JPH0573005U - ゴム製のマットブロック - Google Patents

ゴム製のマットブロック

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JPH0573005U
JPH0573005U JP1209092U JP1209092U JPH0573005U JP H0573005 U JPH0573005 U JP H0573005U JP 1209092 U JP1209092 U JP 1209092U JP 1209092 U JP1209092 U JP 1209092U JP H0573005 U JPH0573005 U JP H0573005U
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Japan
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mat
mat block
block
blocks
gap
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Application number
JP1209092U
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Inventor
信彦 田所
Original Assignee
オーツタイヤ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 床面に敷き詰めるゴム製のマットブロックに
おいて、隣接するマットブロック同士の対向する外周面
に、一定高さの突出部が設けられている。あるいは床面
側の面に凹部が設けられている。 【効果】 床面に敷き詰められたマットブロックが高温
高湿度下で膨張しても、突出部の弾性変形あるいは凹部
の占有体積が変化することにより、マットブロックの膨
張分を相殺して、そり返ったりするのを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、ゴルフ場やその他の競技施設などの通路や床に敷き詰めら れるマットブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ場やその他の競技施設などの通路や床には、スパイクシューズの保護を 図るために、一般に、ゴム製のマットが敷設されている。このゴム製のマットは 、方形状あるいはクロス状のマットブロックを、吸盤のようなものを介して、又 は直接床面に、図11に示すように敷き詰めたものである。マットブロック1間 には、ゴム製のマットブロック1が高温湿潤時に膨張した場合に備えて、一般に 1〜3mmの間隙2が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
マットブロック1間の間隙2の大きさは、施工者のカンに頼っているため、ば らつきがあり、マット素材に適した間隙が設けられていない場合が多い。間隙2 が大きすぎると、人が歩くたびにマットブロックがずれたりして、歩行者に不快 感を与えるという問題がある。一方、間隙2が不十分な場合には、マットブロッ ク1の膨張分の行き場がないため、マットブロック1がそり返る。図12(a) はマットブロック1を敷き詰めたときの状態を示し、図12(b)はマットブロ ック1間の間隙2が広がったときの様子を示し、図12(c)はマットブロック 1の膨張により間隙2がつまって、そり返ったときの様子を示していを示してい る。
【0004】 また、間隙2の大きさに拘らず、床面が雨水等が濡れているときは、マットブ ロックの床面側の面だけが膨張してそり返ることもある。 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、マット材料に適した間隙を確保しつつマットブロックを敷き詰める、ある いはマットブロックの膨張分を吸収し得る構成とすることにより、マットブロッ クが膨張してもそり返たっりしないマットブロックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の考案のマットブロックは、床面に敷き詰めるゴム製のマットブロックに おいて、隣接するマットブロック同士の対向する外周面に、一定高さの突出部が 設けられていることを特徴とする。 第2の考案のマットブロックは、床面に敷き詰めるゴム製のマットブロックに おいて、床面側の面に凹部が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
隣接するマットブロックの外周面に突出部が突設するように第1の考案のマッ トブロックを敷き詰めるて、突出部の高さに相当する一様の間隙を保持する。か かる状態にあっては、マットブロックがずれたりすることはない。高温高湿のマ ットブロックが膨張する時期には、ゴム製の突出部が弾性変形して間隙が狭まる 。一方、マットブロックが再び元通りの大きさにまで収縮するときは、弾性変形 した突出部の形状が復元して、施工当初の一定間隙が保持された状態に戻る。
【0007】 マットブロック間の間隙を充分に設けることなく第2の考案のマットブロック を敷き詰める。高温高湿時には、床面側の面に設けられた凹部の弾性変形により 膨張分が吸収され、マットブロックの外観上の大きさは大して変化しない。一方 、マットブロックが再び元通りの大きさにまで収縮するときは、凹部が復元して 施工当初の状態に戻るだけである。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案のマットブロックについて、図面を参照しつつ説明する。 図1は第1の考案一実施例のクロス状のマットブロック4の平面図で、隣接す るマットブロック4に対向する外周面6の半分に相当する面6a〜6dに一定高 さ(t)の突出部5が設けられている。
【0009】 マットブロック4は、合成ゴム、又はゴム成形品のバフ粉をバインダー等で固 めたものからなる。このような材料からなるマットブロックを敷き詰めたマット は弾性があり、スパイクシューズの保護等に役立つ。 突出部5は図2に示すような断面半円状をしており、突出部6のの高さtは、 マットブロックを構成するゴム材料の膨張率に応じて適宜選択される。
【0010】 図1のマットブロックを敷き詰めた状態を図3に示す。各マットブロック4は 、突出部5が隣接するマットブロック4と対向する外周面に突設するように配置 される。かかる状態において、突出部5の高さ分がマットブロック4間の間隙7 を形成している。マットブロック4を床面に敷き詰める方法としては、マットブ ロック4を直接床面に敷設、又はマットブロック4の床面に対向する側の面(以 下、単に裏面という)に吸盤等を付けて床面に固定している。
【0011】 このようにして敷き詰められたマットは、温度、湿度等の変化により、図4に 示すようになる。図4(a)は膨張前のマットブロック4同士が隣接している部 分の状態、図4(b)は膨潤又は膨張したマットブロック4同士が隣接している 部分の状態を示す。図4(b)において、突出部5が弾性変形して間隙7が狭ま っている。そして、冬期などマットブロック4が収縮した状態(図4(a))で は、突出部5がその弾性力により復元し、施工当初の間隙7が確保される。
