JPH0579430B2 - - Google Patents

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JPH0579430B2
JPH0579430B2 JP61289685A JP28968586A JPH0579430B2 JP H0579430 B2 JPH0579430 B2 JP H0579430B2 JP 61289685 A JP61289685 A JP 61289685A JP 28968586 A JP28968586 A JP 28968586A JP H0579430 B2 JPH0579430 B2 JP H0579430B2
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JP
Japan
Prior art keywords
molten steel
tundish
nozzle
ladle
flow
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61289685A
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English (en)
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JPS63140745A (ja
Inventor
Masayuki Oonishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPS63140745A publication Critical patent/JPS63140745A/ja
Publication of JPH0579430B2 publication Critical patent/JPH0579430B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/10Supplying or treating molten metal
    • B22D11/11Treating the molten metal
    • B22D11/114Treating the molten metal by using agitating or vibrating means
    • B22D11/115Treating the molten metal by using agitating or vibrating means by using magnetic fields

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、溶鋼の連続鋳造に際して、タンデ
イツシユ内の介在物や取鍋スラグ等の不純物が、
溶鋼に混入されたままモールド内へ持込まれるの
を著しく減少させる方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、溶鋼の連続鋳造に際しては、第5図に
示すように取鍋2から取鍋ノズル3を介してタン
デイツシユ1へ供給された溶鋼中の介在物あるい
は取鍋スラグからなる不純物を浮上、分離させる
ために、タンデイツシユ1内に堰6を配設するこ
とによつて、溶鋼5の流れを昇降させることを行
つている。このような従来技術は『第6970回西山
記念技術講座、「ブルーム・ビレツト連続鋳造技
術の最近の進歩」(227〜230頁)』に開示されてい
る。
また、前記のように堰を使用しなくとも、特開
昭59−220264号公報や同56−158259号公報に記載
されるように、磁力によつて溶鋼の流れに浮力を
与えることにより、前記堰と同様に流れを昇降さ
せる従来技術もあり、さらにタンデイツシユの容
量を大きくすることにより溶鋼の滞留時間を長く
して不純物の浮上を促進する方法もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、連続鋳造用タンデイツシユは通
常、毎回使い捨てとなることから、従来のように
タンデイツシユに堰を配設することはそのコスト
が高くなることと、堰で溶鋼の流れを鎮静化させ
て層流化することは困難であつて充分な結果が得
られないこと、またタンデイツシユの容量を大き
くすることはそれだけタンデイツシユが大型化
し、コスト的にも不利である、というような種々
の問題点があつた。
また、前記堰により又は磁力により上向きの流
れを発生させると、その溶鋼流は溶鋼表面から盛
り上がる現象を呈することになつて、タンデイツ
シユ溶鋼面上のタンデイツシユパウダーを押しの
けて溶鋼が大気に触れることにより酸化する欠点
があり、また上昇流によつて乱れた溶鋼面がタン
デイツシユパウダーや浮上分離した脱酸生成物を
溶鋼中に巻き込み結果、逆に鋼片の品質を低下さ
せるという欠点もある。
この発明は、このような従来技術の問題点に着
目してなされたものであり、タンデイツシユにお
ける溶鋼の乱れを鎮静させて層流とすることによ
り、上記の溶鋼の酸化を防止するとともに不純物
の混入を防止して鋼片の品質を向上を図る方法を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、取鍋から取鍋ノズルを介してタン
デイツシユへ注入し、さらにタンデイツシユから
タンデイツシユノズルを介してモールドへ注入す
る溶鋼流路の、前記取鍋ノズルとタンデイツシユ
ノズルとの間で、電磁力によつて溶鋼の流れを制
動して、取鍋ノズルからの注入時の溶鋼の乱流を
鎮静化させることにより溶鋼を層流化し、もつて
不純物の浮上を促進させるものである。
〔作用〕
溶鋼の鋳造に際して、取鍋底部の取鍋ノズルか
らタンデイツシユへ落下注入された溶鋼は、タン
デイツシユ内を流れてタンデイツシユノズルから
モールド内へ注入される。このときタンデイツシ
ユ内における溶鋼の流れは、取鍋ノズルとタンデ
イツシユノズルとの間において与えられる電磁力
によつて制動作用を受けることにより、取鍋ノズ
ルからの落下注入に伴つて生じた乱流は鎮静され
て層流となる。その結果、溶鋼中中の介在物や取
鍋スラグ等が浮上し易い状態となり、モールド内
