JPH0550883A

JPH0550883A - 移動体用表示装置

Info

Publication number: JPH0550883A
Application number: JP21204891A
Authority: JP
Inventors: Akira Kani; 章可児; Sumuto Sago; 澄人左合; Motoi Iijima; 基飯島; Tatsumasa Yokoi; 達政横井; Hideyuki Asai; 秀之浅井; Magonori Kamiya; 孫典神谷; Naoya Kikuchi; 直哉菊地; Tatsuji Nakano; 竜次中野
Original assignee: Noritake Co Ltd
Current assignee: Noritake Co Ltd
Priority date: 1991-08-23
Filing date: 1991-08-23
Publication date: 1993-03-02

Abstract

(57)【要約】【目的】空間を節約でき、視認性が良くて、且つ多用
途利用が可能な効率の良い移動体用表示装置を提供する
ことである。【構成】自動車、車両、船舶、航空機等の移動体に搭
載して用いる移動体用表示装置において、フラットディ
スプレイおよび表示インタフェース回路を設けた全体と
して偏平な表示ハウジング部に対して、電源部、情報メ
モリー部、表示制御部等の表示駆動部を設け、表示ハウ
ジング部を移動体の固定部に対して可動なように取り付
けるための取付け部を表示ハウジング部に設ける。【効果】空間的制約が大きい移動体中に容易に設置す
ることができ、操作性が良く適正な位置および角度で表
示を見ることができるようにすることができる。また、
表示部が他に必要な装置を兼用することができるので、
便利であり空間の節約にもなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に関し、特
に、自動車、車両、船舶、航空機等の移動体に搭載して
用いる表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】各種の移動体、例えば、自動車、車両、
船舶および各種の飛翔体等においては、多くの表示装置
が利用されており、必要とされる情報量は増加の傾向に
ある。これら移動体に使用される表示装置は、高信頼性
で視認性が良いと共に、軽量コンパクトであることも要
求される。また、情報の種類によっては、表示が不必要
なとき表示装置あるいはその一部が、邪魔にならない場
所に収容できることも要請される。このような情報とし
て、例えば、移動体の保守、操作マニュアル、地図、航
路、交通状況、気象状況と言った各種運行に関する情
報、旅行、観光、宿泊案内等の付帯情報、テレビ、ビデ
オ等の映像情報等がある。保守に関するもので情報量が
少ない場合、例えば、ランプ等の表示器が使用され、ラ
ンプ数が少なければコンパクトな装置として実現されて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保守情
報量が増大したり、前述した他の情報においては、情報
量が非常に多いので、平面的な表示機器が必要になる。
このような表示機器の例として、ＣＲＴ、液晶（ＬＣ
Ｄ）、エレクトロルミネッセンス（ＥＬ）、プラズマデ
ィスプレイ（ＰＤＰ）、蛍光表示管（ＶＦＤ）、発光ダ
イオード（ＬＥＤ）等の各種ディスプレイがある。これ
ら表示機器の内、ＣＲＴは体積が大きく、他のフラット
ディスプレイと比較して、移動体用には不利である。フ
ラットディスプレイといえども、その電源、駆動装置、
メモリー装置や操作スイッチ等を一体に組み込んだ装置
にあっては、相当な体積を有するものになる。

【０００４】こうした表示装置を移動体中で使用する場
合、他の計器や操作装置の邪魔にならないため、設置場
所は制限を受け表示が見にくくなる傾向にある。また、
フラットディスプレイが、壁面等にはめ込まれて使用さ
れる例もあるが、これは、表示という単一用途の利用で
あって効率がよいとは言えない。

【０００５】以上説明したように、従来の移動体中での
表示装置は、表示情報量が多いと体積も相当に大きくな
り、設置位置が制限され表示が見にくかったり、見にく
い場合でもその位置を変えることは困難であった。さら
に、表示単一用途しか利用されず効率が悪かったので、
空間を節約でき、視認性が良くて、且つ多用途利用が可
能な効率の良い表示装置が切望されているのが現状であ
る。

