JPH0534222U - 鉄骨梁の横座屈防止用斜材 - Google Patents

鉄骨梁の横座屈防止用斜材

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JPH0534222U
JPH0534222U JP9067691U JP9067691U JPH0534222U JP H0534222 U JPH0534222 U JP H0534222U JP 9067691 U JP9067691 U JP 9067691U JP 9067691 U JP9067691 U JP 9067691U JP H0534222 U JPH0534222 U JP H0534222U
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JP
Japan
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expansion
steel
diagonal member
contraction adjusting
lateral buckling
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Application number
JP9067691U
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English (en)
Inventor
吉量 服部
澄夫 前沢
伸一 三好
正美 大田
安弘 早部
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長さ調整を可能とし端部の取り付けを容易に
して、施工性、汎用性を高めてコスト節減した鉄骨梁の
横座屈防止用斜材を提供するにある。 【構成】 鉄骨梁1の下フランジと鉄骨梁に取り合う横
架材2とにそれぞれ固着される接合金具3,4、13,
14と、接合金具に両端部をヒンジ連結5a,6a、1
6a,16bした伸縮調節機構7、17付き斜材5,
6、15を具備したことに特徴を有し、また、斜材5,
6の端部を相互に伸縮可能に嵌合して、端部の一方に複
数のボルト孔7aを配設し、端部の他方にボルト7bを
装着してなる伸縮調節機構7を具備したことに特徴を有
し、さらに、接合金具13,14にそれぞれ伸縮調整ネ
ジ付き鋼桿17a,17bをヒンジ連結16a,16b
して、伸縮調整ネジ付き鋼桿に斜材15の両端部をそれ
ぞれ伸縮可能に螺合してなる伸縮調節機構17を具備し
たことに特徴を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長さ調節を自在にした汎用性を有する鉄骨梁の横座屈防止用斜材に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄骨梁の横座屈防止用斜材は、例えば、図4に示すように鉄骨梁(鉄骨 大梁,鉄骨小梁)21の間に架設されている鉄骨繋材22を横架材として、鉄骨 梁21の下フランジと鉄骨繋材22の間に、斜材(山形鋼等)23の両端部をボ ルト24等の適宜手段で連結して斜設し、鉄骨梁21の両側に斜材23を配設し た構造になつている。図中25は床スラブや仕上材である。又は、鉄骨梁の上部 に直交配置になつている屋根受材等を横架材として、鉄骨梁とその横架材の間に 斜材を連結して斜設した構造になつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の上記鉄骨梁の横座屈防止用斜材は、鉄骨梁(鉄骨大梁、鉄骨小梁)の高 さ寸法や、鉄骨梁の下フランジと横架材の距離に対応させて形成した異なるサイ ズの斜材を多数用意する必要があり、施工に手数を要しコスト高になるなどの課 題がある。
【0004】 本考案は、上記のような課題に対処するために開発されたものであつて、その 目的とする処は、長さ調整を可能とし端部の取り付けを容易にして、施工性、汎 用性を高めてコスト節減した鉄骨梁の横座屈防止用斜材を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、鉄骨梁の下フランジと鉄骨梁に取り合う横架材とにそれぞれ固着さ れる接合金具と、接合金具に両端部をヒンジ連結した伸縮調節機構付き斜材を具 備したことにより、長さ調整を可能とし端部の取り付けを容易にしている。
【0006】 また、斜材の端部を相互に伸縮可能に嵌合して、端部の一方に複数のボルト孔 を配設し、端部の他方にボルトを装着してなる伸縮調節機構を具備し、あるいは 、接合金具にそれぞれ伸縮調整ネジ付き鋼桿をヒンジ連結して、伸縮調整ネジ付 き鋼桿に斜材の両端部をそれぞれ伸縮可能に螺合してなる伸縮調節機構を具備し たことにより、長さ調整性能、信頼性をさらに高めている。
【0007】
【作用】
鉄骨梁の下フランジと鉄骨梁上部の横架材の間の距離に対応させて、伸縮調節 機構により斜材の長さを適正に調整し、その斜材の両端部にヒンジ連結されてい る接合金具を、鉄骨梁の下フランジと横架材にボルト等で容易に装着して斜設さ れ、斜材の長さ調整と接合金具のヒンジ連結により、容易に精度良く装着され汎 用性を有する。また、前記伸縮調節機構は、斜材の端部を相互に伸縮可能に嵌合 して、端部の一方に複数のボルト孔を配設し、端部の他方にボルトを装着して構 成され、あるいは、接合金具にそれぞれ伸縮調整ネジ付き鋼桿をヒンジ連結して 、伸縮調整ネジ付き鋼桿に斜材の両端部をそれぞれ伸縮可能に螺合して構成され 、斜材の長さ調整が容易に行われて信頼性が得られる。
【0008】
【実施例】
図1に本考案の第1実施例、図2に第1実施例の各種斜材を組合せた断面図、 図3に第2実施例を示す。図1(A),(B)に示す第1実施例において、図中 1は鉄骨梁(鉄骨大梁又は鉄骨小梁)、2は鉄骨梁1の上部に接合金具10、ボ ルト11等で連結されて直交配置になつている床受材、又は屋根受材等の横架材 、3,4は接合金具、5,6は端部を接合金具3,4にヒンジ連結5a,6aし た丸パイプの斜材、7は斜材5,6に付設された伸縮調節機構であつて、鉄骨梁 1の下フランジと鉄骨梁1に取り合う横架材2とにそれぞれボルト3a,4a等 で固着される接合金具3,4と、接合金具3,4に端部をヒンジ連結5a,6a した伸縮調節機構7付き斜材5,6を具備した鉄骨梁の横座屈防止用斜材になつ ている。
