JPH0536927U - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

Info

Publication number
JPH0536927U
JPH0536927U JP093750U JP9375091U JPH0536927U JP H0536927 U JPH0536927 U JP H0536927U JP 093750 U JP093750 U JP 093750U JP 9375091 U JP9375091 U JP 9375091U JP H0536927 U JPH0536927 U JP H0536927U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
vibrating element
piezoelectric vibrating
bonding agent
piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP093750U
Other languages
English (en)
Inventor
春義 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toko Inc filed Critical Toko Inc
Priority to JP093750U priority Critical patent/JPH0536927U/ja
Publication of JPH0536927U publication Critical patent/JPH0536927U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】接合剤50が硬化時の収縮のために圧電振動素子
10の電極11、12から剥がれるのを防止する。 【構成】保持枠60に設けた溝の側壁61aと接合剤50との
接合部分の溝の深さ方向の長さC1 を、圧電振動素子10
の幅Wよりも小さくすることにより、接合剤50と圧電振
動素子10との接合面積が、接合剤50と側壁61aとの接合
面積よりも大きくなるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種のデジタルシステムにおいてクロック信号発生回路などに使用 される圧電振動子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は短冊形のエネルギー閉じ込め型圧電振動素子10の平面図である。この図 で、11、12は圧電基板13の両面に設けられた電極、14、15は端子等への圧電振動 素子10の取付けを容易にするためのダミー電極である。このダミー電極は設けら れないこともある。電極11、12は一部が圧電基板13を介して対向し、一端がそれ ぞれ圧電基板13の異なる端部まで導出されている。 図2は、このような短冊形の圧電振動素子10を用いた従来の圧電振動子の構成 例を示す正面図、図3はそのA−A線における断面図である。これらの図におい て、20は合成樹脂またはアルミナ等の絶縁材料からなる保持枠である。保持枠20 の中央部には長手方向に沿って溝21が設けてあり、2本の端子30、40がこの溝21 の両端部を貫通して保持枠20に植設してある。溝21の中には圧電振動素子10が取 付けてあり、圧電振動素子10は、その電極11、12が半田や導電性接着剤などの接 合剤50によって、溝21内で端子30、40にそれぞれ電気的に接続され且つ固定され ている。図3のように、溝21は幅が狭く、その深さは圧電振動素子10の幅Wより も大きく形成されている。図示は省略したが、この後、圧電振動素子10の振動部 分の周囲に空隙を設けた状態で端子30、40を除く本体部分をエポキシ樹脂等で被 覆して圧電振動子として完成する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
圧電振動素子10の電極11、12と端子30、40との電気的な接続は、溝21の中に充 填した接合剤50を介して行われている。ところが、溝21が狭く且つ圧電振動素子 10の幅Wよりも深い従来の構造では、接合剤50が硬化する際に収縮して図4のよ うに圧電振動素子10の電極11、12から剥がれ、しばしば接触不良を起こす問題が あった。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、接合剤50が硬化時の収縮によって電極11、12から剥がれることがな い接続の信頼性の高い圧電振動子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
接合剤50が電極11、12から剥がれる原因は、接合剤50全体の収縮のうち、特に 図4に矢印で示す方向成分の収縮によると考えられる。すなわち、矢印方向に縮 む接合剤50は、圧電振動素子10からも溝21の側壁21aからも離れようとするが、 溝21の側壁21aとの接合面積の方が圧電振動素子10との接合面積よりも広いため に、接合剤50はこの接合面積の差だけ接着力の小さい圧電振動素子10側が剥離す ることになる。 そこで本考案は、接合剤50と圧電振動素子10との接合面積が、接合剤50と溝21 の側壁21aとの接合面積よりも大きくなるようにしたものであり、溝の側壁と接 合剤との接合部分の溝の深さ方向の長さを、圧電振動素子の幅よりも小さくした 構成を特徴とする。
【0006】
【実施例】
図5〜図7を参照し、本考案の一実施例について説明する。なお、従来と共通 する部分には以下の図においても同一の符号を付し重複する説明は省略する。 この圧電振動子が従来と異なるのは、主に保持枠の寸法と形状にある。保持枠 60には、従来と同様に長手方向に沿う溝61が設けてあり、溝61内に一部が露出す るようにして2本の端子30、40が保持枠60に植設してある。図6から明らかなよ うに、保持枠60は両端部62の厚みを薄くすることによって、溝61の深さが溝61の 両端部、すなわち、電極11、12と端子30、40との接合部分で浅くなるようにして ある。このため、図6及び図7から明らかなように、溝61内に挿入された圧電振 動素子10の両端部は、その大部分が溝61の外に突出した状態となっている。そし て、圧電振動素子10の電極11、12が、半田や導電性接着剤などの接合剤50によっ て、端子30、40にそれぞれ電気的に接続されて固定されている。
【0007】 保持枠60の両端部62の厚みを圧電振動素子10の幅Wよりも小さくしたので、溝 61の側壁61aと接合剤50との接合部分の溝61の深さ方向の長さC1 (図7)は圧 電振動素子10の幅Wよりも小さくなっている。このため接合剤50は、硬化すると き圧電振動素子10に向かう方向に強く収縮するので、接合剤50が電極11、12から 剥離するおそれはなく、むしろ接合剤50と電極11、12が一層密着して強固な接着 状態が得られる。
【0008】 図8は圧電振動子の他の実施例を示すものである。本実施例における保持枠70 は、溝71の深さを従来と同様に圧電振動素子10よりも深くしたまま、溝71の幅D を広げたものである。このように溝71の幅が充分に広ければ、接合剤50と溝71の 側壁71aとの接合面積が、接合剤50と圧電振動素子10との接合面積よりも小さく なるように、接合剤50を塗布するのが容易になる。また、溝71の幅をさらに広く して、接合剤50が側壁71aに全く付着しないようにして、接合剤50の硬化収縮時 に側壁71aの影響を受けない構成とすることもできる。 なお、本考案によって接合剤50と電極11、12との良好な接合状態を得るために は、電極11、12と端子30、40の接合部分における溝61、71の幅を圧電振動素子10 の厚みの2倍以上とし、溝61、71の深さを圧電振動素子10の幅Wよりも小さくす るのが望ましい。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、圧電振動素子の電極から接合剤が剥離するのを防止でき、圧 電振動素子と端子との接続の信頼性を向上させることができる。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧電振動素子の正面図
【図2】 従来の圧電振動子の正面図
【図3】 図2のA−A線断面図
【図4】 図3の要部の拡大図
【図5】 本考案の一実施例による圧電振動子の正面図
【図6】 同圧電振動子の平面図
【図7】 図5のB−B線断面図
【図8】 本考案の圧電振動子の別な実施例を示す側面
断面図
【符号の説明】
10 圧電振動素子 11 電極 12 電極 30 端子 40 端子 50 接合剤 60 保持枠 61 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝が形成された絶縁材料からなる保持枠
    と、該溝内に一部が露出するようにして保持枠に植設さ
    れた2本の端子と、二つの電極が対向面に設けられた圧
    電振動素子とを備え、圧電振動素子を該溝内に挿入し、
    二つの電極を接合剤によってそれぞれ異なる端子に接合
    してなる圧電振動子において、溝の側壁と接合剤との接
    合部分の溝の深さ方向の長さを、圧電振動素子の幅より
    も小さくしたことを特徴とする圧電振動子。
JP093750U 1991-10-18 1991-10-18 圧電振動子 Pending JPH0536927U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP093750U JPH0536927U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 圧電振動子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP093750U JPH0536927U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 圧電振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0536927U true JPH0536927U (ja) 1993-05-18