【０００６】本発明の目的は、これら従来技術の問題点
を解消し、空間を節約でき、視認性が良くて、且つ多用
途利用が可能な効率の良い移動体用表示装置を提供する
ことである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、自動
車、車両、船舶、航空機等の移動体に搭載して用いる移
動体用表示装置において、フラットディスプレイおよび
表示インタフェース回路を設けた全体として偏平な表示
ハウジング部に対して、電源部、情報メモリー部、表示
制御部等の表示駆動部を設け、前記表示ハウジング部を
前記移動体の固定部に対して可動なように取り付けるた
めの取付け部を前記表示ハウジング部に設けたことを特
徴とする。

【０００８】

【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について本発明をより詳細に説明する。

【０００９】図１は、本発明の一実施例としての移動体
用表示装置の全体の構成を示す概略図である。この移動
体用表示装置は、表示部であるフラットディスプレイ１
を有する表示ハウジング部２と、この表示ハウジング部
２に可撓性ケーブル３を介して接続された表示駆動部と
を備えている。この実施例では、表示駆動部は、表示制
御部４と、電源部５と、情報メモリー部６と、受信装置
７とを備えている。これら各部分は、自動車、車両、船
舶、航空機等の移動体の固定部に取り付けられるもので
ある。

【００１０】図２に示すように、表示ハウジング部２に
は、その下辺部にそって、ヒンジ８１が取り付けられて
いて、このヒンジ８１を移動体内の適当な固定部に取り
付けることにより、表示ハウジング部２は、固定部に対
して矢印方向に回動して、観視者の視認し易い位置に固
定することができる。また、この表示ハウジング部２に
は、フラットディスプレイ１と同一面に操作キー９が設
置されている。

【００１１】フラットディスプレイ１としては、従来使
用されている各種のものを使用できる。ＬＣＤを除く自
発光タイプのものは、照明装置を必要としないので、非
発光タイプのものより薄くできて好ましい。ＬＣＤ、Ｐ
ＤＰは、現状三原色が利用でき、他のものより好まし
い。

【００１２】表示ハウジング部２には、表示インタフェ
ース回路を組み込むのが好ましい。すなわち、情報量が
多いフラットディスプレイの端子数は非常に多いので、
表示インタフェース回路を表示ハウジング部２の外に設
けると、連結するケーブル数も多くなってかさばると共
に接続も煩雑となってしまう。この表示インタフェース
回路は、ＩＣや各種チップ部品等を使用し、表面実装技
術によって薄型に形成することができる。

【００１３】また、図２に示すように、表示ハウジング
部２に操作キー９を設けると、操作性が良くなると共
に、ケーブル数を減らすことができ好ましい。キー操作
は、表示を見ながら行なうことが多いので、キーは、表
示面とほぼ同一面に形成すると操作性が良いのである。

【００１４】図２に示すように、この実施例では、表示
ハウジング部２にヒンジ８１を設けて表示位置を可変と
することができるようにしているが、表示装置の可動部
分としては、少なくとも表示部であるフラットディスプ
レイ１が含まれなければならない。フラットディスプレ
イ１は、通常、表示ハウジング部２によって保護される
ので、この２者が可動部の基本部となる。表示装置の他
の部分、例えば、電源、受信装置、情報の制御およびメ
モリー装置等やこれらに付随する部品は、適宜可動部か
ら分離するのが好ましい。これにより、可動機構の負担
を軽減でき、空間の有効利用が可能となる。以下の説明
における可動部としては、前述の基本部を念頭として説
明する。

【００１５】表示位置としては、観視者の視野中央部で
正対する角度が望ましいのであるが、他の装置や設置空
間の制約により、理想位置からずれることもある。した
がって、可動機構として移動の自由度が大きいものが好
ましい。表示部が可動であり、移動自由度が大きけれ
ば、望ましい位置で表示でき、表示の必要がないとき
は、表示部を邪魔とならない場所に移動することができ
るわけである。

