JPH0557525B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0557525B2 JPH0557525B2 JP4382788A JP4382788A JPH0557525B2 JP H0557525 B2 JPH0557525 B2 JP H0557525B2 JP 4382788 A JP4382788 A JP 4382788A JP 4382788 A JP4382788 A JP 4382788A JP H0557525 B2 JPH0557525 B2 JP H0557525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tension
- mill
- reel
- flatness
- metal plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 22
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 9
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、スキンパス後やテンシヨンレベリン
グ後の金属板の平坦度を測定する形状検出方法に
関するものである。
グ後の金属板の平坦度を測定する形状検出方法に
関するものである。
鋼帯（広く金属板全体）の平坦度を改善するた
めに、冷間圧延機最終段の出側、スキンパスミル
出側又はテンシヨンレベラー出側に、張力差測定
原理に基づく形状検出器を設置し、加工後の金属
板の平坦度を測定することが一般的に行われてい
る。
めに、冷間圧延機最終段の出側、スキンパスミル
出側又はテンシヨンレベラー出側に、張力差測定
原理に基づく形状検出器を設置し、加工後の金属
板の平坦度を測定することが一般的に行われてい
る。
冷間圧延機では、高圧下率であるため、入側張
力と出側張力は全板幅に渡つて縁がきれており、
形状検出器によつて平坦度の測定が正確にできる
が、スキンパスミルでは、軽圧下率であるため、
板幅方向断面プロフイルにエツジドロツプがある
ものではエツジ部が未圧下となり、ミル前後の張
力の縁を切ることができない。かかる状態で形状
検出器により平坦度を測定した場合、エツジ部が
入側の形状の値を取り込んでしまうから、平坦度
を正確に測定したことにはならない。また、テン
シヨンレベラーでは、上記傾向が更に強い。従つ
て、スキンパスミル出側やテンシヨンレベラー出
側の真の張力を測定することができず、平坦度に
対する100％の保証が行えないという不都合があ
つた。
力と出側張力は全板幅に渡つて縁がきれており、
形状検出器によつて平坦度の測定が正確にできる
が、スキンパスミルでは、軽圧下率であるため、
板幅方向断面プロフイルにエツジドロツプがある
ものではエツジ部が未圧下となり、ミル前後の張
力の縁を切ることができない。かかる状態で形状
検出器により平坦度を測定した場合、エツジ部が
入側の形状の値を取り込んでしまうから、平坦度
を正確に測定したことにはならない。また、テン
シヨンレベラーでは、上記傾向が更に強い。従つ
て、スキンパスミル出側やテンシヨンレベラー出
側の真の張力を測定することができず、平坦度に
対する100％の保証が行えないという不都合があ
つた。
本発明は前記課題を解決するためになしたもの
で、平坦矯正後の平坦度を正確に測定できるよう
にすることを目的とする。
で、平坦矯正後の平坦度を正確に測定できるよう
にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る金属
板の平坦形状測定方法では、ペイオフリールとス
キンパルミルとテンシヨンリールとからなる鋼帯
圧延ラインにおいて、スキンパスミルとテンシヨ
ンリールとの間にミル入側張力縁切り用ブライド
ルロールとテンシヨンリール張力縁切り用ブライ
ドルロールとを設け、該ブライドロール間の入
側、出側張力の影響を排除した状態で金属板の幅
方向の張力分布を検出器により測定し張力分布の
状態により金属板の平坦度を測定するものであ
る。
板の平坦形状測定方法では、ペイオフリールとス
キンパルミルとテンシヨンリールとからなる鋼帯
圧延ラインにおいて、スキンパスミルとテンシヨ
ンリールとの間にミル入側張力縁切り用ブライド
ルロールとテンシヨンリール張力縁切り用ブライ
ドルロールとを設け、該ブライドロール間の入
側、出側張力の影響を排除した状態で金属板の幅
方向の張力分布を検出器により測定し張力分布の
状態により金属板の平坦度を測定するものであ
る。
以下、本発明方法実施用の熱間調質圧延機の一
例を第１図に沿つて説明する。
