JPH0570879A - 内燃機関用コンロツド - Google Patents

内燃機関用コンロツド

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JPH0570879A
JPH0570879A JP4036748A JP3674892A JPH0570879A JP H0570879 A JPH0570879 A JP H0570879A JP 4036748 A JP4036748 A JP 4036748A JP 3674892 A JP3674892 A JP 3674892A JP H0570879 A JPH0570879 A JP H0570879A
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治男 椎名
Riyouichi Murakashi
良一 村樫
Masami Hoshi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた機械的特性を有する内燃機関用コンロ
ッドを提供する。 【構成】 コンロッド本体3は、 12.0重量%≦Si≦28.0重量%、 0.8重量%≦Cu≦5.0重量%、 0.3重量%≦Mg≦3.5重量%、 2.0重量%≦Fe≦10.0重量%、 0.5重量%≦Mn≦2.9重量% および不可避不純物を含む残部Alよりなる急冷凝固ア
ルミニウム合金粉末を用いた高強度アルミニウム合金よ
り構成される。コンロッド本体3にボルト4により締結
されるキャップ5は、前記急冷凝固アルミニウム合金粉
末を用いた高強度アルミニウム合金マトリックスに、A
2 3 粒子、SiC粒子、Si3 4 粒子および金属
Si粒子から選択される少なくとも一種の硬質粒子を
1.5重量%以上、15.0重量%以下分散させた複合
材より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用コンロッド、
特に、桿部を有するコンロッド本体と、そのコンロッド
本体にボルトにより締結されるキャップとを備えた内燃
機関用コンロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種コンロッドとして、粉末冶
金法の適用により大量のSi、Fe、Mn等を添加した
高強度アルミニウム合金より構成されたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンロッド用高強度アルミニウム合金(以下、公知合金
と称す)には次に述べるような諸問題点がある。 (a) 公知合金は微細金属組織を有するので、強度的
には優れているが、クリープ特性が劣るため、高温下で
常時圧縮応力を受けるキャップのボルト締結部では、長
時間の使用に伴いクリープ縮みが増加し、その結果、ボ
ルト締結力が減少したり、極端な場合にはボルト締結部
の破壊に至るおそれがある。 (b) 公知合金は大量のSi、Fe、Mn等の添加に
より熱膨脹係数の低下およびヤング率の向上を狙ってい
るが、工業材料としての生産性および靱性を考慮する
と、熱膨脹係数は約18×10-6/℃、ヤング率は約1
0000kg/mm2 が限界である。
【0004】アルミニウム合金よりコンロッドを構成
し、それを鋼製クランクシャフトと組合せた場合、それ
らの間のクリアランス、圧入代等を決定するに当り、ア
ルミニウム合金の熱膨脹係数が鋼のそれに接近していれ
ば設計上の自由度が増すことになるが、公知合金ではこ
のような要求を満たすことができない。そのため、コン
ロッドのクランクピン孔とクランクシャフトのクランク
ピンとの間のクリアランスは温度の上昇に伴い大幅に増
大する。
【0005】またヤング率は、荷重を受けた時のコンロ
ッドの弾性域における変位、歪を左右する重要なフアク
タであり、コンロッドの小型化を図るためにはヤング率
を十分に大きくする必要があるが、公知合金ではこのよ
うな要求を満たすことができない。 (c) 公知合金は、それに析出する初晶Si、共晶S
i、金属間化合物等が非常に微細であるため、摺動摩耗
量が比較的多く、その結果高面圧、高速摺動下では耐久
性に乏しいといった問題があり、コンロッド構成材料と
して満足すべきものではない。
【0006】本発明は前記諸問題を解決し得る前記内燃
機関用コンロッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、桿部を有する
コンロッド本体と、そのコンロッド本体にボルトにより
締結されるキャップとを備えた内燃機関用コンロッドに
おいて、前記コンロッド本体は、 12.0重量%≦Si≦28.0重量%、 0.8重量%≦Cu≦5.0重量%、 0.3重量%≦Mg≦3.5重量%、 2.0重量%≦Fe≦10.0重量%、 0.5重量%≦Mn≦2.9重量% および不可避不純物を含む残部Alよりなる急冷凝固ア
ルミニウム合金粉末を用いた高強度アルミニウム合金よ
り構成され、前記キャップは、前記急冷凝固アルミニウ
