JPH0563744U - 切粉処理装置 - Google Patents

切粉処理装置

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JPH0563744U
JPH0563744U JP1375592U JP1375592U JPH0563744U JP H0563744 U JPH0563744 U JP H0563744U JP 1375592 U JP1375592 U JP 1375592U JP 1375592 U JP1375592 U JP 1375592U JP H0563744 U JPH0563744 U JP H0563744U
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chip
cutting
chips
cutting oil
oil
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JP1375592U
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康直 笹井
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業でかつ比較的安価な構成で様々な
種類の切粉を効率良く捕集することを可能にする切粉処
理装置を提供することを目的とする。 【構成】 切削加工により発生し切削油に混じって排出
される切粉をオイルパン内であって任意の箇所で受け、
これをオイルパン内に回転可能に設置された堰板を適宜
のタイミングで回転させることによりオイルパン内であ
って別の任意の箇所まで搬送し、そこに形成された排出
口より排出させて処理するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、自動旋盤による切削加工により発生して切削油とともに排 出される切粉を処理する切粉処理装置に係り、特に、切粉と切削油とを効率良く 分離させて処理できるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動旋盤によって切削加工を行なう場合には、その切削部に切削油が 供給される。そして、切削加工により発生した切粉が切削油とともに排出される 。排出された切粉を含んだ切削油は切粉と分離された後再度切削部に供給される 。上記切粉と切削油の分離は、例えば、メッシュ状の切粉受けを使用する方法が ある。これは切粉を含んだ切削油を切粉受け内に導入し、そこで切粉のみを捕集 する。切削油は切粉受けを通過して下方の切削油タンク内に貯留されることにな る。
【0003】 又、別の方法としてチップコンベアを使用する方法がある。チップコンベアと しては、ヒンジ型チップコンベア、スクレーパ型チップコンベア、スパイラルコ ンベア、ローラーコンベア等がある。まず、チップ型コンベアは、ヒンジの上に 切粉を乗せて搬送するものであり、カール状切粉の搬送に適している。スクレー パ型チップコンベアは、スクレーパによってコンベア底面に溜まった切粉を掻き 出すものであり、微細切粉の搬送に適している。又、スパイラルコンベアは、角 バネを回転させて、角バネの側面で切粉を搬送するものであり、アルミ切粉以外 の切粉の搬送に適している。さらに、ローラーコンベアは、ローラー内に取付け られたマグネットによって切粉を引き付け、ローラーの回転によって切粉を搬送 するものであり、鋳物或いはスチールの切粉の搬送に適している。その他、チッ プコンベアとしては、マグネットコンベア、アルミ専用コンベア、万能型チップ コンベア等がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。まず、メッシュ状の切粉受 けを使用する方法の場合には、切粉受け内に一定量の切粉が溜まった場合に、こ れを取り出して溜まった切粉を捕集して清掃する必要がある。これらの作業は全 て作業員の手作業で行なわれることになり、煩雑な作業を余儀なくされるという 問題があった。又、この種の作業を行なう場合には、機械を停止させる必要があ り、稼働率が低下してしまうという問題もあった。又、稼働率の低下を懸念して 機械を運転させたままの状態で作業を行なった場合には、切粉を含んだ切削油が 作業中にも排出されてくるために、作業員の手足や機械の周囲が不用意に汚れて しまうという問題があった。
