JPH05505105A - 高温度逆転写酵素 - Google Patents
高温度逆転写酵素Info
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- C12Q2600/158—Expression markers
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(b)熱活性ポリメラーゼ;
(c)逆転写酵素用緩衝溶液;および
(d)MnCI!z溶液
を含んでなるキット。
32.4種の異なるデオキシリボヌクレオシドトリホスフェートの各々を更に含
んでなる請求の範囲第31項に記載のキット。
33、前記熱活性ポリメラーゼが、nTaq、nTth、94kDa rTaq
、5toffel断片、およびrTthからなる群から選択される請求の範囲第
31項に記載のキット。
34、前記M n Cl !が、約0.8および1.4mMMnCl!tの間の
最終濃度を与えるべく、逆転写反応において使用するために好適な量をもって存
在する請求の範囲第31項に記載のキット。
35、PCR実施のための緩衝溶液を更に含んでなる請求の範囲第32項に記載
のキット。
368正の対照RNAおよび正の対照RNA逆転写用プライマを更に含んでなる
請求の範rMI!32項に記載のキット。
37.前記逆転写緩衝溶液が、約50−1050−1O0の間の最終濃度を与え
るべく逆転写反応において使用するために好適な量をもってKCj7を更に含有
してなる請求の範囲第34項に記載のキット。
38、PCR実施のための前記緩衝溶液が、EGTAを含むキレート形成緩衝溶
液として好適なものである請求の範囲第35項に記載のキット。
39、溶液中にMgC1xを更に含んでなる請求の範囲第38項に記載のキット
。
40、前記成分か、下記の最終濃度:
0.2−2mM EGTA
1−10% グリセロール
50−125mM KCf
1 3mM MgCl2
を与えるべく PCR反応における使用に適した量をもって存在する請求の範囲
第38項に記載のキット。
明 細 書
高温度逆転写酵素
本発明は、分子生物学の分野に関連し、リボ核酸(RNA)配列の複写および増
幅のための改良された方法を提供するものである。好ましい実施態様において、
本発明は、熱活性(thermoac t 1ve)DNAポリメラーゼを使用
するRNAテンプレートからの相補的複写物の合成方法を提供する。別の側面に
おいて、本発明は、熱活性DNAポリメラーゼを使用するRNAテンプレートか
らのDNA分節の増幅方法を提供する。
「逆転写酵素」なる用語は、RNA−依存性DNAポリメラーゼとして特徴付け
られるポリメラーゼの種類を記述するものである。公知のすべての逆転写酵素は
、RNAテンプレートからDNA転写物を合成するためにプライマを必要とする
。歴史的には、逆転写酵素は、初期においてm RN AをcDNAに転写する
ために使用され、このcDNAは、更に操作するためのベクター中にクローン化
され得る。
トリ筋芽細胞腫ウィルス(AMV)逆転写酵素が、最初に広く使用されたRNA
−依存性DNAポリメラーゼであった(VermaS 1977、Bioche
m。
Biophys、Acta 473:1)。核酵素は、5−−3−RNA一方向
性DNAポリメラーゼ活性、5−−3”DNA一方向性DNAポリメラーゼ活性
、およびRNaseH活性を有している。RNaseHは、RNA−DNAハイ
ブリッドのRNAm1に対して特異的な前進的5゛および3′リボヌクレアーゼ
である公知のウィルス性逆転写酵素は、校正に必要な3′→5′エキソヌクレア
ーゼ活性を欠いているために、転写における誤りを逆転写酵素により正すことは
できない(Saundersおよび5aunders、1987、Croom
He1m、London)o AMV逆転写酵素の活性およびそれに伴われるR
NaseH活性の詳細な研究は、Bergerらの、1983、Biochem
istry 22:2365−2372によって示されている。
Bergerらは、RNA転写における律速段階か、付加的ヌクレチオド類の連
続する重合よりむしろ転写反応の開始にあることを見出した。この制限を克服す
るために、触媒量よりむしろ化学量論的量の逆転写酵素の使用がしばしば推奨さ
れている(Buellらの、Chem、253 :2483−2495 ;Yo
oらの、01ca7amaおよびBergの、1982、Mo1. Ce11.
Biol、2:161−170) 。
しかしなから、化学量論的量の逆転写酵素を使用した場合、低水準のRNa s
eH活性が育意なものとなって、断片化cDNAの原因となり制限されたcD
NA収率をもたらすであろう。Chr is topherらの1980、Eu
r、J、Biochem、Ill:4190−4231、およびMichels
onらの、1983、Proc、Natl、Acad、Sci、USA 80:
472−476は、cDNA反応物中にRNa s e阻害剤を含めることで、
この問題が緩和されることを示唆した。
E、cali等の中温微生物から単離されたDNAポリメラーゼは、広く研究さ
れている(例えば、Chem、241 :5419−5427参照)。
E、coli DNAポリメラーゼI(Pol I)は、ニック−トランスレー
ション反応、DNA配列決定、インビトロ変異生成、第2鎖cDNA合成、ポリ
メラーゼ連鎖反応(PCR)およびリンカ連結のための平滑末端形成等を含む数
多くの応用に作用である(Maniatisらの、1982、
Mo1ecular Cloning:ALaboratory Manual
、ColdSpring Harbor、New York)。
いくつかの研究室は、ある種のDNAポリメラーゼはインビトロにおけるRNA
の逆転写か可能であることを示している(Karkasの、1973、Proc
Nat、Acad、Sci、USA、71 :l035−1039;ならびにW
ittigおよびWittigの、1978、Nuc、Ac1d Res、5:
1165−1178)。Gulatiらは、E、coljPal Iか、オリゴ
(dT)、。をプライマとして使用してQβウィルス性RNAを転写するために
使用され得ることを見出した。W i t t i gおよびWittigは、
E、coli Pol Iが、オリゴ(dA)を用いて酵素的に延長されたtR
NAを逆転写するために使用され得ることを示した。しかしながら、Gulat
iらか示したように、必要な酵素量および小さいcDNA生成物は、E、col
i Pal Iの逆転写酵素活性か実際的な価値をほとんど持たないことを示唆
している。
存在する核酸配列を、その最初に存在する量に比へ大量に増幅するための熱安定
性酵素の使用は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)工程が記述されている米国特
許第4.683,195号および第4,683,202号に記載されている。こ
れらの特許を、ここに参考として組入れる。プライマ類、テンプレート、ヌクレ
オシドトリホスフェート類、適当な緩衝液および反応条件、ならびにポリメラー
ゼか、PCR工程においては使用され、これは標的DNAの変性、プライマ類の
ハイブリッド形成、および相補鎖の合成を含む。各プライマの伸長生成物は、所
望の核酸配列の生成のためのテンプレートになる。これらの特許には、使用され
るポリメラーゼが熱安定性酵素である場合に、熱によって該ポリメラーゼ活性か
破壊されないことから、各変性工程の後にポリメラーゼを追加する必要がないこ
とが開示されている。
熱安定性DNAポリメラーゼは、例えばPCRによるDNA増幅の実施における
ような短時間について、93−95°Cに加熱された場合にも恒久的に不活性化
されることはない。これと対照的に、この昇温下では、E。
coli DNA Pal Iおよび従来記述されている逆転写酵素は、不活性
化される。
Thermus aquaticus(Taq)由来の熱安定性DNAポリメラ
ーゼは、ここに参考として組入れるLawyerらの1989、J、Biol。
Chem、246:6427−6437ならびに米国特許第4,889,818
号および同時に係属する1988年1月12日出願の出願番号第143,441
号に記述されているように、クローン化され、発現され、組換え細胞から精製さ
れている。T、aquaticusから単離された粗製のDNAポリメラーゼ活
性調製物は、他にも記述かある(Chienらの、1976、LBacteri
ol、127:1550−1557およびKaledinらの、1980、Bi
okymiya45:644−651)。
Thermus thermophilus (Tth)由来の熱安定性DNA
ポリメラーゼも精製され、ここに参考として組入れる1989年12月20日出
願の、本願と共通して誼渡された係属中の出願番号第455,967号に記述さ
れている。該′967特許出願には、Thermus thermophili
s由来のTth DNAポリメラーゼ酵素をコードする遺伝子か同定され、クロ
ーン化されたことも記述されている。組換えTthは、熱安定性酵素の調製につ
いて別法を提供する。Thermotoga maritima由来の熱安定性
DNAポリメラーゼは、ここに参考として組入れる1990年8月13日出願の
同時係属中の代理人整理番号第2570号に記述されている。
PCRは、増幅のために核酸テンプレートおよび適当なプライマ類を必要とする
。増幅されるべきDNAは、プラスミド中に含まれるか、または不均質試料中に
含まれる合成的または遺伝子的なものであってもよい。増幅されるべきヌクレオ
チド配列かRNAである場合には、該核酸分子は最初にプライマの存在下で逆転
写酵素により処理され、増幅のためのcDNAテンプレートか与えられる。本発
明以前においては、RNAの増幅は、例えばモロニーネズミ白血病ウィルス逆転
写酵素(M。
MuLV RT)またはAMV−RT等を用いた逆転写工程を必要とし、次いで
得られた単@ c D N AのDNAポリメラーゼを用いた処理か行われた。
RNAの増幅は、単一の酵素を用いたRNAの逆転写およびDNAの増幅のため
の方法か利用可能であることによりかなり単純化され得る。
本発明は、この要求に向けられたもので、熱活性DNAポリメラーゼによる高温
度cDNA合成を提供する。
本発明は、また唯一つの酵素である熱安定性DNAポリメラーゼのみを必要とす
るRNA配列の効率的増幅方法を提供する。これらの方法は、現在知られている
方法より単純かつ増大した特異性をもたらす。
−側面において、本発明は、RNAテンプレートの逆転写方法を提供するもので
、該方法は、前記RNAテンプレートを含む試料を、前記RNAテンプレートに
対してこれにハイブリッドするために充分に相補的であるオリゴヌクレオチドプ
ライマ、および熱活性DNAポリメラーゼと共に、4種のデオキシリポヌクレオ
シドトリホスフェート類の存在下、適切な緩衝溶液中において、前記プライマか
前記RNAテンプレートにハイブリッドし、かつ前記熱活性DNAポリメラーゼ
が前記デオキシリボヌクレオシドトリホスフェートの重合反応に対して触媒作用
して前記RNAテンプレートの配列に対して泪補的なcDNA配列を形成するた
めに充分な温度にて処理することを含んでなる。
別の面において、本発明は、RNAテンプレートの増幅方法を提供するもので、
該方法は、(a)試料を、標的RNAに対してこれにハイブリッドするために充
分に相補的である第1のプライマ、および熱活性DNAポリメラーゼと共に、4
種のデオキシリボヌクレオシドトリホスフェート類の存在下、適切な緩衝溶液中
において、前記第1のプライマが前記標的RNAにハイブリッドし、かつ前記熱
活性DNAポリメラーゼが前記デオキシリボヌクレオシドトリホスフェートの重
合反応に対して触媒作用して前記標的RNAの配列に対して相補的なcDNA配
列を形成するために充分な温度にて処理し: 〜(b)工程fa)で形成された
前記cDNAを処理して単鎖cDNAを与え;(C)工程(blで形成された前
記単鎖cDNAを、少なくとも一つの単鎖cDNA分子にハイブリッド可能であ
り、かつ熱安定性DNAポリメラーゼの存在下、二重鎖cDNA分子の生成に適
切な条件のもとに伸長生成物の合成開始を可能とする第2のプライマと共に処理
し:ならびに(dl工程(C)の二重@ c D N A分子をポリメラーゼ連
鎖反応により増幅することを含んでなる。
また別の面において、本発明は、生物学的試料中の特定の標的RNA配列の検出
方法を提供するもので、該方法は、(al前記試料を、前記標的RNAに対して
これにハイブリッドするために充分相補的であるプライマ、および熱活性DNA
ポリメラーゼと共に、4種のデオキシリボヌクレオシドトリホスフェート類の存
在下、適切な緩衝溶液中において、前記プライマが前記標的RNAにハイブリツ
ドし、かつ前記熱活性DNAポリメラーゼが前記デオキシリボヌクレオシドトリ
ホスフェートの重合反応に対して触媒作用して前記標的RNA配列に対して相補
的なcDNA配列を形成するために充分な温度にて処理し;(b)工程(alで
形成されたcDNAを処理して単鎖cDNAおよびRNAテンプレートを与え:
ならびに(C)前記cDNAの存在を検出することを含んでなる。
本発明の別の側面において、7th DNAポリメラーゼが、組換え宿主細胞か
ら精製される。該精製蛋白質は、一般的にはDNAポリメラーゼとして機能し、
また好ましい実施態様において逆転写酵素として機能する。
図1は、MgCztおよびM n CI!!緩衝溶液中における、E、coli
Pol! I、TaqおよびM o MuLV逆転写酵素の逆転写酵素活性の
比較を示すグラフである。
図2は、Tthポリメラーゼ、94kDa rTaqDNAポリメラーゼ、およ
びAmp 11Taq”DNAポリメラーゼ、5tottel断片(62kDa
rTaqとも称される)により触媒作用を受ける、種々のMn’+濃度における
RNAテンプレートの逆転写を比較するグラフである。
図3は、例Vに記述される結合RT/PCRアッセイの結果を示す図である。
図4は、種々の量の全細胞RNAを使用した例■に記述される結合RT/PCR
アッセイの結果を示す図である。
図5は、RTおよびPCRアッセイに別の熱安定性酵素を使用したRT/PCR
