JPH0535520Y2 - - Google Patents

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JPH0535520Y2
JPH0535520Y2 JP1986120994U JP12099486U JPH0535520Y2 JP H0535520 Y2 JPH0535520 Y2 JP H0535520Y2 JP 1986120994 U JP1986120994 U JP 1986120994U JP 12099486 U JP12099486 U JP 12099486U JP H0535520 Y2 JPH0535520 Y2 JP H0535520Y2
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JP
Japan
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flywheel
cassette
casing
air
machine
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JP1986120994U
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JPS6329298U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカセツト再生機の冷却装置に関し、特
に、カセツト式テープを安定走行させるために設
けられるフライホイルを利用し、外気を再生機内
に導入して再生機内を冷却するカセツト再生機の
冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、カセツトデツキ等のカセツト式テープの
再生機においては、再生機の筐体内に発生する熱
の放熱のために、筐体の上底や下底に多数の孔を
穿設したり、筐体の側面に放熱フインを取付けて
自然冷却を行つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、近年の音響製品の性能向上(特
に製品の小型化による筐体内の部品の密度の高ま
り)に伴つて再生機内部での温度上昇が問題にな
つてきている。即ち、筐体内の部品の高密度化に
より再生機内の温度が過上昇すると、テープ等の
磁気記録媒体が熱変形して損傷すると共に、この
磁気記録媒体を収納するカセツトハーフ自体も変
形してしまい、更にはカセツト駆動機構も熱変形
してカセツトの走行に安定性がなくなるという問
題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、カセツト式テープの再生機の筐体内
部には、テープを安定に走行させるためのフライ
ホイルがしていることに注目してなされたもので
あり、その目的とするところは、フライホイルを
利用してカセツト式テープの再生機内に新鮮な冷
風を導き入れ、この冷風を利用してカセツト再生
機内を冷却することにある。
前記目的を達成する本考案のカセツト再生機の
冷却装置は、カセツト式磁気記録媒体の再生機に
おいて、カセツトの安定駆動用のフライホイル内
に、フライホイルと共に回転し、フライホイル底
面側の空気を吸い込む空気吸入手段を設けると共
に、このフライホイル底面側の前記再生機の筐体
に、空気を通す複数個の孔を設けたことを特徴と
している。
〔作用〕
本考案のカセツト再生機の冷却装置によれば、
カセツト駆動時にフライホイルが回転すると、フ
ライホイルに設けられた空気吸入部材により、筐
体下面の冷たい外気が、筐体底面に穿設された複
数の孔を通つて筐体内に流入し、筐体内部が冷却
される。しかも、フライホイルの回転速度は比較
的速いので、冷却効果は大きい。
〔実施例〕
以下図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明
する。
第1図は本考案のカセツト再生機の冷却装置の
構成を示す斜視図であり、カセツト再生機を構成
する他の部品は省略されている。
第1図において、筐体2の底面にはフライホイ
ル1を支持するためのフライホイル支持台4が2
個取付けられており、これらのフライホイル支持
台4にはフライホイル支持軸3がそれぞれ植設さ
れている。また、筐体2の底面の前記フライホイ
ル支持台4の周囲には、この支持台4に支持され
るフライホイル1の下面に重なるように、複数個
の通風孔8が穿設されている。
一方、フライホイル1はプーリ6とキヤプスタ
ン7の設けられた回転軸5に取付けられており、
回転軸5がフライホイル支持軸3に挿通されて前
記フライホイル支持台4上に載置されることによ
り、フライホイル支持軸3を軸として回転できる
ようになつている。そして、前記フライホイル1
は前記プーリ6に掛る図示しないベルトにより回
転駆動される。
前記フライホイル1には、その下面側から上面
側に向かう複数条の傾斜したスリツト10が放射
状に設けられている。これらのスリツト10は、
フライホイル1が回転した時に、フライホイル1
の下面の空気をフライホイル1の上面側に吸い込
むように傾斜して形成されていれば、その形状お
よび条数は限定されるものではない。この例のス
リツト10はフライホイル1の下面側から上面側
にかけて傾斜したテーパ状で、かつフライホイル
1の外周側から内部に向かうテーパ状になつてい
る。
以上のように構成されたフライホイル1は、ベ
ルトによつて回転駆動されてフライホイル支持軸
3の回りを回転すると、その回転に応じてフライ
ホイル1の下面の空気がスリツト10により上面
側に吸い上げられる。この結果、筐体2の下部に
ある冷たい空気が筐体2に穿設された通風孔8を
通つて筐体2内に取入れられ、フライホイル1に
よりフライホイル1の上部に導かれて筐体2内が
冷却される。
なお、フライホイル1の回転速度は、この中心
にあるキヤプスタン7の回転に依存するので、機
種、製造メーカを問わずほぼ同一であり、その回
転速度は400rpm程度でかなり速く回転しており、
