JPH0534854U - 活魚用水槽装置 - Google Patents
活魚用水槽装置Info
- Publication number
- JPH0534854U JPH0534854U JP8283491U JP8283491U JPH0534854U JP H0534854 U JPH0534854 U JP H0534854U JP 8283491 U JP8283491 U JP 8283491U JP 8283491 U JP8283491 U JP 8283491U JP H0534854 U JPH0534854 U JP H0534854U
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- JP
- Japan
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- live fish
- aquarium
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- wall surface
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- Pending
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】活魚の傷付きを防止すると共に鮮度を維持して
寿命を延ばす。 【構成】活魚が収容される水槽20の壁面21に少なく
とも2色の模様22を付す。この模様22は塗装によ
り、あるいは、壁面21に設けたシート23により形成
する。
寿命を延ばす。 【構成】活魚が収容される水槽20の壁面21に少なく
とも2色の模様22を付す。この模様22は塗装によ
り、あるいは、壁面21に設けたシート23により形成
する。
Description
【0001】
本考案は、活魚を漁場から目的地に運搬する場合や活魚を観賞用として使用す る場合に用いられる水槽装置に関する。
【0002】
大型漁船などで漁を行う場合には、漁獲された魚類を船に設けられた活魚コン テナの水槽内に一時的に収容して水揚げ場などの目的地まで運搬するが、魚類の 鮮度を維持するためには水槽の海水温度を魚類が生息していた海水の温度と同等 の温度に冷却する必要があるため、かかる活魚コンテナには水槽装置が取り付け られている。
【0003】 例えば、本願出願人の出願である実願平3−7622号には、小型漁船用海水 冷却装置として、水槽内の海水を吸引して循環させながら冷凍サイクルを構成す るエバポレータにて冷却を行う水槽装置が開示されている。この活魚コンテナ用 水槽装置は、図3に示すように、水槽1の海水が循環する海水循環系4と、フロ ンガスなどの冷媒が循環する冷媒循環系9と、この冷媒循環系9の冷媒を冷却す るための冷却水循環系11とを有している。海水循環系4は、水槽1内の海水を ポンプ2にて吸引し、冷媒循環系9のエバポレータ3に導いて熱交換せしめた後 に、再び水槽1内に戻すという閉回路である。また冷媒循環系9は、コンプレッ サ5、コンデンサ6、リキッドタンク7、膨張弁8、エバポレータ3を主な構成 部品とする閉回路であり、冷媒循環系9における冷媒の状態変化と海水の冷却作 用は以下のようにして行われる。すなわち、過熱蒸気の状態でコンプレッサ5に 吸入された冷媒はコンプレッサ5により断熱圧縮されて高温高圧のガス状冷媒と なってコンデンサ6に導かれ、ここで外部に熱を放出して中温高圧の液状冷媒と なる。ついで、この液状冷媒は膨張弁8を通過することにより断熱膨張して気液 混合冷媒となった後に、エバポレータ3に導かれて上述した海水との熱交換を行 い、気化しつつ等圧膨張を続け、過熱蒸気となって再びコンプレッサ5に吸入さ れる。 一方、冷媒循環系9のコンデンサ6にはポンプ10により冷却水が吸引されて 、前述した冷媒の冷却作用を司っている。
【0004】
ところで、従来の水槽装置の壁面は繊維強化プラスチックスあるいはアクリル 樹脂などで形成され、美観上単一色で塗装されている。また、かかる水槽装置を 観賞用に使用する場合は、水槽装置の壁面を透明なアクリル樹脂にて構成し、外 から水槽内を観賞できるようにしているのが一般的である。
【0005】 しかしながら、活魚は視野内にある2色の色彩の対比をもって距離を測ること が知られており、したがって単一色や透明の壁面に対しては距離感覚が定まらず 、その結果、壁面に衝突して傷付いたり死んだりすることが少なくなかった。ま た、このような壁面への衝突が活魚にとってストレスとなり、寿命を短くする原 因とも考えられていた。
【0006】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、活魚の 傷付きを防止すると共に鮮度を維持して寿命を延ばすことを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するための本考案は、活魚が収容される水槽の壁面に少なくと も2色の模様を付したことを特徴とする活魚用水槽装置である。 この模様は塗装により形成することが好ましく、また、壁面に設けたシートに より形成することも可能である。
【0008】
このように構成した本考案にあっては、活魚を収容する水槽の壁面に少なくと も2色の模様を付しているため、活魚はこれらの色彩の対比によって壁面との距 離を測ることができ、壁面へ衝突することがない。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示す斜視図であり、活魚が収容される水槽20の壁 面21に縞模様22の塗装が施されている。この縞模様の塗装は、繊維強化プレ スチックスあるいはアクリル樹脂からなる水槽の壁面21に塗料等を吹き付ける ことにより形成される。着色する色彩は青系統が好ましく、着色域と無着色域と で縞模様を構成しても良く、また、2色の塗料を用いて縞模様を形成しても良い 。特に、青系統の着色を採用したのは、活魚にとってストレスが蓄積し難い色彩 だからである。
【0010】 なお、水槽20の壁面21に形成する模様は縞模様22にのみ限定されること なく、他の模様、例えば水玉模様や格子模様などであっても良い。さらに、模様 を構成する色彩数は、上述した2色にのみ限定されることなく3色以上であって も良い。これらは水槽20に収容する活魚の種類によって適宜選択することが好 ましい。要するに、本考案は、活魚が水槽の壁面との距離を測る場合に2色の色 彩を対比させるという習性を利用するものであるから、模様の種類や色彩数に特 に限定されることはない。
