JPH05342038A - メモリエミュレータ - Google Patents

メモリエミュレータ

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JPH05342038A
JPH05342038A JP4147579A JP14757992A JPH05342038A JP H05342038 A JPH05342038 A JP H05342038A JP 4147579 A JP4147579 A JP 4147579A JP 14757992 A JP14757992 A JP 14757992A JP H05342038 A JPH05342038 A JP H05342038A
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JP
Japan
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address
debug
ram
write
access
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Application number
JP4147579A
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Inventor
Hideyuki Kawakita
英幸 川北
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 テスト/デバッグ装置が基本的機能を十分に
発揮できるよう支援するメモリエミュレータを提供す
る。 【構成】 ROMエミュレータは2ポートのRAM6と
PRレジスタ7、BPレジスタ8、MKレジスタ9と比
較器10、書込み制御回路11とマスク回路12を備え
る。第1ポートI側はMPUに接続されアドレス信号A
Lとチップセレクト信号CSoが与えられ、読出あるい
は書込みアクセス時の情報DATAが入出力される。R
AM6の第2ポートII側はデバッガからアドレス信号A
2、チップセレクト信号CSDと書込み信号WRMが与
えられ、チップセレクト信号のみが有効となる読出しア
クセスあるいはチップセレクト信号と書込み信号が有効
となる情報D2が入出力される。デバッグ対象装置から
RAMへの書込みに対する処理を指定する情報と比較器
10の比較結果にしたがってデバッグ対象装置からRA
Mへの書込み制御する制御回路とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MPU応用機器のテ
スト/デバッグを支援するメモリエミュレータに関し、
特にデバッガのデバッグ機能を十分に発揮させるメモリ
エミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】MPU(マイクロ・プロセッサ・ユニッ
ト)応用機器のテスト/デバッグに従来から使用されて
いるインサーキットエミュレータは、MPUの動作周波
数が高速になるにともなって電気的な等価性が維持でき
なくなってきている。
【0003】このような不具合を解消するために、MP
U応用機器のテスト/デバッグをROM(リード・オン
リー・メモリ)エミュレータと呼ばれるツールを使用し
て行なう手法が提案されている。
【0004】このROMエミュレータは、MPU応用機
器のROMソケットにROMエミュレータの先端部を接
続し、このROMエミュレータをROMソケットに接続
される本来のROMに見立て、このROMエミュレータ
にプログラムをダウンロードすることによってテスト/
デバッグを行なうものである。このようなROMエミュ
レータを用いたテスト/デバッグにおいて、所定のアド
レスに対する命令の実行時にブレークを行なう場合に
は、MPUが命令フェッチを実行するためにMPUがR
OMエミュレータに出力するメモリリードのアクセス信
号をROMエミュレータが検出し、これにより、ROM
エミュレータはデバッガに制御を移行する割込み信号を
出力するか、あるいはメモリリードにおける命令転送時
にデバッガに制御を移行する命令を出力するようにして
いた。
【0005】このように、ROMエミュレータにあって
は、テスト/デバッグの対象となるMPUからの読出し
アクセスを検出し、それに対する処理を指令することは
可能となる。しかしながら、ROMエミュレータは情報
の書込みが不可能であるため、MPUからの書込みアク
セスを検出することができない場合があった。このた
め、書込みアクセスに対するテスト/デバッグの処理を
行なうことがでなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のROMエミュレータにおいては、テスト対象装置
からの書込みアクセスを検出できない場合があり、これ
に対する指示をテスト/デバッグ側に与えることができ
ず、テスト/デバッグ側での処理を行なうことができな
かった。