フライホイル1による冷却効果はかなり大きなも
のとなる。
第2図は本考案のフライホイル1の他の実施例
を示す組立斜視図である。この実施例ではフライ
ホイル1の下面に設けられた凹部13にフアン1
1を後から取付けることにより、フライホイル1
が回転した時にフライホイル1の下面の空気が上
面に吸い上げられる。前記フアン11は、フライ
ホイル1の回転軸5に嵌入するリング部11a
と、このリング部11aの側面に傾斜状態で突設
された複数枚のフイン11bとから構成されてい
る。フイン11bは、前記実施例同様にその傾斜
方向がフライホイル1の回転により空気を下方か
ら上方に流す方向であれば良く、その枚数は限定
されるものではない。
そして、前記フライホイル1にはフライホイル
1の上面と凹部13とを連通する冷却風噴出孔1
2が設けられている。この冷却風噴出孔12の位
置は、前記フアン11が凹部13に装着された状
態で、フアン11のフイン11bとフイン11b
との間、好ましくはフイン11bの上端部11c
近傍の上面部の上部、が良い。
第3図は以上のように構成されたフライホイル
1が、筐体2に取付けられたフライホイル支持台
4の上に載置された状態を示すものである。この
図において、フライホイル1はその回転軸5がフ
ライホイル支持台4に植設されたフライホイル支
持軸3に回転自在に嵌め込まれており、回転軸5
に取付けられたプーリ6に掛るベルト9により駆
動される。ベルト9は図示しないモータに掛け渡
されている。
ベルト9によりフライホイル1が回転駆動され
てフライホイル支持軸3の回りを回転すると、そ
の回転に応じてフライホイル1の下面の空気がフ
アン11により上面側に吸い上げられる。この結
果、筐体2の下部にある冷たい空気Aが矢印で示
すように筐体2に穿設された通風孔8およびフラ
イホイル1を通つて筐体2内に取入れられ、筐体
2内が冷却される。
この例では冷却風噴出孔12がフライホイル1
の上面に設けられているが、冷却風噴出孔12は
フライホイル1の外周面に凹部13と連通させて
設けられても良いものである。この場合、フアン
11のフインの形状は、フライホイル1の下面の
空気を吸い上げてフライホイル1の外周方向に流
出させるような形状の方が効率が良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のカセツト再生機の
冷却装置によれば、フライホイルが回転するとフ
ライホイルに設けたフインやスリツト等の空気吸
入手段により、フライホイルの下部の筐体外の冷
たい空気が筐体内に導入され、フライホイルを通
過して筐体内が強制的に冷却されるので、再生機
内の温度上昇が防止され、温度上昇によるカセツ
トテープの変形、カセツトハーフの変形およびカ
セツト駆動機構の変形が抑えられ、カセツトテー
プの走行が安定するという効果がある。
そして、カセツト再生機に冷却手段を設けるこ
とにより、(1)コストがかからない、(2)スペースを
とらない、(3)冷却効果が大きい、という効果を同
時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカセツト再生機の冷却装置の
一実施例の構成を示す斜視図、第2図は本考案の
フライホイルの他の構成を示す組立斜視図、第3
図は本考案のカセツト再生機の冷却装置の動作を
示す筐体に取付けられたフライホイルの断面図で
ある。 1……フライホイル、2……筐体、3……フラ
イホイル支持軸、4……フライホイル支持台、5
……回転軸、6……プーリ、7……キヤプスタ
ン、8……通風孔、9……ベルト、10……スリ
ツト、11……フアン、12……冷却風噴出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カセツト式磁気記録媒体の再生機において、カ
    セツトの安定駆動用のフライホイル内に、フライ
    ホイルと共に回転し、フライホイル底面側の空気
    を吸い込む空気吸入手段を設けると共に、このフ
    ライホイル底面側の前記再生機の筐体に、空気を
    通す複数個の孔を設けたことを特徴とするカセツ
    ト再生機の冷却装置。
JP1986120994U 1986-08-08 1986-08-08 Expired - Lifetime JPH0535520Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986120994U JPH0535520Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986120994U JPH0535520Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6329298U JPS6329298U (ja) 1988-02-26
JPH0535520Y2 true JPH0535520Y2 (ja) 1993-09-08

Family

ID=31009842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986120994U Expired - Lifetime JPH0535520Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0535520Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428653Y1 (ja) * 1964-07-11 1967-05-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428653Y1 (ja) * 1964-07-11 1967-05-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6329298U (ja) 1988-02-26

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