JPH0567288B2 - - Google Patents

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JPH0567288B2
JPH0567288B2 JP63194316A JP19431688A JPH0567288B2 JP H0567288 B2 JPH0567288 B2 JP H0567288B2 JP 63194316 A JP63194316 A JP 63194316A JP 19431688 A JP19431688 A JP 19431688A JP H0567288 B2 JPH0567288 B2 JP H0567288B2
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bone
bone screw
threaded portion
shoulder
thread
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Deii Sutefuii Aasaa
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Acromed Corp
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Application filed by Acromed Corp filed Critical Acromed Corp
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Publication of JPH0567288B2 publication Critical patent/JPH0567288B2/ja
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    • A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70—Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
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    • A61B17/863—Shanks, i.e. parts contacting bone tissue with thread interrupted or changing its form along shank, other than constant taper

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、生体の骨又は骨群に対する損傷又は
変形の補修において用いられる骨用ねじに関す
る。
（従来の技術及び解決しようとする課題） 骨用ねじは医療においては周知である。骨用ね
じの典型的な使途は、骨折の処置、骨折部に隣接
する部分における折損した骨の各部への補修器具
の取り付け、あるいは脊柱の如き骨群に対する補
修器具の取り付けである。
米国特許第2121193号及び同第2570465号はそれ
ぞれ、骨の網状組織部分（cancellous portion）
と係合するためのねじ部を有する骨用ねじを開示
している。このねじ部は、骨用ねじの長手方向軸
心とほぼ直角をなす方向に延長する後部面を有す
る。米国特許第4175555号に開示された骨用ねじ
は、骨の組織と係合するための異なるピツチ長さ
の２つのねじ部を有する。この２つのねじはそれ
ぞれ、骨用ねじがねじ込まれる時、緊締作用力を
骨の折損部に加えるための骨用ねじの長手方向軸
心とほぼ直角をなす面を有する。
米国特許第3997138号は、脊柱（vertebra）に
対して補修器具のロツドを固定するための別の骨
用ねじを開示している。この骨用ねじは、２つの
ねじ部と、骨用ねじに一体に形成された１つのボ
スとを含む。このボスは、２つのねじ部間に置か
れている。このボスは、ロツドを脊柱から間隔を
置いて保持する。脊柱中に突出する突起部を有す
るワツシヤが、前記ボスと脊柱との間に置かれ
て、網状骨中の骨用ねじの安定を助ける。
前掲の米国特許第2121193号に開示された骨用