【００１６】図２の実施例では、可動機構としてヒンジ
を利用したのであるが、この種の可動機構に使用できる
部品としては、一般に数多くのものが知られており、本
発明に適用できる。例えば、ヒンジの他に、後述する実
施例の如く、回転軸による一軸回転、スライド軸による
直線移動、ユニバーサルジョイント等による多軸回転や
バネ、ワイヤー等が利用でき、さらに、これらを組み合
わせたものが使用できる。移動の動力としては、モータ
ー、油圧、空圧、バネ等が利用できるが、軽量であれば
手動で充分であって、装置が複雑とならないので好まし
い。各ジョイント部には、ベアリング軸受け等を使用す
ると移動が容易となり摩耗が少なく保守が容易である。
これら可動部品によって、可動部と固定部が連結され
る。一軸回転軸やスライド軸を使用するとき、これら軸
を表示ハウジング部の一端近くに設置すると、表示の自
由度が大きく好ましい。

【００１７】可動部が移動する場合、表示は所定位置に
固定される必要がある。この固定に使用する部品も、一
般に数多くのものが知られ本発明に適用できる。例え
ば、ネジ、フック、バネ、ピン、磁石等である。スナッ
プピンを表示ハウジング部に一体形成すると便利であ
る。

【００１８】図３は、本発明の別の実施例の移動体用表
示装置の表示ハウジング部と可動機構である取付け部と
を示す概略図である。この実施例では、表示ハウジング
部２の一端近くに回転軸８２の一端が接続されており、
回転軸８２の他端は、軸受け８３に枢着されている。こ
の軸受け８３は、移動体の固定部に取り付け固定される
ものである。これにより、表示ハウジング部２は、矢印
にて示すように回転軸８２を中心として回動自在なもの
とされている。

【００１９】図４は、本発明のさらに別の実施例の移動
体用表示装置の表示ハウジング部と取付け部とを示す概
略図である。この実施例では、図３の実施例における回
転軸と軸受けとの関係が反対にされていて、回転軸はパ
イプ８２ａで形成され、パイプ８２ａの一部に開けられ
た穴から、可撓性ケーブル３がパイプ中に通されてい
る。可撓性ケーブル３には、ケーブルガイド３ａが備え
られている。ケーブル３は、表示装置を組み立てるとき
や、フラットディスプレイ１および表示ハウジング部２
を移動させるときに引っ張られ断線し易いので、このよ
うにケーブルガイド３ａを備えるようにするのが好まし
く、また、移動軸であるパイプ８２ａ中に通すのが好ま
しい。これにより、ケーブル３は、剛性の高い移動軸で
保護されると共に、移動軸中心部に設置されるので、変
形されることが少なく、断線の危険を軽減できる。

【００２０】図４の実施例では、表示ハウジング部２の
下辺にそって軸受け８３ａが設けられていて、この軸受
け８３ａにパイプ８２ａが枢着された形とされる。パイ
プ８２ａを移動体の固定部に取り付け固定すれば、表示
ハウジング部２は、矢印にて示すように、パイプ８２ａ
を中心として回動させられるようになる。

【００２１】図５は、本発明のさらに別の実施例の移動
体用表示装置の表示ハウジング部と取付け部とを示す概
略図である。この実施例では、取付け部としてユニバー
サルジョイント８４が用いられている。したがって、こ
の実施例における表示ハウジング部２は、矢印で示すよ
うに、あらゆる方向において回動自在なものとされてい
る。

【００２２】図６は、本発明のさらに別の実施例の移動
体用表示装置の表示ハウジング部と取付け部とを示す概
略図である。この実施例は、可動機構である取付け部
を、スライド軸８５とスライド軸受け８６とで構成した
ものである。表示ハウジング部２は、スライド軸８５の
先端部に設けられた止め具１１によって取り付け固定さ
れている。スライド軸受け８６は、移動体の固定部に取
り付けられるもので、したがって、表示ハウジング部２
は、矢印で示すような方向に直線的に移動させられうる
ものとされる。可撓性ケーブル３は、スライド軸８５中
を通して延びて端部をコネクタ１０ａに結線している。
表示ハウジング部２の対応側部には、コネクタ１０ｂが
設けられていて、コネクタ１０ａは、そのコネクタ１０
ｂに対して着脱自在なものとされている。