アッセイの結果を示す図である。
本発明は、RNAを効率的に転写し、増幅する改良された方法を提供するもので
ある。これらの改良は、熱活性DNAポリメラーゼの従来未知であった性質の発
見および応用によって達成される。該方法は、任意の所望のRNA標的の逆転写
および増幅について単−酵素法を提供するもので、一種より多い酵素を必要とす
る従来方法に取って替わるものである。
該方法は、前記RNAテンプレートを含む試料を、前記RNAテンプレートに対
してこれにハイブリッドするために充分相補的であるプライマ、および熱活性D
NAポリメラーゼと共に、4種すべてのデオキシリボヌクレオキシドトリホスフ
ェート類の存在下、適切な緩衝溶液中において、前記プライマが前記RNAテン
プレートにハイブリッドし、かつ前記熱活性DNAポリメラーゼが前記デオキシ
リボヌクレオシドトリホスフェートの重合反応に対して触媒作用して前記RNA
テンプレートの配列に対して相補的なcDNA配列を形成するために充分な温度
にて処理することを含んでなる。本発明に従うと、該DNAポリメラーゼは、熱
活性であると共に熱安定性であることかできる。
別の面において、RNAテンプレートへのアニール化に適したプライマは、PC
Rによる増幅にも好適である。
PCRのために、逆転写されたcDNA鎖に相補的な第2のプライマは、伸長生
成物の合成の開始部位を与える。
周知のように、熱安定性DNAポリメラーゼは、DNAテンプレート上にてこの
伸長反応に対して触媒作用可能である。しかしながら、本発明以前においては、
該酵素がRNA依存性逆転写反応にも触媒作用をし得ることを何人も認識しなか
った。
熱活性DNAポリメラーゼによるRNA分子の増幅においては、最初の伸長反応
はRNAテンプレートを使用する逆転写であって、DNA鎖が生成される。DN
Aテンプレートを使用する第2の伸長反応は、二重MDNA分子を生成する。か
くして、熱活性DNAポリメラーゼによるRNAテンプレートからの相補的DN
A鎖の合成は、増幅のための出発材料を与える。
本発明の別の面において、熱安定性DNAポリメラーゼは、結合された、−酵素
の逆転写/増幅反応において使用され得る。
本発明は、試料中のRNA標的分子検出のための単純化され、かつ改良された方
法を提供する。これらの方法は、逆転写、第211 c D N A合成、およ
び所望によりPCRにより増幅について触媒作用されるために熱安定性DNAポ
リメラーゼを使用する。かくして本発明は、従来方法か2種類必要としていた酵
素をlfl類のみ必要とする方法を提供する。従来方法は、各工程に異なった酵
素を使用することにより必要とされる2組の熟成条件をも要した。本発明の方法
は、従来のRNAクローニングおよび診断方法に比へ、特異性か有意に増大し、
かつ工程かより少ないRNAの転写および増幅方法を提供する。これらの方法は
、研究室または臨床分析のためのキットにおける使用にも適用できる。
本発明は、多くの供給源由来のRNAの転写および増幅に好適である。RNAテ
ンプレートは、例えばウィルスまたは細菌核酸調製物等の生物由来の核酸調製物
中に含まれてもよい。該調製物は、細胞破砕物、およびその他の成分、精製全R
NAまたは精製mRNAを含んでもよい。RNAテンプレートは、試料中の異種
RNA分子の母集団または特定の標的RNA分子であってよい。
本発明方法における使用に適したRNAは、特定の標的RNAを含むと予想され
る生物学的試料に含まれていてもよい。該生物学的試料は、例えば血液試料また
は生組織試料等のRNAか試料の微少部分であるような異種的試料であってもよ
い。従って、該方法は、臨床的検出および診断のために有用である。該RNA標
的は、特定の疾患または感染性物質の指示物質であってもよい。
RNAは、種々の方法により調製され、その選択は試料供給源および利用可能性
に依存するであろう。RNAの調製方法は、Davisらの、1986、Ba5
ic Methods in
Molecular Biology。
Elsevier、NY、第11章;Au5ubelらの、1987、Curr
ent Protocolsin Mo1ecular Bialogy、第4
章、John Wiley and 5ons、NY;Kawasakiおよび
Wangの1989、PCRTechnology、Erl ich編、5to
ckton Press NY;Kawasakiの1990、PCR
Protocols: A Guide t。
Methods and Applications。
Inn1sら編、AcademicPress。
San Diego+ ならびにW a n gおよびMarkの、1990、
PCRProtocols:A Guide to Methods andA
pplications、Inn1sら編。
Academic PresslSan Diegoに記述されており、これら
をここに参考として組入れる。
例示的実施態様において、RNAテンプレートは、インビトロでT7RNAポリ
メラーゼ転写によりDNAテンプレートから合成された。cRNAと称される得
られたRNAテンプレートは、ゲル電気泳動またはすりゴ(clT)クロマトグ
ラフィー等を含む種々の手段により精製され得る(ここに参考として組入れる、
W a n gらの、l989、Proc、Natl、Acad、Sci。
86:9717、および共通して膿渡されている係属中の米国特許出願第413
.623号(1989年9月28日出願)を参照)。
本発明方法の第1の工程は、RNAテンプレートか適切なプライマと結合するこ
とを必要とする。ここで使用されているように、「プライマ」なる用語は、プラ
イマ伸長生成物の合成か開始される条件下、すなわち、4種の異なるヌクレオシ
ドトリホスフェートおよび熱安定性酵素の存在下で適切な緩衝溶液(「緩衝溶液
」は、pH、イオン強度、補因子等を含む)中、適切な温度において、核酸テン
プレートにアニール化した場合にDNA合成の開始点として作用し得るオリゴヌ
クレオチドを指す。開示される方法の工程(a)において好適なプライマは、R
NAテンプレートにハイブリットし得る。特定のRNA標的分子に対して充分に
相補的な配列を存するプライマは、もし存在する場合には、特定の標的RNA分
節に対して相補的な第1のcDNA鎖の合成開始のために使用され得る。該プラ
イマは、熱安定性酵素の存在下、伸長生成物の合成を開始するために充分な長さ
を有する。該プライマは、オリゴ(dT)等のオリゴデオキシリボヌクレオチド
であってもよい。
オリゴ(dT)は、mRNA類のポリアデニル化(ポリA)配列にハイブリット
し、mRNA類の異種的母集団からのcDNA合成のプライマを提供する。はと
んとの真核性mRNAは、3″末端にポリA配列を含むため、オリゴ(dT)プ
ライマは、本発明方法において一般的な用途、例えばcDNAライブラリの1l
ll!等における用途を有している。
該プライマは、典型的には10−35個のヌクレオチドを含むが、厳密な個数は
、本方法の成功裏の応用について臨界的なものではない。短いプライマ分子は、
テンプレートと充分安定なハイブリッド複合体を形成するためにはより低温度を
必要とする。オリゴ(dT)プライマについては、開示された方法に従うと、高
温度cDNA調製のためには長さ16−21個のヌクレオチドのものか好適であ
るが、プライマーテンプレート二重体に増大した安定性を与えてオリゴ(dT)
プライマを伸長するために、準至適温度において初期熟成に付すことが好ましい
てあろう。例えば、高温度に対して好ましい方法においては、オリゴ(dT)1
s、t+を用いる逆転写は、室温での10分間の熟成、続いて42°Cでの10
分間、最終的に70℃での25分間の熟成を含む。別法として、低温度の熟成を
、鎖長を増大したオリゴ(dT)(すなわちオリゴ(dT)si−4寥)を使用
することにより避けることができる。本発明の例において、プライマ類は、ヒト
サイトカイン類インターロイキン−1−アルファ(IL−1α)またはインター
ロイキンー2−ベータ(IL−1β)をコードするmRNA分子の一部分に相補
的なりNAである。いくつかの例において、該cDNAプライマは、合成RNA
テンプレート(cRNA)にハイブリッドする。
合成オリゴヌクレオチドは、Matteucciらの1981、J、Am、Ch
em、Soc、103:3185−3191のトリエステル法を使用して調製さ
れ得る。別法として、例えばシアンエチルホスホラミダイト化学を用いるBio
search 8700DNA合成装置による自動合成か好ましい。
プライマ伸長が起こるためには、このプライマがRNAテンプレートにアニール
しなければならない。逆転写が起こるために、該プライマのすべてのヌクレオチ
ドがテンプレートにアニールする必要はない。該プライマ配列は、テンプレート
の正確な配列を反映する必要はない。例えば、非相補的断片をプライマの5′末
端に結合し、該プライマの残部がRNAに相補的であるようにしてもよい。別法
として、該プライマ配列が、ハイブリッドが起こり、かつ相補的DNA鎖の合成
を許容するために充分にRNAテンプレートに相補的である限り、該プライマ中
に非相補的塩基を散在させることができる。
cDNA調製の従来方法は、プレアニール化工程を必要とした。該RNAテンプ
レートの2次および3次構造の不安定化が、該プライマのRNAへのハイブリッ
ドを許容するために必要であろう。一般にアニール化は、種種の手段により達成
され、アニール緩衝溶液の存在下で常法により行われる。Maniatisら(
前出文献)は、アニール緩衝溶液の例を与えている。アニール化方法は、限定さ
れるものではないか、高温度で短時間、RNA/プライマ混合物を熟成し、次い
で段階的に冷却するか、またはドライアイス/エタノール浴中て該混合物を急冷
することを含む。鎖の2次構造相互作用がcDNA合成またはプライマのアニー
ル化に干渉することを防止するために、逆転写に先立って使用される低温度にお
いて、ある研究者らは、RNAテンプレートをメチル水銀ヒドロキシド等の化学
変性剤により処理することにより修飾した(BailyおよびDavidson
の、1976、Anal、Biochem、70ニア5)。しかしながら、この
ような変性剤は一般に極めて有毒な発癌性化合物であり、また酵素阻毒を避ける
ために注意深く除去しなければならない。
本発明によれば、逆転写を起こさせるために該プライマはテンプレートにアニー
ル化しなければならないが、別個のアニール化工程は必要でない。熱活性逆転写
酵素活性は、厳密なアニール化に好適な高温度においても不可逆的に変性される
ことがないため、該ポリメラーゼ酵素の添加に先立って、変性されたテンプレー
トの急冷または段階的冷却を行なう必要がない。従来方法は、加熱され、変性さ
れたRNAを酵素活性と両立する条件、通常37°C−42℃を与えるために、
温度低減中にアニール化プライマーテンプレート構造か維持されるように冷却す
る必要かあった。本発明は、RNAの高温度逆転写方法ヲ提供し、プレーアニー
ル化工程および化学的変性剤の使用を除くものである。本発明のこの側面は、例
V−■に例示される。
本発明方法では、アニール化プライマーRNAテンプレートの逆転写か、熱活性
または熱安定性DNAポリメラーゼにより触媒作用を受ける。ここにおいて使用
される「熱安定性ポリメラーゼ」なる用語は、熱安定性または熱耐性であり、デ
オキシリボヌクレオチドの重合化に触媒作用して、核酸鎖に相補的なプライマ伸
長生成物を形成する酵素を指す。ここで作用な熱安定性DNAポリメラーゼ類は
、PCR増幅において単鎖核酸の不安定化または二重鎖核酸の変性を生じさせる
ために必要な時間、上昇温度に付した場合にも不可逆的に不活性化されない。
酵素の不可逆的変性とは、酵素活性の実質的欠損を指す。
熱安定性DNAポリメラーゼは、好ましくは重合条件下、約90−100℃にお
いて不可逆的に変性しないであろう。
本発明の別の面において、高温逆転写のためのDNAポリメラーゼか熱活性であ
ることのみが本質的である。
ここにおいて使用される「熱活性ポリメラーゼ」なる用語は、60℃以上の温度
においてデオキシリボヌクレオチドの重合反応に触媒作用して、核酸テンプレー
ト鎖に相補的なプライマ伸長生成物を形成することかできる酵素を指す。本発明
によると、逆転写について熱活性ポリメラーゼは50°C以上で最大活性を有す
る。該熱活性DNAポリメラーゼは、RNA不安定化およびプライマアニール化
の条件下で、50℃−80℃の温度において不可逆的に変性しない。示される例
において、熱活性DNAポリメラーゼは熱安定性でもある。しかしながら、熱活
性の非熱安定性酵素も本発明の実施のために適している。RNAテンプレートか
らのcDNAの調製は、上昇された温度における反復する変性サイクルを含まな
いため、該方法に有用な酵素が熱活性であることに加えて熱安定性であることは
本質的でない。
開示される方法は、一つのRNAのテンプレートから多くのcDNA転写物を調
製するために有用である。このような用途のためには、熱安定性DNAポリメラ
ーゼが好ましい。加えて、高温度逆転写のための開示される方法が、PCRと結
合される場合には、熱安定性DNAポリメラーゼ類が好ましい。
加熱条件は、緩衝溶液、塩濃度、および変性される核酸に依存するであろう。当
然であるが、mRNAの逆転写については、該テンプレート分子が一般に単鎖で
あり、従って高温度変性工程が不要であることが認識されるであろう。しかしな
がら、二重鎖RNAも記述される逆転写/増幅方法のために好適なテンプレート
を提供する。
二重鎖RNAテンプレートは、例えばしオウイルス、ブルータングウィルス、コ
ロラドチック熱ウィルス、および殺酵母因子を含む。
RNA不安定化の温度は、典型的には50−80°Cの範囲にある。プライマ伸
長の第1サイクルは、前述した変性および増幅のために好適な二重鎖テンプレー
トを与える。核酸変性のための温度は、核酸長、塩基成分および試料中に存在す
る単鎖配列間の相補性に依存し、典型的には0.5−4分間である変性か起こる
ために充分な時間について、典型的には約90−約105°Cの範囲にある。
熱安定性または熱活性NDAポリメラーゼは、約40℃以上、例えば60−80
℃の温度に至適活性を存することが好ましい。42°Cよりかなり高温度におい