例を第１図に沿つて説明する。
図中１はペイオフリール、２はレベラー、３は
スキンパルミル、４はテンシヨンリールで、前記
スキンパフミル３の出側には、平坦形状を損なわ
ない径を持つ１組のミル入側張力縁切り用ブライ
ドルロール５が配置され、該ブライドルロール５
と前記テンシヨンリール４との間には、平坦形状
を損なわない径を持つもう１組のテンシヨンリー
ル張力縁切り用ブライドルロール６が配置されて
いる。そして、前記２組のブライドルロール５，
６間には金属板の幅方向の張力分布を測定する検
出器７が配置されている。
スキンパルミル、４はテンシヨンリールで、前記
スキンパフミル３の出側には、平坦形状を損なわ
ない径を持つ１組のミル入側張力縁切り用ブライ
ドルロール５が配置され、該ブライドルロール５
と前記テンシヨンリール４との間には、平坦形状
を損なわない径を持つもう１組のテンシヨンリー
ル張力縁切り用ブライドルロール６が配置されて
いる。そして、前記２組のブライドルロール５，
６間には金属板の幅方向の張力分布を測定する検
出器７が配置されている。
かかる熱間調質圧延機においては、ペイオフリ
ール１から巻き戻されるホツトストリツプＳは、
ペイオフリール１とテンシヨンリール４により掛
けられた一定の張力下において、レベラー２とス
キンパスミル３によつて平坦矯正される。
ール１から巻き戻されるホツトストリツプＳは、
ペイオフリール１とテンシヨンリール４により掛
けられた一定の張力下において、レベラー２とス
キンパスミル３によつて平坦矯正される。
本発明方法は、前記２組のブライドルロール
５，６を用いて平坦矯正後のブライドルロール
５，６間に求める張力分布を造り出し、金属板の
幅方向の張力分布を測定し、そこで平坦度を測定
するものである。
５，６を用いて平坦矯正後のブライドルロール
５，６間に求める張力分布を造り出し、金属板の
幅方向の張力分布を測定し、そこで平坦度を測定
するものである。
以下、かかる本発明方法によつて平坦度を正確
に測定できる理由を説明する。
に測定できる理由を説明する。
入側張力をT1、出側張力をT2、ブライドルロ
ール５，６間張力をT3とすると、後述する如く
ミル出側に入側張力T1と出側張力T2が混在した
状態となつているが、平坦形状を損なわない大径
のブライドルロール５，６がミル出側に設けられ
ており、該ブライドルロール５，６に平坦矯正さ
れたホツトストリツプＳが全面密着の状態で巻き
付けられている。このため、 T3＝T2・e〓〓 但し、 μ：母材とロール間の摩擦係数 θ：母材のロール巻掛角度（ラジアン） の関係が成立し、ブライドルロール５によつてス
キンパルミル出側張力T2と入側張力T1が混在し
た張力状態を完全に分離され、かつ、同様な働き
を持つブライドルロール６によつてテンシヨンリ
ール４側からの影響でブライドルロール５，６間
張力T3が変化するのを防止されるから、ブライ
ドロール５，６間において金属板の幅方向の張力
分布T3を検出し、真の平坦形状のとき均一とな
る張力分布と対比して金属板の平坦形状が検出で
き、これを入側のスキンパルスル及び／又はレベ
ラーにフイードバツクし、高精度の平坦度を有す
る鋼板の製造が可能となる。
ール５，６間張力をT3とすると、後述する如く
ミル出側に入側張力T1と出側張力T2が混在した
状態となつているが、平坦形状を損なわない大径
のブライドルロール５，６がミル出側に設けられ
ており、該ブライドルロール５，６に平坦矯正さ
れたホツトストリツプＳが全面密着の状態で巻き
付けられている。このため、 T3＝T2・e〓〓 但し、 μ：母材とロール間の摩擦係数 θ：母材のロール巻掛角度（ラジアン） の関係が成立し、ブライドルロール５によつてス
キンパルミル出側張力T2と入側張力T1が混在し
た張力状態を完全に分離され、かつ、同様な働き
を持つブライドルロール６によつてテンシヨンリ
ール４側からの影響でブライドルロール５，６間
張力T3が変化するのを防止されるから、ブライ
ドロール５，６間において金属板の幅方向の張力
分布T3を検出し、真の平坦形状のとき均一とな
る張力分布と対比して金属板の平坦形状が検出で
き、これを入側のスキンパルスル及び／又はレベ
ラーにフイードバツクし、高精度の平坦度を有す
る鋼板の製造が可能となる。
次に、ブライドルロール５の前後の張力分布を
考えてみると、概念的に第３図に示すような分布
となる。即ち、スキンパルミル３では、ホツトス
トリツプＳのエツジ部が未圧下となり、ミル出側
に入側張力が存在するから、第３図においてa1，
a2，a3，a4，a5を入側張力T1の板幅方向での張力
分布、b1，b2，b3，b4，b5を出側張力T2の板幅方
向での張力分布、ｃをブライドルロール５，６間