【００２３】このようにフラットディスプレイ１および
表示ハウジング部２と可撓性ケーブル３とを着脱可能に
すれば、他の表示装置の表示として使用することもでき
るので便利である。着脱可能部としては、前述したよう
な部分が好ましいのであるが、移動軸やケーブルおよび
着脱に関する止め具等を含んでもよい。着脱可能部にケ
ーブルが含まれるときは、ケーブル端もコネクタ構造と
すればよい。

【００２４】図７は、本発明のさらに別の実施例の移動
体用表示装置の表示ハウジング部と取付け部とを示す概
略図である。この実施例では、可動機構である取付け部
は、移動体の固定部に取り付けられるスライド軸受け８
８と、表示ハウジング部２の一端近くに設けられた回転
軸受け８９と、スライド軸受け８８に一端を装着し他端
を回転軸受け８９に枢着させた回転スライド軸８７とを
備えている。従って、表示ハウジング部２は、矢印にて
示すように、直線方向に移動させられたり、回転スライ
ド軸８７を中心として回動させられたりしうる。可撓性
ケーブル３は、回転スライド軸８７を通して表示ハウジ
ング部２に接続されている。

【００２５】図８は、本発明のさらに別の実施例の表示
ハウジング部と取付け部とを示す概略図である。この実
施例では、可動機構である取付け部は、移動体の固定部
に取り付けられる軸受け９１と、表示ハウジング部２の
上辺にそって設けられた軸受け９２と、直角に曲げられ
た一端を軸受け９２に枢着し、他端を軸受け９１に枢着
した回転軸９０とを備える。従って、表示ハウジング部
２は、矢印にて示すように、水平面内および垂直面内の
二つの回転方向に回動可能なものとされる。

【００２６】図９は、図８の実施例の移動体用表示装置
を自動車に適用した例を示す概略図である。この例は、
表示装置の表示ハウジング部２が、自動車のフロントガ
ラスの内側で運転者の前方で目の高さよりも上方に配置
されるように、自動車内に搭載した場合である。この場
合、表示ハウジング部２は、表示装置の表示部として作
用するだけでなく、日除けとしても機能しうるものであ
る。可動部である表示ハウジング部２は、相当な面積を
有するので、これを日除けとして利用することもできる
のである。

【００２７】図１０は、本発明の移動体用表示装置の表
示ハウジング部を自動車の前部座席１２の一部として収
納した例を示す概略図である。図１１は、図１０に示す
収納状態から、表示ハウジング部２を引き出して見やす
い角度に移動させた状態を示す図である。図１１に示す
状態は、スライド軸９３が手前に引かれ、スライド軸９
３の端部に設けられた軸受け９５と、表示ハウジング部
２の下方に設置された回転軸９４とでその回動位置に保
たれている。なお、表示ハウジング部２の上方両側面と
これと対応する収納部に形成されたスナップピン１３に
よって、上部は軽く固定されている。このスナップピン
１３は、止め具としての用途と共に、回転軸としても機
能している。

【００２８】図１２は、図１１の状態からさらにノブ１
４を引いて、スナップピン１３を解放し、表示ハウジン
グ部２を手前に回転させた状態を示している。回転部に
は、表示ハウジング部２がほぼ水平となるように、スト
ッパー１５が設置されている。図１２の状態では、表示
ハウジング部２の表示反対面がテーブルとして利用され
うる。このように、表示ハウジング部２は、相当の面積
を有し、且つ通常剛性の高いケースとして構成されるの
で、これをテーブルとしても利用することができるので
ある。このような用途として、通常、１５mm以下の厚み
の表示ハウジング部とするのが好適である。薄いほど、
空間利用の点で有利であるが、表示ハウジング部の薄型
化には限界があり、薄すぎると剛性の点で問題が発生す
る。好適には、５から１０mmの厚みである。このような
厚みの表示ハウジング部は、前述した日除けやテーブル
の他、移動体内の容器の一部や扉としても利用可能であ
る。

