JPH0540777A - バタフライ演算方式 - Google Patents

バタフライ演算方式

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JPH0540777A
JPH0540777A JP19662991A JP19662991A JPH0540777A JP H0540777 A JPH0540777 A JP H0540777A JP 19662991 A JP19662991 A JP 19662991A JP 19662991 A JP19662991 A JP 19662991A JP H0540777 A JPH0540777 A JP H0540777A
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JP
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operand
subtraction
result
addition
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JP19662991A
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Shigeaki Okuya
茂明 奥谷
Toshiro Nakazuru
敏朗 中水流
Shinichi Kubo
慎一 久保
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速フーリエ変換処理におけるバタフライ演
算に関し、ハードウェア量が少なくかつ処理時間が短い
バタフライ演算方式を提供することを目的とする。 【構成】 バタフライ演算における乗算後の正規化を省
略するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声、画像、レーダ等
の信号処理の手法として使用される高速フーリエ変換に
おけるバタフライ演算方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声、画像、レーダ等の信号処理
の分野において、ディジタル処理が広く適用されるよう
になった。信号処理の高速化の要求とコンピュータ技術
の急速な進歩とが相まって、高速フーリエ変換(FFT
という)等の信号処理手法が開発され、それを実現する
ために、乗算や加減算を高速で行う装置が必要となっ
た。
【0003】FFTのバタフライ演算は、つぎのように
行われる。図3は、バタフライ演算を示す。図3におい
て、まず第1オペランドの複素数A(A=Ra+jI
a)と第2オペランドの複素数B(B=Rb+jIb)
の乗算が行われ、中間結果オペランドの複素数Y(Y=
Ry+jIy)が得られる。
【0004】つぎに、中間結果オペランドの複素数Yと
第3オペランドの複素数X(X=Rx+jIx)の加算
および減算が行なわれ、バタフライ加算結果(X+Y)
およびバタフライ減算結果(X−Y)が得られる。な
お、Rn(nはa、b、yまたはx)は、複素数N(N
はA、B、YまたはX)の実部、Inは複素数Nの虚部
を表わす。
【数1】 である。
【0005】第1および第2オペランドの乗算はつぎの
ようになる。 A×B =(Ra+jIa)(Rb+jIb) =(Ra×Rb−Ia×Ib)+j(Ra×Ib+Ia×Rb) =Ry+jIy
【0006】第1オペランドの実部と第2オペランドの
実部が乗算され、また虚部同士が乗算される。この実部
同士の乗算結果から、虚部同士の乗算結果が減算され
て、中間結果の実部Ryとなる。また第1オペランドの
実部と第2オペランドの虚部が乗算され、また第1オペ
ランドの虚部と第2オペランドの実部が乗算される。こ
の実部と虚部の乗算結果と、虚部と実部の乗算結果が加
算されて、中間結果の虚部Iyとなる。
【0007】中間結果オペランドYと第3オペランドX
との加減算はつぎのようになる。 X+Y =(Rx+jIx)+(Ry+jIy) =(Rx+Ry)+j(Ix+Iy) また、 X−Y=(Rx−Ry)+j(Ix−Iy) すなわち、実部同士の加減算、および虚部同士の加減算
を行い、それぞれの結果が加算結果および減算結果の実
部および虚部となる。
【0008】従来、バタフライ演算は、関連参考資料に
示すように、多くは固定小数点方式で行われて来た。固
定小数点数では、最小値から最大値までの数値の取り扱
い範囲を広げるためには、オペランドのビット数を多く
する必要がある。そこで、オペランドを浮動小数点数に
することにより、ビット数の増加をおさえながら、数値