へこれらの持込みが著しく減少する。またタンデ
イツシユ内の溶鋼に上向きの流れが発生しないか
ら、上向きの流れに起因して溶鋼面が盛り上がる
現象も生じないために、溶鋼面のタンデイツシユ
パウダーを押しのけて溶鋼が大気に触れ酸化する
こともなく、さらに上昇流によつて乱れた溶鋼面
がタンデイツシユパウダーや浮上分離した脱酸生
成物を溶鋼中に巻き込んで鋼片の品質を低下させ
ることも防止できる。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に基づいて説明する。第
1〜3図はこの発明の一実施例を説明する図であ
る。これらの図において第5図の従来例と同一の
部分については同一符号を付す。
図において、1はタンデイツシユ、2は取鍋で
あつて、この中の溶鋼はその底部に設けた取鍋ノ
ズル3からタンデイツシユ1内へ注入される。タ
ンデイツシユ1内の溶鋼は、タンデイツシユ1の
一方の端部の底に設けたタンデイツシユノズル8
から浸漬ノズル10を介してモールド7内へ供給
されるようになつている。
4はタンデイツシユスラグであつて、タンデイ
ツシユ1内を流れる溶鋼5中の介在物やスラグ
が、時間の経過と共に溶鋼5の表面に浮上して形
成された層である。
11,11はタンデイツシユ1の両外側に設け
た1対の電磁石であつて、ヨーク12で連結され
ている。この電磁石11,11に直流電流を流す
と、一方がN極、他方がS極となり、タンデイツ
シユ1を挾んで磁界を形成する。
いま、取鍋2から取鍋ノズル3を介してタンデ
イツシユ1内へ溶鋼が落下注入されると、取鍋ノ
ズル3近傍の溶鋼5aは乱流状態となつている
が、電磁石11に直流電流が流されていると、溶
鋼5aは磁性体であるために磁界の磁気力によつ
て乱流が制動され、層流状態の溶鋼5bの流れと
なる。その結果、溶鋼5中の介在物やスラグが浮
上し易くなり、タンデイツシユノズル8から浸漬
ノズル10を介してモールド7内へ溶鋼5bと共
に持込まれる上記介在物やスラグ等は著しく減少
する。
また、タンデイツシユ1内の溶鋼5b前記のよ
うに層流となるため、ここに上向きの流れが発生
しないから、上向きの流れに起因して溶鋼面が盛
り上がる現象も生じないために、溶鋼5b面上の
タンデイツシユパウダー(図中略)を押しのけて
溶鋼5bが大気に触れ酸化することもなく、さら
に上昇流によつて乱れた溶鋼面がタンデイツシユ
パウダーや浮上分離した脱酸生成物を溶鋼中に巻
き込んで鋼片の品質を低下させることも防止でき
るい。
また、このタンデイツシユ1は、溶鋼の所定チ
ヤージが鋳造された後は廃棄されるが、電磁石装
置11,12は次の新しいタンデイツシユに装着
されて半永久的に使用可能であるあめ、コスト的
に有利である。
第4図は、縦軸にモールド内の溶鋼中の介在物
の減少率をとり、横軸に電磁石(図で電磁ブレー
キと表示)のタンデイツシユにおける設置位置及
び電磁石を備えない従来例をとつて、その効果を
比較したものである。
この実施例においては、65トン容量のタンデイ
ツシユに第1〜3図に示したように電磁石(容量
75KW)を設置したもので、その設置位置はタン
デイツシユノズル8の上部、タンデイツシユノズ
ル8と取鍋ノズル3との間の中央部、取鍋ノズル
3の位置の3ケ所においてそれぞれ個別に実験を
行つた。その効果はモールド7内における溶鋼中
の介在物量の減少率により第4図に示すごとく判
断できる。すなわち、電磁石の設置はノズル3と
8の中央位置とした場合が最も減少率が大であ
り、また従来例の堰6を設けた場合よりも著しく
大きい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、タンデ
イツシユ内における溶鋼の流れは、取鍋ノズルと
タンデイツシユノズルとの間において与えられる
電磁力によつて制動されるから、取鍋ノズルから
の落下注入に伴つて生じた乱流は鎮静されて上昇
流及び下降流がなくなり均一な速度で層流化され
る。このため、第1に、溶鋼中の介在物や取鍋ス
ラグ等の不純物が比重差によつて浮上しやすい状
態となるから、タンデイツシユノズルからモール
ドに供給されて製造される鋼片の品質が向上す
る。また第2に、溶鋼の流れに上昇流が発生しな
いから、溶鋼面の盛り上がりでタンデイツシユパ
ウダーを押しのけることにより発生する溶鋼の酸
化を防止することができるから、この点において
も製品である鋼片の品質を向上することができ
る。さらに第3に、前記上昇流が発生しないこと
は下降流も発生しないことにもなつて、溶鋼面の
タンデイツシユパウダーや分離浮上中の脱酸生成
物を溶鋼中に巻き込みこともないから、この点に
おいても鋼片の品質を向上することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に直接作用する装置を例
示した要部断面図、第2図は第1図の概略上面
図、第3図は第2図における−断面図、第4
図は介在物の減少率と電磁石の設置位置との関係
を示すグラフ、第5図は従来例を示す要部断面図
である。 1……タンデイツシユ、2……取鍋、3……取
鍋ノズル、5,5a,5b……溶鋼、7……モー
ルド、8……タンデイツシユノズル、11……電
磁石、12……ヨーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 取鍋から取鍋ノズルを介してタンデイツシユ
    へ注入し、さらにタンデイツシユからタンデイツ
    シユノズルを介してモールドへ注入する溶鋼流路
    の、前記取鍋ノズルとタンデイツシユノズルとの
    間で、電磁力によつて溶鋼の流れを制動して、取
    鍋ノズルからの注入時の溶鋼の乱流を鎮静化させ
    ることにより溶鋼を層流化し、もつて不純物の浮
    上を促進させることを特徴とする連続鋳造用タン
    デイツシユにおける不純物の浮上促進方法。
JP28968586A 1986-12-04 1986-12-04 連続鋳造用タンデイツシユ Granted JPS63140745A (ja)

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