JPH0542515A - ぼかし模様付きタイルの製造方法 - Google Patents
ぼかし模様付きタイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0542515A JPH0542515A JP28737791A JP28737791A JPH0542515A JP H0542515 A JPH0542515 A JP H0542515A JP 28737791 A JP28737791 A JP 28737791A JP 28737791 A JP28737791 A JP 28737791A JP H0542515 A JPH0542515 A JP H0542515A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mask
- pattern
- tile
- kneaded clay
- colored fine
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】輪郭がぼやけた模様のタイルを製造すること。
【構成】加圧成形装置（１）の充填空間（５）へ坏土
（７）を充填して坏土層（８）を形成し、この坏土層
（８）の表面（８ａ）との間に拡散空間（１５）を形成
して、模様孔（１３）を開設したマスク（１２）を配置
し、このマスク（１２）の上面側に着色微粉坏土（１
６）を供給すると共にマスク（１２）を振動させて坏土
層（８）の表面（８ａ）に着色微粉坏土（１６）で輪郭
のぼやけた模様（１７）を形成し、坏土層（８）を加圧
成形してタイル素地（１８）とし、このタイル素地（１
８）を焼成してタイル（１９）を得ること。
（７）を充填して坏土層（８）を形成し、この坏土層
（８）の表面（８ａ）との間に拡散空間（１５）を形成
して、模様孔（１３）を開設したマスク（１２）を配置
し、このマスク（１２）の上面側に着色微粉坏土（１
６）を供給すると共にマスク（１２）を振動させて坏土
層（８）の表面（８ａ）に着色微粉坏土（１６）で輪郭
のぼやけた模様（１７）を形成し、坏土層（８）を加圧
成形してタイル素地（１８）とし、このタイル素地（１
８）を焼成してタイル（１９）を得ること。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、輪郭のぼやけた模様を
施したタイルの製造方法に関する。
施したタイルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】模様付きタイルの製造は、素焼きしたタ
イル素地の表面に、スクリーン印刷方法で模様付けを行
っている。
イル素地の表面に、スクリーン印刷方法で模様付けを行
っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクリーン
印刷方法は、模様の輪郭が明瞭に表れる。しかし、輪郭
の明瞭な模様のタイルで壁面を構成した場合、模様が看
者にしつこい感じを与える問題点が生じていた。
印刷方法は、模様の輪郭が明瞭に表れる。しかし、輪郭
の明瞭な模様のタイルで壁面を構成した場合、模様が看
者にしつこい感じを与える問題点が生じていた。
【０００４】本発明は、上記問題点を解決するために、
輪郭がぼやけた模様のタイルを製造することができるぼ
かし模様付きタイルの製造方法の提供を目的とする。
輪郭がぼやけた模様のタイルを製造することができるぼ
かし模様付きタイルの製造方法の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明が採用した手段
は、加圧成形装置の充填空間へ坏土を充填して坏土層を
形成し、この坏土層の表面との間に拡散空間を設けて、
模様孔を開設したマスクを配置し、このマスクの上面側
に着色微粉坏土を供給すると共にマスクを振動させて坏
土層の表面に着色微粉坏土で輪郭のぼやけた模様を形成
し、坏土層を加圧形成してタイル素地とし、このタイル
素地を焼成しすることを特徴とするぼかし模様付きタイ
ルの製造方法である。なお、前記マスクの模様孔は、そ
の面積が大きなとき、メッシュのスクリーンで覆うこと
もある。
は、加圧成形装置の充填空間へ坏土を充填して坏土層を
形成し、この坏土層の表面との間に拡散空間を設けて、
模様孔を開設したマスクを配置し、このマスクの上面側
に着色微粉坏土を供給すると共にマスクを振動させて坏
土層の表面に着色微粉坏土で輪郭のぼやけた模様を形成
し、坏土層を加圧形成してタイル素地とし、このタイル
素地を焼成しすることを特徴とするぼかし模様付きタイ
ルの製造方法である。なお、前記マスクの模様孔は、そ
の面積が大きなとき、メッシュのスクリーンで覆うこと
もある。
【０００６】
【作用】マスクの上面側に供給された着色微粉坏土は、
マスクの模様孔及び拡散空間を通過して坏土層の表面に
落下し、マスクの模様孔に対応する模様を形成する。マ
スクは、振動しているため、模様孔の孔周縁を通過する
着色微粉坏土を拡散させ、坏土層の表面に形成する模様
の輪郭をぼやけさせる。
マスクの模様孔及び拡散空間を通過して坏土層の表面に
落下し、マスクの模様孔に対応する模様を形成する。マ
スクは、振動しているため、模様孔の孔周縁を通過する
着色微粉坏土を拡散させ、坏土層の表面に形成する模様
の輪郭をぼやけさせる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図１は、本発明に係るぼかし模様付きタイル
の製造方法（以下、「本発明製造方法」という）の実施
