JPH0552485U - 管体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構 - Google Patents

管体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構

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JPH0552485U
JPH0552485U JP10536391U JP10536391U JPH0552485U JP H0552485 U JPH0552485 U JP H0552485U JP 10536391 U JP10536391 U JP 10536391U JP 10536391 U JP10536391 U JP 10536391U JP H0552485 U JPH0552485 U JP H0552485U
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JP
Japan
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pipe
fluid supply
flow passage
air flow
air
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Withdrawn
Application number
JP10536391U
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Inventor
達男 林
Original Assignee
株式会社ダイセン工業
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部への流体の漏洩も確実に防止することが
できる管体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構
を提供する。 【構成】 管体2に接続管5を摺動自在に嵌挿した流体
供給管において、前記接続管5の先方部と管体2との間
にエア流通路6を形成してこれをエア供給器7に接続
し、エア供給器7からエア流通路6に送られる加圧エア
により流体供給管内の流体の外部への流体の漏洩を確実
に防止するようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発泡ポリスチレン成形機における使用流体の排出用配管のように、 管体に接続管を摺動自在に嵌挿した流体供給管の摺動部分のシールを的確に行う ことができる管体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
加熱用蒸気、冷却水、圧縮空気のような加工に必要とする気体や液体などを基 体に設けられている固定管等の管体から金型などの取り付けられている可動体の 室部に供給したり、可動体の室部から基体側の管体に排出したりするようにした 各種機械においては、管体と室部とをフレキシブルホース等をもって両者を接続 させるようにしたものが一般的であるが、この種の接続装置は可動体の移動範囲 が限定されるうえに体裁も悪く、しかも耐久性、取付精度などにおいても十分に 満足できるものが得られないという問題点があるとともに、前記フレキシブルホ ース等の曲がりスペースの分だけ成形機のベッドを高くする必要があり装置が大 型化するという問題点があった。
【0003】 そこで、本出願人は実開昭52ー30768号公報に見られるように、基体に 設けられる管体に該基体に向け進退動する可動体の室部に続かせた接続管を摺動 自在に嵌挿してなる接続装置を先に開発したが、先の考案においては管体と接続 管との摺動部分のシールを両者間に介在させたVパッキンによってのみ行ってい るため、完全な気密状態を保持することが困難で管体と接続管との接合面から流 体が漏洩するという問題点が残されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、外観性や耐久性、取付精度な どに優れていることはもちろんのことコンパクトな構造で装置の小型化を実現す ることができ、しかも、気密性に優れて管内を流通する流体の漏洩を確実に防止 することができる管体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構を目的として 完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案に係る管体に接続管を嵌挿した流 体供給管のシール機構は、管体に摺動継手を介して接続管を摺動自在に嵌挿して 該接続管の先方部と前記管体との間にエア流通路を形成し、該エア流通路には逆 流防止用の加圧エアを供給するエア供給器を接続したことを特徴とするものであ る。
【0006】
【作用】
このように構成された本考案においては、流体供給管が管体とこれに摺動自在 とした接続管とよりなるために伸縮できることは従来のこの種のものと同様であ るが、この際に前記エア供給器より接続管の先方部と前記管体との間に形成して あるエア流通路に向け逆流防止用の加圧エアを供給すれば、流体供給管の摺動部 分のシールを的確に行うことができ、流体供給管内を流通する流体が外部へ漏洩 することを確実に防止することとなる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案を図示の発泡成形機におけるドレン排出用配管を実施例として詳 細に説明する。 1は固定されている基体、2は該基体1に設けられた管体、3は金型が取り付 けられる可動体、3aはその室部、4は管体2の先端に取付けられた摺動継手、5 は前記可動体3の室部3aに続いて設けられた接続管である。
【0008】 この接続管5は、前記摺動継手4を介して管体2内に摺動自在に嵌挿されて基 体1に向けて進退動するようになっており、また、管体2の先方部と前記接続管 5との間には前記摺動継手4によりエア流通路6が形成されていて該エア流通路 6は接続管5の先端部に向けて加圧エアを供給するエア供給器7に接続されてい る。また、前記摺動継手4の内面には一端が前記エア供給器7の供給口7aに接続 されるとともに他端が前記エア流通路6への噴出口8bとされたスパイラル状の環 状溝8aを有するエア送り部材8が設けられていている。なお、図中9は前記供給 口7aの外側において摺動継手4の内面に形成した環状溝内に嵌装されている環状 のVパッキン、Uパッキン、Yパッキンのような一端に開口をもつ気密保持用の Vパッキン類9である。
【0009】 このように構成されたものにおいては、接続管5が管体2内を自在に摺動して 可動体3の移動に追従しつつ金型から排出される蒸気や圧縮空気のようなドレン を外部へ放出する点は従来のこの種流体供給管と同様であるが、管体2の先方部 には管体2と接続管5との間のエア流通路6内を基体1に向けて加圧エアを供給 するエア供給器7が設けられていてエア流通路6内の圧力値が管体2内を流通す る流体の圧力値よりも常に高くなるよう保持されているので、管内を流通するド レンは前記エア流通路6内へ逆流することが確実に防止されることとなる。特に 、前記エア供給器7の供給口7aに接続管5の外周面に沿ったスパイラル状の環状 溝8aを有し、その噴出口8bをエア流通路6内に向けたエア送り部材8が連結され ているものは、該スパイラル状の環状溝8aに沿って圧縮エアが的確に送り込まれ るのでそのエアの加圧力は極めて小さいものでよく、また、ドレンの逆流防止機 能にも優れており気密保持用のVパッキン類9の作用とともに完全な気密状態を 保持して管体2と接続管5との接合面からのドレンの漏洩を皆無にすることとな る。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように本考案は、外観性や耐久性、取付精度などに 優れていることはもちろんのことコンパクトな構造で装置の小型化を実現するこ とができ、しかも、気密性に優れて管内を流通する流体の漏洩を確実に防止する ことができるものであり、更には設備費およびランニングコストも低廉で優れた 経済性も発揮できるという利点も有する。 よって本考案は従来の問題点を一掃した管体に接続管を嵌挿した流体供給管の シール機構として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【符号の簡単な説明】
2 管体 4 摺動継手 5 接続管 6 エア流通路 7 エア供給器 8a 環状溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体(2) に摺動継手(4) を介して接続管
    (5) を摺動自在に嵌挿して該接続管(5) の先方部と前記
    管体(2) との間にエア流通路(6) を形成し、該エア流通
    路(6) には逆流防止用の加圧エアを供給するエア供給器
    (7) を接続したことを特徴とする管体に接続管を嵌挿し
    た流体供給管のシール機構。
  2. 【請求項2】 摺動継手(4) の内面に前記エア流通路
    (6) と前記エア供給器(7) に両端が連通されるスパイラ
    ル状の環状溝(8a)が形成されている請求項1に記載の管
    体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構。
JP10536391U 1991-12-20 1991-12-20 管体に接続管を嵌挿した流体供給管のシール機構 Withdrawn JPH0552485U (ja)

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JPH0552485U true JPH0552485U (ja) 1993-07-13

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