JPH0564044A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0564044A
JPH0564044A JP3225500A JP22550091A JPH0564044A JP H0564044 A JPH0564044 A JP H0564044A JP 3225500 A JP3225500 A JP 3225500A JP 22550091 A JP22550091 A JP 22550091A JP H0564044 A JPH0564044 A JP H0564044A
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JP
Japan
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image
image pickup
light receiving
pickup device
subject
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JP3225500A
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Tadashi Okino
正 沖野
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Canon Inc
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般の撮像素子を用いて有効画素数を増加さ
せ、高画質の撮影画像を得るとともに、高度の製造技
術、回路技術を用いることなく、パッケージの大きな撮
像素子が使用できるようにする。 【構成】 レンズ1を通過した撮像光Lをビームスプリ
ッタ2により分割して複数の等光量のビームL1,L2
に分け、各々異なる位置の結像面3a,3bに結像させ
る。そして、各結像面3a,3bでの被写体像を複数に
分割した時に隣接しない分割位置に、平面上で分割され
た複数の受光部を有する撮像素子100a,100bの
受光部を配置し、各撮像素子100a,100bからの
画像情報を画像合成回路4で合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像管あるいはCC
D,MOS素子等の撮像板を撮像素子として備えた撮像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被写体からの撮像光をCCD等の撮像素
子により光電変換し、その電気信号を処理して被写体画
像を表示あるいは記録するような撮像装置が知られてい
る。この光電変換素子として用いられる撮像素子には、
近年の集積回路技術の進歩により数十万画素を持つもの
が量産できるようになり、家庭用のビデオカメラにも多
く使用されている。また、使用者の高画質化の要求に応
じて、現行のNSTC規格より高度な所謂ハイビジョン
企画の撮像装置も検討の段階から実用化に移行しつつあ
る。このハイビジョン企画に対応した撮像素子は、20
0万画素程度の高集積度を要し、高度の製造技術を伴
い、非常に高価なものになるとともに、信号の読み出し
周波数も数十メガヘルツと極めて高いものとなり、回路
技術としても高度のものが要求される。
【0003】そこで、一般の家庭用ビデオカメラ等に使
用されている数十万画素の撮像素子を被写体像の結像面
に複数個隣接させて配置することにより、数百万画素相
当の高精細度を得ることが考えられるが、通常撮像素子
はパッケージの中に封入されているので、同一平面上で
密着して隣接させることはできない。したがって、上記
のように高度の技術を要する高価な高集積化した撮像素
子を使用せざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の撮像装置にあっ
ては、精細度を上げるには、上記のように高集積化した
撮像素子を使用しなければならないので、高価なものに
なるとともに、難しい回路技術を必要とするという問題
点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、高集積化した撮像素子を用いることな
く、有効画素数を増加させて画質を向上させることがで
き、しかも高度の製造技術および回路技術を必要とせ
ず、パッケージが大きい撮像素子であっても使用可能な
撮像装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、被
写体からの撮像光を等しい光量で複数に分割して各々異
なる位置に被写体像を結像させる分割手段と、平面上で
分割された複数の受光部を有し前記各結像面で被写体像
を複数に分割した時に隣接しない分割位置にそれらの受
光部が配置された複数の撮像素子と、各撮像素子からの
情報を入力して被写体画像を合成する画像合成回路とを
備えたものである。
【0007】
【作用】本発明の撮像装置においては、被写体からの撮
像光が複数の光路に分割されて導かれ、各々異なる位置
に複数の被写体像が結像される。そして、各被写体像も
複数に分割され、その隣接しない分割位置に各々分割さ
れた受光部を配置した撮像素子から出力された画像情報
