JPH0548435A - (2n+1)/2分周回路 - Google Patents

(2n+1)/2分周回路

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JPH0548435A
JPH0548435A JP20210091A JP20210091A JPH0548435A JP H0548435 A JPH0548435 A JP H0548435A JP 20210091 A JP20210091 A JP 20210091A JP 20210091 A JP20210091 A JP 20210091A JP H0548435 A JPH0548435 A JP H0548435A
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frequency
circuit
pulse
master clock
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JP20210091A
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Yuji Obana
裕治 尾花
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタクロックの周波数を分周したクロック
を作成する分周回路に関し、マスタクロックの周波数を
(2n+1)/2分周する分周回路を提供することを目
的とする。 【構成】 周波数Nのマスタクロック1を分周し、出力
クロック6として送出する分周回路において、出力クロ
ックにより初期設定を行ってマスタクロックをn回(n
は2以上の整数)計数するごとにパルスを出力するn分
周回路2と、出力クロックにより初期設定を行ってマス
タクロックをn+1回計数する都度パルスを出力するn
+1分周回路3と、前記n分周回路2の出力パルスを1
回置きに消去して出力するマスク回路4と、前記マスク
回路4よりの出力パルスと前記n+1分周回路3よりの
出力パルスを入力して合成し、マスタクロックの周波数
を(2n+1)/2分周した出力クロック6を送出する
パルス合成出力回路5を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスタクロックの周波数
を分周したクロックを作成する分周回路に関する。
【0002】ディジタル回路のパルス・ジェネレータに
は、マスタクロックを入力して分周し、装置の動作クロ
ックとして出力する分周回路が多数使用されている。電
子回路の高速化に伴い、各種デバイスは次第に高速で動
作するようになってきているが、温湿度条件や電源条件
等の変動に対して安定した動作を行うため、マスタクロ
ックの周波数を1/2或いはそれ以下に下げてマージン
を確保する手法がある。これは、例えば周波数2N(M
Hz)のマスタクロックで動作していた回路のマスタク
ロックの周波数をN(MHz)として同じ機能を実現し
ようとするものである。
【0003】上記の方法では、マスタクロックの周波数
2N(MHz)をN(MHz)に落としたときに、マス
タクロックを分周して動作クロックを作成していた分周
回路の分周値も1/2にする必要がある。例えば、偶数
(2n)分周して動作クロックを作成していた分周回路
であれば、分周値2nを1/2、即ち、2n/2=n分
周に変えることにより前記の条件を満足させることとな
る。
【0004】しかし、上記のようにマスタクロックを偶
数(2n)分周していた分周回路の場合は容易に1/2
にできるが、奇数分周、例えば2n+1分周していた分
周回路の分周値を1/2にする場合には、(2n+1)
/2が整数でないため、分周回路を簡単に実現すること
ができず、動作クロックの周波数を1/2にすることを
断念する結果となっていた。
【0005】以上の実態から(2n+1)/2分周を実
現する分周回路が求められている。
【0006】
【従来の技術】図9は分周回路の使用形態を示す図であ
る。図9の(1) はマスタクロックを偶数分周して出力ク
ロックを作成するパルス・ジェネレータを示している。
【0007】図9(1) の(a) はマスタクロック21aの周
波数(2Nで表す)が2N=40MHzで、出力クロッ
クが10MHzのパルス・ジェネレータの原構成を示し