ねじと類似する骨用ねじは、補修器具を脊椎に固
定するために使用することができる。骨用ねじの
第１のねじ部が脊椎の網状部にねじ込まれる。脊
椎から突出する骨用ねじの第２のねじ部に対して
ナツトが螺合される。補修器具は、この骨用ねじ
の第２のねじ部で受け止められて、ナツトに対し
て緊締される。次に、第２のナツトが骨用ねじの
この第２のねじ部に対してねじ込まれる。この第
２のナツトは補修器具に対して緊締され、骨用ね
じに対する運動を阻止するため、補修器具に対し
て緊締力を加える。
補修器具から骨用ねじに対して、その長手方向
の中心軸に直角に伝達される負荷のため、骨用ね
じは脊椎に対して運動しようとするか、あるいは
第２のねじ部が第１のねじ部に対して曲がろうと
する。骨用ねじのこのような曲げは、骨用ねじの
表面に割れを生じて最終的な障害をもたらす結果
となるおそれがある。また、もし補修器具がナツ
ト間に適正に着座しなければ、局部的な曲げ応力
がナツトに隣接する骨用ねじに集中して骨用ねじ
が折損するおそれがある。
さらにまた、生体のある体液が腐食性をもつ。
もじ骨用ねじの表面が比較的大きな応力部分にお
ける体液の腐食作用によりくぼみを生じるなら
ば、割れが生じて骨用ねじの最終的な障害が生じ
るおそれがある。これらの体液はしばしば、骨用
ねじのための脊椎の開口から骨用ねじの大きな応
力領域へ流れる。
（課題を解決するための手段） 本発明は、網状骨部における骨用ねじのための
堅固な座を提供するねじ形状を有する骨用ねじを
提供する。このねじの冠部は、骨部から骨用ねじ
を抜き取る抵抗を増すために網状骨部に貫入され
る。更に、本骨用ねじは、常に最も大きな応力を
受け且つ折れ易い領域の強度が大きくなつてい
る。この骨用ねじは、骨用ねじが所要の長さだけ
骨に侵入した時を外科医が判定する助けとなる規
準面を有する。
骨用ねじは、保持部と封止部との組み合わせ部
である胴部及び肩部を有する。この保持部兼封止
部は、骨部に形成された開口と係合する比較的大
きな領域を持ち、骨用ねじが骨部に対して骨用ね
じの長手方向軸心に対する直角方向の運動に抵抗
する。この保持部兼封止部はまた、骨用ねじの曲
がりを最小限度に抑えようとする傾向を有する。
更に、骨部と前記保持部兼封止部との間の大きな
係合領域が、骨用ねじが骨用ねじのため骨部に形
成された開口からの体液の流出を阻止することを
可能とする。
本骨用ねじは、骨部を骨結合部材と結合するた
めの骨用ねじであつて、長手方向軸心と、内ねじ
を設けたナツトを受け入れる第１の外ねじ部と、
骨用ねじを骨部に取り付けるための骨部の開口を
画成する面と螺合する第２の外ねじ部とを持つ長
形の柄部と、骨部の開口内に突出し且つ該開口を
画成する面の一部と係合して、前記骨用ねじの前
記骨部に対する前記柄部の長手方向軸心を横切る
方向への運動を拘束し、且つ前記骨部の開口から
体液の流出を閉塞するため、前記柄部と一体で少
なくとも骨部の開口の横断面積と等しい横断面積
を持つ胴部とを有し、該胴部が前記第１の外ねじ
部と前記第２の外ねじ部との中間に配置されるこ
とを特徴とする。
さらに本骨用ねじは、前記柄部と一体で且つ前
記第１及び第２の外ねじ部の間に配置されたねじ
込み部を有し、該ねじ込み部は、前記第１及び第
２の外ねじ部のそれぞれの横断面積より大きい横
断面積を有し、前記第２の外ねじ部と前記ねじ込
み部との間に、前記柄部と一体に肩部が配置さ
れ、該肩部は、ねじが設けられておらず且つ前記
ねじ込み部に隣接した大きい横断面から、前記第
２の外ねじ部に隣接したより小さい横断面へ向け
て、横断面がテーパ付けられ、前記肩部は、肩部
の開口内に突出し且つ該開口を画成する面の一部
と係合するため、該肩部の開口の横断面積より大
きい横断面積を有し、これにより前記骨用ねじの
前記骨部に対する前記柄部の長手方向軸心を横切
る方向への運動を拘束し、且つ前記骨部の開口か
ら体液の流出を閉塞するようにしたことを特徴と
する。
本骨用ねじの一実施態様においては、本骨用ね
じを用いて補修器具の結合部材を網状骨部に取り
付ける。骨用ねじは、長手方向軸心を持つ長い柄
部を有する。第１の外ねじ部は、この結合部材を
骨用ねじに取り付けるために用いられる。第２の
外ねじ部は、骨部における開口を画成する面と螺
合して、骨用ねじを骨部に取り付けるためのもの