ては、熱安定性または熱活性DNAポリメラーゼ以外のDNAおよびRNA−依
存性ポリメラーゼは、不活性化される。
Shimomaveおよび5alVatOの、l989、Gene Anal、
Techn、6;25−28は、AMV−RTか42°Cで最高の活性を有する
ことを記述している。該酵素は、50°Cにおいて50%の活性を有し、また5
5°CにてAMV−RTは活性の至適水準のわずか10%を維持する。かくして
、AMV−RTは、RNAテンプレートを使用する高温度重合反応の触媒には不
適当である。本発明方法のみか熱活性DNAポリメラーゼを用いる高温度逆転写
方法を提供する。
プライマのテンプレートへのハイブリット形成は、プライマの成分および長さに
加え、塩濃度に依存する。熱安定性または熱活性ポリメラーゼを使用する場合、
ハイブリッド形成は、ブライミングの増大した選択性および/またはより高い厳
格性のために好ましい高温度(例えば45−70”C)にて起こり得る。該ポリ
メラーゼ酵素に対する高温度の至適条件は、RNA転写および引続く増幅か、プ
ライマハイブリッド形成の選択性のためより高い選択性をもって進行することを
可能とする。好ましくは、RNA逆転写の至適温度は、約55−75°C1更に
好ましくは65−70℃の範囲にある。
本発明は、増大したプライマ依存特異性を存する、熱安定性DNAポリメラーゼ
により触媒作用を受けるRNAテンプレートの逆転写方法を提供する。開示され
るこの方法は、従来方法に対してRNAの逆転写について改良されている。これ
らの方法は、RNA/cDNAハイブリッド中間体分子を介してRNA分節の増
幅を与える。該ハイブリッド分子は、PCRによる増幅のためのテンプレートと
して好適である。かくして逆転写と増幅反応とか結合される。従来のRNA増幅
方法は、増幅反応開始に先立って、逆転写酵素の存在下、37°C−42°Cに
おいてRNA/プライマ混合物の熟成を必要とする。本発明によってのみRNA
増幅の酵素的工程のすべてか、熱安定性DNAポリメラーゼにより触媒作用を受
ける。Taqポリメラーゼの商業的入手可能性、および開示された7thポリメ
ラーゼの調製方法によってPCRにもたらされた優位点は、ここに開示される方
法によって、逆転写、RNA検出、cDNA調製および結合されたRNAの逆転
写/qDNA増幅に適用可能である。
PCRによるDNA増幅方法は、知られており、また米国特許第4.683.2
02号に記述されている。本発明により与えられる優位点の理解を容易にするた
めに、PCRの要点を示す。PCRは、増幅すべき二重#I標的核酸配列にハイ
ブリッドする2つのプライマを要する。
PCRにおいて、この二重鎖標的配列は変性され、一つのプライマか変性標的の
各鎖にアニール化される。該プライマ類は、標的核酸の互いに離れた部位に、プ
ライマの伸長生成物かその相補体から分離された場合に他方のプライマとハイブ
リダイズ可能となる配向をもってアニール化する。一旦、所定のプライマが標的
配列にハイブリッドした後は、該プライマがDNAポリメラーゼの作用により伸
長される。次いで、該伸長生成物か、標的配列から変性され、そして工程か反復
される。
この工程のH!続プサイクルおいて、先のサイクルで生成された伸長生成物は、
DNA合成のプライマとして作用する。第2サイクルの開始において、増幅生成
物の対数的速度での蓄積か始まる。増幅生成物は、第1のプライマの配列を含み
、最終的に第2のプライマに相補的な配列となる第1の鎖、および該第1の鎖に
相補的な第2の鎖とを含んでなる。
PCR工程によって莫大な増幅か可能であることから、高いDNA水準の試料由
来の少量水準のDNA、正の対照テンプレートまたは先行する増幅由来のDNA
は、合目的的に添加されるテンプレートDNAか存在しない場合にも、PCR生
成物を生し得る。可能であれば、すべての反応混合物は、PCR生成物分析およ
び試料WR製から隔離された領域に設定される。専用の、または使い捨ての容器
、溶液およびピペット(好ましくは正の置換ピペット)のRNA/DNA調製、
反応物混合および試料分析における使用は、交差的夾雑を最小にするであろう。
HiguchiおよびKwokの、1989、Nature、339 : 23
7−238 ;ならびにKwokおよびOrregoのInn1sら編、Pre
ss、Inc、San Diego、CAも参考となり、これらをここに参考と
して組入れる。
核酸増幅の交差的夾雑効果の最小化方法は、ここに参考として組入れる米国特許
出願番号第609,157号に記述されている。該方法は、増幅生成物へのdU
TP等の非慣用的塩基の導入を含み、残留生成物を酵素的および/または物理的
−化学的処理に付して該生成りNAを継続する増幅のテンプレートとして機能し
得ないようにすることを含む。例えば、ウラシル−DNAグリコシラーゼは、こ
の塩基を含むPCR生成物からウラシル残基を除去するであろう。該酵素処理は
、夾雑する残留PCR生成物の分解を生じ、増幅反応の「滅菌」作用をする。
増幅の標的は、RNA/DNAハイブリッド分子であることもできる。該標的は
、単鎖または二重鎖核酸であり得る。上述したPCR処理は、二重鎖標的を仮定
したが、これは必須ではない。単鎖DNA標的の最初の増幅サイクル後、該反応
混合物は、単鎖標的および新たに合成された相補鎖からなる二重鎖DNA分子を
含む。同様にして、RNA/cDNA標的の第1の増幅サイクル後、該反応混合
物は、二重#JIc D N A分子および元のRNA/cDNA標的の複製物
を含む。この点において、増幅の継続するサイクルは、上述のようにして進行す
る。本 −発明方法において、増幅の標的は、単ftJiRNAてあり、第1の
増幅サイクルは逆転写工程である。別法として、出発テンプレートか二重@RN
Aである場合、初期の高温度変性工程が単@RNAテンプレート調製のために使
用されてもよい。
ここにおいて使用されるrcDNAJなる用語は、リボ核酸!! (RNA)を
テンプレートとして使用して合成される相補的DNA分子を指す。該RNAは、
mRNA、tRNA、rRNA、または他のウィルス性RNA等の形態であって
よい。該cDNAは、単鎖もしくは二重鎖、またはRNA/cDNAハイブリッ
ドのように相補的RNAに水素結合していてもよい。
本発明の方法は、所望のRNAテンプレートからのCDNAの人手手段を提供し
、これにおいては、所望の最終生成物は従来方法より高い特異性をもって生成さ
れる。
更に、本発明は、cDNA合成をPCRによる増幅と結合することを可能とする
。これらの方法は、熱活性DNAポリメラーゼの従来未知であった性質を取入れ
る。開示される実施態様において、TaqおよびTthポリメラーゼを逆転写に
使用する方法か提供される。これらの実施態様は、本発明を限定すると解釈され
るへきものではない。
熱安定性ポリメラーゼは、多くの供給源から入手可能である。該酵素は、天然ま
たは組換え蛋白質のいずれでラーゼである(同時係属中の米国特許出願第455
,967号参照。これを、ここに参考として組入れる)。別法として、Tthは
、ここに記述されr7thと称されるように組換え宿主細胞から精製される。同
様に本発明で商業的に入手可能である(PerkinElmer−Cetus)
。ここにおいて使用されるよ本発明の重要な一側面は、核酸の逆転写および増幅
のためのTthDNAポリメラーゼに関する。この酵素をコードする遺伝子は、
T、thermophilusのゲノムDNAからクローン化されている。7t
hポリメラーゼは、推定されたアミノ酸配列に基づき、予想された約94 kD
aの分子量を有している。7thポリメラーゼの完全コード配列(〜2.5kb
)は、プラスミドpBSM:Tthの〜3.7キロ塩基(kb)のHindl[
l−Bs tEII制限断片として容易に得ることができ、但しこの〜3.7k
b断片は内部にHindlI[制限酵素部位を含んでいる。E、coli K1
2DGIOI株中のpBSM:Tthの特定単離物は、単離され、pBSM:T
thlOと称されている。このプラスミドは、アメリカンタイプカルチャコレク
ション(ATCC)に、E、coli K12 DGIOI株中において198
9年12月21日にATCC受託番号68195のもとに寄託されている。Tt
hDNAポリメラーゼ遺伝子配列の入手可能性は、当業者に組換えTt hDN
Aポリメラーゼを調製するための種々の宿主系に適用可能な任意の数の発現ベク
ターの調製用の出発材料を提供する。同様にして、DNAポリメラーゼ活性を維
持するポリメラーゼの変異形態を調製してもよい。
多くのTthDNAポリメラーゼ発現ベクターが、同時係属中の出願番号455
.967に記述され、これらは本発明で使用するための組換え精製Tthの製造
に好適であり、この出願をここに参考として組入れる。これらの発現ベクターの
うち、プラスミドpLSG33E、coli K12 DG116株を組換えT
thの供給源として使用した。プラスミドpLSG33において、Tthポリメ
ラーゼをコードする遺伝子の発現は、λPLプロモータにより制御される。pL
SG33の構築は、同時係属中の出願番号455,967に詳細に記述され、こ
れをここに参考として組入れる。その記述中、pBSM:TthはTth遺伝子
の供給源として使用さ発現された後は、該酵素は、ここに開示される方法にて精
製され、使用され得る。精製方法は、1989年12月22日出願の出願番号4
55,611および1988年1月12日出願の出願番号143,441に、天
然のTthならびに天然および組換えTaqについて記述されており、これらの
開示をここに参考として組入れる。
組換えTthポリメラーゼの精製は、一般的に同様であって、先に記述された方
法が適している。しかしながら、精製スキームより単純である。非天然宿主細胞
は、天然ヌクレアーゼ除去の工程を必要としない。
本発明は、TaqおよびT t hDNADNAポリメラーゼて例示されている
か、本発明はこの記述に限定されるものではない。文献中に報告されている他の
熱安定性ポリメラーゼも、ここに記述される方法の実施に有用性か見出されるで
あろう。これらの例は、好熱性細菌てあメラーゼを含む。加えて、好熱性古w菌
から単離される。
熱安定性ポリメラーゼは、例えば、
含む。
修飾された熱安定性ポリメラーゼは、蛋白質分解により、または切断された遺伝
子から産生されてもよい。これらの蛋白質類は、それらかRNAテンプレートを
使用してデオキシリボヌクレオシドトリホスフェ−1・の重合に機能する限り、
本発明の実施にも有用である。
Taqポリメラーゼは、94kDaおよび61 kDa酵素の両者として調製さ
れ得る。該61kDa酵素は、従来62kDa酵素と称されており(例えば米国
特許第4.889,818号参照)、5toffel断片とも称される。しかし
ながら、Taq61kDa、62kDa、および5toffe!断片酵素は、す
べて同じ実体を指している。該5toffel断片は、94kDa酵素のN−末
端領域を蛋白質分解的に切断した結果生じる一処理形態である。別法として、該
5toffel断片酵素は、組換え蛋白質として直接的に生成し得る。該5to
ffel断片酵素は、完全長蛋白質のカルボキシ末端部分のおよそ3分の2から
なる。
酵素のいずれの形態も、ここに記述したようにRNAの逆転写に作用するであろ
う。N−末端除去に加えて、個々のアミノ酸残基を酸化、還元または他の誘導方
法により修飾してもよく、また該蛋白質を切断して活性を保持した断片を得ても
よい。
従って、翻訳の間に配列に組入れられるアミノ酸の削除、付加、または変更によ
るその一次構造の修飾は、該蛋白質の高温度DNAポリメラーゼ活性を破壊する
ことな(行ない得る。このような置換または池の変更は、本発明の方法に有用な
蛋白質を生しる。これらの配列をコートするDNAの入手可能性は、フトン配列
を修飾して、やはり逆転写活性を有している変異蛋白質形態を生成する機会を提
供する。
ここに例示されるように、Tth DNAポリメラーゼは、高い逆転写酵素活性
を存している。しかしながら、Taqポリメラーゼに加えて、Tthポリメラー
ゼは、3”−5=エキソヌクレアーゼ様の校正活性を欠いている。この3″−5
′エキソヌクレアーゼ活性は、新たに合成された核酸配列中の誤って組込まれ、
合致しない塩基の除去か可能であるため、一般に望ましいものである。
校正活性の欠如は、酵素の正確さに影響を与えることから、校正エキソヌクレア
ーゼの存在は、逆転写酵素の新規かつ可能性ある有用性を与える。
リメラーゼI (Tma paf)は、3−−5−エキソヌクレアーゼ活性を有
している。ここに参考として組入れる1990年8月I3日出願の米国特許出願
567゜244は、Tmaポリメラーゼの単離および産生方法を提供する。その
特許出願は、Tma DNAポリメラーゼのアミノ酸および核酸配列を与え、5
−−3−エキソヌクレアーゼ活性に加えて]’−5’エキソヌクレアーゼ活性を
含む種々の酵素活性についてアミノ酸領域を記述している。
従って、領域の位置変更またはキメラDNAポリメラーゼの構築は、新規な性質
を有する熱安定性DNAポリメラーゼを与えるために使用され得る。例えば、T
thポリメラーゼに組込まれたTmaポリメラーゼの3−一5′エキソヌクレア
ーゼ領域を存する熱安定性キメラDNAポリメラーゼは、「重複J PCR(H
iguchiの1989、PCR
Technology、前出文献)を使用して構築され得る。この方法において
、所望の連結配列は、PCRプライマ(それらの5′末端)中に設計される。各
個別の領域の最初の増幅後、種々の生成物か希釈され(約100−1.000倍
)、合せられ、変性され、アニール化され、伸長され、次いて最終的な前進およ
び逆行プライマか標準的PCRに添加される。
特定的には、Tthポリメラーゼのポリメラーゼ領域(アミノ酸415−834
)が、Tmaポリメラーゼの5−−3−および3−−5−エキソヌクレアーゼ領
域(アミノ酸!−475)に連結される。例えば、Tthポリメラーゼ発現ベク
ターおよびTmaポリメラーゼをコードする遺伝子の一部は、次のように結合さ
れる。発現ベクターpLSG33は、同時係属中の特許比N455.967に記
述されており、Tthをコードする遺伝子を含んでいる。プラスミドpTMA5