【0005】 これに対して、チップコンベアを使用した場合には、切粉の捕集・除去作業が 自動化されるという利点がある反面、発生する切粉の種類(形状や材質)によっ てチップコンベアの機種を選定して配置しなければならないという問題があった 。すなわち、発生する切粉としては、切削加工の内容によってカール状切粉や微 細切粉等があり、それら切粉の種類によってチップコンベアの機種が異なるもの である。例えば、カール状切粉専用のチップコンベアによって微細切粉を捕集し ようとしても、微細切粉が切削油に押し流されてチップコンベアを通過してしま い捕集できないことになってしまう。又、微細切粉専用のチップコンベアを使用 した場合でも、切粉の材質がアルミニウム等の場合には、チップコンベア上に効 率良く沈澱・堆積せず、切削油に押し流されてチップコンベアを通過してしまう 。このように、切粉の種類によってチップコンベアの機種が異なり、その都度機 種を選定して設置しなければならないのである。これに対しては、様々な種類の 切粉に対応可能なチップコンベアの使用が考えられるが、コスト的に問題があっ た。
【0006】 又、マグネットを使用して切粉を捕集する場合には、磁性を備えていない切粉 の捕集は不可能であり、切粉の材質が限定されてしまうとともにコスト的にも問 題があった。
【0007】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、機 械本体が運転されているか否かに制限されることなく、簡単な作業でかつ比較的 安価な構成で様々な種類の切粉を効率良く捕集するとともに、切削油を高い回収 率で回収することを可能にする切粉処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案による切粉処理装置は、切削加工により発生 し切削油に混じって排出される切粉をオイルパン内であって任意の箇所で受け、 これをオイルパン内に回転可能に設置された堰板を適宜のタイミンクで回転させ ることによりオイルパン内であって別の任意の箇所まで搬送し、そこに形成され た排出口より排出させて処理するようにしたことを特徴とするものである。
【0009】 又、容器状をなすオイルパンと、上記オイルパンの底板であって切削加工によ り発生し切削油に混じって排出される切粉が落下する箇所に設けられ切削油中の 比較的大きな切粉を捕集するとともに切削油を落下させる切粉・切削油分離部と 、上記オイルパンの底板であって上記切粉・切削油分離部とは異なる箇所に設け られた切粉排出口と、上記切粉・切削油分離部の下方に配置され切粉・切削油分 離部を通過した切削油を受けてそこから微細な切粉を捕集するとともに切削油を 落下させるスラッジボックスと、上記切粉排出口の下方に設置され切粉排出口よ り排出される切粉を受けてこれを捕集するとともに僅かに混じっている切削油を 落下させる切粉捕集手段と、上記スラッジボックス及び切粉捕集手段の下方に配 置され落下する切削油を貯留する切削油タンクと、を具備したことを特徴とする ものである。その際、オイルパンを切粉・切削油分離部に向かって下り勾配の状 態で設置することが考えられる。又、切粉捕集手段の下方に切粉受け台を設置し て、僅かに落下していく切削油中に含まれる微細な切粉を捕集するようにするこ とが考えられる。
【0010】
【作用】 まず、本願考案の場合には、切削加工により発生し切削油に混じって排出され る切粉を一旦オイルパン内に受け、そこから堰板を適宜のタイミングで回転させ て排出口まで搬送して排出させて処理するものである。つまり、オイルパンで一 旦受けているので、切削加工が行なわれているか否かに関係なく、オイルパン以 降の処理場所で適宜作業を行なうことができる。例えば、作業を行なう場合には 、上記排出口からの排出動作を停止すればよく、同時に、排出される切粉と切削 油は継続してオイルパンで受けていれば良いからである。尚、オイルパン自体の 構成及びオイルパン以降をどのような構成としてどのような処理を行なうかは任 意である。
【0011】 又、その一例としては請求項2に記載したようなものが考えられる。すなわち 、切粉を含んだ切削油はオイルパン内の切粉・切削油分離部の箇所に排出される 。そこで、比較的大きな切粉が捕集され、切削油はそこを通過してスラッジボッ クス内に導入される。そこで、微細な切粉が捕集される。切削油はそこを通過し て切削油タンク内に落下・捕集される。一方、オイルパン内に捕集された切粉は 堰板の回転によって排出口まで搬送され、そこから切粉捕集手段上に落下する。 そこで切粉は捕集され、僅かに残っている切削油はそこを通過して切削油タンク 内に落下・捕集される。
【0012】 その際、オイルパンを切粉・切削油分離部方向に下り勾配とした場合には、切 削油が排出口側に流れることを効果的に防止することができ、切粉・切削油分離 部を介して効率良く下方に落下させることができる。又、切粉捕集手段の下方に 切粉受け台を配置した場合には、僅かに落下していく切削油中の微細な切粉を捕 集することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図1及び図2を参照して本考案の第1実施例を説明する。まず、機械本 体(例えば、自動旋盤の本体)1があり、この機械本体1においては図示しない ワークに対して任意の切削加工が施される。図中切削加工ポイントを符号Aで示 す。上記切削加工ポイントAの右斜上方には切削油供給ノズル3が設置されてい る。この切削油ノズルを介して切削油が供給される。切削加工により発生した切 粉5は切削油7に混じった状態でガイド部9に沿って排出されていく。
