JPH0571546U - ブーツ - Google Patents

ブーツ

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JPH0571546U
JPH0571546U JP2609392U JP2609392U JPH0571546U JP H0571546 U JPH0571546 U JP H0571546U JP 2609392 U JP2609392 U JP 2609392U JP 2609392 U JP2609392 U JP 2609392U JP H0571546 U JPH0571546 U JP H0571546U
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JP
Japan
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wall portion
bellows
boot
annular groove
annular
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JP2609392U
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JP2577245Y2 (ja
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公志 奥山
芳昭 杉浦
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛇腹1の谷底に環状溝2を設けて谷部3を変
形し易くしたブーツについて、側壁部5の肉厚t1 が底
壁部6の肉厚t2 より厚いことにより、底壁部6に応力
が集中して該底壁部6が早期に疲労して破損するのを防
止する。また側壁部5の肉厚t1 が厚いことにより蛇腹
1が伸長または屈曲しにくいことを解消する。 【構成】 環状溝2の開口縁に環状のアンダーカット部
8または環状の側溝を設けて側壁部5の肉厚t1 を従来
より薄く、側壁部5の剛性を従来より低く成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自在継手の覆い等として用いられるブーツの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
蛇腹を有するブーツをブロー成形すると、蛇腹の谷部が山部より厚肉となって 作動時に変形しにくくなることが知られている。このため、従来、図4に示すよ うに、蛇腹1の谷底に環状溝2を設けて谷部3を変形し易くしたブーツが考案さ れている。環状溝2の開口縁は互いに平行な平坦面4,4となっている(実開昭 61−99759号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記ブーツにおいては、蛇腹1の谷部3の、環状溝2の開口縁部(以下、側壁 部と称する)5における肉厚t1 が環状溝2の底部(以下、底壁部と称する)6 における肉厚t2 より厚くなっており、これにより次の問題がある。 すなわち、蛇腹1が作動により伸長または屈曲したときに、底壁部6の剛性が 側壁部5の剛性に対して相対に低いために底壁部6に応力が集中し、よってこの 底壁部6が早期に疲労して破損する虞がある。また側壁部5の剛性が高い分、蛇 腹1が伸長または屈曲しにくい問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、蛇腹の谷底に環状溝を設けたブーツ において、前記環状溝の開口縁に環状のアンダーカット部を設けたことを特徴と するブーツを提供する(請求項1)。また蛇腹の谷底に環状溝を設けたブーツに おいて、前記環状溝の開口縁に環状の側溝を設けたことを特徴とするブーツを提 供する(請求項2)。
【0005】
【作用】
請求項1のブーツのように、環状溝の開口縁に環状のアンダーカット部を設定 して当該ブーツをブロー成形すると、パリソンにその内周側から流体圧力が作用 したときに該圧力によりアンダーカット部の裏側がアンダーカット部の形状に沿 って凹むようになり、よって側壁部が従来より薄く成形される。また請求項2の ブーツのように、環状溝の開口縁に環状の側溝を設けた場合にも側壁部が従来よ り薄く成形される。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1および図2は本考案の第一実施例を示している。 当該ブーツはブロー成形されて蛇腹1の谷部3が山部7より厚肉であり、谷底 に環状溝2が形成され、環状溝2の開口縁に一対の環状のアンダーカット部8が 形成されている。一対のアンダーカット部8は互いに向き合って凸であり、環状 溝2の幅は開口縁においてその内周側より狭くなっている(w1 <w2 )。また アンダーカット部8の凸の頂部はそれぞれ、蛇腹1が作動により縮退または屈曲 したときに互いに擦っても相手を傷つけることがないように、なだらかな曲面状 に成形されている。
【0008】 しかして、このように環状溝2の開口縁に環状のアンダーカット部8を設定し て当該ブーツをブロー成形すると、パリソンにその内周側から流体圧力が作用し たときに該圧力によりアンダーカット部8の裏側の部分9がアンダーカット部8 の形状に沿って凹むようになり、これにより側壁部5が従来より薄くなって側壁 部5の肉厚t1 と底壁部6の肉厚t2 とが略均一化され、側壁部5の剛性が低下 して側壁部5の剛性と底壁部6の剛性とが略均一化される。したがって蛇腹1が 作動により伸長または屈曲したときに底壁部6に応力が集中するのを防止するこ とができ、底壁部6が早期に疲労して破損するのを防止することができる。また 側壁部5が薄肉となってその剛性が低くなるために、蛇腹1が伸長または屈曲し 易くなる。尚、当該ブーツは熱可塑性エラストマー製である。
【0009】 図3は本考案の第二実施例を示している。 当該ブーツにおいては、蛇腹1の谷底に環状溝2が形成され、環状溝2の開口 縁に一対の環状の側溝10が形成されており、これにより底壁部6に応力が集中 するのを防止し、底壁部6が早期に疲労して破損するのを防止する。また側壁部 5が薄肉となってその剛性が低くなるために、蛇腹1が伸長または屈曲し易くな る。当該ブーツは熱可塑性エラストマー製である。
【0010】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、環状溝の開口縁に環状のアンダーカッ ト部または環状の側溝を設けて側壁部の肉厚を従来より薄く、側壁部の剛性を従 来より低くしたために、蛇腹が作動により伸長または屈曲したときに底壁部に応 力が集中するのを防止することができ、底壁部が早期に疲労して破損するのを防 止することができる。また側壁部が薄肉となってその剛性が低くなるために蛇腹 が伸長または屈曲し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係るブーツの要部断面図
【図2】同ブーツの全体構造および取付状態を示す一部
切欠した正面図
【図3】本考案の第二実施例に係るブーツの要部断面図
【図4】従来例に係るブーツの要部断面図
【符号の説明】
1 蛇腹 2 環状溝 3 谷部 4 平坦面 5 側壁部 6 底壁部 7 山部 8 アンダーカット部 9 裏側の部分 10 側溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇腹1の谷底に環状溝2を設けたブーツ
    において、前記環状溝2の開口縁に環状のアンダーカッ
    ト部8を設けたことを特徴とするブーツ。
  2. 【請求項2】 蛇腹1の谷底に環状溝2を設けたブーツ
    において、前記環状溝2の開口縁に環状の側溝10を設
    けたことを特徴とするブーツ。
JP1992026093U 1992-01-10 1992-03-30 ブーツ Expired - Lifetime JP2577245Y2 (ja)

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JP1992026093U JP2577245Y2 (ja) 1992-01-10 1992-03-30 ブーツ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP415592 1992-01-10
JP4-4155 1992-01-10
JP1992026093U JP2577245Y2 (ja) 1992-01-10 1992-03-30 ブーツ

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Publication Number Publication Date
JPH0571546U true JPH0571546U (ja) 1993-09-28
JP2577245Y2 JP2577245Y2 (ja) 1998-07-23

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ID=26337881

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Publication number Publication date
JP2577245Y2 (ja) 1998-07-23

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