【0007】このため、テスト/デバッグ装置の基本的
な機能を十分に引き出すことができず、十分なテスト/
デバッグを行なうことができないという不具合を招いて
いた。
【0008】そこで、この発明は、上記に鑑みてされた
ものであり、その目的とするところは、テスト/デバッ
グ装置が基本的な機能を実施きるように支援し、テスト
/デバッグを十分に実施し得るメモリエミュレータを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
めに、この説明の第1の特徴は、デバッグ対象装置との
間でアクセス可能な第1のポート及び第1のポートと独
立してデバッグ装置との間でアクセス可能な第2のポー
トを備えたランダム・アクセス・メモリ(RAM)と、
デバッグ対象装置の検出しようとするアクセスにおける
アドレスがアドレスデバッグ装置によりセットされる第
1の設定手段と、デバッグ対象装置からRAMの第1ポ
ートに与えられるアドレスと第1の設定手段にセットさ
れるアドレスとを比較して、比較結果をデバッグ装置に
出力する比較手段とを有する。
【0010】また、この発明の第2の特徴は、上記第1
の特徴に加えて、デバッグ対象装置から与えられるアド
レスをマスクするマスク情報がデバッグ装置によりセッ
トされる第2の設定手段と、第2の設定手段にセットさ
れたマスク情報にしたがって、デバッグ対象装置から与
えられるアドレスの一部をマスクするマスク手段とを有
する。
【0011】さらに、この発明の第3の特徴は、上記第
1の特徴又は第2の特徴に加えて、デバッグ対象装置か
らRAMへの書込みアクセスに対する処理を指定する書
込み制御情報がデバッグ装置によりセットされる第3の
設定手段と、第3の設定手段にセットされた書込み制御
情報及び比較手段の比較結果にしたがってデバッグ対象
装置からRAMへの書込みを制御する書込み制御手段と
を有する。
【0012】
【作用】上記第1の特徴において、この発明は、検出し
ようとするアクセスのアドレスを予め設定しておき、設
定したアドレスとアクセスアドレスとを比較することに
よって、デバッグ対象装置のメモリアクセスを検出する
ようにしている。また、デバッグ対象装置とデバッグ装
置とのメモリのアクセスをそれぞれ独立して行なえるよ
うにしている。
【0013】上記第2の特徴において、この発明は、比
較するアドレスの一部をマスクすることにより、検出し
ようとするアドレスに所定の幅を持たせるようにしてい
る。
【0014】上記第3の特徴において、この発明は、デ
バッグ対象装置からのメモリへの書込みを制御して、不
当なデータアクセスを禁止するようにしている。
【0015】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0016】図1はこの発明の一実施例に係るメモリエ
ミュレータの構成を示す図であり、図2は図1に示すメ
モリエミュレータを使用してデバッグを行なうユーザシ
ステムの構成を示す図である。
【0017】まず、メモリエミュレータの構成を説明す
る前に、ユーザシステムについて説明する。
【0018】図2において、ユーザシステムでは、デバ
ッグの対象となる構成とデバッグを行なうデバッガ1と
からなり、デバッグの対象となる構成は、MPU2と4
つのRAM30 〜33 及びデコーダ5を備えている。
【0019】MPU2は、アドレスストローブ信号(A
S)によって有効化されるアドレスのうち上位mビット
のアドレス(AH)をアドレスストローブ信号とともに
デコーダ5に出力し、下位nビットのアドレス(AL)
をそれぞれのRAM30 〜33 に与えて、それぞれのR
AM30 〜33 のアクセスアドレスとする。MPU2は
情報の書込みを行なうために書込み信号(WR)をデコ
ーダ5及びそれぞれのRAM30 〜33 に出力し、書込
みアクセスあるいは読出しアクセス時の情報はそれぞれ
のデータ端子(DATA)を介して入出力される。
【0020】デコーダ5は、MPU2から与えられる上
位mビットのアドレスをデコードして4つのRAM30
〜33 を択一的に選択するチップセレクト信号(CS0
〜CS3 )を生成し、これらのチップセレクト信号を対
応するRAM30 〜33 に与える。それぞれのRAM3
0 〜33 は、MPU2から出力される下位nビットのア
ドレスに対して図3に示すように割付けられているた
め、例えばMPU2のアクセスアドレスがa0l〜a0h
範囲にある場合には、チップセレクト信号CS0が有効
となり、RAM30 がデコーダ5によって選択される。
また、デコーダ5はいずれかのRAM30 〜33 に対し
てアクセスを行なった時には、データ転送終了信号(D
C)をMPU2に与える。
【0021】それぞれのRAM30 〜33 は、デコーダ
5から与えられるチップセレクト信号にしたがって選択
され、MPU2から与えられるアドレスで選択される領
域に対して書込み信号の有効/無効により指定される書
込みアクセスあるいは読出しアクセスが実行され、これ
