JPH0562310U - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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JPH0562310U
JPH0562310U JP003080U JP308092U JPH0562310U JP H0562310 U JPH0562310 U JP H0562310U JP 003080 U JP003080 U JP 003080U JP 308092 U JP308092 U JP 308092U JP H0562310 U JPH0562310 U JP H0562310U
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JP
Japan
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door
seal member
water
garnish
side sill
Prior art date
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Pending
Application number
JP003080U
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English (en)
Inventor
耕治 岸野
嘉男 福島
正則 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH0562310U publication Critical patent/JPH0562310U/ja
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアアウタパネル下端とドアガーニッシュ下
端との間に設けられたドアシール部材の下端が、サイド
シルに接することで、閉じられたドアと車体との間をシ
ールする構造において、ドア内部の水がドアシール部材
とサイドシルとの間に溜るのを防止する。 【構成】 ドアアウタパネル5下端に水孔19を形成
し、ドアシール部材9に水通路25を形成することで、
水29をドアシール部材9の外側を通って外部へ排出す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のドア下端の構造に関し、特にドアの内部に侵入した雨水など を排水する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドア下端の排水構造を図2及び図3に示す。図2に示すように、サイド シル1の車外方にはドア3が位置する。ドア3のドアアウタパネル5には、ドア ガーニッシュ7下端との間にドアシール部材9が設けられている。このドアシー ル部材9の下端が、サイドシル1の外側下端を覆うサイドシルガーニッシュ11 の表面に接している。このようにして、ドアシール部材9により、ドア3が閉じ られた際に車体との間をシールできる。シールすることにより、車輪で跳ね上げ られた泥水がサイドシルを汚し乗員の昇降の際に乗員のすそを汚してしまうこと を防止できる。
【0003】 また、ドアガラスに沿ってドア3内部に侵入した雨水などの水は、ドアインナ パネル13に空けられた水孔15からドア3の外に排水される(図3)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ドア3の内部から排水された水は、前記ドアシール部材9がサ イドシルガーニッシュ11に接する部分に溜ってしまう。この水17には、ドア 3の内部においてドアガラスを昇降させるレギュレータ装置の油や2次防錆油な どを含んでおり、水あかとなってサイドシルガーニッシュ11の表面を汚してし まう。また、ドア3を開けた際に、それまで溜っていた水17はサイドシルガー ニッシュ11の表面を通って流れ、黒い筋を作って見栄えを悪くしてしまう。
【0005】 本考案は以上の問題点を解決するために成されたもので、ドアの内部から排水 された水が溜ってしまうことのない自動車のドア構造を提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は、ドアアウタパネル下端とドアガーニ ッシュ下端との間にドアシール部材を設け、このドアシール部材の下端がサイド シルに接することで、閉じられたドアと車体との間をシールする自動車のドア構 造において、ドア内部の空間底部をドアアウタパネル下端に水孔を形成すること でドアガーニッシュ内側の空間底部へ連通させ、ドアシール部材に水通路を形成 することでドアガーニッシュ内側の空間底部を外部へ連通させたものである。
【0007】 またシール部位の下端を2つに分け、一方にシールの働きをさせ、他方にはド アガーニッシュ下端を覆わせることもできる。
