JPH0544762U - 車両サスペンシヨンタワーの連結構造 - Google Patents
車両サスペンシヨンタワーの連結構造Info
- Publication number
- JPH0544762U JPH0544762U JP10424691U JP10424691U JPH0544762U JP H0544762 U JPH0544762 U JP H0544762U JP 10424691 U JP10424691 U JP 10424691U JP 10424691 U JP10424691 U JP 10424691U JP H0544762 U JPH0544762 U JP H0544762U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension tower
- vehicle
- bar
- bracket
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の走行安定性を向上させる目的で、サス
ペンションタワーを連結して車体剛性向上を図るサスペ
ンションタワー連結構造の提供にある。 【構成】 左右のサスペンションタワーを中空形材のバ
ーの両端にキャップ形状のブラケットを溶接した連結構
造材により、連結した構造を有する。
ペンションタワーを連結して車体剛性向上を図るサスペ
ンションタワー連結構造の提供にある。 【構成】 左右のサスペンションタワーを中空形材のバ
ーの両端にキャップ形状のブラケットを溶接した連結構
造材により、連結した構造を有する。
Description
【0001】
本考案は車両のサスペンションタワーを連結して剛性アップを図り、走行安定 性を向上させるためのサスペンションタワー連結構造に関するものである。
【0002】
サスペンションタワーには車両走行時、路面の凹凸や車両旋回時の荷重がショ ックアブソーバを介して入力される。 この際に、サスペンションタワーが剛性不足の場合に車両が変形しやすく、走 行安定性が著しく悪くなる不具合があり、特に入力荷重が大きくなる悪路走行及 びコーナーリング時の影響が大きい。
【0003】 そこで、従来から左右のサスペンションタワーを補強部材で連結する案が出さ れるが、左右のサスペンションタワーの間にはエンジン等、多くの部品が不可避 的に存在するので、有効な連結方法がなかった。
【0004】 なお、実用新案出願公開公報昭60−26971号に開示されているような電 磁ロック手段によりエンジンフードを介して連結する方法も提案されているが、 このような方法にては車両にかかる戻り力を抑えようとするには非常に大きな磁 力が必要であり、エンジンフード自体の剛性にも問題が残る。
【0005】
本考案は従来技術では解決し得なかった、次のような技術課題を解決しようと するものである。 すなわち、左右のサスペンションタワーをその間に位置するエンジンまたは車 両ボデー構造に影響を与えることなく、有効に戻り剛性力を向上させる構造を提 供することにある。
【0006】
上記課題を解決するための着想として、現在ある空間スペースを有効利用する 。そのためにはエンジンとエンジンフードの隙間を利用できれば良い。また、そ のためにはサスペンションタワーの上部の任意の高さにて連結する必要がある。
【0007】 しかし、連結棒を単に曲げて上記隙間を利用して左右のサスペンションタワー を連結しても、曲げ部にて戻り力に対する反発力が吸収されて、ボデー剛性向上 に大きな効果は生じない。
【0008】 また、連結棒が剛性向上のために重くなると車両前部の重量増加につながり、 従って走行性が悪化する恐れがある。
【0009】 そこで、まずエンジンとエンジンフードの隙間を通すバーを中空形状として軽 くて剛性のあるものとし、このバーとサスペンションタワーと任意の高さに連結 すべく、キャップ形状のブラケットを介した構造にした。
【0010】 キャップ形状はサスペンションタワーの大きさを上部に略延長した形で、任意 の高さでバーと連結させる。 また、ブラケットとバーの連結はブラケットがバーを包み込むような略コ字型 形状とする。
【0011】 そして、バーとブラケットとの連結構造としては、ボルトナット締め等も考え られるが、戻り力発生時にバーとブラケットの締め代部にてズレ発生が生じる恐 れがあるので、溶接によるのが最も効果的である。
【0012】
サスペンションタワーとバーとの間にキャップ状のブラケットを介しているの で、サスペンションタワーの中央部への倒れ込み力をそのままロッドに伝達でき る。 また、ブラケット形状を適宜に選択することで、エンジンに干渉することなく バーにより左右のサスペンションタワーを連結することができる。
【0013】
本考案による実施例を添付図面に基づいて説明するが、本考案に基づく構造を 有する限り、この実施例に限定されるものではない。
【0014】 まず図1は本考案に基づくサスペンションタワーの連結構造材の取り付け状態 を示す。 連結構造材3はエンジン4とエンジンフード1の隙間に位置し、ショックアブ ソーバ5が固定されているサスペンションタワー2にナット6により締結されて いる。
【0015】 連結構造材3はアルミニウム鋳造材によるキャップ形状のブラケット32とア ルミニウム押出材による中空毛形状のバー31より成り、ブラケットとバーは溶 接にて連結されている。
【0016】 その際のブラケット取り付け状態の断面図を図2に、ブラケットとバーの溶接 状態を図3にそれぞれ示す。
【0017】
車両走行時、路面の凹凸によりタイヤ、ショックアブソーバを介してサスペン ションタワーに衝撃荷重、振動等が入力される。 この時に、ショックアブソーバが内側に傾斜しているため、サスペンションタ ワーが内側に倒れる方向の力を受ける。 この際に、本考案による連結構造体により左右のサスペンションタワーを連結 補強することにより、衝撃荷重によるサスペンションタワーの倒れ込み、変形を 防止することができ、車両の走行安定性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による連結構造材を車両に取り付けた状