である。
柄部の円筒状胴部は、第１及び第２の外ねじ部
間に配置される。この胴部は、第２の外ねじ部の
ねじの冠部径とほぼ等しい直径を有する。前記胴
部の長さは、第２の外ねじ部のピツチよりも小さ
い。この胴部は、骨部の開口を画成する面の一部
と係合して、骨用ねじの骨部に対する前記柄部の
長手方向軸心を横切る方向への運動に抵抗を生じ
る。この胴部はまた、体液が骨部の開口から流出
することを阻止する。
第１の外ねじ部は、骨用ねじの一端部に形成さ
れて、第２の外ねじ部は骨用ねじの反対側端部に
形成され、網状骨部と結合する。この第２の外ね
じ部は、前側面と後側面とを有する。この前側面
は、前記柄部の長手方向軸心に対して後方にほぼ
45°傾斜している。前記後側面は、前記柄部の長
手方向軸心に対して後方にほぼ80°傾斜して、同
じねじの前側面と交差して冠部を形成する。隣接
するねじ部の前側面と後側面とは、ある曲率半径
を持つ弧状の谷部で交差する。前記冠部は、前記
弧状の谷部の曲率半径よりも小さな距離だけ前記
後側面の最も前方部分の後方に偏在し、これによ
り前記網状骨部の一部が突出する凹部を形成して
骨部における骨用ねじの堅固な座を形成する。
前記胴部に隣接して置かれる前記第２の外ねじ
部のねじの形態は、この第２の外ねじ部の他のね
じ形態の谷部の半径よりも大きな半径の谷部を有
する。前記第１の外ねじ部に隣接する胴部には座
部が置かれる。この座部は、前記結合部材と係合
して、この結合部材の骨用ねじに沿つた軸方向位
置を確保する面を有する。
前記座部と前記胴部との間には、肩部が置かれ
ている。この肩部は、肩部が胴部から座部に向か
う方向に延長するに伴い増大する直径を持つテー
パ状の湾曲面を有する。第２の肩部が座部と第１
の外ねじ部との間に置かれる。この第２の肩部
は、第２の肩部が第１の肩部から前記座部に向か
つて延長するに伴い直径が増大するテーパ状湾曲
面を有する。
本発明の他の特徴については、本発明に関わる
当業者にとつては、図面に関して以降の説明を読
めば明らかになるであろう。
（実施例） 本発明による骨用ねじ１１０の実施態様が第１
図に示されている。この骨用ねじ１１０は骨部を
一緒に結合するための補修器具の結合部材１２０
（第３図）と共に使用される。この骨用ねじ１１
０は、骨部１２２にねじ込まれて、結合部材１２
０を骨部と結合させる。骨部は、折損した骨の部
分でも、あるいは脊柱の脊椎の如き骨群の異なる
骨でもよい。
骨用ねじ１１０は、外科用途のステンレス鋼ま
たはチタンの如き人間の組織と共存し得る材料か
ら作られる。骨用ねじ１１０は、長手方向軸心Ｂ
を持つ長い円筒状柄部１３２（第５図）を含む。
この骨用ねじ１１０は、柄部１３２に一体に形成
され且つ柄部の一部に沿つて長手方向に延長する
第１の外ねじ部１４２を有する。この第１の外ね
じ部１４２は標準の一体ねじを設けたナツト１４
６（第３図）と螺合して、結合部材１２０を骨用
ねじ１１０に対して固定する。ナツト１４６の所
要の締付けが行われた後、骨用ねじ１１０の第１
の外ねじ部１４２がナツト１４６に隣接して切断
されて仕上げられる。
骨用ねじ１１０はまた、柄部１３２に一体に形
成され且つ前記柄部の反対側に長手方向に延長す
る第２の外ねじ部１４４を有する。この第２の外
ねじ部１４４は、第２図乃至第４図に示されるよ
うに、骨用ねじ１１０を脊椎の如き網状骨部１２
２に対して結合するためのものである。
通常の環境及び荷重の下では、ナツト１４６の
締付けは、第２の外ねじ部１４４の冠部１７２を
骨の網状組織中に後方に更に貫入させる以外の何
者でもない。しかも後側面１７６が骨用ねじ１１
０の長手方向軸心Ｂに対して直角をなすかあるい
は前方に傾斜したならば、後側面１７６は本発明
によるねじ形状の後方に置かれた後側面と同じ確
実さで網状骨部中に骨用ねじを保持することはな
いが、これは網状骨部１２２が後側面１７６に沿
つて半径方向外方に、より容易に押され得るため
である。更に、ナツト１４６を締付けることによ
り、結合部材１２０を骨部１２２に対して引付け
て緊締する。骨用ねじ１１０は、緊締作用を生じ
るために回転されないので、骨部１２２及び結合
部材１２０は相互に回転されない。このため、骨
用ねじ１１０の長手方向軸心Ｂに対し、平行な方
向にのみ運動を許容し、緊締作用力を生じる。