’Nde#3(以下、pTrna06と称す)は、ここに参考として組入れる1
990年8月13日出願の特許出願567.244に記述され、Tmaポリメラ
ーゼをコートする遺伝子の5゛部分を含んでいる。重複PCRのためのプラスミ
ドを調製するために、pLSG33およびpTma06をNdeIにより線形化
し、そしてTmaポリメラーゼに対してプライマAおよびBを、また7thポリ
メラーゼに対してプライマCおよびDを用いた2つの別個のPCR増幅に使用し
た。プライマの配列は。
A 5’−GGCATATGGCTAGACTATTTCTTTTTG−3゜B
3−GTCTGTAGTGGATGTCTGAAGTAGCCTTGGA−5
’C5−CTACAGACTTCATCGGAACCTCCTTAAGCG−3
′D 3’−GGAAGCACCGGCTCCGCCCAACC−5’プライマ
Aは5゛−末端に組込まれたNdeI部位を有する。プライマDは、Tthのポ
リメラーゼ領域の部分に対応し、7th遺伝子の3′領域内のBamHI部位に
直接的に隔離する。PCRの第1回目は、AB(1441bp)生成物およびC
D(586bp)生成物を生成する。各領域の最初の増幅に続いて、反応物をお
よそ100〜1000倍に希釈し、合せ、変性し、アニール化させ、そして最終
的な進行および逆行プライマ(それぞれプライマAおよびD)を使用して伸長さ
せる。最終生成物ADを、NdelおよびBamHIにて消化して2006bp
の生成物を与える。次いてこの生成物を、発現ベクター(ベクターpLSG33
をNdelとBamHIとで消化した後)に連結して戻し、適当な宿主中に形質
転換する。該キメラ蛋白質は、895個のアミノ酸残基を含むであろう。
Tth、Taq、およびTma DNAポリメラーゼは、RNa s eH活性
を発現し得る5−−3−エキソヌクレアーゼ活性をも育している。5−−1エキ
ソヌクレアーゼ活性の、例えば部位特異的変異生成による除去または低減は、c
DNA合成に好ましい熱安定性ポリメラーゼを提供するであろう。E、coli
のpof!A遺伝子のアミノ酸番号103のグリシン残基をグルタミン酸に置換
することで、5−−3−エキソヌクレアーゼ活性を欠いたポリペプチドが生成す
ることが示されている(KingsburyおよびHe1inskiの1973
、J、Bacteriol、144:1116−1124; 01iveraお
よびBonho t t e rの、1974、Nature 250:513
−514:ならびにJoyceらの、1985、J、Mol。
Biol。186:283−293)。同類のアミノ酸が、7thポリメラーゼ
中に保持されている(アミノ酸番号108)。正常コドンGGGが、PCRによ
ってGAAコドンに変異され、RNAの逆転写について改善された特性をもった
新規な熱安定性DNAポリメラーゼが提供される。別法として、Tthのアミノ
酸番号46をグリシンからアスパラギン酸に変更することで、新規酵素を与える
5”−1”エキソヌクレアーゼ活性に影響を与え得る。
AMV−RTおよびMoMuLV−RT等のウィルス性逆転写酵素の正確さか、
直接アッセイ方法によって熱活性逆転写酵素と比較される。プラスミ)”BS+
(Stratagene)か、このようなアッセイに使用される。該プラスミド
は、α−相補β−ガラクトシダーゼ活性をコードし、NdeIによって線形化さ
れ得る。
T3RNAポリメラーゼか、αドナー領域のcRNA転写物の調製に使用される
。RNase−非含有DNaseによるcRNAの処理およびcRNAの単離後
、該cRNAは、逆転写/増幅反応のためのテンプレートとして使用される。そ
の5′末端に、NdeI配列を含むcDNAの3′末端に相補的な逆転写プライ
マ、および5′末端にPatI配列を含む上流PCRプライマは、752bl)
PCR生成物を与える。次いで、該PCR生成物およびpBS+BS+−は、N
deIおよびPstIにより消化され、引続き該PCR生成物が、ベクター中に
連結され、適当な宿主中に形質転換される。
白色コロニの存在は、RTまたはPCR増幅の間に変異が起きたことを示してい
る。該アッセイは、種々の逆転写酵素活性の正確さの相対値を与える手段を提供
する。
特定の変異は、配列分析により検出され得る。
高温度逆転写方法は、試料中の特定RNAの検出の新規手段を提供する。この方
法は、例えばAIDS被害者として生まれた子供のレトロウィルス感染の監視、
または診断的蛋白質の発現の監視のための臨床的状況に官用である。逆転写、ま
たは増幅生成物の検出は、多くの公知の手段のいずれによっても行ない得る。こ
のような手段は、限定されるものではないが、ドツトプロットまたは電気泳動的
様式において、同位体的もしくは非同位体的に標識されたプローブによるハイブ
リッド形成を含む。
検出様式は、固体担体およびアビジン−ビオチン標識等の捕捉工程を含んでもよ
い。ここに参考として組入れる同時係属中の1990年8月6日の出願の特許出
願563.758は、核酸ポリメラーゼの5−−3”ヌクレアーゼ活性の使用方
法を記述している。該方法に従うと、標識オリゴヌクレオチドおよび漂的オリゴ
ヌクレオチドからなるハイブリッド二重体中の標識核酸プローブが分解される。
次いで、原識断片が検出される。検出は、例えば、感染または治療法に対する応
答の進展を監視するために定量分析を含んでもよい。別法として、検出は細胞型
特定の目的であってもよい。
プライマは、その5′末端またはその近傍に都合良い制限酵素認識部位を有して
設計され得る。cDNA転写物の形成において、3′末端プライマが標的配列に
水素結合している限り、得られた二重鎖c、 D N A分子は、特定の制限酵
素認識配列を含む。cDNAをテンプレートとして使用する増幅に続いて、制限
部位は、例えばクローニング等の他の処理を容易にするために使用することがで
きる。
RNAの熱活性または熱安定性DNAポリメラーゼによる転写に続いて、該RN
AはRNA/cDNAハイブリッドから熱変性または、アルカリ、熱もしくは酵
素処理等の他の多くの公知方法により除去され得る。酵素処理は、例えばRNA
/cDNAハイブリッドのRNaseH処理からなるものでもよい。RNase
Hは、RNA/DNA二重鎖分子においてRNA鎖に特異的である。Tthおよ
びTaqポリメラーゼは、共にRNaseH活性を含んでおり、従って、第2の
DNA鎖のmRNA依存的cDNA合成およびmRNA配列増幅のためのプライ
マ伸長に加えて、RNAテンプレートの加水分解を促進し得る。
RNAテンプレート鎖の除去または融解に続いて、残留するcDNA鎖は、自己
相補鎖の重合のためのテンプレートとして機能し、更なる増幅、検出または他の
操作に好適な二重Rc D N A分子を与える。第2鎖の合成もプライマを必
要とする。配列特異的なプライマを、第2鎖合成を開始させるために反応混合物
に導入し得る。別法として、二重鎖アダプターリンカをcDNAに連結してもよ
く、またはcDNAを末端トランスフェラーゼ活性により延長してもよい。該第
2鎖プライマは、特定のcDNA配列よりむしろ尾部末端にハイブリッドするこ
とのみを必要とする(例えば、FrohmanのInn I sらの前出文献中
の記述参照)。開示される方法の実施において、プライマの第1の組を特定c
DNAの合成に使用し、プライマの第2のはまり込む組を所望のcDNA分節の
増幅に使用することか望ましい。これらの反応すべてか、同じ熱安定性DNAポ
リメラーゼにより触媒作用を受けてもよい。
DNAポリメラーゼは、触媒活性のために2価陽イオンを必要とする。Tabo
rとRichardsonの、1989、Proc、NatJ、Acad、Sc
j。
USA 86:4076−4080は、DNA配列決定方法においてMg!“を
Mn”に代え得ることか報告されている。これらの方法は、DNAテンプレート
およびT7DNAポリメラーゼまたはDNAポリメラーゼIを必要とする。
M n ” ”、M g t ”またはCo ”のいずれもがTaq。
TthおよびTmaDNAポリメラーゼを活性化し得る。
しかしながら、本発明方法ではMn”か好ましい。本発明の開示される実施態様
において、緩衝溶液は、RNAテンプレートからの核酸逆転写のためにM n
”+を含んで与えられる。これらの緩衝溶液は、従来の逆転写緩衝溶液より改善
され、増大したcDNA収率を生じる。
本発明に従うと、逆転写について、プライマーテンプレート混合物は、適切な重
合条件下で熱活性または熱安定性ポリメラーゼと共にインキュベートされる。こ
れらの条件は、2価陽イオン、1価陽イオン、4種すべてのデオキシリボヌクレ
オチドトリホスフェート(dNTP)および緩衝剤を含む緩衝溶液によって与え
られる。本願実施態様において、逆転写のために供給される2価陽イオンは、M
gC1x 、MgOAc、またはM n Cl zであって、MnC7?zにつ
いて0.5rnM−2,5mM、またMgC1x n iついて0.55−1O
rnの範囲で供給される。好ましくは、2価陽イオンは、0.8−2mMの間の
濃度におけるM n Cl 2である。1価陽イオンは、KOAc、NaC1、
またはKCAによって供給され得る。KCj?については、濃度は1−200m
Mであり、好ましくは50−100mMの間である。至適逆転写酵素活性は、5
0−75mM KCI!の間で観察される。しかしながら増大した「完全長J
CDNA生成は、KCf濃度を100mMまで増大した場合に観察される。
デオキシリボヌクレオチドトリホスフェートは、dATPSdCTP、dGTP
およびdTTP(dNTP)の、ジナトリウムまたはリチウム塩等の塩の溶液と
して添加される。本願方法において、各々1−800μMの範囲の最終濃度が好
適であり、100−600μMか好ましい。より長い生成物、すなわち1500
bp程度については、各dNTP500μMおよび2mMのM n Cl 2が
好ましい。
好適な緩衝剤は、トリス−HCl、pH8,3であるが、pHは8.0−8.8
の範囲でもよい。トリス−HC/の濃度は、5−50mMであるが、10 20
mMか最も好ましい。加えて、0.5mM未満のEDTAが、逆転写反応混合物
中に存在してもよい。Tween−20TMおよびNoi:detT′P−0等
の洗浄剤か酵素希釈緩衝溶液中に存在する。約O)%またはそれ以下の非イオン
性洗浄剤の最終濃度か適当であるか、0.05%−0,01%か好ましく、ポリ
メラーゼ活性を妨害しないてあろう。同様に、グリセロールかしばしば酵素調製
物中に存在し、一般的には反応混合物中で1−10%の濃度に希釈される。鉱油
の被覆を、蒸発防止のために加えてもよい。
本願方法は、試料中にRNAか存在することのみを必要とする。例において、T
7ブロモータを含むプラスミドを用いて調製された合成RNAか、本発明の方法
により逆転写され、増幅される。別の例において、全細胞RNAの異種的母集団
か、特定のmRNAの逆転写および増幅のために使用される。試料中に存在する
RNAの量は、好ましくは80pg−1μgの範囲内である。必要量および結果
は、試料RNAの複雑さに依存して変化するであろう。高温度逆転写反応の特異
性故に、マイクログラム量のPCR生成物を与えるために100分子程度の少量
の標的RNAで充分である。開示される例のいくつかにおいて、増幅生成物は、
全反応混合物の5%のゲル電気泳動後に、エチジウムブロマイド染色により視認
可能である。従って、必要な標的の量は、生成物アッセイの別法を使用した場合
に、実質的に減少するであろう。例えば、電気泳動PCR生成物の検出に適した
同位体的漂識DNAプローブは、検出感度を増大させ、従って、必要な出発材料
の量か減少する。
好ましくは、逆転写反応中に存在するRNAの量は、0.11−500n、最も
好ましくは0.44−300nである。この好ましい範囲において、■−IO単
位の熱活性DNAポリメラーゼは、完全長cDNA生成物を与えるために充分で
ある。試料か300ng以上のRNAを含む場合には、RNAテンプレートから
の完全量cDNA生成物の転写を確実にするために、追加の酵素を含ませること
が好ましいであろう。しかしなから、逆転写反応かPCRと結合される場合、P
CR反応における高い酵素濃度の影響を考慮する必要かある。例えば、熱活性ポ
リメラーゼとしてTaqが使用される場合、高い酵素濃度は、非特異的PCR生
成物および低減した収 −率を生じる可能性かある(SaikiのPCRTec
hnologySErlich編、1989.5tockton Press参
照)。高い酵素濃度から起こり得る問題は、しかしながら、熱活性DNAポリメ
ラーゼを、逆転写反応と増幅反応との間に失活させることにより容易に回避でき
る。不活性化は、cDNA合成反応混合物を、99°Cにて3〜10分間インキ
ュベートすることにより達成される。次いで適切な量の熱安定性DNAポリメラ
ーゼを反応混合物に再度添加し、PCRを通常とおり行なう。この方法は、例■
に例示したように異なる熱安定性DNAポリメラーゼを2つの反応についてそれ
ぞれ使用する場合にも適している。
RNAを含む試料か一旦調製され、適当なプライマおよび塩類か添加されたなら
ば、該反応物は、熱活性DNAポリメラーゼと共に1−60分間インキュベート
される。しかしながら、通常は反応時間は2〜30分間か適当である。比較的短
い(〜300ヌクレオチド)標的分子については、逆転写反応物は、好ましくは
約2−5分間インキュベートされる。標的分子か長い場合、または標的RNAに
対する全RNAの比か、例えば標的RNAの100個のコピーが250nHの全
RNAの存在下にある場合等のように高い場合には、10−30分間のインキュ
ベート時間が好ましい。
本質的ではないが、プライマおよびRNAテンプレートの両者が添加された後に
、該逆転写反応混合物に熱活性DNAポリメラーゼを添加することが好ましい。
別法として、例えば、酵素およびプライマを最後に添加するか、または、M n
Cf 2 、あるいはテンプレートとMnC1x とを最後に添加する。一般
に、重合に必須の少なくとも1成分を、プライマとテンプレートか両者共に存在
し、また所望のブライマーテンプレート基質に酵素か結合して伸長し得るまで、
存在させないことか望ましい(ここに参考として組入れる1990年2月16日
出願の米国特許出願481,501参照)。