【0014】 切粉5を含んだ切削油7が排出される位置に本実施例による切粉処理装置11 が設置されている。まず、オイルパン13があり、このオイルパン13は有底円 筒状をなしていて、上端は開口部15となっている。上記オイルパン13の底板 17の所定位置(切粉5を含んだ切削油7が導入される箇所)には、図2に示す ように、切粉・切削油分離部19が設けられている。この切粉・切削油分離部1 9は、所定の径(例えば、2mm)の複数個の孔21から構成されている。切粉5 を含んだ切削油7はここに排出され、その内切粉5はそこに捕集され、切削油7 は孔21を介して下方に落下する。
【0015】 上記オイルパン13の底板17の所定位置(切粉・切削油分離部に対して18 0°離れた位置)には、切粉排出口(排出口)23が形成されている。上記切粉 ・切削油分離部19において捕集された切粉5は、この切粉排出口23を介して 下方に排出される。又、オイルパン13は、図1に示すように、切粉・切削油分 離部19方向に向かって下り勾配となるように傾斜した状態で設置されている。 これは、切粉5に付着したような状態でオイルパン13上に残ってしまう切削油 7を切粉・切削油分離部19側に積極的に集めて下方に落下させるためであり、 切粉排出口23側に流れてそこから排出されることを防止するためである。
【0016】 上記オイルパン13内の中心部には駆動モータ27に直結された回転軸25が 配置されていて、この回転軸25には複数枚(本実施例の場合には4枚)の堰板 29が取付けられている。これら4枚の堰板29は、駆動モータ27が駆動する ことにより、図2中矢印aで示す方向に回転する。これら堰板29の回転により 、切粉・切削油分離部19上に捕集された切粉5を切粉排出口23側に搬送する 。上記堰板29の回転は90°ずつ行なわれ、かつ間欠的に駆動される。つまり 、90°回転したら、その状態で所定時間停止し、その後90°回転して、又、 所定時間停止し、それを繰り返す。これは、切粉5に付着している切削油7を切 粉排出口23側にできるだけ持ち込まないようにするためである。又、堰板29 とオイルパン13の底板17との間には僅かな隙間が形成されており、切削油7 の切粉・切削油分離部19側への流通を阻害しないようにしている。
【0017】 上記切粉・切削油分離部19の下方には、図1に示すように、スラッジボック ス31が配置されている。このスラッジボツクス31の底板33には、図示しな い複数個の孔が形成されている。この孔の径は、切粉・切削油分離部19の孔2 1より小径になっている。つまり、切粉・切削油分離部19を通過した切削油7 がこのスラッジボツクス31内に落下するが、その際、孔21を通過してしまっ た微細な切粉5を含んでいる。これら微細な切粉5をこのスラッジボックス31 で捕集するものである。スラッジボックス31を通過した切削油7はその下方に 配置されている切削油タンク35内に落下・貯留される。そして、ポンプ37( 図2に示す)によって吸引・加圧され再度切削加工ポイントAに供給される。
【0018】 上記切粉排出口23の下方位置には、切粉捕集手段としての別のスラッジボッ クス39が設置されている。切粉排出口23より排出された切粉5はこのスラッ ジボックス39内に落下する。このスラッジボックス39の底板41には直径2 mmの孔(図示せず)が複数個形成されている。これら複数個の孔を介して切粉5 に付着している僅かな切削油7がその下方の切粉受け台43内に落下する。この 切粉受け台43の底板45には、前記スラッジボックス31の底板33の孔と同 様の径の孔(図示せず)が形成されている。つまり、スラッジボツクス39を通 過した僅かな切削油7内にはそこでは捕集できなかった微細な切粉5が含有され ており、それら微細な切粉をここで捕集するためである。そして、切粉受け台4 3を通過した切削油7は既に述べた切削油タンク35内に落下・貯留される。
【0019】 尚、上記スラッジボックス39は、図1中右方向に引抜可能に設置されていて 、適宜、予備のスラッジボックス39’と交換・配置される。又、スラッジボッ クス31についても引抜可能になっている。
【0020】 以上の構成を基にその作用を説明する。まず、切削加工ポイントAで発生した 切粉5は切削油7に混じった状態で排出され、オイルパン13内であって切粉・ 切削油分離部19上に排出される。切粉・切削油分離部19においては、切粉5 のみが捕集されて、切削油7はそこを通過して下方に落下する。下方に落下した 切削油7は、スラッジボックス31内に導入され、そこで、上記切粉・切削油分 離部19では捕集できなかった微細な切粉5が捕集される。スラッジボックス3 1を通過した切削油7は切削油タンク35内に落下・貯留される。上記スラッジ ボックス31は適宜取り出されて堆積した切粉5の除去・清掃作業が施される。
