JPH0560172U - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH0560172U
JPH0560172U JP11335491U JP11335491U JPH0560172U JP H0560172 U JPH0560172 U JP H0560172U JP 11335491 U JP11335491 U JP 11335491U JP 11335491 U JP11335491 U JP 11335491U JP H0560172 U JPH0560172 U JP H0560172U
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JP
Japan
Prior art keywords
holding portion
elastic holding
lead wire
lead
stator core
Prior art date
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Pending
Application number
JP11335491U
Other languages
English (en)
Inventor
和宏 外山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
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Publication of JPH0560172U publication Critical patent/JPH0560172U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステッピングモータの固定子において、部品
点数および組立工数を増加させることなく固定子鉄心、
巻線およびリード線を合成樹脂によって確実に一体成形
することができ、生産性の高いものを得る。 【構成】 固定子鉄心2に複数の巻線3を巻回し、その
巻線3とリード線5を接続し、このリード線5を弾性保
持部6の導出孔16に挿通する。リード線5は弾性保持
部6のリブ10によって形成された凹部17に挟入さ
れ、この状態で固定子鉄心2、巻線3、リード線5およ
び弾性保持部6を合成樹脂により一体成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステッピングモータに係わり、特にリード線をモータ外部に導出す るときのリード線の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種のステッピングモータの構造は、固定子鉄心に励磁用巻線が巻回 され、その巻線に外部電源接続用のリード線が複数接続されている。その後、固 定子鉄心、巻線およびリード線が合成樹脂により一体成形されている。そして、 必要に応じてアクチェータ等に装着される。しかし、一体成形を行う際、成形型 にリード線が接続された状態の固定子鉄心を挿嵌し、上型、下型を嵌合するとき にリード線が上型と下型との間に噛む込んでしまい断線や絶縁用の被覆が損傷す る等の恐れがあった。
【0003】 そこで、上記問題を解決するために、例えば特開昭55−147939号公報 の提案技術によれば、リード線を導出するための孔部を有する保護部材を金属で 形成し、その保護部材の孔部からリード線を導出した状態で保護部材と固定子鉄 心とを一体成形することが開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術の保護部材によるリード線の導出では、保護部材は断 面が台形状の取り付け部と筒状の支持部とで形成されており、支持部にはリード 線の導出孔である孔部が筒状に形成されている。そして、孔部には内側に折り曲 げた形状の延出部分を形成し、樹脂湯の注入圧力によって延出部分を変形させて リード線、チューブおよび保護部材に延出部分を密着させて、バリの発生を抑え ている。しかし、上記従来技術では、延出部分とリード線およびチューブとの間 に空隙があるため、合成樹脂を注入する際に延出部分が十分に変形しないときに 上記空隙から合成樹脂が流出する可能性があったり、また、リード線を保護する ためのチューブが別部品として必要であった。
【0005】 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、ステッピングモータにおいて 、部品点数および組立工数を増加させることなく固定子鉄心、巻線およびリード 線を合成樹脂によって確実に一体成形することができ、生産性の高いステッピン グモータの固定子を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、固定子鉄心に巻回された複数の巻線、前記巻線と接続され外部に導 出される複数のリード線、前記リード線が導出される導出孔を有する弾性保持部 を有し、前記リード線を前記弾性保持部の前記導出孔に挿通し、前記固定子鉄心 、前記巻線、前記リード線および前記弾性保持部とを合成樹脂により一体成形し 、固定子を形成したものである。
【0007】 また、前記弾性保持部にはリブが設けられ、かつ、前記リブの端部から延出す るフランジが設けられており、前記リブが前記巻線側に位置するように前記弾性 保持部が配置される構成とすると良い。
【0008】
【作用】
本考案では、固定子鉄心に巻線を巻回し、前記巻線と接続され外部に導出され る複数のリード線および前記リード線が導出される導出孔を有する弾性保持部と を有し、前記弾性保持部にはリブおよび前記リブの端部に延出するようにフラン ジが設けられ、前記リブが前記巻線側に位置するように前記リード線を前記導出 孔に挿通した状態で前記固定子鉄心、前記巻線、前記リード線および前記弾性保 持部とを合成樹脂により一体成形するようにしたので、前記リード線と前記導出 孔とが密着しているため一体成形時に前記導出孔より前記合成樹脂が流出するこ とが無く、バリの発生を抑えることができる。
【0009】 また、前記リード線の保護部材に前記弾性保持部を用いているため、前記弾性 保持部が成形時の成形型の押圧によるリード線の断線や、別部品としてのリード 線の保護チューブが必要なく、かつ、簡単な構成で振動による前記リード線の断 線等を防止することができる。
【0010】 さらに、一体成形を行うとき複数の前記リード線を前記リブ間に挟入すること により、前記弾性保持部の高さを抑えることができる。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係るステッピングモータによれば、リード線の保護部 材を弾性保持部で構成したことにより、リード線を保護するための別部品が必要 なく部品点数および組立工数を低減でき、かつ、成形時の成形型の押圧によるリ ード線の断線がなくなり一体成形後の振動によるリード線の断線も防ぐことがで きる。また、一体成形時に導出孔から合成樹脂が流出することがないためバリが 発生することがなくなる。
【0012】 さらに、一体成形時において弾性保持部に設けられたリブ間にリード線を挟入 したので、弾性保持部の高さを抑えられ小型化することができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材、配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。
【0014】 図1は本考案のステッピングモータの正面図であり、図2は図1のA−A断面 図である。図3は合成樹脂による一体成形を行う前のステッピングモータの正面 図であり、図4は図3のB−B断面図である。図5は巻線を巻回する前の固定子 鉄心および絶縁部材の分解斜視図である。図6乃至図8は弾性保持部であり、図 6は正面図、図7は図6のC−C断面図、図8は底面図である。