本願方法の実施において、該反応物は40℃以上でインキュベートされるが、好
ましい温度は、55°C−75°Cである。この温度において、プライマーテン
プレートアニール化の特異性は、低温度のアニール化特異性より向上し、また熱
活性酵素は上昇された温度で高い活性を有する。上昇された温度は、切断された
天然の核酸、および誤まったプライマーテンブレートハイブリツド化は、非特異
的開始を減少させる。
逆転写に続いて、RNAテンプレートは、cDNA生成物から変性され、しかし
て続く逆転写のためのテンプレートを与え、過剰量の単@ c D N A分子
を生じる。この過剰の単鎖cDNAは、標準的プローブ/Sイブリ、ソド化技術
により検出可能である。従って、本発明は、標的分節の直接検出手段を提供する
。生じた核酸生成物は、多くの電気泳動的またはクロマトグラフ的手段により検
出可能である。放射標識トリホスフェートの使用は、反応の程度、形成される生
成物の大きさ等の監視のために有用であるか、このことは本発明の本質的な部分
ではない。
逆転写反応生成物は、PCRによる増幅のためのテンプレートとして好適である
。高温度の逆転写インキュベーションに続いて、逆転写酵素反応物をPCR緩衝
溶液条件に調節し、第2のプライマの添加に引き続いて増幅反応か開始される。
PCR緩衝溶液が、適切な緩衝容量、pH,1価陽イオン濃度、およびdNTP
類の濃度を各dNTPについて20−200nMの範囲に希釈するために添加さ
れる。M g Cj’ !は、最終濃度1−3mMまで添加される。好ましくは
、逆転写酵素およびPCR反応混合物の両者におけるdNTPの濃度は、衡合い
をとられる。Mn”+は、RNAおよび多分DNAの加水分解を誘導するため、
本発明の好ましい実施態様においてはM n 2”″はPCR増幅の前にキレー
ト化される。多量のMn”+の存在は、増幅の正確さを低減するが、M n 2
”″のキレート化かこの問題を回避させる。従って、逆転写反応に続いて、Mn
”+をキレート化するために、Mn”+のモル濃度の約1−10倍の濃度でEG
TAを添加することが好ましい。Mg″2およびM n ’″*の両者の存在に
おいて、EGTAはMn”に優先的に結合する。グリセロールおよび非イオン性
洗浄剤(例えばTween−20”)を、酵素の安定性増大のためにそれぞれ最
終濃度1−10%、および0.05%−0,01%まで添加してもよい。
ここに提供される方法は、特に分子生物学および医学的診断の分野において多く
の応用を存している。記述される逆転写酵素活性は、RNAテンプレートからc
DNA転写物を与える。RNA分子からのDNA分節の生成および増幅方法は、
RNA分子が全RNA母集団の一構成物、または生物学的試料中に少量存在する
場合に好適である。試料中に存在する特定のRNA分子の検出は、ここに記述さ
れる方法で使用される熱活性または熱安定性DNAポリメラーゼによって高度に
促進される。特定のRNA分子またはRNA分子の全母集団は、ここに記述され
るように熱活性または熱安定性酵素を使用して増輻され、定量され、単離され、
また所望によりクローン化され、そして配列決定される。
本発明の方法および組成物は、RNAをDNA生成物に逆転写する従来方法に比
べて大きい改善である。
RNAテンプレートから出発する場合、これらの方法は向上された特異性を存し
、従来利用可能であった方法によるよりも効率的に生成されるPCR増幅のため
のテンプレートを提供する。本発明は、感染性疾患、遺伝子的異常または細胞異
常等に関連する特異的リポ核酸配列の検出および特徴付けのために、より特異的
であり、従ってより正確である手段を提供する。
当業者は、本発明の組成物かキット中に組込まれ得ることを認識するであろう。
従って、本発明は、熱活性 −DNAポリメラーゼ、ならびにこれをRNAの逆
転写に使用する方法を記述する指示書を含んでなるキットに関するものである。
−実施懇様において、このようなキットは、試料中の少なくとも1種の特定標的
RNA配列の検出に関連する。このようなキットは、上記の要素に加えて特定標
的RNA配列に対し、これにハイブリットするに充分相補的な配列を含むプライ
マを含んでなる。試料中の少なくとも1種の特定RNA配列の増幅および検出用
診断キットは、第2のcDNAMDNA生成物合成された第1のcDNA鎖とハ
イブリットするRNA標的に充分に同等な配列を存するプライマを含んでもよい
。
キットは、示した成分に加えて、4種のデオキシリボヌクレオチド1−リポスフ
1.−1〜、ここに記述されるような好適な緩衝溶液、オリゴ(dT) 、RN
a s eH,りl′:7−ン化のためのりシカ、ならびに1種以上の制限酵素
を含んでもよい。
以下の例は、単に例示のために提供されるもので、いかなる方法においても本発
明を限定する、ことを意図するものと解釈されるへきではない。
RNAは、インビトロにおいてT7 RNAポリメラーゼおよび合成テンブレー
hpAW106を使用して合成された。該テンプレートpAW106は、合成的
に調製されたDNA分節に隣接してT7ブロモータを含み、ポリアデニル化配列
に続く。生成された該RNAは、ここにおいてcRNAと称され、オリゴ(dT
)クロマトグラフィにより精製された。長さl060塩基の該精製物は、インタ
ーロイキンlβ(IL−1β)mRNA配列の部分を含んでいる。該RNA濃度
は、0.1βg/μ!であり、〜0. 286 pmo 1 e/u lに等価
であった。別法として、pAWl 09 (ATCC階68152)を、長さ9
63塩基のcRNAの調製のためにテンプレートとして使用した。pAWI06
またはpAW109cRNAのいずれを使用した場合にも、該c RNAはW
a n gらの前出文献に従って調製され、定量された。
いくつかの例(二おいては、pAWI O9cRN、八はテンプレート分子数を
限定するために希釈され、そしてE。
coliリホソームRNA (Boehr ingerMannheim)を、
反応物あたり全RNAを60ngとした。
Ph1ladelphia−クロモシーム正細胞株であるに562 (Lozz
ioおよびLozzioの、1975、BIood45:321−334、なら
びにKawasakiらの、1988、Proc、Na t I。
Acad、Sci、USA 85:5698−5702)を、全細胞RNAの供
給源として使用した。該RNAを、に従って精製した。
B、DNA
DNAテンプレートを、DNAポリメラーゼ活性の監視のための対照として提供
した。活性化サケ精子DNAを、l0mMトリス−H(1、pH8,3,5mM
KCl!および50μM EDTA中に、25μg/μ!の濃度で調製した。1
反応物は、625μgのサケ精子DNAテンブレー1−(2,5μ!りを含んで
いた。
ある例においては、pAWI09を、テンプレート分子の数を制限するために希
釈し、E、coliリポソームRNA(Boehringer Mannhei
m)を全RNA60ng/反応物となるように添加した。
■、オリゴヌクレオチドプライマ
DM156を、pAW[06cRNAテンプレートを使用するcDNA合成の開
始に使用した。該プライマ配列は、ヒトIL−1β遺伝子の部分に対応し、ヒト
I■、−1βmRNAに相補的である。該プライマ濃度は100100p/μf
てあった。
DM152およびDM151は、ヒトIL−1α遺伝子の部分に対応し、IL−
1αmRNA (例えば、K562細胞由来)をテンプレートとして使用した場
合に420塩基対分節を増幅する。308塩基対分節か、pAW+09cRNA
から生成される。DM152は、pAWl 09 cRN、AまたはT L−1
amRNAにハイブリッドし、cDNA合成のプライマとして機能する。
DM151は、教卓11cDNAに「上流」増幅プライマとしてハイブリッドす
る。
TMOIは、pAW109cRNAテンプレートからcDNA分子を合成するた
めの「下流」プライマして使用され、ヒトIL−1αmRNAの3′非翻訳領域
にハイブリッドし得る。DM151およびTMOIは、pAW109の736塩
基対分節を増幅する。
DM1565’−TGGAGAACACCACTTGTTGCTCCADM15
] 5’−GTCTCTGAATCAGAAATCCTTCTATCDMI52
5−CATGTCAAATTTCACTGCTTCATCCTMOI 5−GC
TTGCAAGCTTTATTTAGTTATGACTGATAACACTC■
デオキシリボヌクレオシドトリホスフェート形成される逆転写(RT)生成物
の量を、α32PdCTPの取込みにより監視した。従って、dNTPマイナス
C保存物を、2mM dATP、2mMdTTP、および2mM dGTPを含
んで調製した。
330μfの1mM dCTP溶液を、100μciα”P dCTP(New
EnglandNuclear)を含めて調製した。従って、約6.6X10
’cpmは、]0”pmOleのdCTP取込を表わす。dNTPマイナスCお
よびdCTP溶液を合せて、1mM dATPl 1mM dTTP、1mMd
GTPおよび250μMα”P dCTPを含む5× −dNTP保存混合物を
調製した。別法として、放射標識トリホスフェートを使用しない場合には、4種
すべてのdNTPを、逆転写反応物に200μMにて含有させた。
便宜のため、dATPldCTP、dGTPおよびdTmMをH20,pH7,
0に含む溶液を、IOX保存溶液として調製した。別に、逆転写/PCR生成物
を、アガロースゲル電気泳動およびエチジウムブロマイド染色により監視した。
10×保存アニール緩衝溶液を、100mMトリス−HCl pH8,3,50
0mM KC1!および1mMEDTAを含有させて調製した。
B、修飾Po1T IOX緩衝溶液
10XPolI緩衝溶液を、MgCfzを含め、または含めずに、loomM)
リス−HC1,pH8,3,500mM KCf、10mM DTT、および存
在する場合に60mMのMgC1tを含有させて調製した。
10xTaq緩衝溶液を、100mMトリス−HCfpH8,3および500m
M KCI!を含有させて調製した。
D、lOX低塩緩衝溶液(LSB)
10XLSBを、100mM)リス−HCl!、pH8,3および50mM K
CIを含有させて調製した。
E、loXRT反応緩衝溶液
10 XRT緩衝溶液を、100mMトリス−H(1(pH8,3)および90
0mM K(lを含有させて調製した。
F、MoMuLV−RTIOx緩衝溶液10 xMoMuLV−RT緩衝溶液を
、60mMM g CA’ 2を添加して上記Cと同様に調製した。
G、l0XPCR緩衝溶液
10 XPCR緩衝溶液を、100mMhリスーHCl!pH8,3、IM K
CI、18.75mM MgCl、、7.5mM EGTAおよび50%グリセ
ロール(v/V)を含有させて調製した。
H,1oxTaq PCR緩衝溶液
10XTaq PCR緩衝溶液は、100mMhリスーHCf、(pH8,3)
、 300mM KClおよび25 mM M g Cl tを含む。
1、Taq希釈剤
Taq希釈緩衝溶液を、25mM)リス−HelpH8,8,100mM KC
I!、0.1mM EDTA。
0.5%Tween−20”、0.5%Non1det”P−40および500
μg/μlゼラチンを含有させて調製した。
/a1.の濃度をもってBethesdaResearch Labs、Bet
hesda。
Marylandから入手した。該酵素を、115の濃度のTween−20”
およびNon1det”P−40を含むTaq希釈剤中に希釈して、4.0.4
.0゜04、および
0.004u/μI!調製物を与えた。
B、E、coli Po1Iは、濃度IO単位/ulのものをNew Engl
annd Biolabsから購入した。
濃度をもってPerkin−E1mer/Cetusから提供された。比活性は
、約240,000単位/■であった。濃度をIO単位/μlに低下させるため
にTaq希釈剤を使用した。
D、rTaqDNAポリメラーゼ、5toffel断片
Taqポリメラーゼの5toffel断片は、32kDaのアミノ末端配列か除
去された94kDaTaqの切断形態である。該酵素は、61kDaの大きさを
有するが、従来62kDa TaQと称されていたものである。該酵素は、ここ
に参考として組入れる同時係属中の出願番号143.441に記述されているよ
うに組換え宿主細胞中に産生され、それから精製され得る。
5toffel断片は、Perkin ElmerCetus Instrum
entsからAmp 1 iTagTMDNAポリメラーゼ、5toffel断
片として商業的に入手可能である。
E、7thポリメラーゼ
天然7thポリメラーゼは、FinnzymeCo、、フィンランドおよびTo
yobo Co、日本から商業的に入手可能である。94kDa天然TthDN
Aポリメラーゼの精製、ならびに組換え94 kDaTthの産生および精製方
法は、ここに参考として組入れる1989年12月22日出願の共通して譲渡さ
れ同時係属中の出願番号455,967中に、発明者David Ge1fan
d、5usanStoffelおよびFtances Lawyerによって記
述されている。本願の例において使用するために、組換えTth(rTth)は
下記のように精製された。
Tthは、プラスミドpLSG33を含むE、co l 1DGl 16株から
fR製された。米国特許出願455,967の明細書第46頁に記述されている
ように、pLSG33は、pLSG24のNdel−BamHI制限断片を、発
現ベクターpD0178中に連結することにより調製された。得られたプラスミ
ドはアンピシリン耐性であり、また完全長のTth遺伝子を発現可能である。1
0リツトル培養のための接種フラスコは、ト・リブトン(20g/J)、酵母抽
出物(10g/l)、NaCj’ (10g/l)および0.005%のアンビ
ンリンを入れである。該接種フラスコに、寒天プレートからのコロニーを接種し
たか、あるいは凍結グリセロール培養保存物も使用し得る。該接種物を0.5〜
1.0 0.D、(A680)の間まで育生した。該培養中に接種される種培養
物の体積は、細菌の最終濃度か、1■乾燥重量/リットルどなるように計算した
。10リツトルの育生培地は、25mM K82PO,,28mM (NH4)
