JPH0571454A - 中間歯車付始動電動機 - Google Patents
中間歯車付始動電動機Info
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- JPH0571454A JPH0571454A JP3259778A JP25977891A JPH0571454A JP H0571454 A JPH0571454 A JP H0571454A JP 3259778 A JP3259778 A JP 3259778A JP 25977891 A JP25977891 A JP 25977891A JP H0571454 A JPH0571454 A JP H0571454A
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- clutch
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02N15/04—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
- F02N15/06—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
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- F02N15/06—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
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- Y10T74/13—Machine starters
- Y10T74/131—Automatic
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/13—Machine starters
- Y10T74/131—Automatic
- Y10T74/134—Clutch connection
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 機関のピニオンが惰性回転時にキースイッチ
を入れた中間歯車付始動装置の異常操作の場合に、オー
バランニングクラッチの係合溝の後端の係止環に移動連
動体への移動力を加えず、変形、破損をなくすため。 【構成】 オーバランニングクラッチのクラッチカバー
の前端と中間歯車の後端との間にかませ部材を介在さ
せ、中間歯車の突出ボス部外周にボス部がはめられた移
動連結体の、後端側上方の半円弧状係止部をオーバラン
ニングクラッチの係合溝の下半部にはめ、係合溝に対
し、前端と後端とに軸方向のすき間を設けたものであ
る。
を入れた中間歯車付始動装置の異常操作の場合に、オー
バランニングクラッチの係合溝の後端の係止環に移動連
動体への移動力を加えず、変形、破損をなくすため。 【構成】 オーバランニングクラッチのクラッチカバー
の前端と中間歯車の後端との間にかませ部材を介在さ
せ、中間歯車の突出ボス部外周にボス部がはめられた移
動連結体の、後端側上方の半円弧状係止部をオーバラン
ニングクラッチの係合溝の下半部にはめ、係合溝に対
し、前端と後端とに軸方向のすき間を設けたものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、車両に用いられる中
間歯車付始動電動機に関し、特にオーバランニングクラ
ッチの移動により中間歯車を移動させる連動手段にかか
わる。
間歯車付始動電動機に関し、特にオーバランニングクラ
ッチの移動により中間歯車を移動させる連動手段にかか
わる。
【０００２】
【従来の技術】図６は従来の中間歯車付始動機の要部縦
断面図である。１は直流電動機で、電機子２から回転軸
３が前方に出されている。４は直流電動機の継鉄で、界
磁極５が取付けられている。６は継鉄４に取付けられた
前ブラケットで、スリーブ軸受７を介し回転軸３の前端
部を支持している。
断面図である。１は直流電動機で、電機子２から回転軸
３が前方に出されている。４は直流電動機の継鉄で、界
磁極５が取付けられている。６は継鉄４に取付けられた
前ブラケットで、スリーブ軸受７を介し回転軸３の前端
部を支持している。
【０００３】次に、９は回転軸３に軸方向にしゅう動自
在に支持されたオーバランニングクラッチで、次のよう
に構成されている。１０は回転軸３の外周部にヘリカル
スプライン８により結合され、回転伝達するクラッチア
