JPH0563295B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0563295B2
JPH0563295B2 JP1116615A JP11661589A JPH0563295B2 JP H0563295 B2 JPH0563295 B2 JP H0563295B2 JP 1116615 A JP1116615 A JP 1116615A JP 11661589 A JP11661589 A JP 11661589A JP H0563295 B2 JPH0563295 B2 JP H0563295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
molding machine
resin
cure
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1116615A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02295737A (ja
Inventor
Toshio Sakamoto
Akinori Hibino
Kunio Sakamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1116615A priority Critical patent/JPH02295737A/ja
Publication of JPH02295737A publication Critical patent/JPH02295737A/ja
Publication of JPH0563295B2 publication Critical patent/JPH0563295B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、積層板を連続的に製造する方法に関
する発明である。 [従来の技術] 積層板を連続して製造する方法として、基板に
樹脂を含浸、乾燥させた所要枚数のプリプレグ
1′の片面又は両面に金属撚箔2′を重ね合わせた
長尺複合体を、加熱加圧成形機4′を通しながら
加熱加圧して硬化させて積層板3′を連続して製
造する方法がある。しかして、成形プロセスだけ
で硬化を完了させようとするには成形プロセスが
長時間となりラインも長くなるという問題があ
る。このため、樹脂としてエポキシ樹脂やポリエ
ステル樹脂を用いたものにおいては、第2図に示
すように加熱加圧成形機4′で積層板3′が層間剥
離しない状態まで硬化させ、切断装置10′で切
断した後、アフターキユアー装置11′によりア
フターキユアーを行うことで短時間の成形を行う
ようにしている。 [発明が解決しようとする課題] ところが、フエノール樹脂の場合、成形プロセ
スにおいて加熱加圧する際、脱水反応が生じて水
分が蒸気となつて蒸発するのであるが、加熱加圧
成形機4′を短くしてアフターキユアー装置1
1′でアフターキユアーをする方法を採用しよう
としても、連続成形のための加熱加圧成形機4′
の加圧力が十分でないので、積層板3′が加熱加
圧成形機4′を出てアフターキユアー装置11′に
至るまでのの間で一旦冷却されると、硬化反応が
停止し、蒸気となつて蒸発しようとしているガス
が凝縮して積層板3′の中に閉じ込められてしま
つて、その後、アフターキユアー装置11′でア
フターキユアーをしても積層板3′の中に閉じ込
められた上記凝縮したガスの存在により白く濁つ
て、透明性が悪くなり、耐水性、強度の低い積層
板しか得られないという問題があつた。 本発明は上記した問題点に鑑みて発明したもの
であつて、その目的とするところは、短時間の成
形が可能で、しかも、透明性が向上し、耐水性、
強度の高い積層板を得ることができる積層板の連
続製造方法を提供するにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の積層板の連
続製造方法は、基材に樹脂を含浸、乾燥した所要
放数のプリプレグ1の片面又は両面に金属箔2を
重ね合わせた長尺複合体を、連続的に一定加圧の
もとで積層板3を成形する製造方法において、加
熱加圧成形機4で積層板3が層間剥離しない状態
まで硬化後、アフターキユアーに至るまでの積層
板3温度を50℃以上に保つことを特徴とするもの
である。そして、積層板を製造するために用いる
基材としては、紙を用いるのが好ましく、また、
樹脂としてはフエノール系樹脂が好ましい。 [作用] しかして、加熱加圧成形機4で積層板3が層間
剥離しない状態まで、硬化後、アフターキユアー
に至るまでの積層板3の温度を50℃以上に保つこ
とにより、加熱加圧成形機4を出た後での冷却を
防止しして硬化反応が停止しないようにし、加熱
加圧成形機4で加熱加圧する際に蒸気となつて蒸
発しようとする水分が閉じ込められるのを防止す
るようにしている。そして、アフターキユアーを
行うことで加熱加圧成形機4の長さを短くでき、
短時間の成形が可能となるものである。 [実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて
詳述する。 第1図には本発明の一実施例が示してある。加
熱加圧成形機4の後方(入り口側)には、紙のよ
うな基材とにフエノール樹脂を含浸、乾燥したプ
リプレグ1を送り出すプリプレグ用送り出しロー
ル5が複数個設けてあり、プリプレグ用送り出し
ロール5にそれぞれロール状に巻いたプリプレグ
1がセツトしてある。また、上記複数個のプリプ