らのアクセス動作における書込み情報あるいは読出し情
報はデータ端子(DATA)を介して入出力される。
【0022】このような構成のRAM30 〜33 におい
て、この実施例では例えばRAM30 に代えてこの発明
によるROMエミュレータを使用し、このROMエミュ
レータにデバッガ1を接続するようにしている。
【0023】次に、この発明のROMエミュレータにつ
いて、図1を参照して説明する。
【0024】図1において、ROMエミュレータは、2
ポートのRAM6と、PRレジスタ7、BPレジスタ
8、MKレジスタ9と、比較器10、書込み制御回路1
1及びマスク回路12を備えて構成されている。
【0025】RAM6は、それぞれ独立してアクセス可
能な第1のポートI と第2のポートIIを備えており、第
1のポートI 側はMPU2に接続され、下位nビットの
アドレス信号(AL)とチップセレクト信号(CS0
が与えられ、読出しアクセスあるいは書込みアクセス時
の情報(DATA)が入出力される。一方、RAM6の
第2のポート側はデバッガ1側に接続されており、デバ
ッガ1からアドレス信号(A2)、チップセレクト信号
(CSD)及び書込み信号(WRM)が与えられ、チッ
プセレクト信号のみが有効となる読出しアクセスあるい
はチップセレクト信号と書込み信号が有効となる書込み
アクセス時の情報(D2)が入出力される。
【0026】PRレジスタ7は、書込み制御回路11の
書込み制御の内容を指定する書込み制御情報がデバッガ
1から情報(D2)としてセットされ、セットされた書
込み制御情報を書込み制御回路11に与える。
【0027】BPレジスタ8は、MPU2がアクセスす
るアドレスのうち検出しようとする検出アドレスがデバ
ッガ1からアドレス信号(A2)としてセットされ、セ
ットされた検出アドレスを比較器10に与える。
【0028】MKレジスタ9は、MPU2から与えられ
る下位nビットのアドレス(AL)のうちマスクしよう
とするビットのマスク情報がセットされ、セットされた
マスク情報をマスク回路12に与える。
【0029】これらのレジスタのうち、PRレジスタ7
とBPレジスタ8はデバッガ1から与えられるセット制
御信号(WRC)、MKレジスタ9はデバッガ1から与
えられるセット制御信号(WRK)がそれぞれ有効にな
った時に与えられる値がセットされる。
【0030】比較器10は、チップセレクト信号CS0
が有効となった際に、マスク回路12の出力とBPレジ
スタ8にセットされた検出アドレスを比較する。例えば
マスク回路12によってマスクが行なわれていない場合
には、MPU2から与えられる下位nビットのアドレス
(AL)と検出アドレスが比較されることになる。比較
結果において、両者が一致した場合には、比較器10は
ロウレベルのヒット信号(HIT)をデバッガ1に与え
るとともに書込み制御回路11に与える。
【0031】書込み制御回路11は、MPU2から与え
られる書込み信号(WR)と比較器10から与えられる
比較結果とPRレジスタ7から与えられる書込み制御情
報を受けて、書込み制御情報にしたがって例えば以下に
示すようにRAM6の書込みを制御する。
【0032】(i)比較器10の比較結果にかかわらず
書込みを禁止する。
【0033】(ii)比較器10の比較結果にかかわらず
書込みを許可する。
【0034】(iii)比較器10のヒット信号がハイレベ
ルすなわちアドレスが不一致の場合には書込みを許可
し、ヒット信号がロウレベルすなわちアドレスが一致し
た場合には書込みを禁止する。
【0035】(iv) (iii)の場合のヒット信号の論理に対
して(iii) と逆の書込み制御を行なう。
【0036】マスク回路12は、MPU2から与えられ
る下位nビットのアドレス(AL)とMKレジスタ9に
セットされたマスク情報との論理積をとることによっ
て、アドレスの一部をマスクする。したがって、マスク
情報はマスクしようするアドレスのビットに対応して
“0”がセットされる。なお、マスク回路は論理和をと
ることによってアドレスの一部をマスクするようにして
もよい。
【0037】このような構成において、デバッグを行な
う場合には以下のように動作する。
【0038】デバッグを行なう際に、メモリエミュレー
タへプログラムをロードする時は、デバッガ1側のアド
レス(A2)、データ(D2)、書込み信号(WR
M)、及びチップセレクト信号(CSD)を用いてデー
タを書き込んでいくことにより、プログラムをダウンロ
ードすることができる。また、デバッガ1側からRAM
6の内容を読み出すことにより、デバッガ1側へアップ
ロードすることもできる。
【0039】このような状態で、ターゲットシステムの
MPU2を動作させると、プログラムの処理により、エ
ミュレータへ命令フェッチ、オペランドリードのアクセ
スが行なわれると、アドレスバスからa0l≦a≦a0h
るaが出力される。これにより、デコーダ5はCS0
有効にし、ROMエミュレータに対してアクセスが行な
われる。その結果、メモリエミュレータの内部のRAM