骨用ねじ１１０は、第１及び第２の外ねじ部１
４２，１４４間に置かれた円筒状の胴部１８２
（第１図）を含む。この円筒状胴部１８２は、第
２の外ねじ部１４４の冠部径D2（第１図）とほぼ
等しい直径D1（第１図）を持つ面により画成さ
れ、したがつて開口１５４の直径D6（第２図）よ
り大きい。胴部１８２の軸方向長さＹ（第２図）
は、第２の外ねじ部１４４のピツチＸより小さい
ことが望ましい。骨用ねじ１１０が骨部１２２に
対して第２図に示される位置から第３図に示され
る位置へ進入するとき、胴部１８２は開口１５４
の回りの骨部１２２の一部と係合する。
骨用ねじ１１０が開口１５４において第３図に
示される位置へ進むと、胴部１８２は骨部１２２
のねじ部１５６に隣接した骨の網状組織の部分を
このねじ部に対して前方及び半径方向外方に押圧
して、前記胴部１８２と前記開口１５４の面との
間に半径方向の空隙がなくなるようにする。胴部
１８２の軸方向長さＹは、第２の外ねじ部１４４
のピツチＸよりも短く、このため形成されたねじ
部１５６のピツチよりも短く、骨部１２２の最少
量の変形が開口１５４に隣接して生じることを保
証する。もしあまり大きな骨部１２２の変形が骨
用ねじ１１０により生じるならば、骨部の損傷が
生じるおそれがある。
このため、胴部１８２は、骨部１２２の開口１
５４を画成する面と周方向に係合している。胴部
１８２は、骨用ねじ１１０が骨部１２２に対し
て、この骨用ねじの長手方向軸心Ｂを横切る方向
に運動することを制限する。胴部１８２はまた、
常に最も大きな応力を受ける骨部１２２の外側の
骨用ねじ領域への開口１５４からの生体の体液の
流れを封止するかあるいは制限する。
六角頭形状を有するねじ込み部１９２が、第１
の外ねじ部１４２と胴部１８２との間で柄部１３
２に形成される。このねじ込み部１９２は適当な
工具と係合でき、ナツト１４６を第１の外ねじ部
１４２に締め付ける間、骨用ねじ１１０の回転を
阻止する。このねじ込み部１９２はまた、結合部
材が補修のため用いられた障害から回復した比較
的若い患者の場合に一般に行われるように、結合
部材１２０が患者から取り外された後で、骨用ね
じ１１０を取り外すため使用することができる。
肩部１８４（第１図）は、ねじ込み部１９２と
胴部１８２との間で、胴部１８２に隣接して配置
される。この肩部１８４は、胴部１８２とねじ込
み部１９２との間の段状の過渡的変化から生じ得
る応力の増加を取除するように作用する。この肩
部１８４は、円形で軸方向にテーパ状を呈する面
によつて画成される。この肩部１８４のテーパ状
面は、このテーパ状面が胴部１８４からねじ込み
部１９２に向かう方向に延長するに伴い、大きく
なる直径D3を有する。肩部１８４のテーパ状面
の直径D3は、胴部１８２の直径D2よりも大きい。
骨用ねじ１１０が骨部１２２の開口１５４に送
られるとき、肩部１８４のテーパ状面は開口１５
４の端部における周縁部１８０と係合して（第４
図）、骨用ねじ１１０の骨部１２２に対する運動
即ち「ぐらつき」の阻止を更に助ける。胴部１８
４は開口１５４の周縁部１８０と係合するため、
開口１５４から延長する骨用ねじ１１０の部分と
骨部１２２との間にシールが形成される。この胴
部１８２の封止作用が生体の体液が骨部１２２の
開口１５４から流出するのを制限する。このた
め、骨部１２２の開口１５４からの腐食性の生体
の体液の流れは更に閉塞されて、通常、第１及び
第２の外ねじ部１４２，１４４間に位置される最
も高い応力の領域における骨用ねじ１１０に対す
る腐食を阻止する。
肩部１８４はまた、第３図に示される如き骨部
１２２の周縁部１８０との最も右側の係合点と結
合部材１２０との間に肩部が存在しない場合より
も短いモーメント・アームを骨用ねじ１１０に与
える。もし肩部が存在しなければ、骨用ねじが曲
がろうとする骨用ねじと骨部との最も右側の係合
点は、骨部の内部となろう。この比較的短いモー
メント・アームはトルク（トルクの式＝作用力×
モーメント・アーム）を減少させ、このため、骨
用ねじ１１０を骨部１２２の周縁部１８０の周囲
で曲げようとする結合部材１２０からの伝達され
る作用力から生じる骨用ねじ１１０の応力を減少
させる。
肩部１８４は、肩部１８４と周縁部１８０との
係合点における長手方向軸心Ｂと直角にみた比較
