JPH056324B2 - - Google Patents
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- JPH056324B2 JPH056324B2 JP58010309A JP1030983A JPH056324B2 JP H056324 B2 JPH056324 B2 JP H056324B2 JP 58010309 A JP58010309 A JP 58010309A JP 1030983 A JP1030983 A JP 1030983A JP H056324 B2 JPH056324 B2 JP H056324B2
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- resin
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/0555—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 pressed, sintered or bonded together
- H01F1/0558—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 pressed, sintered or bonded together bonded together
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
本発明は、射出成形法によつて製造される樹脂
結合希土類コバルト磁石の製造方法に関するもの
である。詳しくは、射出成形の原料を作製するの
に、樹脂と磁石粉を混練する時減圧中で行い、す
ぐれた射出成形用ペレツトを提供するという方法
に関するものである。 射出成形法によつて、磁石を製造しようという
試みはかなり以前から行なわれており、工業的に
もフエライト磁石分野で近年増々生産が伸びてき
ている。一方希土類磁石の射出成形法による製造
はまだ緒についたばかりであり、その製造方法も
種々研究されている。希土類磁石を射出成形法で
製造すると、その磁気性能は焼結法および圧縮成
形法に比べて著しく低下する。従つていかに成形
性が優れており、種々の形状のものが容易に低コ
ストで製造できる射出成形法でも磁気性能の低い
欠点は、重大である。従つていかにして従来のも
のよりも高性能な磁石を製造するかということが
とりわけ大切になる。 本発明は、かかる射出成形希土類コバルト磁石
の高性能化のための一手段を提供する目的でなさ
れたものである。つまり、射出成形の原料を作製
するのに、樹脂と磁石粉を混練する時減圧中で行
い、混練物中の気泡をなくすとともに、樹脂と磁
粉を密着させて混練性を向上することにより、磁
場中射出成形した時に、加熱による希土類元素の
酸化を防止することができ、さらに流動性がよく
なりかつ射出された磁石の中にボイドのない高充
填磁石の製造が可能になる。従つて、磁石の密度
を磁場による配向度が向上し、磁石の磁気性能は
相乗効果的に向上する。また本発明による磁粉に
は、高飽和磁化を有する粉程適しており、
R2TM17系のものはこの目的に合つた磁粉であ
る。ただし、Ｒは希土類元素、TMはコバルトを
中心とした遷移金属の複合したものを示す。以下
実施例に従い本発明を説明してゆく。 本発明法によつて製造される樹脂結合型磁石の
製造方法を第１図に示す。希土類コバルト合金の
組成により若干製造方法に異る。この中で、本発
明法に係るのは、「混練」の工程である。 まず最初に、SmCo5、Sm（Co0.672Cu0.08Fe0.22
Zr0.028）8.3の組成を有する種類の磁粉を作製した。
前者がRCo5系であり、後者がR2TM17系である。
これらの磁粉は、カツプリング剤で表面処理され
た後、ナイロン６と機械的に混合された。混合比
は、ナイロン40体積％、処理済磁粉60体積％であ
る。混合物は、混練機で混練されるのであるが、
本実施例では、第２図に示されたような原理の混
練機を用いた（例：スーパーミキサー(株)川田製作
所製）。この混練機は、特殊形状の羽根を高速で
回転させる事により、摩擦熱を発生させ、その熱
で樹脂を溶して材料に流体運動を起して混練する
ものである。本機械を用いて、一つの磁粉の組成
に対して大気圧中で混練したものと真空引きして
減圧中で混練したもの、合計４種類の混練物を作
製した。混練物は、ペレツト状に粉砕され、磁場
射出成形された。得た磁石の磁気性能、密度を第
３図に、機械的特性を第４図に示した。図中で各
磁石No.は第１表に示す磁石に対応する。
結合希土類コバルト磁石の製造方法に関するもの
である。詳しくは、射出成形の原料を作製するの
に、樹脂と磁石粉を混練する時減圧中で行い、す
ぐれた射出成形用ペレツトを提供するという方法
に関するものである。 射出成形法によつて、磁石を製造しようという
試みはかなり以前から行なわれており、工業的に
もフエライト磁石分野で近年増々生産が伸びてき
ている。一方希土類磁石の射出成形法による製造
はまだ緒についたばかりであり、その製造方法も
