JPH05503971A - 特に自動車のための垂直貯蔵装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特に自動車のための垂直貯蔵装置 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念記載の、特に自動車のための垂直貯蔵装 置に関する。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２．０６３．２３２号明細書によって貯蔵装置 が知られている。更に、ドイツ連邦共和国特許出願公開第１．９０３．９１７号 明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２．０５１，２８０号明細書およびド イツ連邦共和国特許出願公開第２，１６１，８６８号明細書を参照されたし。

これらの公開明細書には、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２，０６３，２３２ 号明細書によって公知である貯蔵装置が一層詳しく説明されているかあるいはこ れらの公開明細書からこのような貯蔵装置の一般的な構成の他の実施形が知られ ている。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２，０６３，２３２号明細書では、公知の垂直 貯蔵装置は、互いに連結され垂直に立設された２本の支柱によって形成され垂直 に立設されたフレームを備えている。駆動可能でありかつ循環する無端のチェー ンがそれぞれ２本の垂直なガイドに沿って案内されて各支柱に設けられている。

このチェーンはそれぞれヒンジピンを介して互いに連結された個々のチェーンリ ンクからなっている。それぞれのチェーンはガイドの下側の開放端部と上側の開 放端部で方向転換可能である。一つおきのチェーンリンクはフレームから外側へ 延びる支持アームを備えている。両チェーンはそれぞれチェーンの張り側と弛み 側の同じ高さ位置に支持アームが設けられるように、配置されかつ同期して動く 。

このような２本の支持アームはその自由端で水平な貯蔵プラットフォームによっ て形成されたゴンドラを揺動支承する。このプラットフォームの長手方向端部に 梁が設けられている。

チェーンは駆動および支持装置によって動かされるだけてなく、ガイドに支持さ れている。この駆動および支持装置の詳細は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第 １，９０３，９１７号明細書に記載されている。

このような公知の装置と、その他の類似の自動車用公知貯蔵装置（例えばドイツ 連邦共和国特許出願公告第２．０６０，２９５号明細書とドイツ連邦共和国特許 出願公開第２，２３９．８４５号明細書参照）は、貯蔵装置全体、ひいてはすへ てのゴンドラが地表面の上方に位置するように設置されている。これは一部は構 築方式に原因がある。なぜなら、自動車が最下方において中央に位置するゴンド ラにのみ乗り入れることができるからである。この種の貯蔵装置は例えば２０台 以上のゴンドラによって形成される。従って、この貯蔵装置の構造高さは２５〜 ３０ｍになる。これは８〜１０階建ての建物の高さに相当する。このような構造 高さは都市においても概して許されない。従って、このような貯蔵装置は今まで 例えば従来のビル組み込み式駐車場と比へて世の中に価値が認められなかった。

ゴンドラの使用は実質的に乗り入れレベルの上方に設けられた貯蔵装置にとって 原理的に実証された。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第３，４３７．７２０号明細書では、この貯蔵装 置の大部分を乗り入れレベルの下方に配置すること、すなわちこの貯蔵装置を実 質的に地表面の下方に配置することが提案された。この貯蔵装置は一般的に、地 面から上方へ少なくともほぼ２個のゴンドラ高さだけ突出している。というのは 、構造に基づいて、最上方の位置にあるゴンドラに乗り入れできないからである 。この範囲において、貯蔵装置の使用者にとって技術的な詳細は明白である。

同じ高さ位置で、このようなゴンドラに前方へ乗り入れが行われ、続いてゴンド ラの反対側から再び前方へ自動車が出る。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２．２２１，４８４号明細書により、大部分が 地面の下に配置された自動車用貯蔵装置が知られている。この貯蔵装置の場合に は、前方へ自動車を乗り入れた後で、再び後方へ出なければならない。これは１ 台の自動車が貯蔵装置から出る場合に、他の自動車が出入り範囲に存在していて はならず、更に貯蔵装置の外側に充分な方向転換スペースがなければならない。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第２，２３９，８４５号明細書には、貯蔵プラッ トフォームが斜めに対向する二つの角に、垂直方向上下にそれぞれ１本の支持ピ ンと案内ピンを備えている貯蔵装置が知られている。案内ビンは短い脚部の自由 端に設けられ、支持ピンはＬ字状フランジの脚部交点に設けられている。このフ ランジの長い脚部は貯蔵プラットフォームの端面に設けられている。この長い脚 部の長さはプラットフォームの端面の幅に相当する。このようなフランジはプラ ットフォームの各々の長手方向端部に設けられている。