的大きな断面を持つため、骨用ねじを周縁部１８
０の周囲に曲げようとする比較的大きな領域にわ
たつて作用力を分散するように、比較的強い骨用
ねじ１１０が供給される。この肩部１８４はま
た、骨用ねじ１１０に一体に形成された基準面を
形成する。ねじ部が肩部１８４から延長する長さ
が骨用ねじ１１０の骨部への挿通前に知られるた
め、この基準面は、外科医がどれほど深く、第２
の外ねじ部１４４が骨部１２２まで延長したかを
知ることを可能にする。
前記第２の外ねじ部１４４は、骨用ねじ１１０
が網状骨部１２２に、即ち第５図及び第６図にお
ける左方へ進入する方向に対して前側面１７４及
び後側面１７６を有する。前側面１７４は、第１
の外ねじ部１４２から離れる方向に前方が向き、
骨用ねじ１１０の後方に40乃至50°の範囲内で傾
斜している。好ましくは前側面１７４は長手方向
軸心Ｂと直角の線に対して45°の角度で、即ち前
記長手方向を横切つて45°の角度で配置される。
後側面１７６は、第１の外ねじ部１４２に面し、
骨用ねじ１１０の後方に５乃至15°の範囲で傾斜
している。好ましくは後側面１７６は、長手方向
軸心Ｂに直角の線に対して10°の角度で、即ち長
手方向軸心Ｂに対して80°の角度で配置される。
半径Ｒ（第６図）を有する弧状の谷部１７５が
隣接するねじ部の面１７４，１７６間に形成され
ている。同じねじ部の前側面１７４と後側面１７
６とが交差して冠部１７２を形成する。後側面１
７６は、弧状の谷部１７５から冠部１７２へ後方
且つ半径方向外方に傾斜している。この冠部１７
２は、後側面１７６の最も前方の部分１７６ａか
ら、弧状の谷部１７５の曲率半径Ｒよりも小さな
距離Ｑだけ偏在し、後方を向く凹部１７８を形成
する。
凹部１７８は冠部１７２と弧状の谷部１７５と
の間に形成される。網状骨部１２２の部分は凹部
１７８内に延長し、この凹部により捕捉される。
もしある力が骨用ねじ１１０を第６図における右
方に軸方向に運動させようとするならば、冠部１
７２は網状骨部１２２中に貫入され、凹部１７８
に捕捉された網状骨部１２２の部分は、骨用ねじ
が右方へ移動する前に、後方及び半径方向外方に
強制的に押圧されねばならない。
比較的広い開口１７９が、第２の外ねじ部１４
４の隣接するねじ部の冠部１７２間に形成されて
いる。骨用ねじ１１０が使用される網状骨部１２
２の部分は、半径面Ｐの両側で隣接するねじの冠
部１７２間の比較的広い開口１７９に突出してい
る。面Ｐは、弧状の谷部１７５の曲率中心Ｃを通
り、骨用ねじ１１０の長手方向軸心Ｂに対して直
角に延在し、第２の外ねじ部１４４のねじのどの
部分とも交差しない。該第２の外ねじ部１４４の
ねじ形状は、網状骨部１２２の比較的厚い部分が
隣接する冠部１７２間の比較的広い開口１７９内
に延長することを許容する。このため、網状骨部
１２２の比較的大きな強度の部分が骨中の骨用ね
じ１１０のための堅固な座を形成する。
第２の外ねじ部１４４のねじの１つの前側面１
７４に対し直角に延長し且つ次の前方に隣接する
ねじの冠部１７２を通つて延長する線Ｌは、弧状
の谷部１７５の曲率半径Ｃから半径方向外方に配
置される。線Ｌが弧状の谷部１７５の曲率中心Ｃ
の半径方向外方に延長する長さは、弧状の谷部の
半径Ｒよりも小さい。このため、長手方向軸心Ｂ
を含む半径方向内面における第２の外ねじ部１４
４のどのねじ部の断面も比較的厚く、したがつ
て、後方に傾斜した後面を持つ公知のねじより
も、更に強く且つ更に大きな抵抗を有する。
第２の外ねじ部１４４は、骨用ねじ１１０を骨
部１２２に形成された開口１５４内に案内するテ
ーパ状端部１５２を有する（第２図）。開口１５
４は直径D6（第２図）を有する面により画成さ
れ、また骨用ねじ１１０に骨部１２２にねじ込む
前に、開口１５４に立てたねじ部１５６を有する
ことが望ましい。このねじ立てを行つたねじ部１
５６は、骨用ねじ１１０の第２の外ねじ部１４４
と同じ形状を持つことが望ましい。第２の外ねじ
部１４４の冠部径D2（第１図）は、開口１５４の
直径D6（第２図）と少なくとも同じ大きさである
ことが望ましい。
骨用ねじ１１０はまた、レンチの如き適当な工
具（図示せず）と係合するためのねじ込み部１６
２を有する。このねじ込み部１６２は、第１の外
ねじ部１４２と隣接する骨用ねじ１１０の軸方向