2 S Oa 、4 mM クエン酸ナトリウム、0.4mM FeCl2.
0.04mM ZnCl2.0.03mM CoC1z、0.03mM CuC
Izおよび0.03mM H28ozを含有していた。以下の滅菌成分か添加さ
れた: 41 mM Mg S 04.75 g/lグルコースおよび20■/
i!チアミン−HCl。
pHは、NaOHにより6−8に調節され、培養の闇、添加されるNH,OHに
より調節された。発泡は、必要に応じて、消泡剤としてプロピレングリコールの
添加により調節した。溶解酸素濃度は、40%に維持した。
該培養物は上述のように接種され、30゛Cにて光学密度21(A680)に達
するまで育生された。次いで、温度を37°Cに上昇させ、rTthポリメラー
ゼ合成を誘発させた。誘発後、育生を8時間継続し、次いで、細胞を交差流濾過
を用いて濃縮し、続いて遠心分離して採取した。得られた細胞ペーストを一70
℃にて凍結し、約500gの細胞ペーストを得た。別途水さない限り、すべての
精製工程は、4°Cにて行なわれた。
約280グラムの冷凍(−70°C)E、coliKI2 DG116株(プラ
スミドpLSG33を保有する)を−20″Cにて一夜温めた。該細胞ベレット
に次の試薬を添加した。■体積の2XTE (100mMトリス−HCl、pH
7,5,2mM EDTA) 、5mg/m/ロイペプチンおよび50■/mJ
PMsF、最終濃度は、ロイペプチンについて0.5μg/rd、PMSFにつ
いて0.625μg/dてあった。好ましくは、TE中に最終濃度5mM2−M
eを与えるようにベーターメルカプトエタノール(2−M e )か含まれる。
該混合物を、ブレンタ中、低速度でホモジ尤イズした。す・\てのガラス器具は
、使用前に焼成し、また可能であれば、精製に使用される溶液は使用前にオート
クレーブにかけた。細胞を、
10.000psiにおいて
Mierof Iuidizerを2回通して溶菌させた。
該溶菌物を、5mMの2 ・−M eを含むl XTEよって、5.5XX細胞
型量の最終体積となるように希釈した。
ロイペプチンを0.5μg / rdまで添加し、またPMSFを0.625μ
g/dまで添加した。最終体積(分画■)は、約1540−であった。
硫酸アンモニウムを、0.2M(26,4g/l)まで徐々に加え、溶菌物を攪
拌した。硫酸アンモニウムの添加により形成された沈澱は、ポリエチレンイミン
(PE I)沈澱工程の前に下記のように除去した。硫酸アンモニウム沈澱を、
JA−140−タ中で15,000−20,000xgにて20分間、懸濁物を
遠心分離することにより除去した。上澄をデカントして保持した。
次いで硫酸アンモニウム上澄を加熱プレート上で、該上澄か75°Cになるまで
攪拌し、次いで77°C浴中に置き、時々攪拌しつつ15分間保持した。次いで
該上澄を水浴中で20°Cまで冷却し、PIlil*定のためにIO−の分別量
を取出した。
PEI滴定およびアガロースゲル電気泳動を、03%PEI(BDHからPol
yminPとして商業的に入手可能)か、巨大分子DNAおよびRNAの290
%を沈澱させること、すなわちPEIによる処理後、エチジウムブロマイド染色
したアガロースゲルにDNAバンドか見られないことを示すために使用した。P
ETを攪拌しつつ徐々に0.3%−10%まで保存溶液に加えた。
PEI処理した上澄を、JA−140−タ中でlO20102000RP、00
0xg)にて20分間遠心分離した。上澄をデカントして保存した。体M(分画
■)は、約13401nlであった。
分画■を、カラム体積の6−10倍の、0.2M硫酸アンモニウムを含むTEに
より平衡化した2、6X13゜3an(71rnl)のフェニルセファ0−スC
L−4B(Pharmac 1a−LKB)カラムに負荷した。次いで、分画■
を10an/時の直線的流速にて負荷した。
流速は、049d/分てあった。該カラムを、カラム体積の3倍の平衡化緩衝溶
液、次いでカラム体積の2倍のTEにより洗浄し、非−7th DNAポリメラ
ーゼ蛋白質を除去した。次いでカラムを、カラム体積の2倍のTE中の20%エ
チレングリコールにより洗浄して更に夾雑蛋白質を除去した。組換えTthを、
20%エチレングリコールを含むTE中の2.5M尿素のカラム体積の4倍量を
用いて溶出させた。DNAポリメラーゼを含む画分を、光学的吸収(A!、。)
および5DS−PAGEにより標準的方法に従って同定した。ピーク画分を集め
、0.2ミクロン滅菌減圧濾過装置で濾過した。
体積(分画■)は約195−であった。樹脂は、製造者の推奨に従って平衡化し
再使用した。
2.6X1.750(93J)のヘパリンセファロースCL−6Bカラム(Ph
a rma c i a−LKB)を、カラム体積の6−10倍の0.15M
KCj!、50mM)リス−HCf、pH7,5,0,1mM EDTAおよび
0.2%Tween20”を用いて、1時間あたり1力ラム体積の流速で平衡化
した。該緩衝溶液は、好ましくは5mMの2−Meを含む。該カラムを、カラム
体積の3倍の平衡化緩衝溶液で洗浄した。7thポリメラーゼを、カラム体積の
10倍の同緩衝溶液中の150−750mM KCfの直線勾配を用いて溶出さ
せた。
両分(カラム体積の10分の1)を滅菌試験管に集め、 〜ビークを画分■につ
いて測定した。組換え7thポリメラーゼは、0.33M KCI!にピークを
もって溶出した。ピーク画分を集めて貯留した(分画■、177d)。
分画■を、Am1con YM30膜上で101nIまで濃縮した。緩衝溶液交
換のために、2.5×保存緩衝溶液(50mMトリス−HCl pH7,5,2
50mMKCf、0.25mM EDTA、2.5mM DTTおよび0.5%
Tween−20”)を用いて、濃縮器を20−で満たし、各回ともl〇−まで
濃縮することを5回行なうダイアフィルトレージョンを行なった。濃縮器を空に
し、10m1の2,5×保存緩衝溶液ですすぎ、これを濃縮分と合わせ分画■と
した。
残留DNAを除去するために陰イオン交換クロマトグラフィを使用した。該処理
は、生物学的に安全なフード内にて滅菌技術を用いて行なわれた。0.2ミクロ
ン滅菌使い捨てシリンジチップフィルタユニットを備えたWater 5ep−
Pak plus QMAカートリッジを、30rdの2.5×保存緩衝溶液に
より、シリンジを用いて毎秒約5111の速度で平衡化した。使い捨てシリンジ
を用いて分画Vを約1m/秒でカートリッジを通し、滅菌試験管に集めた。該カ
ートリッジを、5mlの2.5×保存緩衝溶液により洗い出し、空気で押し出し
乾燥させた。溶出液を、80%グリセロールによって1゜5×に希釈し、−20
℃にて保存した。得られた最終分画■貯留物は、16.1xlO@単位の活性を
含んでいた。
■、アニール化処理
例■、■および■について、cRNAテンプレートおよびDM156ブライマは
、10mMトリス−HC1!、pH8,3,50mM KCf、0.1mM E
DTAアニール化緩衝溶液中において、20:1のプライマ:テンプレート比で
アニール化された。ピペット誤差の低減および試験管変位の除去のために、80
反応のための材料を与える主混合物を作製した。
アニール化は次のように実施した=80反応主混合物を85−87°Cにて4分
間加熱し、次いで70℃の水浴中に5分間置き、続いて60°Cの水浴に5分間
置き、最後に室温に平衡させた。アニール化混合物を、次いて4”C(または別
法として一20°C)にて後の使用のために保存した。各反応について、0.5
pmol(0,175μg)のcRNAテンプレートおよび10pmo、f7の
プライマを含む2.5μlの主混合物を使用した。別法として、アニール化をR
T反応のインキュベーションの間に70℃にて行なった。
■、α”PdCTP取込みの測定
逆転写生成物中の同位体取込み量は、トリクロロ酢酸(TCA)による核酸沈澱
にて測定した。この方法は、Maniatisらの、1982、Molecul
arCloninglCold SpringHarbor Laborato
ry、473頁に記述逆転写に好適なテンプレートとしてのAW106cRNA
の分析
アニール化AW106cRNA・DM156混合物を、商業的に入手可能な逆転
写酵素を用いて、逆転写のためのテンプレートとして使用し、AW106cRN
Aがテンプレートとして適当であるか試験した。
6×反応混合物を、M g Cl !を加えたl×Po1lRT緩衝溶液、IX
dNTP保存溶液、および60 pmo 1プライマにアニール化された3pm
olのテンプレートを含有させて調製した。この混合物を、6本の試験管に分別
した。すへての反応を0°Cにて設定した。対照として、■反応物をテンプレー
トを含まず、IO単位のMoMuLV−RTを含めて設定した。他の一つの反応
物は、酵素を含めなかった。他の反応物については、MoMuLV−RTを次の
とおり添加した=lO単位、1単位、0.1単位および0.01単位。
すべての反応物を、37°Cにて20分間インキュベートした。反応を、0°C
の氷水浴中に置き、EDTAを最終濃度10mMをもって添加することにより停
止させた。
α”PdCTPの取込みを、TCA沈澱可能な計数により測定した。
結果は、AWI06cRNAが、MoMuLV−RTを用いたcDNA合成に適
したテンプレートであること例■の結果を標準として使用し、E、coliPo
l IおよびnTaqポリメラーゼを、逆転写酵素活性についてAWI06cR
NAをテンプレートとしてアッセイした。正の対照として、1組の反応物におい
てcRNAテンプレートをDNAテンプレートに置換した。
結果は、例■と同様にα”PdCTPの取込み測定により定量化した。
+2xPol I主混合物を、MgCl!2を含まないPal IRT緩衝溶液
、dNTP保存溶液および12単位のPol I酵素を含有させて調製した。同
様に、12XTaq主混合物を、Taq緩衝溶液、dNTP保存溶液、および1
2単位の天然Taq酵素とTaq希釈剤を含存させて調製した。該Po1.Iお
よびTaq主混合物を、RNAテンプレート(0,5μmo I ecRNA/
10pmole DM156)に対して6つの反応物、DNAテンプレート(6
,25μg)について2つの反応物、およびテンプレートを含まない2つの対照
反応物を与えるように分割した。
RNAテンプレートについては、cRNA/DM156を加えたPo1I主混合
合物含む6つの分別量にM n Cl tまたはM g Cl 2を加え、塩濃
度0,0.5゜mM MnCfz 、0.7mM MnCf2.1.0mM M
nC1!z 、2.0mM MnC1!zおよび6mM MgCl2とした。c
RNA/DMl 56を加えたTaq主混合物を含む6つの分別量に、MnC!
!、またはM g CIt 2を供給して、最終塩濃度か0105mM MnC
1z 、0.7mM MnC1x、10mM MnC1!z 、2.、OmM
MnC1!zまたは2m M M n CIt 1 となるようにした。
DNAテンプレートについては、2つの分別量はPo1l混合物から取出し、一
つの反応物については最終濃度0 、 7 m M M n Cl 2を与え、
他方については6 m M M g Ce 2を与えるように塩を添加した。2
つの分別量をTaq混合物から取出し、一つの反応物については最終濃度0 、
7 mM Mn Cl 2を与え、他方については2 m M M g Cl
xを与えるように塩を添加した。 負の対照として、Po1lおよびTaqの
各々についてテンプレートを欠いている2つの反応混合物を調製した。これらの
反応物は、12XPolIおよび12XTaq主混合物の分別量を用いて集めら
れ、テンプレートに代えてl×アニール化緩衝溶液を加えた。
Po1lについては、0 、 7 m M M n Cl 2または6m M
M g Cl 2のいずれかを与えるように塩を加えた。
Taqについては、0.7mM MnCfzまたは2mM M g Cl 2の
いずれかを与えるように塩を加えた。
すべての反応物は、氷上にて混合され、次いでPo1lを37°C,Taqを6
5℃にてインキュベートした。20分後に反応物を氷上(0°C)で急冷し、E
DTAを各反応物に最終濃度10mMまで添加した。
α”PdCTP取込みを測定するために各反応物から試料を取出した。
この実験結果は表1に示されている。すべての値は、背景について補正して示さ
れている。
表■
RNA テンプレート+ 6d MgC1z −760表■に示されたデータは
、図1にグラフ的に示されている。
この実験は、T a qか逆転写酵素活性を有することを示している。1単位の
Taqは、RNAテンプレートからのDNA転写物へのα”PdCTPの取込量
について、1単位のM o M u L V逆転写酵素と等価である。
E、coliPollも逆転写酵素活性を示した。
・Taq反応は、37°Cではなく65“Cにて行なわれるため、該Taq反応
はPo1lまたはMoMuLV逆転写酵素のいずれと比へても特異性が向上して
いる。
髭
94kDarTaq、62KDarTaqおよびT t h工11.−−一、―
、−−−陣画一一一一1−一―ゆ閥−1陶−一11−画一トー神雫←瞥−−峰
−1W−1師−−ポリメラーゼの逆転写酵素活性の比較
例■において観察された逆転写酵素活性か他の熱安定性ポリメラーゼに共通する
ものであるか決定するために、94kDarTaqポリメラーゼ、5toffe
l断片(従来62kDarTaqと称されていた)、および天然Tthの逆転写
活性を比較した。Tagのいずれの形態も組換え手段により製造された。
94kDaTaqの2μM希釈物を、94μg/nmo l eと仮定して23
.4μM保存溶液から調製した。5toffel断片の希釈物も、Taq希釈物
を使用して同様に調製した。
94 kDaおよび5toffel断片希釈物は、両者ともに、36μmole
/、18μmを含んでいた。
7thポリメラーゼは、比活性80,000単位/■をもって27単位/μlの
溶液として精製された。従って、o、lμpは、0.36pmole (2,7
単位の酵素)を含んでいた。反応物を、最終塩濃度60mMKCf(H3B)ま
たは15mMKCj7 (LSB)をもって設定した。
0°Cにおいて、3つの15X主混合物を、dNTP保存溶液、酵素希釈溶液、
5.4μmale酵素(Tth、94kDaTaq、または5toffel断片
)を含有させて調製した。各15X主混合物から6つの分別量をH3BまたはL
SBのいずれかと合わせ、6つの反応混合物を、それぞれTt h/H3B、T
t h/LSB、94kDa Taq/H3B、94kDa Taq/LBS、
5tof fel断片/HBSおよび5toffel断片/LSBとして与えた
。
6つの反応混合物の各々について、2つの別個の分別量を、負のテンプレート、
正の酵素の対照反応物のために1×アニール緩衝溶液を容れた試験管に取出した
。
反応混合物として有用な残る5つの反応物に、cRNA/DM156アニ一ル化
混合物(3pmo l eのテンプレートおよび60pmoleのプライマ)を
添加した。該6系列の各々から4つの分別量を個々の試験管に取出した。なおも
O″Cのまま、M n Cl xを表■に示される最終塩濃度を与えるように添
加した。
背景水準を測定するために、負−酵素、負−テンプレート対照を、IXclNT
P保存溶液、■×アニール化緩衝溶液、および0.IxTaq希釈溶液を含有さ
せて調製した。塩は、次のように調節した:H3Bおよび0.6mMまたは1.