一対の支持ピンおよび案内ビンはそれぞれ、一方のレールに沿って滑動して垂直 方向に上昇し、それから水平方向に離した他のレールに沿って垂直方向に下降す る。垂直レールの上端と下端において、レールはそれぞれ弧形の２本のレールを 介して互いに連結されている。この場合、支持ピンは上側に設けられた他の弧状 レールに沿って案内され、案内ビンはその下にあるレールに沿って案内される。

垂直案内レールへの両ピンの出入りは、それぞれ転轍器を介して行われる。更に 、貯蔵プラットフォームの各々の側に、垂直方向において支持ピン用レールに隣 接して、搬送チェーン用の２本の案内レールが設けられている。この搬送チェー ンの上側と下側の方向転換はそれぞれホイールを介して行われる。この場合、チ ェーンはそれぞれ、垂直案内範囲の場合よりも支持および案内ビンから離して案 内される。

垂直範囲では、チェーンの特別な装置が貯蔵プラットフォームの支持ピンに作用 する。一方、上側と下側の方向転換範囲においては、貯蔵プラットフォームの運 動のための特別な装置がこの範囲に設けられている。。自動車等を支持する貯蔵 プラットフォームは支持および搬送の役目をするチェーンに常に連結されている とは限らない。

この貯蔵装置の場合、自動車の出入りは、案内レールの垂直部分に沿って案内さ れる貯蔵プラットフォーム上でのみ行うことができる。すなわち、プラットフォ ームの最上方の位置でも最下方の位置でも、乗り降りは不可能である。その際、 自動車は一方の側にある貯蔵プラットフォーム上に前方から乗り入れる。この貯 蔵プラットフォームは他の側にも設けなければならないので、自動車は再び前方 から降りる。その際、自動車の運転手はプラットフォームに乗り入れた後車から 降りるとき、およびプラットフォームから車を降ろす前に車に乗るときに、その 自動車と隣の自動車の間、およびその自動車とそこで密接する貯蔵装置の構造体 との間を歩かなければならない。その際、運転手は機械的に動かされる装置の部 品によって非常に容易に動き得る。これは負傷の危険だけでなく、汚れの危険を 高める。同乗者の場合には出入りの際に、危険が高まる。

この公開明細書に示しであるごとく、例えば２個のプラットフォームの垂直方向 間隔のほぼ１借手に相当する装置の部分を、乗り入れレベルの下方に設けなけれ ばならない場合でも、この貯蔵装置は実質的に地面の上方に構築される。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第３，４３７．７２０号明細書の貯蔵装置を一層 発展させた貯蔵装置がドイツ連邦共和国特許出願公開第３，８０１，２１１号明 細書によって知られている。その際、貯蔵プラットフォームは二つの支持ピンを 備えている。この支持ピンは貯蔵プラットフォームの長手中心軸線の両側で斜め にずれている。これに対応して、チェーンとガイドがずらして配置されている。

チェーンは案内ホイールを介して方向転換させられる。斜め下方に向いた案内レ バーは回転モーメントを受け止め、貯蔵プラットフォームの傾動を阻止する。

しかし、この公開明細書に示されかつ説明されている複雑な構造体は有効性が実 証されなかった。更に、このような貯蔵装置のコストも高すぎる。

そこで、本発明の根底をなす課題は、根掘り内に埋設される当該種類の貯蔵装置 を次のように改良することである。すなわち、使用者が乗り入れて歩く範囲に、 貯蔵装置の機能部品が存在せず、それによって特に危険なくおよび容易に使用可 能である、すなわち使用にやさしくなるように改良することである。更に、貯蔵 装置はドイツ連邦共和国特許出願公開第３，８０１．２１１号明細書に記載され た貯蔵装置よりも簡単に形成され、安価に製作され、そして信頼性が高くなけれ ばならない。