【００２９】また、本発明の移動体用表示装置の表示駆
動部に次のような機能を持たせることもできる。例え
ば、表示装置の表示ハウジング部のフラットディスプレ
イが観視者の視野から離れる位置において、その表示を
消すようにすれば、消し忘れによるエネルギーの浪費を
防ぐことができる。このような機能は、表示ハウジング
部の位置や角度検出スイッチ等を設けたり、止め具等を
スイッチとして利用して、表示駆動部における電源部を
自動的にオフとするようにすることにより可能である。

【００３０】さらに、移動体の運行者にとって運行中必
要の少ない情報、例えば、移動体の保守、操作マニュア
ル、地図、航路、交通状況、気象状況と言った各種運行
に関する情報、旅行、観光、宿泊案内等の付帯情報、テ
レビ、ビデオ等の映像情報等の表示は、運行中邪魔にな
ったり危険ですらある。このため、移動体が移動中ある
いは移動速度が規定値以上になった時に、表示を消すよ
うな機能を持たせることは、安全運行の点で好ましい。
このような機能は、運行操作頻度が多い自動車運行者に
とって特に有用である。このような機能は、例えば、自
動者の速度計とスイッチとを連動させて、表示装置の表
示駆動部の電源部を自動的にオフとするようにすること
により可能である。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動体用
表示装置を用いれば、空間的制約が大きい移動体中に容
易に設置することができ、操作性が良く適正な位置およ
び角度で表示を見ることができるようにすることができ
ると共に、表示が必要でない場合、表示装置の表示部を
邪魔にならない別の場所に移動できるので、空間の有効
利用が図れる。また、表示部が他に必要な装置を兼用す
ることができるので、便利であり空間の節約にもなる。
さらに、表示を自動的に消す機能を付加すれば、エネル
ギーの浪費を省き、また、より安全な運行を可能にする
ことができる。さらにまた、本発明の移動体用表示装置
は、移動体中で使用され、運行者、運行補助者および同
乗者に利用されるものであるが、他の装置等の関係か
ら、より空間的制約の大きい運行者と運行補助者にとっ
てメリットが大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例としての移動体用表示装置の
全体の構成を示す概略図である。

【図２】図１の移動体用表示装置の表示ハウジング部に
取付け部としてのヒンジを設けた状態を示す概略図であ
る。

【図３】本発明の別の実施例の移動体用表示装置の表示
ハウジング部と可動機構である取付け部とを示す概略図
である。

【図４】本発明のさらに別の実施例の移動体用表示装置
の表示ハウジング部と取付け部とを示す概略図である。

【図５】本発明のさらに別の実施例の移動体用表示装置
の表示ハウジング部と取付け部とを示す概略図である。

【図６】本発明のさらに別の実施例の移動体用表示装置
の表示ハウジング部と取付け部とを示す概略図である。

【図７】本発明のさらに別の実施例の移動体用表示装置
の表示ハウジング部と取付け部とを示す概略図である。

【図８】本発明のさらに別の実施例の表示ハウジング部
と取付け部とを示す概略図である。

【図９】図８の実施例の移動体用表示装置を自動車に適
用した例を示す概略図である。

【図１０】本発明の移動体用表示装置の表示ハウジング
部を自動車の前部座席の一部として収納した例を示す概
略図である。

【図１１】図１０に示す収納状態から、表示ハウジング
部を引き出して見やすい角度に移動させた状態を示す図
である。

【図１２】図１１の状態からさらにノブを引いて、スナ
ップピンを解放し、表示ハウジング部を手前に回転させ
た状態を示している。

【符号の説明】

１フラットディスプレイ２表示ハウジング部３可撓性ケーブル３ａケーブルガイド４表示制御部５電源部６情報メモリー部７受信部９操作キー１０ａ、１０ｂコネクタ１１止め具１２前部座席１３スナップピン１４ノブ１５ストッパー８１ヒンジ８２回転軸８２ａパイプ８３軸受け８３ａ軸受け８４ユニバーサルジョイント８５スライド軸８６スライド軸受け８７回転スライド軸８８スライド軸受け８９回転軸受け９０回転軸９１軸受け９２軸受け９３スライド軸９４回転軸９５軸受け

