JPH0584343B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0584343B2 JPH0584343B2 JP61105628A JP10562886A JPH0584343B2 JP H0584343 B2 JPH0584343 B2 JP H0584343B2 JP 61105628 A JP61105628 A JP 61105628A JP 10562886 A JP10562886 A JP 10562886A JP H0584343 B2 JPH0584343 B2 JP H0584343B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- exterior
- fixing
- board
- lead plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、建築物の壁材の外装用として用いら
れる鉛板の固定用基板に係るもので、鋳着により
壁材と鉛板とを一体に固定する固定用基板及びそ
の固定方法に関するものである。
れる鉛板の固定用基板に係るもので、鋳着により
壁材と鉛板とを一体に固定する固定用基板及びそ
の固定方法に関するものである。
従来において、外装用の板材として銅や鉛等で
形成される薄板があるが、鉛板は銅板に比べると
安価なうえに加工性も優れ美観性も良いことから
需要が増してきており、これらを取付けるにはビ
ヨウや釘等を打込み固定する方法がとられていた
が、特に鉛板の場合には、ビヨウ等を打込んだ際
に形成される孔が鉛板の自重により縦長状に変形
してくるので、これを防止するために壁面との間
に接着剤を付着させ固定する方法がとられてい
る。
形成される薄板があるが、鉛板は銅板に比べると
安価なうえに加工性も優れ美観性も良いことから
需要が増してきており、これらを取付けるにはビ
ヨウや釘等を打込み固定する方法がとられていた
が、特に鉛板の場合には、ビヨウ等を打込んだ際
に形成される孔が鉛板の自重により縦長状に変形
してくるので、これを防止するために壁面との間
に接着剤を付着させ固定する方法がとられてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上の如く構成されている従来技術には次のよ
うな問題点があつた。
うな問題点があつた。
外装用として壁面に取付ける鉛板は薄板とする
ものであるから取付けの際には扱いが容易ではな
くその素材自体も非常に軟質な金属でありクリー
プ性も大きいので、第４図に示す如く取付け後も
鉛板そのものがたるみを生じ壁面上に波がうねつ
たように垂れ下がつてしまうことが夫々みられ、
外観を著しく損ねるものであつた。また、接着剤
による固定方法においては、充分な接着力を得る
ための接着箇所への押圧作業や接着するまでの時
間等も必要とし、さらに長期にわたつては接着力
の低下をまねき剥れ易くもなり、耐久性に問題が
あつた。
ものであるから取付けの際には扱いが容易ではな
くその素材自体も非常に軟質な金属でありクリー
プ性も大きいので、第４図に示す如く取付け後も
鉛板そのものがたるみを生じ壁面上に波がうねつ
たように垂れ下がつてしまうことが夫々みられ、
外観を著しく損ねるものであつた。また、接着剤
による固定方法においては、充分な接着力を得る
ための接着箇所への押圧作業や接着するまでの時
間等も必要とし、さらに長期にわたつては接着力
の低下をまねき剥れ易くもなり、耐久性に問題が
あつた。
本発明は鉛板の垂れ下がりを防止すると共に、
長期にわたつても壁面に密着し維持する固定用基
板とその固定方法の改良をはかることを目的とす
るもので具体的な手段として次のように構成し
た。
長期にわたつても壁面に密着し維持する固定用基
板とその固定方法の改良をはかることを目的とす
るもので具体的な手段として次のように構成し
た。
(1) 複数の固定孔を開孔した基板を外装用鉛板上
に重置し、前記固定孔に溶融した鉛を注入して
鉛板と鋳着させることを特徴とする外装用鉛板
の固定方法。
に重置し、前記固定孔に溶融した鉛を注入して
鉛板と鋳着させることを特徴とする外装用鉛板
の固定方法。
(2) 建造物の外装用鉛板を溶融鉛にて固定する基
板であつて、前記基板は、前記外装用鉛板の鋳
着用溶融鉛を注入するための複数の固定孔を開
孔したことを特徴とする固定用基板。
板であつて、前記基板は、前記外装用鉛板の鋳
着用溶融鉛を注入するための複数の固定孔を開
孔したことを特徴とする固定用基板。
基板に穿設された固定孔を型枠として溶融鉛を
流し込み、外装用鉛板と基板を鋳着一体に固定し
たので、固定作業が効率よく、かつ完全に基板と
一体に形成することができる。
流し込み、外装用鉛板と基板を鋳着一体に固定し
たので、固定作業が効率よく、かつ完全に基板と
一体に形成することができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説明
する。
する。
先づ第１図について説明する。耐熱性のある裏
打ちボード等の固定用基板（以下、基板という）
１を縦横並列で等間隔に穿設された固定孔２，２
……を有したものとし、平坦な場所に横置した板
厚0.5mm〜1.5mmの外装用鉛板３の上面に密接する
よう前記基板１を重置し、前記固定孔２，２……
を型枠として、溶融した鉛４を第２図に示す如く
断面をリベツト状になるよう適宜に調整しつつ固
定孔２，２……の内部へと流し込む。溶融鉛４を
流し込むと同時に固定孔２，２……の下側開口部
に対する前記外装用鉛板３の融着部５を融解して
互いに溶け合い短時間経過後、固定孔２，２……
の内部及びその開口周縁部６に膨出状に注入され
た溶融鉛４が凝固し挾持された如く基板１と外装
用鉛板３とが固定される。また、第３図に示す如
く固定孔２，２……の周壁上側を拡径し断面逆凸
形に形成することにより、基板１の表面上に膨出
形成することなくフランジ状の凸部７，７……が
固定孔内２，２……に形成されるべきものとな
る。よつて、溶融鉛４を注入する際固定孔２，２
……の開口部周辺を膨出状にする必要がなくなつ
たので、高温度の溶融鉛４の流出を減少できやけ
ど等の心配もいらず、注入作業も容易に行なえ作
業時間の短縮にもつながるものである。固定孔
２，２……の径、鉛板３の厚さ、溶融鉛４の温度
の３点については各々に相関関係があり、これら
３点を適宜に設定することにより、諸条件に対応
されるべく外装用鉛板が形成される。