【0011】 また、図2は本考案の他の実施例を示す一部破断斜視図であり、この実施例に あっては、模様を形成するにあたり、塗装の代りにシート23を壁面21に沿っ て設けている。このシート23には、上述した実施例と同様に縞模様22等が付 され、活魚の距離測定が好適に行えるようになっている。さらに、このシート2 3は、柔軟性を有する材料により構成し、複数のスリット24を形成している。 また、シート23の上縁25のみを壁面21との間に所定の間隔Sをもって固定 している。壁面21への塗装が困難である場合には、このシート23を用いるこ とにより活魚の壁面への衝突を防止することができ、仮に活魚が誤ってシート2 3に衝突しても、当該シート23は柔軟性を有し、かつ、壁面21との間に所定 の間隔Sを有しているため、傷付きをさらに防止することができる。
【0012】 なお、本考案は上述した実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨 を越えない限りにおいて種々に改変することができる。例えば、本考案の水槽装 置を観賞用に適用する場合には、水槽をアクリル樹脂等の透明な材料により構成 し、この壁面に形成する模様の塗膜をいわゆるマジックミラー式に構成する。す なわち、水槽内から壁面を通して外を見た場合には、当該壁面に形成した模様が 現れるが、逆に外から水槽内を見た場合には模様が見えないような塗膜を形成す る。このように構成した水槽装置によれば、活魚の衝突が防止できるだけでなく 、水槽内の活魚を障害なく観賞することができる。
【0013】
以上述べたように本考案によれば、活魚が収容される水槽の壁面に少なくとも 2色の模様を付しているので、活魚はこれらの色彩の対比によって壁面との距離 を測ることができ、壁面へ衝突することがなく、活魚の傷付きを防止できると同 時に、活魚の鮮度を維持して寿命を延ばすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施例に係る水槽装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図2は、本考案の他の実施例に係る水槽装置を
示す一部を破断した斜視図である。
示す一部を破断した斜視図である。
【図3】図3は、従来の活魚用水槽装置を示す模式図で
ある。
ある。
20…水槽、 21…壁面、22…模
様、 23…シート。
様、 23…シート。
Claims (3)
- 【請求項1】活魚が収容される水槽(20)の壁面(2
1)に少なくとも2色の模様(22)を付したことを特
徴とする活魚用水槽装置。 - 【請求項2】前記模様(22)を塗装により形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の活魚用水槽装置。 - 【請求項3】前記模様(22)を前記壁面(21)に設
けたシート(23)により形成したことを特徴とする請
求項1記載の活魚用水槽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8283491U JPH0534854U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 活魚用水槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8283491U JPH0534854U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 活魚用水槽装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534854U true JPH0534854U (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=13785438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8283491U Pending JPH0534854U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 活魚用水槽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534854U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1838147B1 (en) * | 2005-01-21 | 2013-07-31 | Kinki University | Method for preventing abnormal behavior of tuna |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5483288A (en) * | 1977-12-13 | 1979-07-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Device for preventing water surface from polluting by gravel carrying vessel or the like |
JPH03216125A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-09-24 | Ohbayashi Corp | 回遊魚の水槽 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP8283491U patent/JPH0534854U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5483288A (en) * | 1977-12-13 | 1979-07-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Device for preventing water surface from polluting by gravel carrying vessel or the like |
JPH03216125A (ja) * | 1990-01-23 | 1991-09-24 | Ohbayashi Corp | 回遊魚の水槽 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1838147B1 (en) * | 2005-01-21 | 2013-07-31 | Kinki University | Method for preventing abnormal behavior of tuna |
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