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者横井達政愛知県海部郡八開村大字鵜多須字中道74番地 (72)発明者浅井秀之愛知県愛知郡長久手町大字長湫字中池５ (72)発明者神谷孫典愛知県豊田市上挙母１丁目５ (72)発明者菊地直哉愛知県西加茂郡三好町大字三好字東山300 ノリタケカンパニー独身社宅408 (72)発明者中野竜次愛知県名古屋市中川区豊田町大字戸田字宮田30番地戸田荘30棟301

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動車、車両、船舶、航空機等の移動体
に搭載して用いる移動体用表示装置において、フラット
ディスプレイおよび表示インタフェース回路を設けた全
体として偏平な表示ハウジング部に対して、電源部、情
報メモリー部、表示制御部等の表示駆動部を設け、前記
表示ハウジング部を前記移動体の固定部に対して可動な
ように取り付けるための取付け部を前記表示ハウジング
部に設けたことを特徴とする移動体用表示装置。
【請求項２】前記取付け部は、前記表示ハウジング部
の一辺に沿って設けられたヒンジである請求項１記載の
移動体用表示装置。
【請求項３】前記取付け部は、前記移動体の前記固定
部に取り付けられる軸受け部と、該軸受け部に一端を枢
着し他端を前記表示ハウジング部の一端近くに接続した
回転軸とを備える請求項１記載の移動体用表示装置。
【請求項４】前記取付け部は、前記表示ハウジング部
の一辺を枢着して前記移動体の前記固定部に取り付けら
れるパイプであり、前記表示駆動部は、ケーブルガイド
と共に前記パイプ内を通した可撓性ケーブルを介して前
記表示ハウジング部に接続される請求項１記載の移動体
用表示装置。
【請求項５】前記取付け部は、ユニバーサルジョイン
トである請求項１記載の移動体用表示装置。
【請求項６】前記取付け部は、前記移動体の前記固定
部に取り付けられるスライド軸受けと、該スライド軸受
けに一端を装着し他端を前記表示ハウジング部に接続し
たスライド軸とを備え、前記表示駆動部は、前記スライ
ド軸を通した可撓性ケーブルを介して前記表示ハウジン
グ部に接続される請求項１記載の移動体用表示装置。
【請求項７】前記取付け部は、前記移動体の前記固定
部に取り付けられるスライド軸受けと、前記表示ハウジ
ング部の一端近くに設けられた回転軸受けと、前記スラ
イド軸受けに一端を装着し他端を前記回転軸受けに枢着
させた回転スライド軸とを備え、前記表示駆動部は、前
記回転スライド軸を通した可撓性ケーブルを介して前記
表示ハウジング部に接続される請求項１記載の移動体用
表示装置。
【請求項８】前記表示ハウジング部には、前記フラッ
トディスプレイと同一面に操作キーが設けられている請
求項１から７のうちのいずれかに記載の移動体用表示装
置。
【請求項９】前記表示ハウジング部の厚さは、１５mm
以下である請求項１から８のうちのいずれかに記載の移
動体用表示装置。
【請求項１０】前記表示駆動部は、前記表示ハウジン
グ部が観視者の視野から離れる位置において表示を消す
機能を有する請求項１から９のうちのいずれかに記載の
移動体用表示装置。
【請求項１１】前記表示駆動部は、前記移動体が移動
中の場合またはその移動速度が規定値以上の場合に表示
を消す機能を有する請求項１から１０のうちのいずれか
に記載の移動体用表示装置。
【請求項１２】前記表示ハウジング部は、日除け、テ
ーブル、扉、容器の一部のうちの少なくとも一つとして
兼用される請求項１から１１のうちのいずれかに記載の
移動体用表示装置。
【請求項１３】前記フラットディスプレイは、液晶デ
ィスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネ
ッセンスディスプレイ、発行ダイオードディスプレイの
うちの少なくと一つである請求項１から１２のうちのい
ずれかに記載の移動体用表示装置。