JPH0537144Y2 - - Google Patents

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JPH0537144Y2
JPH0537144Y2 JP1986148326U JP14832686U JPH0537144Y2 JP H0537144 Y2 JPH0537144 Y2 JP H0537144Y2 JP 1986148326 U JP1986148326 U JP 1986148326U JP 14832686 U JP14832686 U JP 14832686U JP H0537144 Y2 JPH0537144 Y2 JP H0537144Y2
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water supply
hollow porous
porous member
supply pipe
humidifier
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、空気調和に用いる加湿器に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第6図は従来の自然蒸発式加湿素子を示す斜視
図、第7図は第6図に示す加湿素子を構成する一
般的な中空多孔性部材の構成図、第8図は第7図
の−線における断面を矢印の方向にみた断面
図である。これらの図において、1は例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、フツ
素樹脂等の疎水性高分子材を素材とするシート2
を重ね合わせて端部を接着あるいは熱融着して方
形状に形成した中空多孔性部材であり、端部1a
には中空部1bに連通する給水口3が設けられて
いる。なおシート2は疎水性高分子材を素材とす
る多孔性材であり水蒸気(気体状の水分子)は自
由に通過させるが液状水(液体状の水分子)を通
過させないようにする為に孔径10μm以下の微細
孔が無数に設けられている。5は中空多孔性部材
1を巻き込んだ時に重ね合わされた中空多孔性部
材1間を通風路を形成し得るように中空多孔性部
材1に添えて巻き込まれた波形状に構成されたフ
イルム状の間隔板である。第9図は、上記加湿器
7a外枠9に収めた斜視図で、8は板金の平板に
よる芯材であり、7は加湿器で、中空多孔性部材
1と間隔板5とを重ね合せ、中空多孔性部材1の
給水管取付け側と反対側の端部1cから上記芯材
8を中心にして、上記芯材8に沿わせて巻き付け
て加湿素子7aを形成した後、この加湿素子7a
を直方体状の外枠9に収め構成したものである。
なお、給水管3は外枠9に支持固定されている。
以上のように構成された加湿器7をエアコンや
ヒータ等の乾燥空気の出口に取り付けて中空多孔
性部材1の給水口3を給水装置に接続し中空多孔
性部材1の中空部内に水を供給することにより、
水蒸気が中空多孔性部材1のシート2の微細孔を
通過して通風路に放出され乾燥空気を加湿する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の加湿器では、給水管3を直
線状に延長して外枠9に支持させているので、そ
の組立作業時に組立寸法誤差を生じ、組立作業性
が悪い。また、中空多孔性部材1が熱収縮したり
給水管3の補修の場合に、中空多孔性部材1と給
水管3の接続部に力がかかり、寿命が低下する。
また第10図に示すように横方向へ複数個設置し
た場合、加湿器7間にある程度の空間が必要とな
りスペース効率が悪い等の問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、加湿器を複数個設置する場合
にも設置スペース効率がよく、また中空多孔性部
材が熱収縮した場合でも中空多孔性部材と給水管
との接続部には無理な力がかからず、かつ、組立
性のよい加湿器を得ることも目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、一端部に給水管を有し、疎水性高
分子材を素材とする方形状の中空多孔性部材とこ
の中空多孔性部材と重ね合わされた断面形状が波
形の間隔板とを、巻回することによつて上記中空
多孔性部材間に通風路を形成し、上記中空多孔性
部材の中空部内には水を供給すると共に上記通風
路には空気を供給して、この空気に上記中空多孔
性部材を通過した水蒸気を含ませて加湿するよう
に構成した加湿器本体とこの加湿器本体を収納す
る直方体状の外枠とを備えたものにおいて、上記
給水管を略L字状に曲げると共に上記外枠内の四
隅部の少なくとも一隅部に設けた取付板にジヨイ
ントを設け、このジヨイントに上記略L字状の給
水管を取付け、且つこのジヨイントに加湿器外部
からの給水管を取付けてなるものである。
〔作用〕
この考案における加湿器は、上記のように構成
されているので、中空多孔性部材の寸法並びに組
立て作業による誤差が生じても略L字状に曲げた
給水管により吸収され、組立時の作業性が向上
し、また、中空多孔性部材が熱収縮をおこして
も、L字に曲げた給水パイプに吸収され、中空多
孔性部材や給水パイプとの接合部には無理な力が
かからなくなる。さらにメンテナンスの際には、
外枠内の一隅部の取付板に取付けられたジヨイン
トの部分で加湿器と外部からの給水パイプを分離
することができるのでねこの分離の際に内部の給
水管にまで無理な力がかかることがない。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す加湿器の構
成図である。第2図は第1図に示す加湿器を下か
ら見た下面図、第3図は第1図に示す加湿器を構
成する中空多孔性部材の構成図、第4図は第3図
の−線における断面を矢印の方向にみた断面
図、第5図は第1図に示す加湿器を複数個設置し
た場合の正面図である。1,2,3,5は第6図
に示す従来の加湿素子と全く同一または相当する
部分を示すものである。8は板金の平板による芯
材であり、7は中空多孔性部材1と間隔板5とを
重ね合せ、中空多孔性部材1の給水管取付け側の
端部1cから上記芯材8を中心にして、上記芯材
8に沿わせて巻き付け、直方体状の外枠9に収め
て、構成した加湿器で、中空多孔性部材の一端部
についている略L字に曲げた給水管3の端部を直
方体状の外枠9内の各四隅部9aの少なくとも一
隅部に外枠9に固定された取付板9bにジヨイン