【0021】 一方、切粉・切削油分離部19にて捕集された切粉5は、回転する堰板29に よって切粉排出口23側に搬送される。尚、堰板29を回転させるタイミングと しては、機械本体1において切削加工が行なわれていないとき(ワークの交換が 行なわれているとき)が選択されていて、予めプログラムされている。これは、 堰板29に切粉5が絡み付くことを懸念してのことである。そのときに、90° ずつ間欠的に回転動作することになる。堰板29の回転により搬送された切粉5 は、切粉排出口23を介して下方に落下し、スラッジボックス39内に導入され る。
【0022】 スラッジボックス39内では切粉5の捕集が行なわれ、僅かに混じっている切 削油7はそこを通過して切粉受け台43内に落下する。この切粉受け台43では スラッジボックス39では捕集できなかった微細な切粉5の捕集が行なわれる。 切粉受け台43を通過した切削油7は切削油タンク35内に落下・貯留される。 上記スラッジボックス39は適宜取り出されて予備のスラッジボックス39’と 交換される。そして、堆積した切粉5の除去・清掃作業が施される。
【0023】 以上本実施例によると次のような効果を奏することができる。まず、機械本体 1がわの運転状態とは関係なくスラッジボックス39の清掃作業を行なうことが できる。これは、排出される切粉5と切削油7をオイルパン13で一旦受けてい て、清掃作業を行なう場合には、切粉5を切粉排出口23より落下させなければ よいからである。よって、作業員や機械の周囲が不用意に汚れるようなこともな い。
【0024】 又、スラッジボックス39においては切削油7が流れ込むことが少ない。これ は、オイルパン13によって切粉5と切削油7を効率良く分離させて、切削油7 が切粉排出口23側に流れ込むことを防止するようにしているからである。よっ て、スラッジボックス39における清掃作業も簡単であるとともに、スラッジボ ックス39の代わりにチップコンベア、例えば、カール状切粉専用のチップコン ベアを配置させて使用しても、微細な切粉5をも効率良く捕集して搬出すること ができる。つまり、微細な切粉5が切削油7に押し流されてチップコンベアを通 過してしまうようなことがないからである。
【0025】 又、複数箇所において切粉5の捕集が行なわれ、その際、比較的大きな切粉5 の捕集から始まって微細な切粉5に到るまで段階的に捕集するようにしているの で切粉5の捕集率が高くなった。よって、切削油タンク35内に落下・貯留され る切削油7内に含まれる切粉5としては極めて微細なものだけとなり、切削油7 の循環設備に与える影響や切削加工そのものに与える影響が大幅に軽減されるよ うになった。
【0026】 又、上記したように、切削油7が切粉5に付着して切粉5を捕集する側に捕集 されてしまうことを防止するようにしているので、切削油7の回収率も高くなり 、切削油7の補充回数が減少した。又、切削油タンク35内に落下してしまう切 粉5の量も少なくなるので、切削油タンク35の清掃作業も簡単である。
【0027】 次に、図3及び図4を参照して第2実施例を説明する。まず、切削加工ポイン トAの下方には、ガイド部材101が配置されている。切削加工ポイントAで発 生した切粉5は切削油7に混じって、上記ガイド部材101に沿って下方に排出 される。ガイド部材101の下方には、この実施例による切粉処理装置103が 設置されている。
【0028】 まず、切削油タンク105があり、この切削油タンク105の上部には、オイ ルパン107が設置されている。このオイルパン107は有底円筒状をなしてい て、上端を開口部109としている。上記オイルパン107の底板109には、 排出口111が形成されている。この排出口111は、上記ガイド部材101の 落下口102に対して180°だけ離れた位置に配置されている。
【0029】 上記オイルパン107の中心位置には駆動モータ113に直結された回転軸1 15が配置されていて、この回転軸115には複数枚(この実施例では4枚)の 堰板117が取付けられている。これら複数枚の堰板117を矢印a方向に回転 させることにより、オイルパン107内に排出された切粉5と切削油7を排出口 111側に搬送する。
【0030】 上記排出口111の下方位置には、スラッジボックス119が配置されている 。このスラッジボックス119の底板121には複数個の孔が形成されている。 このスラッジボックス119によって切粉5が捕集され、切削油7はそこを通過 して切削油タンク105内に落下・貯留される。
【0031】 この実施例の場合には、前記第1実施例の場合に比べて、切粉5を比較的大き なものから微細なものに到るまで複数段階で捕集するような構成にはなっておら ず、又、オイルパン107において、切粉5と切削油7を分離させるような構成 になっていないが、機械本体1側が運転状態にある場合にも、スラッジボックス 119を取り出して切粉5の除去・清掃作業を行なうことができるという利点は そのまま得ることができる。つまり、切粉5と切削油7が一旦オイルパン107 7内に貯留されるからである。