態図。
態図。
【図2】ブラケット部の取り付け断面図。
【図3】ブラケットとバーの連結部の断面図。
【図4】本考案による連結構造材のサスペンションタワ
ーへの取り付け図。
ーへの取り付け図。
Claims (1)
- 【請求項1】 中空形状のバーの両端にキャップ形状の
ブラケットが連結され、当該ブラケットを介して左右の
サスペンションタワーを連結することを特徴とする車両
サスペンションタワーの連結構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10424691U JPH0544762U (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 車両サスペンシヨンタワーの連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10424691U JPH0544762U (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 車両サスペンシヨンタワーの連結構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544762U true JPH0544762U (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=14375588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10424691U Pending JPH0544762U (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 車両サスペンシヨンタワーの連結構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544762U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60193846A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-02 | インテリア・デザイン・テクノロジ−・リミテツド | 物品を結着するための結着ひも |
| JPH03109176A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-09 | Suzuki Motor Corp | 自動車の前部車体構造 |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP10424691U patent/JPH0544762U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60193846A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-02 | インテリア・デザイン・テクノロジ−・リミテツド | 物品を結着するための結着ひも |
| JPH03109176A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-09 | Suzuki Motor Corp | 自動車の前部車体構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6336647B1 (en) | Front wheel suspension in a two-wheeled vehicle | |
| GB2092965A (en) | Suspension for motor vehicles | |
| JPS6348741B2 (ja) | ||
| JP3477771B2 (ja) | ブッシュ装置 | |
| JPH0544762U (ja) | 車両サスペンシヨンタワーの連結構造 | |
| JP3168856B2 (ja) | ストラットマウントの取付構造 | |
| JP4695295B2 (ja) | 油圧緩衝器のナックルブラケット構造 | |
| KR200160327Y1 (ko) | 차량의 리어 써스팬션 쇽업소오버의 장착구조 | |
| JPH0311042Y2 (ja) | ||
| JP3865168B2 (ja) | ストラット取付構造 | |
| JP3148862B2 (ja) | 自動二輪車用後輪緩衝装置 | |
| KR20230093655A (ko) | 3d 프린팅을 이용한 쇽업쇼바 마운팅유닛 | |
| JPH0238119A (ja) | 自動車のサスペンション装置 | |
| JP2593898Y2 (ja) | キャブサスペンションの構造 | |
| JPH0132617Y2 (ja) | ||
| JP2937493B2 (ja) | 自動二輪車のフロントフォーク | |
| KR100259701B1 (ko) | 자동차 현가장치용 상부 콘트롤암 구조 | |
| JP2526437Y2 (ja) | キャブマウントインシュレータの構造 | |
| KR100501436B1 (ko) | 엔진 마운팅을 위한 인슐레이터 | |
| JPH0428805Y2 (ja) | ||
| KR20230093656A (ko) | 3d 프린팅을 이용한 엔진 마운팅유닛 | |
| JP2550915Y2 (ja) | キャブサスペンションの構造 | |
| KR100412842B1 (ko) | 현가장치용 코일스프링의 설치구조 | |
| JPH10147256A (ja) | 車両サスペンションタワーの連結構造 | |
| KR100441132B1 (ko) | 커플드 토션빔 액슬의 강성연결장치 |