ている。この例では、マスタクロック21aの周波数を分
周回路22aにおいて1/4とし、周波数10MHzの出
力クロックを作成している。分周値を2nで表すと分周
回路22aはn=2の2n分周回路、即ち、4分周回路と
なる。
【0008】図9(1) の(b) は前記(a) のマスタクロッ
ク21aの周波数を1/2に下げてマージンを増加させよ
うとする構成である。この場合、マスタクロック21bの
周波数を前記マスタクロック21aの周波数の1/2のN
=20MHzにして出力クロックを(a) と同一周波数の
10MHzに保つとすれば、分周回路22bの分周値を分
周回路21aの1/2、即ち、2n/2=nにする必要が
ある。従って、分周回路22bはn=2のn分周回路、即
ち、2分周回路とする必要がある。
【0009】図9の(2) はマスタクロックを奇数分周し
て出力クロックを作成するパルス・ジェネレータを示し
ている。図9(2) の(c) はマスタクロック21cの周波数
が2N=50MHzで、出力クロックとして前記と同じ
10MHzが必要なパルス・ジェネレータの原構成を示
している。この例では、マスタクロック21cの周波数を
分周回路22cにおいて1/5とし、周波数10MHzの
出力クロックを作成している。前記同様、n=2として
分周回路22cの分周値を表すと2n+1となり、分周回
路22cは2n+1分周回路、即ち、5分周回路となる。
【0010】図9(2) の(d) は前記(c) のマスタクロッ
ク21cの周波数を1/2に下げた構成である。この場
合、マスタクロック21dの周波数を前記マスタクロック
21cの周波数の1/2のN=25MHzとして出力クロ
ックを(a) と同一周波数の10MHzを保つためには、
分周回路22dの分周値を分周回路21cの1/2にする必
要がある。しかし、この場合は分周回路22dの分周値は
(2n+1)/2=2.5となり整数でなくなる。
【0011】従来技術では整数でない分周回路を構成す
ることが困難であるため、図9(2)の(d) のような構成
をとることができなかった。即ち、マスタクロックの周
波数を奇数分周して出力クロックを作成している場合に
はマスタクロックの周波数を1/2にすることができな
かった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】出力する動作クロック
の周波数を変化させずにマスタクロックの周波数を1/
2に下げて動作マージンを増加させようとする場合、従
来技術ではマスタクロックを分周して動作クロックを作
成する分周回路に奇数分周回路、例えば2n+1分周回
路(nは正の整数)が使用されているときは(2n+
1)/2が整数にならないために動作クロックの条件を
満足する分周回路が構成できず、マスタクロックの周波
数を1/2に下げることができなかった。
【0013】本発明は、マスタクロックの周波数を(2
n+1)/2分周することが可能な分周回路を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図、図2は本発明の他の基本構成図である。図中、1,
11は周波数N(Nは任意の整数)のマスタクロック、2
は出力クロック6により初期設定を行って前記マスタク
ロック1をn回(nは2以上の整数)計数するごとにパ
ルスを出力するn分周回路、3は前記出力クロック6に
より初期設定を行って前記マスタクロック1を計数し、
n+1回計数するごとにパルスを出力するn+1分周回
路である。
【0015】4は前記n分周回路2より出力されるパル
スを入力し、1回置きに消去して出力するマスク回路、
5は前記マスク回路4より出力されるパルスと前記n+
1分周回路3より出力されるパルスを入力して合成し、
前記マスタクロック1の周波数Nを(2n+1)/2分
周した出力クロック6を送出するパルス合成出力回路、
6, 15は出力クロックである。
【0016】また、12は出力するパルスを入力部にフィ
ードバックし、前記マスタクロック11により該マスタク
ロック11の周波数をn分周(nは2以上の整数)したパ
ルスとn+1分周したパルスを作成して出力する複合分
周回路、13は前記複合分周回路12より出力される前記n
分周パルスとn+1分周パルスを入力し、制御信号の制
御により交互に切替えて前記複合分周回路12の入力部に