【0032】 尚、本考案は前記各実施例に限定されるものではない。既に述べたように、切 粉捕集手段としては、スラッジボックスでもよいし、各種チップコンベアでもよ い。又、堰板をメッシュ状にして、切削油を排出口側に搬送しないように工夫し てもよい。その他、各部の構成は図示したものに限定されない。
【0033】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案による切粉処理装置によると、切削加工により発生 し切削油に混じって排出される切粉を一旦オイルパン内に受け、そこから堰板を 適宜のタイミングで回転させて排出口まで搬送して排出させて処理するように構 成したので、切削加工が行なわれているか否かに関係なく、オイルパン以降の処 理場所で適宜作業を行なうことができる。又、請求項2に記載したような構成に すれば、切粉と切削油を効率良く分離させて効率良く捕集或いは回収することが できる。その際、オイルパンを切粉・切削油分離部方向に下り勾配としたり、或 いは、切粉捕集手段の下方に切粉受け台を配置した場合に上記効果をより高める ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図で切粉処理装置の
断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す図で切粉処理装置の
平面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す図で切粉処理装置の
断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す図で切粉処理装置の
平面図である。
【符号の説明】
11 切粉処理装置 15 オイルパン 19 切粉・切削油分離部 23 切粉排出口(排出口) 29 堰板 31 スラッジボックス 35 切削油タンク 39 スラッジボックス(切粉捕集手段) 43 切粉受け台

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削加工により発生し切削油に混じって
    排出される切粉をオイルパン内であって任意の箇所で受
    け、これをオイルパン内に回転可能に設置された堰板を
    適宜のタイミンクで回転させることによりオイルパン内
    であって別の任意の箇所まで搬送し、そこに形成された
    排出口より排出させて処理するようにしたことを特徴と
    する切粉処理装置。
  2. 【請求項2】 容器状をなすオイルパンと、上記オイル
    パンの底板であって切削加工により発生し切削油に混じ
    って排出される切粉が落下する箇所に設けられ切削油中
    の比較的大きな切粉を捕集するとともに切削油を落下さ
    せる切粉・切削油分離部と、上記オイルパンの底板であ
    って上記切粉・切削油分離部とは異なる箇所に設けられ
    た切粉排出口と、上記切粉・切削油分離部の下方に配置
    され切粉・切削油分離部を通過した切削油を受けてそこ
    から微細な切粉を捕集するとともに切削油を落下させる
    スラッジボックスと、上記切粉排出口の下方に設置され
    切粉排出口より排出される切粉を受けてこれを捕集する
    とともに僅かに混じっている切削油を落下させる切粉捕
    集手段と、上記スラッジボックス及び切粉捕集手段の下
    方に配置され落下する切削油を貯留する切削油タンク
    と、を具備したことを特徴とする切粉処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の切粉処理装置において、
    オイルパンは切粉・切削油分離部に向かって下り勾配の
    状態で設置されていることを特徴とする切粉処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の切粉処理装
    置において、切粉捕集手段の下方には切粉受け台が設置
    されていて、僅かに落下していく切削油中に含まれる微
    細な切粉を捕集するようにしたことを特徴とする切粉処
    理装置。
JP1375592U 1992-02-12 1992-02-12 切粉処理装置 Pending JPH0563744U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019141953A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 シチズン時計株式会社 工作機械

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