ウタ、１１はクラッチアウタ１０にローラ１２を介して
一方向回転が伝えられるクラッチインナで、スリーブ軸
受１９を介し回転軸３に支持されている。クラッチイン
ナ１１の前端部にはピニオン１３が一体に形成されてい
る。１４は当て板１５を介しクラッチアウタ１０にかし
め付け固定されたクラッチカバー、１６はクラッチアウ
タ１０に取付けられた係止環で、クラッチアウタ１０の
段付部との間に係合溝１７を形成している。１８はクラ
ッチアウタ１０の内周部に固着された偏心規制環であ
る。
在に支持されたオーバランニングクラッチで、次のよう
に構成されている。１０は回転軸３の外周部にヘリカル
スプライン８により結合され、回転伝達するクラッチア
ウタ、１１はクラッチアウタ１０にローラ１２を介して
一方向回転が伝えられるクラッチインナで、スリーブ軸
受１９を介し回転軸３に支持されている。クラッチイン
ナ１１の前端部にはピニオン１３が一体に形成されてい
る。１４は当て板１５を介しクラッチアウタ１０にかし
め付け固定されたクラッチカバー、１６はクラッチアウ
タ１０に取付けられた係止環で、クラッチアウタ１０の
段付部との間に係合溝１７を形成している。１８はクラ
ッチアウタ１０の内周部に固着された偏心規制環であ
る。
【０００４】２０は中間の支持部が前ブラケット６と受
け板２１に支点部として支持されたシフトレバーで、二
またになった下端部が係合溝１７に軸方向に係合してい
る。シフトレバー２０は、電動機上部の電磁スイッチの
プランジャ（図示しない）の先端部に、上端部が軸方向
に係合されており、支点部を中心として回動される。受
け板２１は継鉄４に取付けられたグロメット２２に緩衝
ばね２３を介して受けられている。２９は回転軸３に固
定されたストッパである。
け板２１に支点部として支持されたシフトレバーで、二
またになった下端部が係合溝１７に軸方向に係合してい
る。シフトレバー２０は、電動機上部の電磁スイッチの
プランジャ（図示しない）の先端部に、上端部が軸方向
に係合されており、支点部を中心として回動される。受
け板２１は継鉄４に取付けられたグロメット２２に緩衝
ばね２３を介して受けられている。２９は回転軸３に固
定されたストッパである。
【０００５】２４は回転軸３と平行に前ブラケット６に
固定された中間軸、２５は前ブラケット６の中間軸用穴
にはめられたグロメット、２６は内周部に固定されたス
リーブ軸受２８を介し中間軸２４に回転及び軸方向のし
ゅう動可能に支持された中間歯車である。３０は移動連
結体で、耐摩耗性で機械的強度が大な、強化合成樹脂又
は金属材からなり、ボス部３０ａが中間歯車２６の突出
ボス部２６ａの外周に緩く挿入され、止め輪３１により
抜け止めされている。ボス部３０ａの後端側上方の円弧
状係止部３０ｂが、オーバランニングクラッチ９の係合
溝１７の下半部に差込まれ、軸方向に係合している。
固定された中間軸、２５は前ブラケット６の中間軸用穴
にはめられたグロメット、２６は内周部に固定されたス
リーブ軸受２８を介し中間軸２４に回転及び軸方向のし
ゅう動可能に支持された中間歯車である。３０は移動連
結体で、耐摩耗性で機械的強度が大な、強化合成樹脂又
は金属材からなり、ボス部３０ａが中間歯車２６の突出
ボス部２６ａの外周に緩く挿入され、止め輪３１により
抜け止めされている。ボス部３０ａの後端側上方の円弧
状係止部３０ｂが、オーバランニングクラッチ９の係合
溝１７の下半部に差込まれ、軸方向に係合している。
【０００６】上記移動連結体３０を図７に斜視図で示
す。ボス部３０ａの後端側に円弧状係止部３０ｂが一体
に形成されている。
す。ボス部３０ａの後端側に円弧状係止部３０ｂが一体
に形成されている。
【０００７】次に動作を説明する。電磁スイッチの励磁
コイル（図示しない）に通電すると、プランジャが吸引
されシフトレバー２０を図６において反時計方向に回動
させる。これにより、オーバランニングクラッチ９が前
進移動（Ａ方向）され、回転軸３に取付けられてあるス
トッパ２９に受止められる。オーバランニングクラッチ
９の前進で、移動連結体３０を介して中間歯車２６が前
進移動され、内燃機関のリングギヤ３５にかみ合う。つ
いで、電磁スイッチの固定接点が閉成され、直流電動機
１の回路に通電され電機子２が回転を始め、回転軸３の
回転がオーバランニングクラッチ９からピニオン１３を
経て中間歯車２６に伝達され、リングギヤ３５を回転さ
せ内燃機関を始動させる。
コイル（図示しない）に通電すると、プランジャが吸引
されシフトレバー２０を図６において反時計方向に回動
させる。これにより、オーバランニングクラッチ９が前