【0008】 更に、前記水孔及び水通路はドアの車前後方向のいずれの箇所に形成すること もできるが、望ましく車前後方向の中央に形成するのがよい。
【0009】 また、水通路はドアシール部材の内部を利用して形成されるものであってもよ い。
【0010】
【作用】
ドア内部の水は、ドアアウタパネルの外側即ちドアシール部材の外側へ排水さ れる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1及び図4において説明する。ドア3は、ドア アウタパネル5とドアインナパネル13とによって構成され、外側にドアガーニ ッシュ7が配置され見栄えを良くしている。そして、ドアアウタパネル5の下端 とドアガーニッシュ7の下端との間には、ドアシール部材9が設けられている。 このドアシール部材9は、平断面即ち空洞を有し、下方は車体内方へ屈曲し、下 端がサイドシルガーニッシュ11に斜めに接触する。
【0012】 なお、このドアシール部材9の上方において、ドアインナパネル13にはウェ ザーストリップ17が設けられ、サイドシル1に接することで、雨風が車室内に 侵入するのを防止している。
【0013】 さて、ドアアウタパネル5下端には水孔19が形成されている。これによりド ア3内部の空間21底部は、ドアガーニッシュ7内側とドアアウタパネル5との 間の空間23底部へ連通する。そして、ドアシール部材9には、車体外方即ちド アガーニッシュ7と接する部分のうち、車前後方向の一部に、上下方向に続く一 条の溝が一体成形され、水通路25を形成している。これにより、前記ドアガー ニッシュ7内側の空間23底部は外部27へ連通する。
【0014】 以上の実施例によれば、ドアガラスに沿ってドア3の内部に侵入した雨水など の水、即ちレギュレタ装置などの油分を含んだ水29は、水孔19及び水通路2 5を通ってドアシール部材9の外側を経て外部27へ排水される。従って、従来 のようにドアシール部材19とサイドシルガーニッシュ11との間に水29が溜 ることがない。よって、ドア3を開けた際に、溜っていた水がサイドシルガーニ ッシュ11表面を下方に流れ黒い汚れた筋を形成するということがない。また、 この汚れた水29がサイドシルガーニッシュ11の塗装面の腐食を促進すること も防止できる。
【0015】 更に、ドア上端のドアガラス出入口から吹込んだ風は、水孔19及び水通路2 5を通って外部へ逃がすことができるので、従来のように車室内へ吹き戻すとい うことがない。即ち、ドアインナパネル13に水孔15(図3)を開ける必要が なく、従って風の車室内への吹き戻しを防止できることから、吹き戻す風による 騒音が車室内に響くことを防止できる。
【0016】 また、この水孔19と水通路25は、図4に示すように車前後方向において違 う位置にでき、ダストがこれらを通ってドア3内部などに吹き込むことを抑止で きる。
【0017】 なお、以上の実施例においては水孔19と水通路25は車前後方向で違う位置 としたが、他の実施例においては同じ位置とし、しかも共にドア3の車前後方向 の中央に形成することも可能である。このようにすることで、ドア3内部の雨水 を迅速に排水できる。即ち、ドア3のどの部分に吹き込んだ雨水も最短距離を通 って外部27に排水されうる。
【0018】 次に、本考案の第2実施例を図5において説明する。
【0019】 なお、以上の実施例と同一の部分については、同一の番号を付す。異なる点は 、本実施例においてはドアシール部材9の異端が車体内外方向に2つ9A,9B に別れ、内方のもの9Aが前記第1実施例と同様のシールの働きをする。車体外 方のもの9Bは、ドアガーニッシュ7下端を覆う。
【0020】 このように、ドアシール部材9の下端の一部がドアガーニッシュ7下端を覆う ことで、ドアガーニッシュ7下端の保護を兼ねさせることができる。即ち、ドア ガーニッシュ7を設ける場合には、車体即ちドア3を路面に近づける車高を低く することが可能となるが、この時例えば、ドア3の開閉に伴いドアガーニッシュ 7の下端が縁石などに干渉して傷ついてしまうことを防止できる。
【0021】 さらに、ドアシール部材9を2つに別れた二股形状とすることにより、これら の部分の弾性を向上でき、ドアシール部材9の下端がサイドシルガーニッシュ1 1に接する力を大きくすることができる。
【0022】 また、ドアシール部材9の2つに分かれた下端のうち、シールの働きをするも の9Aの厚さを薄くすることで、ワンウエイバルブの効果を持たせることが可能 である。即ち、ドアシール部材9のシールの働きをするもの9Aの形状は、サイ ドシルガーニッシュ11に接触することで、曲線断面を有し外側がへこんだ形状 となっている。この形状により、ドアシール部材9の内側の空気圧が高まれば接 触が離れるものの、外側の空気の圧力が高まっても接触は維持される。これらの ことから外部の泥水やほこりを内部に入れず、内部の汚れや泥水は外部に戻すこ とが可能となる。
