JPH0543156A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH0543156A
JPH0543156A JP19969291A JP19969291A JPH0543156A JP H0543156 A JPH0543156 A JP H0543156A JP 19969291 A JP19969291 A JP 19969291A JP 19969291 A JP19969291 A JP 19969291A JP H0543156 A JPH0543156 A JP H0543156A
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JP
Japan
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pulse
difference
elevator
calculation
wear amount
Prior art date
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Application number
JP19969291A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Azuma
芳貴 東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、単純な操作でシーブ摩耗の
チェックを確実かつ容易に行い、又保守員によるチエッ
クのばらつきを軽減しエレベータの安全性を高めること
のできるエレベータの制御装置を提供することにある。 【構成】 本発明は、シーブ交換時あるいはエレベータ
据付時の各階床間のパルスカウント差を記憶しておき、
点検時の実際の走行時にカウントされたパルス差と比較
することによりシーブ摩耗量を演算し、報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーブ摩耗量を測定す
ることのできるエレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロープ式エレベータの運転制御は、巻上
機シーブとロープ間のトラクションが十分に確保されて
いることが前提で成り立っている。
【0003】ところが、エレベータの運転を重ねて行く
と、巻上機シーブに摩耗が発生し、シーブの径が小さく
なると同時に、前記トラクションが十分に確保できなく
なる。このような状況に陥ると、エレベータはつり合い
鍾との重量的平衡がとれなくなり重い方向へ無制御状態
で移動してしまう。当然このような状況に陥っても、エ
レベータは自動的に停止する機能をもってはいるが、そ
の動作遅れを考えると、人の乗降時に上記異常状態が発
生すると、その危険度は計り知れないものがある。
【0004】この状況を回避するため、従来はエレベー
タ保守員の定期点検によりシーブ摩耗状態をチェック
し、摩耗がある一定の基準を超えた場合はシーブ交換の
処理をとっていた。
【0005】このチェック方法というのは、保守員自ら
がシーブ溝をゲージにより測定し、一定値を超えた場
合、即ち摩耗により溝の深さが大きくなり過ぎた場合に
交換が必要であると判断するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方法ではエレベータ巻上機周辺に充分な作業領
域を必要とするため、エレベータ機械室の省スペース化
が要求される今日では、その保守点検作業がおこない難
いものとなってきている。さらに、エレベータ保守員の
能力差、個人差によって前述したシーブ交換の判断がば
らつく可能性があった。
【0007】そこで本発明の目的は、単純な操作でシー
ブ摩耗のチェックを確実かつ容易に行い、又保守員によ
るチェックのばらつきを軽減しエレベータの安全性を高
めることのできるエレベータの制御装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、以上
の目的を達成するために巻上機モータの回転量に比例し
て発生するパルスを計数するパルスカウント手段と、エ
レベータの運行制御を司る運行制御手段と、前記運行制
御手段に設けられエレベータが各階の階床レベルに位置
したときのパルスカウント値を記憶する各階位置パルス
記憶手段と、実走行時の所定の階床間のパルスカウント
値の差を演算する実パルス差演算手段と、前記各階位置
パルス記憶手段に記憶されているパルスカウント値デー
タから所定の階床間のパルスカウント値の差を演算する
基準パルス差演算手段と、前記実パルス差演算手段及び
前記基準パルス差演算手段より得られた実パルス差及び
基準パルス差の演算結果からシーブ摩耗量を演算する摩
耗量演算手段と、シーブ摩耗量に対応した許容値データ
を記憶する許容値記憶手段と、一つには前記摩耗量演算
手段の演算結果を報知し、二つには、シーブ摩耗量が許
容値を超えた場合に警報を発する報知手段とを有するエ
レベータの制御装置を提供する。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、各号機の制御を行う号機制御装置のシステ
ム構成を示すブロック図である。
【0010】号機制御装置システムは、モータに取付け
られたパルス発生器1からのパルス信号よりパルスをカ
ウントするパルスカウンタ回路2と、エレベータの主制
御装置(図示せず)より各種指令信号(呼び割当て信
号、分散待機指令信号、救出運転指令信号、基準パルス
設定指令信号、点検走行指令信号等)を入力し、号機の
運行制御を司る主制御部3と、エレベータ監視室、エレ
ベータかご室、もしくはエレベータ機械室等に設けら
れ、主制御部3での演算結果等を報知する報知部4とか
ら構成される。
【0011】又、主制御部3は、各階位置のパルスを記
憶する各階位置パルス記憶部5と、各階位置パルス記憶
部5に記憶された各階位置パルスに基づいて各階床間の
パルス差を演算する基準パルス差演算部6と、点検走行
時の各階床間のパルス差を演算する実パルス差演算部7
と、基準パルス差演算部6と実パルス差演算部7の演算
結果に基づいてシーブ摩耗量を演算する摩耗量演算部8
と、シーブ摩耗量の許容値が記憶されている許容値記憶
部9とから構成されている。次に、本発明の一実施例の
動作について説明する。
【0012】まずシーブ交換時あるいはエレベータ据え
付け時に、保守員により、各階でのパルス値を設定し記
憶させるために基準パルス設定指令信号を主制御部3へ
出力する。主制御部3では、基準パルス設定指令信号を
