JPH0551833A - 高切断抵抗を有する複合糸およびその製品 - Google Patents

高切断抵抗を有する複合糸およびその製品

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JPH0551833A
JPH0551833A JP3062736A JP6273691A JPH0551833A JP H0551833 A JPH0551833 A JP H0551833A JP 3062736 A JP3062736 A JP 3062736A JP 6273691 A JP6273691 A JP 6273691A JP H0551833 A JPH0551833 A JP H0551833A
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composite
staple
staple fibers
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JP3062736A
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Guy Bontemps
ギ・ボンタン
Jean Guevel
ジヤン・ゲヴエル
Marc Francois
マルク・フランソワ
Johannes Elisabeth A Kriele
ヨハネス・エリザベート・アドリアヌス・クリーレ
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Schappe SA
Stamicarbon BV
Original Assignee
Schappe SA
Stamicarbon BV
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Publication date
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    • D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/44—Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
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    • D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04B—KNITTING
    • D04B1/00—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟で、その製品が着心地のよいワイヤスト
ランドとポリオレフィンファイバーの複合糸。 【構成】 少なくとも１つ以上のワイヤストランドと、
少なくとも１つ以上のスパンヤーンからなり、該スパン
ヤーンが少なくとも６００,０００ｇ／モル以上の重量
平均分子量を有するポリオレフィンのステープルファイ
バーからなる複合糸であって、撚られることを特徴とす
る高切断抵抗を有する複合糸、および該複合糸からなる
製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも１つ以上の
ワイヤストランドと、少なくとも１つ以上のスパンヤー
ンとからなり、該スパンヤーンが少なくとも６００,０
００ｇ／モル以上の重量平均分子量を有するポリオレフ
ィンのステープルファイバーからなることを特徴とする
高切断抵抗を有する複合糸に関する。
【０００２】
【従来の技術および課題】かかる複合糸に類似のものは
米国特許第４,７７７,７８９号から公知である。
【０００３】高切断抵抗を有する複合糸は、例えば、精
肉業、金属工業または製材業に従事する人々が傷つくの
を保護するための衣服に用いられる。かかる衣服として
は、手袋、エプロン、ズボン、袖カバー等が挙げられ
る。
【０００４】公知の切断抵抗性複合糸の欠点は、あまり
柔軟でないことである。何故ならば、この複合糸からな
る衣服はあまり着心地がよくなく、活動の妨げとなる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この欠点をか
なりの程度まで減少させる複合糸を提供するものであ
る。
【０００６】これは、本発明の複合糸が撚られているた
めに達成される。さらに、本発明の利点は、公知の複合
糸より簡単な方法で製造できることである。本発明の複
合糸の他の利点は、長期間の使用後、または複合糸から
なる製品を頻繁に洗濯した後も切断抵抗が維持されるこ
とである。
【０００７】好ましくは、スパンヤーンのステープルフ
ァイバー用のポリオレフィンとして線状ポリエチレンを
用いる。ここで、線状ポリエチレンとは、炭素原子１０
０個当たり１つ以下の側鎖、好ましくは、炭素原子３０
０個当たり１つ以下の側鎖を有するポリエチレンを意味
し、該ポリエチレンは、５モル％までのプロピレン、ブ
チレン、ペンテン、４−メチルペンテン、オクテン、少
なくとも１つ以上の共重合性オレフィンを含有してもよ
い。
【０００８】他のポリオレフィンとしては、例えば、ポ
リオレフィンホモポリマーおよびコポリマーが挙げられ
る。また、使用するポリオレフィンは少量の少なくとも
１つ以上の他のポリマー、特に、アルケン−１−ポリマ
ーを含有してもよい。ゲル紡糸によりフィラメントを製
造し、該フィラメントをリデューシング（reducing）し
てステープルファイバーを製造すれば良い結果を得るこ
とができる。
【０００９】ゲル紡糸法は英国特許公開明細書第２,０
４２,４１４号および同第２,０５１,６６７号に記載さ
れている。原則として、この方法は、ポリオレフィンの
溶液を調製し、該溶液をポリオレフィンの溶解温度以上
の温度でフィラメントに成形し、該フィラメントをゲル
化が生じる溶解温度以下に冷却し、フィラメントを延伸
すると同時に溶媒を除去することを特徴とする。得られ
たフィラメントは公知の方法に従ってステープルファイ
バーにリデューシングできる。ステープルファイバーの
長さは、例えば、１〜３００ｍｍである。
【００１０】フィラメントを延伸切断（stretch breaki
ng）によりリデューシングすると、本発明の複合糸に非
常に適したステープルファイバーが得られる。延伸切断
法は、例えば、ジー・アール・レイ（G.R.Wray）、最新
の複合糸製造、コランビン・プレス（Columbin Pres
s）、マンチェスター＆ロンドン、１９６０に記載され
ている。
【００１１】延伸切断に適した装置は、例えば、西ドイ
ツのゼイデル（Seydel）により供給される。
【００１２】延伸切断の原理は、フィラメントの束が第
１および第２のロール対間を連続的に通過し、第２のロ
ール対の方が第１のロール対に比べて回転が速いため、
フィラメントは破断点まで延伸される。この方法によ
り、フィラメントの束からステープルファイバーの束が
