JPH0547006Y2 - - Google Patents

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JPH0547006Y2
JPH0547006Y2 JP1988040926U JP4092688U JPH0547006Y2 JP H0547006 Y2 JPH0547006 Y2 JP H0547006Y2 JP 1988040926 U JP1988040926 U JP 1988040926U JP 4092688 U JP4092688 U JP 4092688U JP H0547006 Y2 JPH0547006 Y2 JP H0547006Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のラジエータ前面に固定配置
されているラジエータグリルの取付構造の改良に
関する。
従来の技術 従来、エンジンルーム側の金属製ブラケツト
に、合成樹脂製のラジエータグリルをビス留めし
た際の熱膨張率の差によるラジエータグリルの変
形を防止するため、特公昭55−14923号公報ある
いは、実開昭62−121147号公報に示されるごとき
取付構造が採用されている。
これらの従来の取付構造は、第9図、第10図
に示されるように、エンジンルームA,Bの車体
に固定されている金属製のブラケツトC,Dに、
固定用クリツプE,Fを、その膨頭部G,Hをエ
ンジンルームA,B側に位置させて固定し、ロツ
ク位置とアンロツク位置との2位置間を変位でき
る操作片I,Jを、ラジエータグリルK,Lの背
面の取付座M,Nの取付孔O,Pに嵌入させ、常
時ロツク位置を保持させた構造であり、その取付
座M,Nは、ラジエータグリルK,Lの外部Q,
Rから視認できない位置に設けられている。
考案が解決しようとする課題 前述の第9図、第10図に示される構造では、
空気導入口S,Tを形成しているフインU,Vの
存在により、前記取付座M,Nに対し、操作片
I,Jをアンロツク位置に変位させるには、第9
図に示すように、ドライバー等を斜めに挿入する
か第10図に示されるように、ボンネツトXを開
け、直上からドライバー等を挿入して第11図A
に示されるロツク位置の操作片I,Jを、第11
図Bに示されるようにアンロツク孔W側へ変位さ
せない限り、ラジエータグリルK,Lが取り外せ
ないように構成されている。
しかし、フインU,V等が破壊されると、操作
片I,Jは、外部から容易に視認され、簡単にア
ンロツク位置に変位させられ、ラジエータグリル
K,Lが取り外されてしまう恐れがある。
このため、従来は、固定用クリツプの外に盗難
防止用クリツプを付設する必要があつた。
また第9図に示されるように、外部Qからドラ
イバー等を挿入して着脱するため、ラジエータグ
リルKの意匠面を傷付ける恐れもあつた。
考案の目的 前述の現状に鑑み、本考案は、たとえラジエー
タグリルのフインが破壊されることがあつても、
外部からは固定用クリツプの操作片をアンロツク
位置に変位させることができず、ボンネツトを開
けた際にはじめて操作片をアンロツク位置に変位
させることができ、しかも従来の固定用クリツプ
を使用でき、盗難防止用クリツプを不必要とする
ラジエータグリルの取付構造を提供することを目
的としている。
課題を解決するための手段 前述の目的を達成するため、本考案は、ラジエ
ータグリルの背面に形成され、エンジンルーム側
に開口する凹所の開口部に取付座が固着され、該
取付座に、固定用クリツプが、その膨頭部を前記
凹所内に位置させられ、ロツク位置とアンロツク
位置との2位置間を変位できる操作片を取付座か
らエンジンルーム側へ向つて突出させられて取り
付けられており、固定クリツプ取付位置に対応す
るエンジンルーム側の車体には、互いに連通した
ロツク孔とアンロツク孔とからなる取付孔を有す
るブラケツトが固定配置され、前記固定クリツプ
の操作片が前記ブラケツトの取付孔のロツク孔に
係合したロツク位置を占めているという構成を採
用している。
作 用 本考案は、前述の構成であり、固定用クリツプ
の操作片は、エンジンルーム側の車体のブラケツ
トに係合してロツク位置を占めているので、該操
作片をアンロツク位置に変位させるには、ボンネ
ツトを開けねばならず、その変位操作はラジエー
タグリルの意匠面に接触せずに行ないうるもので
ある。
また、かりにラジエータグリルのフイン等が破
