JPH05505594A - hPTHフラグメント(1―37)とその誘導体 - Google Patents

hPTHフラグメント(1―37)とその誘導体

Info

Publication number
JPH05505594A
JPH05505594A JP91500084A JP50008491A JPH05505594A JP H05505594 A JPH05505594 A JP H05505594A JP 91500084 A JP91500084 A JP 91500084A JP 50008491 A JP50008491 A JP 50008491A JP H05505594 A JPH05505594 A JP H05505594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hpth
fragment
treatment
pth
chromatography
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP91500084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3135122B2 (ja
Inventor
ホルスマン、ヴォルフーゲオルグ
ハルブスト、フランツ
シュルツ―クナーパ、ペーター
アダーマン、クヌート
ガーゲルマン、ミハエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH05505594A publication Critical patent/JPH05505594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3135122B2 publication Critical patent/JP3135122B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/635Parathyroid hormone, i.e. parathormone; Parathyroid hormone-related peptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/02Drugs for disorders of the urinary system of urine or of the urinary tract, e.g. urine acidifiers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/10Drugs for disorders of the endocrine system of the posterior pituitary hormones, e.g. oxytocin, ADH
    • A61P5/12Drugs for disorders of the endocrine system of the posterior pituitary hormones, e.g. oxytocin, ADH for decreasing, blocking or antagonising the activity of the posterior pituitary hormones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 hPTHフラクメント(1−37)とその製造法、およびこれを含有する医薬品 とその使用本発明は、hPTHフラグメント(1−37)とその製造法、および 、これを含をする医薬品とその使用に関するものである。
ヒト・パラトルモン(hPTH)、すなわち副甲状腺ホルモンは、骨粗髪症や上 皮小体機能不全症などの治療に、重要な役割を果すことができるものである。
骨粗髪症(骨の量の減少) (Riggs and Melton、N、Eng l、J、Med、314.1676−1686、1986)は、主として閉経後 の女性や高齢者に、よく起こる病気である。患者は病気の程度によって、背骨部 、前腕部あるいは大腿部を頻繁に骨折したり、痛みのために動かすことができな くなったり、また、適正な運動や社会生活ができなくなフたり、さらには、生命 の危険に脅かされたりする。現在のところ、この病気の治療は、はとんど不可能 と考えられている(ConsensusDevelopIlent C。
nference: Prophylaxis and Treatlllen t of 0steoporosis、1987) 、動物■■■■ 果(Selye、 Endocrinology 16.547−558. + 932:にalu et al、、 Lancet 136R−136 6、 +970; Heft1 et al、、clin、5cience 6 2.389−4196.1982; Tan et al−AEndocr 64)や、原発性−F皮小体機能九進症についてのより最近の組織学的な発見か ら、PTHを用いることによって骨の量を増加できることが示唆されている。実 際、リーヴ工(Reeve)たちは、毎日、少量のPTHを投与することによっ て、副作用として僅かに皮質性骨の量が減少したものの、骨粧琴毛恒者の小社骨 組織を改善することかできた(Br、Med、J−1340−1:144.19 80)。このリーヴ工(Reeve)らの発−180,191’19)あるいは エストロゲ:/ (Reeve eL al、、 Proceedings o f the 5Lh Tnternational Congress on  Bone Morphometry、 Niigaja、July 24−29 .1X88)な との骨組織活性物質とともC投与すわば、骨の皮質を失うことなく海綿質の量を 増加させることかできることを支持するものである。
上皮小体機能不全症(PTH欠乏症) (Kruse、 Monatsschr 、 Kinderheilkunde+3fi、 552−6ti6)は、先天 的な原因や手術の結果、あるいは頚部への放射線被曝などによって起こり、km 中のカルシウム濃度か減少するものである。また、この病気の患者は原資性の発 作を起しやすい。もし、PTHか幼児期あるいは11弓ツ川に既に欠乏している と、知能の発育不全、歯および骨の欠陥といった危険に長い間さらされることに なる1、はとんどの働者は、カルシウムおよび/またはビタミンD製剤を用いた 治療によって順かやのカルシウム濃度を一定にすることか可能であるが、この治 療は腎臓障害を起す危険を伴うものであるっこの投薬に伴う危険は、PTHによ るホルモン治療に変えることで避けることできる。
さらに、最近、副甲状腺ホルモンは抗高血圧活性を示すことが明らかにされてき た(Nickols、 Blood Vessels、 24.120−124 .1987)。
上皮小体機能不全症のホルモン治療だけでなく、骨粗髪症や緊張九進症の治療で も、PTHは長期間、必要であわば一生、規1す的に投与しなけわばならない。
従って、投与さiるPTHは不純物かなく、また、抗体を形成しないものでなけ ればならない。このような条件を最も効率的に満たすものは、遺伝子工学もしく は化学的な経路を経て合成された、ヒトPTHのアミノ酸配列を有するペプチド である。分泌されるPTH分子は、84個のアミノ酸から成フている[h PT H−(1−84)]。しかしながら、この規模のペプチドは化学的に合成するこ とは困難であり、遺伝子工学によってより容易に作ることができる。
今までに、ヒトPTHのアミノ末端部分の配列を持つ、異なる2種類のペプチド −すなわち、hPTH−(1−34)とhPTH−(1−38)−が合成されて きた。h PTH−(f −34) (Mal Iette et at、 、  J、C11n、Endocrin、!4etab。
67、964−972.19881でも、hPTH−(1−38)(にruse  and Kracht、 Eur、、J。
Pediatr、セゆ、373−377、1987>でも、注射による単独投与 を行なった臨床実験では、ウシから抽出されたウシPTH(bPT)!>による 実験から経験的に予想されていたような短期的な効果、すなわち、未中のリン酸 塩と環状アデノシン1リン酸(cAMplの排泄が一時的に促進されること、お よび血漿中のcAMPfjJ度か一萌をJに増加することなどが観察された。
少人数の骨粗粘疵色者を対象とした治療学的試験では、hPTH−(1−34)  (Reeve ej al、、Proceedings of the 5t h International (:onyess o氏@Bone M orphometry、Niigata、、Iuly 24−29. 1988 )もhPTH−(1−38) (Hesch etal、、 Ca1cif、T i5sue Tnむ、 44.176−180. ’+989)も、ある程度の 成果をあげることかできた。
しかしなから、これほと符用なPTHフラグメントでも、患者によっては、たと え内因性PTHであっても外部より投与されたフラグメントによる効果を反対に してしまうような抗体を生成してしまうという欠点がある[例えば、h PTH −(1−34)ではオードランらの報文(Audran et al、、 J、 Cl1n、Endocrin、Metab、 84.937−943.1987 1、hPTH−(1−38)ではステーブマンらの報又(Stogmann e j al、、 Monatsschr、に1nderheilk 136.10 7.1988)を参照]。