形成される。該束中のステープルファイバーの長さは異
なる。得られたステープルファーバーが４０〜１８０ｍ
ｍ、好ましくは６０〜１４０ｍｍ、さらに好ましくは１
１０〜１３０ｍｍの平均長さを有すれば、良い結果を得
ることができる。公知の方法および延伸切断により得ら
れたステープルファイバーはスパーンヤーンに紡糸する
ことができる。本発明に適したスパンヤーンは、Ｍ.ｎ.
１〜Ｍ.ｎ.１６０のメートル番手で表される厚さを有す
る。
【００１３】ステープルファイバーと他のステープルフ
ァーバーを公知の方法により混合し、その混合物をスパ
ンヤーンに紡糸すれば、良い結果を得ることができる。
他のステープルファイバーは天然、人工または合成のス
テープルファイバーのいずれでもよい。ここで、天然の
ステープルファーバーとは、綿、ウール、絹、ジュー
ト、リネン等、天然に産出するステープルファイバーを
意味する。ここで、人工のステープルファーバーとは、
セルロースから製造される、ともかく修飾されたレイヨ
ン等、天然ポリマーから製造されるステープルファイバ
ーを意味する。ここで、合成のステープルファイバーと
は、アラミドステープルファイバー、ポリエステルステ
ープルファイバー、ポリプロピレンステープルファイバ
ー等、合成ポリマーから製造されるステープルファイバ
ーを意味する。好ましくは、ポリアミドステープルファ
イバーが本発明のヤーンとして用いられる。
【００１４】もちろん、このような他のステープルファ
ーバーが入手できない場合、ステープルファーバーは公
知の方法または延伸切断によりフィラメントを断面減少
させることによりフィラメントから製造してもよい。
【００１５】ワイヤストランドは、アルミニウム、銅、
黄銅、鋼等のいずれの金属から構成されてもよい。好ま
しくは、０.０６０〜０.１６０ｍｍ、好ましくは０.０
８０〜０.１４０ｍｍの厚さを有する軟ステンレス鋼ワ
イヤを用いる。複合糸は公知の方法によってストランド
を撚ることにより製造される。
【００１６】本発明に非常に適した複合糸は１つの軟ス
テンレス鋼ストランドと２つのスパンヤーンとからな
る。
【００１７】好ましくは、複合糸は６回／ｃｍ、さらに
好ましくは３.５〜４.５回／ｃｍで撚られる。
【００１８】また、本発明は、本発明の高切断抵抗を有
する複合糸からなる製品に関する。
【００１９】該製品は、所望により少なくとも１つ以上
の他のヤーンと組み合わせて複合糸を製織、編組または
製編することにより得られる。
【００２０】複合糸は手袋、エプロン、ズボン、袖カバ
ー等の保護服に用いてもよい。かかる衣服は、例えば、
精肉業、金属工業または製材業に従事する人々により着
られる。また、複合糸は列車の客室にあるシート等の耐
破壊性（vandal-proof）製品に用いてもよい。また、複
合糸はホースまたはホース被覆、例えば、防火ホースに
用いてもよい。
【００２１】
【実施例】つぎに、実施例により本発明をさらに詳しく
説明するが、それらに限定されるものではない。
【００２２】実施例１ ぜイデル（商標名）装置を用い、１６００デニールのダ
イニーマ（商標名）ＳＫ６０フィラメントヤーンを延伸
切断によりステープルファイバーの束にリデューシング
した。ダイニーマＳＫ６０はゲル紡糸により製造され、
オランダのデイー・エス・エム、エイチ・ピー・エフ社
（DSM HPF）により供給される強いポリエチレンファイ
バーである。ステープルファイバーの平均長さは１２０
ｍｍであった。
【００２３】同様に、ロン・プレン（Rhone Poulenc）
社により供給される１００ＫＴeＸポリアミドフィラメ
ントを、平均長さ１２０ｍｍのステープルファイバーの
束にリデューシングした。
【００２４】得られたステープルファイバーの束を、シ
ュランバーガー（Schlumberger、商標名）装置、ＮＳＣ
タイプを用い、コメラー（Comelor、商標名）装置によ
り長いステープルファイバーのタイプのヤーンに紡糸し
た。ヤーン中のステープルファイバーのポリエチレン／
ポリアミド体積比は５０／５０であった。
【００２５】２パスタイプのハンメル（Hammnel、商標
名）装置を用い、２つの前記ヤーンと１つのイノックス
（Inox）１８／１０ワイヤストランドから高切断抵抗を
有する複合糸を撚った。イノックス１８／１０はザッセ
ンシャイト（Sassenscheidt）(RFA）社から供給される
厚さ０.０８０ｍｍの軟ステンレス鋼ワイヤである。
【００２６】複合糸は３.９回／ｃｍの撚りを有する。
手袋はシーマ（Shima、商標名）装置を用いて複合糸か
ら環状の編構造に編まれる。該手袋は非常に柔軟で、非
常に着心地がよい。
【００２７】ＮＦＳ７５−００１規格に従い、リヨンの
フランス織物研究所（Institut Tex-tile de France）
で手袋の切断抵抗を測定した。
【００２８】切断抵抗は摩耗を与える前後で測定した。
研磨材Ｐ４００を用い、イソメトレ・ロマージー（usom
etre Lhomargy)で摩耗を与え、研磨材は１０００サイク
ル毎に交換した。使用重量は５００ｇであった。
【００２９】手袋の手の平の部分から１０×６ｃｍの測
定用サンプルを取った。最大切断速度は１０ｃｍ／秒で
あった。ナイフを該サンプルに対して５Ｎの垂直力で押
し付けた。
【００３０】手袋に摩耗を与える前に得られた結果は、
ＮＦ５７５−００１による２０.４ユニット（５つの試
験の平均値）であり、摩耗を与えた後の結果は１７.５
ユニットであった（５つの試験の平均値）。
【００３１】切断抵抗性製品が最高クラス（クラス４）
であるためには、製品は１０ユニット以上でなければな
らない。本発明の複合糸からなる手袋が、この要求を十
分に満足することは明らかである。
【００３２】商業的に最もポピュラーな多くの手袋を用
いて比較試験を行った。１つの手袋のみが、本発明の手
袋より高い切断抵抗値（摩耗を与える前）を示した。し
かし、この手袋は柔軟性に劣り、また、本発明の複合糸
に比べてより複雑な方法で製造された複合糸から構成さ
れていた。摩耗を与えた後の、本発明の手袋で得られた
切断抵抗値は前記手袋で得られた値よりも高かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591019346 スタミカーボン・ベスローテン・フエンノ ートシヤツプ ＳＴＡＭＩＣＡＲＢＯＮ ＢＥＳＬＯＴＥ Ｎ ＶＥＮＮＯＯＴＳＨＡＰ オランダ 6160 アー・ベー・ゲリーン、 ピー・オー・ボツクス53番 (72)発明者 ギ・ボンタン フランス01970トウネ、リユ・サントラル 76番 (72)発明者 ジヤン・ゲヴエル フランス01440ヴイリア、ラ・ペランシユ （番地の表示なし） (72)発明者 マルク・フランソワ フランス69260シヤルボニエール・レ・バ ン、シユマン・ドウ・ラ・ブレソニエール 21番 (72)発明者 ヨハネス・エリザベート・アドリアヌス・ クリーレ オランダ4645イエーイエー・プツテ、エイ ケンラーン７番