が画像合成回路に入力され、ここで全体の被写体画像が
合成される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例による撮像装置の主
要構成図である。図中、1は被写体からの撮像光Lが通
る結像用のレンズ、2はその撮像光Lを等しい光量で複
数のビームL1,L2に分割して各々異なる位置に被写
体像を結像させるための分割手段であるビームスプリッ
タで、ハーフミラー等で構成されている。100a,1
00bは平面上で分割された複数の受光部A1,A2と
B1,B2を有し、上記被写体像の結像面3a,3bに
それらの受光部A1,A2とB1,B2を配置した複数
のCCD等の撮像素子で、各結像面3a,3bで被写体
像を複数(ここでは四つ)に分割した時に隣接しない分
割位置に各受光部A1,A2とB1,B2が位置してい
る。すなわち、各撮像素子100a,100bはパッケ
ージの中に封入されているので、各結像面3a,3bで
被写体像を複数に分割し、その隣り合わない位置に撮像
素子100aと100bの受光部A1,A2とB1,B
2を配置している。4は各撮像素子100a,100b
からの画像情報を入力して全体の複写体画像を合成する
画像合成回路である。
【0009】上記のような構成の撮像装置において、レ
ンズ1を通過した被写体からの撮像光Lは、ビームスプ
リッタ2によって2分割された各光路に導かれ、各々等
光量のビームL1,L2となって各結像面(焦点面)3
a,3bに到達する。これにより、各結像面3a,3b
に同じ大きさ及び明るさの被写体像が結像する。図2は
各結像面3a,3bの様子を示したもので、(a)は結
像面3aの様子、(b)は結像面3bの様子をそれぞれ
示している。
【0010】各結像面3a,3b上で、被写体像は上述
のように四つに分割され、結像面3aでは隣り合わない
1番目と3番目の分割位置に撮像素子100aの受光部
A1,A2が位置し、結像面3bでは同じく隣り合わな
い2番目と4番目の分割位置に撮像素子100bの受光
部B1,B2が位置している。そして、各撮像素子10
0a,100bで光電変換された画像情報は画像合成回
路4に入力され、ここで図3に示すように各々画像情報
が合成され、全体として完全な被写体画像が形成され
る。
【0011】上記各結像面3a,3bでの全有効画素数
は単一の撮像素子を使用した場合に比べて4倍となり、
等価的に4倍の画素数の撮像素子を用いて撮影したのと
同じ精細度が得られ、画質が向上した画像が得られる。
また、高集積化した撮像素子を使用することなく、家庭
用ビデオカメラ等に使用されている一般的なものを使用
できるので、簡単な回路で、安価に構成することができ
る。
【0012】ここで、図2の(a)および(b)の受光
部A1,A2とB1,B2の配置を実現するに当たっ
て、撮像素子のパッケージが十分小さければ各受光部A
1,A2、B1,B2を個別の撮像素子で構成すること
が可能である。しかし、撮像素子のパッケージの大きさ
が大き過ぎる場合には、個別の撮像素子を用いて上記の
ように受光部A1,A2、B1,B2を配置することは
互いにぶつかってしまうので不可能である。
【0013】そこで、本実施例では例えば、結像面3a
に対しては図4の(a)の実線に示すように、受光部が
4分割のうちの3つ分に相当する大きさの撮像素子10
0aを設けて、そのうち斜線で示した2つの部分に受光
部A1,A2を設定している。また、結像面3bに対し
ては図4の(b)の実線に示すように、受光部が4分割
のうちの3つ分に相当する大きさの撮像素子100bを
設けて、そのうち斜線で示した2つの部分に受光部B
1,B2を設定している。また、上記の受光部A1,A
2、B1,B2の大きさは現在普及している一般的な撮
像素子のイメージサイズ(例えば1/2”相当サイズ)
に設定している。こうすることにより、現在普及してい
る撮像素子の製造設備(フォトマスク等も含めて)をそ
のまま使用でき、しかも高い歩留まりで(プロセスなど
が安定しているため)図4の(a),(b)の撮像素子
チップを製造することができ、高度の製造技術および回
路技術を必要としない。
【0014】さらに、上記撮像素子チップの製造装置に
おける位置決め制度は極めて高いため、各受光部A1,
A2およびB1,B2の受光位置の相対位置も極めて高
い精度で設定することができる。したがって、各受光部
の(倒れ方向を含む)位置合わせとして、受光部A1と
A2および受光部B1とB2の間の位置合わせは無調整
であり、各撮像素子チップの位置だけを調整すればよ
い。これは、環境,経時を含む受光位置制度の安定性か
らも極めて好ましいことであり、またパッケージが大き
い撮像素子チップであっても使用可能である。
【0015】図5は本発明の他の実施例を示す図であ
り、図1と同一符号は同一構成部分を示している。な
お、この図5では撮像光学系のみを示している。図5の
実施例は、撮像光Lの光路の分割数を図1の実施例の場
合と比べて倍の四つにしたものであり、三つのビームス
プリッタ2a,2b,2cを設けている。そして、各ビ
ームスプリッタ2a,2b,2cは、それぞれ反射率が
25%(1/4)、33%(1/3),50%(1/
2)となっており、四つの結像面3a,3b,3c,3
dにそれぞれ等光量のビームL1,L2,L3,L4を