【0009】 また、伸縮調節機構7は、斜材5,6の端部を相互に伸縮可能に嵌合して、斜 材5,6の一方に間隔を置き複数のボルト孔7aを配設し、斜材5,6にボルト 7bを着脱可能に挿着して構成されている。さらに、前記斜材は、図2(A)に 示す大小一対の角パイプ材5,6、図2(B)に示す大小一対の溝形鋼5b,6 b、図2(C)に示す一対の溝形鋼5c,6c、図2(D)に示す一対の山形鋼 5d,6d、又は、図2(E)に示す一対の山形鋼5e,6e等を相互に伸縮可 能に嵌合して構成され、上記のような伸縮調節機構7が付設されている。
【0010】 前記鉄骨梁の横座屈防止用斜材は、図1(A),(B)に示すように鉄骨梁1 の下フランジと鉄骨梁上部の横架材2間の距離に対応させて、伸縮調節機構7の ボルト7b着脱により斜材5,6(又は5b,6b〜5e,6e)を伸縮調節し 、斜材5,6の両端部にヒンジ連結5a,6aされている接合金具3,4を、鉄 骨梁1の下フランジと横架材2にボルト3a,4a等で容易に装着して斜設され 、斜材5,6の長さ調整と接合金具3,4のヒンジ連結5a,6aにより、優れ た対応性、汎用性が得られ、容易に精度良く装着されて施工性、信頼性が高めら れている。 更に詳しく述べると、横架材2のボルト孔(4b)の位置にづれがある場合や 、鉄骨梁1や横架材2が異なるサイズ材である場合に、伸縮調節機構7付き斜材 5,6により自在に調整して対応できる。
【0011】 図3に示す第2実施例は、鉄骨梁1の下フランジと鉄骨梁1に取り付けた横架 材2とにそれぞれボルト13a,14a等で固着される接合金具13,14と、 接合金具13,14に端部をヒンジ連結16a,16bした伸縮調節機構17付 き斜材15を具備した鉄骨梁の横座屈防止用斜材になつており、第1実施例に比 べると、接合金具13,14にそれぞれヒンジ連結16a,16bされ、斜材1 5の両端部に伸縮可能に螺合された一対の伸縮調整ネジ付き鋼桿17a,17b からなる伸縮調節機構17に特徴を有し、斜材15の回転により伸縮調節でき、 第1実施例と同様な作用、効果が得られる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上述のような構成になつており、伸縮調節機構による斜材の長さ調 整と接合金具のヒンジ連結によつて、鉄骨梁の下フランジと鉄骨梁に取り付けた 横架材との間の距離に対応させて容易に精度良く装着され、また、前記伸縮調節 機構は、相互に伸縮可能に嵌合した斜材の一方の端部に複数のボルト孔を配設し 、他方の端部にボルトを装着して構成され、あるいは、接合金具にそれぞれヒン ジ連結した伸縮調整ネジ付き鋼桿に斜材の両端部を伸縮可能に螺合して構成され 、斜材の長さ調整が容易に行われて信頼性が高められて、施工性、汎用性が高め られ低コストで提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す側視図(A)と矢示
X−X視図(B)
【図2】斜材の各実施例を示す各横断面図(A)〜
(E)
【図3】本考案の第2実施例を示す側視図
【図4】従来例を示す側視図である。
【符号の説明】
1 鉄骨梁 2 横架材 3,4、13,14 接合金具 5,6、5b〜e,6b〜e、15 斜材 5a,6a、16a,16b ヒンジ連結 7,17 伸縮調整機構 7a ボルト孔 7b ボルト 17a,17b 伸縮調整ネジ付き
鋼桿
フロントページの続き (72)考案者 大田 正美 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 早部 安弘 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨梁の下フランジと同鉄骨梁に取り合
    う横架材とにそれぞれ固着される接合金具と、同接合金
    具に両端部をヒンジ連結した伸縮調節機構付き斜材を具
    備したことを特徴とする鉄骨梁の横座屈防止用斜材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鉄骨梁の横座屈防止用斜
    材において、斜材の端部を相互に伸縮可能に嵌合して、
    前記端部の一方に複数のボルト孔を配設し、前記端部の
    他方にボルトを装着してなる伸縮調節機構を具備したこ
    とを特徴とする鉄骨梁の横座屈防止用斜材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鉄骨梁の横座屈防止用斜
    材において、前記接合金具にそれぞれ伸縮調整ネジ付き
    鋼桿をヒンジ連結して、同伸縮調整ネジ付き鋼桿に前記
    斜材の両端部をそれぞれ伸縮可能に螺合してなる伸縮調
    節機構を具備したことを特徴とする鉄骨梁の横座屈防止
    用斜材。
JP9067691U 1991-10-09 1991-10-09 鉄骨梁の横座屈防止用斜材 Pending JPH0534222U (ja)

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JP9067691U JPH0534222U (ja) 1991-10-09 1991-10-09 鉄骨梁の横座屈防止用斜材

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JPH0534222U true JPH0534222U (ja) 1993-05-07

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JP9067691U Pending JPH0534222U (ja) 1991-10-09 1991-10-09 鉄骨梁の横座屈防止用斜材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101233931B1 (ko) * 2010-09-30 2013-02-15 김충기 조립식 지지빔구조체 및 조립식 지지빔구조체의 설치방법

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