入力させる分周値切替回路、14は前記複合分周回路12よ
りパルスを入力して前記マスタクロック11の2n+1周
期のうちn周期またはn+1周期の何れか一方の周期の
間送出する制御信号を作成し、前記分周値切替回路13に
出力する分周値切替制御回路である。
【0017】
【作用】図1におけるn分周回路2は、例えば周波数N
のマスタクロック1を入力して計数し、n回(nは2以
上の整数)計数する都度、出力パルスを送出する計数回
路(図示省略)を内蔵し、出力クロック6により初期設
定を行うことにより前記マスタクロック1をn回計数す
るごとにパルスを出力するようにように構成されてい
る。かつ、その出力パルスはマスク回路4に入力され、
1回置きに消去されてパルス合成出力回路5に送出され
る。
【0018】また、n+1分周回路3は例えば前記マス
タクロック1を入力して計数し、n+1回計数する都
度、出力パルスを送出する計数回路(図示省略)を内蔵
しており、前記出力クロック6により初期設定を行うこ
とにより前記マスタクロック1をn+1回計数するごと
に出力パルスを送出するように構成されている。
【0019】パルス合成出力回路5は前記マスク回路4
より出力されるパルスと前記2n+1分周回路3より出
力されるパルスを入力して合成し、前記マスタクロック
1をn回計数するごとに出力されるパルスと、n+1回
計数するごとに出力されるパルスを交互に出力する。
【0020】次に図2について説明する。図2における
複合分周回路12は、例えばリングカウンタの如き出力電
位を入力部にフィードバックすることにより入力する周
波数N(Nは任意の整数)のマスタクロック11の分周出
力を送出する回路(図示省略)を内蔵し、前記マスタク
ロック11の周波数Nをn分周(nは2以上の整数)した
パルスとn+1分周したパルスを出力するように構成さ
れている。
【0021】上記n分周パルスとn+1分周パルスは分
周値切替回路13に入力され、交互に切替えられて前記複
合分周回路12の入力部に入力される。分周値切替制御回
路14は前記分周値切替回路13が切替えを行うための制御
信号を作成する回路であり、複合分周回路12の出力パル
スを入力して前記マスタクロック11の2n+1周期のう
ちn周期またはn+1周期の何れか一方の周期の間送出
される制御信号を作成し、前記分周値切替回路13に出力
する。
【0022】上記の結果、複合分周回路12はn分周パル
スとn+1分周パルスを交互に入力してマスタクロック
11の周波数Nを(2n+1)/2分周した出力クロック
15を送出する。
【0023】以上のように、図1及び図2の構成におい
ては奇数分周値(2n+1)をもつ分周回路の分周値を
1/2とした(2n+1)/2分周が実現できる。
【0024】
【実施例】図3は図1の基本構成に基づく実施例の回路
ブロック図、図4は図3のタイムチャート、図5は図2
の基本構成に基づく実施例の回路ブロック図、図6は図
5のタイムチャート、図7及び図8は図5の実施例回路
ブロック図を説明する図である。
【0025】全図を通し同一記号は同一対象物を示し、
2はn分周回路を実現するカウンタ(以下、CNT1
記す)、3はn+1分周回路を実現するカウンタ(以
下、CNT2 と記す)、13は分周値切替回路を実現する
セレクタ(以下、SELと記す) 、14は分周値切替制御
回路を実現するフリップフロップ (以下、FF13と記
す) 、FF1 ,FF11, FF12はフリップフロップ、A
ND1 ,AND11,AND 12は論理積回路、INV1
INV2 、INV11はインバータ、NOR1 , NO
11,NOR12はNOR回路である。
【0026】図3は図1の基本構成に基づく(2n+
1)/2分周回路のn=3の実施例として7/2分周回
路、即ち、3.5分周回路の構成を示しており、図中、
〜は図4に波形を図示した点である。以下、図4の
タイムチャートを併用して図3を説明する。
【0027】CNT1 及びCNT2 はそれぞれ16進カ
ウンタで、10進数で“0”より“15”(16進コー
ドでは0〜9,A〜Fとなるが、以下、すべて10進数
で記す)まで計数し、計数値が“15”となったときに
Q端子より論理レベル“1”(以下、論理レベルは単に
“1”または“0”と記す)の出力を送出する。
【0028】図3においては、CNT1 はD0〜D3端
