造、とくにプ
ラズマ反応段階の冷却ゾーンとしてのリングスリ
ツトと後反応段階との連結によつて、送り管を介
して送り込まれる空気が一方では冷却手段とし
て、又、他方では加熱した酸化手段として多重に
活用され、それによつて酸化過程が問題なく遂行
できる。後反応段階では、安定性の燃料の酸化が
制御され、そこで発熱により、このゾーンの水冷
管路を介した水冷が実現される。
反応生成物CO2,H2O蒸気、HClはガス排出口
から排気される。
管が片側だけ弛く保持されていて、円錐形の拡
張リングにより自由に空間が膨張でき、又管に対
して遊隙をもつて配されたスペーサーピンの機能
によつて、高い熱負荷(2000℃まで)及び高い温
度変化応力にもかかわらず、熱及び機械多岐な応
力は発生せず、それによつて反応器の寿命が長く
なる。
更に、本発明に基づく反応器では、パツキンの
問題が生じない。何故ならば、リングスリツト内
での圧力損失がプラズマ反応段階と比較して高い
ので(ひいては流速が速いので)、プラズマトロ
ンフランジと管との移行部分には、基本的にパツ
キンは必要ないからである。
リングスリツトからプラズマ反応ゾーン内に流
れる冷却空気は常時少ないが、これはプラズマ反
応段階のプラズマ反応に悪影響を及ぼすものでは
なく、むしろ3圧力差に帰因するプラズマ反応段
階からのリングスリツト内への有毒物質の漏出が
防止される。このような理由から、管の締付けは
必要ではなく、熱的及び機械的な応力は回避され
る。
〔実施例〕
次に、本発明を具体的な除毒目的の実施例に基
づいて、図面とともに説明する。
すなわち、平均7m3/hの発生量があり、成分
(容量%)が、 N2 90% 塩素化(>300過塩化化合物)炭化水素 3% BCl3 4% Cl3 2% HCl 1% の廃棄物を全て除毒して、環境になじみ、且つ人
間や生態系に危険のないガスに転換するものであ
る。そのため、排ガス流は、プラズマトロンから
供給され、以下のパラメータを有する水蒸気プラ
ズマ流が存在するプラズマ化学的反応器内に径方
向に送り込まれている。
−水蒸気量 :1.5Kg/h −プラズマ放射出力 :6.6KW −プラズマの平均成分温度 :2900℃ −平均成分温度でのプラズマの化学的平衡成分 (容量%) :H2O 50.00 :H2 16.00 :H 10.00 :OH 12.36 :O 4.70 :O2 5.50 平均成分温度が約2000℃に達した場合の、排ガ
スと水蒸気プラズマ流の混合ゾーン内での混合
後、主要なプラズマ反応段階14内のプラズマト
ロン2と連結したプラズマ反応器内で、化学反応
の全てが生ずる(プラズマ化学的脱ハロゲン化及
び確定的な気化)。その終了時に、反応時間の過
程後に連結された二次反応段階15内で10m3/h
の予熱された空気の混合が行われ、それによつ
て、プラズマ流の「冷却」と、プラズマ反応器内
に形成された安定性の燃料H2及びCOの目的に沿
つた酸化という二次反応とが同時に行われる。後
反応段階の終了時にには、HCl,N2,CO2,H2
O蒸気及びO2から成り、温度が約1500℃kガス
流が存在する。このガス流は、500l/hの苛性ソ
ーダ液を備えた後続の予吸収器で水洗され、前記
の双方の段階は並行して行われる。苛性ソーダ流
は、苛性ソーダ液の蒸発が生じないように、ガス
流が約100℃に冷却されるように選択されている。
後続の充填体カラムの負担を軽減するために、
HClの一部も同時に軽減される予吸収器から、気
相と流体の苛性ソーダ液が分離して除去され、そ
の際、苛性ソーダ液は後続の充填体カラムに送ら
れ、一方、気相は充填体の堆積の下に誘導され
る。
充填体カラム内でのガス流の主洗浄後に、ガス
流はN2,O2,CO2及び水蒸気だけから成つてお
り、ガス煙突から安全に環境へと放出されること
ができる。更に、プラズマ段階からの安定性の燃
料を燃焼するための後反応段階の代わりに目的に
沿つた冷却を行うことも好適である。それによつ
て、より緩速の冷却の場合と同じハロゲン水素が
形成され、且つ再利用のために供給可能な炭化水
素が形成される。そのため冷却媒体の酸素含有量
を低減することができる。
図面は、合理的なバリエーシヨンとして耐熱性
が高い材料から成る補助的な同軸管を備えた反応
器の実施例の基本型を示したものである。
反応器は、プラズマトロンフランジ1を介して
プラズマトロン2と連結されている。プラズマト
ロンフランジ1内には、廃棄物投入用の径方向管
路3と、混合室として形成された軸方向のプラズ
マ放射管路4と、冷却水リング管路5とが設けら
れている。プラズマトロンフランジ1上には、軸
方向延長部のプラズマトロン2とは反対側に、内
側が円錐形の拡張リング6が配設され、その周囲
には炭化珪素から成る管7が固定されずにプラズ
マトロンフランジ1上に載置され、円錐形の拡張
リング6によつて定位置に定置されている。上方
が開放されている管7は、プラズマ反応器の外ジ
ヤケツト8によつて同軸に包囲され、そこには、
プラズマトロンフランジに密接して冷却空気用の
送り管9が設けられている。管7と外ジヤケツト
8との間には、動作温度下で応力なく管7はその
上部領域で定置するスペーサーピンが設けられて
いる。その際、管7と外ジヤケツト8との間に
は、冷却空気用のリングスリツト10が形成され
ている。外ジヤケツト8の軸方向延長部には、冷
却水管路13と適宜の冷却水送り管16及び中央