約20年はど以前に、バーツンとヤーロ−(Berson and Yalow 、 J、Cl1n、Endocrinol、Metab、 28.1037−1 047.1968)は、ヒトの血漿中には、分泌によりて生じたり、あるいは元 の分子の辺縁部が急激に分解されることで生した種々のPTHフラグメントが存 在することを明らかにした。また、この辺縁部PTH代謝の結果生し、血液循環 によって体内に供給される量の生成物は、生物活性を持たない巨大なカルボキシ ル末端のフラグメントであり、このフラグメントは肝臓で形成されることが示さ れた(D’AmDur and )luct、 Am、J、Phvsiol、  246. E249−255.1984)。また、実験の結果から、完全な腎機 能に依ったhPTH−(1−84)は、圧倒的な生物活性を持つタイプのPTH であると考えられた。これに対して、不完全な腎機能では、個々の患者の何漿の クロマトグラフィーで、hPTH−(1−34)の溶出ピークが明確に観測され た(Grunbaum et al、、 Am、J、Physiol、 247 、 E442−448.1984)。
現在までのところ、健康人の血漿中にあって体内を循環している、生物活性をも つPTHフラグメントは検圧てきていない。
そのため、体内でのPTHの分解を容器内でシュミレーションしてみて、それに よって、PTH分子全体での主な開裂位置を明らかにしようとする、種々の試み かなされてきた。このような研究では、鎗のアミン末端から5番目のアミノ酸か 643番目のアミノ酸までの間の、はとんど全部の位置が考慮されてきたく例え ば、Barling et al、、 Int、J、Biochem、 16. 815−821.1984) 、、ズルとシャンク(Zull and Chu ang、 J、Bio、Chem、 260.1608−1613.1985) は、bPTHとカテプシンDとを用いた研究を行なった。その結果、彼らは、ウ シひ臓から分泌される酵素によってウシPTH(bPTH)か酵素分解されて、 C末端のフラグメント(35−84)と(38−84)、および、これらど相補 的なN東端フラグメント(1−34)と(1−37)が形成されることを明らか にした。なお、彼らの論文に記載されているbPTHは、我々か発見したhPT H(1−37)とは。
位置1 (bPTHではアラニン[以下、Ala J、hPTHてはセリン[以 下、5erJ)、7 (bPTHではフェニルアラニンし以下、Phe ]、h PTHではロイシン[以下、Leu ] )、および16(bPTHではSer 、hPTHではアスパラギン[以下、Asn ] )が異なっている。上記の最 後に述へたウシPTH(1−37)フラグメントは、ラットとウシから採取した 腎臓服を用いた研究によって、容器中で生物活性を示すことが明らかになったが 、この(1−37)フラグメントは、極めて少量しか検出されず、また、〉、速 に加水分解されて(1−34)フラグメントになってしまう。このことから、著 者らは、 ウシの体内て、PTHはカテプシンDによる酵素分解をうけて、最終 的に(1−34)フラグメントを生成すると結論した。これに対して、他の研究 者からは、生体の、どの血漿中からも、いかなるN末端フラグメントも検出され ないことに疑いが出された(Gol jzmann et al、、 J、(: Iin、Invest、 65.1309−1317.1980) 。今までの ところ、分解によって生成した、生物活性のあるN末、Qi4 P T Hフラ グメントを、正常なラットか29−IQ34.1986)は、ウシの生体内の副 甲状腺は、いかなる生物活性N末端PTHフラクメントをも分泌していないこと を発見した。要するに、上J己のような報告から明らかなことは、本発明の時点 においては、いかなる生物活性N末端PTHフラグメントも、人間や動物の血漿 中にあって体内を循還しているということはないということである。
本発明の目的は、天然パラトルモン(PTH)の生物学的および治療学的活性を 有している摂取し易い医薬品のhPTHフラグメントであって、少なくとも公知 のPTHフラグメント−(1−34)および(1−38)の効果を育し、しかも 、これらに固有の欠点を持たない−特に、抗体の形成を引き起こすことのない、 新しいhPTHフラグメント−(1−37)を提供することにある。
また、本発明は、前記hPTHフラグメント−(1−37)の製造法、およびこ れを様々な治療用、診断用医薬品として用いる使用を提供することにもある。
上記の目的は、新しいアミノ酸Δ致りからなるhPTHフラグメントによって達 成することができる。
すなわち、本発明は、以下のアミノ酸配列を有するhPTHフラグメント−(1 −37)と、その天然および薬学的に同等な誘導体、特に、アミド化、アセチル 化、ホスホリル化およびグリコジル化されたhPTHフラグメント−(1−37 )誘導体に関する。
アミノ酸丘7す: Ser−Val−5er−Glu−11e−Gin−Leu −Met−His−Asn−Leu−Gly−Lys−His−Leu−Asn −5er−Met−Glu−^rg−Val−Glu−Trp−Leu−Arg −Lys −Lys−Leu−G In −Asp −Va l −H1s−A sn−Phe−Va I−A 1a−Leuさらに、本発明は、原核もしくは真 核生物の発現により調製し、クロマトグラフィーによフて精製することを特徴と するト記hPTHフラグメント−(1−37)またはその誘導体の製造法に関す る。またさらに、本発明は、ヒトの血液からクロマトグラフィーを用いた公知の 方法によって、上記フラグメントを単離するhPTHフラグメント−(1−37 )または、その誘導体の製造法に関する。
また1本発明は、保護された上記のIEJlJを含むアミノ酸群から、従来の方 法によってhPTHフラグメントを固相もしくは液相で形成し、保護基をはずし 、クロマトグラフィーを用いた、確立された精製法でN製する上記hPTHフラ グメント−(1−37)またはその誘導体の製造法にも関する。
警〈へきことには、完全な生物活性を有する最小のhPTHフラグメントはhP TH−(1−37)であり、こわはhPTH−(1−84)が人体中て開裂して 最初に形成されることが、本発明によって明らかになった(実施例1参照)。
さらにまた驚くべきことには、hPTH−(1−37)の空間的な構造は、従来 知られているフラグメントの構造と明らかに譬なっており(実施例5参照)、構 造と効果および抗体の性質との間に特定の関連があることか分った。
hPTHフラグメント−(1−37)は、化学的に合成(実施例2参照)し、医 薬品として製剤した。また、従来のベクターを用いた遺伝子工学的な方法によっ ても製造した。すなわち、hPTH−(1−37)ペプチドを、 (1)原核生 物および(2)真核生物を用いて、遺伝子工学的な経路を経て製造した。原核生 物を用いる場合、大腸菌を利用することか好ましい。この目的のために利用でさ るものとしては、分泌発現用の発現ベクター(例えば、pSP6、pRit誘導 体、ファーマシア社製)、直接細lft発現用ヘクター(例えば、pKに誘導体 、ファーマシア社製)、あるいは融合タンパク質としての発現用ベクター(例え ば、2MC1871、ファーマシア社製)などを挙げることかできる(マースト ンらの文献を一参照[Marsjon et al、、 Biochem、J、  240. l−12,+986] ) 。真核生物を用いる場合、種々の有機 体やベクターを利用することができる。例えば、昆虫細Q (S+mers a nd 5w1th、 Tex、Agri、Exp−5t、n、(bul1315 55.1987)、酵母()li狽■ eaann et al、、 Nat、ure 29:1.717−722.1 981)、糸状菌% (Yelton et al、、 P窒盾メB Natl、Acad、Sci、 LISA、 81.1470−1474.19 84)および哺乳類の細Q (Zettlffieisslpt al、、 B iotechnology”4.720−725.1987)などである。これ らのなかで、昆虫細胞が好ましい。得られたペプチドはクロマトグラフィー、好 ましくは、実施例1に示したクロマトクラフィーによって精製する。
本発明の医薬品は、hPTH−(1−37)もしくは、こわと生理学的に同等な hPTH−(1−37)の塩を含存する。hPTH−(1−37)を含有する医 薬品の形態および組成は、投与の方法に依っている。ヒトhPTH−(1−37 )の投与は、非経口的に、あるいは鼻からや口から、または、吸入によって行な ってもよい。好ましくは、使用直前に溶液もしくは凍結乾燥されたhPTH−( 1−37)から注射液を調製する。さらに、この医薬品には、調剤のため、もし くは、溶解性、安定性または消毒のため、あるいは体内への吸収効率を高めるた めなどに必要な補助成分が含まれていてもよい。毎日の投与量は症状に依ってい る。骨粗欠錠の治療では、毎日の投与量は、静脈/筋肉注射の場合で1日当り1 00から12001J1位(mg)であり、皮下注射の場合で1日当り300か 62400単位(mg)が好ましい。生物活性の決定は、国際基準試薬と私たち の実験室でヒトhPTHフラグメントのために調製した基準試薬とを用いて、h pTHフラグメントに共通なバイオ・アッセイの測定を基礎にして行なった。
本発明のhPTHフラグメンl−−(1−37)は、上皮小体機能不全症および 骨M症の長期にわたる治療に、特に適している。なぜならば、このhPTHフラ グメント−(1−37)は優れた生物活性を示す一方で、たとえ長期間使用して も、いかなる免疫反応も引き起こさないからである。