例の各工程を示す断面図である。
説明する。図１は、本発明に係るぼかし模様付きタイル
の製造方法（以下、「本発明製造方法」という）の実施
例の各工程を示す断面図である。
【０００８】第１工程は、同図（Ａ）に示す坏土充填作
業である。加圧成形装置１は、下型２と枠型３とで充填
空間５が形成される。この充填空間５には、坏土供給装
置６で坏土７が充填され、坏土層８が形成される。坏土
７には、粗砕した原石と粘土との混合物を微粉砕し、脱
水後に坏土乾燥又はデシン製粉して得たものが用いられ
る。
業である。加圧成形装置１は、下型２と枠型３とで充填
空間５が形成される。この充填空間５には、坏土供給装
置６で坏土７が充填され、坏土層８が形成される。坏土
７には、粗砕した原石と粘土との混合物を微粉砕し、脱
水後に坏土乾燥又はデシン製粉して得たものが用いられ
る。
【０００９】第２工程は、同図（Ｂ）に示す模様付け作
業である。この工程で用いる模様付け具９は、枠体１０
と、枠体１０内に配設されたマスク１２と、電動式等か
らなる振動装置１１とを備えている。マスク１２は、図
２（Ａ）に示す如く、金属板，合成樹脂板等から成り、
任意形状の模様孔１３，１３…が開設されている。模様
孔１３が大きい場合には、同図（Ｂ）に示す如く、メッ
シュ（例えば、６５〜２０メッシュ）のスクリーン１４
で覆うこともある。
業である。この工程で用いる模様付け具９は、枠体１０
と、枠体１０内に配設されたマスク１２と、電動式等か
らなる振動装置１１とを備えている。マスク１２は、図
２（Ａ）に示す如く、金属板，合成樹脂板等から成り、
任意形状の模様孔１３，１３…が開設されている。模様
孔１３が大きい場合には、同図（Ｂ）に示す如く、メッ
シュ（例えば、６５〜２０メッシュ）のスクリーン１４
で覆うこともある。
【００１０】模様付け具９は、図１（Ｂ）に示す如く、
枠型３の上に配置され、前記坏土層８の表面８ａとマス
ク１２との間に、高さＨ（例えば、Ｈ＝１〜１０ｍｍ）
の拡散空間１５を形成する。模様付け具９は、マスク１
２の上面側に着色微粉坏土１６が供給され、起動した振
動装置１１でマスク１２を振動させる。
枠型３の上に配置され、前記坏土層８の表面８ａとマス
ク１２との間に、高さＨ（例えば、Ｈ＝１〜１０ｍｍ）
の拡散空間１５を形成する。模様付け具９は、マスク１
２の上面側に着色微粉坏土１６が供給され、起動した振
動装置１１でマスク１２を振動させる。
【００１１】上記着色微粉坏土１６は、３００メッシュ
より細かい（好ましくは、１５０メッシュより細かい）
ものが用いられる。もし、３００メッシュより粗い着色
坏土を用いたときには、粒子が集合した斑点の模様とな
り、輪郭をぼかした模様を得ることはできない。
より細かい（好ましくは、１５０メッシュより細かい）
ものが用いられる。もし、３００メッシュより粗い着色
坏土を用いたときには、粒子が集合した斑点の模様とな
り、輪郭をぼかした模様を得ることはできない。
【００１２】前記着色微粉坏土１６は、マスク１２の模
様孔１３，１３…及び拡散空間１５を通過して坏土層８
の表面８ａに落下し、マスク１２の模様孔１３，１３…
に対応する模様１７，１７…を形成する。マスク１２
は、振動装置１１で振動しているため、各模様孔１３の
孔周縁１３ａを通過する着色微粉坏土１６を拡散させ、
坏土層８の表面８ａに形成する各模様１７の輪郭１７ａ
をぼやけさせる（同図（Ｃ）参照）。
様孔１３，１３…及び拡散空間１５を通過して坏土層８
の表面８ａに落下し、マスク１２の模様孔１３，１３…
に対応する模様１７，１７…を形成する。マスク１２
は、振動装置１１で振動しているため、各模様孔１３の
孔周縁１３ａを通過する着色微粉坏土１６を拡散させ、
坏土層８の表面８ａに形成する各模様１７の輪郭１７ａ
をぼやけさせる（同図（Ｃ）参照）。
【００１３】なお、着色微粉坏土１６は、マスク１２の
上面側に置くように供給するのではなく、図示は省略し
たが、篩いを用いてマスク１２の上に篩い落して供給す
ることも可能である。この場合、模様孔１３が大きくて
も、メッシュのスクリーンで覆う必要が無くなる。
上面側に置くように供給するのではなく、図示は省略し
たが、篩いを用いてマスク１２の上に篩い落して供給す
ることも可能である。この場合、模様孔１３が大きくて
も、メッシュのスクリーンで覆う必要が無くなる。
【００１４】前記マスク１２を複数枚準備し、色のこと
なる複数種類の着色微細坏土１６，１６…からなる多色
で輪郭のぼやけた模様を形成することも可能である。
なる複数種類の着色微細坏土１６，１６…からなる多色
で輪郭のぼやけた模様を形成することも可能である。
【００１５】第３工程は、同図（Ｄ）に示す加圧成形作
業である。前記模様１７，１７…を形成した坏土層８
は、上型４と下型２とで加圧されて、輪郭１７ａのぼや
けた模様のあるタイル素地１８となる。
業である。前記模様１７，１７…を形成した坏土層８
は、上型４と下型２とで加圧されて、輪郭１７ａのぼや
けた模様のあるタイル素地１８となる。
【００１６】第４工程は、図示は省略したが、焼成作業
である。上記タイル素地１８は、適宜焼成装置で焼成さ
れ、図３に示す如きぼかし模様付きタイル１９となる。
である。上記タイル素地１８は、適宜焼成装置で焼成さ
れ、図３に示す如きぼかし模様付きタイル１９となる。
【００１７】
【発明の効果】本発明製造方法は、マスクを用いるた
め、簡単な作業で且つ底コストでぼかし模様付きタイル
を得ることができる。更に、本発明製造方法は、看者に