レグ用の送り出しロール5の上方位置乃至下方位
置には金属箔用送りロール6が配置してあり、こ
の金属箔用送りロール6にはロール状に巻いた電
解銅箔のような金属箔2がセツトしてある。加熱
加圧成形機4は添付図面の実施例では加圧用ベル
トコンベア7,8を上下に対向して配置して構成
してあり、図示していない加熱手段により加熱さ
れるようになつている。加熱加圧成形機4の前方
にはコンベアのような搬送路9が配置してあり、
この搬送路9の途中に切断装置10が配設してあ
り、搬送路9の前方にはアフターキユアー装置1
1が配置してある。そして、加熱加圧成形機4と
アフターキユアー装置11との間は保温室12と
なつていて上記搬送路9及び切断装置10はこの
保温室12内に配置してある。アフターキユアー
装置11内には添付図面の実施例では縦型となつ
たコンベア13の外周部に一定間隔を隔てて搬送
路9から供給される積層板3を支持して移動させ
るための支持部15を突設して構成してある。ま
た、アフターキユアー装置11の出口側から搬出
コンベア14が導出してある。 しかして、所要枚数の長尺のプリプレグ1及び
金属箔2を連続して加熱加圧成形機4の入り口側
から加熱加圧成形機4内に供給する。加熱加圧成
形機4内に連続して供給された所要枚数のプリプ
レグ1の両面に金属箔2を重ね合わせた長尺複合
体は、加圧用ベルトコンベア7,8により上下か
ら一定状態で加圧されながら搬送されるとともに
加熱されて層間剥離しない状態まで硬化され、こ
の層間剥離しない状態まで硬化後、加熱加圧成形
機4の出口から保温室12に供給され、保温室1
2を搬送路9により搬送される途中において切断
装置10により任意の長さに切断され、切断され
た積層板3は搬送路9によりアフターキユアー装
置11側に搬送され、アフターキユアー装置11
の入り口から内部に入つた積層板3はコンベア1
3の外周部に設けた支持部15に移載される。支
持部15に移載された積層板3はコンベア13が
第1図矢印のように回転するのでアフターキユア
ー装置11内を上昇し、上端で表裏反転した状態
で支持部15に支持されて下降しアフターキユア
ー装置11の出口において搬出コンベア14に移
載されてアフターキユアー装置11から搬出され
るようになつている。そして、本発明において
は、加熱加圧成形機4からアフターキユアー装置
11に至るまでの間、保温室12を通過させるこ
とで積層板3の温度を50℃以上に保つようにし
て、フエノール系樹脂の硬化反応が停止しないよ
うにしている。 上記実施例では、加熱加圧成形機4で積層板3
が層間剥離しない状態まで硬化後、アフターキユ
アー装置11に至るまでの積層板3温度を50℃以
上に保つに当たり、加熱加圧成形機4とアフター
キユアー装置11との間の全部を保温するように
保温室12を設けた実施例を示したが、加熱加圧
成形機4とアフターキユアー装置11との間の一
部を保温室12としてもよく、また、上記各実施
例における保温室12に代えて積層板3を加熱す
る加熱手段を有する加熱室あつてもよい。また、
上記各実施例では加熱加圧成形機4とアフターキ
ユアー装置11との間の全部または一部を保温ま
たは加熱するようにした実施例を示したが、加熱
加圧成形機4で積層板3が層間剥離しない状態ま
で硬化後、アフターキユアー装置11に至るまで
の積層板3温度を50℃以上に保つに当たり、成形
後、積層板3温度が50℃より低下する前に、アフ
ターキユアーされるようにラインスピードを設定
するようにしたり、あるいは、加熱加圧成形機4
とアフターキユアー装置11との間の距離を短く
して積層板3がアフターキユアー装置11に至る
までの間に50℃℃以下に低下しないようにするよ
うにしてもよいものである。 また、本発明において用いるフエノール系樹脂
としてはフエノール、クレゾール、キシレン等に
よる樹脂であり、植物油などで変性されたもの、
及び、又は、ハロゲン化合物、リン化合物等で難
燃化されたものを含むものである。 また、上記実施例では、基材に樹脂を含浸、乾
燥した所要枚数のプリプレグ1の両面に金属箔2
を重ね合わせた例を示しているが、基材に樹脂を
含浸、乾燥した所要枚数のプリプレグ1の片面に
金属箔2を重ね合わせて積層板3を形成するよう
にしてもよいものである。 次に本発明を具体例で例証する。 具体例 基材として絶乾状態で120g/m2のクラフト紙
を用い、この紙にフエノール樹脂を固形分換算量
で50重量%含浸、乾燥したプリプレグを8枚積層
すると同時に、厚さ35μmの電解銅箔を両面にラ
ミネートし、成形圧力50Kg/cm2、温度200℃で90
秒間連続的に加熱加圧を行つた後、積層板温度を
60℃以上に保つたた状態で切断し、180℃で10分
アフターキユアーを行つた。 比較例 上記具体例と同一条件で成形した後、切断し、
積層板を30℃まで冷却し、180℃で10分アフター
キユアーを行つた。 上記、具体例、比較例で各々得た積層板につい
ての性能測定結果を第1表に示す。
【表】 尚、上記積層板についての性能測定において、
給水率及び曲げ強度は、JIS C−6481により測定
した。また、積層板を構成する基板の透明度は、
スガ試験機株式会社製SMカラーコンピユーター
を用いて測定した。本測定機は、透過光を“赤
((R)”、“緑(G)”、“青(B)”の3成分に分光して測

するが、ここでは、人間の目に最も近いと感じら
れる“緑(G)”の成分で表した。 しかして、第1表において明らかなように、本
発明の具体例の方が比較例に対して吸水率、曲げ