送り、各結像面3a,3b,3c,3dに同じ大きさ及
び明るさの複写体像を結像させている。そして、各結像
面3a,3b,3c,3dでの被写体像を複数に分割
し、その隣接しない分割位置に図1の撮像素子100
a,100bと同様の撮像素子(図示せず)の受光部を
配置し、これらの撮像素子からの画像情報を合成して全
体の被写体像を形成している。
【0016】ここで、図5の実施例の場合、各結像面3
a,3b,3c,3dでの被写体像は図6に示すように
16(横4×縦4)分割しており、その隣り合わない四
つの分割位置に各撮像素子の受光部を配置している。す
なわち、図6の(a)に示す結像面3aでは、1番目の
位置に受光部A1、3番目の位置に受光部A2、9番目
の位置に受光部A3、11番目の位置に受光部A4をそ
れぞれ配置し、図6の(b)に示す結像面3bでは、2
番目の位置に受光部B1、4番目の位置に受光部B2、
10番目の位置に受光部B3、12番目の位置に受光部
B4をそれぞれ配置している。また、図6の(c)に示
す結像面3cでは、5番目の位置に受光部C1、7番目
の位置に受光部C2、13番目の位置に受光部C3、1
5番目の位置に受光部C4をそれぞれ配置し、図6の
(d)に示す結像面3dでは、6番目の位置に受光部D
1、8番目の位置に受光部D2、14番目の位置に受光
部D3、16番目の位置に受光部D4をそれぞれ配置し
ている。
【0017】上記のような各結像面3a,3b,3c,
3dにおける撮像素子の配置状態で、各々の16の受光
部A1〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4で
バラバラに撮影された被写体の画像情報は、上述のよう
に画像合成回路により合成される。図7はその画像情報
を合成した様子を示したもので、各受光部の被写体像に
対する寄与の状態が示されている。この実施例の場合、
各結像面3a,3b,3c,3dでの有効画素数は単一
の撮像素子を使用した場合に比べて16倍となり、等価
的に16倍の画素数の撮像素子を用いて撮影したのと同
じ精細度が得られ、図1の実施例の場合よりさらに高画
質の画像が得られる。
【0018】ここで、図1の実施例と同様、図6の
(a)〜(d)を実現するに当たって、撮像素子のパッ
ケージが十分小さければ16個の受光部A1〜A4,B
1〜B4,C1〜C4,D1〜D4を個別の撮像素子で
構成することが可能であるが、撮像素子のパッケージの
大きさが大きすぎる場合には、個別の撮像素子を用いて
上記のような受光部の配置を得ることは同様に不可能で
ある。
【0019】そこで、図1の実施例と同様、例えば結像
面3aに対しては図8の(a)の実線に示すように、受
光部が16分割のうちの9つ分に相当する大きさの撮像
素子チップaを設けて、そのうち斜線で示した4つの部
分に受光部A1〜A4を設定する。また、結像面3bに
対しては図8の(b)の実線に示すように、受光部16
分割のうちの9つ分に相当する大きさの撮像素子チップ
bを設けて、そのうち斜線で示した4つの部分に受光部
B1〜B4を設定する。また、結像面3cに対しては図
8(c)の実線に示すように、受光部16分割のうちの
9つ分に相当する大きさの撮像素子チップcを設けて、
そのうち斜線で示した4つの部分に受光部C1〜C4を
設定する。同様に、結像面3dに対しては図8の(d)
の実線に示すように、受光部が16分割のうちの9分に
相当する大きさの撮像素子チップdを設けて、そのうち
斜線で示した4つの部分に受光部D1〜D4を設定す
る。
【0020】また、図1の実施例と同様、各受光部A1
〜A4、B1〜B4、C1〜C4,D1〜D4の大きさ
は現在普及している撮像素子のイメージサイズ(例えば
1/2”相当サイズ)に設定する。こうすることによ
り、現在普及している撮像素子の製造設備(フォトマス
ク等も含めて)をそのまま使用でき、しかも高い歩留ま
りで(プロセス等が安定しているため)図8の(a)〜
(d)の撮像素子チップa〜dを製造することかでき
る。
【0021】さらに、撮像素子チップa〜dの製造装置
における位置決め制度が極めて高いため、各受光部A1
〜A4,B1〜B4,C1〜C4,D1〜D4の受光位
置の相対位置も極めて高い精度で設定できる。したがっ
て、各受光部の(倒れ方向を含む)位置合わせとして、
受光部A1〜A4とB1〜B4とC1〜C4とD1〜D
4の間の位置合わせは無調整であり、各撮像素子チップ
a,b,c,dの位置だけを調整すれば良い。これは、
環境・経時を含む受光位置制度の安定性からも極めて好
ましい。
【0022】図9は図1の構成の撮像装置の詳細な回路
構成を示すブロック図である。図中、101は図1に示
したCCD等の撮像素子、111はこの撮像素子101
を駆動するためのドライバ、121は撮像素子101の
出力をサンプルホールドするS/H回路、131はサン
プルホールドされたアナログ画像情報をデジタル信号に
変換するA/D変換器、141はそのデジタル画像情報
を記憶する画像メモリで、以上の各部により撮像ユニッ
トX1が構成されている。そして、この撮像ユニットX
1と同構成の撮像ユニットX2,X3,X4が設けられ
ている。すなわち、各撮像ユニットX2,X3,X4に
は撮像ユニットX1と同様、図1に示した撮像素子10