この課題の解決策の場合には、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２，２３９゜８ ４５号明細書によって知られている貯蔵プラットフォームに似ている貯蔵プラッ トフォームが使用される。すなわち、冒頭に述へたＮ泡の貯蔵装置と異なり、懸 吊されるゴンドラはもはや使用しない。更に、ドイツ連邦共和国特許出願公開第 ２，０６３，２３２号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第１．　９０３゜ ９１７号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２，０５１，２８０号明細書 、ドイツ連邦共和国特許出願公開第２，１６１，８６８号明細書およびドイツ連 邦共和国特許出願公開第３．４３７，７２０号明細書によって知られているチェ ーンのガイドが使用され、その間に開発された、ドイツ連邦共和国特許出願公開 第３．８０１，２１１号明細書によるチェーンのガイドは使用されない。

本発明による貯蔵装置の場合には、各貯蔵プラットフォームが２本の支持ピンを 備え、この支持ピンが両方共この貯蔵プラットフォームの長手中心軸線内に設け られ、かつ両チェーンの一方の支持アームの自由端に回転可能に軸承され、各貯 蔵プラットフォームに、少なくとも１本の案内レバーが固定され、各貯蔵プラッ トフォームの少なくとも一つの角に、案内ローラが固定されている。

それによって、この貯蔵プラットフォームは支持アームを介して枢着され、かつ 貯蔵装置のチェーンに常に連結されている。この支持アームは例えばドイツ連邦 共和国特許出願公開第２，０６３，２３２号明細書によって知られているような ものである。この公開明細書では勿論、支持アームは懸吊されるゴンドラを支持 する。ドイツ連邦共和国特許出願公開第３，８０１．２１１号明細書の貯蔵装置 の場合にも、既に支持アームが設けられている。しかし、この貯蔵プラットフォ ームの支持ピンは斜めに配置か顛それによって貯蔵プラットフォームは少なくと も理論的には支持アームに水平に保持されている。

最上方の貯蔵プラットフォームが貯蔵装置の最上方部分を形成するように、貯蔵 ブラットフす−ムを支持アームによって貯蔵装置内で移動させることが可能であ る。すなわち、貯蔵装置は上側を最上方の貯蔵プラットフォームによって閉じる 。この面から機能部品が突出することはない。根掘りがこの貯蔵ブラットフを一 層の傍らで揺動可能な板によって閉鎖されると、貯蔵装置の使用者には平らな面 しか見えない。この平面上で、使用者はその自動車を特別な範囲に置くことがで きる（同じ出願人のドイツ連邦共和国特許出願公開第３，８０１，２１１号明細 書参照）。

好ましい実施形では、貯蔵プラットフォームの少なくとも２個の角、特に４個す べての角に、それぞれ１個の案内ローラが設けられている。たとえ、各貯蔵プラ ットフォームが１個の案内ローラで充分であっても、少なくとも貯蔵プラットフ ォームの各長手端部に、好ましくはその各々の角に、案内ローラが１個ずつ設け られている。

その際、案内ローラの軸線は貯蔵プラットフォームの長手軸線に対して平行に向 いている。

一対のこの案内ローラはチェーンの上側と下側の方向転換範囲にそれぞれ案内レ ールに沿って案内されている。それにより、この範囲においても貯蔵プラットフ ォームは水平に保持可能である。

好ましい実施形では、このガイドの端部範囲は少なくとも四分の一円状に形成さ れている。この場合、特にその間に水平な範囲が形成され、この水平な範囲内で ガイドの少なくともチェーン寄りの側が開放している。

個々の案内レバーは貯蔵ブラットフす一層に対して相対回転しないように固定さ れ、かつ下方へ向き、そして特にその自由端か中央で貯蔵プラットフォームの下 方に配置されている。