打ちボード等の固定用基板（以下、基板という）
１を縦横並列で等間隔に穿設された固定孔２，２
……を有したものとし、平坦な場所に横置した板
厚0.5mm〜1.5mmの外装用鉛板３の上面に密接する
よう前記基板１を重置し、前記固定孔２，２……
を型枠として、溶融した鉛４を第２図に示す如く
断面をリベツト状になるよう適宜に調整しつつ固
定孔２，２……の内部へと流し込む。溶融鉛４を
流し込むと同時に固定孔２，２……の下側開口部
に対する前記外装用鉛板３の融着部５を融解して
互いに溶け合い短時間経過後、固定孔２，２……
の内部及びその開口周縁部６に膨出状に注入され
た溶融鉛４が凝固し挾持された如く基板１と外装
用鉛板３とが固定される。また、第３図に示す如
く固定孔２，２……の周壁上側を拡径し断面逆凸
形に形成することにより、基板１の表面上に膨出
形成することなくフランジ状の凸部７，７……が
固定孔内２，２……に形成されるべきものとな
る。よつて、溶融鉛４を注入する際固定孔２，２
……の開口部周辺を膨出状にする必要がなくなつ
たので、高温度の溶融鉛４の流出を減少できやけ
ど等の心配もいらず、注入作業も容易に行なえ作
業時間の短縮にもつながるものである。固定孔
２，２……の径、鉛板３の厚さ、溶融鉛４の温度
の３点については各々に相関関係があり、これら
３点を適宜に設定することにより、諸条件に対応
されるべく外装用鉛板が形成される。
本発明は次の効果が上げられる。
基板の固定孔を型枠とし外装用鉛板とを基板に
鋳着により固定したので鉛板のたるみや垂れ下が
りを防止すると共に美観を損なうこともなくな
り、長期においても接着力の低下は考えられず、
基板からの剥離は皆無となり充分に安心感を得ら
れる外装用鉛板となつた。
鋳着により固定したので鉛板のたるみや垂れ下が
りを防止すると共に美観を損なうこともなくな
り、長期においても接着力の低下は考えられず、
基板からの剥離は皆無となり充分に安心感を得ら
れる外装用鉛板となつた。
また、固定方法に関しては接着剤の使用からく
る接着部への押圧作業や接着力を有するまでの時
間等もなくなつたので作業能率が大幅に向上しコ
ストの低廉化を実施できるものとなつた。
る接着部への押圧作業や接着力を有するまでの時
間等もなくなつたので作業能率が大幅に向上しコ
ストの低廉化を実施できるものとなつた。
図面は本発明に係り、第１図は外装用鉛板に基
板を重置した状態を示す斜視図、第２図は固定孔
に注入した溶融鉛を示す断面図、第３図は他実施
例の溶融鉛を示す断面図、第４図は従来の外装用
鉛板を示す側面図である。 １……基板、２……固定孔、３……鉛板、４…
…溶融鉛、５……融着部、６……開口周縁部、７
……凸部。
板を重置した状態を示す斜視図、第２図は固定孔
に注入した溶融鉛を示す断面図、第３図は他実施
例の溶融鉛を示す断面図、第４図は従来の外装用
鉛板を示す側面図である。 １……基板、２……固定孔、３……鉛板、４…
…溶融鉛、５……融着部、６……開口周縁部、７
……凸部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 複数の固定孔を開孔した基板を外装用鉛板上
に重置し、前記固定孔に溶融した鉛を注入して鉛
板と鋳着させることを特徴とする外装用鉛板の固
定方法。 ２ 建造物の外装用鉛板を溶融鉛にて固定する基
板であつて、前記基板は、前記外装用鉛板の鋳着
用溶融鉛を注入するための複数の固定孔を開孔し
たことを特徴とする固定用基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10562886A JPS62260958A (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 外装用鉛板の固定方法ならびに固定用基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10562886A JPS62260958A (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 外装用鉛板の固定方法ならびに固定用基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62260958A JPS62260958A (ja) | 1987-11-13 |
| JPH0584343B2 true JPH0584343B2 (ja) | 1993-12-01 |
Family
ID=14412741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10562886A Granted JPS62260958A (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 外装用鉛板の固定方法ならびに固定用基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62260958A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53120205A (en) * | 1977-03-29 | 1978-10-20 | Kubota Ltd | Aluminum cast sheathing material for building construction |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59115020U (ja) * | 1983-01-24 | 1984-08-03 | 今井 孝重 | パネル |
-
1986
- 1986-05-08 JP JP10562886A patent/JPS62260958A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53120205A (en) * | 1977-03-29 | 1978-10-20 | Kubota Ltd | Aluminum cast sheathing material for building construction |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62260958A (ja) | 1987-11-13 |
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