種々研究されている。希土類磁石を射出成形法で
製造すると、その磁気性能は焼結法および圧縮成
形法に比べて著しく低下する。従つていかに成形
性が優れており、種々の形状のものが容易に低コ
ストで製造できる射出成形法でも磁気性能の低い
欠点は、重大である。従つていかにして従来のも
のよりも高性能な磁石を製造するかということが
とりわけ大切になる。 本発明は、かかる射出成形希土類コバルト磁石
の高性能化のための一手段を提供する目的でなさ
れたものである。つまり、射出成形の原料を作製
するのに、樹脂と磁石粉を混練する時減圧中で行
い、混練物中の気泡をなくすとともに、樹脂と磁
粉を密着させて混練性を向上することにより、磁
場中射出成形した時に、加熱による希土類元素の
酸化を防止することができ、さらに流動性がよく
なりかつ射出された磁石の中にボイドのない高充
填磁石の製造が可能になる。従つて、磁石の密度
を磁場による配向度が向上し、磁石の磁気性能は
相乗効果的に向上する。また本発明による磁粉に
は、高飽和磁化を有する粉程適しており、
R2TM17系のものはこの目的に合つた磁粉であ
る。ただし、Ｒは希土類元素、TMはコバルトを
中心とした遷移金属の複合したものを示す。以下
実施例に従い本発明を説明してゆく。 本発明法によつて製造される樹脂結合型磁石の
製造方法を第１図に示す。希土類コバルト合金の
組成により若干製造方法に異る。この中で、本発
明法に係るのは、「混練」の工程である。 まず最初に、SmCo5、Sm（Co0.672Cu0.08Fe0.22
Zr0.028）8.3の組成を有する種類の磁粉を作製した。
前者がRCo5系であり、後者がR2TM17系である。
これらの磁粉は、カツプリング剤で表面処理され
た後、ナイロン６と機械的に混合された。混合比
は、ナイロン40体積％、処理済磁粉60体積％であ
る。混合物は、混練機で混練されるのであるが、
本実施例では、第２図に示されたような原理の混
練機を用いた（例：スーパーミキサー(株)川田製作
所製）。この混練機は、特殊形状の羽根を高速で
回転させる事により、摩擦熱を発生させ、その熱
で樹脂を溶して材料に流体運動を起して混練する
ものである。本機械を用いて、一つの磁粉の組成
に対して大気圧中で混練したものと真空引きして
減圧中で混練したもの、合計４種類の混練物を作
製した。混練物は、ペレツト状に粉砕され、磁場
射出成形された。得た磁石の磁気性能、密度を第
３図に、機械的特性を第４図に示した。図中で各
磁石No.は第１表に示す磁石に対応する。
【表】
第３図から分るように、減圧雰囲気にして混練
すると、最大エネルギー積（BH）maxが12〜13
％上昇している。また減圧雰囲気にすることで、
引張強さが17％、伸びが10％上昇している（図
４）。図３から分るように、磁気性能はRCo5より
R2TM17系の方が圧倒的によい。また、R2TM17
の方が、粒度の調整が可能なので、機械特性もよ
くなる。 実施例 ２ シリンダーとスクリユーを組み合せた押出機タ
イプの連続混練機（例：ブス・コニーダBuss
AG製）を用いて、真空引きを行い減圧中で混練
した。使用した原料組成は、Sm（Co0.614Cu0.07
Fe0.30Zr0.016）7.8で、第１図の方法に従い樹脂結合
磁石を作製した。混練比は、磁粉が60、61、62、
63、64そして65体積％であつた。結果を第５図に
示す。この結果は圧縮成形法で得られるRCo5系
の樹脂結合型磁石と同等あるいはそれ以上であ
る。 本発明法によつて製造される磁石は、ステツプ
モータ、DCサーボモータ、リレー・アクチウエ
ータ、スピーカ、ブザー、コアレスモータ等、民
生および産業の幅広い分野に、その低コスト、成
形性を生かして使用され貢献度は多大である。
すると、最大エネルギー積（BH）maxが12〜13
％上昇している。また減圧雰囲気にすることで、
引張強さが17％、伸びが10％上昇している（図
４）。図３から分るように、磁気性能はRCo5より
R2TM17系の方が圧倒的によい。また、R2TM17
の方が、粒度の調整が可能なので、機械特性もよ
くなる。 実施例 ２ シリンダーとスクリユーを組み合せた押出機タ
イプの連続混練機（例：ブス・コニーダBuss
AG製）を用いて、真空引きを行い減圧中で混練
した。使用した原料組成は、Sm（Co0.614Cu0.07
Fe0.30Zr0.016）7.8で、第１図の方法に従い樹脂結合
磁石を作製した。混練比は、磁粉が60、61、62、
63、64そして65体積％であつた。結果を第５図に
示す。この結果は圧縮成形法で得られるRCo5系
の樹脂結合型磁石と同等あるいはそれ以上であ
る。 本発明法によつて製造される磁石は、ステツプ
モータ、DCサーボモータ、リレー・アクチウエ
ータ、スピーカ、ブザー、コアレスモータ等、民
生および産業の幅広い分野に、その低コスト、成
形性を生かして使用され貢献度は多大である。
第１図は、希土類コバルト樹脂結合磁石の射出
成形法による製造方法を示す。第２図は、バツチ
処理の混練機の主要部を示す。 １……回転軸、２……ブレード、３……シリン
ダ、４……材料取出口、５……ピストンを掃除す
