JPH0582761U

JPH0582761U - トラックの荷台の構造

Info

Publication number: JPH0582761U
Application number: JP2431992U
Authority: JP
Inventors: 久一雲藤
Original assignee: UD Trucks Corp
Current assignee: UD Trucks Corp
Priority date: 1992-04-16
Filing date: 1992-04-16
Publication date: 1993-11-09

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案はリヤゲートを吊って使用する場合、リ
ヤゲートの両端から荷物が落下しないトラックの荷台の
構造を提供することを目的としている。【構成】リヤゲートの両端部にガードパネルを設け、サ
イドパネルに設けたストッパピンとガードパネルにリヤ
ゲートの回転軌跡上に設けた穴とを係合させている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、開閉自在のリヤゲートを有するトラックの荷台の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、図４、５に示すように荷台Ｂのリヤゲート２をサイドパネル３、４とのロックを解除して、Ａの様に下まで下げないで、チェーン１１でリヤゲート２が水平になるように吊って、荷台のフロア１０を拡大して積載する技術は知られている。なお、符号１２はヒンジを示す。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、積載する荷物の形状や種類によっては、リヤゲートの両端から荷物が外側に落下することがある。また、本出願人による実開昭６３−１４５７７４号公報が開示されているが、リヤゲートのチェーンをかけるフックの改良に関する技術で、上記の課題を解決するものでない。

【０００４】したがって、本考案はリヤゲートの両側の空間部のない、リヤゲートの両端から荷物が落下しないトラックの荷台の構造を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、開閉自在のリヤゲートを有するトラックの荷台の構造において、サイドパネルにストッパピンを挿入離脱自在に設け、リヤゲートの両端部にガードパネルを設け、そのガードパネルにリヤゲートの回転軌跡上に前記ストッパピンと係合する複数の穴を設け、ガードパネルの下部に突部を設け、荷台にその突部が嵌入する開口を設けている。

【０００６】

【作用】

上記のように構成されたトラックの荷台の構造において、サイドパネルの後端部に設けたストッパピンを抜いて、リヤゲートを開いて水平にし、ガードパネルの突部の穴にストッパピンを入れて固定すればよい。ガードパネルがリヤゲートの両端とサイドパネルとの間の空間部を塞ぐので、荷物が落ちない。

【０００７】ガードパネルの穴の位置を変えれば、リヤゲートを傾斜して固定できる。

【０００８】

【実施例】

以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。

【０００９】図において、対応する部材には同じ符号を付して説明を省略する。

【００１０】図１において、図示しないヒンジで回動自在にフロア１０に取付けられたリヤゲート２の両端には、そのリヤゲート２に取付けるフランジを有し、長方形に形成され、フランジの対辺にフランジと直角な辺から突出する突部１ａを設けたガードパネル１、１ｂが固着されている。

【００１１】図２をも参照して、サイドパネル３の後端部には、穴９が設けられ、その穴９にはストッパピン６がフック８で固定されている。そして、前記ガードパネル１にはリヤゲートの回転軌跡上に、上記のストッパピン６と係合する複数の穴５が設けられている。

【００１２】また、荷台のフロア１０の後部両側には、ガードパネル１，１ｂの突部１ａが嵌入される開口７、７が設けられている。

【００１３】したがって、図３を参照して、ストッパピン６を回転してフック８の固定を解除し、ストッパピンを抜いてリヤゲート２をＡの様に水平に倒して、ストッパピン６をガードパネル１の穴５に係合して、フック８で固定すればリヤゲート２の両端とサイドパネルの後端部との空間部は塞がれる。

【００１４】なお、図１、３は、いずれも左側のサイドパネルを省略して図示しているので、左側についても上記と同様である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、積荷の種類によらず、リヤゲートを水平にして積載しても荷物が落下することがない。チェーンに比べて、積載時に荷物がひっかからないので積荷作業が容易である。

【００１６】また、リヤゲートのストッパを別に設けなくてよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す荷台後部の斜視図。

【図２】図１のサイドパネル後部を示す斜視図。

【図３】図１のリヤゲートを水平に開いた状態の斜視
図。

【図４】従来のトラックの荷台を示す図。

【図５】図４のリヤゲートをチェーンで水平に吊った状
態の斜視図。

【符号の説明】

１…ガードパネル２…リヤゲート３、４…サイドパネル５…穴６…ストッパピン７…開口８…フック１０…フロア１１…チェーン１２…ヒンジ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】開閉自在のリヤゲートを有するトラック
の荷台の構造において、サイドパネルにストッパピンを
挿入離脱自在に設け、リヤゲートの両端部にガードパネ
ルを設け、そのガードパネルにリヤゲートの回転軌跡上
に前記ストッパピンと係合する複数の穴を設け、ガード
パネルの下部に突部を設け、荷台にその突部が嵌入する
開口を設けたことを特徴とするトラックの荷台の構造。