入力すると、エレベータを最下階から最上階まで運転さ
せる指令を出力する。この運転が行われるとき、エレベ
ータが最下階に位置した状態をパルスの初期値とし、最
上階までの各階でのパルス値を各階位置パルス記憶部5
に記憶させる。
【0013】次にシーブ摩耗点検時等の保守点検時に
は、保守員により点検走行指令信号が主制御部3に出力
される。主制御部3は、点検走行指令信号を入力する
と、保守員により指定された任意の階床間を走行する指
令が出力される。そして、実パルス差演算部7は、パル
スカウンタ回路2より入力されるパルス値に基づいて前
述した任意の階床間のパルス値の差Pr を演算する。
又、基準パルス差演算部6は、各階位置パルス記憶部5
に記憶されている各階のパルス値に基づいて前述した任
意の階床間のパルスの差Po を演算する基準パルス差演
算部6及び実パルス差演算部7の演算結果Pr ,Po
摩耗量演算部8に送られて、シーブの摩耗量rが演算さ
れる。この演算は例えば下記計算式により行われる。 (K1 :シーブの構造による係数、K2 :パルスカウン
ト手段による係数)
【0014】摩耗量演算部8における演算結果は、報知
部4に送られ、所定の手段により保守員に報知される。
このとき、摩耗量演算部8では、摩耗量の演算結果を許
容値記憶部9に記載されたシーブ摩耗許容値と比較し、
シーブ摩耗量の演算結果がシーブ摩耗許容値を超える場
合には、報知部4に警報を発する指令が出力され、報知
部4より警報が発せられる。例えば、エレベータの停止
階床数が5でありかつ各階床間の距離が互いに等しいビ
ルを例として説明する。
【0015】まずシーブ交換時あるいはエレベータ据え
付け時に、保守員により基準パルス設定指令信号が主制
御部3に発せられ、エレベータが最下階(1階)から最
上階(5階)までの運転を行う。ここで、エレベータが
最下階(1階)に位置したときに各階位置パルス記憶部
5へ初期化されたパルス値100H(Hは16進数を意味す
る)が設定記憶される。さらにエレベータが最上階(5
階)まで運転を行い、各階床レベルにエレベータが位置
した時のパルスカウント値が表1のように各階位置パル
ス記憶部5に記憶される。
【0016】
【表1】
【0017】次に、エレベータ保守員の定期点検時など
に摩耗状態をチェックする場合は、主制御部3へ点検走
行指令信号を発し、例えば1階から5階までの階間を点
検走行させる。このとき最上階5階にエレベータが位置
したときのパルスカウンタ回路2から入力されるパルス
カウント値が550 Hであったとすると、実パルス差演算
部7において1階から5階までの階間のパルス値の差が
450 Hであるとの演算がされる。さらに、シーブに摩耗
が無かった時、つまりシーブ交換時あるいはエレベータ
据付時に各階位置パルス記憶部5に記憶された各階床の
パルス値(表1)に基づいて、シーブ交換あるいはエレ
ベータ据え付け当初の1階から5階までのパルス値の差
(500 −100 =400 H)が基準パルス差演算部6にて演
算される。そして、摩耗量演算部8にて、実パルス差演
算部7から演算結果(450 H)と基準パルス差演算部6
からの演算結果(400 H)との差の絶対値を演算し、45
0−400 =50 Hの演算結果を得る。
【0018】そこで、表2に示すような各階床間におけ
るシーブ摩耗許容量を記憶する許容値記憶部9のデータ
と比較し、1階から5階までの摩耗許容値は、40Hであ
るので、報知部4よりシーブ摩耗異常である旨の警報が
発せられることになる。
【0019】
【表2】
【0020】ここで本実施例では、点検走行指令を保守
員の操作により行なっているが、エレベータの主制御装
置により自動的に所定の条件(エレベータかごがフリー
になった時、エレベータの運転サービスに余裕がある時
等)が満たされたときに点検走行指令信号を出力させ、
シーブに摩耗異常があるかどうかを常時もしくは一定期
間周期で点検するようにし、異常がある場合には、警報
を発するようにすれば、より一層安全で信頼性の高いエ
レベータを提供することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上本発明によれば、エレベータのシー
ブ摩耗のチェックを単純な操作で確実かつ容易に行うこ
とができ、又保守員によるチェックのばらつきを軽減し
エレベータの安全性を高めることのできるエレベータの
制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエレベータの制御装置
のブロック構成図である。
【符号の説明】
1…パルス発生器、 2…パルスカウンタ回路、 3…主制御部、 4…報知部、 5…各階位置パルス記憶部、6…基準パルス差演算部、 7…実パルス差演算部、 8…摩耗量演算部、 9…許容値記憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上機モータの回転量に比例して発生す
    るパルスを計数するパルスカウント手段と、エレベータ
    の運行制御を司る運行制御手段と、前記運行制御手段に
    設けられエレベータが各階の階床レベルに位置したとき
    のパルスカウント値を記憶する各階位置パルス記憶手段
    と、実走行時の所定の階床間のパルスカウンタ値の差を
    演算する実パルス差演算手段と、前記各階位置パルス記
    憶手段に記憶されているパルスカウント値データから所
    定の階床間のパルスカウント値の差を演算する基準パル
    ス差演算手段と、前記実パルス差演算手段及び前記基準
    パルス差演算手段より得られた実パルス差及び基準パル
    ス差の演算結果からシーブ摩耗量を演算する摩耗量演算
    手段と、前記摩耗量演算手段の演算結果を報知する報知
    手段とを有することを特徴としたエレベータの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 シーブ摩耗量に対応した許容値データを
    記憶する許容値記憶手段を有し、前記摩耗量演算手段の
    演算結果及び前記許容値記憶手段に記憶された前記許容
    値データを比較し、シーブ摩耗量が許容値を超えた場合
    に前記報知手段より警報を発するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
JP19969291A 1991-08-09 1991-08-09 エレベータの制御装置 Pending JPH0543156A (ja)

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