る時の取りはずし口、６……タンク壁、７……タ
ンク熱電対、８……混練材料、９……材料熱電
対、１０……真空バルブ。 第３図は、各々の条件での磁石の磁気性能、密
度を示す。第４図は、各々の条件での磁石の機械
的特性を示す。第５図は、磁粉の体積％と磁気性
能との関係を示す。
成形法による製造方法を示す。第２図は、バツチ
処理の混練機の主要部を示す。 １……回転軸、２……ブレード、３……シリン
ダ、４……材料取出口、５……ピストンを掃除す
る時の取りはずし口、６……タンク壁、７……タ
ンク熱電対、８……混練材料、９……材料熱電
対、１０……真空バルブ。 第３図は、各々の条件での磁石の磁気性能、密
度を示す。第４図は、各々の条件での磁石の機械
的特性を示す。第５図は、磁粉の体積％と磁気性
能との関係を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 熱可塑性樹脂を使用した射出成形法によつて
製造される樹脂結合希土類コバルト磁石の製造方
法において、樹脂と磁石粉を混練するのに減圧中
で行うことを特徴とする樹脂結合希土類磁石の製
造方法。 ２ 磁石粉末としてR2TM17系の合金を使用する
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の樹
脂結合希土類コバルト磁石の製造方法。（ただし、
Ｒは希土類元素を、TMはコバルトを中心とした
遷移金属の複合したものを示す。）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58010309A JPS59136905A (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 樹脂結合希土類コバルト磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58010309A JPS59136905A (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 樹脂結合希土類コバルト磁石の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59136905A JPS59136905A (ja) | 1984-08-06 |
| JPH056324B2 true JPH056324B2 (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=11746642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58010309A Granted JPS59136905A (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 樹脂結合希土類コバルト磁石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59136905A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6169102A (ja) * | 1984-09-13 | 1986-04-09 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 樹脂磁石成形材料の製造法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5150952A (en) * | 1974-10-31 | 1976-05-06 | Dainippon Toryo Kk | Purasuchitsukuheno ganryobunsanhoho |
| JPS5545723A (en) * | 1978-09-28 | 1980-03-31 | Asahi Glass Co Ltd | Preparation of filler-incorporated synthetic resin |
-
1983
- 1983-01-25 JP JP58010309A patent/JPS59136905A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5150952A (en) * | 1974-10-31 | 1976-05-06 | Dainippon Toryo Kk | Purasuchitsukuheno ganryobunsanhoho |
| JPS5545723A (en) * | 1978-09-28 | 1980-03-31 | Asahi Glass Co Ltd | Preparation of filler-incorporated synthetic resin |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59136905A (ja) | 1984-08-06 |
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