また、本発明の医薬品は、本態性緊張先進症に対して長期間もしくは一性涯用い る血圧安定剤として優わたものである。
さらに、本発明の医薬品は、腎臓病および肺疾患の集中治療用の試薬として応用 できる(実施例6参照)。
またさらに本発明の医薬品は、男性のインポテンツの治療薬としても利用できる (実施例6参照)。
以下に、実施例および実施例で参照する図を用いて、本発明をさらに詳細に説明 する。
第1図:セファデックス(Sephadex) G 25−分子量によって粗分 離するとともに、粗製ペプチド抽出物の脱塩を行なう、アルギン酸溶出液の調製 用大規模クロマトグラフィー。RIA (放射能免疫分析)によって、斜線部分 からh PTHフラグメントが検出される。
カラム゛ ファーマンア(Phanmacia) K 100 / 100 : ID 10cmxlOcm 材質: セファデックス(Sephadex) G 25 媒体溶離fi: I M 酢酸 展開速度:5ml/分 力吸収: 280nm 第2図:第1図のペプチド物質を、さらに分離するための調製用HPLC陽イオ ン交換クロマトグラフィー。各々16m1ずつ採取されたN012−5のフラク ションは、それぞれ640pmo1以上のhPTHフラグメント−(44−68 )−1R物質を含有している(斜線部)。
カラム: HPLCII製カラム 2cmX10cm材質” パーコシル・ベブ ケート(Parcosil Pepkat)溶離fi: A:5mM に2 H P 04 p H3、0B:IM HCl中でAと同様 展開速度:8ml/分 塊成: 280nm 溶離傾斜:0−60%B160分間 第3図、第2図のフラクションNo、2−5を、さらに分離するための半調製用 RPクロマトグラフィー。フラクションNo、17および2oには、3ml中に 、hPTHフラグメント−(44−68)が180pmo1以上存在しているこ とがR4Aによって検出できる7 カラム: HPC鋼製カラム 1cmxlOcm材質: オーベケン(Orpe gen) RP HD−ゲル7/300溶離液: A:0.OIM HCI B:80%アセトニトリル中でAと同様展開速度:3ml/分 光吸収: 280nm 溶離傾斜: 0−60%B、60分間 温度: 45℃ 第4図:第3図のフラクションNo、20を、さらに分離するための半調製用陽 イオン交換クロマトグラフィー。フラクションNo、32および33には、10 m1中に、hPTHフラグメント−(44−68)か、それぞれ750pm。
lおよび600ρmol存在していることかRIAによって検出できる。
カラム: HPLC湛製カラム 1cmX5cm材質: パーコシル・ベブケー ト(Parcosil Pepkat)溶離fi: A:5mM K2 HPO 4pH3,0B:IM NaC1中でAと同様 展開速度:3ml/分 光吸収: 230nm 溶離傾斜: 0−SO%B、50分間 第5図:中間段階1:第4図のフラクションNo、32および33の分析用RP クロマトグラフィー。2種類の形態のhPTHフラクメントー(44−68)− IRが検出された。すなわち、フラクションNo、3には、3ml中に150p mo1以上、フラウンEI:/No、15および16には、3ml中に、各々3 ゜Oρmo1以上存在し・ている。
カラム: HPC鋼製カラム 1cmxlOcm材買: オーベゲン(Orpe gen) RP HD−ゲル7/300溶離液:A:0.1% TFA B:80%アセトニトリル中でAと同様展開速度:3ml/分 光吸収: 280nm 溶離傾斜:0−40%B、60分間 温度: 45℃ 第6図:中間段階2:第5図のフラクションNo、15および16の分析用陽イ オン交換クロマトクラフィー。2mlのフラクションNo、9にhPTHフラグ メント−(44−68)−IR物質が、特に、濃縮されていた(200pm。
1以上)。
カラム: HPLC鋼製カラム 0.5cmx5cm材質: パーコシル・ベブ ケート(Parcosil Pepkat)溶離液: A:5mM にz HP O4pH3,0B:IM NaC1中でAと同様 展開速度:0.7ml/分 光吸収: 230nm 溶離傾斜: 0−SO%B、50分間 第7図、第6図のフラクション8および9の疎水性クロマトグラフィー、0゜8 7m1のフラクションNo、5−10の各々には、170pmo1以上のhpT Hフラグメント−(44−68)−IR物賃が含まれていた。
カラム: HPLC鋼製カラム 0.5cmx5cm材質: パーコシル・プロ (Parcosil Prol HI C溶離液: A:100mM Na2H PO4pH6,5B:3M (NH4)2SO,中でAと同様展開速度:0.7 ml/分 光吸収・ 230nm 溶離傾斜:100−0%B、45分間 第8図:第7図のフラクションNO35から10の分析用RPクロマトグラフィ ー。hPTHフラグメント−(44−68)−IRのピークか観測された。
カラムニ HPLCMカラム 0.5cmX5cm材質: オーベケン(Orp egen)RP HD−ケル7/300溶離液 A:0.1% TFA B:80%アセトニトリル中でAと同様展開速度:0.7ml/分 光吸収: 230nm 溶離傾斜:0−40%B、60分間 温度= 45℃ 第9図:hPTHフラグメントの最終特製に用いた分析用RPクロマトグラフィ ー。第8図のフラクション25を再度クロマトグラフにかけて、ピーク位置に極 めて純粋なhPTHフラグメントを集めた。配列を澗へたところ、これがhpT H−(38−84)であることが分った6カラム: HPLC1ll製カラム  0.5cmx5cm材質・ オーベケン(Orpegen)RP HD−ケル7 /300溶離液・ A:0.1% TFA B:80%アセトニトリル中でAと同様展開速度:0.7ml/分 M収: 230nm 溶離傾斜: 0−40%B、60分間 温度・ 45℃ 第10図:N末端hPTHフラグメントを合成するための反転相HPLCクロマ トクラフィー。すなわち、hPTH−(1−33)、hPTH−(1−34)、 hPTH−(1−37)、hPTH−(1−38)を合成した。もしこゎらのフ ラグメントが、ffi液によって人体内を循環している天然のN末端hPTHフ ラグメントの参照として用いられるならば、hPTH−(1−37)がヒトの血 液中にある正確な分子形態であることを示すことができる。
カラム: パーコシル・プロ(Parcnsi l Pro) 300−7C4 、125x4mm 温度: 55℃ 溶離液:A:0.1% トリフロロ酢酸B:80%アセトニトリル中+Aと同様 溶離傾斜:最初= 25% B 55分= 50% B 60分=100% B 光吸収: 230nm 展開速度:0.7ml/分 第11図:hPTHフラグメントによる刺激を受けてからの、PC−12細胞内 のcAMP濃度の時間変化である。1.5X105の細胞を、10〜4MのIB MX(7)存在下でIO−7M(7)hPTH−(1−33)、hPTH−(1 −37)あるいはhPTH−(1−38)とともに、0.2.5.10および2 0分間培養した。上1咬のために、T BMXだけで20分間培養した細胞も測 定した。値は、3回の実験の平均値上標準偏差である。
第12図:hPTHフラグメントによる刺激を受けてから5分後の、PC−12 細胞内のcAMP濃度と、hPTH−(1−33)、hPTH−(1−37)お よびhPTH−(1−38)[どの関係を示した。2.2X105の細胞を、1 0−’Mf7)IBMXの存在下で、hPTH−(1−33)、hPTH−(1 −37)およびhPTH−(1−38)の、それぞれIQ−11(二つ実験した )M、10−”M、10−’M、10−8Mおよび10−’M浴溶液ともに5分 間培養し、細胞内のcAMP濃度を叡する実験を3回行なった。PTHを含まな い18MX参照試料の値は、18,0.26.1.20.9であった。示した数 値は、平均値上標準偏差である。
第13図:hPTHフラグメントhPTH−(1−33)、hPTH−(1−3 7)およびhPTH−(1−38)の紫外光円二色性スペクトルである、他のh PTHフラグメントに比へると、hPTH−(1−37)は、目立った特徴を有 している。
第14図:化学的に合成したhPTH−(1−37)の第1段階の精礼ここでは 、粗製物に対して陽イオン交換クロマトグラフィーを用いた。参照試料によると 、担持時間29分の高いピークは、合成したhPTH−(1−373である(矢 印の位置)。
カラム: バーコシル・プロ(Parcosil Pro) 300−7125 X4mm 温度: 25℃ 溶離液: A: 5mM Na2HP04B : 5 mM N a2 HP  04、IM NaC1゜pH=3.0 溶離傾斜:最初: 5% B 57分=100% B 光吸収: 230%m 展開速度: fml/分 第15図二合成のときに準したスケールでの、また精製していない第14図の物 質の反転相HPLCクロマトグラフィー。溶出液の225分のピークは、hPT H−(1−37)参照試料のものと一致した。
カラム・ パーコシル・プロ(Parcosi l Pro) RP 300− 7C4、10100x20 温度= 25℃ 光吸収: 230%m 溶離’fi+A:0.1% トリフロロ酢酸8.80%アセトニトリル中+Aと 同様溶離傾斜:0−100% B、60分間展展開度ニアml/分 第16図°第15図の物質の最終精製に用いる反転相HPLCクロマトグラフィ ー。ピークは、hPTH−(1−37)参照試料のものと一致した。