壊されたとしても、取付座に係合している固定用
クリツプの膨頭部があらわれるのみであり、該係
合は簡単には外れず、従つて、ラジエータグリル
が外れることは無い。
上述の作用であるから、従来の盗難防止用クリ
ツプは不要となるし、従来と同一構造の固定用ク
リツプを使用できるものである。
実施例 第1図ないし第8図は実施の一例を示してお
り、第8図に示される自動車のラジエータグリル
1の取付構造に関する。
図示例は、第1図、第2図に示されるように、
合成樹脂製のラジエータグリル1の周縁部2に、
ラジエータグリル1の背面に向つて開口する上壁
3と前壁4と下壁5で囲まれた凹所6を抜き型を
使用して一体に成型し、開口部7の周壁8に第3
図に示される金属製の取付プレート9を固着して
取付座10としてある。
上述の取付プレート9の中央には第4図に示さ
れる公知の固定用クリツプ11の膨頭部12の取
付孔13が形成され、周縁の固定爪14で前記周
壁8に固定されている。
図示例の固定用クリツプは、実開昭59−190610
号公報に示される公知構造のものであり、拡開弾
性を保有し、略八字形に拡開形成された弾性腕1
2A,12Bと、その中心部から延出する操作片
15とで構成さてており、端部12Cの側から取
付プレート9の取付孔13内に挿入されたとき、
弾性腕12A,12Bの係止溝12D,12Eに
取付孔13の周延が嵌入することにより固定用ク
リツプ11が、その膨頭部12によりラジエータ
グリル1の凹所6の周壁8に固定される。
この結果、固定用クリツプ11は、取付座10
たる取付プレート9に対し、膨頭部12がラジエ
ータグリル1のグリル前面16側に位置するよう
取り付けられ、前記操作片15が取付座10たる
取付プレート9からエンジンルーム17側へ突出
することとなる。
図示例では、操作片15は、ヘツドランプブラ
ケツトたるブラケツト18に係止される。
前述のヘツドランプブラケツトたるブラケツト
18は、第1図、第2図、第5図、第6図および
第7図に示されるように、ラジエータグリル1側
の側面19に略截頭円錐形の取付座20を突設さ
れており、その中央に開設されたクリツプ挿入溝
21に第7図に示されるよう固定用クリツプ11
が挿入される。
またブラケツト18のエンジンルーム17側の
側面22には、前記クリツプ挿入溝21に連通す
る倒T字形の係止孔23が貫設され、この係止孔
23は、ロツク孔24とアンロツク孔25とが連
通、開設されており、前述のように、取付座20
のクリツプ挿入溝21に挿入された固定用クリツ
プ11の操作片15は、アンロツク孔25を通つ
てエンジンルーム17にその頭部26が突出させ
られ、該頭部26の基部の細杆部27がロツク孔
24に嵌入することにより、固定用クリツプ11
がブラケツト18にロツクされ、固定される。
実際のラジエータグリル1の組付作業として
は、第7図に示されるように、固定用クリツプ1
1をブラケツト18に固定したうえで、ラジエー
タグリル1の取付座10を該クリツプ11の膨頭
部12に外嵌させ、弾性腕12A,12Bの係止
溝12D,12Eに、取付プレート9の取付孔1
3の周縁を嵌入させることにより、ラジエータグ
リル1の取付が行なわれる。
上述の取付構造であるから、ヘツドランプブラ
ケツトたるブラケツト18と操作片15との係合
部位は、ボンネツトで覆われた部位であり、ボン
ネツトを開かない限り操作片15をアンロツク孔
25の部位に変位させることができない。
図示例では、第1図に示すように、ボンネツト
を開け、上方からドライバー28を挿入し、第1
1図Bに示されるよう、操作片15を矢印方向に
弾性撓曲させることにより操作片15をアンロツ
ク位置に変位させる構造とされているが、かかる
構造に限定されるものでは無い。
また図示例では、凹所6がラジエータグリル1
の周縁下部に抜き型を使つて形成され、この部分
に取付座10が形成されているので、固定用クリ
ツプ11による取付部分がグリル外面に対し、完
全に掩蔽され、外部から視認されないのは勿論、
破壊に対しても補強効果があり、操作片15とブ
ラケツト18との係合部がエンジンルーム17側
に存し、ボンネツトを開かない限り操作片15を
アンロツク位置へ変位させ得ないこととあいま
ち、ラジエータグリルの取り外しに対する二重の
ガードを形成している。
また図示例では、ラジエータグリル1の周縁2
の下方部分に取付座10を形成した構造とされて
いるが、取付座10の配設位置は、周縁2の適所