【0023】 なお、本実施例においても、前記第1実施例と同様の効果、即ちドア3内部の 排水がドアシール部材9の下端に溜ってしまうということを防止するという効果 を得ることができる。
【0024】 本考案の第3実施例を図6及び図7に示す。前記2つの実施例においては、ド アシール部材9の外側に成形した溝により水通路25を形成するものであったが 、本実施例のようにドアシール部材9の内部を利用して水通路を形成してもよい 。即ち、ドアシール部材9は閉断面つまり空洞31を有し、この空洞31に対し 、ドアガーニッシュ7内側の空間23底部から連通する孔33を開ける。ドアシ ール部材9は車前後方向の端部で開口している。
【0025】 本実施例によれば、ドア3ないの水は、水孔19を通ってドアガーニッシュ7 内側の空間23へ流れ込んだ後、孔33を介してドアシール部材9の内部(空洞 31)に流れ、前後両端部から外部へ排水される。
【0026】 このようにドアシール部材9の内部の空洞31を利用して水通路を形成するこ とができるので、ドアシール部材9に加える成形加工の程度を少なくできる。
【0027】 なお、以上の第2及び第3実施例においても、水孔19と水通路25或いは孔 33との車前後方向の位置を同じとし、且つドア3の車前後方向の中央に形成す ることで、排水を迅速におこなうことが可能である。
【0028】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案の自動車のドア構造によれば、ドア内部の水は、 ドアアウタパネル下端の水孔及びドアシール部材の外側を通って外部へ排水され るので、従来のようにドアシール部材の内側でサイドシルとの間に溜ってしまう ことを防止できる。また、水の溜りを防止できるので、ドアを開けた際に溜って いた水がサイドシルの表面を伝わって流れ黒い筋を作ってしまうことも防止でき る。更に、溜っていた水がサイドシルの塗装面の腐食を促進することを防止でき る。また、従来のようにドアアウタパネルに水孔を形成する必要がないので、例 えばドアガラスに沿ってドア内部に吹込まれた風が、この水孔を経て車室内へ吹 き戻す可能性をより小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来のドア下端部とサイドシルとの関係を示す
断面図である。
【図3】図2のA部拡大断面図である。
【図4】図1の要部を示す斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す縦断面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す縦断面図である。
【図7】図6の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドシル 3 ドア 5 ドアアウタパネル 7 ドアガーニッシュ 9 ドアシール部材 11 サイドシルガーニッシュ 13 ドアインナパネル 17 ウェザーストリップ 19 水孔 25 水通路 33 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 25/20 F 7816−3D

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアアウタパネル下端と、ドアガーニッ
    シュ下端との間にドアシール部材を設け、このドアシー
    ル部材の下端がサイドシルに接することで、閉じられた
    ドアと車体との間をシールする自動車のドア構造におい
    て、ドア内部の空間底部をドアアウタパネル下端に水孔
    を形成することでドアガーニッシュ内側の空間底部へ連
    通させ、ドアシール部材に水通路を形成することでドア
    ガーニッシュ内側の空間底部を外部へ連通させたことを
    特徴とする自動車のドア構造。
  2. 【請求項2】 ドアシール部材の下端が2つに分かれ、
    一方がシールの働きをし、他方はドアガーニッシュ下端
    を覆うことを特徴とする請求項1記載の自動車のドア構
    造。
  3. 【請求項3】 水孔及び水通路が共にドアの車前後方向
    の中央に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自
    動車のドア構造。
  4. 【請求項4】 ドアシール部材は閉断面を有し、このド
    アシール部材の内部を利用して水通路が形成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動車のドア構造。
JP003080U 1992-01-30 1992-01-30 自動車のドア構造 Pending JPH0562310U (ja)

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