2mMの最終M n CI! x濃度、ならびにLSBおよび0.6mMまたは
1.2mMの最終M n C1,2濃度。
すべての反応混合物を、65°Cにて15分間インキュベートした。次いて試験
管を水浴中で急冷し、EDTAを各試験管に[OmMの最終濃をもって加えた。
αコ2PdCTP取込量はTCA沈澱により測定した。結果を表■に示す。
表■
負酵素・負テンプレート反応物 リ■
各反応物への12pの入力は、1.23X10’ cpmであった。すへての数
値は、37Cpmの平均背景について補正しである。数値は、125μlの各反
応物あたりに組込まれたcpmを反映している。取込みの全pmo l eは、
a”P−dCTP保存溶液からff2pの計数により測定された9 84 c
pm/pmo l eに基づいて計算された。
これらの結果は、図2にグラフ的に示され、また試験したすべての熱安定性DN
Aポリメラーゼが逆転写酵素活性を有していることを示している。
例■および■は、熱安定性DNAポリメラーゼが、上昇された温度においてRN
Aテンプレートを使用しcDNA分子を生成する能力を有することを示している
。
この実験においては、逆転写反応か、PCRによるcDNA増幅に結合される。
組換えTthが、逆転写反応およびPCRの両者に対する熱安定性ポリメラーゼ
として使用された。プラスミドpAW109から調製されたcRNAテンプレー
トは、例1 (A)に記述されている。本発明のこの実施態様は、例■に記述さ
れ、例■および■で使用された前駆−アニール化工程は除いである。
cRT反応のための成分は、以下の順序をもって室温にて合された=94μj’
、HzO;2μll0XRT反応緩衝溶液(100mMトリス−HCf、(pH
8゜3)、 900mM、KCf) ; 2111. 10mMM n C12
2; I 、6 u l 、 d N T P溶液(2,5mMの各dATP、
dCTP、dGTP、dTTPのH2O中の溶液pH7,0’) ;および2μ
l、rTthDNAポリメラーゼ(20mMトリス−HCl [pH7,5)、
100mM KCI!、 0. 1mM EDTAS 1mMDTTS O,2
%Tween207M(PierceSurfactamps)および50%グ
リセロール(v / v )を含むI×酵素保存緩衝溶液中に2.5単位/μl
)。示された体積は、反応物あたりについてであるが、一貫性およびピペット誤
差を回避するために、RT反応混合物を25×主混合物として調製した。該25
×反応主混合物は、425μf(17μl/反応)を含む。
RT−プライマ混合物は、各々以下のように調製された。187μlのRT混合
物を、25 XRT主混合物から取出し、「下流」プライマと合わせた。この量
は、11のRT反応について充分であった。2つのRT−プライマ混合物を、そ
れぞれ、187μI!RT反応混合物および、■5μMDMI52(水中)二ま
たは15pMTMOI(水中)のいずれかの11μl(反応物あたりlμ!りを
含有させて調製した。18μEの0M152RT−プライマ混合物を含む分別量
を、1−8の番号を付した試験管に取出した。同様に、TMOI RT−プライ
マ混合物の!8μlの分別量を、9−16の番号を付した試験管に取出した。
テンブレー)AW109cRNAを、例■に記述したよう(二調製し、希釈し、
下記のようにTE(10mMトリス−HCf、1mM EDTA)中の2111
テンプレート溶液として添加した。該テンプレート溶液は、担体として30ng
/μ!のrRNAを含んでいた。
反応試験管2−8および10−16を、DM+52については2.5分間、また
TMOI試料については7゜5分間、70°Cにてインキュベートした。試験管
1および9を、氷上に保持してRT反応か負の対照とし、後にPCRテンプレー
トとして作用する夾雑プラスミドDNAの存在を検出のために用意した。70℃
でのインキュベート後、反応を、試験管を氷上に置くことによって停止させた。
PCRアッセイ混合物を、19×主混合物として室温にてg4復した。示された
体積は、反応あたりの体積を意図するものである・71μi’H20;8μl
loXPCR反応緩衝溶液(100mMトリス−H(、j’[pH83] 、l
〜I KCA;18.75mM MgCl2 ;75mM EGTA:50%グ
リセロール[v / vコ)およびlμf、15μMDM151 (rPCR上
流プライマ」)。全体積は、反応あたり80μlてあった。
PCR増幅を、80μi!PcRアッセイ混合物を20μrの逆転写酵素反応物
に添加することにより開始させた。鉱油の覆(75μi)を蒸発防止のために加
え、次いて微量遠心装置で約20秒間遠心して油層を反応混合物と分離した。P
CRを、Perkin ElmerCetus Instruments Th
ermalCyclerおよび以下の4種の連結したファイルを使用して行なっ
た:
ファイル1−ステップサイクル
95℃にて2分間を1サイクル
ファイル2−ステップサイクル
95℃にて1分間、および60℃にて1分間を35サイクル
ファイル3−ステップサイクル
60°Cにて7分間を1サイクル
ファイル4−浸漬4°C
PCRに続いて、各試料から5μlの分別量を取り出し、5μlの試料染料(3
0% w / v ショ糖、0゜1% w/v ブロモフェノールブルー、10
mMEDTA)と合せ、アガロースゲル(2% NuSieve” GTG ア
ガロース[FMCコ、1%5eaken” ME アガロース[FMCコ)にて
分析した。電気泳動に続いて、該ケルをエチジウムブロマイトにより染色し、写
真操影した(図3参照)。すへての生成物の長さを、Ikb BRL 分子量標
準(レーンは示していない)に対して相対的に決定した。図中、レーン番号は試
験管番号に対応している。期待された308bpの長さの生成物は、反応物あた
り100コピーのAW109 cRNAの位置に見られた。TMOIを730塩
基対の転写/増幅生成物の生成のために使用した場合には、反応物あたり100
分子のテンプレートの位置に正しい大きさのバンドか見られた。負の対照反応物
にはPCR生成物か検出されなかった。
例■
全細胞RNAを使用する結合逆転写/増幅に562細胞株を、全細胞RNAの供
給源として使用した。該RNAを、例Iに記載したと同様に精製した。
この実験の目的は、天然に生じる異種的RNA組成物を使用して、結合RT/P
CR方法の感度を試験することであった。一般に、反応物あたりの250ngの
全RNAは、約25,000個の細胞を表わすと推定され得る。
各細胞は、およそI−10個のIL−1a mRNAのコピーを含む。従って、
250ngのに562の全RNAは、概略25,000〜250,000個のI
L−1α標的mRNAを含む。かくして、PCR生成物の特異性および量は、例
Vの合成cRNAテンプレートを使用して生成させた生成物の特異性および量と
比較され得る。
反応条件は、例■に記述したDMI51およびD〜1152を使用するものと同
様であるか、以下の若干の変更を伴う。この実験においてはIII類の下流プラ
イマのみ使用するため、DM152をRT反応混合物に直接に添加した。loX
RT反応主混合物を、各反応物について9μj7H,o;2μf loXRT反
応緩衝溶液、2ul 10mM Mn(、j?2 ; 2μ(! dNTP (
水中に、dATP、dCTP : dGTPおよびdTTP各々の2mM、pH
7,0)および1ul DM152(水中に15μM)を含有させて調製した。
該RT主混合物を室温で調製し、16μ!の分別量を1−9の番号を付した下記
のRNAを容れた試験管に分配した。
全テンプレート溶液は、TE(10mM トリス−HCl、1mM EDTA)
中に調製した。2μEのテンプレート溶液および2μlのTthポリメラーゼ(
IX酵素保存緩衝溶液中、2.5単位/μtりを各試験管に加えた。
すべての試料を、70″Cにて2.5分間インキュベートしたが、例外として試
験管Iは、後にPCRテンプレートとして作用するのであろう夾雑DNAの存在
を試験するために、負のRT対照として氷上に保持した。反応を、氷上に置くこ
とにより停止させた。
PCRアッセイ混合物を調製し、反応を例■に記述されると全く同様に行なった
。RT/PCRの結果を、例Vと同様にして分析し、結合を図4に示しである。
PCR生成物のバンドは、レーン2−7に見られる。結果は、図4に示されるよ
うに、本発明に従うと、80ピコグラムはどの少量の全細胞RNA (RNAの
8−80個の細胞当量に対応する)でも特異的かつ効率的な高温度逆転写および
増幅のための優れたテンプレートとして作用することを示している。
例■は、cDNA調製については7thポリメラーゼがTaqポリメラーゼより
優れているであろうことを示唆している。しかしながら、Taqポリメラーゼは
、PCRにおいてしばしば使用されている。従って、7thポリメラーゼかRT
反応にて触媒作用し、TaqポリメラーゼがPCRにて触媒作用する方法を開発
した。以下の方法は、2つの反応か異なる熱安定性DNAポリメラーゼにより触
媒作用される場合、またはRT反応におけるポリメラーゼ量が、PCRのために
減少される場合に適している。
例示のため、以下の実験を行なった。全般に、RT反応は例Vと同様に行なわれ
るが、反応試験管の半数にっいては、Tthを加熱して失活させ、PCRのため
にTaqて置換した。
特定のプロトコールは次のとおりてあった。RT主混合物を、DM152を使用
して例■に記述されるのと全く同様にして調製した。該RT主混合物を、9x混
合物として作成した。16μlの分別量を、下記のようにAW109cRNAま
たはpAWl 09DNAを含むl−8の番号を付した試験管に取った。
テンプレート溶液は、例Vと同様にすべてTE中の2μlの試料として調製した
。2μlのrTthを各試験管1−8 (IX酵素保存緩衝溶液中に2.5単位
/μl)に加え、該R7反応物を試験管1.2.5および6を別として70°C
にて2.5分間インキュベートした。他の試験管は、RT反応の負の対照として
氷上に保持した。
反応を、試験管を氷上に置くことにより停止させた。下記表は、各試験管につい
て反応条件を要約している。
室温において2つのPCR主混合物を調製した。
RCRフイナスTaqは、反応物あたり、711tl!H,O18μl loX
PCR反応緩衝溶液(100mMトリス−HCl!、pH8,3: IM KC
f : f 8゜75mM MgCl!t ;7. 5mM EGTA;50%
グリセロール[w/vコ)およびLttl DM151(水中に15μM)を含
んでいた。該PCRマイナスTaq混合物は、5×溶液として調製された。PC
RプラスTaq主混合物を、5×溶液として、反応物あたり68.5μm7 H
2O;8μi l0xTaq−PCR反応緩衝溶液(100mMトリス−HC1
’、pH8,3;300mM KCj’ ; 25mM MgC1x )、IM
lDM151.および0.5μl Ampli Taq”(5単位/μl)を含
存させて調製した。
80μlのPCRマイナスTaq主混合物を、試験管1−4に加えた。EGTA
(2al!の30mM保存溶液)を試験管5−8に加えた。次いで鉱油をすべ
ての試験管に入れた(75μl/試験管)。試験管5−8を99°Cにて4分間
加熱し、78μlのPCRプラスTaq反応混合物をこれらの試験管のみに加え
た(油の下側)。すべての試験管を微量遠心装置にて20秒間遠心し、例Vに記
述されている4つの結合ファイルを使用してサーモサイクル中でインキュベート
した。該RT/PCR増幅物を、増幅−記述されているように電気泳動により分
析し、ゲルを写真撮影した(図■)。図Vは、PCR工程におけるrTthのA
mpli Taq”による置換か、生成物の収率に影響しないことを示している
。
例■
好ましい逆転写/PCRプロトコール
A、逆転写反応
0.5mlのポリプロピレン微量遠心試験管に、9.4μ!滅菌蒸留水、2μi
’ 10XrTth逆転写酵素緩衝溶液; 2μA” MnCl2 (10mM
); 0゜4t、tlのdGTPSdATP、dTTPおよびdCTPのそれぞ
れ(各10mM):2μl rTthポリメラーゼ2゜5μlμm1μlのプラ
イマDM152(15μM)(または、別の「下流」プライマ)、および2μl
の正の対照RNAまたは≦250ng全RNAを含む実験試料を合せる。 この
実施態様において正の対照RNAは、DMI52のテンプレートとして機能する
。対照RNA濃度は、好ましくは〜104コピー/20μ!である。
例えば、対照RNAは、10mMhリスーHC1!、pH8゜0.1mM ED
TAおよび10mM NaC1中において、30ag/dのE、coli rR
NA中でpAW109から転写されたRNAであってもよい。
全逆転写反応体積は、試料あたり20μlとすべきである。
蒸発または還流を低減するために、混合物を50−100μlの鉱油で覆う。
該試験管を、浸漬ファイルニア0°Cにて5−15分間、を使用してPerki
n−Elmer Cetus DNAサーモサイクラ−中でインキュベートする
。反応を、必要となるまで試験管を氷上に置くことにより停止する。
各試料について、次のように最小80μlのRCR主混合物を調製する。8μl
10×キレート化緩衝溶液、6−10ulの25 m M M g Cl 2
.1μfのプライマDM151(15μM)または実験的な「上流」プライマお
よび滅菌蒸留水。水、M g Cl !および「上流」プライマ体積の任意の組
合せを、該主混合物の全体積か試料あたり80μlである限り使用できる。
至適M g Cf 2濃度は、全dNTP濃度、および使用するプライマとテン
プレートに依存して変化するであろう。はとんとの場合において、反応混合物中
1.5−2゜5mMの範囲のMgCl!、の最終濃度は優れた結果を与えるであ
ろう。使用されるテンプレートが正の対照pAWI09である場合、6al (
1,5mM)のM g Ci !か好ましい。
80μ!のRCR主混合物を、各逆転写反応試験管に分配する。試料の持越しを
避けるために、添加間でピペットチップを交換する。試験管を微量遠心装置で〜
3゜秒間遠心する。
pAWI O9RNA正対照の増幅のために、Perkin Elmer Ce
tus DNAサーモサイクラは、次のように4つの結合ファイルにてプログラ
ムされる・
ステップサイクル、95℃にて2分間を1サイクル、ステップサイクル:95°
Cにて1分間および60°Cにて1分間を35サイクル、
ステップサイクル、60°Cにて7分間を1サイクル浸漬 :4・C
PCR増幅試料は、次の分析まで凍結保存することかできる。
アニール−伸長温度について60°Cの選択は、正対照cDNAの増幅に対して
至適である。他のプライマーテンプレート対に対しては、該アニール−伸長温度
の低下または上昇が必要でありうる。より高いアニール−伸長温度は、一般に特
異的生成物を生じる(Saikiらの、1988.5cience 239:4
87−49I参照)、至適状態は、5°Cにて試験を行なうか、あるいはより小
さい増大分について、最大の特異性および生成物の収率が達成されるまで試験し
て経験的に決定し得る。
PCR増幅のための至適塩化マグネシウム濃度は、各プライマの組について1.
