JPH0553920U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JPH0553920U
JPH0553920U JP11109691U JP11109691U JPH0553920U JP H0553920 U JPH0553920 U JP H0553920U JP 11109691 U JP11109691 U JP 11109691U JP 11109691 U JP11109691 U JP 11109691U JP H0553920 U JPH0553920 U JP H0553920U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
product
mold
plate
protruding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11109691U
Other languages
English (en)
Inventor
雅美 佐藤
広倫 川島
克彦 伝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP11109691U priority Critical patent/JPH0553920U/ja
Publication of JPH0553920U publication Critical patent/JPH0553920U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形用金型において、インサート成形品
を突出すための突出しピンの破損に対応する手段を提供
する。 【構成】 本考案第1実施例にかかる射出成形用金型
は、インサート成形品の突出しのために突出し板26にイ
ンサートガイドピン27を設け、それを用いてインサート
の案内をした後にインサートにインサートガイドピン27
が当椄した状態で樹脂注入を行い、次いで突出し板26を
上方に動かすと、インサート成形品は金型から突出さ
れ、また第2実施例は、突出し板26に突出し棒28を固定
しその先端に製品突出しプレート29を固定し、このプレ
ートが製品部13と接触してそれを金型から突出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は射出成形用金型、特に同金型においてインサート成形品を金型内から 無理なく突出すための手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に本出願人が使用してきた射出成形用金型が断面図で示され、図中11は樹 脂が注入される樹脂部、12はインサート部で、樹脂部11はインサート部12を中央 部分で囲み、21は金型の矢印A方向に位置する固定入れ子22と矢印Bで示す方向 の可動入れ子23のパーティングライン(PLと略記する。)、24はインサートを 案内するためのインサートガイドピン、25は突出しピン、26は突出しピンが取付 けられた突出し板である。
【0003】 図3に示す金型の操作においては破線で示すランナー、スプール、ゲートを用 いるもので、溶融した樹脂をランナー31、スプール33を経てゲート32から樹脂部 11に注入する。樹脂注入前にインサートはインサートガイドピン24によってイン サート部12に配置され終っているので、樹脂はインサートに付着し一体化する。 この操作によって作られるインサート成形品は、中空円筒状のインサート12の中 央部分のまわりにリング状に樹脂が一体に形成されてなる部品である。
【0004】 本出願人はさらに、図4に示す射出成形用金型を使用するものであり、図4に おいて、図3に示した部分と同じ部分は同一符号を付して示し、13は製品部、14 は入れ子ピンである。製品部13への樹脂注入は図3に示すと同じ方式で行なうも ので、製品部13に樹脂が注入されると突出しプレート26が上昇し、突出しピン25 は製品部13の樹脂を金型から突出す。製品部13に作られる樹脂の肉厚は薄いもの であるので、突出しピン25は直径は例えば1mm程度の小さいものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 製品形状部11の樹脂とインサートとが一体になったインサート成形品の突出し において、樹脂の図3にtで示す肉厚部は3mm程度のものが一般でそのため突出 しピン25の先端部が接触する領域は狭い。そのため突出しピン25の直径は1mm〜 1.2mm 程度の全体的に細いものにしなければならない。その結果、インサート成 形品の突出しにおいてはピン25の破損が発生する。 そこで本考案の課題は、射出成形用金型において、インサート成形品を金型内 から突出するための突出し手段の破損を防止または回避する構造を提供するにあ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1実施例は、可動入れ子に挿入可能なインサートガイドピンの下方 端を可動入れ子の下方に配置される突出し板に取付け、インサートガイドピンが インサート部に当椄した状態で樹脂注入を行い、樹脂注入終了後を突出し板を上 昇させインサートガイドピンもともに上昇させてインサート成形品を金型から突 出すことを特徴とし、第2実施例は突出し板に突出し棒を上方に延在して取付け 、突出し棒の先端部分に製品突出しプレートを固定し、製品突出しプレートはそ の中央部に入れ子ピンのための開孔が形成され、開孔の外側で製品突出しプレー トの表面は製品部の下表面全体にわたって接触し、樹脂注入後に突出し板が上昇 するとそれとともに突出し棒は上昇して製品突出プレートを上昇させ、それによ って製品を金型から突出すことを特徴とする。
【0007】
【作用】
すなわち本考案の第1実施例は、インサート成形品の樹脂部に突出しピンを突 当てる代りに、挿入されるインサート部を案内するインサートガイドピンに従来 の突出しピンの機能を併せもたせ、インサートガイドピンは突出し板に取付けて インサート部に突当てる構造とし、それによってインサート成形品を突出すもの で、従来破損しやすかった突出しピンを不用とするのである。さらに、本考案の 第2実施例においては突出し棒に製品突出しプレートを固定し、製品突出しプレ ートの表面を製品の下側表面全体と当椄させた状態で製品を突出すのである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案第1実施例を図1により具体的に説明しよう。図1において、図 3に示した部分と同じ部分は同一符号を用いて表示し、図の簡明化のため樹脂注 入部は省略したが、図1の金型において樹脂は図2の金型の場合と同様に注入さ れるのである。
【0009】 この第1実施例においては、図1に示すように、インサートガイドピン27を突 出し板26に取付け、インサートガイドピン27の先端部がインサート部12に入れら れたインサートの下方端部分と当椄可能に配置する。次いで突出し板26を上昇さ せるとインサート成形品はインサートがインサートガイドピン27と当椄している ことによって突上げられ、結果的に金型から突出される。
【0010】 本考案の第2実施例は図2(A) に断面図で示され、同図において図1、3およ び4に示した部分と同じ部分は同じ符号を付け、28は突出し棒、29は製品突出し プレートである。この実施例では、突出し板26に突出し棒28を固定し、突出し棒 の先端部に例えばねじ止めによって製品部13の全体を突出させる大きさの製品突 出しプレート29を取付ける。
【0011】 製品突出しプレート29は図2(B) に斜視図で示され、その中央部には開孔30が 形成されてそこに入れ子ピン14が位置する。この開孔30の外側で製品突出しプレ ート29は製品部13に形成された樹脂の下表面と全面にわたって接触する。従って 、突出し板26が上昇すると製品突出しプレート29は製品の下面全体と接触した状 態で製品を突上げ金型から突出す。従来の突出しピンと異なり、突出し棒28は細 い径のものにする必要はなくこの操作に耐えうる大なる直径のものに形成してお くと、製品の突出しにおいて突出し棒28の破損は発生しない。
【0012】
【考案の効果】
以上のように、本考案の第1実施例においては、従来金型の可動入れ子23に取 付けられていたインサート部12へインサートを案内するために必要なインサート ガイドピンを突出し板26に取付け、インサートガイドピン27にインサート部の案 内の機能に加え従来の突出しピンの機能をもたせたもので、突出しピンを省略し たため突出しピン破損の問題は全くなくなったことに加え、従来の突出しピンが 不要となったので金型の加工量が減少した。また、第2実施例においては、製品 部13に当椄し圧力を加える部分は板状の製品突出しプレートであり、それを駆動 する突出し棒は従来の突出しピンと異なり直径の大きさに制約がないので大なる 径の強固なものを用意することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の射出成形用金型の断面図で
ある。
【図2】本考案第2実施例の図で、同図(A) は断面図、
同図(B) は製品突出しプレートの斜視図である。
【図3】従来の射出成形用金型の断面図である。
【図4】従来の射出成形用金型の断面図である。
【符号の説明】
11 製品形状部 12 インサート部 13 製品形状部 14 入れ子ピン 21 パーティングライン(PL) 22 固定入れ子 23 可動入れ子 24 インサートガイドピン 25 突出しピン 26 突出し板 27 インサートガイドピン 28 突出し棒 29 製品突出しプレート 30 開孔 31 ランナー 32 ゲート 33 スプール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティングライン(21)で互に接触する
    固定入れ子(22)と可動入れ子(23)とを具備するインサー
    ト成形品を形成するための金型において、 可動入れ子(23)に挿入可能なインサートガイドピン(27)
    の下方端を可動入れ子(23)の下方に配置される突出し板
    (26)に取付け、 インサートガイドピン(27)がインサート部(12)に当椄し
    た状態で樹脂注入を行い、樹脂注入終了後に突出し板(2
    6)を上昇させインサートガイドピン(27)もともに上昇さ
    せてインサート成形品を金型から突出すことを特徴とす
    る射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 パーティングライン(21)で互に接触する
    固定入れ子(22)と可動入れ子(23)とを具備する金型にお
    いて、 突出し板(26)に突出し棒(28)を上方に延在して取付け、 突出し棒(28)の先端部分に製品突出しプレート(29)を固
    定し、 製品突出しプレート(29)はその中央部に入れ子ピン(14)
    のための開孔(30)が形成され、開孔(30)の外側で製品突
    出しプレート(29)の表面は製品部(13)の下表面全体にわ
    たって接触し、 樹脂注入後に突出し板(26)が上昇するとそれとともに突
    出し棒(28)は上昇して製品突出プレート(29)を上昇させ
    て製品を金型から突出すことを特徴とする射出成形用金
    型。
JP11109691U 1991-12-20 1991-12-20 射出成形用金型 Withdrawn JPH0553920U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11109691U JPH0553920U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11109691U JPH0553920U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0553920U true JPH0553920U (ja) 1993-07-20