その際、案内レバーは貯蔵プラットフォームに直接固定されているかまたは貯蔵 プラットフォームの支持ピンに相対回転しないように固定されている。

少なくとも貯蔵装置の垂直範囲において回転モーメントの受け止めを行うために 、例えば案内レバーの下向きの自由端部か装置を備え、この装置が補完的に形成 された装置と共に、その下に位置する貯蔵プラットフォームに作用可能である。

その際、案内レバーの自由端に設けた装置は二叉部材であり、その下に位置する 貯蔵プラットフォームに設けられ補完的に形成された装置はビン、特に貯蔵プラ ットフォームの支持ピンである。

特に、案内レバーの下端には少なくとも１個の案内ローラか設けられている。

例えば、案内レバーの自由端に設けた装置は案内ローラであり、その下に位置す る貯蔵プラットフォームに設けられ補完的に形成された装置はＶ字状に形成され た凹部であり、この凹部は特に貯蔵プラットフォームに形成されている。貯蔵装 置の垂直範囲においてこの案内ローラはＶ字状の凹部内で外へ揺動しないように 保持され、個々の貯蔵プラットフォームは互いに支持する。チェーンの方向転換 範囲において、案内ローラは先ず最初に付加的におよび方向転換した貯蔵プラッ トフォームの“離れ″の後でガイドによって保持される。

案内レバーの一方のローラは特に連続した案内レールに沿って案内され、この案 内レールは互いに平行な二つの垂直な区間を備え、この区間は下側と上側でそれ ぞれほぼ半円状の区間を介して互いに接続されている。

案内レバーの自由端に２個のローラが設けられ、案内レバーの両ローラのそれぞ れ１個が案内レールに沿って案内され、この案内レールがそれぞれ貯蔵装置の少 なくとも上側と下側の範囲に、互いに平行な二つの垂直区間を備え、この垂直区 間が下側と上側でそれぞれほぼ半円状の区間を介して互いに連結されている。

この２個のローラはＶ字状の凹部内に位置する前記のローラに加えて設けられる ので、本来の垂直範囲においてローラのためのガイドが不要である。

案内ローラを保持するガイドはＵ字状の形材からなっている。

本発明の他の詳細および効果は、請求の範囲従属項と、図面に基づいて次に説明 する本発明の実施例から明らかになる。

第１図は根掘りの中に沈められた貯蔵装置の上側の範囲の重要な部分を出入り方 向から見た図、 第２図は第１１Ｎによる貯蔵装置の若干の部品を、出入り方向に対して横方向に 見た図、 第３図は自動車を格納した状態を示す、第４図と同様な縮小図、第４図は自動車 を格納した状態を示す、第２図と同様な縮小図である。

貯蔵装置ｌは図示していない根掘り内に、次のような深さに配置されている。

すなわち、貯蔵装置ｌの貯蔵プラットフォーム２が地表面と一致するように、す なわちこの貯蔵装置１全体がこの根掘り内に位置するように配置されている。貯 蔵装置ｌと根掘りの上方には、図示していない上部構造物を設けることができる 。

これは貯蔵装置１を統合した大型の建造物の場合である。しかし、簡単な上部構 造物でもよい。この簡単な上部構造物内には、貯蔵装置１への自動車のための閉 鎖可能な乗り入れ通路だけが設けられている。

貯蔵装置１は図示していない２本の支柱を備えている。この支柱はフレームを形 成し、この支柱には次に詳細に説明する部品が固定されている。この両支柱は根 掘りの底に立設され、上側が根掘りに対して側方に支持されている。しかし、両 支柱は根掘りの上側範囲においても固定することができるし、場合によっては根 掘りの上方に揺動懸吊することができる。

この両支柱は互いに間隔をおいて設けられ、それによりその間に貯蔵プラットフ ォーム２が縦方向に場所を有し、他の機械部品のために充分なスペースが存在す る。この両支柱は貯蔵装置１の垂直中心平面３内で立っている。この中心平面３ 内で、自動車が出入りする。