しつこい感じを与えない輪郭のぼやけた模様を供給する
ことができるため、タイル壁面デザイン及び用途の拡大
を図ることができる。
め、簡単な作業で且つ底コストでぼかし模様付きタイル
を得ることができる。更に、本発明製造方法は、看者に
しつこい感じを与えない輪郭のぼやけた模様を供給する
ことができるため、タイル壁面デザイン及び用途の拡大
を図ることができる。
【図１】本発明製造方法の実施例の各工程を示す断面図
である。
である。
【図２】本発明製造方法に用いるマスクの平面図であ
る。
る。
【図３】本発明製造方法で得たぼかし模様付きタイルを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
１…加圧成形装置 ５…充填空間 ７…坏土 ８…坏土
層 １５…拡散空間 １３…模様孔 １２…マスク １６…着色微粉坏土 １
７…輪郭のぼやけた模様 １８…タイル素地 １９…タイル
層 １５…拡散空間 １３…模様孔 １２…マスク １６…着色微粉坏土 １
７…輪郭のぼやけた模様 １８…タイル素地 １９…タイル
Claims (2)
- 【請求項１】加圧成形装置の充填空間へ坏土を充填して
坏土層を形成し、この坏土層の表面との間に拡散空間を
形成して、模様孔を開設したマスクを配置し、このマス
クの上面側に着色微粉坏土を供給すると共にマスクを振
動させて坏土層の表面に着色微粉坏土で輪郭のぼやけた
模様を形成し、坏土層を加圧成形してタイル素地とし、
このタイル素地を焼成してタイルを得ることを特徴とす
るぼかし模様付きタイルの製造方法。 - 【請求項２】前記マスクの模様孔をメッシュのスクリー
ンで覆ってある請求項１に記載のぼかし模様付きタイル
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28737791A JPH0542515A (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | ぼかし模様付きタイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28737791A JPH0542515A (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | ぼかし模様付きタイルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542515A true JPH0542515A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=17716571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28737791A Pending JPH0542515A (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | ぼかし模様付きタイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0542515A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071422A (ja) * | 1993-06-11 | 1995-01-06 | Inax Corp | 亀甲面状模様を有するタイルの製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5190307A (ja) * | 1975-02-07 | 1976-08-07 | ||
| JPS51100106A (en) * | 1975-02-28 | 1976-09-03 | Masayuki Tsuchimoto | Tairu etsukesochi |
| JPS57133014A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-17 | Kojima Seitoushiyo Kk | Method and device for manufacturing polychrome pattern tile |
-
1991
- 1991-08-10 JP JP28737791A patent/JPH0542515A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5190307A (ja) * | 1975-02-07 | 1976-08-07 | ||
| JPS51100106A (en) * | 1975-02-28 | 1976-09-03 | Masayuki Tsuchimoto | Tairu etsukesochi |
| JPS57133014A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-17 | Kojima Seitoushiyo Kk | Method and device for manufacturing polychrome pattern tile |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071422A (ja) * | 1993-06-11 | 1995-01-06 | Inax Corp | 亀甲面状模様を有するタイルの製造方法 |
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