端部に置かれる。ある作用力が前記適当な工具を
介して、ねじ込み部１６２に加えられて骨用ねじ
１１０をその長手方向軸心Ｂ（第５図）の周囲に
回転させるとき、第２の外ねじ部１４４は骨部１
２２の開口１５４のねじ部１５６に進入即ち螺合
する（第２図）。上記のように、第２の外ねじ部
１４４の冠部１７２及び後側面１７６（第５図）
の骨部１２２の網状組織との相互係合により、骨
用ねじ１１０をこの骨部に対して第４図における
右方へ軸方向に運動させるように作用する力によ
つて、骨用ねじがこの骨部から脱落することを阻
止する。なお、このねじ込み部１６２は、外側の
六角頭形態を有するが、他の形態でも同様に使用
することができる。例えば、六角ソケツト又は標
準的な溝付きねじ頭も使用することができる。
第２の外ねじ部１４４の最後の３つのねじ部１
４４ａ，１４４ｂ，１４４ｃは、第５図に示され
るように、ねじが右方に進むに伴い、各ねじ部の
谷部の半径Ra，Rb，Rcがそれぞれ増大するよう
な形状となつている。最後の３つのねじ部１４４
ａ，１４４ｂ，１４４ｃの谷部の半径Ra，Rb，
Rcは、第２の外ねじ部１４４における他のねじ
の谷部Rrよりも大きい。ねじ部１４４ａ，１４
４ｂ，１４４ｃの谷部の半径Ra，Rb，Rcは、長
手方向軸心Ｂに対して少なくとも1°の角度に置か
れた線に沿つて増大することが望ましい。この増
大した谷部の半径Ra，Rb，Rcは、最後の３つの
ねじ部１４４ａ，１４４ｂ，１４４ｃの領域にお
いて付加的な強度を骨用ねじ１１０に提供する。
このため、もし骨用ねじ１１０にこの骨用ねじを
最後の３つのねじ部１４４ａ，１４４ｂ，１４４
ｃの領域において曲げようとする結合部材１２０
からの何等かの作用力が伝達されるならば、この
作用力は谷径Rrを持つねじ部における骨用ねじ
の断面積よりも大きい長手方向軸心Ｂに対して直
角の面の断面積に対して作用する。
第２の外ねじ部１４４のねじは、第１の外ねじ
部１４２のねじの冠部径D5よりも大きな冠部径
D2を有する（第１図）。実施態様においては、こ
の第２の外ねじ部１４４は、約6.35mm（0.25イン
チ）の冠部径及び柄部１３２に沿つて約31.75mm
（１1/4インチ）の長さに伸びる約25.4mm（１イン
チ）当たり10のねじピツチを有する。第１の外ね
じ部１４２は、柄部１３２に沿つて約38.1mm（１
１／２インチ）の長さに伸びる直径が約80.96mm（３
３／１６インチ）の10−32NF−２ねじである。ねじ
込み部１６２は、適当な工具（図示せず）で把持
するための六角頭形状を有する。このねじ込み部
１６２の角部を横切る幅は、第１の外ねじ部１４
２の谷部径よりもわずかに小さく、ナツト１４６
がねじ込み部１６２を通過することを許容する。
座部１９４は、第１の外ねじ部１４２と胴部１
８２との間に位置する前記ねじ込み部１９２の軸
方向端部に一体に形成された平坦面を有する。こ
の座部１９４は結合部材１２０と係合して、骨用
ねじ１１０に沿つて結合部材の軸方向位置を決
め、且つ結合部材を骨部１２２から隔てる。この
座部１９４を骨用ねじ１１０と一体に形成するこ
とにより、結合部材１２０と係合する面が緩ま
ず、また外科処置の後、骨用ねじ１１０に対して
移動せず、したがつて骨用ねじ１１０に沿つた結
合部材１２０の位置が変化しないことを保証す
る。
第２の肩部２０２が、座部１９４と第１の外ね
じ部１４２との間に延長している。この第２の肩
部２０２は、座部１９４と第１の外ねじ部１４２
との間の段状の過渡的状態から生じ得る応力の増
加を排除する。第２の肩部２０２は、円形で軸方
向にテーパ状を呈する面により画成される。この
第２の肩部２０２のテーパ状面は、肩部が第１の
外ねじ部１４２から座部１９４へ延長するに伴い
増大する直径D4を有する。第２の肩部２０２を
画成するこのテーパ状面の直径D4は、第１の外
ねじ部１４２の冠部径D5よりも大きい。第２の
肩部２０２のこの増加する径D4は、このため、
応力を軽減すべく作用力を分散させ且つ疲労し難
い骨用ねじ１１０を提供すべく長手方向軸心Ｂに
対して、直角にとられた比較的大きな断面積を提
供する。
もし結合部材１２０が第３図及び第４図に示さ
れる如き所要の曲率に一致するように曲げられる
ならば、座部１９４と結合部材１２０との間に空
隙が生じ得る。もしナツト１４６が結合部材１２
