JPH05340750A - テープ厚自動判別装置 - Google Patents

テープ厚自動判別装置

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JPH05340750A
JPH05340750A JP4145255A JP14525592A JPH05340750A JP H05340750 A JPH05340750 A JP H05340750A JP 4145255 A JP4145255 A JP 4145255A JP 14525592 A JP14525592 A JP 14525592A JP H05340750 A JPH05340750 A JP H05340750A
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JP
Japan
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tape
output
threshold value
tape thickness
circuit
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Application number
JP4145255A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Fukui
康仁 福井
Akira Yoshikawa
昭 吉川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ走行時に自動的にテープ厚を判別す
る。 【構成】 周期検出ブロック100はリール2のn回転
毎(n≧2)の経過時間を検出する。プリセッタブルカ
ウンタ9は周期検出ブロック100の出力が更新される
回数をI+1回目(I≧1)から計数する。周期変化検
出ブロック200はプリセッタブルカウンタ9の出力が
1以上の場合に周期検出ブロック100が出力する経過
時間とプリセッタブルカウンタ9の出力が0の時の経過
時間との差を検出する。加算回路8は周期変化検出ブロ
ック200の出力を加算し蓄積する。しきい値算出回路
10はプリセッタブルカウンタ9の出力を用いてテープ
厚を判別するためのしきい値を発生する。そして、判別
回路11は加算回路8の出力としきい値算出回路10の
出力するしきい値とを比較し、テープ1のテープ厚を判
別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRと略す。)やテープレコーダ等に用いら
れるテープ厚自動判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のVTR等には、カセットテープの
供給側リールに巻かれたテープ量を計算し、テープ残量
として表示する機能を備えるものが多い。このテープ残
量を計算するためにはまず、カセットテープの種類、例
えばVHSフォーマットVTRでは、標準録画モードで
120分、160分といった、記録可能な時間を判別す
る必要がある。以下、カセットテープの種類、テープ種
類といった場合は、記録可能な時間によって分類された
カセットテープの種類をいう。
【0003】テープ種類判別を行う方法としては、テー
プの巻かれたリールを1つの円柱と考えた時の巻取側、
供給側、両リールの底面積の和(以下、リールの面積の
和と呼ぶ。)を計算し判別する方法などが用いられてい
る。
【0004】また、VHS規格のカセットテープのテー
プ厚は数種類あり、標準記録モードで120分までの録
画時間を持つテープは厚い方のテープ(以下、厚手テー
プと呼ぶ。)、120分を越える録画時間を持つテープ
は薄い方のテープ(以下、薄手テープと呼ぶ。)などを
使用しているため、リールの面積の和だけでは判別が困
難な場合が存在する。このためテープ種類の判別には、
薄手テープか、厚手テープかといったテープ厚の情報
(以下、単純にテープ厚情報と呼ぶ。)が必要である。
【0005】従来のVTRにおいてテープ厚の情報を獲
得する方法としては、テープ厚情報を切り換えるスイッ
チが存在し、利用者自らが、現在使用しているカセット
テープの種類によって、そのスイッチを操作するように
なっている。図4は、従来のVTRにおいてテープ厚の
情報を獲得する装置の構成図であり、スイッチAを接点
Bと接点Cとを接触させるように利用者が操作すると、
接点Cに論理Hを示す5Vの電位が供給され、スイッチ
Aを接点Cと接点Dを接触させるように操作すると、接
点Cに論理Lを示す電位0Vが供給される。そこで、論
理Hを薄手テープのテープ厚情報として、論理Lを厚手
テープのテープ厚情報として入力する方法を用いてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、利用者がテープ厚情報を切り換えるスイ
ッチの操作を間違えたり、忘れたりした場合、テープ種
類判別の失敗によりテープ残量計算の間違いを生じると
いった問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、使用するカセットテープの種類に伴うスイッチの切
り換え操作をなくし、テープ走行時に自動的にテープ厚
を判別することができるテープ厚自動判別装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープ厚自動判別装置は、リールに巻かれた
テープと、前記テープを一定速度で走行させる駆動手段
と、前記リールのn回転毎(n≧2)の経過時間を検出
する周期検出手段と、前記周期検出手段の出力が更新さ
れる回数をI+1回目(I≧1)から計数する計数手段
と、前記計数手段の出力が1以上の場合に前記周期検出
手段が出力する前記経過時間と前記計数手段の出力が0
の時の前記経過時間との差を検出する周期変化検出手段
と、前記周期変化検出手段の出力を加算し蓄積する周期
変化蓄積手段と、前記計数手段の出力を用いてテープ厚
を判別するためのしきい値を発生するしきい値発生手段
と、前記周期変化蓄積手段の出力としきい値発生手段の
出力するしきい値とを比較し前記テープのテープ厚を判
別する判別手段の構成を有している。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、カセットテー
プの種類に伴うテープ厚情報スイッチの切り換え操作を
なくし、テープ走行時に自動的にテープ厚を判別でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例におけるテー
プ厚自動判別装置の構成を示すブロック図である。図1
において、1はテープ、2はテープ1が巻かれているリ
ール、12aはキャプスタンモータ、12bはキャプス
タン軸、13はピンチローラで、ピンチローラ13でテ
ープ1をキャプスタン軸12bに圧着し、キャプスタン
モータ12aを一定速度で回転させることでテープ1を
一定速度で走行させる。3はリール2の回転を検出する
ために、リール1回転ごとにパルス信号を出力する回転
検出器である。分周回路14は、回転検出器3の出力信
号をあらかじめ定められた分周率に分周し出力する。以
下の説明では分周率を2分の1とし、回転検出器3の出
力パルス2個につき、1個のパルス信号を発生するもの
とする。
【0012】プリセッタブルカウンタ9は初期値を設定
できるカウンタで、設定された負の初期値から分周回路
14の出力信号の個数をカウントする。すなわち、初期
値を−I(Iは自然数)とすると、カウント値Nは、実
際には第I+1個目からの分周回路14の出力信号の個
数となる。以後簡単のため、プリセッタブルカウンタの
カウント値Nは、プリセッタブルカウンタ9の更新回
数、または、単に更新回数という。
【0013】また、カウンタ5は基準信号発生回路4の
出力する周期信号の個数をカウントし、分周回路14の
出力信号の立ち上がりエッジを受けて、カウント値をリ
ール2が2回転する間の経過時間に比例したデータ(以
後簡単のため、周期データという。)として出力した
後、カウント値を初期化する。
【0014】カウンタ5の出力する周期データは、メモ
リ6と減算回路7とに送られ、メモリ6は、更新回数が
負である間は、常にカウンタ5の出力する最新の周期デ
ータを記憶し、更新回数が0になった時に記憶した周期
データを以後保持する。減算回路7は、カウンタ5の周
期データからメモリ6の記憶した値を引き算し出力する
が、更新回数が0になるまでは、メモリ6の記憶した値
とカウンタ5の周期データとが同じ値であるので減算回
路7の出力は0となる。加算回路8は、分周回路14の
出力が更新される毎に減算回路7の出力するデータを加
算し蓄積する。
【0015】ここで、減算回路7の出力を加算回路8に
よって蓄積する理由を説明する。テープ1が理想的な速
度で駆動されていれば、周期データの変化はテープ1の
テープ厚に比例して増減する。しかし実際には、テープ
1の走行速度がわずかに変動したり、また、周期データ
がディジタル量であるための、原理的誤差などの理由に
よって、周期データは誤差を含みながら変動することが
多い。そこで、リール2のある初期状態からテープ1が
理想的な走行速度で駆動された場合、更新回数がNとな
った時点において計測される周期データをPN、走行条
件等によって多少の誤差を含みながら減算回路7が実際
に出力する周期データをPN’、その時の誤差成分をΔ
N、メモリ6に記憶される周期データをP0とし、今簡
単のためΔENを(数2)のような正弦波成分と考える
と、PNとP0との差ΔPNの総和、PN’とP0との差Δ
N’の総和はそれぞれ(数3)、(数4)となる。
【0016】
【数2】
【0017】
【数3】
【0018】
【数4】
【0019】ΔPN’の総和とΔPNの総和との差であ
る、誤差ΔENの総和(数5)は、ΔENが正弦関数であ
るので、ΔENの総和はNを増加させても常に振幅の一
定な周期的な変化を示すが、ΔPN’の総和は増加する
ので、ΔPN’に対するΔENの割り合いは減少の一途を
たどる。このことを利用し、減算回路7の出力データに
付加される誤差成分をキャンセルすることを目的とす
る。
【0020】
【数5】
【0021】しきい値算出回路10は、更新回数Nを用
い、テープ1のテープ厚情報を判別するため、2つしき
い値T1,T2(T1>T2)を計算し出力する。判別回路
11では減算回路7の出力する周期データの変化と、し
きい値算出回路10の算出する2つのしきい値T1,T2
とを比較しテープ厚情報を決定する。
【0022】ここで、しきい値算出回路10での、しき
い値の計算方法と、判別回路11でのテープ厚の判別方
法とを説明する。テープ1の巻厚を含んだリール2の半
径(以下、単純に巻径と略す。)がr(cm)の時に更
新回数が0となったとすると、巻径がrになるまでの、
リール2の2回転に要する時間をp0(s)とすると、
0は、テープ1の走行速度V(cm/s)から(数
6)のように表される。
【0023】
【数6】
【0024】また、テープ1のテープ厚をD(cm)と
すると、更新回数がNとなった時点のリール2の実際の
回転数は2Nなので、巻径は(r+2N・D)となり、
2N−2回転目、2N−1回転目の2回転に要する時間
N(s)は(数7)で表される。
【0025】
【数7】
【0026】基準信号発生回路4の出力する周期信号の
周波数をFpとすると、更新回数0の時の周期データP
0(カウント)とp0との関係は(数8)で表され、更新
回数N時の周期データPN(カウント)とpNとの関係は
(数9)で表される。
【0027】
【数8】
【0028】
【数9】
【0029】(数6)と(数8)から(数10)が得ら
れ、(数7)と(数9)から(数11)が得られる。
【0030】
【数10】
【0031】
【数11】
【0032】P0からPNへの変化量をΔPNとすると、
(数10)、(数11)からΔPNは(数12)と表さ
れる。
【0033】
【数12】
【0034】ここで、厚手テープと薄手テープを区別す
るために、仮に厚手テープのテープ厚D1と薄手テープ
のテープ厚D2の中間のテープ厚を持つテープを走行さ
せたと考えた場合、巻径rから更新回数N後の周期デー
タの変化ΔPN”は(数13)で表される。
【0035】
【数13】
【0036】すなわち、比例定数k1を(数14)で表
すと、ΔPN”は(数15)で表される。
【0037】
【数14】
【0038】
【数15】
【0039】更新回数が1増える毎に得られるΔPN
を1回転目からN回転目まで加算し蓄積すると(数1
6)で表されるTが得られ、比例定数k1を(数17)
のような比例定数kで表すと、(数16)は(数18)
のようになる。
【0040】
【数16】
【0041】
【数17】
【0042】
【数18】
【0043】しかし、更新回数がNになるまでに加算回
路10に蓄積される周期データの総和には、原理的にN
+1の誤差を含む可能性があるので、Tに±(N+1)
の幅を持たせて(数19)のようなT1,T2を、しきい
値算出回路10が算出し出力する。
【0044】
【数19】
【0045】このように、更新回数がNとなるまでの周
期データの総和に原理的にN+1の誤差が含まれる可能
性がある理由を説明する。まず、更新回数がkになった
時点、すなわち、実際には2k−2回転目、2k−1回
転目の2回転に要する時間p k(s)は、(数8)、
(数9)のようにしてディジタル量であるPkに変換さ
れる時に、±1の誤差を生じる可能性を持つ。一方、
(数3)は(数20)のように変形できるが、(数2
0)の前項は、更新回数が0からNまで変化するのに要
した時間を(数8)等のようにしてディジタル量に変換
したものであるので、全体で±1の誤差しか持たない
(数21)。よって(数20)の原理的誤差は、合計N
+1となるわけである。
【0046】
【数20】
【0047】
【数21】
【0048】ゆえに、判別回路11では、更新回数N時
の加算回路8の出力値が、しきい値T1より大きくなれ
ば、原理的誤差を考慮した上で、テープ1のテープ厚情
報を厚手テープと判断でき、しきい値T2より小さくな
れば、原理的誤差を考慮した上で、薄手テープと判断で
きる。また、T1とT2の中間の場合は、原理的誤差の影
響による誤判別の可能性を考えてテープ厚情報の判別を
次回以降に見送る。
【0049】ここで、分周回路14がなぜ必要であるか
を説明する。分周回路14の出力である更新回数がNに
変化した時の実際のリール2の回転数は2Nであるの
で、先に説明した原理的誤差は、リール2の1回転毎に
リール2の回転周期を使用した場合は2N+1、リール
2の2回転毎の経過時間を使用した場合はN+1とな
り、原理的誤差の蓄積を、おおよそ分周率に比例して軽
減することができる。原理的誤差の蓄積が軽減できれ
ば、2つのしきい値T1,T2の差が小さくなり、テープ
厚判別までの時間が短縮できるからである。
【0050】また、回転検出器3と基準信号発生回路4
とカウンタ5と分周回路14とから、n回転毎(n≧
2)のリール2の経過時間に比例したデータを出力する
周期検出ブロック100が構成され、メモリ6と減算回
路7とから、周期検出ブロック100の出力する周期デ
ータの変化を検出する周期変化検出ブロック200が構
成され、キャプスタンモータ12a、キャプスタン軸1
2b、ピンチローラ13とからテープ1を一定速度で走
行させる駆動ブロック300が構成されている。
【0051】以上のように構成されたテープ厚自動判別
装置について、図2,図3を用いてその動作を説明す
る。
【0052】図2は、図1のテープ厚自動判別装置の動
作を示した動作波形図である。図2において、横軸はリ
ール2の回転開始からの時間、縦軸は信号の大きさを示
し、波形c,d,e,f,g,h,iはディジタル量を
アナログ量に変換した形で示している。以下、図2を使
用しながら、図1の実施例の動作を説明する。
【0053】まずリール2の回転は、1回転に1個のパ
ルス信号(図2のa)として、回転検出器3で検出され
る。分周回路14は、回転検出器3の出力するパルス信
号2個に1個、パルス信号を出力し(図2のb)、プリ
セッタブルカウンタ9に送る。分周回路14の出力信号
は、プリセッタブルカウンタ9においてカウントされる
が、初期値を−1に設定しているため、実際には2個目
からの分周回路14の出力信号をカウントし、更新回数
N(図2のc)として、しきい値算出回路10に出力さ
れる。
【0054】カウンタ5は基準信号発生回路4の周期信
号をカウントし、分周回路14の出力信号の立ち上がり
エッジを合図に、カウント値を更新回数がNの時の周期
データPNとして出力した後、カウント値を初期化する
(図2のd)。また、更新回数が0の時のカウンタ5の
カウント値は、(数8)のP0としてメモリ6に記憶さ
れる。
【0055】減算回路7は、更新回数が1増加する度
に、カウンタ5の出力データとメモリ6に記憶されたデ
ータとの差の絶対値を計算する。図2のeは、減算回路
7の出力を、更新回数Nが変化する度にラッチさせた形
で表現したものである。加算回路8は、更新回数が1増
加する度に、減算回路7の出力を加算し出力する(図2
のf)。しきい値算出回路10では更新回数Nを(数1
9)に代入して、2つのしきい値T1,T2(図2のg)
を算出する。
【0056】図2のhは判別回路11において、加算回
路8の出力値(図2のf)としきい値T1とを比較して
いる様子を示しており、図2のiは加算回路8の出力デ
ータがT1より小さくT2より大きい場合はテープ厚情報
の決定はせず、厚手テープのテープ厚情報である論理H
と、薄手テープのテープ厚情報である論理Lの中間値を
保持し、T1より大きくなった時点で論理Hを出力する
様子を示している。
【0057】図3は、図1のテープ厚自動判別装置の処
理の流れをを示したフローチャートで、テープ走行が開
始されてから、テープ厚情報が得られるまで、繰り返し
図3の処理が行われる。以下、図3を使用しながら、図
1の実施例の動作を説明する。
【0058】まず、ブランチ29において分周回路14
の出力信号を待機し、出力信号が検出されば処理30に
進む。処理30では更新回数Nを1つ増加させ、ブラン
チ31では、更新回数Nが正ならば処理33に進み、そ
うでなければ処理32に進む。処理32ではメモリ6が
カウンタ5の出力値を記憶し、処理33では処理32で
記憶した値P0とカウンタ5の出力値との差ΔPNを計算
する。すなわち、更新回数Nが0以下であればΔPN
常に0となる。処理34では更新回数Nが1増加する毎
にΔPNを加算し蓄積した値Sを計算する。ブランチ3
5では、Sがしきい値算出回路10の算出するしきい値
1より大きいか否かを判別する。ブランチ35の判別
結果が真であれば、処理36においてテープ1のテープ
厚情報を厚手テープとし、偽であれば、ブランチ37に
おいて、Sがしきい値算出回路10の算出するしきい値
2より小さいか否かを判別する。ブランチ37の判別
結果が真であれば、処理38においてテープ1のテープ
厚情報を薄手テープとし、偽であればテープ厚情報の決
定を見送る。
【0059】以上のように本実施例によれば、リール
(リール2)に巻かれたテープ(テープ1)と、前記テ
ープを一定速度で走行させる駆動手段(駆動ブロック3
00)と、前記リールのn回転毎(n≧2)の経過時間
を検出する周期検出手段(周期検出ブロック100)
と、前記周期検出手段の出力が更新される回数をI+1
回目(I≧1)から計数する計数手段(プリセッタブル
カウンタ9)と、前記計数手段の出力が1以上の場合に
前記周期検出手段が出力する前記経過時間と前記計数手
段の出力が0の時の前記経過時間との差を検出する周期
変化検出手段(周期変化検出ブロック200)と、前記
周期変化検出手段の出力を加算し蓄積する周期変化蓄積
手段(加算回路8)と、前記計数手段の出力を用いてテ
ープ厚を判別するためのしきい値を発生するしきい値発
生手段(しきい値算出回路10)と、前記周期変化蓄積
手段の出力としきい値発生手段の出力するしきい値とを
比較し前記テープのテープ厚を判別する判別手段(判別
回路11)とを設けることにより、使用するカセットテ
ープの種類に伴うスイッチの切り換え操作をなくし、テ
ープ走行時に自動的にテープ厚を判別できる。
【0060】なお、基準信号発生回路4、カウンタ5、
メモリ6、減算回路7、加算回路8、プリセッタブルカ
ウンタ9、しきい値算出回路10、判別回路11、分周
回路14は、マイクロコンピュータを用いても実現可能
であり、発明の効果に変わりはない。
【0061】また、プリセッタブルカウンタ9の初期値
を−1より小さい整数(例えば−2)に設定しても同様
の効果が得られ、実施例に留まるものではない。
【0062】また、分周回路14の分周率を、3分の1
以下とすることも考えられ、発明の効果に変わりはな
い。
【0063】さらに、分周回路14を、JKフリップフ
ロップ等を用いたカウンタで構成し、またどのビットを
用いるかで、分周率を変化させても同様の効果が得ら
れ、実施例に留まるものではない。
【0064】さらに、巻取側、供給側の2つのリールの
内、どちらをリール2に用いても実現でき、発明の効果
に変わりはない。
【0065】またさらに、テープ1の走行方向は、早送
り、巻き戻し、どちらの方向を用いても実現でき、発明
の効果に変わりはない。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明の実施例によれば、
使用するカセットテープの種類に伴うスイッチの切り換
え操作をなくし、テープ走行時に自動的にテープ厚を判
別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるテープ厚自動判別装置
の構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるテープ厚自動判別装置の動作
を説明するための波形図
【図3】同実施例におけるテープ厚自動判別装置の動作
説明のためのフローチャート
【図4】従来のテープ厚判別装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
1 テープ 2 リール 3 回転検出器 4 基準信号発生回路 5 カウンタ 6 メモリ 7 減算回路 8 加算回路 9 プリセッタブルカウンタ 10 しきい値算出回路 11 判別回路 12a キャプスタンモータ 12b キャプスタン軸 13 ピンチローラ 14 分周回路 100 周期検出ブロック 200 周期変化検出ブロック 300 駆動ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールに巻かれたテープと、 前記テープを一定速度で走行させる駆動手段と、 前記リールのn回転毎(n≧2)の経過時間を検出する
    周期検出手段と、 前記周期検出手段の出力が更新される回数をI+1回目
    (I≧1)から計数する計数手段と、 前記計数手段の出力が1以上の場合に前記周期検出手段
    が出力する前記経過時間と前記計数手段の出力が0の時
    の前記経過時間との差を検出する周期変化検出手段と、 前記周期変化検出手段の出力を加算し蓄積する周期変化
    蓄積手段と、 前記計数手段の出力を用いてテープ厚を判別するための
    しきい値を発生するしきい値発生手段と、 前記周期変化蓄積手段の出力としきい値発生手段の出力
    するしきい値とを比較し前記テープのテープ厚を判別す
    る判別手段と、を具備することを特徴とするテープ厚自
    動判別装置。
  2. 【請求項2】 前記しきい値発生手段は、前記計数手段
    の出力値Nと、2種類のテープの厚みD1、D2(D1
    2)と、テープ走行速度Vと、比例定数kとから、2
    つのしきい値T1,T2(T1>T2)を 【数1】 として算出し、 前記判別手段は、前記周期変化蓄積手段の出力が、前記
    しきい値T1より大きくなるか、前記しきい値T2より小
    さくなるまでは前記テープのテープ厚の判別を行わず、
    前記周期変化蓄積手段の出力が、前記しきい値T1より
    大きくなった場合、前記テープのテープ厚がテープ厚D
    1であると判断し、また前記周期変化蓄積手段の出力
    が、前記しきい値T2より小さくなった場合、前記テー
    プのテープ厚がテープ厚D2であると判断することを特
    徴とするテープ厚自動判別装置。
JP4145255A 1992-06-05 1992-06-05 テープ厚自動判別装置 Pending JPH05340750A (ja)

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JP4145255A Pending JPH05340750A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 テープ厚自動判別装置

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