進移動（Ａ方向）され、回転軸３に取付けられてあるス
トッパ２９に受止められる。オーバランニングクラッチ
９の前進で、移動連結体３０を介して中間歯車２６が前
進移動され、内燃機関のリングギヤ３５にかみ合う。つ
いで、電磁スイッチの固定接点が閉成され、直流電動機
１の回路に通電され電機子２が回転を始め、回転軸３の
回転がオーバランニングクラッチ９からピニオン１３を
経て中間歯車２６に伝達され、リングギヤ３５を回転さ
せ内燃機関を始動させる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の中
間歯車付始動電動機では、中間歯車２６をオーバランニ
ングクラッチ９に連動移動させるのに、係止環１６に移
動力が加わるが、通常の正常な中間歯車２６とリングギ
ヤ３５のかみ合いの場合は、加わる移動力は小さい。し
かし、ピニオン３５が惰性回転中に、車両のキースイッ
チを入れることによるリングギヤ３５の再かみ込みなど
異常な操作の場合は、中間歯車２６は、リングギヤ３５
端面に当接したとき、移動が止められるが、オーバラン
ニングクラッチ９はヘリカルスプライン８によりＡ方向
に大きな移動力が生じ、中間歯車２６にはめられた移動
連結体３０の円弧状係止部３０ｂに係止環１６が衝突す
る。このため、係止環１６が変形、破損するという問題
点があった。
間歯車付始動電動機では、中間歯車２６をオーバランニ
ングクラッチ９に連動移動させるのに、係止環１６に移
動力が加わるが、通常の正常な中間歯車２６とリングギ
ヤ３５のかみ合いの場合は、加わる移動力は小さい。し
かし、ピニオン３５が惰性回転中に、車両のキースイッ
チを入れることによるリングギヤ３５の再かみ込みなど
異常な操作の場合は、中間歯車２６は、リングギヤ３５
端面に当接したとき、移動が止められるが、オーバラン
ニングクラッチ９はヘリカルスプライン８によりＡ方向
に大きな移動力が生じ、中間歯車２６にはめられた移動
連結体３０の円弧状係止部３０ｂに係止環１６が衝突す
る。このため、係止環１６が変形、破損するという問題
点があった。
【０００９】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、オーバランニングクラッチに移
動連結体を介し、中間歯車を連動し前進移動させるの
に、係止環には移動力が加わらなく、変形、破損をなく
した中間歯車付始動電動機を得ることを目的としてい
る。
ためになされたもので、オーバランニングクラッチに移
動連結体を介し、中間歯車を連動し前進移動させるの
に、係止環には移動力が加わらなく、変形、破損をなく
した中間歯車付始動電動機を得ることを目的としてい
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる中間歯
車付始動電動機は、オーバランニングクラッチのクラッ
チカバーの前端と中間歯車の後端との間にかませ部材を
介在させ、中間歯車の突出ボス部外周にボス部が軸方向
に受止められた移動連動体の、後端側上方の円弧状係止
部の両端が、オーバランニングクラッチの係合溝に対し
軸方向のすき間が設けられたものである。
車付始動電動機は、オーバランニングクラッチのクラッ
チカバーの前端と中間歯車の後端との間にかませ部材を
介在させ、中間歯車の突出ボス部外周にボス部が軸方向
に受止められた移動連動体の、後端側上方の円弧状係止
部の両端が、オーバランニングクラッチの係合溝に対し
軸方向のすき間が設けられたものである。
【００１１】
【作用】この発明においては、オーバランニングクラッ
チが前進移動すると、かませ部材を介し連動して中間歯
車が前進され、移動連結体の円弧状係止部の両端は、オ
ーバランニングクラッチの係合溝にすき間があけられた
状態に維持され、係止環に移動力は加わらず、破損が防
止される。前進位置のオーバランニングクラッチが後退
移動すると、移動連結体が円弧状係止部の前端で係合溝
内の前部段付部に後退方向に押付けられることにより、
中間歯車が連動して後退される。
チが前進移動すると、かませ部材を介し連動して中間歯
車が前進され、移動連結体の円弧状係止部の両端は、オ
ーバランニングクラッチの係合溝にすき間があけられた
状態に維持され、係止環に移動力は加わらず、破損が防
止される。前進位置のオーバランニングクラッチが後退
移動すると、移動連結体が円弧状係止部の前端で係合溝
内の前部段付部に後退方向に押付けられることにより、
中間歯車が連動して後退される。
【００１２】
【実施例】図１はこの発明による中間歯車付始動電動機
の一実施例の要部縦断面図であり、１〜２６、２８、２