張力T3の板幅方向での張力分布を示すものとす
れば、b1＝a2、b2＝a1＋b3、b4＝b3＋a5、b3≠a3、
b5＝a5であり、かかる場合を含めて中伸の状態で
は第４図に示すような張力分布となり、また、耳
伸の状態では第５図に示すような張力分布とな
る。
考えてみると、概念的に第３図に示すような分布
となる。即ち、スキンパルミル３では、ホツトス
トリツプＳのエツジ部が未圧下となり、ミル出側
に入側張力が存在するから、第３図においてa1，
a2，a3，a4，a5を入側張力T1の板幅方向での張力
分布、b1，b2，b3，b4，b5を出側張力T2の板幅方
向での張力分布、ｃをブライドルロール５，６間
張力T3の板幅方向での張力分布を示すものとす
れば、b1＝a2、b2＝a1＋b3、b4＝b3＋a5、b3≠a3、
b5＝a5であり、かかる場合を含めて中伸の状態で
は第４図に示すような張力分布となり、また、耳
伸の状態では第５図に示すような張力分布とな
る。
従つて、本発明方法によれば、ブライドルロー
ル５，６間に配置した検出器７により金属板の幅
方向の張力分布を測定することにより平坦度の測
定が行え、検出精度が向上する。これを裏付ける
効果試験の結果として、第６図は実測平坦急峻度
と本発明方法の測定急峻度の略一致した対応関係
を示し、また、第７図は本発明方法により平坦測
定し、これに基づき平坦矯正を行つた時に得られ
る実測急峻度が略零であることを示しており、こ
れらの図から従来の検出方法に比べて本発明方法
の方が検出精度の高さの点で優れていることが分
かる。
ル５，６間に配置した検出器７により金属板の幅
方向の張力分布を測定することにより平坦度の測
定が行え、検出精度が向上する。これを裏付ける
効果試験の結果として、第６図は実測平坦急峻度
と本発明方法の測定急峻度の略一致した対応関係
を示し、また、第７図は本発明方法により平坦測
定し、これに基づき平坦矯正を行つた時に得られ
る実測急峻度が略零であることを示しており、こ
れらの図から従来の検出方法に比べて本発明方法
の方が検出精度の高さの点で優れていることが分
かる。
尚、本発明をスキンパス後の金属板の平坦測定
に適用した例につき説明したが、テンシヨンレベ
リング後の金属板の平坦測定等に適用できること
は言うまでもない。
に適用した例につき説明したが、テンシヨンレベ
リング後の金属板の平坦測定等に適用できること
は言うまでもない。
以上の通り本発明は、２組のブランドルロール
を使用し、該ブライドロール間の張力検出器によ
つて正確に平坦度を測定できる張力分布を造り出
し、そこで平坦測定を行うから、検出精度を大幅
に向上させることができ、平坦形状に対する100
％保証が可能となる。
を使用し、該ブライドロール間の張力検出器によ
つて正確に平坦度を測定できる張力分布を造り出
し、そこで平坦測定を行うから、検出精度を大幅
に向上させることができ、平坦形状に対する100
％保証が可能となる。
第１図は本発明方法実施用熱間調質圧延機の概
念図、第２図はスキンパス圧延状態図、第３図は
スキンパス圧延前後の張力分布の概念図、第４
図、第５図は夫々中伸、耳伸の場合の張力分布
図、第６図は実測平坦急峻度と形状検出器測定急
峻度の関係を示す線図、第７図は圧延前後の急峻
度の関係を示す線図である。 １……ペイオフリール、２……レベラー、３…
…スキンパスミル、４……テンシヨンリール、
５，６……ブライドルロール、７……検出器。
念図、第２図はスキンパス圧延状態図、第３図は
スキンパス圧延前後の張力分布の概念図、第４
図、第５図は夫々中伸、耳伸の場合の張力分布
図、第６図は実測平坦急峻度と形状検出器測定急
峻度の関係を示す線図、第７図は圧延前後の急峻
度の関係を示す線図である。 １……ペイオフリール、２……レベラー、３…
…スキンパスミル、４……テンシヨンリール、
５，６……ブライドルロール、７……検出器。
Claims (1)
- １ ペイオフリールとスキンパスミルとテンシヨ
ンリールとからなる鋼帯圧延ラインにおいて、ス
キンパスミルとテンシヨンリールとの間にミル入
側張力縁切り用ブライドルロールとテンシヨンリ
ール張力縁切り用ブライドルロールとを設け、該
ブライドルロール間の入側、出側張力の影響を排
除した状態で金属板の幅方向の張力分布を検出器
により測定し張力分布の状態により金属板の平坦
度を測定することを特徴とする金属板の平坦形状