この各支柱は、それに付設されたチェーン５の支持および案内ピン４のための２ 個の垂直ガイドを備えている。チェーン５のこの垂直ガイドはそれぞれチェーン ５の上側と下側の方向転換範囲の高さ位置で終わっている。

チェーン５は個々のチェーンリンク５ａ、５ｂからなっている。このチェーンリ ンクは支持および案内ピン４を介して互いに連結されている。チェーンリンク５ ａ、５ｂは同じ長さであり、かつほぼ同じように形成されている。

しかし、チェーンリンク５ｂの一つおきに、支持アーム６が枢着されている。

この支持アームはここでは同じ長さの２本の脚部６ａ、６ｂからなり、チェーン リンク５ｂの端部範囲にフランジ止めされ、その他端は一緒にブツシュ７を支持 している。このブツシュの軸線はチェーン５の支持および案内ピン４の軸線と平 行に向いている。その結果、このブツシュ７はチェーンリンク５ｂの支持および 案内ピン４の間の三等分のところに配置されている。ブツシュ７は付設のチェー ンリンク５ｂがいかなる位置にあっても、中心平面３から離れたチェーン５の側 に位置する。

図から判るように、自動車８を収容する貯蔵プラットフォーム２につき、それぞ れ２個のチェーンリンク５ａ、５ｂが設けられている。従って、個々のチェーン リンク５ａ、５ｂの長さは、上下に設けられた２個の貯蔵プラットフォーム２の 間隔の半分である。

両チェーン５は、一方のチェーン５の支持アーム６が常に他方のチェーン５の支 持アーム６と共に水平に位置するように、保持されかつ同期して案内される。

例えば温度変化時、貯蔵装置１の負荷状態に応じておよび使用時間が経過するう ちにチェーン５がやや伸びることにより、チェーン５の長さ変更が生じる。貯蔵 装置ｌｌが上側から荷積みおよび荷降ろしを行うので、最上方の貯蔵プラットフ ォームの位置が常に同じであることだけが重要である。これは、チェーンの駆動 装置と支持装置を貯蔵装置の上側範囲に設けることによって達成される。

貯蔵プラットフォーム２はその長手方向端部に、支持ピン９を備えている。この 支持ピンの軸線は貯蔵プラットフォーム２の長手中心軸線内に設けられている。

各支持ピン９はチェーンリンク５ｂの一方の支持アーム６のブツシュ７に回転可 能に支持されている。支持アーム６がそれぞれ外方へ向いているので、貯蔵プラ ットフォーム２の支持ピン９はチェーン５の循環の外側を循環する。

それによって、それぞれ一つの貯蔵プラットフォーム２のために、最上方位置が 生じる。この最上方位置では、図から明瞭に判るように、この貯蔵プラットフォ ームが貯蔵装置１の最上方部分を形成する。自動車８等を置くためのこの貯蔵プ ラットフォーム２の上面は貯蔵装置１の他の機能部品から上方に充分に突出して いる。

更に、図から判るように、最も上側の貯蔵プラットフォーム２の上面はすべての 側から妨害されずにアクセス可能である。使用者は単に、はぼ平らな底がある空 間だけを見出す。この平らな底は自動車を載せる所定の面積を有する。

貯蔵プラットフォーム２の支持ピン９の配置とその軸受によって、貯蔵プラット フォーム２は不安定な釣り合いで保持される。この釣り合いは遅くとも、自動車 が貯蔵プラットフォーム２に載せられるときには、もはや存在しない。

貯蔵プラットフォーム２をあらゆる場合に水平に保持するために、貯蔵プラット フォーム２の各支持ピン９の範囲に、それぞれ１本の案内レバー１０が相対回転 しないように取付けられている。この場合、案内レバーｌＯは水平に対して、ひ いては貯蔵プラットフォーム２０表面に対して、９０°の角度をなしている。

この場合、案内レバーは垂直方向に見て支持アーム６と平行に延びている。

第２図において、案内レバーｌＯが貯蔵プラットフォーム２に直接固定されてい る。案内レバー１０はキーによって支持ピン９に相対回転しないように保持して もよい。この案内レバーの自由端には、少なくとも１個のローラ１１が回転可能 に設けられている。このローラの回転軸線はチェーン５の支持および案内ピン４ の軸線に対して平行である。