2,103,104、ドライバ112,113,11
4、S/H回路122,123,124、A/D変換器
132,133,134及び画像メモリ142,14
3,144が設けられている。5は単一のクロック発生
回路で、ここから出力されるタイミング信号により各撮
像ユニットX1〜X4のドライバ111〜114、S/
H回路121〜124、A/D変換器131〜134及
び画像メモリ141〜144の作動タイミングが制御さ
れ、撮像素子100a,100bの駆動も制御される。
また、画像合成回路4の作動もこのクロック発生回路5
からのタイミング信号によって制御され、出力端子6か
ら画像信号が図外の表示部あるいは記録部に出力され
る。
【0023】上記各撮像ユニットX1〜X4の各撮像素
子100a,100bは、図2及び図3に示した各々の
受光部A1,B1,A2,B2を有しており、前述のよ
うに4分割された被写体の画像情報が各々画像メモリ1
41〜144に格納される。この画像メモリ141〜1
44に格納された画像情報は、クロック発生回路5から
の信号により読み出され、画像合成回路4に入力され
る。そして、この画像合成回路4で全体の被写体の画像
情報が合成され、上記のように出力端子6から被写体を
撮影した画像信号が出力される。
【0024】また、図5の構成の撮像装置の回路構成
は、上記図9に示した撮像ユニットを16個設けること
により実現でき、各撮像ユニットからの画像情報を画像
合成回路に入力して全体の被写体画像を形成するように
すればよい。
【0025】ここで、上述の画像メモリ141〜144
や画像合成回路4は、一般に使用されている公知のメモ
リ及びその制御技術を用いて容易に実現することができ
る。したがって、その詳細説明は省略する。また、上記
実施例よりさらに多くのビームスプリッタを使用し、各
結像面での被写体像の分割数を多くして、より精細度の
高い画像を得ることも可能である。
【0026】なお、図1の実施例において、図10に示
す2個の撮像素子単位で横に並べれば、撮像素子の横方
向の実効画素数は無限に大きくすることができ、理論的
に横方向に対して精細度を無限に良くできる。例えば、
図11の(a),(b)は8個の撮像素子で構成した例
を示し、図12にその画像情報を合成した様子を示す。
この例においても図11の(a),(b)の各斜線部を
個別の撮像素子で構成しようとした時にぶつかり合いが
生じて配置できない場合がある。この場合、図13の
(a),(b)に示すように各々一つの撮像素子チップ
の上に斜線に示す如く受光部を間引きして配置すれば、
相対位置および平面度ともまったく問題のない撮像素子
チップを構成できる。同様に、図10〜図13の配置関
係を90°回転させれば、縦方向に対しても全く同様に
実効画素数を多くすることができる。
【0027】また、図5の実施例においても、図14に
示す4個の撮像素子単位で縦,横に並べれば、撮像素子
の実効画素数は無限に大きくすることができ、理論的に
精細度を無限に良くできる。例えば、図15の(a)〜
(d)は8×8=64個の撮像素子で構成した例を示
し、図16にその画像情報を合成した様子を示す。この
例においても、図15の(a)〜(d)の各斜線部を個
別の撮像素子で構成しようとした時にぶつかり合いが生
じて配置できない場合は、図17の(a)〜(d)に示
すように、各々一つの撮像素子チップの上に斜線に示す
如く受光部を間引きして配置すれば、同様に相対位置お
よび平面度ともまったく問題のない撮像素子チップを構
成できる。
【0028】このように、現在業務用の多板式カメラ等
で用いられている結像光路をビームスプリッタにより複
数に分割することで、等価的な画素数を大幅に増加させ
ることができ、高画質の画像を得ることができる。ちな
みに、現在家庭用のビデオカメラに使用されている40
万画素の撮像素子を本発明に適用すると、図1の実施例
では160万画素、図5の実施例では640万画素に達
し、さらに像サイズを大きくすれば無限に実効画素数を
多くすることが可能である。
【0029】しかも、各結像面を現在技術的には十分に
確立された普及品撮像素子大の受光部を間引きして配置
した1枚の撮像素子チップで形成できるため、普及品撮
像素子の製造装置(フォトマスク含む)や工程が共用で
きるとともに、受光部の相対位置制度や平面度等の点で
も極めて高性能のものが高い歩留まりで製造できる。ま
た、各撮像素子チップ(複数受光部付き)1枚を各結像
面に配置するため、各受光部を個別の撮像素子チップで
構成するよりずっと高精度,高安定に撮像素子チップ
(受光部)の位置決めができる。
【0030】また、本発明の装置の作動周波数は現在ホ
ームビデオカメラで使用されている程度のもので間に合
い、ハイビジョン等で要求されるほどの高周波は必要な
いため、従来使用されてきた回路部品,技術で容易に実
現できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被写体
からの撮像光を等しい光量で複数に分割して各々異なる
位置に被写体像を結像させ、各結像面で被写体像を複数
に分割した時に隣接しない分割位置に、平面上で分割さ
れた複数の受光部を有する撮像素子の受光部を配置し、
各撮像素子からの画像情報を後で合成するようにしたの