０に対して締め付けられるならば、第２の外ねじ
部１４４に対して曲げをあるいは枢動作用を生じ
ようとする応力が、第１の外ねじ部１４２により
座部１９４に隣接して骨用ねじ１１０の部分に集
中し得る。このような相対的な曲げを避けるた
め、角度のある即ち楔状の形態を持つワツシヤ２
０４が、座部１９４と結合部材１２０との間に用
いられることが望ましい。このワツシヤ２０４の
形態即ち角度は、結合部材１２０と座部１９４と
の間の空間の角度と厳密に一致するよう選択され
る。結合部材１２０は、ワツシヤ２０４の傾斜面
２０６全体と接触して、座部１９４の表面にわた
り荷重を均等に分散し、第１の外ねじ部１４２
が、第２の外ねじ部１４４に対して曲がらないよ
うにする。
本発明の望ましい実施態様の本文の記述から、
当業者には、本発明の改善、変更及び修正の方法
が明らかであろう。当業者の知識内のこのような
改善、変更及び修正は、特許請求の範囲により包
含されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の実施態様による骨用ねじを
示す拡大断面図、第２図は部分的に脊椎にねじ込
まれた第１図の骨用ねじを示す部分拡大断面図、
第３図は補修器具の結合部材を脊椎に取り付ける
骨用ねじを示す第２図と類似の図、第４図は第３
図の位置部を示す拡大図、第５図は第１図の線１
１−１１に関する第１図の骨用ねじを示す部分拡
大断面図、及び第６図は第５図の骨用ねじの一部
を示す部分拡大断面図である。 １１０……骨用ねじ、１２０……結合部材、１
２２……骨部、１３２……柄部、１４２……第１
の外ねじ部、１４４……第２の外ねじ部、１４６
……ナツト、１５２……テーパ状面、１５４……
開口、１５６……ねじ部、１６２……ねじ込み
部、１７２……冠部、１７４……前側面、１７５
……谷部、１７６……後側面、１７８……凹部、
１７９……開口、１８０……周縁部、１８２……
胴部、１８４……肩部、１９２……ねじ込み部、
１９４……座部、２０２……第２の肩部、２０４
……ワツシヤ、２０６……傾斜面、Ｂ……長手方
向軸心、D1〜D6……直径、Ｘ……ピツチ、Ｙ…
…軸方向長さ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 骨部を骨結合部材と結合するための骨用ねじ
    であつて、 長手方向軸心と、内ねじを設けたナツトを受け
    入れる第１の外ねじ部と、骨用ねじを骨部に取り
    付けるため骨部の開口を画成する面と螺合する第
    ２の外ねじ部とを持つ長形の柄部と、 骨部の開口内に突出し且つ該開口を画成する面
    の一部と係合して、前記骨用ねじの前記骨部に対
    する前記柄部の長手方向軸心を横切る方向への運
    動を拘束し、且つ前記骨部の開口から体液の流出
    を閉塞するため、前記柄部と一体で少なくとも骨
    部の開口の横断面積と等しい横断面積を持つ胴部
    とを有し、 該胴部が前記第１の外ねじ部と前記第２の外ね
    じ部との中間に配置されることを特徴とする骨用
    ねじ。 ２ 前記胴部は、前記第２の外ねじ部の冠部直径
    にほぼ等しい直径をもつて長手方向に伸び、且つ
    前記第２の外ねじ部のねじのピツチよりも小さい
    長手方向の伸びを有し、 前記第１の外ねじ部と前記胴部との間に位置す
    る肩部を有し、 該肩部は、前記胴部から前記第１の外ねじ部に
    向けて増大する直径を持つ円形テーパ面を有し、 該肩部を画成する円形テーパ面の直径は、前記
    胴部を画成する直径より大きい ことを特徴とする特許請求の範囲第１項の骨用ね
    じ。 ３ 前記第２の外ねじ部は、前側面と後側面とを
    有し、 該前側面は前記柄部の長手方向軸心に対し第１
    の鋭角で配置され、該後側面は前記前側面と同じ
    方向に前記柄部の長手方向軸心に対し第２の鋭角
    で配置され、 前記後側面は同じねじの前側面と交差して前記
    柄部の半径外方に冠部を形成し、前記後側面は隣
    接するねじの前側面と交差して、当該骨用ねじの
    長手方向軸心を含む半径方向面内で弧状の谷部を
    形成し、 該谷部は曲率半径を有し、 前記後側面は、前記冠部が前側面の最前部から