ム合金粉末を用いた高強度アルミニウム合金マトリック
スに、Al23 粒子、SiC粒子、Si3 4 粒子お
よび金属Si粒子から選択される少なくとも一種の硬質
粒子を1.5重量%以上、15.0重量%以下分散させ
た複合材より構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】急冷凝固アルミニウム合金粉末の組成を前記の
ように特定すると、優れた高温強度、耐摩耗性およびヤ
ング率を有し、また熱膨脹係数の低下を図ると共に耐応
力腐食割れ特性を改善された高強度アルミニウム合金、
したがってコンロッド本体およびキャップのマトリック
スを構成することができる。
【0009】また急冷凝固アルミニウム合金は一般に難
加工性であるが、前記のように各化学成分の含有量を特
定することによって、熱間押出し加工性、熱間鍛造加工
性等の熱間塑性加工性を向上させてコンロッド本体およ
びキャップの生産性を良好にすることができる。
【0010】各化学成分および硬質粒子の含有理由およ
び含有量の限定理由は以下の通りである。 (a) Siについて Siは、急冷凝固アルミニウム合金粉末より形成される
コンロッド本体およびキャップのマトリックスにおける
耐摩耗性、ヤング率および熱伝導率を向上し、また熱膨
脹係数を低下する効果を有する。ただし、12.0重量
%を下回ると前記効果を得ることができず、一方、2
8.0重量%を上回ると、熱間押出し加工および熱間鍛
造加工において成形性が悪化し、コンロッド本体等に割
れを生じ易くなる。 (b) Cuについて Cuは、熱処理においてコンロッド本体等を強化する効
果を有する。ただし、0.8重量%を下回ると前記効果
を得ることができず、一方、5.0重量%を上回ると、
熱間鍛造加工性が低下し、またコンロッド本体等の耐応
力腐食割れ特性が悪化する。 (c) Mgについて Mgは、Cuと同様に熱処理においてコンロッド本体等
を強化する効果を有する。ただし、0.3重量%を下回
ると前記効果を得ることができず、一方、3.5重量%
を上回ると、熱間鍛造加工性が低下し、またコンロッド
本体等の耐応力腐食割れ特性が悪化する。 (d) Feについて Feは、コンロッド本体等の高温強度およびヤング率を
向上させる効果を有する。ただし、2.0重量%を下回
ると、コンロッド本体等における高温強度の向上を期待
することができず、一方、10.0重量%を上回ると高
速熱間鍛造加工が事実上不可能となる。 (e) Mnについて Mnは、特にFe≧4重量%の範囲において、熱間鍛造
加工性を向上させ、またコンロッド本体等の高温強度お
よび耐応力腐食割れ特性を改善する効果を有する。ただ
し、0.5重量%を下回ると、前記効果を得ることがで
きず、一方、2.9重量%を上回ると、却って熱間鍛造
加工性が悪化する等、悪影響が現れる。 (f) 硬質粒子について 前記のように特定された4種の硬質粒子は、キャップの
マトリックスに分散することによりその結晶の転位を固
着して高温下におけるキャップのクリープ特性を改善
し、また熱膨脹係数を低下し、さらにヤング率および耐
摩耗性を向上する効果を有する。ただし、急冷凝固アル
ミニウム合金粉末に対する硬質粒子の含有量が1.5重
量%を下回ると、キャップの耐摩耗性が改善されず、ま
たヤング率の向上および熱膨脹係数の減少の程度も低く
なり、一方、15.0重量%を上回ると、熱間鍛造加工
性が低下し、またキャップの疲労強度および機械加工性
がそれぞれ著しく低下する。
【0011】
【実施例】図1は、内燃機関用コンロッド1を示し、そ
のコンロッド1は桿部2を有するコンロッド本体3と、
そのコンロッド本体3にボルト4により締結されるキャ
ップ5とを備えている。
【0012】前記急冷凝固アルミニウム合金粉末におけ
る各化学成分の含有量は、コンロッド本体3およびキャ
ップ5のマトリックスにおいて、特に耐応力腐食割れ特
性および熱間鍛造加工性を良好にするためには下記に限
定される。
【0013】 14.0重量%≦Si≦18.0重量% 2.0重量%≦Cu≦5.0重量% 0.3重量%≦Mg≦1.5重量% 3.0重量%≦Fe≦6.0重量% 0.5重量%≦Mn≦2.5重量% 前記複合材より、熱的影響を受けるキャップ5を構成す
る場合、このキャップ5についてはヤング率、熱膨脹係
数、クリープ特性および機械加工性が問題となるので、
前記硬質粒子の含有量は9.0重量%以上、13.0重
量%以下が好ましい。その理由は、9.0重量%を下回
ると、クリープ特性改善効果が減少傾向となり、一方、
13.0重量%を上回ると機械加工性が低下する傾向に
あるからである。
【0014】また鋼製クランクシャフトとの摺動摩耗が
問題となる場合には、その鋼の種類にもよるが、硬質粒
子の含有量は2.0重量%以上、4.0重量%以下が好
ましい。その理由は、2.0重量%を下回るとキャップ
5の摩耗量が増える傾向にあり、一方、4.0重量%を
上回るとクランクシャフトの摩耗量が増える傾向にある
からである。