6のa−a0lなるメモリセルに対してアクセスが行なわ
れる。このRAM6の第1のポートI からのアクセスと
第2のポートIIからのアクセスはそれぞれ独立に行なわ
れるので、前述のメモリアクセスをデバッガ1側から確
認することが可能である。
【0040】さらに、デバッガ1側からは、ターゲット
システム側からのアクセスと独立に行なえるので、ター
ゲットプログラムを実行中であってもメモリの内容を確
認できる。
【0041】次に、アドレスbpに対するアクセスを検
出する時の動作を図4に示すタイミングチャートを参照
して説明する。
【0042】デバッガ1側で、アドレス信号(A2)に
(bp−a0l)なる値を出力し、セット制御信号(WR
C)を有効にして、BPレジスタ8に(bp−a0l)を
予めセットしておく。
【0043】このような状態で、MPU2がプログラム
の実行によりアドレスc(a0l≦c≦a0h,bp≠c)
にアクセスすると、メモリエミュレータへのアクセスと
なるためCS0 が有効となる。そして、比較器10は、
BPレジスタ10の内容とアドレス(AL)の内容を比
較する。比較結果において、両者は異なるためヒット信
号(HIT)はロウレベルとなり出力される。
【0044】同様にして、アドレスd(a1l≦d≦
1h,bp−a0l=d−a1l)に対してアクセスを行な
う場合は、メモリエミュレータへのアクセスとなるた
め、比較器10へ入力される両者の値は一致するが、C
0 は無効であるためヒット信号(HIT)はハイレベ
ルとなり出力される。
【0045】一方、アドレスb(a0l≦b≦a01h ,b
p=b)に対してアクセスを行なう場合は、メモリエミ
ュレータへのアクセスとなるため、比較器10に入力さ
れる両者の値は一致し、CS0 が有効となり、ヒット信
号(HIT)はロウレベルとなり出力される。
【0046】なお、マスク情報をMKレジスタ9の全て
のビットを1にしておことにより、アドレスの全ビット
が一致した時のみ検出したり、また、下位ビットを0に
することにより、領域指定を行なうことも可能である。
【0047】このようにして、MPU2のプログラムの
実行により、アドレスがbの時のみヒット信号はロウレ
ベルとなる。したがって、アドレスbに対するアクセス
を検出できる。この信号により、デバッガ1でブレーク
信号を有効にするなどの処理を行なえば、プログラムの
実行を停止することも可能である。
【0048】また、デバッガ1によりセット信号(WR
C)を有効にして、データ(D2)としてPRレジスタ
7に書き込み禁止の情報をセットすると、RAM6は有
効になった書込み信号(WR)を無視するため書き込み
が行われない。これにより、メモリエミュレータ全体を
ROMとすることが可能である。
【0049】さらに、ヒット信号が有効な時に書き込み
禁止とする情報をセットすると、アドレスが一致しない
領域に対しては書き込みが行なえる。一方、ヒット信号
が無効な時に書き込み禁止とする情報をセットすると、
アドレスが一致した時のみ書き込みが行なえるという動
作を行なう。これにより、プログラムで定数領域、ある
いは命令コードを置く領域の指定を行なったアドレスに
対して書き込みを保護することが可能となる。もちろ
ん、先に述べた保護を行なわないことにより、RAM6
全体をデータ領域として使用することも可能である。
【0050】このようなメモリエミュレータを使用する
ことにより比較器10がRAM6のアドレスを常に比較
し、ヒット信号によりその結果をデバッガ1に出力する
ため、指定したアドレスに対する書き込み/読み出しの
アクセスを検出することができる。また、マスク回路1
2でMPU2側からのアドレス入力をマスクした値を入
力しているので、検出の対象となるアドレスに領域を持
たせることができる。さらに、この比較器10のヒット
信号とPRレジスタ7により、RAM6の保護を行なう
こともできる。
【0051】またさらに、RAM6のアクセスにおい
て、MPU2側からのメモリアクセスと独立にデバッガ
1側がアクセス可能であるので、デバッガ1はMPU2
側から書き込んだ内容を確認したり情報を設定したりす
ることができる。このような動作は、MPU2側からの
メモリアクセスに影響を与えることなく行なえるので、
ユーザボード上のプログラムの実行中でも読み出しが行
なえる。
【0052】このように、上記実施例においては、書き
込み動作に対して無視することも可能であるため、そも
そもRAM6上のデータであっても書き込み動作に対し
て保護を行なうことも可能である。
【0053】また、ユーザボード上のメモリをあたかも
そこにあるようにして、MPU2がアクセスすることが
可能なので、指定したメモリアクセスを検出することが
できるのみでなく、書き込みアクセス自身が正しく行な
われたかを確認することも可能である。
【0054】さらに、本発明のメモリエミュレータを用
いたデバッグを行なうと、アドレスが完全にデコードさ
れない状態で使用されるハードウエアにおけるエイリア