Family

ID=14552290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11109691U Withdrawn JPH0553920U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0553920U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH081680A (ja) 成形用金型装置
JPH0553920U (ja) 射出成形用金型
JPH09225969A (ja) 射出成形金型
JPH0732428A (ja) 成形金型の二段突出し装置
JPH07223244A (ja) 樹脂成形用金型装置
JP2000033636A (ja) 熱硬化性材料の射出成形用金型
JPH07164490A (ja) 射出成形金型
JPH04251724A (ja) 金型装置
JPH07237224A (ja) 射出成形用二段突き出し装置
KR900010204Y1 (ko) 몰드금형의 언더컷 처리겸 취출장치
JPH06210683A (ja) 射出成形用金型
KR200328059Y1 (ko) 사출 성형 장치
JPS6242773B2 (ja)
JPH0736730Y2 (ja) 射出成形金型
JPH05138692A (ja) 射出成形用金型
KR920008150Y1 (ko) 긴 보스를 가진 제품의 성형장치
JPH028737Y2 (ja)
JP2514984Y2 (ja) 射出成形用金型
KR940002858Y1 (ko) 사출금형의 이형불량 방지를 위한 비디오 테이프용 릴 다운구조
JP2692348B2 (ja) 射出成形金型
JPH0331542Y2 (ja)
JPH0716843A (ja) インサート成形用金型装置
JPS5811543Y2 (ja) 射出成形金型
KR930002455Y1 (ko) 헤리컬 기어 사출물의 금형장치
JPH1044162A (ja) 突き出し機構付き金型

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404