の取り扱い範囲を広げることが考えられる。しかし、4
回の乗算と2回の加減算からなる複素数の乗算を浮動小
数点数で行なうには、各乗算や、加減算ごとに、桁合わ
せ、演算、正規化の処理が必要となり、そのため、多大
なハードウェア量および処理時間を要する。
【0009】図4は、従来の浮動小数点バタフライ演算
方式の構成を示す。図4において、1、2および3はそ
れぞれ、入力する第1、第2および第3オペランドを格
納するレジスタである。各オペランドは実部および虚部
を有し、各実部および虚部は、指数部および仮数部から
なる(指数部はE、仮数部はFを付して表わす)。
【0010】以下、図4の回路の動作について説明す
る。 (1) 第1オペランドAと、第2オペランドBの乗
算。 (a) Ra×Rb。 FRaとFRbが乗算器8で乗算され、乗算結果がシフ
トレジスタ14へ送られる。ERaとERbが加算器4
で加算され、加算結果が比較器12へ送られる。
【0011】(b) Ia×Ib。 FIaとFIbが乗算器9で乗算され乗算結果がシフト
レジスタ15へ送られる。EIaとEIbが加算器5で
加算され、加算結果が比較器12へ送られる。
【0012】(c) Ra×Ib。 FRaとFIbが乗算器10で乗算され、乗算結果がシ
フトレジスタ16へ送られる。ERaとEIbが加算器
6で加算され、加算結果が比較器13へ送られる。
【0013】(d) Ia×Rb。 FIaとFRbが乗算器11で乗算され、乗算結果がシ
フトレジスタ17へ送られる。EIaとERbが加算器
7で加算され、加算結果が比較器13へ送られる。
【0014】(e) 指数合わせ(アラインメント) 比較器12は、加算器4の加算結果ERa+ERbと、
加算器5の加算結果EIa+EIbとを比較し、大きい
方の指数を選択して、正規化回路20へ送ると共に、各
指数の差をシフトレジスタ14および15へ送る。シフ
トレジスタ14および15は、比較器12から指示され
るビット数だけ右にシフトする。その結果Ra×Rbと
Ia×Ibの各指数が大きい方の値に揃えられる。比較
器13、シフトレジスタ16および17についても上記
と同様の動作が行われ、その結果、Ra×IbとIa×
Rbの各指数が大きい方の値に揃えられる。
【0015】(f) 減算。 減算器18は、アラインメントがなされた乗算結果FR
a×FRbおよびFIa×FIbを、それぞれシフトレ
ジスタ14および15から入力し、 FRy=(FRa×FRb)−(FIa×FIb)・・・(1) の計算を行い、その結果を正規化回路20へ送る。
【0016】(g) 加算。 加算器19は、アラインメントがなされた乗算結果FR
a×FIbおよびFIa×FRbを、それぞれ、シフト
レジスタ16および17から入力し、 FIy=(FRa×FIb)+(FIa×FRb)・・・(2) の計算を行い、その結果を正規化回路21へ送る。
【0017】(h) 正規化。 正規化回路20は、比較器12からの指数と減算器18
からの減算結果(FRy)を正規化した後、中間結果オ
ペランドYの実部Ryとして、中間結果オペランドレジ
スタ22へ送る。正規化回路21は、比較器13からの
指数と加算器19からの加算結果(FIy)を正規化し
た後、中間結果オペランドYの虚部Iyとして、中間結
果オペランドレジスタ22へ送る。上記のようにして、
第1オペランドAと第2オペランドBの乗算中間結果オ
ペランドYが、中間結果オペランドレジスタ22に得ら
れる。
【0018】(2) 中間結果オペランドYと第3オペ
ランドXとの加減算(X+YおよびX−Y)。 (a) アラインメント 比較器23と、シフトレジスタ25および26とによ
り、XおよびYの各実部の指数合わせが行われる。ま
た、比較器24とシフトレジスタ27および28とによ
り、XおよびYの各虚部の指数合わせが行われる。
【0019】(b) 加算器29はRx+Ryの加算を
行う。加算器30はIx+Iyの加算を行う。減算器3
1はRx−Ryの減算を行う。減算器32はIx−Iy
の減算を行う。
【0020】(c) 正規化。 正規化回路33および34は、加算結果(X+Y)の正
規化を行い、正規化回路35および36は、減算結果
(X−Y)の正規化を行う。上記の結果、加算結果オペ
ランド(X+Y)が、加算結果オペランドレジスタ37
に得られ、減算結果オペランド(X−Y)が、減算結果
オペランドレジスタ38に得られる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、FF
Tのバタフライ演算を浮動小数点数で行う方式において
は、多くの回数の乗算および加減算を必要とするため、
多くの処理時間およびハードウェアを必要とすることが