で、高集積化した撮像素子を用いることなく、一般の撮
像素子で有効画素数を増加させ画質を向上させることが
でき、しかも高度の製造技術および回路技術を必要とせ
ず、パッケージが大きい撮像素子であっても使用するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の主要構成図
【図2】 図1の各結像面の様子を示す説明図
【図3】 図2の画像情報を合成した様子を示す説明図
【図4】 図1の各結像面における受光部の設定例を示
す説明図
【図5】 本発明の他の実施例の主要構成図
【図6】 図5の各結像面の様子を示す説明図
【図7】 図6の画像情報を合成した様子を示す説明図
【図8】 図5の各結像面における受光部の設定例を示
す説明図
【図9】 図1の構成の撮像装置の詳細な回路構成を示
すブロック図
【図10】 図1の実施例で撮像素子を多くする場合の
基本単位を示す説明図
【図11】 図1の実施例で撮像素子を多くする例を示
す説明図
【図12】 図11の画像情報を合成した様子を示す説
明図
【図13】 図11の構成における撮像素子の受光部の
設定例を示す説明図
【図14】 図5の実施例で撮像素子を多くする場合の
基本単位を示す説明図
【図15】 図5の実施例で撮像素子を多くする例を示
す説明図
【図16】 図15の画像情報を合成した様子を示す説
明図
【図17】 図15の構成における撮像素子の受光部の
設定例を示す説明図
【符号の説明】
2 ビームスプリッタ(分割手段) 4 画像合成回路 5 クロック発生回路 101 撮像素子 102 撮像素子 103 撮像素子 104 撮像素子 141 画像メモリ 142 画像メモリ 143 画像メモリ 144 画像メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの撮像光を等しい光量で複数
    に分割して各々異なる位置に被写体像を結像させる分割
    手段と、平面上で分割された複数の受光部を有し前記各
    結像面で被写体像を複数に分割した時に隣接しない分割
    位置にそれらの受光部が配置された複数の撮像素子と、
    各撮像素子からの情報を入力して被写体画像を合成する
    画像合成回路とを備えたことを特徴とする撮像装置。
JP3225500A 1991-06-20 1991-09-05 撮像装置 Withdrawn JPH0564044A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3225500A JPH0564044A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 撮像装置
DE69228629T DE69228629T2 (de) 1991-06-20 1992-06-18 Anordnung von mehreren Bildsensoren in einer Videokamera
US07/900,471 US5386228A (en) 1991-06-20 1992-06-18 Image pickup device including means for adjusting sensitivity of image pickup elements
EP92305597A EP0519719B1 (en) 1991-06-20 1992-06-18 Arrangement of a plurality of image sensors in a video camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3225500A JPH0564044A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0564044A true JPH0564044A (ja) 1993-03-12

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ID=16830296

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3225500A Withdrawn JPH0564044A (ja) 1991-06-20 1991-09-05 撮像装置

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JP (1) JPH0564044A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9323062B2 (en) 2012-06-18 2016-04-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Split unit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9323062B2 (en) 2012-06-18 2016-04-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Split unit

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