JPH055059U - 床面清掃・研磨機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラブラシの表面を常時きれいな状態に保持
し、かつ吸引装置の方に大粒のゴミが到達しないように
することを目的とする。 【構成】ローラブラシの軸方向に延び該ローラブラシの
表面を押圧する櫛状又はブラシ状のローラブラシ面清掃
具と、床上のゴミを吸引する吸込口とゴミ吸引装置との
間に設けられるゴミ受けと、該ゴミ受けと前記ゴミ吸引
装置との間に設けられるフィルタと、該フィルタと前記
吸込口との間の前記ゴミ受の上方に設けられ大きいゴミ
を前記フィルタの方向に通過させないゴミ遮蔽板とを設
けることとした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、床面の清掃・研磨機において、ローラブラシ表面を常時きれいな 状態に保持し、かつ大粒のゴミがゴミ吸引装置の方に到達しないようにした床面 清掃・研磨機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来床面を清掃しながら研磨を行うものとしては、例えば、図３に示すような ものがある。清掃・研磨機１にはローラブラシ２が装着されているが、ローラブ ラシ２によって床３の上のゴミを掃き出し、真空ポンプ５によって吸込口６から 吸い取るようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところでこのような、従来の床面清掃・研磨機にあっては、ローラブラシ２の 表面にゴミが付着して清掃・研磨能力が低下することがあり、また真空ポンプ５ ５の方に大粒のゴミが吸引されて、真空ポンプ５の吸引能力が低下することがあ る。

【０００４】 この考案は、このような従来の課題に着目してなされたもので、ローラブラシ ２の表面に付着したゴミを削ぎ落すため、清掃・研磨能力が低下せず、また真空 ポンプ５の方に大粒のゴミが吸引されて真空ポンプ５の吸引能力が低下すること がない床面清掃・研磨機を得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の課題を解決するための手段として、その構成を、清掃・研磨 機の前方に位置して床面を転動するローラブラシと、前記清掃・研磨機の後方に 位置する車輪と、前記ローラブラシの軸方向に延び該ローラ巾全体に及んで該ロ ーラブラシの表面を押圧する櫛状又はブラシ状のローラブラシ面清掃具と、前記 ローラブラシの後方の床上のゴミを吸引する吸込口と、前記清掃・研磨機の後方 に設けられるゴミ吸引装置と、該吸引装置と前記吸込口との間に設けられるゴミ 受けと、該ゴミ受けと前記ゴミ吸引装置との間に設けられゴミを該吸引装置の方 向に通過させないフィルタと、該フィルタと前記吸込口との間の前記ゴミ受の上 方に設けられ大きいゴミを前記フィルタの方向に通過させないゴミ遮蔽板と、を 設けることとした。

【０００６】

【作用】

次に本考案の作用を説明する。ローラブラシは清掃・研磨機の前方に位置して 床面を転動することによりゴミを掃き出しながら床面を研磨する。該清掃・研磨 機の後方には車輪があり、櫛伏又はブラシ状のローラブラシ面清掃具がローラブ ラシの軸方向に延びローラ巾全体に及んでローラブラシの表面を押圧しており、 ローラブラシ表面に付着したゴミは削ぎ落とされる。そこでローラブラシの後方 には吸込口が設けられており、後述のゴミ吸引装置の負圧によって、床上のゴミ 及び前記の削ぎ落とされたゴミを吸引する。

【０００７】 吸込口の次にはゴミ受けが設けられて吸引されたゴミを貯留するが、該ゴミ受 けと前記ゴミ吸引装置との間にフィルタが設けられており、ゴミを該吸引装置の 方向に通過させないようにしている。またフィルタと前記吸込口との間のゴミ受 けの上方には、遮蔽板が設けられており、大きいゴミをフィルタの方向には通過 させないようにしてフィルタを保護する。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案を図面に基づいて説明する。図１は本考案の床面清掃・研磨機 １０の構成図で、該清掃・研磨機１０の前方に位置して床１１上を転動するロー ラブラシ１２を設ける。そして該清掃・研磨機１０の後方には車輪１３が設けら られている。ローラブラシ１２の表面には、ローラブラシ１２の表面を常時押圧 するように構成された軸方向に延びる櫛状又はブラシ状のローラブラシ面清掃具 １４が設けられ、ローラブラシ面清掃具１４の巾はローラブラシ１２の巾全体に 及んでいる。また図２に示すように、ローラブラシ１２を回転させるため、左右 ２個に分離したローラブラシ１２の間に傘歯車２１とモータ２２からなるローラ ブラシ回転装置２３が設けられている。