問題であった。このため、バタフライ演算に要するハー
ドウェア量を減少すると共に、処理時間を短縮すること
のできる方式が求められていた。
【0022】本発明は、上記要望に鑑みなされたもの
で、ハードウェア量を減少すると共に、処理時間を短縮
することができる、浮動小数点バタフライ演算方式を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によるバタフライ
演算方式は、浮動小数点数で表現される第1オペランド
の複素数A(A=Ra+jIa)、第2オペランドの複
素数B(B=Rb+jIb)および第3オペランドの複
素数X(X=Rx+jIx)をそれぞれ入力する手段
と、第1および第2オペランドの乗算を行ない、中間結
果オペランドの複素数Y(Y=Ry+jIy)を得る乗
算手段と、中間結果オペランドと第3オペランドの加算
(X+Y)および減算(X−Y)をそれぞれ行う、加算
手段および減算手段とを備え、乗算手段は、第1および
第2オペランドの各実部仮数をFRaおよびFRb、各
虚部仮数をFIaおよびFIbとし、第1および第2オ
ペランドの各実部および虚部の共通指数をEaおよびE
bとしたとき、 FRy=(FRa×FRb)−(FIa×FIb) FIy=(FRa×FIb)+(FIa×FRb) Ey=Ea+Fb の計算を行い、計算結果について正規化を行うことな
く、FRy、FIyおよびEyをそれぞれ中間結果オペ
ランドYの実部仮数、虚部仮数および指数として加算手
段および減算手段へ出力するように構成される。
【0024】
【作用】高速フーリエ変換処理におけるバタフライ演算
は、第1オペランドの複素数A(A=Ra+jIa)と
第2オペランドの複素数B(B=Rb+jIb)の乗算
を行い、中間結果オペランドの複素数Y(Y=Ry+j
Iy)を得る。さらに、中間結果オペランドYと第3オ
ペランドX(X=Rx+jIx)との加算および減算を
行い、X+YおよびX−Yの結果を得る。
【0025】上記構成によるバタフライ演算方式による
過程は、次の通りである。 (1) 第1オペランドの複素数Aの実部と虚部に関し
て、同じ指数Eaにするためのアラインメント(指数合
わせ)を行う。第2オペランドBについても同じ指数E
bにするためアラインメントを行う。
【0026】(2) アラインメント後の第1および第
2オペランドの実部および虚部の各仮数について、 FRy=(FRa×FRb)−(FIa×FIb) FIy=(FRa×FIb)+(FIa×FRb) の計算を行う。
【0027】指数について、 Ey=Ea+Eb の計算を行う。
【0028】(3) (2)の演算結果の演算後正規化
を行わない。 (4) 第3オペランドXの実部と虚部に関して、指数
を同じにするためのアラインメントを行う。 (5) XとYの指数を同じにするためのアラインメン
トを行う。 (6) アラインメント後のXとYについてX+Yおよ
びX−Yの計算を行う。 (7) (6)の演算結果に対して、演算後正規化を行
う。
【0029】上記の(3)項において従来行われていた
乗算後の正規化を行わないで(4)項以降のバタフライ
加減算処理に移行するように構成したことにより、ハー
ドウェア量が減少すると共に、処理時間が短縮する。
【0030】更に、第1、第2、第3オペランドの入力
時に、それぞれ共通指数を持たせることにより、上記
(1)、および(4)項のアラインメントは不要とな
る。この場合、中間結果オペランドも共通指数を有する
ので(5)項のアラインメント処理は簡略化される。ま
た、(7)項の演算後正規化においては、実部と虚部が
共通の指数となるような正規化が行われる。従って、ハ
ードウェア量は更に少なくなると共に、処理時間が一層
短縮される。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について、詳細に説明
する。図1は、本発明によるバタフライ演算方式の基本
構成を示す。図1において、図4と同一の参照番号は、
同一のものを示す。図1に示す構成と、図4に示す従来
技術との異なる点は、図1には、図4に示す正規化回路
20および21が省かれていることである。
【0032】図1において、前述した第1および第2オ
ペランドの乗算過程(1)の(a)、(b)、(c)、
(d)によって、乗算結果Ra×Rb、Ia×Ib、R
a×IbおよびIa×Rbが、それぞれ、シフトレジス
タ14、15、16および17に格納されると共に、
(1)の(e)によって、アラインメントが行われ、第
1オペランドAの実部および虚部の各指数は、同じEa
に揃えられ、第2オペランドBの実部および虚部の各指
数は同じEbに揃えられる。つぎに、減算器18および
加算器19によって、(1)式および(2)式の減算お
よび加算が行われ、FRyとFIyが得られる。
【0033】つぎに、正規化は行わず、比較器12およ
び13からEaおよびEbを中間結果オペランドYの実
部および虚部の各指数として、中間結果オペランドレジ
スタ40に直接格納すると共に減算器18および加算器
19の各演算結果を、それぞれ、中間結果オペランドY
の実部および虚部の各仮数として、中間結果オペランド
レジスタ40に直接格納する。
【0034】以下、中間結果オペランドYと第3オペラ
ンドXとの加減算については、前述の処理過程(2)の
通りである。上記のように、第1および第2オペランド
の乗算後の正規化を行わないので、正規化回路(図4の
20および21)が不要となる。従って、ハードウェア
の量が減少すると共に処理時間も短縮する。
【0035】図2は、本発明の実施例の構成を示す。図
2において、図1と同一の参照番号は同一のものを示
す。本実施例においては、入力オペランド(第1、第2
および第3オペランド)のいずれにおいても、実部およ
び虚部は共通の指数を有する。従って、第1、第2およ
び第3オペランド(A、B、X)の各アラインメント動
作は不要となる。
【0036】以下、図2の回路の動作について説明す
る。 (1) 第1および第2オペランドの乗算。 (a) 第1オペランドと第2オペランドの実部仮数同
士が乗算器8により乗算され、また虚部仮数同士が乗算
器9により乗算される。乗算結果の符号は、乗算入力オ
ペランドの符号から代数学的に決められる。この実部仮
数同士の乗算結果から、虚部仮数同士の乗算結果が符号
を考慮して減算器18により、代数学的に減算されて、
中間結果の実部となる。
【0037】(b) 第1オペランドの実部仮数と第2
オペランドの虚部仮数が乗算器10により乗算され、ま
た第1オペランドの虚部仮数と第2オペランドの実部仮
数が乗算器11により乗算される。この実部仮数と虚部
仮数の乗算結果と、虚部仮数と実部仮数の乗算結果が符
号を考慮して代数学的に加算器19により加算されて、
中間結果の虚部となる。中間結果は、中間結果オペラン
ドレジスタ41に格納される。
【0038】中間結果は、整数部と小数部からなる。整
数部は、最上位桁にビットの符号を持つ。中間結果が負
数のときは、2の補数表現になっている。中間結果の例
を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】(c) 第1オペランドの指数部と第2オ
ペランドの指数部が加算器4で加算され、加算結果は中
間結果の指数部になる。第1オペランドおよび第2オペ
ランドの各指数を23 および22 とすれば、23 ×22
=23+2 =25 である。 (d) 上記演算後の正規化は行われない。
【0041】(2) 中間結果オペランドYと第3オペ
ランドXの加減算。 複素数加算は、両オペランドの指数比較、仮数部の桁合
わせ、仮数部の加算、および演算後正規化の処理に分け
られる。
【0042】(a) 指数比較と仮数部の桁合わせ XとYの指数が比較器23により比較される。指数が小
さい方のオペランドの指数が、大きい方の指数の値に合
わせるようにシフトレジスタ25、26、27、28に
よって指数合わせが行われる。指数が小さい方のオペラ
ンドは、指数合わせの過程で、指数が1だけ増加する毎
に、実部と虚部の仮数部が1ビットずつ右にシフトされ
る。シフトされたビットも保存されて、後の仮数部の加
算に使われる。複素数乗算の結果がシフトされたとき、
シフトアウトされたビットは、捨てられる。
【0043】表2は、二つのオペランドの桁合わせの例
を示す。
【表2】 表2に示すように、大きい方の指数が指数選択器42に
より選択され結果の指数になる。
【0044】(b) 仮数部の加算および減算。 桁合わせされた第3オペランドと中間結果オペランド
の、それぞれの実部仮数同士が加算器29により加算さ
れ、また虚部仮数同士が加算器30により加算される。
桁合わせされた第3オペランドおよび中間結果オペラン
ドの、それぞれの実部仮数同士が減算器31により、虚
部仮数同士が減算器32により、それぞれ、減算され
る。加算および減算は、符号を考慮して代数学的に行な
われて、それぞれ、加算結果および減算結果が得られ
る。
【0045】(c) 加算結果および減算結果の正規
化。 (b)における加算結果(X+Y)および減算結果(X
−Y)に対する正規化は、カウンタ43、44、45お
よび46、指数補正器47および48、ならびに、シフ
トレジスタ49、50、51および52によって、つぎ
のように行われる。
【0046】 加算および減算結果の整数部に有効数
字があるときの正規化操作。 中間結果の整数部に有効数字があるときは、中間結果の
実部と虚部共に1ビットずつ右にシフトされ、また指数
が1だけ増加される。この結果、実部または、虚部の少
なくとも一方の小数部の左端に“1”が置かれるように
演算後正規化が行われる。
【0047】この場合の例を表3に示す。
【表3】
【0048】 加算および減算結果の整数部に有効数
字がないときの正規化操作 中間結果の実部と虚部の両方の小数部の上位桁に“0”
のビットがあると、中間結果の仮数が虚部と実部共に1
ビットずつ左にシフトされ、また同時に指数が1だけ減
らされる。仮数を左シフトする時、右端のビット位置に
は、“0”が補われる。この結果、実部または、虚部の
少なくとも一方の小数部の左端に“1”が置かれるよう
に演算後正規化が行われる。この場合の例を表4に示
す。
【0049】
【表4】
【0050】本実施例によれば、第1および第2オペラ
ンドの乗算後の正規化は行わない。また、入力オペラン
ドの指数を共通にすることにより、各オペランドの指数
を同じにするためのアラインメント処理が不要になる。
更に、中間結果オペランドと第3オペランドの加算およ
び減算後の正規化においては、実部および虚部の各指数
が共通となるように正規化を行う。従って、回路が簡略
化されるのでハードウェア量を減少することができると
共に処理時間の短縮をはかることができる。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、FF
T処理のバタフライ演算を、従来より少ないハードウェ
ア量で、より短い処理時間で実行することができ、デー
タ処理システムのデータ処理能力の向上に寄与するとこ
ろ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【図3】バタフライ演算を示す図である。
【図4】従来のバタフライ演算方式の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1′ 第1オペランドレジスタ 2,2′ 第2オペランドレジスタ 3,3′ 第3オペランドレジスタ 4,5,6,7 加算器 8,9,10,11 乗算器 12,13 比較器 14,15,16,17 シフトレジスタ 18 減算器 19 加算器 20,21 正規化回路 22 中間結果オペランドレジスタ 23,24 比較器 25,26,27,28 シフトレジスタ 29,30 加算器 31,32 減算器 33,34,35,36 正規化回路 37,37′ 加算結果オペランドレジスタ 38,38′ 減算結果オペランドレジスタ 40,41 中間結果オペランドレジスタ 42 選択器 43,44,45,46 カウンタ 47,48 指数補正器 49,50,51,52 シフトレジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮動小数点数で表現される第1オペラン
    ドの複素数A(A=Ra+jIa)、第2オペランドの
    複素数B(B=Rb+jIb)および第3オペランドの
    複素数X(X=Rx+jIx)をそれぞれ入力する手段
    と、 第1および第2オペランドの乗算を行ない、中間結果オ
    ペランドの複素数Y(Y=Ry+jIy)を得る乗算手
    段と、 中間結果オペランドと第3オペランドの加算(X+Y)
    および減算(X−Y)をそれぞれ行う、加算手段および
    減算手段とを備え、 前記乗算手段は、第1および第2オペランドの各実部仮
    数をFRaおよびFRb、各虚部仮数をFIaおよびF
    Ibとし、第1および第2オペランドの各実部および虚
    部の共通指数をEaおよびEbとしたとき、 FRy=(FRa×FRb)−(FIa×FIb) FIy=(FRa×FIb)+(FIa×FRb) Ey=Ea+Fb の計算を行い、計算結果について正規化を行うことな
    く、FRy、FIyおよびEyをそれぞれ中間結果オペ
    ランドYの実部仮数、虚部仮数、および指数として前記
    加算手段および減算手段へ出力することを特徴とするバ
    タフライ演算方式。
  2. 【請求項2】 第1、第2および第3オペランドは、そ
    れぞれ、入力時実部と虚部に共通な各共通指数を有し、
    従って前記乗算手段における加減算および前記加算手段
    および減算手段における加減算は、実部と虚部の指数合
    わせを行わないことを特徴とする請求項1のバタフライ
    演算方式。
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