案内レバーｌＯにローラ１１が１個だけ設けられていると、このローラ１１はリ ング状の閉じた連続するガイド１２内を案内される。このガイド１２はチェーン ５用ガイドを支持する支柱に固定されている。この両ガイド１２はそれぞれ２個 の垂直な区間を備えている。この区間は上側と下側がほぼ半円状の区間を介して 互いに連結されている。この区間は幾何学に基づいて正確な半円には形成されて いない。なぜなら、もしそうしないと、上側と下側の方向転換範囲において貯蔵 プラットフォーム２が正確に水平に案内されないからである。しかし、ガイド１ ２のこのカーブは非常に簡単にめることができる。

案内レバー１０の長さは、それがその下にある貯蔵プラットフォーム２まてほぼ 延びるように選定されている。それによって、できるだけ大きなレバーアームが 得られる。自由端に取付けたローラ１１をガイド１２に沿って案内するこの案内 レバー１０により、支持ピン９の回りに回転可能な貯蔵プラットフォーム２の回 転モーメントが受け止められ、貯蔵プラットフォーム２があらゆる位置で常に水 平となる。これに相応して、ガイド１２の幾何学は、貯蔵プラットフォーム２が 常に水平に保たれるように選択しなければならない。

貯蔵プラットフォーム２が上側と下側の方向転換範囲を案内されると、案内レバ ー１０は回転モーメントをもはや受け止めることができない。なぜなら、ローラ １１がガイド１２の頂点で大きな遊びを育するからである。

貯蔵プラットフォーム２の四つの角に、他のローラ１３が設けられている。この ローラは貯蔵プラットフォーム２の上側と下側の方向転換範囲において付加的な ガイド１４に沿って案内され、そして貯蔵プラットフォーム２の水平配向作用を 受け持つ。このガイド１４はほぼ四分の一円状の二つの部分１４ａ、１４ｂから なっている。この部分は水平な部分１４ｃを介して互いに連結されている。

この水平な部分１４ｃはチェーン５寄りのその側が開放している。従って、ロラ は内側へ向かって逃げることができるが、外側へは逃げることができない。その 際、一方のローラ１３は閉じたガイド１４ａから出ると、他方のローラ１３がガ イド１４ｂの他の閉じた部分内を既に案内されている。

根掘りを形成するため、およびこの貯蔵装置ｌを配置するためには、ドイツ連邦 共和国特許出願公開第３，４３７，７２０号明細書と、特にドイツ連邦共和国特 許出願公開第３，８０１，２１１号明細書を参照されたし。

例えば貯蔵装置１の駆動装置を公知の装置の場合のように装置の下側範囲に設け ることができるとしても、両チェーン５のための図示していない駆動装置を、チ ェーン５の上側の方向転換の高さ位置に設けることが推奨される。それによって 特に保守整備が容易になる。なぜなら、保守整備をする人がもはや根掘りの底ま で降りる必要がないからである。チェーン５と貯蔵プラットフォーム２の保守整 備はチェーン５、ひいては貯蔵プラットフォーム２の歩道的な運動によって、出 入り範囲において行うことができる。

両チェーン５を同期させて運動させるために、モータが１個だけ設けられ、この モータが軸とチェーン伝動装置を介して両チェーン５に作用するかあるいは各チ ェーン５にモータが１個ずつ付設され、両モータが軸とチェーン伝動装置を介し て互いに同期される。“同期化”軸は中央平面３内でガイドの間を通って案内可 能である。