【０００９】 なお、ローラブラシ１２を回転させる方法としては、モータ２２からＶベルト を介してローラブラシ１２の軸に取り付けたプリーでローラブラシを回転させる ものもある。

【００１０】 次にローラブラシ１２の後方に床上１１のゴミを吸引する吸込口１５が設けら れ、清掃・研磨機１０の後方にゴミ吸引装置１６が設けられる。そして吸引装置 １６と吸込口１５との間にゴミ受け１７が設けられ、ゴミ受け１７とゴミ吸引装 置１６との間にゴミを吸引装置１６の方向に通過させないフィルタ１８が設けら れる。またフィルタ１８と吸込口１５との間のゴミ受１７の上方には、大きいゴ ミをフィルタ１８の方向に通過させないゴミ遮蔽板１９を設ける。

【００１１】 図２に示すように、ローラブラシ１２は左右２個に分離しており、清掃・研磨 機１０の前方に位置して、ローラブラシ回転装置２３によって回転させられなが ら、床１１上を転動する。そしてローラブラシ１２と該清掃・研磨機の後方の車 輪１３とで本体を支持する。またローラブラシ面清掃具１４がローラブラシ１２ の軸方向に延びローラ巾全体に及んでローラブラシの表面を押圧しており、ロー ラブラシ１２の回転に伴ってローラブラシ１２の表面に付着したゴミが削ぎ落と される。ローラブラシ１２の後方には吸込口１５が設けられており、ゴミ吸引装 置１６の負圧により、床上１１のゴミ及びローラブラシ面清掃具１４によって削 ぎ落とされたゴミを吸引する。

【００１２】 吸込口１５の後方にはゴミ受け１７が設けられて、吸引口１５から吸引された ゴミを貯留するが、ゴミ受け１７とゴミ吸引装置１６との間にフィルタ１８が設 けられており、ゴミを吸引装置１６の方向に通過させないようにしている。また フィルタ１８と吸込口１５との間のゴミ受け１７の上方部には、遮蔽板１９が設 けられており、大きいゴミをフィルタの方向には通過させないようにしてフィル タ１８を保護する。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案は上記のような構成と作用を有するので、ロー ラブラシの表面にゴミが付着せず清掃・研磨能力が低下しない。また吸引装置の 方に大粒のゴミが吸引されても吸引能力が低下しないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の床面清掃・研磨機の断面図である。

【図２】本考案の床面清掃・研磨機の平面図である。

【図３】従来の床面清掃・研磨機の断面図である。

【符号の説明】

１０ 床面清掃・研磨機 １１ 床面 １２ ローラブラシ １３ 車輪 １４ ローラブラシ面清掃具 １５ 吸込口 １６ ゴミ吸引装置 １７ ゴミ受け １８ フィルタ １９ 遮蔽板

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】清掃・研磨機の前方に位置して床面を転動
   するローラブラシと前記清掃・研磨機の後方に位置する
   車輪と、前記ローラブラシの軸方向に延び該ローラ巾全
   体に及んで該ローラブラシの表面を押圧する櫛状又はブ
   ラシ状のローラブラシ面清掃具と、前記ローラブラシの
   後方の床上のゴミを吸引する吸込口と前記清掃・研磨機
   の後方に設けられるゴミ吸引装置と、該吸引装置と前記
   吸込口との間に設けられるゴミ受けと、該ゴミ受けと前
   記ゴミ吸引装置との間に設けられゴミを該吸引装置の方
   向に通過させないフィルタと、該フィルタと前記吸込口
   との間の前記ゴミ受の上方に設けられ大きいゴミを前記
   フィルタの方向に通過させないゴミ遮蔽板と、を設けた
   ことを特徴とする床面清掃・研磨機。