検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4382788A JPH01219507A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 金属板の平坦形状検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4382788A JPH01219507A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 金属板の平坦形状検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01219507A JPH01219507A (ja) | 1989-09-01 |
| JPH0557525B2 true JPH0557525B2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12674588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4382788A Granted JPH01219507A (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 金属板の平坦形状検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01219507A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10121981C1 (de) * | 2001-05-05 | 2002-12-12 | Bwg Bergwerk Walzwerk | Bandbehandlungsanlage zum Richten eines Metallbandes |
| JP6256365B2 (ja) * | 2015-02-04 | 2018-01-10 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 鋼帯の平坦形状測定方法及び測定設備 |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP4382788A patent/JPH01219507A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01219507A (ja) | 1989-09-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4809528A (en) | Hot strip mill | |
| JP2731957B2 (ja) | 片面エンボス圧延鋼帯の製造方法 | |
| JPH0557525B2 (ja) | ||
| JP3132207B2 (ja) | 走行ストリップの形状検出方法、装置及び、圧延装置 | |
| JP4288888B2 (ja) | タンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御装置及び蛇行制御方法 | |
| JP3613250B2 (ja) | 厚板の圧延方法 | |
| JPH0289757A (ja) | 帯材の蛇行調整方法 | |
| JPH0415512A (ja) | 帯材の平坦度測定方法 | |
| JPH07117364B2 (ja) | 冷延鋼板の形状測定方法 | |
| JPH07164034A (ja) | 圧延板の形状制御方法 | |
| JP3189721B2 (ja) | テーパ鋼板の板厚推定方法 | |
| JPH0371008A (ja) | 金属帯の反り検出方法及び検出装置 | |
| JP2818096B2 (ja) | 板厚精度に優れた突起付鋼板の製造方法 | |
| JPH0653283B2 (ja) | 圧延機における適応制御方法 | |
| JPS629711A (ja) | 薄板熱間圧延ラインの板幅制御方法 | |
| JPH03293511A (ja) | 帯板の反り測定方法 | |
| JPS6261710A (ja) | 鋼帯の蛇行検出方法 | |
| JPS60180615A (ja) | 伸び率検出方法 | |
| JPS591132B2 (ja) | 帯状圧延材のスリツプ検出方法および装置 | |
| JPS6130687B2 (ja) | ||
| JPS63220924A (ja) | ストリツプコイルの層間スリツプ検出方法 | |
| JPS59118218A (ja) | 蛇行検出方法 | |
| KR790001893B1 (ko) | 탠덤(tandem)압연기에 있어서의 형상제어법 | |
| JPS6228014A (ja) | 厚板圧延における平面形状制御方法 | |
| JP2759986B2 (ja) | 金属帯の蛇行防止装置 |