カラム: パーコシル・プロ(Parcosil Pro) RP300−18 C4、125%4mm 温度: 25℃ 光吸収+ 230%m 溶離液:A:0.1% トリフロロ酢酸B 80%アセトニトリル中+Aと同様 溶離傾斜:0−100% B、60分間展展開度:0.7ml、/分 第17図:第16図で得られた合成hPTH−(1−37)の質量スペクトル。
分子量4398.1のところのピークは、計算によってめた分子−114401 ,0と、0.1%の誤差の範囲内で一致している。側鎖の配列は観測されていな い。分子J]220L5のピークも、二重イオン化されたものに誤差のi内で一 致している。この質量の測定は、相補配列によって確認した。
実施例1 体内を循環している生物活性PTH フラクメントの6汐りの間接的決定 用いた出発物質は、腎臓機能不全症の患者から採取した大量の血液口液で、約2 0000ダルトンまての分子サイズの、すへての血漿構成成分を含有している。
■、粗製ペプチド物質の回収 1M口液は、排除サイズ20000ダルトンのトリアセテート・フィルターを用 いたサートリウス(Sartorius1社製血’aoA装置(SM 4004 2型、サートリウス社、ゲッチンゲン、ドイツ[Type SM 40042. 5artorius、Gottingen、 Germany] )によって回 収した。0液は、長期間にわたる口過によって安定な(を謝を維持している腎臓 機能不全症の患者から採取した。1000リツトルの面液口液を採取して、すぐ に、フロー加熱、酸性化および阻害酵素の添加を行ない、タンパク分解か起こら ないようにした。その後、ホースマン(Forssmann)がDE36337 97A1で開示している方法によって、粗製ペプチド−フラクション(約100 g>をアルギン酸で抽出し、単離した。
■パラトルモン(PTH)の中間領域およびC末端で特異的な放射能免疫分析に 対して免疫反応性を示すフラクション(コード51.5)の単離1、セファデッ クス(Sephadex) G 25による粗製ペプチド物質の脱塩アルギン酸 抽出によって得られた粗製ペプチド・フラクションを、セファデックスG25( ファーマシア社製、ウプサラ、スエーデン[Pharmacia、 Llpps ala。
5weden] )を充填したカラムにかけて、1M酢酸を展開液にして8℃で ゲル・クロマトグラフィーによる分層を行なった(第1図)。ブール■からIV の免疫反応性を、中間筆域で特異的なヒトPTH(hPTH−(44−68)− RIA、イムノンディアグノスティク社製、ダルムシュタット、ドイツ[Inw ++undi■nostik。
Darmstadt、 Genaanyl )を用いた放射能免疫分析によフて 測定した。前記製造者のデータによりば、検出限界は、使用した基準(hPTH −(44−68))の6fmol/試験(1試験当り6フエムト・モル)である 。イントラ・アッセイおよびインター・アッセイの変動係数は、それぞわ10か 613%および12から21%である。ペプチドhPTH−(53−84)およ びhPTH−(1−84)がhPTH−(44−68)−RIAと100%交叉 反応するのに対して、合成hPTHペプチドhPTH−(1−34)、hPTH −(28−48)およびhPTH−(64−84)は、いかなる交叉、反応も起 こさない。
他のフラクションか免疫反応性を全く示さなかったのに対して、ブール■では、 完全な免疫反応性がhPTH−(44−68)−RIAて測定された。
また、ブールIでは、極めて高いC末端免疫反応性がhPTH−(53−84) −RIA (イムノンディアグノスティク社製、ダルムシュタット、ドイツ[I mundiagnost、ik、 Darmstadt、 Genaanyl  )で測定された。製造者のデータによれば、hPTH−(53−84)−RIA による検出限界は、使用した基準(hpTH−(53−84))の4fmol/ 試験である。イントラ・アッセイおよびインター・アッセイの変動係数は、それ ぞれ8.3から9.8%および11から14%である。ペプチドhPTH−(6 4−84)およびhPTH−(1−84)かhPTH−(53−84)−RIA と100%交叉反応するのに対して、合成hPTHペプチドhPTH−(1−3 4)、hPTH−(28−48)’およびhPTH−(44−68)は、いかな る交叉反応も起こさない。
ここでは、2種類のPTH−RIAによる測定を行なったために、高濃度のC末 端PTHフラグメントが生じたので、ブール■(斜線部)をさらに精製した。
2、ブール■の謂製用陽イオン交換クロマトグラフィー陽イオン交換カラム・ク ロマトグラフを用いて、室温で、さらに分離・調製を行なった(第2図)。12 本のクロマトグラフを用いて、鑑+約6gのブール■成分を分離し、hPTH− (44−68)−RIAによって免疫反応性を測定した(第2図)。表には示さ れていないフラクションNo、2−5(斜線部)は、hPTH−(44−68) −RIAで、極めて高い免疫反応性を示した。これらのフラクションを一緒に集 めてブールにして、ざらに分離を続けた。なお、これらのワラクシ3ンは、hP TH−(53−84)−RIAでも、極めて高い免疫反応性を示した。
3.調製用陽イオン交換クロマトクラフィーによって得られた免疫反応性プール の半調装用反転相クロマトグラフィー(第2工程)得られた免疫反応性プール( 約200g)を、半翼製用反転相(RP)クロマトグラフを用いて、45℃で、 ざらにliI製した(第3図)。hPTH−(53−84)−RIAで免疫反応 性を示すピーク(第3図)と、hPTH−(44−68)−RIAで免疫反応性 を示すピーク(第3図)とが、互いに充分には分離しないで表われた。
RIAに対して極めて高い反応性を示す、後ろのプールについての操作を以下に より詳しく記載する(第4図から第6図)。この第4工程から第6王程までを行 なって得られたフラクションNo、51.5のelを分析した。
なお、ここて特に言及しなかったフラクションからは、いかなる免疫反応性も測 定されなかった。
4゜ a)半調製用RPクロマトグラフィーによって得られた免疫反応性プールの半調 製用陽イオン交換クロマトグラフィー(箪3工程)上記のRPクロマトグラフィ ーによって得られた免疫反応性プールを、半調製用陽イオン交換カラム・クロマ トグラフィーを用いて、室温で、さらに精製したく第4図)。フラクションNo 、32−33は、中間領域およびC末端PTH(図示せず)に免疫反応性を示し た。、これらのフラクションを棗めてプールにして(斜線部)、さらに操作を進 めた。なお、ここで特に言及しなかったフラクションからは、いかなる免疫反応 性も測定されな力じた。
b)4a)で得られた免疫反応性プールの分析用RPクロマトグラフィー上記の 半諸用陽イオン交換クロマトグラフィーによって得られた免疫反応性プールを、 分析用RPクロマトグラフィーを用いて、45℃で、さらに精製した(第5図) 。極めて高い免疫反応性を示す免疫反応性プール(斜線部)を、さらに精製した 。なお、ここで特に言及しなかったフラクションからは、いかなる免疫反応性も 測定されなかった。
c)4b)で得られた免疫反2性ブールの分析用陽イオ〉交換クロマトクラフィ ー −F記で得られた免疫反応性プールを、分析用陽イオン交換クロマトグラフィー を用いて、室温で、ざらに精製した(第6図)。第6図に示したように、hPT H−(44−68)−RIAで免疫反応性か観測された(斜線部)。hPTH− (53−84)−RIAでの測定結果も同様に示した。ここで特に言及しなかっ たフラクションからは、いかなる免疫反応性も測定されなかフた。また、極めて 高い免疫反応性を示したフラクションを棗めてプールにしく斜線部)、さらに操 作を進めた。
5.4c)で得られた免疫反応性プールの疎水性クロマトグラフィー4c)で得 られた免疫反応性プールを、疎水性クロマトグラフィーを用いて、室温で、さら に精製しく第7図)、hPTH−(44−68)−RIAで免疫反応性を測定し たく第7図)。ここで特に言及しなかったフラクションからは、いかなる免疫反 応性も測定されなかった。また、極めて高い免疫反応性を示したフラクションを 集めてプールにしく斜線部)、#L後の精製を行なフた。
6゜ a)第−分析用RPクロマトグラフィー5)で得られた免疫反応性プールを、R Pカラム・クロマトグラフィーを用いて、25℃で分離し、hPTH−(44− 68)−RIAで免疫反応性を測定した(第8図)。斜線部7ラクシヨンについ ては、再度、クロマトグラフィーで分離した。
b)第二分析用RPクロマトグラフィー6a)で得られた免疫反応性プールを、 再びRPカラム・クロマトグラフに通した(第9図)。温度を45℃にした以外 は、6a)と同様にして行なった。高いピーク部分をコートNo、51.5とし 、紛すを調へた。
I比バラトルモン(PTH)の中間領域およびC末端で特異的な放射能免疫分析 に対して免疫反応性を示す第二フラクション(コード54.5)の単離フラクシ ョン51.5の単離を行なう過程で、半調製用RPクロマトグラフィーによって 、二つの免疫反応性を示すプールか得られた(’$3工程)。この第3工程のプ ールの面の方を、IIの4から6で述へた?麦ろのプールの場合と同様にして精 製した。4b)ては、再び、免疫反応性を示すピークが二つ現ゎゎた。この場合 、前のピークか支配的であったので、こわをさらに精製した。4c)から60) を行なったのち、得られたフラクションをコードNo、54.5として、配列を 調へた。