に位置する排ガス管17を有する二重ジヤケツト
管12が、フランジ18を介して配設されてい
る。管7はフランジ18の背後の後反応段階15
内で終端している。プラズマ反応器は従つて、相
互に移行するゾーン4,10,14,15に区別
されている。
例えば、円錐形の拡張リング6のみぞ内に、管
7よりも軸長が短く、直系が小さい炭化珪素製の
別の管19を装着することによつて、水蒸気プラ
ズマ及び廃棄物用の直径が小さい補助混合領域2
0を形成し、その上部領域内の、混合領域20と
プラズマ反応段階14との間の移行部で、炭化珪
素管19が途切れる縁が存在することによつて、
強い渦流が形成される構成によつて、プラズマ反
応器を補完することができる。
本発明に基づく反応器によつて、本発明に基づ
く方法では、中心部及び壁部の高温を達成するこ
とが可能であることによつて、高安定性の廃棄物
が完全に処理され、加熱した冷却空気を同時に酸
化手段として活用できることによつて、プラズマ
流を周囲から遮断する方法として冷却空気ゾーン
を活用し、且つ一段階の動作方式が可能であるの
で、最適なエネルギーの活用が保証される。
〔発明の効果〕
本発明は、有毒廃棄物が完全に除去されるとい
う主要な利点の他に、次のような一連の利点を更
に備えている。
−プラズマガスとして、安価な水蒸気を利用で
きる。
−危険な廃棄物の濃縮、中間貯蔵及び輸送が不
要である。
−特殊な貯蔵場所を開発する必要がない。
−廃棄物中の無機成分を含めて、全手の有毒化
合物を分解できる。
−この発明はマイクロエレクトロ産業における
ホワイトゾーン及びグレーゾーンの高基準に適合
する。
−この発明は流体、固体、糊状及び気体の生成
分に等しく適しているので、広い分野で応用可能
である。
−この方法と反応器は、別な反応において既に
1300℃以下の温度で分解する安定性の少ない有毒
廃棄物にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る反応器の一実施例を示して
いる。 1……プラズマトロンフランジ、2……プラズ
マトロン、3……径方向管路、4……プラズマ放
射管路、5……冷却水リング管路、6……円錐形
拡張リング、7……管、8……外ジヤケツト、9
……送り管、10……リングスリツト、11……
スペーサーピン、12……二重ジヤケツト管、1
3……冷却水管、14……プラズマ反応段階、1
5……後反応段階、16……冷却水送り管、17
……ガス排出管、18……フランジ、19……
管、20……混合領域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有毒廃棄物、とくに塩化又はフツ化炭化水素
    を含有する廃棄物を処理する方法において、有毒
    廃棄物は水蒸気プラズマ流中に直接導入され、そ
    れに続いてのプラズマ反応段階14では10-3秒の
    最短反応時間が実現され、プラズマ流はプラズマ
    反応段階の出口の後反応段階15で残余エンタル
    ピを利用して最高1500℃の温度で10-2秒の最短反
    応時間にわたつて酸化媒体の作用にさらされ、且
    つ酸化後に発生したガス生成物は公知のアルカリ
    性洗浄を受けることを特徴とする、有毒廃棄物を
    処理する方法。 2 気体、流体及び糊状の廃棄物は直接水蒸気プ
    ラズマ流に導入され、一方、固形廃棄物は粒子の
    大きさが300μm以下の微粒子に粉砕され、且つキ
    ヤリアーガスを用いて水蒸気プラズマ流にあてら
    れてることを特徴とする、請求項1記載の方法。 3 酸化媒体が遊離酸素を含有する気体混合物で
    あることを特徴とする、請求項1記載の方法。 4 酸化媒体が空気であることを特徴とする、請
    求項3記載の方法。 5 ガス生成分が予吸収器内でアルカリ液で予洗
    浄され、100℃以下の温度に冷却され且つ引き続
    いて充填物質のカラムで後洗浄され、その際、冷
    却は周囲温度にて行われることを特徴とする、請
    求項1記載の方法。 6 廃棄物を中央プラズマ放射管路4に送るため
    の径方向管路3を有するプラズマトロンフランジ
    1を介してプラズマトロン2と連結されている、
    とくに有毒廃棄物処理を行うためのプラズマ化学
    反応炉において、プラズマ反応炉内のプラズマト
    ロンフランジ1には円錐形の拡張リングが連接さ
    れ、該拡張リングには高耐熱性材料製の管7が弛
    く取付けられ、管7と同軸に間隔を隔てて、管7
    に対するスペーサーピン11とプラズマトロンフ
    ランジ1の近傍の送り管9とを有するプラズマ反
    応炉の外ジヤケツト8が設けられ、該ジヤケツト
    8は管7よりも短く、且つジヤケツト8にはジヤ
    ケツト8と内径が等しく、冷却剤用の送り管9を
    有する二重ジヤケツト管12がフランジ状に取付
    けられたことを特徴とする、プラズマ反応器。 7 管7内にはこれと同軸に高耐熱性材料製の別
    の管19が配設され、この管は円錐形拡張リング
    6上に固定され、且つ管7よりも直径が小さく且
    つ長さは最大でも管7の軸長の半分であることを
    特徴とする、請求項6記載のプラズマ反応器。
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