９、３５、２６ａは図６と同様である。４０は耐摩耗性
で機械的強度の大な、強化合成樹脂又は金属材からなる
移動連結体である。移動連結体４０は図２に示すよう
に、ボス部４０ａと、このボス部の後端側上方に出され
た円弧状係止部４０ｂと、ボス部４０ａ前端の上方に出
されたかませ部材４０ｃとが一体に形成されている。こ
の移動連結体４０は、図１に示すように、ボス部４０ａ
が中間歯車２６の突出ボス部２６ａの外周に緩くはめら
れ、止め輪３１により抜け止めされており、かませ部材
４０ｃが、オーバランニングクラッチ９のクラッチカバ
ー１４前端と、中間歯車２６後端との間に介在されてい
る。これにより、円弧状係止部４０ｂは、前端と係止溝
１７内の前部段付部にすき間ｔ1が、後端と係止環１６
との間にすき間ｔ2が設定されている。
の一実施例の要部縦断面図であり、１〜２６、２８、２
９、３５、２６ａは図６と同様である。４０は耐摩耗性
で機械的強度の大な、強化合成樹脂又は金属材からなる
移動連結体である。移動連結体４０は図２に示すよう
に、ボス部４０ａと、このボス部の後端側上方に出され
た円弧状係止部４０ｂと、ボス部４０ａ前端の上方に出
されたかませ部材４０ｃとが一体に形成されている。こ
の移動連結体４０は、図１に示すように、ボス部４０ａ
が中間歯車２６の突出ボス部２６ａの外周に緩くはめら
れ、止め輪３１により抜け止めされており、かませ部材
４０ｃが、オーバランニングクラッチ９のクラッチカバ
ー１４前端と、中間歯車２６後端との間に介在されてい
る。これにより、円弧状係止部４０ｂは、前端と係止溝
１７内の前部段付部にすき間ｔ1が、後端と係止環１６
との間にすき間ｔ2が設定されている。
【００１３】上記一実施例の装置において、始動のため
電磁スイッチを作動させると、シフトレバー２０の回動
によりオーバランニングクラッチ９が前進移動され、か
ませ部材４０ｃを介し中間歯車２６を前進移動させ、リ
ングギヤ３５にかみ合わさせる。この場合、円弧状係止
部４０ｂの前端及び後端は係合溝１８内にすき間ｔ1及
びｔ2が維持されている。また、前進移動のオーバラン
ニングクラッチ９が、シフトレバー２０の後退側への回
動により後退移動されると、円弧状係止部４０ｂの前端
が係合溝１８内の前部段付部により後方へ押付けられ、
移動連結体４０を介し中間歯車２６を後退移動させる。
ピニオン３５が惰性回転中に、車両のキーを入れる異常
操作があった場合、中間歯車２６がリングギヤ３５端面
に当接し移動が止められる。しかし、かませ部材４０ｃ
の介在により、係止環１６は円弧状係止部４０ｂの後端
とはすき間ｔ2が維持されており、大きな力が加わらず
変形、破損が防止される。
電磁スイッチを作動させると、シフトレバー２０の回動
によりオーバランニングクラッチ９が前進移動され、か
ませ部材４０ｃを介し中間歯車２６を前進移動させ、リ
ングギヤ３５にかみ合わさせる。この場合、円弧状係止
部４０ｂの前端及び後端は係合溝１８内にすき間ｔ1及
びｔ2が維持されている。また、前進移動のオーバラン
ニングクラッチ９が、シフトレバー２０の後退側への回
動により後退移動されると、円弧状係止部４０ｂの前端
が係合溝１８内の前部段付部により後方へ押付けられ、
移動連結体４０を介し中間歯車２６を後退移動させる。
ピニオン３５が惰性回転中に、車両のキーを入れる異常
操作があった場合、中間歯車２６がリングギヤ３５端面
に当接し移動が止められる。しかし、かませ部材４０ｃ
の介在により、係止環１６は円弧状係止部４０ｂの後端
とはすき間ｔ2が維持されており、大きな力が加わらず
変形、破損が防止される。
【００１４】図３はこの発明による中間歯車付始動電動
機の第２実施例を示す要部断面図である。円弧状係止部
４０ｂの前端と係合溝１７内の段付部とのすき間ｔ
1の、がたつきをなくしたものである。オーバランニン
グクラッチ９の係合溝１７につば付係合環５０をはめ、
コニカルスプリングワッシャ５１を入れ、軸方向に押圧
している。５２は止め輪、５３はつば付係合環５０と係
止環１６との間に形成された第２の係合溝で、円弧状係
止部４０ｂが下半部にはめられ、後端と係止環１６との
間にすき間ｔ2が設定されている。
機の第２実施例を示す要部断面図である。円弧状係止部
４０ｂの前端と係合溝１７内の段付部とのすき間ｔ
1の、がたつきをなくしたものである。オーバランニン
グクラッチ９の係合溝１７につば付係合環５０をはめ、
コニカルスプリングワッシャ５１を入れ、軸方向に押圧
している。５２は止め輪、５３はつば付係合環５０と係
止環１６との間に形成された第２の係合溝で、円弧状係
止部４０ｂが下半部にはめられ、後端と係止環１６との
間にすき間ｔ2が設定されている。
【００１５】図４はこの発明による中間歯車付始動電動
機の第３実施例を示す。オーバランニングクラッチ９の
クラッチカバー１４の前端と中間歯車２６の後端との間
に、かませ部材５４が入れられ突出ボス部２６ａにはめ
られている。かませ部材５４は耐摩耗性で機械的強度の
大な、強化合成樹脂又は金属材からなり、有孔の円板状
に形成されている。４１は移動連結体で、ボス部４１ａ
が中間歯車２６の突出ボス部２６ａの外周に緩くはめら
れ、止め輪３１とかませ部材５４とにより軸方向に受止
められている。ボス部４１ａの後端側上方に出された円
弧状係止部４１ｂが、係合溝１７の下半部にはめられ、
前端にすき間ｔ1が、後端にすき間ｔ2が設定されてい
る。
機の第３実施例を示す。オーバランニングクラッチ９の
クラッチカバー１４の前端と中間歯車２６の後端との間
に、かませ部材５４が入れられ突出ボス部２６ａにはめ
られている。かませ部材５４は耐摩耗性で機械的強度の
大な、強化合成樹脂又は金属材からなり、有孔の円板状
に形成されている。４１は移動連結体で、ボス部４１ａ
が中間歯車２６の突出ボス部２６ａの外周に緩くはめら
れ、止め輪３１とかませ部材５４とにより軸方向に受止
められている。ボス部４１ａの後端側上方に出された円
弧状係止部４１ｂが、係合溝１７の下半部にはめられ、
前端にすき間ｔ1が、後端にすき間ｔ2が設定されてい
る。
【００１６】図５はこの発明による中間歯車付始動電動
機の第４実施例を示す。オーバランニングクラッチ９の
クラッチインナ１１の外周には、中間歯車２６の後端に
接するかませ部材５５が円形つば状に一体に形成されて
いる。移動連結体３０は、ボス部３０ａが中間歯車２６
の突出ボス部２６ａの外周に緩くはめられ、止め輪３１
により軸方向に受止められており、円弧状係止部３０ｂ
が係合溝１７の下半部にはめられ、前端にすき間ｔ
1が、後端にすき間ｔ2が設定されている。
機の第４実施例を示す。オーバランニングクラッチ９の
クラッチインナ１１の外周には、中間歯車２６の後端に
接するかませ部材５５が円形つば状に一体に形成されて
いる。移動連結体３０は、ボス部３０ａが中間歯車２６
の突出ボス部２６ａの外周に緩くはめられ、止め輪３１
により軸方向に受止められており、円弧状係止部３０ｂ
が係合溝１７の下半部にはめられ、前端にすき間ｔ
1が、後端にすき間ｔ2が設定されている。
【００１７】なお、上記実施例では回転軸３の前端部に
直接オーバランニングクラッチ９を装着した場合を示し
たが、前端が短くされた回転軸の回転を遊星歯車減速装
置を介し出力軸に伝え、この出力軸にオーバランニング
クラッチを装着し、中間歯車に回転を伝達するようにし
た場合にも適用できるものである。
直接オーバランニングクラッチ９を装着した場合を示し
たが、前端が短くされた回転軸の回転を遊星歯車減速装
置を介し出力軸に伝え、この出力軸にオーバランニング
クラッチを装着し、中間歯車に回転を伝達するようにし
た場合にも適用できるものである。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、オー
バランニングクラッチのクラッチカバーの前端と中間歯
車の後端との間にかませ部材を介在させ、移動連結体を
ボス部で中間歯車の突出ボス部に緩くはめ軸方向には受
止め、後端側上方の円弧状係止部でオーバランニングク
ラッチの係合溝に軸方向に係合させ、円弧状係止部の前
端及び後端は係合溝に軸方向のすき間をあけたので、係
合溝の係止環は移動連結体への移動力が加わらず、変
形、破損がなくされる。
バランニングクラッチのクラッチカバーの前端と中間歯
車の後端との間にかませ部材を介在させ、移動連結体を
ボス部で中間歯車の突出ボス部に緩くはめ軸方向には受
止め、後端側上方の円弧状係止部でオーバランニングク
ラッチの係合溝に軸方向に係合させ、円弧状係止部の前
端及び後端は係合溝に軸方向のすき間をあけたので、係
合溝の係止環は移動連結体への移動力が加わらず、変
形、破損がなくされる。
【図１】この発明による中間歯車付始動電動機の一実施
例の要部縦断面図である。
例の要部縦断面図である。
【図２】図１の移動連結体の斜視図である。
【図３】この発明による中間歯車付始動電動機の第２実
施例の一部縦断面図である。
施例の一部縦断面図である。
【図４】この発明による中間歯車付始動電動機の第３実
施例の要部縦断面図である。
施例の要部縦断面図である。
【図５】この発明による中間歯車付始動電動機の第４実
施例の要部縦断面図である。
施例の要部縦断面図である。
【図６】従来の中間歯車付始動電動機の要部縦断面図で
ある。
ある。
【図７】図６の移動連結体の斜視図である。
１ 直流電動機 ３ 回転軸 ９ オーバランニングクラッチ 10 クラッチアウタ 11 クラッチインナ 13 ピニオン 16 係止環 17 係合溝 24 中間軸 26 中間歯車 26a 突出ボス部 30、40、41 移動連結体 30a、40a、41a ボス部 30b、40b、41b 円弧状係止部 31 止め輪 35 リングギヤ 40c かませ部材 54、55 かませ部材
Claims (4)
- 【請求項１】 電動機の回転軸の回転により一方向回転
を伝え、かつ、シフトレバーの回動により前進、後退さ
れるオーバランニングクラッチと、このオーバランニン
グクラッチの軸心線に平行に配設された中間軸と、この
中間軸に回転及び軸方向の移動自在に支持され、上記オ
ーバランニングクラッチの前端のピニオンにかみ合わさ
れており、前進移動されて機関のリングギヤにかみ合い
始動回転させる中間歯車と、この中間歯車の後端側の突
出ボス部の外周にボス部が緩くはめられ、軸方向には受
止められ、ボス部の後端側上方に一体に形成された半円
弧状係止部が、上記オーバランニングクラッチの後端部
に設けられた係合溝の下半部にはめられ、軸方向に係合
するようにした移動連結体とを備え、上記係合溝は後端
が係止環により形成されており、 上記オーバランニングクラッチのクラッチカバーの前端
と上記中間歯車の後端との間に、かませ部材を介在さ
せ、上記半円弧状係止部は上記係合溝に対し、前端及び
後端に軸方向のすき間が設けられたことを特徴とする中
間歯車付始動電動機。 - 【請求項２】 かませ部材を移動連結体のボス部の前端
上部に一体に形成したことを特徴とする請求項１の中間
歯車付始動電動機。 - 【請求項３】 かませ部材は有孔の円板状をなし、中間
歯車の後端に接し突出ボス部外周にはめられたことを特
徴とする請求項１の中間歯車付始動電動機。 - 【請求項４】 かませ部材はオーバランニングクラッチ
のクラッチインナの外周に円形つば状に一体に形成さ
れ、中間歯車の後端に接していることを特徴とする請求
項１の中間歯車付始動電動機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3259778A JP2555492B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 中間歯車付始動電動機 |
| KR1019920010794A KR950003171B1 (ko) | 1991-09-10 | 1992-06-22 | 중간기어부착 시동전동기 |
| US07/942,413 US5258674A (en) | 1991-09-10 | 1992-09-09 | Starter motor with an intermediate gear wheel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3259778A JP2555492B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 中間歯車付始動電動機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571454A true JPH0571454A (ja) | 1993-03-23 |
| JP2555492B2 JP2555492B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=17338847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3259778A Expired - Fee Related JP2555492B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 中間歯車付始動電動機 |
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| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2555492B2 (ja) |
| KR (1) | KR950003171B1 (ja) |
Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2013514501A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 自動車の駆動系用マウント装置 |
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| JP2007132296A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Denso Corp | 中間歯車付スタータ |
| JP2007332821A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Denso Corp | 中間歯車付スタータ |
| DE102016112426A1 (de) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | Getrag Getriebe- Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg | Elektromotoranordnung und Verfahren zur Montage einer Elektromotoranordnung |
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| JPS63295861A (ja) * | 1987-05-27 | 1988-12-02 | Mitsubishi Electric Corp | 始動電動機 |
| JPH01148068U (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-13 | ||
| JPH025758A (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-10 | Mitsubishi Electric Corp | 始動電動機 |
| JPH0746772Y2 (ja) * | 1988-10-24 | 1995-10-25 | 三菱電機株式会社 | スタータ装置 |
| US4974463A (en) * | 1988-12-22 | 1990-12-04 | Ford Motor Company | Starting motor with a translatable idler/pinion gear |
| JPH0741893Y2 (ja) * | 1990-06-08 | 1995-09-27 | 三菱電機株式会社 | 中間歯車付始動電動機 |
| JPH086664B2 (ja) * | 1990-10-25 | 1996-01-29 | 三菱電機株式会社 | 中間歯車型スタータ |
-
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- 1991-09-10 JP JP3259778A patent/JP2555492B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-06-22 KR KR1019920010794A patent/KR950003171B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1992-09-09 US US07/942,413 patent/US5258674A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013514501A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 自動車の駆動系用マウント装置 |
| US8888377B2 (en) | 2009-12-17 | 2014-11-18 | Daimler Ag | Bearing mounting arrangement for a drive train of a motor vehicle |
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|---|---|
| JP2555492B2 (ja) | 1996-11-20 |
| KR950003171B1 (ko) | 1995-04-01 |
| KR930006315A (ko) | 1993-04-21 |
| US5258674A (en) | 1993-11-02 |
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