IV 血液口液より単離し、パラトルモン(PTH)の中間領域およびC末端で 特異的な放射能免疫分析に対して免疫反応性を示すPTHペプチドの配列血液よ り採取し、上記Hおよび[1によって得られたフラクション51.5と54.5 のアミノl!i[lを、気相アミノ酸丘ζ」分析装置470A型(アプライド・ バイオシステム社製[Applied Biosysteml)によって決定し た。R1!ブロクラムPTHRUNを用いてエドマン分解(Edman and  Begg、 Eur、J、Biochem、 L 80−91.1967)を 行なった。遊離したアミノ酸の分析は、標準プロトコールABIを使用したAB I 120Aクロマトグラフを用いて、オンラインで行なった。
この結果、フラクション51.5の39のアミノ酸配列を決定することかできた 。また、条件によっては、さらに5つのアミノ酸配列を決定できた。決定された 配列は、ヒトPTHの(38−76)部分に対応している(Keut5ann  et al、。
Riochem、 17.5723−5729.1978)。
フラクション54.5では、16のアミノl!!i#lIを決定することかでき た。この酊すは、ヒトPTHの(38−53)部分に対応している。
すなわち、二つのフラクションをヒトの血液口液より単離することかでき、その 両者ともに、C末端たけでなく中間領域のPTH−RIAでも検出された。この どちらのペプチドもアミノ末端からGln−^1a−Pro−Leu−^1a− Pro−Arg−etc、と始まっている。すなわち、どちらのペプチドもhP TH分子の38番目のアミノ酸から始まっている。一方、得られたペプチドのど ちらでも、C−末端のアミノ酸を明確に決定することはできなかった。フラクシ ョン51.5の場合、配列は、たいたい位置84まで続いている。もう一方のペ プチドは、少量しか得られなかったので、位置16までしか配列を決定できなか った。このペプチドは、C末1RIAで検出できたので、少なくとも30のアミ ノ酸配列を有している。また、異なるN末端配列から始まっているC末端PTH ペプチドを単離することはできなかった。これらの結果から、hPTH−(1− 84)は37番目と38番目のアミノ酸の間で開裂し、生物活性なフラグメント hPTH−(1−37)を形成すると考えられる。
実施例2 ヒトーバラトルモン・ペプチドhPTH−(1−37)の合成1、ケイソウ土で 補強したh■−Leu−樹脂の合成f%、水Frrr>c−アミノa1(5当量 )を最小限のN、N−ジメチルホルムアミド(DMF)に溶かし、丸底フラスコ 中のヒドロキシメチルフェノキシアセチルノルロイシン樹脂に加えた。さらに、 4−ジメチルアミノピリジン(1当N)も最小限のDMFに溶かして、この丸底 フラスコ中に加えた。1堝克過剰の反応液を口過によって除き、樹脂をよく洗浄 した。
2、ヒト・パラトルモン・ペプチドhPT)I−(1−37)の合成以下のアミ ノ酸fQ1を有するペプチドを合成するために、フロー法(Athertona nd 5heppard、5olid phase peptide 5ynt hesis、IRL Press、0xford 198X) を 用いた。
アミノ酸配列: Ser−Val−5er−Glu−fle−Gin−Leu− Met−His−Asn−Leu−Gly−Lys−His−Leu−Asn− 5er−Met−GIu−Arg−Val−Glu−Trp−Leu−Arg− Lys −Lys−Leu−G In−Asp−Va l −H1s−Asn− Phe−V al −A 1a−Leu上記したペプチド配列を、Fmoc−ペ ンタフロロフェニル・エステル(OPfp)を用いた自動ペプチド合成装置(ミ リガン[Mi l ligenl 9050 )によって合成した。
以下に示した0Pfp−アミノ酸(4当量)を用いた。(いずれの場合も、L− アミノ酸誘導体を用いた。) Facc−Ala−OPfp Fffioc−^1aFmc−Asp (08u t) −0Pfp F[)C−ASp(OBu’)Fmoc−Met−OPfp  Fmc−MetF[)C−GIU (OBut) −0Pfp Fmoc−G l u (OBut)Fatc−His(Trt)−0Pfp Fl!Ioc− His(Trt)Fmoc−Leu−OPfp Fmoc−LeuF+ooc− Arg (Mtr) −0Pfp Fmoc−Arg (Mtr)Fmoc−T ri−OPfp Fmoc−TriFmoc−Lys(BOC)−0PfpFm c−Lys(BOC)Fmoc−11e−OPfp Fmoc−11eFmoc −Phe−OPfp FIThOc−PheFmoc−Gly−OPfp Fm oc−GlyFaac−Asn−OPfp Fmc−Asn (Trt)Fmo c−Gln−OPfp F+ooc−Gln(Trt、)Fffloc−Val −OPfp Fmoc−ValFmoc−5er(But) −0Dhbt F moc−5er(Bu’)この合成は、TBTP [テトラフロロホウ酸o−( IH−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N、N、N’、N’−テトラメチルウ ロニウム]を加え、この添加て生したヒトロキシヘンゾニトリル・エステルによ って行なうこともできる。
酢酸−アニソール−エタンジチオール−フェノールの94:2:2:2(v/v  / v / w I混合溶媒によって、担体mJlからペプチドを溶出させ、 エーテルで沈殿させた。HPLCによって精製したのち、アミノ酸分析、分析用 HPLCおよびアミノ酸配列分析によって確認した。
3、ヒトーバラトルモン・ベブチFhPTH−(1−37)の実用的合成アミノ 酸配列: 5er−Va l −5er−G I u−11e−G In−Le u−Me t−Hi 5−Asn−Leu−G I 凵|1,ys −His−Leu−^sn−5er−Met−Glu−^rg−Val−Glu −Trp−Leu−Arg−Lys−Lys−Leu−Gln−Asp−Val −His−Asn−Phe−Val−^1a−Leu (1)を、ミリケン/バ イオサーチ[MilliGen/Biosearch]社製自動合成装置905 0(9050PepSynthesizer) (プログラム・バージョン1. 3)を用いた連続フロー法によって合成した。5体のFeoc−アミノ酸ペンタ フロロフェニル・エステルを、それぞれ0.8mmo1つつ用いた。合成に必要 な試薬は、すべてミリケン/バイオサーチ[MilliGen/Biosear ch1社より入手した。この合成に必要な試薬は、すなわち、N、N−ジメチル ホルムアミド、ピペリジンの20%N、N−ジメチルホルムアミド溶液、および 1−ヒドロキシベンツトリアゾールである。L−アミノ酸誘導体は4倍過IIJ に用い、また、末端のアミノ基はF3DCで保護した。
アスパラギン酸とグルタミン酸は、N’−tert−ブチル・エステルの形で: チロシンとセリンは、tert−ブチル・エステルの形で:ヒスチジンとリジン は、N”−tert−ブトキシカルボニル化合物の形で;また、アルキニンは、 NG−2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル(Pmc) 誘導体の形で、それぞれ用いた。合成は、ケイソウ土樹脂FIIOc−Leu− Pepsyn K A (ミリケン/バイオサーチ[Mill 1Gen/Bi osearch]社製)を出発物質として行なった。この樹脂では、担体とC末 端のアミノ酸(Ig当り0.091ミリ当量のロイシン、1.sog)とが結合 する。F+uc−Arg(Pmc)−OHは、[テトラフロロホウ酸o−(IH −ベンゾトリアゾール−1−イル) −N、 N、 N’、N’−テトラメチル ウロニウム] (TBTU)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよびジイソ プロピルエチルアミンの存在化でアシル化した。以下のような操作を繰り返した 。すなわち、ピペリデンの20%DMF溶液でF[)Cを除き(7分間)、DM Fで洗い(12分間)、アシル化(30分間; F+ooc−Val−OPfp では45分間)し、DMFで洗った(8分間)。合成反応の進行具合は、紫外光 によって連続的に監視した。合成は、N末端のF+aoc基を除去して完でした 。樹脂に結合したペプチドを、それぞれ50rnlのインプロパツール、氷酢酸 、イソプロパツールとジエチルエーテルで、3回洗浄し、乾燥した。
担体樹脂からの溶出は、トリフロロ酢酸/フェノール/エタンジチオール/チオ アニソール10:0.75:0.25:0.5:0.5 (v/w/v/v/v ;5m1)混合溶媒で行った。溶液を容器内で濃縮し、ジエチルエーテルを加え て沈殿させた。得られた粗製ペプチドをジエチルエーテルで数回洗い、乾燥させ た。以上のようにして、240mgのペプチド樹脂から65mgの粗製ペプチド を得た。
別に合成し、正確なアミノ酸配列を質量スペクトルや配列分析によって明らかに しであるhPTH−(1−37)を用いて、精製を行なった。第1段階として、 保護基をはずした粗製ペプチドを陽イオン交換HPLCで精製したくバーコシル ・ベブケート[Parcosil Pepkat]、2cmx10cm、330 λ、7μ、展間速度:9ml/分、230nm、溶離液:A=5mM Na2H PO4:B=5mM Na2HPO4+1M NaC1、溶離傾斜:5%からi oo%60分)。28.17分のピーク(第14図)は、基準物質のものと一致 した。第2段階の精製として、脱塩のときと同様のRP−)IPLcを行なった (バーコシル・プロ [Parcosil Prol 、2cmX 10cm、 300^、7μ、層邊屯幻斐: 7 m17分、230nm、溶離液:A=0. 1%トリフロロ酢酸水溶液、B=l−リフロロ酢酸の0,1%アセトニトリル/ 水4:1溶液、溶離傾斜二〇%から100%Bで60分)。収量は6.6mg  (1,5mmol : 14%)だフた630゜80分にピークが表われたく第 15図’)−C18物質を用いた分析用RP−HPLCでは、鋭い単一のピーク が表われた(第16図)。