に複数個所選定されることは勿論である。
考案の効果 本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、固定用クリツプの操作片とエンジンルーム
側の車体のヘツドランプブラケツト等のブラケツ
トとの係合位置が、常時ボンネツトで覆われた部
位であつて、ボンネツトを開いた際にのみ、該操
作片をアンロツク位置に変位させうる構造である
から、ラジエータグリルのフインが破壊されるこ
とがあつても、該グリルを外されることを防止で
きる効果があり、従つて、盗難防止用クリツプを
不要とする効果も有している。
さらに固定用クリツプとしては、従来と同一の
ものを使用できるし、該クリツプの操作片の操作
に際し、ラジエータグリルの意匠面を損傷するこ
ともない等の効果も有している。
また、固定用クリツプの膨頭部はラジエータグ
リル背面のデツドスペースであつた凹所内に位置
させられるので、その分だけラジエータグリル取
付構造に要する所要空間を狭少とすることがで
き、空気抵抗も減少し、冷却効果を向上させうる
効果も有する。
加えて、本考案の構成によればラジエータグリ
ルの車両前後方向の長さを増大させ、このため空
気抵抗を増大させることもなく、またラジエータ
グリルの意匠上の設計の自由度を阻害することも
ない効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施の一例の要部縦断面図、第2図は
第1図中−線断面図、第3図は取付プレート
の斜視図、第4図は固定用クリツプの一例の斜面
図、第5図はブラケツト外側面の斜面図、第6図
はブラケツト内側面の斜面図、第7図はブラケツ
トと固定用クリツプと係止状態の斜面図、第8図
は自動車のラジエータグリル部分の半截斜面図、
第9図および第10図はそれぞれ異なる従来のラ
ジエータグリル取付構造を示す要部縦断面図、第
11図Aは固定用クリツプの操作片のロツク状態
を示す説明図、第11図Bは前記操作片のアンロ
ツク状態を示す説明図である。 1……ラジエータグリル、6……凹所、7……
開口部、10……取付座、11……固定用クリツ
プ、12……膨頭部、15……操作片、16……
前面、17……エンジンルーム、18……ブラケ
ツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータグリルの背面に形成され、エンジン
    ルーム側に開口する凹所の開口部に取付座が固着
    され、該取付座に、固定用クリツプが、その膨頭
    部を前記凹所内に位置させられ、ロツク位置とア
    ンロツク位置との2位置間を変位できる操作片を
    取付座からエンジンルーム側へ向つて突出させら
    れて取り付けられており、固定クリツプ取付位置
    に対応するエンジンルーム側の車体には、互いに
    連通したロツク孔とアンロツク孔とからなる取付
    孔を有するブラケツトが固定配置され、前記固定
    クリツプの操作片が前記ブラケツトの取付孔のロ
    ツク孔に係合したロツク位置を占めているラジエ
    ータグリルの取付構造。
JP1988040926U 1988-03-28 1988-03-28 Expired - Lifetime JPH0547006Y2 (ja)

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JP1988040926U JPH0547006Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

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JPH01147764U JPH01147764U (ja) 1989-10-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS571724B2 (ja) * 1976-06-30 1982-01-12

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6224606Y2 (ja) * 1980-06-03 1987-06-23
JPH0323858Y2 (ja) * 1986-01-25 1991-05-24

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