参照符号リスト ｌ　貯蔵装置 ２　貯蔵プラットフォーム ３　中央平面 ４　支持および案内ピン ５　チェーン ５ａ　“空の”チェーンリンク ５ｂ　“支持する”チェーンリンク ６　支持アーム ６ａ　支持アームの脚部 ６ｂ　支持アームの脚部 ７　ブツシュ ８　自動車 ′　９　貯蔵プラットフォーム２の支持ピン１０　案内レバー １１　案内レバーのローラ １２　ローラ１１のためのガイド １３　貯蔵プラットフォーム２のローラ１４　ローラ１３のためのガイド 要　約　書 特に根掘りの中に埋設された、特に自動車のための垂直な貯蔵装置（１）は、垂 直に立設されたフレームを備えている。このフレームは互いに連結され垂直に立 設された２本の支柱によって形成されている。その際、駆動可能でありかつ循環 する無端のチェーン（５）がそれぞれ２本の垂直なガイドに沿って案内されて各 支柱に設けられている。このチェーンはそれぞれガイドに軸承された支持および 案内ピン（４）を介して互いに連結された個々のチェーンリンク（５ａ、５ｂ） からなっている。それぞれのチェーン（５）はガイドの下側の開放端部と上側の 開放端部で方向転換可能である。一つおきのチェーンリンク（５ｂ）がフレーム から外側へ延びる支持アーム（６）を備えている。この場合、両チェーン（５） はそれぞれ同じ高さ位置に支持アーム（６）を１本ずつ備えている。水平に配置 された貯蔵プラットフォーム（２）のためのそれぞれ１本の支持ピン（９）が支 持アームの自由端に軸承されている。各貯蔵プラットフォーム（２）は２本の支 持ピン（９）を備えている。この支持ピンは両方共この貯蔵プラットフォーム（ ２）の長手中心軸線内に設けられ、かつ両チェーン（５）の一方の支持アーム（ ６）の自由端に回転可能に軸承されている。各貯蔵プラットフォーム（２）には 少なくとも１本の案内レバー（１０）か固定されている。各貯蔵プラットフォー ム（２）の少なくとも一つの角には、案内ローラ（１３）が固定されている。

この貯蔵装置（１）は使用者が走行し係わり合うその機能部品の範囲が空いてお り、それによって特に危険なくカリ容易に使用可能である、すなわち快適に使用 することができる。