子に初期データとして“13”をロードすることにより
カウント値3(n=3)のカウンタとして動作する。ま
た、CNT2 は同様に初期データとして“12”をロー
ドすることによりカウント値4(n+1=4)のカウン
タとして動作する。
【0029】なお、16進カウンタの出力端子は4端子
からなるのが一般的であり、その場合は4端子の出力を
AND回路に入力し、全出力端子に“1”が出力された
ときにAND回路より“15”を示す出力を送出するよ
うにする。この他に、キャリーアウト出力により同一作
用を行わせることも可能であるが、ここでは説明を簡略
化するため、カウンタの1つの出力端子Qで上記の動作
を行うものとする。
【0030】CNT1 及びCNT2 はCK端子に入力さ
れるマスタクロック1(図4の参照、以下、図4を省
略して記す)を計数しているが、いまCNT1 が“1
5”を計数(図4の及びの数字は計数値を示す)し
たものとすると、CNT1 のQ端子より図4のに示す
ように出力パルスが送出される。
【0031】前記出力パルスはマスク回路4に入力さ
れ、INV1 を経てFF1 のCK端子に入力されるが、
INV1 を介しているため出力パルスの立ち上がり時
には変化を生じない。FF1 はトグルスイッチの役目を
するが、このとき、Q端子より出力“1”が送出されて
いない状態にあるものとすると、Q端子の電位を反転し
た出力を送出するXQ端子よりはのように“1”が送
出され、AND1 に入力される。このため、前記CNT
1 の出力はAND1 を経てパルス合成出力回路5のN
OR1 に入力される。
【0032】NOR回路は2つの入力端子にともに
“0”が入力されたときのみ“1”を出力する回路であ
るため、AND1 よりの入力がない状態では“1”が出
力されているが、AND1 より“1”が入力されると
“0”を出力する()。この出力はINV1 により
電位が反転され、出力クロックとして出力される
()。
【0033】また、NOR1 の出力はロード信号とし
てCNT1 及びCNT2 のL端子に入力され、CNT1
及びCNT2 は初期データをロードする。初期データと
しては、前記のようにn=3を計数するCNT1 には1
0進数の“13”、n+1=4を計数するCNT2 には
“12”が設定されている(図示省略)ため、CNT 1
に“13”、CNT2 に“12”がロードされる(,
)。
【0034】計数値がCNT1 より1つ多いCNT2
CNT1 に続いて出力を送出する筈であるが、上記のロ
ードにより出力を送出しないまま、計数値が初期値“1
2”に戻る。一方、初期設定によりCNT1 のQ端子よ
りの出力がなくなると、FF1 はCK端子が前記出力
の立ち下がりによりD端子に入力されていた“1”を
Q端子に出力し、XQの出力は“0”に変化する。ま
た、このとき、AND1 の出力も“0”となり、NOR
1 の出力は“1”になる。
【0035】以上の状態で、CNT1 は“13”より、
CNT2は“12”より計数を開始し、先ずCNT1
“15”に達する()。このCNT1 の出力はマスク
回路4に入力されるが、この時は前記のようにFF1
XQ端子より“0”が出力されているため、AND1
おいて阻止され、パルス合成出力回路5には送られな
い。従って、NOR1 の出力は“1”の状態を保ち、
ロード信号は送出されない。
【0036】初期設定が行われないため、CNT2 はC
NT1 に続いて“15”を計数し、Q端子より“1”を
送出する()。この出力“1”はパルス合成出力回路
5のNOR1 に入力され、NOR1の出力を“0”に
変化させる。NOR1 の出力は電位を反転した出力ク
ロック6を送出する()とともに、ロード信号として
CNT1 及びCNT2 を初期設定し、CNT1 に“1
3”、CNT2 に“12”をロードする(,)。な
お、CNT2 が“15”を計数したとき、CNT 1 の計
数値は“0”に復しているが、前記ロード信号によって
“13”がロードされる()。
【0037】以上により初期値より再び計数が開始さ
れ、計数が進むと今度はCNT1 の出力がパルス合成出
力回路5に送出される。以後、CNT2 の出力とマスク
回路4を経たCNT1 の出力が交互にパルス合成出力回
路5に入力される。
【0038】この結果、パルス合成出力回路5より出力
される出力クロック6は、図4のに示すようにn=3