強度、基板の透明度においていずれも優れている
ことが判明する。 [発明の効果] 本発明にあつては、叙述のように加熱加圧成形
機で積層板が層間剥離しない状態まで硬化後、ア
フターキユアーに至るまでの積層板温度を50℃以
上に保つので、加熱加圧成形機からアフターキユ
アーに至るまでの間において冷却されて硬化反応
が停止することがなく、この結果、積層板を構成
する基板の透明性が向上し、また、耐水性、強度
の高い積層板を得ることができるものである。ま
た、アフターキユアーを行うことで加熱加圧成形
機の長さを短くでき、短時間の成形が可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略説明図、第
2図は従来例を示す概略説明図であつて、1はプ
リプレグ、2は金属箔、3は積層板、4は加熱加
圧成形機である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材に樹脂を含浸、乾燥した所要枚数のプリ
    プレグの片面又は両面に金属箔を重ね合わせた長
    尺複合体を、連続的に一定加圧のもとで積層板を
    成形する製造方法において、加熱加圧成形機で積
    層板が層間剥離しない状態まで硬化後、アフター
    キユアーに至るまでの積層板温度を50℃以上に保
    つことを特徴とする積層板の連続製造方法。 2 基材が、紙であることを特徴とする請求項1
    項記載の積層板の連続製造方法。 3 樹脂がフエノール系樹脂であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の積層板の連続製
    造方法。
JP1116615A 1989-05-10 1989-05-10 積層板の連続製造方法 Granted JPH02295737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1116615A JPH02295737A (ja) 1989-05-10 1989-05-10 積層板の連続製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1116615A JPH02295737A (ja) 1989-05-10 1989-05-10 積層板の連続製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02295737A JPH02295737A (ja) 1990-12-06
JPH0563295B2 true JPH0563295B2 (ja) 1993-09-10

Family

ID=14691569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1116615A Granted JPH02295737A (ja) 1989-05-10 1989-05-10 積層板の連続製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02295737A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102285189B (zh) * 2011-06-15 2014-09-17 上海大唐盛隆制冷科技有限公司 钢带式聚氨酯连续层压机
JP5962298B2 (ja) * 2012-07-27 2016-08-03 住友ベークライト株式会社 硬化体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02295737A (ja) 1990-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900003809B1 (ko) 인쇄회로기판(pcb)용의 금속적층기재 제조방법 및 이를 수행하기 위한 이중벨트 프레스
KR101078684B1 (ko) 롤투롤 타입의 금속 베이스 동박적층판의 제조 장치 및 그 제조 방법
JPH0563295B2 (ja)
JPS6111787B2 (ja)
JPS6365509B2 (ja)
JPS634935A (ja) 多層回路板の製造方法
JPH0476784B2 (ja)
JPS6120425B2 (ja)
JPH11170382A (ja) 積層板の製造法および積層板の成形用プレート
JPS58153652A (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の連続成形装置及びその装置を使用する連続成形方法
JPS63283949A (ja) 積層板の製造方法
JPH05220863A (ja) 積層板の製造装置
JPH04348936A (ja) 積層板の製造方法
JPH03110158A (ja) 積層板の製造方法
JPH021672B2 (ja)
JPH0382510A (ja) 積層板の連続製造方法
JPH01214413A (ja) 電気用積層板の製法
JPH04323033A (ja) 積層板の製造方法
JPH0577263A (ja) 反りの改良された片面金属箔張積層板の連続製造法
JPH0421410A (ja) 積層板の製造方法
JPH04323032A (ja) 積層板の製造方法
JPS6334105A (ja) 積層板の製造法
JPS6134394B2 (ja)
JPH03110156A (ja) 積層板の製造方法
JPH048515A (ja) 積層板の製造方法