Family

ID=14091105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP093750U Pending JPH0536927U (ja) 1991-10-18 1991-10-18 圧電振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536927U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246426B2 (ja) * 1982-04-27 1990-10-16 Tokico Ltd
JPH0251420B2 (ja) * 1982-04-09 1990-11-07 Montedison Spa

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251420B2 (ja) * 1982-04-09 1990-11-07 Montedison Spa
JPH0246426B2 (ja) * 1982-04-27 1990-10-16 Tokico Ltd

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10256416A (ja) 配線基板における導電バンプの構造
JPH10107579A (ja) 圧電部品
JPH0536927U (ja) 圧電振動子
JPS58193628U (ja) 電子部品
JPH0442938Y2 (ja)
JPH043500Y2 (ja)
JPH02136301U (ja)
JP3259603B2 (ja) 圧電共振部品
JPS6122374U (ja) 電歪効果素子
JPS5919518Y2 (ja) 超音波探触子
JPH07169871A (ja) 半導体装置
JPS6183080U (ja)
JPH032739U (ja)
JPH0746978Y2 (ja) 電子部品の実装構造
JPS6428020U (ja)
JPH0595247A (ja) 圧電共振子およびその製造方法
JPS6331559U (ja)
JPS6448928U (ja)
JPS5889924U (ja) 電子部品
JPS60256210A (ja) チツプ形圧電共振子
JPS5877918U (ja) 振動子の振動素子搭載構造
JPS60142469U (ja) 電極端子取り出し構造体
JPS61158941U (ja)
JPS60144398U (ja) 電極端子取り出し構造体
JPS6085424U (ja) 圧電振動部品