合成物が、hPTH−(1−37)の−次構造を有していることは、質量スペク トル(プラズマ脱着法、バイオ−イオン、アプライド・バイオシステム[Blo −1on、 Applied Biosyst、em] )および気相アミノ酸 丘汐1]分析装fi470A型(アプライド・バイオシステム社製[Appli ed BiosystemJ)による相補配列分析で確認した。合成したhPT H−(1−37)の生物活性は、腎臓動脈と肺動脈とでの筋収縮の差を潤定する 機能テストで確認した。このテストの結果、合成物は確かに生物活性を有してい ることが分った。
実施例3 体内を循環している生物活性ヒトPTHがhPTH−(1−37)であることの 証明実施例1に記載したように、血液0液をクロマトグラフィーによって処理し 、実施例2で合成したhPTH−(1−37)を参照物質として利用した(第1 0図)。こうして、hPTHの放射能免疫分析に対してアミノ領域で特異的な免 疫反応性を示す、血液0液から得たフラクションを決定することができた。この フラクションを実施例1と同様にして精製し、hPTH−(1−37)であるこ とを確認した。パーコシルRPカラム・クロマトグラフを用いることで、h P TH−(1−37)を、他のhPTHフラグメント(第40図)、すなわちh  PTH−(1−33)、hPTH−(1−34)およびhPTH−(1−38) から明確に分離することかできることで証明できた。
実施例4 hPTH−(1−37)の生物活性 を証明するためのフラクション分析 ラットに、ヒト・パラトルモンのペプチドhPTH−(1−33)、h PTH −(1−37)およびhPTH−(1−38)を投与して、その後のファエオク ロモシトマ(phaeochroIIOcytoma)細胞(PC−12)内で の環状3°、5′ −アデノシン1リン酸(cAMP)レベルの変化を斜へた。
予備実験では、PTHを加えるとラットのファエオクロモシトマ細胞内のcAM Pレヘルは増加した。このことに基づいて、合成したhPTH−(1−37)の 活性と他のN末端PTHフラグメント[hPTH−(1−33)とhPTH−( 1−38)]の活性とを、この細胞系で比較した。
実験には、PC−12細胞を用いた。細胞は、10m1のし一グルタミン酸20 0M(ギブコ[Gibco1社製)、10%のウマ血清、5%FC3場よび1% のペニシリン/ストレプトマイシンによってRPMI培地(ギブコ[Gibco ]社製)で培養した。ホスホシエステラーゼ墾害剤として、シグマ[SigIa a]社製4−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)を用いた。培養容 器は、ポリーL−ロイシンで表面処理をした24個のへこみ(直径16mm)が 設けられているものを用いた。表面処理は、殺菌口過したポリーL−ロイシン溶 液(100mg/l)を37℃で1時間かけて塗布することで行なった。
以下のhPTHペプチドについて実験をした。
hPTH−(1−33)(分子量:3971.2.ペプチド含量=769%)h PTH−(1−37)(分子量:4401.o;ペプチド含量ニア4.5%)h PTH−(1−38)(分子量: 4458.0 ;ペプチド含量:81.8% )濃い細胞シートを形成した細胞(約4−8日後)を実験に使用した。実験培養 は室温で1mlの細胞培地で行なった。実験の直前にPTHペプチドを細胞培地 で希釈してから、1.5X105の細胞を、10−’MのIBMXの存在下で1 0−’MのhPTH−(1−33)、hPTH−(1−37)およびhPTH− (1−38)とともに、0.2.5.5.10および20分間培養した。1蛋の ため、I BMXだけで20分間培養する実験も行なった。数値は、3回行なっ た結果から得た平均値±R準偏差である(il1図参照)。
もう一つ別の実験として、2.2xlO’のPC−12細胞を10−’MのIB Mxの存在下で、そhぞれ、10−” (2回行rtッだ)、1Q−10,10 −9,10−8および10−’MのhPTH−(1−33)、hPTH−(1− 37)およびhPTH−(1−38)とともに5分間培養した試料を、各々3試 料づつ調製し、細胞内のcAMP濃度を測定した。PTHを含まないI BMX だけの参照試料の値は、18,0.26.1.20.9であった。示した数値は 、平均値上標準偏差である(第12図参照)。
PTHとI BMXとは、同時に添加した。培地を吸引除去したのち、1mlの 99%エタノールを加えて反応を終らせた。細胞を削り取り、エタノールでプラ スチック製チューブ(グライナー[Gre 1ner1社製)に移した。培養容 器を66%エタノールで洗い、上記のチューブ内のエタノール溶液と合わせて、 遠心分離した。得られた上澄みを、窒素ガスをパージした状態で、水浴上で蒸発 させた(50℃)、cAMPの濃度は、放射能免疫分析キット(NEN社製)を 用いて測定した。この測定は製造者の指示通りに行なった。測定に使用したcA MP標慮物質、cAMP抗血清錯体、cAMP ”I−トレサー、cAMP担体 血清およびcAMP沈殿剤の使用量は、製造者が指示した量の50%であった。
結果から、実験を行なった細朧内渠で、hPTH−(1−37)の活性は、他の 非内因的なPTHペプチドの活性と大きく異なっていることが分った。このこと から、上記に示したような、これらのペプチドの構造の違いが、PTH受容体− アデニレートシクラーセ系の活性化に影響を及ぼすたけでなく、抗原性にも影響 すると考えられる。
実施例5 円二色性によるパラトルモン・フラグメントhPTH−(1−33)、hPTH −(1−37)およびhPTH−(1−38)の二次構造に関する研究ジャスコ DP−500テータ・プロセッサーと組合せたジャスコJ−500自記偏光分光 計を用いて、円二色性を測定した。二次構造を決定するために、測定は、光路長 1mmの厳選された石英製セルを使用して、室温で190nmから240nmの 範囲で行なった。パラトルモンの濃度は、hPTH−(1−33)は50μg/ ml、hPTH−(1−37)が50μg/ml、そしてhPTH−(1−38 )も50μg/mlであった。溶媒は、10mMのトリス)IC!緩衝液pH7 ,5を用いた。(他の泗足条件:悪度2ミリ度/ c m、時定数2秒、記録計 速度4nm/分、波長記録エクスパンション5nm/cm)。第13図に示した 曲線は、hPTH−(1−33)、hPTH−(1−37)およびh PTH− (1−38)の各々についての4回の測定結果からベースラインを差し引いて得 られた信号の平均である。
二次構造の決定は、リードとキンセルによって述べられている方法(Reed  andに1nzel、 Biochemistry 23.1357−1362 .1984)によって行った。得られたデータからの計算で、hPTH−(1− 38)の二次構造は、α−ヘリックスの比率が約27%であることが分った。こ れに対して、アミノ酸一つ分だけ短いh PTH−(1−37)フラグメントで は、はるかに多く、約40−45%であった。また、hPTH−(1−33)の α−へリックスは、hPTH−(1−38)と同様に少なかった。
二次構造か大きく異っているのために、PTHフラグメントhPTH−(1−3 7)のペプチド−受容体相互作用や免疫エピトープの性質は、他のフラグメント の場合と明らかに違うことが、この研究から分った。
実施例6 肺直管と海綿体(男性生殖器)の無線条筋に対するhPTH−(1−37)の生 物活性に関する研究肺血管と海綿体の無線条筋をヒトとウサギから外科的に採取 し、筋力の向上を測定するために、適当な器官浴システムに固定した、これらの 筋肉に、種々の収縮活性物質を作用させて予め収縮させておき、その後、10− 9モルのhPTH−(1−37)を作用させると、ヒトの器官の他の平滑筋に比 へて顕著な弛緩か起こった。このことは、hPTH−(1−37)は、肺血管を 弛緩させたり、雄性器官のll*循埋を活性化させるのに、特に適したペプチド であることを示している。