【0012】 このように、隣接するマットブロック4に対向する外周面6a〜6dに突出部 5を設けることにより、施工者がマット材料に応じた間隙を設けなくても、一定 の間隙を確保しつつマットブロックを敷き詰めることができる。そして、突出部 5が隣接するマットブロック4の外周面に突設しているので、適当な間隙7が保 持されていても、マットブロック4がずれたりしない。また、突出部5は、マッ トブロック4の膨張時には隣接するマットブロック4との圧縮力に応じて弾性変 形することにより、間隙7が狭まるだけで、マットブロック4がそり返る等の現 象に到ることはない。
【0013】 なお、本考案のマットブロックは上記実施例に限定されるものではない。例え ば、突出部の形成位置は、図1に示したものの他に、図5のマットブロック9な ど、隣接するマットブロックの突出部10同士が接触しないように配置されてい ればよい。また、突出部は、図6の突出部12のように、外周面の一部分に形成 されてもよく、その形状も方形状など適宜選択される。さらに、マットブロック 自体の形状は、クロス形に限らず、方形状などマットのデザイン等による。
【0014】 次に、第2の考案について説明する。 図7は、第2の考案一実施例のマットブロックの側面断面図(図7(a))、 及び下面図(図7(b))を示している。このマットブロック14の裏面15に は、凹部たる碁盤目状の溝16が設けられている。溝16は、マットブロック1 4が高温湿潤状態にて膨潤又は膨張するときには小さくなり、さらには消失し得 る。溝16の占有体積が変化することにより、高温高湿下でも、外観上はマット ブロック14が変化しないように見える。溝16の幅(w)及び深さ(d)等の サイズは、膨張時にもマットブロック14の外形の変化が認められない程度に、 マット材料の膨張率に応じて適宜選択される。
【0015】 よって、このようなマットブロック14を床面に敷き詰める際は、隣接するマ ットブロック14間に特に間隙を設ける必要もない。間隙がなくても、個々のマ ットブロック16は、高温下で溝を消失せしめる方向に膨張して、外形的には特 に変化せずに済むので、そり返る等の現象も起こらない。 また、床面に雨水等が溜まっているとき、すなわちマットブロック14の一部 分だけが湿潤状態に置かれるような条件下でも、マットブロック14の裏面の膨 潤を溝占有体積の変化で相殺することにより、マットブロックの裏面側のみが膨 潤して変形するのを防止できる。例えば、281mm×281mm×20mmの 方形状のマットブロックを、70℃の温水にマットブロックの1/2程度を7分 間浸漬した場合、溝がないマットブロックでは4mmのソリ返りがあったが、幅 w=5mm、深さd=4mmのV字型溝をピッチ70mmで碁盤目状に設けると 、ソリ返りは1.5mmとなる。
【0016】 なお、凹部の配置構成は、図8のような斜め碁盤状や図9のような円形状など の種々のデザインを採用することができる。また、凹部自体の断面形状も、図1 0(a)〜(c)な示すように種々の形状を採ることができる。
【0017】
【考案の効果】
第1の考案のマットブロックは、突出部を目安として、マットブロック間の間 隙を一定に保持しつつ敷き詰めることができる。かかる状態では、突出部が隣接 したマットブロックの外周面に突設しているので、マットブロックがずれたりし ない。そして、マットブロックが膨潤又は膨張しても、突出部の弾性変形により 間隙が狭まるだけで、マットブロックがそり返ったりするこはない。
【0018】 第2の考案のマットブロックを充分な間隙を設けることなく敷き詰めても、マ ットブロックの膨潤又は膨張分は凹部の占有体積が変化することで相殺できるの で、高温高湿下でも、外観上は変化していないように見える。また、床面が湿潤 状態の場合、いわゆるマットの裏面側だけが部分的に膨潤するような条件下であ っても、凹部が変形することにより、マットブロック全体が変形するのを防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の考案の一実施例のマットブロックの平面
図である。
【図2】図1に示すマットブロックの突出部の部分拡大
図である。
【図3】図1に示すマットブロックを敷き詰めたときの
様子を示す図である。
【図4】本考案のマットブロックが膨張したときの様子
を説明するための図である。
【図5】第1の考案の他の実施例のマットブロックの平
面図である。
【図6】第1の考案の突出部の他の実施例を示す図であ
る。
【図7】第2の考案の一実施例のマットブロックの側面
断面図及び下面図である。
【図8】第2の考案の他の実施例のマットブロックの平
面図である。
【図9】第2の考案の他の実施例のマットブロックの平
面図である。
【図10】第2の考案の凹部の他の実施例を示す図であ
る。
【図11】従来のマットブロックを敷き詰めたときの状
態を示す図である。
【図12】従来のマットブロックの問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
4 マットブロック 5 突出部 6 外周面 9 マットブロック 10 突出部 12 突出部 14 マットブロック 15 裏面 16 溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に敷き詰めるゴム製のマットブロッ
    クにおいて、 隣接するマットブロック同士の対向する外周面に、一定
    高さの突出部が設けられていることを特徴とするゴム製
    のマットブロック。
  2. 【請求項2】 床面に敷き詰めるゴム製のマットブロッ
    クにおいて、 床面側の面に凹部が設けられていることを特徴とするゴ
    ム製のマットブロック。
JP1209092U 1992-03-11 1992-03-11 ゴム製のマットブロック Pending JPH0573005U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1209092U JPH0573005U (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ゴム製のマットブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1209092U JPH0573005U (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ゴム製のマットブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0573005U true JPH0573005U (ja) 1993-10-05

Family

ID=11795878

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JP1209092U Pending JPH0573005U (ja) 1992-03-11 1992-03-11 ゴム製のマットブロック

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