5〜2.5rnM塩化マグネシウムの濃度を試験することにより経験的に決定し
得る。
過少または過多の塩化マグネシウムは、増幅効率に影響するであろう。塩化マグ
ネシウム濃度を、試料RNA、dNTP、cDNAおよびDNAの濃度の実質的
変化に並行して調節することが好ましい。
多量の2次構造を含むことか知られているテンプレートについては、「ホットス
タート」プロトコールが好ましい。逆転写反応のために2種類の反応混合物が調
製される。混合物A:9.4μ!滅菌蒸留水、2μl 10XrTth逆転写酵
素緩衝溶液、Iμl「下流プライマ」、2μr試料RNA (< 250mgの
全RNA) 。混合物B : 2ulのl OmM Mn Cl 2溶液:04
μ/ dGTP;0.4μl dATP;0.4μ1dCTP;0.4μf d
TTP;2μj7 rTthポリメラーゼ。
再反応混合物を室温にて調製する。混合物Aを70°Cにて5分間インキュベー
トし、反応物に混合物Bを加え(反応混合物Aを70°Cに保ったまま)、先に
「逆転写反応」の節で記述されているように70゛Cにて5−15分間インキュ
ベートする。PCR反応は、上述のように行なわれる。
C:試薬
好ましいプロトコールは、以下の試薬類を使用する:rTthポリメラーゼ 2
.5単位/ u lプライマDM152 15μM
プライマDM151 15μM
正対照RNA 5X10’コピー/μ1dATP、 dGTP、 dCTP、
dTTP 各]、0mM10X逆転写酵素緩衝溶液 100mMトリス−HCl
、pH8,3,900mM K C1
tOXキレート緩衝溶液 50%グリセロール(v/v)100mM)リス−H
C1
pH8,3、IM KCI!、
7.5mM EGTA。
0.5%TWeen20
M n Cl 2溶液 10m M
M g Cl 2溶液 25mM
これらの成分は、高温度逆転写用キットとして組合されてもよい。キットの変形
も本発明の開示の範囲内にある。
例えば、MnC1,は、逆転写酵素緩衝溶液中に含まれ、また、M g Cl
2はキレート緩衝溶液中に含まれてもよい。しかしながら、反応の至適化のため
に、M n Cl 2およびM g Cl zは、別個の試薬として提供される
。本質的ではないが、正の対照の使用は、発明の商業的実施には好ましい。
培養物の寄託
培養物は、Cetus Master
Culture Co11ection (CMCC)1400、Fifty−
Third 5treet、Emeryuille、CA94608、USAに
寄託され、また、American TypeCulture Co11ect
ion (ATCC)、12301、Parklawn Drive、Rock
ville、Maryland、USAに受託された。CMCCおよびATCC
に受託番号、およびATCC寄託日を下記に示す。
培養物 ATCC番号 寄託口
1)BSM:Tthlo 68195 12/21/89pAWI 09 68
+ 52 10/27/89これらの寄託は、ブダペスト条約に基づいてブダ
ペスト条約の国際寄託当局に行なわれている。このことは、寄託臼から30年間
の生き7こ培養の維持か保証される。
該寄託は、ブダペスト条約の規定に基づいてATCCにより、入手可能とされ、
また関連する米国特許の発行によって永久的かつ無制限の入手可能性を保証する
出願人とATCCとの間の契約を与える。譲渡者は、ここに、寄託培養物が適切
な条件で培養された場合に死滅し、失なわれ、破壊された場合には、それが通知
のもとに直ちに同じ培養物の生きた試料に置換されることに同意するものである
。寄託の入手可能性は、特許法に基づいて政府の権限のもとに与えられた権利に
反して、発明の実施許諾と解釈されるべきではない。
これらの寄託は、関連する公衆の便宜のためになされたもので、記述が発明の実
施を可能とするに充分でないことを認めるものではなく、また発明をこれらの特
定の構築物に限定することを意図するものでもない。ここに与えらたものは、当
業者が寄託された構築物を複製し、請求された発明の実施を可能とするDNAの
別の形態またはそれを含む生物を構築することを可能ならしめる完全なる記述で
ある。
本発明か詳細に記述されたが、ここに添付する請求の範囲の精神および範囲内に
て変更および修飾か可能であることは理解されるであろう。
図3
図4
図5
要 約 書
熱活性DNAポリメラーゼによるRNA配列の複写および増幅方法か提供される
。RNAの逆転写は、例えば、94kDa Taq、62kDa Taq、nT
thおよび組換えTth DNAポリメラーゼにより触媒作用を受ける。逆転写
が、熱安定性ポリメラーゼを使用する一酵素処理においてPCR増幅と結合され
る。
手 続 ネ… 正 書防珂
平成5年3月18日
]−事件の表示
2−発明の名称
高温度逆転写酵素
エフ、ホフマン − ラ ロシュ アープ−5−補正命令の日1寸 平成5年2
月16日6−ネ甫正により増力口する請求項の数7−補正の対象
図面の翻訳文
名義変更届
国際調査報告
llIm@1^−・kaIw IIIPCT/US 90107641国際調査
報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.RNAテンプレートの逆転写に際し:前記RNAテンプレートを含む試料を 、前記RNAテンプレートに対してこれにハイブリッドするために充分に相補的 であるオリゴヌクレオチドプライマ、および熱活性DNAポリメラーゼと共に、 4種のデオキシリボヌクレオシドトリホスフェート類の存在下、適切な緩衝溶液 中において、前記プライマが前記RNAテンプレートにハイブリッドし、かつ前 記熱活性DNAポリメラーゼが前記デオキシリボヌクレオシドトリホスフェート の重合反応に対して触媒作用して前記RNAテンプレートの配列に対して相補的 なcDNA配列を形成するために充分な温度にて処理することを含んでなる逆転 写方法。 2.前記熱活性DNAポリメラーゼが、熱安定性DNAポリメラーゼである請求 の範囲第1項に記載の方法。 3.前記熟成温度が、50℃および80℃の間である請求の範囲第1項に記載の 方法。 4.前記試料がヒトの生物学的試料である請求の範囲第1項に記載の方法。 5.前記熱安定性DNAポリメラーゼが、nTaq、nTth、94kDa r Taq、Stoffel断片、およびrTthからなる群から選択される請求の 範囲第2項に記載の方法。 6.前記緩衝溶液が、Mg2+およびMn2+からなる群がら選択される二価陽 イオンを含んでなる請求の範囲第3項に記載の方法。 7.前記プライマが、特定のRNA標的分子に相補的である請求の範囲第4項に 記載の方法。 8.前記二価陽イオンが、約0.5および2.5mMの間の濃度であるMn2+ である請求の範囲第6項に記載の方法。 9.前記特定のRNA標的分子が、遺伝子性または感染性疾患の診断用である請 求の範囲第7項に記載の方法。 10.前記cDNA形式後に前記試料に更にEGTAを添加することを含む請求 の範囲第8項に記載の方法。 11.前記EGTAが、Mn2+のモル濃度の約1−10倍の間の濃度で存在す る請求の範囲第10項に記載の方法。 12.前記重合反応が、約2.5および15分間の間の時間をもって行なわれる 請求の範囲第8項に記載の方法。 13.前記緩衝溶液が、該反応混合物に約50−125mMの間の濃度を与える KClを更に含んでなる請求の範囲第8項に記載の方法。 14.特定の標的RNA分子を含むと予想される試料中の前記特定の標的RNA 分子の検出に際し:(a)前記試料を、前記RNAテンプレートに対してこれに ハイブリッドするために充分相補的であるプライマ、および熱活性DNAポリメ ラーゼと共に、4種のデオキシリボヌクレオシドトリホスフェート類の存在下、 適切な緩衝溶液中において、前記プライマが前記標的RNAにハイブリッドし、 かつ前記熱活性DNAポリメラーゼが前記デオキシリボヌクレオシドトリホスフ ェートの重合反応に対して触媒作用して前記標的RNAの配列に対して相補的な cDNA配列を形成するために充分な温度にて処理し; (b)工程(a)にて形成された前記cDNAを処理して、単鎖cDNAおよび RNAテンプレートを与え:ならびに (c)前記cDNAの存在を検出する工程を含んでなる特定の標的RNA分子の 検出方法。 15.工程(c)に先立って、工程(a)および(b)を少なくとも1回反復す ることを更に含む請求の範囲第14項に記載の方法。 16.前記特定のRNA標的分子が、遺伝子性または感染性疾患の診断用である 請求の範囲第14項に記載の方法。 17.試料中に存在することが予想される標的RNA分子の増幅に際し: (a)前記試料を、前記標的RNAに対してこれにハイブリッドするために充分 相補的である第1のプライマ、および熱活性DNAポリメラーゼと共に、4種の デオキシリボヌクレオシドトリホスフェート類の存在下、適切な緩衝溶液中にお いて、前記第1のプライマが前記標的RNAにハイブリッドし、かつ前記熱活性 DNAポリメラーゼが前記デオキシリボヌクレオシドトリホスフェートの重合反 応に対して触媒作用して前記標的RNAの配列に対して相補的なcDNA配列を 形成するために充分な温度にて処理し: (b)工程(a)にて形成された前記cDNAを処理して単鎖cDNAを与え; (c)工程(b)にて形成された前記単鎖cDNAを、少なくとも一つの単鎖c DNA分子にハイブリッド可能であり、かつ熱安定性DNAポリメラーゼの存在 下、二重鎮cDNAの生成に適切な条件下で伸長生成物の合成開始を可能とする 第2のプライマと共に処理し;ならびに (d)工程(c)の二重鎖cDNAをポリメラーゼ連鎖反応により増幅する、 工程を含んでなる標的RNA分子の増幅方法。 18.前記熱活性DNAポリメラーゼが熱安定性である請求の範囲第17項に記 載の方法。 19.工程(a)の温度が、50℃および80℃の間にある請求の範囲第17項 に記載の方法。 20.前記標的RNA分子が、遺伝子性または感染性疾患の診断用である請求の 範囲第17項に記載の方法。 21.工程(a)および工程(c)が、同じ熱安定性DNAポリメラーゼにより 触媒作用を受ける請求の範囲第18項に記載の方法。 22.前記熱安定性DNAポリメラーゼが、nTaq、nTth、94kDa rTaq、Stoffel断片、およびrTthからなる群から選択される請求 の範囲第21項に記載の方法。 23.工程(a)における前記適切な緩衝溶液が、Mn2+である二価陽イオン を含む請求の範囲第19項に記載の方法。 24.工程(c)における前記適切な条件が、Mg2+である二価陽イオンを含 む緩衝溶液を有してなる請求の範囲第23項に記載の方法。 25.工程(a)の後で工程(b)の前に、EGTAが前記試料に添加される請 求の範囲第23項に記載の方法。 26.工程(c)における前記適切な条件が、EGTAを含むPCR緩衝溶液を 有してなる請求の範囲第23項に記載の方法。 27.工程(a)が、2.5および15分間の間の時間をもって行なわれる請求 の範囲第23項に記載の方法。 28.前記PCR緩衝溶液が、PCRにおいて約5−10%の濃度で与えられる ためのグリセロールを含んでなる請求の範囲第26項に記載の方法。 29.前記EGTAが、前記PCR緩衝溶液中に、Mn2+濃度の1−10倍の 間の最終EGTA濃度を与えるべく仔在する請求の範囲第26項に記載の方法。 30.前記PCR緩衝溶液が、約50−125mMの間の濃度においてKClを 更に含む請求の範囲第28項に記載の方法。 31.パッケージされた形態において:(a)逆転写反応における熱活性ポリメ ラーゼの使用に対する指示書; (b)熱活性ポリメラーゼ; (c)逆転写酵素用緩衝溶液;および (d)MnCl2溶液 を含んでなるキット。 32.1種の異なるデオキシリボヌクレオシドトリホスフェートの各々を更に含 んでなる請求の範囲第31項に記載のキット。 33.前記熱活性ポリメラーゼが、nTaq、nTth、94kDa rTaq 、Stoffel断片、およびrTthからなる群から選択される請求の範囲第 31項に記載のキット。 34.前記MnCl2が、約0.8および1.4mMMnCl2の間の最終濃度 を与えるべく、逆転写反応において使用するために好適な量をもって存在する請 求の範囲第31項に記載のキット。 35.PCR実施のための緩衝溶液を更に含んでなる請求の範囲第32項に記載 のキット。 36.正の対照RNAおよび正の対照RNA逆転写用プライマを更に含んでなる 請求の範囲第32項に記載のキット。 37.前記逆転写緩衝溶液が、約50−100mMKC4の間の最終濃度を与え るべく逆転写反応において使用するために好適な量をもってKClを更に含有し てなる請求の範囲第34項に記載のキット。 38.PCR実施のための前記緩衝溶液が、EGTAを含むキレート形成緩衝溶 液として好適なものである請求の範囲第35項に記載のキット。 39.溶液中にMgCl2を更に含んでなる請求の範囲第38項に記載のキット 。 40.前記成分が、下記の最終濃度: 0.2−2mMEGTA I−10%グリセロール 50−125mMKCl 1−3mMMgCl2 を与えるべくPCR反応における使用に適した量をもって存在する請求の範囲第 38項に記載のキット。
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