Figure 1 Figure 2 Figure 3 Figure 4 Figure 5 Figure 6 ム關 ↑OD230nm l l 、、−,1り Figure 7 フラクション Figure 9 フラクション Figure 10 分 Figure 11 時間(分) Figure 12 濃度 (−1ogM) Figure 13 波長(nm) Figure 14 分 Figure 15 分 Figure 16 分 Fi路「c17 M/Z 補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の7第1項) 平成4年 4月27日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。下記のアミノ酸配列を有するhPTHフラグメントー(1−37)、および 、その天然および薬学的に同等な誘導体、特に、アミド化、アセチル化、ホスホ リル化およびグリコシル化されたhPTHフラグメントー(1−37)誘導体。 アミノ酸配列:【配列があります】 2。請求項1のhPTHフラグメントー(1−37)、または、その誘導体の製 造法であって、前記フラグメントを原核もしくは真核生物の発現により調製し、 クロマトグラフィーにより精製することを特徴とする製造法。 3。請求項1のhPTHフラグメントー(1−37)、または、その誘導体の製 造法であって、前記フラグメントをヒトの血液から、従来のクロマトグラフィー を用いた公知の方法によって単離することを特徴とする製造法。 4。請求項1のhPTHフラグメントー(1−37)、または、その誘導体の製 造法であって、hPTHフラグメントー(1−37)を、特定の配列を含む保護 されたアミノ酸群から従来の方法によって固相もしくは液相で形成し、保護基を はずし、その後、クロマトグラフィーを用いた、確立された精製法で精製するこ とを特徴とする製造法。 5。請求項1の、もしくは請求項2から4のいずれかによって製造された、人体 内を循環している副甲状腺ホルモン、すなわち、hPTHフラグメントー(1− 37)を、活性成分として他の補助的な成分や添加物とともに含んでいることを 特徴とする医薬品。 6。請求項5の医薬品を、副甲状腺の病気、特に、その機能不全(副甲状腺機能 不全症)の治療に用いることを特徴とする使用。 7。請求項5の医薬品を、骨が変性する病気、特に、骨粗鬆症の治療に用いるこ とを特徴とする使用。 8。請求項5の医薬品を、回復期の骨折治療に用いることを特徴とする使用。 9。請求項5の医薬品を、血圧の上昇を伴なう心臓血管の病気、特に、本態性緊 張亢進症の治療に用いることを特徴とする使用。 10。請求項5の医薬品を、肺循環系の血圧の上昇を伴なう肺の病気、特に、原 発性肺緊張亢進症の治療に用いることを特徴とする使用。 11。請求項5の医薬品を、電解質の排出不調を伴なう腎臓の病気、特に、リン 酸塩とカルシウムの排出不調を伴なう重症の腎不全の治療に用いることを特徴と する使用。 12。請求項5の医薬品を、請求項6から11に記載した病気の治療に用いる使 用であって、この医薬品を適当な形態にして、これらの病気の集中治療に用いる ことを特徴とする使用。 13。請求項5の医薬品を、男性インポテンツの治療に用いる使用であって、製 薬的に適当な薬剤、とくに注射液の形態にして、単独もしくはカルジオジラチン /ウロジラチンおよび/またはカルシトニン/遺伝子関連ペプチド(CGRP) など他のペプチドと組合せて、受精治療やインポテンツの治療のために、1回当 り1から10μgのhPTH−(1−37)を、好ましくは男性器官に投与する ことを特徴とする使用。 14。請求項5の医薬品を、病気、とくに請求項6から13のいずれかの病気の 診断に用いる使用であって、合成ペプチドに対する特定の抗体を形成し、血液中 のhPTH−(1−37)の濃度を免疫分析によって測定することを特徴とする 使用。 15。請求項5の医薬品を、種々の薬剤の形態、とくにマンニトールを用いた凍 結乾燥剤にし、消毒したガラス容器中で生理的食塩水および/または注射液に溶 解して、1回の治療当り300μgから30m8のhPTH−(1−37)が投 与されるような、反復的な注射および/または恒久的注入に用いることを特徴と する使用。
JP03500084A 1989-10-27 1990-10-25 hPTHフラグメント(1―37)とその誘導体 Expired - Fee Related JP3135122B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3935738.4 1989-10-27
DE3935738A DE3935738A1 (de) 1989-10-27 1989-10-27 Arzneimittel, enthaltend das humane parathormon-fragment (1-37) als aktiven wirkstoff
PCT/EP1990/001807 WO1991006564A1 (de) 1989-10-27 1990-10-25 hPTH-FRAGMENT-(1-37), SEINE HERSTELLUNG, DIESES ENTHALTENDE ARZNEIMITTEL UND SEINE VERWENDUNG

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05505594A true JPH05505594A (ja) 1993-08-19
JP3135122B2 JP3135122B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=6392300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03500084A Expired - Fee Related JP3135122B2 (ja) 1989-10-27 1990-10-25 hPTHフラグメント(1―37)とその誘導体

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0497915B1 (ja)
JP (1) JP3135122B2 (ja)
AT (1) ATE121424T1 (ja)
AU (1) AU643725B2 (ja)
CA (1) CA2071538C (ja)
DE (2) DE3935738A1 (ja)
DK (1) DK0497915T3 (ja)
ES (1) ES2071837T3 (ja)
GR (1) GR3015909T3 (ja)
WO (1) WO1991006564A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105739A (ja) * 1998-04-28 2011-06-02 Nps Pharmaceuticals Inc タンパク質製剤
JP2016528173A (ja) * 2013-08-21 2016-09-15 カディラ ヘルスケア リミテッド Pthの精製方法

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4039656A1 (de) * 1990-12-12 1992-06-17 Bissendorf Peptide Gmbh Arzneimittel, enthaltend das humane parathormon-fragment (1-37) in der form des amids oder ethylamids als aktiven wirkstoff
JPH07502507A (ja) * 1991-12-17 1995-03-16 プロクター、エンド、ギャンブル、ファーマスーティカルズ、インコーポレーテッド ビスホスホネート類及び副甲状腺ホルモンを用いた骨粗鬆症の治療方法
DE4203040A1 (de) * 1992-02-04 1993-08-05 Boehringer Mannheim Gmbh Neue parathormonfragmente, deren herstellung und diese enthaltende arzneimittel
US5496801A (en) * 1993-12-23 1996-03-05 Allelix Biopharmaceuticals Inc. Parathyroid hormone formulation
DE4434551A1 (de) * 1994-09-28 1996-04-04 Forssmann Wolf Georg Prof Dr D Peptide aus der Sequenz des hPTH (1-37)
DE19517430A1 (de) * 1995-05-12 1996-11-14 Boehringer Mannheim Gmbh Pharmazeutische Darreichungsform von Parathormon mit einer zwei- bis sechsstündigen Wirkstoff-Freisetzungsperiode
US6136564A (en) * 1995-11-16 2000-10-24 Roche Diagnostics Gmbh Process for the production of peptides by way of streptavidin fusion proteins
SE9702401D0 (sv) 1997-06-19 1997-06-19 Astra Ab Pharmaceutical use
CN1210059C (zh) * 1997-09-09 2005-07-13 弗·哈夫曼-拉罗切有限公司 使用PTHrP类似物的骨折愈合
MY120063A (en) * 1997-12-09 2005-08-30 Lilly Co Eli Stabilized teriparatide solutions
US6770623B1 (en) 1997-12-09 2004-08-03 Eli Lilly And Company Stabilized teriparatide solutions
US20040033950A1 (en) 2000-09-26 2004-02-19 Hock Janet M. Method of increasing bone toughness and stiffness and reducing fractures
AR033639A1 (es) 1998-08-19 2004-01-07 Lilly Co Eli Uso de hormonas paratiroideas para preparar medicamentos para reducir el riesgo de fracturas oseas vertebrales o no vertebrales en seres humanos con riesgo de padecer o que padecen osteoporosis