の分周パルスとn+1=4の分周パルスが交互に出力さ
れる7/2分周パルス、即ち、(2n+1)/2分周パ
ルスとなる。
【0039】図5は図2の基本構成に基づく(2n+
1)/2分周回路のn=3の実施例として7/2分周回
路、即ち、3.5分周回路の回路ブロック図を示したも
のである。図中、〜,′〜′は図6に波形を図
示した点である。以下、図6のタイムチャートを併用し
て図5を説明する。
【0040】いま、図5の回路が図6のP点の状態にあ
るものとし、以後入力されるマスタクロック11(図6の
、以下、図6を省略して記す) の各パルスを図6に記
す数字にPを付し、P0〜P9のように表す。
【0041】先ず複合分周回路12内のFF11のCK端子
にマスタクロックP0が入力されると、FF11のD端子
の入力が“0”であるためQ端子より“0”が出力さ
れ、逆位相のXQ端子よりは“1”が出力される(,
′)。
【0042】FF11のQ端子の出力はFF12のD端子
に入力されるため、FF12のQ及びXQ端子よりはFF
12のQ及びXQ端子の出力及び′と同一波形がマス
タクロックの1クロック分遅れて出力される(,
′)。FF12のQ端子の出力はINV11において電
位が反転され、出力クロックとして出力される。
【0043】FF11のXQ端子の出力′とFF12のX
Q端子の出力′はNOR11に入力される。P点におい
てはFF11のXQ端子の出力′とFF12のXQ端子の
出力′がともに“0”であるため、NOR11の出力
は“1”となっていたが、マスタクロックP0が入力さ
れた時点で′が“1”となるため、NOR11の出力
は“0”となり、マスタクロックP1が入力されたとき
も“0”のままとなっている。
【0044】前記FF12のQ端子の出力と、NOR11
の出力はSEL13を介して複合分周回路12の入力部で
あるFF11のD端子にフィードバックされるが、図5よ
り明らかなように、NOR11の出力はFF13のQ端子
の出力が“1”のときにAND11より出力としてN
OR12に入力され、FF12の出力はFF13のXQ端子
の出力′が“1”のときにAND12より出力として
NOR12に入力されたのち、それぞれFF11のD端子に
電位を反転して入力される()。
【0045】前記FF13のQ端子の出力とXQ端子の
出力′は逆位相のパルスであるため、NOR12にはN
OR11の出力とFF12の出力が交互に切替えられて
入力されることとなる。
【0046】ここで複合分周回路12の入出力パルスの状
態を図7及び図8により説明する。図7はFF13のQ端
子の出力が“1”のときの複合分周回路12の等価回路
とタイムチャートを図示したものである。ただし、図7
及び図8においては図5のNOR12の電位反転部分をF
11のD端子の入力部に移してある。
【0047】図7(1) から明らかなように、この状態で
は複合分周回路12はFF11,FF12及びNOR11がリン
グカウンタとして動作し、同図(2) に示すように、NO
11より出力を送出する3分周回路として動作してい
る。このとき、FF12の出力の電位を反転した出力ク
ロックも3分周パルスとなる。
【0048】図8はFF13のXQ端子の出力′が
“1”のときの複合分周回路12の等価回路とタイムチャ
ートを図示したものである。この場合にはFF11とFF
12がリングカウンタとして動作し、複合分周回路12はF
12より出力を送出する4分周回路として動作する。F
12の出力の電位を反転した出力クロックも4分周
パルスとなる。
【0049】即ち、複合分周回路12は2つの出力,
を交互に入力部にフィードバックすることにより3分周
と4分周の出力クロックを交互に出力することがで
き、従って、(3+4)/2=3.5分周の出力クロッ
クを作成することが可能な回路となっている。
【0050】以下、図5及び図6に戻り、前記FF13
動作を含めて説明する。図5におけるFF11のXQ端子
の出力′はNOR11に送出されると同時にFF13のC
K端子に入力される。P点ではFF13のD端子にXQ端
子の出力′の“1”が入力されているため、マスタク
ロックP0により前記出力′が“1”となると、FF
13のQ端子より“1”が出力され、XQ端子より“0”
が出力される(,′)。
【0051】このFF13のQ端子の出力とXQ端子の