【0015】キャップ5を製造する場合は、例えば急冷
凝固アルミニウム合金粉末と硬質粒子とを混合して混合
粉末を得、次いでその混合粉末に冷間静水圧プレス成形
法(CIP法)等を適用して圧粉体を得、その後圧粉体
に熱間押出し加工を施すものである。
【0016】この場合、急冷凝固アルミニウム合金粉末
の粒度は、325メッシュ以下のものを、45重量%以
上、70重量%以下とする。その理由は、前記粒度の粉
末が45重量%を下回ると疲労強度が低下し、一方、7
0重量%を上回るとクリープ特性が悪化するからであ
る。
【0017】また硬質粒子の粒径は、疲労強度を損なわ
ずに耐摩耗性を向上し、またクリープ特性を改善するた
めには、5μm以上、74μm以下が好ましい。その理
由は5μmを下回ると、取扱い性が悪くなり、一方、7
4μmを上回ると、疲労強度が低下する傾向にあるから
である。
【0018】コンロッド本体3を、硬質粒子を含まない
前記高強度アルミニウム合金より構成する理由は、コン
ロッド本体3は疲労強度が優先して要求されるため硬質
粒子を含まない方が有利であるからである。これに対
し、キャップ5はコンロッド本体3に比べて疲労強度の
要求は少ないが、ボルト締結部の面圧が高く、クリープ
縮みを減少させる必要があるので硬質粒子を含む複合材
より構成する。
【0019】次に、キャップ5を構成する複合材の製造
方法およびその複合材についての各種試験結果について
説明する。
【0020】急冷凝固アルミニウム合金粉末として、S
i 17.2重量%、Cu 2.5重量%、Mg 0.
6重量%、Fe 4.3重量%、Mn 1.8重量%お
よび不可避不純物を含む残部Alよりなる粉末を、アト
マイズ法を適用して、冷却速度103 〜104 ℃/sec
の条件の下に製造する。
【0021】急冷凝固アルミニウム合金粉末に、表1に
示す含有量にて各種硬質粒子を配合し、以下に述べる各
工程を経て複合材(1)〜(12)を製造する。
【0022】即ち、急冷凝固アルミニウム合金粉末と各
硬質粒子とをV型ブレンダにて混合した後、各混合粉末
に冷間静水圧プレス成形法(CIP法)、または金型圧
縮成形法を適用して密度比75%の圧粉体を得る。
【0023】冷間静水圧プレス成形法においては、ゴム
製チューブ内に混合粉末を入れ、1.5〜3.0ton /
cm2 程度の静水圧下で成形を行い、金型圧縮成形法にお
いては、金型内に混合粉末を入れて、常温大気中で1.
5〜3.0ton /cm2 程度の圧力下で成形を行う。各圧
粉体を、炉内温度400℃の均熱炉内に設置して4時間
保持し、次いで各圧粉体に熱間押出し加工を施して直径
18mm、長さ450mmの丸棒状に成形された複合材
(1)〜(12)を得る。
【0024】この場合の押出し方法は、直接押出し(前
方押出し)、間接押出し(後方押出し)のいずれでもよ
いが、押出し比は5以上を必要とする。押出し比が5以
下では、強度のばらつきが大きくなるので好ましくな
い。
【0025】
【表1】 比較のため、前記と同様の手法により表2に示す比較材
(1)〜(3)を製造する。
【0026】
【表2】 なお、比較材(1)は、複合材(1)〜(12)におけ
るマトリックスと同一組成であり、また比較材(2)は
鋳造材であるJIS AC8Cに相当し、さらに比較材
(3)は複合材である。
【0027】表3は、複合材(1)〜(12)および比
較材(1),(2)の熱膨脹係数(×10-6、20〜2
00℃)およびヤング率(200℃、kg/mm2 )を示
す。
【0028】
【表3】 表3から明らかなように、複合材(1)〜(12)は比
較材(1),(2)に比べて、熱膨脹係数が低下し、ま
たヤング率が向上しており、これはマトリックスにAl
2 3 等の硬質粒子が分散していることに起因する。
【0029】表4は、複合材(1)〜(12)および比
較材(3)に対して応力腐食割れ試験(JIS H87
11)を行った場合の結果を示す。
【0030】応力腐食割れ試験は、縦80mm、横10m
m、厚さ2mmのテストピースを、それに対する負荷応力
をσ0.2 ×0.9(ただし、σ0.2 は、各複合材(1)
〜(12)および比較材(3)の0.2%耐力)とし
て、液温30℃、濃度3.5%のNaCl水溶液中に2
8日間浸漬することにより行われ、耐応力腐食割れ特性
の優劣はテストピースにおけるクラックの発生の有無に
より判断する。
【0031】
【表4】 表4から明らかなように、複合材(1)〜(12)は比
較材(3)に比べて耐応力腐食割れ特性が優れており、
これは主としてMnの含有に起因する。
【0032】表5は、複合材(2),(5),(8)お
よび比較材(1)に対して摺動摩耗試験を行った場合の
結果を示す。
【0033】摺動摩耗試験は、縦10mm、横10mm、厚
さ5mmのテストピースを、速度2.5m/sec で回転す
る直径135mmのJIS S50C製円盤に圧力200
kg/cm2 を以て押圧し、また潤滑油を5cc/min の条件
で滴下し、摺動距離18kmに亘って行われたもので、摩
耗量はテストピースにおける試験前後の重量差(g)を
求めることにより測定される。
【0034】
【表5】 表5から明らかなように、複合材(2),(5),
(8)は比較材(1)に比べて、優れた耐摩耗性を有し
ており、これはマトリックスにAl2 3 、SiC、S
3 4 といった硬質粒子が分散していることに起因す
る。
【0035】表6は、複合材(2),(5),(8)お
よび比較材(1)に対してクリープ試験を行った場合の
結果を示す。
【0036】クリープ試験は、直径10mm、平行部の長
さ40mmのテストピースに、170℃にて12kg/mm2
の圧縮力を100時間に亘って付与することにより行わ
れ、クリープ縮み量はテストピースの試験前後の長さの
比(%)を求めることによって測定される。
【0037】
【表6】 表6から明らかなように、複合材(2),(5),
(8)は、比較材(1)に比べてクリープ縮み量が減少
しており、これはマトリックスにAl2 3 、SiC、
Si3 4 といった硬質粒子が分散していることにより
マトリックスの結晶の転位が固着されることに起因す
る。
【0038】なお、鋳造材である比較材(2)のクリー
プ縮み量は0.04%であり、複合材(2),(5),
(8)のそれは鋳造材に略匹敵する。
【0039】表7は、コンロッド1における直径45mm
のクランクピン孔6の寸法変化と温度との関係を示す。
【0040】実施例コンロッド1は、そのコンロッド本
体3を前記マトリックス材、したがって比較材(1)よ
り構成され、またキャップ5を複合材(3)より構成さ
れている。比較例コンロッド1は、そのコンロッド本体
3およびキャップ5を比較材(1)より構成されてい
る。両コンロッド1において、キャップ5はコンロッド
本体3にボルト4により締結される。
【0041】
【表7】 表7から明らかなように、複合材(3)より構成される
キャップ5を備えた実施例コンロッド1は、比較材
(1)より構成された比較例コンロッド1に比べて温度
上昇に伴うクランクピン孔6の直径変化量が少なく、こ
れにより機関運転時におけるクランクピンとクランクピ
ン孔6間のクリアランス変化を抑制することができる。
これはマトリックスに10重量%のAl2 3 粒子を分
散させたことによりキャップ5の熱膨脹係数の低下が図
られていることに起因する。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように特定され
た構成材料を用いることによって、優れた高温強度、耐
摩耗性およびヤング率を有し、また熱膨脹係数の低下を
図ると共に耐応力腐食割れ特性を改善された生産性の良
いコンロッド本体およびキャップを備え、特にキャップ
の高温下におけるクリープ特性を改善した内燃機関用コ
ンロッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関用コンロッドの要部破断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンロッド、 2 桿部、 3 コンロッド本体、 4 ボルト、 5 キャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桿部(2)を有するコンロッド本体
    (3)と、そのコンロッド本体(3)にボルト(4)に
    より締結されるキャップ(5)とを備えた内燃機関用コ
    ンロッドにおいて、前記コンロッド本体(3)は、 12.0重量%≦Si≦28.0重量%、 0.8重量%≦Cu≦5.0重量%、 0.3重量%≦Mg≦3.5重量%、 2.0重量%≦Fe≦10.0重量%、 0.5重量%≦Mn≦2.9重量% および不可避不純物を含む残部Alよりなる急冷凝固ア
    ルミニウム合金粉末を用いた高強度アルミニウム合金よ
    り構成され、前記キャップ(5)は、前記急冷凝固アル
    ミニウム合金粉末を用いた高強度アルミニウム合金マト
    リックスに、Al 2 3 粒子、SiC粒子、Si3 4
    粒子および金属Si粒子から選択される少なくとも一種
    の硬質粒子を1.5重量%以上、15.0重量%以下分
    散させた複合材より構成されていることを特徴とする内
    燃機関用コンロッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1507088A1 (en) * 2003-08-13 2005-02-16 Nissan Motor Company, Limited Structure for connecting piston to crankshaft
JP2006283138A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kobe Steel Ltd アルミニウム又はアルミニウム合金材及びそれを使用した構造体

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