ト10を用いて取付けたものである。また上記ジ
ヨイント10には加湿器外からの給水管11が取
付けられる。このように構成された加湿器7は熱
交換器(図示せず)の後方に設置される。
上記のように構成された加湿器7は巻き上がり
形状がほぼ長方形状の断面形状になるが、エアコ
ンやヒータ等熱交換器(図示せず)の後方に組み
込む際に断面形状が長方形状の外枠9に収めて取
付けた場合、四隅部9aには中空多孔性部材1の
存在しない部分が残る。しかしこの面積は従来と
比べると非常に小さなものとなる。また巻き上が
り形状や芯材8の長さに対応して変化するのでエ
アコンやヒータの取付部寸法比により最適な芯材
8の長さを決定すれば、所望の寸法の加湿器が出
来る。また中空多孔性部材の一端部に接続された
給水管3は略L字状に曲げたもの用いて、上記取
付け板9bに取付けられているため、中空多孔性
部材1の寸法誤差並びに組立て誤差が生じても略
L字状に曲げた給水管3より吸収でき、簡単に組
み立てることができる。さらに、上記中空多孔性
部材1が温度により伸縮を生じても、略L字状に
曲げた給水管3により吸収されるため、中空多孔
性部材1と給水管3との接続部に無理な力がかか
らなくなり、寿命が向上する。
加湿器7のメンテナンスの際には、外部からの
給水管11をジヨイント10によつて着脱できる
ので、内部の給水管3には無理な力が及ばない。
また、第5図に示すように複数個の加湿器7を
横方向へ並列に設置する場合にも、加湿器7間に
無駄な空間をつくることなく設置でき、加湿器の
取付面積に対する有効加湿面積率を大きくして加
湿能力の向上を図ることができる。なお、この場
合、各給水管3に対しては、水源(図示せず)か
ら接続管(図示せず)により並列的に給水され
る。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案では、一端部に給水管を
有し、疎水性高分子材を素材とする方形状の中空
多孔性部材とこの中空多孔性部材と重ね合わされ
た断面形状が波形の間隔板とを巻回することによ
つて上記中空多孔性部材間に通風路を形成し、上
記中空多孔性部材の中空部内には水を供給すると
共に上記通風路には空気を供給して、この空気に
上記中空多孔性部材を通過した水蒸気を含ませて
加湿するように構成した加湿器本体とこの加湿器
本体を収納する直方体状の外枠とを備えたものに
おいて、上記給水管を略L字状に曲げると共に上
記外枠内の四隅部の少なくとも一隅に設けた取付
板にジヨイントを設け、このジヨイントに上記略
L字状の給水管を取付け、且つこのジヨイントに
加湿器外部からの給水管を取付けたので、中空多
孔性部材の寸法誤差並びに組立誤差が生じた場
合、また中空多孔性部材の熱伸縮が生じても略L
字状の給水管により吸収でき、従つて、組立性も
よく、中空多孔性部材と給水管との接続部におけ
る劣化破損もなくなる。加湿器のメンテナンスの
場合には、外部からの給水管を取付板に設けられ
たジヨイントによつて外せるので、このメンテナ
ンスの際に加湿器内部の給水管に無理な力が加わ
る可能性がなく、加湿器内の給水管、中空多孔性
部材と給水管との接続部が保護される。さらに、
加湿器を複数個設置する場合には各加湿器を互に
密接した状態で設置でき、スペース効率並びに加
湿効率を向上させることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す加湿器の構
成図、第2図は第1図に示す加湿器を下から見た
下面図、第3図は第1図に示す加湿器を構成する
中空多孔性部材の構成図、第4図は第3図の−
線における断面を矢印の方向から見た断面図、
第5図は加湿器を複数個並設した場合の正面図、
第6図は自然蒸発式で加湿素子を示す斜視図、第
7図は第6図に示す加湿器を構成する一般的な中
空多孔性部材の構成図、第8図は第7図の−
線における断面を矢印の方向から見た断面図、第
9図は第6図に示す自然蒸発式加湿素子を外枠に
収めた加湿器、第10図は第9図に示す加湿器を
複数個設置した場合の正面図である。図中、1は
中空多孔性部材、3は給水管、5は間隔板、9は
外枠、9aは隅部、9bは取付板、10はジヨイ
ントである。なお、図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部に給水管を有し、疎水性高分子材を素材
    とする方形状の中空多孔性部材とこの中空多孔性
    部材と重ね合わされた断面形状が波形の間隔板と
    を巻回することによつて上記中空多孔性部材間に
    通風路を形成し、上記中空多孔性部材の中空部内
    には水を供給すると共に上記通風路には空気を供
    給して、この空気に上記中空多孔性部材を通過し
    た水蒸気を含ませて加湿するように構成した加湿
    器本体とこの加湿器本体を収納する直方体状の外
    枠とを備えたものにおいて、上記給水管を略L字
    状に曲げると共に上記外枠内の四隅部の少なくと
    も一隅部に設けた取付板にジヨイントを設け、こ
    のジヨイントに上記略L字状の給水管を取付け且
    つこのジヨイントに加湿器外部からの給水管を取
    付けたことを特徴とする加湿器。
JP1986148326U 1986-09-26 1986-09-26 Expired - Lifetime JPH0537144Y2 (ja)

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JPS6355039U JPS6355039U (ja) 1988-04-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175421A (ja) * 1985-01-31 1986-08-07 Mitsubishi Electric Corp 加湿器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61175421A (ja) * 1985-01-31 1986-08-07 Mitsubishi Electric Corp 加湿器

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JPS6355039U (ja) 1988-04-13

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