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも１つ以上のワイヤストランド
    と、少なくとも１つ以上のスパンヤーンとからなり、該
    スパンヤーンが少なくとも６００,０００ｇ／モル以上
    の重量平均分子量を有するポリオレフィンのステープル
    ファイバーからなる複合糸であって、該複合糸が撚られ
    ていることを特徴とする高切断抵抗を有する複合糸。
  2. 【請求項２】 ポリオレフィンとして線状ポリエチレン
    を用いる請求項１記載の複合糸。
  3. 【請求項３】 ステープルファイバーが、ゲル紡糸法に
    より得られたリデュースドファイバーである請求項１ま
    たは２記載の複合糸。
  4. 【請求項４】 スパンヤーンが他のステープルファイバ
    ーを含有する請求項１〜３いずれか１項記載の複合糸。
  5. 【請求項５】 他のステープルファイバーがポリアミド
    ファイバーである請求項４記載の複合糸。
  6. 【請求項６】 ステープルファイバーが延伸切断により
    フィラメントをリデューシングすることによって得られ
    る請求項１〜５いずれか１項記載の複合糸。
  7. 【請求項７】 ワイヤストランドが軟ステンレス鋼ワイ
    ヤストランドである請求項１〜６いずれか１項記載の複
    合糸。
  8. 【請求項８】 １つのワイヤストランドと、２つのスパ
    ンヤーンとからなる請求項１〜７いずれか１項記載の複
    合糸。
  9. 【請求項９】 請求項１〜８いずれか１項記載の複合糸
    からなる製品。
JP3062736A 1990-03-05 1991-03-04 高切断抵抗を有する複合糸およびその製品 Pending JPH0551833A (ja)

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FR9002730A FR2659091B1 (fr) 1990-03-05 1990-03-05 Fil composite a haute resistance aux coupures et articles comprenant ce fil composite.
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DE (1) DE69123474T2 (ja)
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FR (1) FR2659091B1 (ja)

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