【0015】 図1において、1はステッピングモータの固定子であり、リード線5および弾 性保持部6がモールド部7によって一体に設けられている。
【0016】 図2において、2は積層された固定子鉄心であり、その固定子鉄心2の両側か ら絶縁部材4を嵌合させて複数の巻線3を巻回している。5は外部電源に接続さ れる複数のリード線であり、巻線3にそれぞれ接続した後この複数のリード線5 を保護するための弾性保持部6の導出孔16に挿通する。そして、固定子鉄心2 、絶縁部材4、巻線3および弾性保持部6とともに図示しない成形型にはめ込み 、合成樹脂により一体に成形し、モールド部7を形成する。このとき、リード線 5は弾性保持部6に保持されているため断線の恐れがなく、さらに弾性保持部6 に成形型が接触しても一時的な変形で収まり、成形型を取り外した後には元の形 状に戻る。また、合成樹脂による一体成形により巻線3、リード線5等のほつれ を防いでいる。
【0017】 図7に示されるように、導出孔16の内周面には蛇腹状の凹凸が設けられてお り、この導出孔16の内周面とリード線5の外周面とが密着するようになってい る。よって、一体成形時に合成樹脂が巻線3側から外側に向かって流れ出ること がないためバリが発生しなくなる。また、リード線5を挿通する際にも、リード 線5と導出孔16との接触面積が小さくなるため、組付けも容易になる。なお、 この凹凸は蛇腹状に限らず連続した凹凸であれば良く、例えば、断面が波状にし ても良い。
【0018】 次に図3および図4は上記図1および図2の固定子1を合成樹脂により一体成 形する前の状態の図である。この状態で、複数の巻線3は固定子鉄心2に巻回さ れ、次に複数のリード線5と電気的に接続された後、絶縁性を有する紐9により 絶縁部材4にほつれないように固定される。次に、複数のリード線5は弾性保持 部6の導出孔16にフランジ11が絶縁部材4に当接するまで挿通さる。このと き、リード線5は弾性保持部6のリブ10によって形成される凹部17に挟入さ れるため、弾性保持部6の高さは極力抑えることができる。
【0019】 図5は、固定子鉄心2と絶縁部材4との分解斜視図であり、固定子鉄心2のス ロット12に櫛状嵌合部14が嵌合するように両方向から絶縁部材4をとりつけ る。この櫛状嵌合部14は固定子鉄心2に嵌合された状態でスロット12の内周 面を覆い、巻線3と固定子鉄心2との絶縁が行えるようになっている。 13は内環状部、15は外環状部であり、固定子鉄心2に巻回された巻線3お よびリード線5が径方向にはみ出さないように位置決めを行っている。
【0020】 図6ないし図8はそれぞれ弾性保持部6を示したものである。この弾性保持部 6は固定子鉄心2の形状に合わせて湾曲しており、複数のリード線を導出するた めの導出孔16を有している。10は弾性保持部6から延出されたリブであり、 弾性保持部6とリブ10とにより凹部17が形成されている。リブ10にはリブ 10から延出されるフランジ11が設けられており、このフランジ11が絶縁部 材4の内環状部13および外環状部15に当接し、弾性保持部6が安定した状態 で保持される。
【0021】 以上の構成により、固定子1が合成樹脂により一体成形されるステッピングモ ータにおいて、リード線5の保護部材を弾性保持部6で構成したので、リード線 5の保護部材が一部品となり部品点数および組立工数が低減できる。また、一体 成形時の成形型の押圧および成形後の振動によるリード線5の断線を防ぐことが できる。なお、導出孔16とリード線5とが密着しているので成形時に導出孔5 から合成樹脂が流出することがなくなり、よって簡単な構成でバリの発生を抑え ることができる。
【0022】 さらに、リブ10間に形成した凹部17にリード線5を挟入したので、成形後 の弾性保持部6の高さを抑えられ、よって、ステッピングモータ全体を小型化す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るステッピングモータの固定子の一
実施例における一体成形後の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案に係るステッピングモータの固定子の一
実施例における一体成形前の正面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】上記実施例に用いる巻線を巻回する前の固定子
鉄心および絶縁部材の分解斜視図である。
【図6】上記実施例に用いる弾性保持部の正面図であ
る。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】上記実施例に用いる弾性保持部の底面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定子 2 固定子鉄心 3 巻線 5 リード線 6 弾性保持部 10 リブ 11 フランジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心に巻回された複数の巻線、 前記巻線と接続され外部に導出される複数のリード線、 前記リード線が導出される導出孔を有する弾性保持部を
    有し、 前記リード線を前記弾性保持部の前記導出孔に挿通し、
    前記固定子鉄心、前記巻線、前記リード線および前記弾
    性保持部とを合成樹脂により一体成形し、固定子を形成
    したことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記弾性保持部にはリブが設けられ、か
    つ、前記リブの端部から延出するフランジが設けられて
    おり、前記リブが前記巻線側に位置するように前記弾性
    保持部が配置されていることを特徴とする請求項1記載
    のステッピングモータ。
JP11335491U 1991-12-27 1991-12-27 ステッピングモータ Pending JPH0560172U (ja)

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JP11335491U JPH0560172U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ステッピングモータ

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JP11335491U JPH0560172U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ステッピングモータ

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JPH0560172U true JPH0560172U (ja) 1993-08-06

Family

ID=14610148

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JP11335491U Pending JPH0560172U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 ステッピングモータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9472989B2 (en) 2001-01-09 2016-10-18 Black & Decker Inc. Method of manufacturing a power tool with molded armature

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