US6689566B1 (en) 1999-01-14 2004-02-10 Scantibodies Laboratory, Inc. Methods, kits, and antibodies for detecting parathyroid hormone
US7820393B2 (en) 1999-01-14 2010-10-26 Scantibodies Laboratory, Inc. Methods, kits and antibodies for detecting parathyroid hormone
US6923968B2 (en) 2000-08-10 2005-08-02 Scantibodies Laboratory, Inc. Cyclase inhibiting parathyroid hormone antagonists or modulators and osteoporosis
US7893021B2 (en) 1999-06-02 2011-02-22 Scantibodies Laboratory, Inc. Parathyroid hormone antagonists and uses thereof
US6524788B1 (en) 2001-11-02 2003-02-25 Thomas L. Cantor Methods for monitoring and guiding therapeutic suppression of parathyroid hormone in renal patients having secondary hyperparathyroidism
US7056655B2 (en) 2001-11-02 2006-06-06 Scantibodies Laboratory, Inc. Methods for monitoring and guiding therapeutic suppression of parathyroid hormone in renal patients having secondary hyperparathyroidism

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3243358A1 (de) * 1982-11-24 1984-05-24 Rolf Dieter Prof.Dr. 3004 Isernhagen Hesch Synthetisches humanes (1-38) parathormon-fragment, verfahren zu seiner herstellung und die verwendung zur behandlung der osteoporose
US4771124A (en) * 1987-05-26 1988-09-13 Merck & Co., Inc. Parathyroid hormone antagonists with simplified synthetic methodology

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105739A (ja) * 1998-04-28 2011-06-02 Nps Pharmaceuticals Inc タンパク質製剤
JP2016528173A (ja) * 2013-08-21 2016-09-15 カディラ ヘルスケア リミテッド Pthの精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
ATE121424T1 (de) 1995-05-15
DE3935738A1 (de) 1991-05-08
CA2071538C (en) 2000-09-19
DK0497915T3 (da) 1995-09-25
GR3015909T3 (en) 1995-07-31
EP0497915B1 (de) 1995-04-19
EP0497915A1 (de) 1992-08-12
AU6871291A (en) 1991-05-31
AU643725B2 (en) 1993-11-25
ES2071837T3 (es) 1995-07-01
JP3135122B2 (ja) 2001-02-13
WO1991006564A1 (de) 1991-05-16
CA2071538A1 (en) 1991-04-28
DE59008949D1 (de) 1995-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05505594A (ja) hPTHフラグメント(1―37)とその誘導体
RU2269354C2 (ru) Агонисты рецептора-3(r3) пептида-активатора гипофизарной аденилатциклазы(расар) и способы их фармакологического применения
RU2198182C2 (ru) Аналоги гормона паращитовидной железы
MXPA06010205A (es) Metodo y composiciones para el tratamiento de trastornos gastrointestinales.
US20060199765A1 (en) PTH functional domain conjugate peptides, derivatives thereof and novel tethered ligand-receptor molecules
JP4541899B2 (ja) ラクタム架橋を有する、コンホメーションが制限された副甲状腺ホルモン(pth)アナログ
US5911997A (en) Relaxin-like factor and methods and uses thereof
JPH0674279B2 (ja) 成長ホルモン放出性因子類似体及びその製造方法
JPH06500311A (ja) ヒスチジン置換されたヒト成長ホルモン放出因子類縁体
JP4837888B2 (ja) コンホメーションが拘束された副甲状腺ホルモン(pth)類似体
Zhou et al. Unique cholecystokinin peptides isolated from guinea pig intestine
EP0289314A2 (en) Use of IGF-II in the treatment of bone disorders
JP2819467B2 (ja) 新規なカルジオジラチン断片およびその製造方法
CA2087190A1 (en) Parathyroid hormone analogues modified at positions
US6440421B1 (en) Treatment of bone disorders with adrenomedullin or adrenomedullin agonists
JPH1077295A (ja) 副甲状腺ホルモンおよび副甲状腺ホルモン関連ペプチドのアナログの合成方法
KR970009353B1 (ko) 초고활성 인체 인슐린 동족체
US5744444A (en) HPTH-fragment-(1-37), the preparation thereof, medicaments containing same and the use thereof
Orlowski et al. Biologically potent analogues of salmon calcitonin which do not contain an N‐terminal disulfide‐bridged ring structure
EP0687270B1 (en) Osteogenic growth oligopeptides and pharmaceutical compositions containing them
US8143374B2 (en) Polypeptide derivatives of parathyroid hormone (PTH)
Minamino et al. Biological and immunological characterization of corticotropin-releasing activity in the bovine adrenal medulla
STEWART et al. Synthetic parathyroid hormone-like protein-(1–74): Biochemical and physiological characterization
EP0384731A2 (en) Osteogenic growth polypeptides identified from regenerating bone marrow
Funakoshi et al. Stimulatory effects of islet amyloid polypeptide (amylin) on exocrine pancreas and gastrin release in conscious rats

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees