JPH0538841Y2 - - Google Patents

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JPH0538841Y2
JPH0538841Y2 JP9167889U JP9167889U JPH0538841Y2 JP H0538841 Y2 JPH0538841 Y2 JP H0538841Y2 JP 9167889 U JP9167889 U JP 9167889U JP 9167889 U JP9167889 U JP 9167889U JP H0538841 Y2 JPH0538841 Y2 JP H0538841Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、遠心破砕整粒装置のロータ振出口の
側面を構成する側部ライナに関する。
(従来の技術) 従来の遠心破砕整粒装置におけるロータ内面保
護用ライナであつて、振出口の側面を構成する側
面ライナは、ロータから振出される原料との摩擦
面が全面平坦に形成されていた。また、側部ライ
ナはロータ下方側が上方側に比べ摩耗が早いた
め、下方側が所定量摩耗した後、上下反転して再
使用するように形成されていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来の側部ライナ4では、
摩擦面44が平坦に形成されているため、第7図
ニに示すように、落下供給され遠心力でロータ内
面から振り出される原料Gのうち、上向きに振り
出される原料Gによつて上向き方向にも摩耗され
易く、摩擦面44には同図ホに示すように、ロー
タ下面側に近い下方側が最も摩耗し、摩擦面44
の上下方向中央部を越えて上方側が漸次浅くなる
なめらかな摩耗面46が形成されていた。そして
このように摩耗した側部ライナ4を上下反転させ
て使用した場合、同図ヘに示すように、振出され
る原料Gが摩耗面46によつて上向きにガイドさ
れ、この上向きに振出された原料GがアンビルC
から外れてハウジングBを傷めるという問題点が
あつた。
本考案は、上述のような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところ
は、摩擦面の下方が摩耗した後、上下反転させて
使用しても原料が上向きに振出されないようにし
た遠心破砕整粒装置のロータ振出口における側部
ライナを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案では、前記目的を達成するための手段と
して、遠心破砕整粒装置のロータ内面に設けら
れ、ロータに落下供給された原料を高速で振出す
振出口の側面を構成する側部ライナにおいて、 前記側部ライナと原料との摩擦面の上下方向中
間部に水平な突条を一体に形成した構成とした。
(作用) 本考案の遠心破砕整粒装置のロータ振出口にお
ける側部ライナでは、前記のように構成したた
め、ロータに落下投入された原料は、振出口を略
水平に通つて高速で振り出され、側部ライナの摩
擦面は主に下方側が原料で摩擦されて水平方向の
凹溝が形成される。また、ロータ内面から上向き
に振出された原料は、摩擦面の下方から斜め上方
に向けて摩擦するが、摩擦面の中間部にある突条
に原料が接した後は、該突条によつて水平方向に
ガイドされるため、摩擦面の中間部から上方へ食
込む摩耗が防止される。この側部ライナの新規取
付時は、突条より下方部分が摩擦されて摩耗する
ので、摩擦面が所定量摩耗した後は、側部ライナ
の上下を反転させて再使用する。この側部ライナ
の上下反転時において、突条より下方の摩擦面は
摩耗していないので、側部ライナ反転前と同様
に、原料がロータ内面から上向きに振出されても
平坦な摩擦面によつてそれ以上に上向きにはガイ
ドされず、側部ライナ反転後でも常に原料は略水
平に振出されアンビルに衝突する。従つてハウジ
ングへの衝突が無くなりハウジングが保護される
と共に、原料の破砕整粒が効率よく行われる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
まず実施例の構成を説明する。尚、実施例では
第4図に示すように、ホツパaから落下供給され
た原料Gを高速回転するロータAで放射状に放出
させてハウジングBのアンビルCに衝突させるこ
とで原料Gの破砕または整粒を行つた後、破片を
ロータAの下方へ落下させる構造とした遠心破砕
整粒装置DのロータAを例にとつて説明する。
この実施例の遠心破砕整粒装置Dにおけるロー
タAは、第1図〜第4図に示すように底板1と、
天板2と、基台3と、側部ライナ4と、上面ライ
ナ5と、下面ライナ6とを主な構成として備えて
いる。
前記底板1はロータAの底部を形成するための
部材であつて、第2図に示すように円板状に形成
され、その中央部には底面ライナを兼ねたデイス
トリビユータ10が交換可能な状態に取り付けら
れている。
前記天板2は、ロータAの上部を形成するため
の部材であつて、その中央部に原料投入口20を
開口した環状に形成されると共に、この実施例で
は等間隔に配設された4枚の周壁7によつて前記
底板1と一体に連結されている。
前記基台3は、前記側部ライナ4を取り付ける
ための部材であつて、この実施例では第1図及び
第2図に示すように、ロータAの各振出口8,8
相互間に形成される前記周壁7の内周面側にそれ
ぞれ山形状に形成されている。
前記側部ライナ4は、上面ライナ5及び下面ラ
イナ6と共にロータAの振出口8を構成する部材
であつて、この実施例では、前記基台3の回転方
向斜面30に当接する外面側の左右両端部に、同
回転方向斜面30の両端面に対して係合可能な突
条40,41をそれぞれ突出形成させることによ
つて、該斜面30に沿つたロータAの外周方向へ
の移動が阻止されるように構成されている。
また、突条40,41の形成面と反対側の正面
側に、上端から下端まで平坦な摩擦面44が形成
され、同摩擦面44の上下方向の中央位置に水平
な突条45を突設することで、摩擦面44は上部
摩擦面44aと下部摩擦面44bとに区分されて
いる。また、この側部ライナ4は、上下方向に反
転して再使用できるように上下及び左右方向にお
いてそれぞれ対称形状に形成されている。
前記上面ライナ5及び下面ライナ6は、第1図
〜第3図に示すように、それぞれロータAの外周
部へ向うにつれて幅狭となるように先細り状に形
成されると共に、左右両斜側面50,51及び6
0,61の内方縁部がテーパー状にカツトされて
いる。
また、第3図に示すように前記側部ライナ4の
内面側上下両側縁部に沿つて、前記各上面ライナ
5及び下面ライナ6の左斜側面50,60を摺動
自在に係合可能なテーパー状の係合段部42,4
3がそれぞれ形成されると共に、天板2と底板1
の内面には、上面ライナ5及び下面ライナ6の右
斜側面51,61を摺動自在に係合可能なV字状
の係合溝21,11が突出形成されている。
尚、第2図において9は原料の流れ方向を案内
する案内板、Eは同案内板9と側部ライナ4との
間に形成されるデツドストツク、第5図における
46は摩耗面である。
この実施例では上記構成より成るため、まず側
部ライナ4を、その突条40,41を基台3にお
ける回転方向斜面30の両端面に対して係合させ
た状態で装着した後、上面ライナ5と下面ライナ
6を、その左右両斜側面50,51及び60,6
1を側部ライナ4の上下両係合段部42,43と
係合溝21,11に沿つてロータAの内方から挿
入させることによつて、全てのライナの取り付け
が完了し振出口8が形成される。
次にこの実施例の作用を第2図および第5図に
基づいて説明する。
まず、ロータAの材料投入口20に落下投入さ
れた原料Gは、振出口8を略水平に通つて高速で
振り出され(第5図イ)、側部ライナ4の摩擦面
44は主に下部摩擦面44bが原料Gで摩擦され
て水平方向の凹溝状の摩耗面46が形成される。
また、ロータ8内面から上向きに振出された原料
Gは、摩擦面44の下方から斜め上方に向けて摩
擦するが、摩擦面44の中央部にある突条45に
原料Gが接した後は、該突条45によつて水平方
向にガイドされるため、摩擦面44の中央部から
上方へ食込む摩耗が防止される(第5図ロ)。こ
の側部ライナ4の新規取付時は、突条45より下
方部分にある下部摩耗面44bが摩擦されて摩耗
するので、摩擦面44bが所定量摩耗した後は、
側部ライナ4の上下を反転させて再使用する。こ
の側部ライナ4の上下反転時において、突条45
より下方位置となつた上部の摩擦面44aは摩耗
していないので、側部ライナ4反転前と同様に、
原料GがロータAの内面から上向きに振出されて
も平坦な摩擦面44aによつてそれ以上に上向き
にはガイドされず(第5図ハ)、側部ライナ4の
反転後でも常に原料Gは略水平に振出されアンビ
ルCに衝突する。従つてハウジングBへの原料G
の衝突が無くなりハウジングBが保護されると共
に、原料Gの破砕整粒を効率よく行うことができ
る。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
ける設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば実施例では、側部ライナ4の摩擦面44
の上下方向の中央位置に突条45を突設するとし
たが、これに限らず突条45は適宜中央位置から
ずらして突設してもよい。
また、側部ライナ4は、ロータAの原料投入口
20を第2図に示すように天板2の中央部に設け
て原料Gを中央部に投入するようにしたロータA
に取付けて使用するとしたが(第4図参照)、こ
れに限らず、第6図に示すように前記ロータAを
第1ロータ、前記ハウジングBを第1ハウジング
とし、第1ロータの下に第2ロータ2Aを設け、
また前記第1ハウジングの下に第2ハウジング2
Bを設け、第1ロータAの中心に落下供給した原
料Gを第1ハウジングに振り出して破砕整粒さ
せ、第1ハウジングBから落下する破片をロータ
下面の中心部を除くその外周部に対し環状に投入
するように形成した第2ロータ2Aに取付けても
使用することができる。
また前記ハウジングB,2Bは、アンビルを設
けたもの以外に破片を堆積してデツドストツク部
を設けたもの、あるいはそれ等が混在した構造の
もの等でもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案の遠心破砕整粒
装置のロータ振出口における側部ライナにあつて
は、遠心破砕整粒装置のロータ内面に設けられ、
ロータに落下供給された原料を高速で振出す振出
口の側面を構成する側部ライナにおいて、 前記側部ライナと原料との摩擦面の上下方向中
間部に水平な突条を一体に形成したため、側部ラ
イナを上下反転して再使用しても材料Gを正しく
アンビルに衝突させることができハウジング等を
傷めることがないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の側部ライナを示す斜視
図、第2図は同ロータを示す横断平面図、第3図
は第2図−線における要部断面図、第4図は
同遠心破砕整粒装置の説明図、第5図イ,ロ,ハ
は原料の軌跡と側部ライナの摩耗状態を示す説明
図、第6図は遠心破砕整粒装置の他の例を示す説
明図、第7図ニ,ホ,ヘは従来の側部ライナを使
用したときの原料の軌跡と側部ライナの摩耗状態
を示す説明図である。 A……ロータ、D……遠心破砕整粒装置、G…
…原料、4……側部ライナ、8……振出口、44
……摩擦面、44a……上部摩擦面、44b……
下部摩擦面、45……突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遠心破砕整粒装置のロータ内面に設けられ、ロ
    ータに落下供給された原料を高速で振出す振出口
    の側面を構成する側部ライナにおいて、 前記側部ライナと原料との摩擦面の上下方向中
    間部に水平な突条を一体に形成したことを特徴と
    する遠心破砕整粒装置のロータ振出口における側
    部ライナ。
JP9167889U 1989-08-02 1989-08-02 Expired - Lifetime JPH0538841Y2 (ja)

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JP9167889U JPH0538841Y2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02

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JP9167889U JPH0538841Y2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02

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JPH0332949U JPH0332949U (ja) 1991-03-29
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KR20020096758A (ko) * 2001-06-21 2002-12-31 배철호 입형개선기의 최적화된 rotor tip 형상

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JPH0332949U (ja) 1991-03-29

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