出力′はそれぞれSEL13のAND11とAND12に入
力され、前記したようにAND11及びAND12のゲート
開閉の作用をするが、Q端子の出力とXQ端子の出力
′が逆位相であるため、AND11及びAND12のゲー
トを交互に開き、出力が“1”のときはNOR11の出
力をAND11より図6のに示すように出力し、出力
′が“1”のときはFF12の出力をAND12より同
図に示すように出力する。
【0052】上記のAND11の出力とAND12の出力
はNOR12に入力され、NOR12よりは両入力がとも
に“0”のときに“1”、その他のときに“0”がFF
11のD端子に対して出力される()。
【0053】マスタクロックP0が入力されたとき、N
OR12の出力が“1”となってFF11のD端子に入力
されるが、この状態でマスタクロックP1が入力される
とFF11のQ端子より“1”が送出される。一方、FF
12はマスタクロックP1が入力された時点ではD端子の
入力の電位がまだ“0”であるため、Qより“0”を
出力する。
【0054】次いでマスタクロックP2が入力される
と、FF12のQ端子の出力が“1”となり、XQ端子
の出力′が“0”となる。出力′が“0”になる
と、NOR11の出力は“1”となるが、これによりA
ND11に“1”レベルのが入力されてから初めて
“1”レベルのがAND11を通ってNOR12に入力さ
れる()。NOR12の出力はこのとき“0”とな
る。
【0055】FF11のQ端子の出力は次のマスタクロ
ックP3により“0”となり、XQ端子の出力′が
“1”となる。′が“1”となることによりNOR11
の出力及びFF13のQ端子の出力が“0”となり、
FF13のXQ端子の出力′が“1”となる。即ち、A
ND11のゲートが閉じ、AND12のゲートが開く。
【0056】AND12のゲートが開くと、FF12のQ端
子の出力がFF11のD端子に入力される図8に示した
状態となるため、複合分周回路12は4分周回路として動
作する。
【0057】この状態でマスタクロックP6が入力され
るとNOR11の出力が“1”となり、AND12を経て
NOR12に“1”が入力される() 。これに伴ってN
OR 12の出力が“0”となる。FF13の出力と′
はマスタクロックP7が入力された時点で切替わるが、
切替え後にNOR11の出力に“1”が送出されるのは
マスタクロックP9が入力されるときであるため、FF
11とFF12はマスタクロックP6が入力されてからP9
が入力されるまでの間、3分周回路として動作する。
(なお、以上の動作は図6に記載されているため細部の
説明を省略する)。
【0058】以上のように、図5の回路は4分周と3分
周のパルスを出力クロック15として出力するため、全体
として(4+3)/2=7/2、即ち、n=2の(2n
+1)/2分周回路となっている。この4分周と3分周
の基本部分は、図7及び図8で説明したようにFF12
Q端子出力とNOR11の出力であるが、出力クロッ
クはFF12のQ端子の出力の電位を反転するため、
図6に記載したように見かけ上、マスタクロックP1か
らP4までが3分周、マスタクロックP4からP8まで
が4分周で動作しているような形となる。
【0059】以上、図3乃至図8により本発明の実施例
を説明したが、図3乃至図8はあくまで本発明の実施例
の一形態を示したものに過ぎず、本発明が図3乃至図8
に示したものに限定されないことは言うまでもない。例
えば、図3乃至図8は(2n+1)/2分周回路として
n=2、即ち、7/2分周回路のみを示しているが、本
発明がn=2に限定されないことは当然である。また、
カウンタ、フリップフロップ、AND回路などに図示し
た以外のものを用いて回路を構成し、同一効果を得るこ
とは容易に可能であり、本発明はこのような変形を排除
するものではない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
(2n+1)/2分周回路が簡単な構成で実現できるた
め、奇数分周を行っているパルス・ジェネレータなどに
おいて電子回路のマージンを増加させる等の目的でマス
タクロックの周波数を1/2またはそれ以下に低下させ
る場合にも電子装置等に供給するクロックの周波数を変
更しないようにすることが可能となる。
【0061】即ち、本発明の分周回路は、マスタクロッ
クの周波数を低下させてパルス・ジェネレータの温度変
動や電源変動に対するマージンを増加させることを容易
とするため、かかるパルス・ジェネレータの信頼性及び
安定性の向上に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成図(1)
【図2】 本発明の基本構成図(2)
【図3】 本発明の実施例回路ブロック図(1)
【図4】 本発明の実施例タイムチャート(1)
【図5】 本発明の実施例回路ブロック図(2)
【図6】 本発明の実施例タイムチャート(2)
【図7】 本発明の実施例回路ブロック図(2) 説明図
(その1)
【図8】 本発明の実施例回路ブロック図(2) 説明図
(その2)
【図9】 分周回路使用形態図
【符号の説明】
1、11 マスタクロック 2 n分周回路 3 2n+1分周回路 4 マスク回路 5 パルス合成出力回路 6、15 出力クロック 12 複合分周回路 13 分周値切替回路 14 分周値切替制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数N(Nは任意の整数)のマスタク
    ロック(1) を入力して分周し、出力クロック(6) として
    送出する分周回路において、 前記出力クロック(6) により初期設定を行って前記マス
    タクロック(1) をn回(nは2以上の整数)計数するご
    とにパルスを出力するn分周回路(2) と、 前記出力クロック(6) により初期設定を行って前記マス
    タクロック(1) を計数し、n+1回計数するごとにパル
    スを出力するn+1分周回路(3) と、 前記n分周回路(2) より出力されるパルスを入力し、1
    回置きに消去して出力するマスク回路(4) と、 前記マスク回路(4) より出力されるパルスと前記n+1
    分周回路(3) より出力されるパルスを入力して合成し、
    前記マスタクロック(1) の周波数Nを(2n+1)/2
    分周した出力クロック(6) を送出するパルス合成出力回
    路(5) を備えたことを特徴とする(2n+1)/2分周
    回路。
  2. 【請求項2】 出力するパルスを入力部にフィードバッ
    クし、周波数N(Nは任意の整数)のマスタクロック(1
    1)により該マスタクロック(11)の周波数をn分周(nは
    2以上の整数)したパルスとn+1分周したパルスを作
    成して出力する複合分周回路(12)と、 前記複合分周回路(12)より出力される前記n分周パルス
    とn+1分周パルスを入力し、制御信号の制御により交
    互に切替えて前記複合分周回路(12)の入力部に入力させ
    る分周値切替回路(13)と、 前記複合分周回路(12)よりパルスを入力して前記マスタ
    クロック(11)の2n+1周期のうちn周期またはn+1
    周期の何れか一方の周期の間送出する制御信号を作成
    し、前記分周値切替回路(13)に出力する分周値切替制御
    回路(14)を備え、 複合分周回路(12)より出力されるn分周パルスとn+1
    分周パルスを該複合分周回路(12)にフィードバックして
    交互に入力させることによりマスタクロック(1) の周波
    数Nを(2n+1)/2分周した出力クロック(15)を送
    出することを特徴とする(2n+1)/2分周回路。
JP20210091A 1991-08-13 1991-08-13 (2n+1)/2分周回路 Withdrawn JPH0548435A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200293A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報処理システムにおいてデジタル信号をx.5で除算するための方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200293A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報処理システムにおいてデジタル信号をx.5で除算するための方法及び装置

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