    前記谷部の曲率半径より小さな距離だけ偏在する
    ように後方に傾斜して、前記冠部と谷部との間に
    骨部分が突出して、前記骨用ねじの該骨部分への
    堅固な支持部を形成すべく凹部を形成している ことを特徴とする特許請求の範囲第１項の骨用ね
    じ。 ４ 前記第２の外ねじ部を骨部の開口内にねじ込
    むべく、前記柄部を該柄部の長手方向軸心まわり
    に回転させるように該柄部に作用力を伝達する第
    １のねじ込み部と、前記第１及び第２の外ねじ部
    の間に配置された第２のねじ込み部とを有し、 該第１のねじ込み部は、前記骨用ねじの軸端に
    設けられていて、前記第２の外ねじ部が骨部の開
    口内にねじ込まれた後に切断されるようになつて
    おり、 該第２のねじ込み部は、前記第１のねじ込み部
    が切断された後に、前記第２の外ねじ部を骨部か
    ら除去するために前記柄部を長手方向軸心まわり
    に回転すべく設けられる ことを特徴とする特許請求の範囲第１項の骨用ね
    じ。 ５ 前記第２の外ねじ部が、前記胴部に隣接して
    配置された少なくとも１つのねじを含み、 該ねじは、前記第２の外ねじ部の他のねじの谷
    部直径よりも大きい谷部直径を有する ことを特徴とする特許請求の範囲第２項の骨用ね
    じ。 ６ 前記第２の外ねじ部が、前記第１の外ねじ部
    のねじの冠部直径よりも大きい冠部直径のねじを
    有することを特徴とする特許請求の範囲第１項の
    骨用ねじ。 ７ 前記骨用ねじは、該骨用ねじに沿う前記骨結
    合部材の軸方向位置を決定すべく、前記柄部上に
    該骨結合部材と係合する座部を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第１項の骨用ねじ。 ８ 前記骨用ねじは、前記胴部と前記第１の外ね
    じ部との間に配置された第２の肩部を有し、該第
    ２の肩部は前記第１の外ねじ部から前記胴部へ向
    けて直径が増大する円形のテーパ面を有し、 該第２の肩部を画成する円形のテーパ面の直径
    は、前記第１の外ねじ部のねじの谷部直径よりも
    大きい ことを特徴とする特許請求の範囲第２項の骨用ね
    じ。 ９ 前記骨用ねじは、前記柄部と一体で且つ前記
    第１及び第２の外ねじ部の間に配置されたねじ込
    み部を有し、 該ねじ込み部は、前記第１及び第２の外ねじ部
    のそれぞれの横断面積より大きい横断面積を有
    し、 前記第２の外ねじ部と前記ねじ込み部との間
    に、前記柄部と一体に肩部が配置され、 該肩部は、ねじが設けられておらず且つ前記ね
    じ込み部に隣接した大きい横断面から、前記第２
    の外ねじ部に隣接したより小さい横断面へ向け
    て、横断面がテーパ付けられ、 前記肩部は、肩部の開口内に突出し且つ該開口
    を画成する面の一部と係合するため、該肩部の開
    口の横断面積より大きい横断面積を有し、 これにより前記骨用ねじの前記骨部に対する前
    記柄部の長手方向軸心を横切る方向への運動を拘
    束し、且つ前記骨部の開口から体液の流出を閉塞
    するようにした ことを特徴とする特許請求の範囲第１項の骨用ね
    じ。 １０ 前記柄部と一体で且つ前記第１の外ねじ部
    と前記ねじ込み部との間に配置された座部を有
    し、 該座部は、ねじが設けられておらず且つ該座部
    に隣接した大きい横断面から、前記第１の外ねじ
    部に隣接したより小さい横断面へ向けて、横断面
    がテーパ付けられている ことを特徴とする特許請求の範囲第９項の骨用ね
    じ。 １１ 前記肩部に隣接して配置された前記第２の
    外ねじ部のねじは、該第２の外ねじ部の他のねじ
    部の谷部の半径よりも大きい半径の谷部を持つこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第９項の骨用ね
    じ。
JP63194316A 1988-01-21 1988-08-03 骨用ねじ Granted JPH01192345A (ja)

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