補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成４年７月２９日

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．垂直に立設されたフレームを備え、このフレームが互いに連結され垂直に立 設された２本の支柱によって形成され、−駆動可能でありかつ循環する無端のチ ェーン（５）がそれぞれ２本の垂直なガイドに沿って案内されて各支柱に設けら れ、このチェーンがそれぞれガイドに軸承された支持および案内ピン（４）を介 して互いに連結された個々のチェーンリンク（５ａ，５ｂ）からなり、それぞれ のチェーン（５）がガイドの下側の開放端部と上側の開放端部で方向転換可能で あり、−一つおきのチェーンリンク（５ｂ）がフレームから外側へ延びる支持ア ーム（６）を備え、 −両チェーン（５）がそれぞれ同じ高さ位置に支持アーム（６）を１本ずつ備え 、 −−水平に配置された貯蔵プラットフォーム（２）のためのそれぞれ１本の支持 ピン（９）が支持アームの自由端に軸承されている、特に根掘りの中に埋設され た、特に自動車のための垂直な貯蔵装置（１）において、 −各貯蔵プラットフォーム（２）が２本の支持ピン（９）を備え、この支持ビン が両方共この貯蔵プラットフォーム（２）の長手中心軸線内に設けられ、かつ両 チェーン（５）の一方の支持アーム（６）の自由端に回転可能に軸承され、 −各貯蔵プラットフォーム（２）に、少なくとも１本の案内レバー（１０）が固 定され、 −各貯蔵プラットフォーム（２）の少なくとも一つの角に、案内ローラ（１３） が固定されていることを特徴とする貯蔵装置。
2. ２．貯蔵プラットフォーム（２）の少なくとも２個の角、特に４個すべての角に 、それぞれ１個の案内ローラ（１３）が設けられていることを特徴とする請求の 範囲第１項記載の貯蔵装置。
3. ３．案内ローラ（１３）の軸線が貯蔵プラットフォーム（２）の長手軸線に対し て平行に向いていることを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯 蔵装置。
4. ４．チェーン（５）の上側と下側の方向転換範囲にそれぞれ、貯蔵プラットフォ ーム（２）に設けた一対の案内ローラ（１３）のための案内レール（１４）が設 けられ、この案内レールが貯蔵プラットフォーム（２）を水平に保持しているこ とを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。
5. ５．このガイド（１４）の端部範囲が少なくとも四分の一円状に形成され、特に 間に水平な範囲を形成し、この水平な範囲内でガイド（１４）の少なくともチェ ーン（５）寄りの側が開放していることを特徴とする請求の範囲前項のいずれか 一つに記載の貯蔵装置。
6. ６．案内レバー（１０）が貯蔵プラットフォーム（２）に対して相対回転しない ように固定され、かつ下方へ向き、そして特にその自由端が中央で貯蔵プラット フォーム（２）の下方に配置されていることを特徴とする請求の範囲前項のいず れか一つに記載の貯蔵装置。
7. ７．案内レバー（１０）が貯蔵プラットフォーム（２）に直接固定されているこ とを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。
8. ８．案内レバー（１０）が貯蔵プラットフォーム（２）の支持ピン（９）に相対 回転しないように固定されていることを特徴とする請求の範囲第６項記載の貯蔵 装置。
9. ９．案内レバーの下向きの自由端部が装置を備え、この装置が補完的に形成され た装置と共に、その下に位置する貯蔵プラットフォーム（２）に作用可能である ことを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。
10. １０．案内レバーの自由端に設けた装置が二叉部材であり、その下に位置する貯 蔵プラットフォーム（２）に設けられ補完的に形成された装置がピン、特に貯蔵 プラットフォーム（２）の支持ピンであることを特徴とする請求の範囲前項のい ずれか一つに記載の貯蔵装置。
11. １１．案内レバーの自由端に設けた装置が案内ローラ（１１）であり、その下に 位置する貯蔵プラットフォーム（２）に設けられ補完的に形成された装置がＶ字 状に形成された凹部であり、この凹部が特に貯蔵プラットフォーム（２）に形成 されていることを特徴とする請求の範囲第９項記載の貯蔵装置。
12. １２．案内レバーの下端に、少なくとも１個の案内ローラ（１１）が設けられて いることを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。
13. １３．案内レバー（１０）の一方のローラ（１１）が特に連続した案内レール（ １２）に沿って案内され、この案内レールが互いに平行な二つの垂直な区間を備 え、この区間が下側と上側でそれぞれほぼ半円状の区間を介して互いに接続され ていることを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。
14. １４．案内レバー（１０）の自由端に横方向支持体が設けられ、この横方向支持 体がその両端にそれぞれ１個のローラを備え、１個ずつのローラがそれぞれの支 柱に固定された案内レール（１２）に沿って案内されていることを特徴とする請 求の範囲第１項から第１１項までのいずれか一つに記載の貯蔵装置。
15. １５．案内レバーの自由端に２個のローラ（１１）が設けられ、案内レバー（１ ０）の両ローラのそれぞれ１個が案内レール（１２）に沿って案内され、この案 内レールがそれぞれ貯蔵装置の少なくとも上側と下側の範囲に、互いに平行な二 つの垂直区間を備え、この垂直区間が下側と上側でそれぞれほぼ半円状の区間を 介して互いに連結され、この区間が中央の四分の一円状の区間を介して少なくと もその内方へ向いた側において開放していることを特徴とする請求の範囲前項の いずれか一つに記載の貯蔵装置。
16. １６．各支持アーム（６）が２本の脚部（６ａ，６ｂ）によって形成され、この 脚部がそれぞれチェーンリンク（５ｂ）の端範囲に固定され、他端が貯蔵プラッ トフォーム（２）の支持ピン（９）を保持するブッシュ（７）に固定されている ことを特徴とする請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。
17. １７．支持アーム（６）を形成する両脚部（６ａ，６ｂ）が同じ長さであり、特 に貯蔵プラットフォーム（２）の支持ピン（９）を保持するプッシュ（７）がチ ェーンリンク（５ｂ）の両端から同じ距離をおいて設けられていることを特徴と する請求の範囲前項のいずれか一つに記載の貯蔵装置。