シングによって、異なったアドレスからアクセスされる
場合でも検出が可能である。
【0055】最近では、SIMMの様な大容量のメモリ
モジュールも大量にマイコンシステムで採用されてお
り、これらのモジュールは着脱容易な接続形態になって
いるので、このメモリモジュールを上述した本発明のメ
モリエミュレータに容易に置き換えて使用することがで
きる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、検出しようとするアクセスのアドレスを予め設定
し、この設定したアドレスとメモリアクセスのアドレス
の比較結果によってデバッグ対象装置のメモリアクセス
を検出するようにしたので、デバッグ対象装置の読出し
及び書込みの両アクセスを確実に検出することが可能と
なり、これに対する処理をデバッグ装置側で行なうこと
ができる。また、デバッグ対象装置とデバッグ装置との
メモリエミュレータへのアクセスはそれぞれ独立して行
なうことができるので,デバッグ装置における様々なデ
バッグ処理を、デバッグ対象装置のメモリエミュレータ
を使用したプログラムの実行に影響されることなく行な
うことが可能となる。
【0057】さらに、検出しようとするメモリアクセス
のアドレスの一部をマスクすることにより、検出しよう
とするアドレスに所定の領域を持たせることが可能とな
る。
【0058】また、デバッグ対象装置からメモリエミュ
レータへの書込みを制御することによって、メモリエミ
ュレータ内のRAMに書込まれた情報を保護することが
可能となる。
【0059】したがって、これらのことから、この発明
のメモリエミュレータにあっては、デバッグ装置におけ
る基本的な機能を十分に実現させることができ、デバッ
グ処理を十分に行なわしめることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るメモリエミュレータ
の構成を示す図である。
【図2】図1に示すメモリエミュレータを使用してデバ
ッグを行なうユーザシステムの構成を示す図である。
【図3】図1に示すメモリエミュレータのメモリマップ
を示す図である。
【図4】図2に示すユーザシステムにおけるデバッグの
アドレス検出に関するタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 デバッガ 2 MPU 30 〜33 RAM 5 デコーダ 6 2ポートのRAM 7,8,9 レジスタ 10 比較器 11 書込み制御回路 12 マスク回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバッグ対象装置との間でアクセス可能
    な第1のポートと、第1のポートと独立してデバッグ装
    置との間でアクセス可能な第2のポートとを備えたラン
    ダム・アクセス・メモリ(RAM)と、 デバッグ対象装置の検出しようとするアクセスにおける
    アドレスがデバッグ装置によりセットされる第1の設定
    手段と、 デバッグ対象装置からRAMの第1ポートに与えられる
    アドレスと第1の設定手段にセットされるアドレスを比
    較して、比較結果をデバッグ装置に出力する比較手段と
    を有することを特徴とするメモリエミュレータ。
  2. 【請求項2】 デバッグ対象装置から与えられるアドレ
    スをマスクするマスク情報がデバッグ装置によりセット
    される第2の設定手段と、 第2の設定手段にセットされたマスク情報にしたがっ
    て、デバッグ対象装置から与えられるアドレスの一部を
    マスクするマスク手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載のメモリエミュレータ。
  3. 【請求項3】 デバッグ対象装置からRAMへの書込み
    アクセスに対する処理を指定する書込み制御情報がデバ
    ッグ装置によりセットされる第3の設定手段と第3の設
    定手段にセットされた書込み制御情報及び比較手段の比
    較結果にしたがってデバッグ対象装置からRAMへの書
    込みを制御する書込み制御手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載のメモリエミュレータ。
JP4147579A 1992-06-08 1992-06-08 メモリエミュレータ Pending JPH05342038A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012064301A (ja) * 2010-08-19 2012-03-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置および半導体装置の検査方法および半導体装置の駆動方法

Cited By (2)

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