JPH05337416A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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Publication number
JPH05337416A
JPH05337416A JP14305592A JP14305592A JPH05337416A JP H05337416 A JPH05337416 A JP H05337416A JP 14305592 A JP14305592 A JP 14305592A JP 14305592 A JP14305592 A JP 14305592A JP H05337416 A JPH05337416 A JP H05337416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
coating liquid
coating
solvent
storage tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP14305592A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kurokawa
恵市 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP14305592A priority Critical patent/JPH05337416A/ja
Publication of JPH05337416A publication Critical patent/JPH05337416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塗布液中の水分の増大を抑制して劣化を防ぎ、
塗布液が分散液の場合でもその分散性を良好に維持し、
良好で均質な塗膜を安定して得られる塗布装置を提供す
る。 【構成】浸漬槽と塗布液循環機構とからなる塗布装置の
塗布液循環機構1に塗布液貯留タンク3内の塗布液6を
泡だたせるバブリング機構11,発生した蒸気を冷却し
凝集させる冷却機構12,取り出された溶剤と水分の混
合液から水分を除去する除水機構13,フィルタ14,
水分の除去された溶剤を貯留する溶剤貯留タンク15,
この溶剤を塗布液貯留タンク3に送り込む溶剤還流機構
16からなる水分除去機構10を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基体表面に機能性の
膜を塗膜として形成するために用いられる塗布装置、例
えば、電子写真用感光体の製造のために、浸漬塗布法で
導電性基体上に塗布液を塗布して感光層などを形成する
際に用いられる塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基体表面に塗膜を形成するための一般的
な方法として、塗膜形成材料を溶剤などに溶解,分散さ
せた塗布液に基体を浸漬し引き上げることにより塗膜を
形成する,いわゆる浸漬塗布法が知られている。このと
きに用いられる塗布装置は、通常、図2の概念図に示す
ように、塗布液循環機構1と浸漬槽2とからなる。塗布
液循環機構1は塗布液貯留タンク3,ポンプ4,フィル
タ5を備えており、塗布液6を塗布液貯留タンク3から
ポンプ4によりフィルタ5で濾過しながら浸漬槽2の下
部に送りこみその上部よりオーバーフローさせ塗布液貯
留タンク3に還流するように循環させながら、浸漬槽2
に基体7を浸漬し引き上げることにより、基体7の表面
に塗膜を形成する。8は塗布液貯留タンク3内の塗布液
6を攪拌して均質に保つための攪拌羽根である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な塗布装置においては、塗布液に大気中の水分が混入し
て劣化し、良好な塗膜の形成が損なわれ、特に塗布液が
顔料などを分散させた分散液の場合には、水分の増加に
伴って分散させた材料の凝集が起こり易くなり、分散さ
せた材料の粒径分布,平均粒径が大きくなり、良好で均
質な塗膜が得られなくなるという問題があった。
【0004】この発明は、上述の問題点を解消して、塗
布液中の水分の増大を抑制し、塗布液が分散液の場合で
もその分散性を良好に維持し、良好で均質な塗膜を安定
して形成することのできる塗布装置を提供することを解
決しようとする課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、浸漬槽と、塗布液貯留タンクを有する塗布液
循環機構とを備えてなり、塗布液を循環させながら浸漬
槽中の塗布液に基体を浸漬し引き上げることにより基体
表面に塗膜を形成する塗布装置において、前記塗布液循
環機構に塗布液中の水分を除去するための水分除去機構
が設けられている塗布装置とすることによって解決され
る。
【0006】水分除去機構は、塗布液貯留タンク内の塗
布液中に不活性ガスを吹き込んで塗布液を泡だたせるバ
ブリング機構、バブリングにより発生する溶剤,水分,
不活性ガスからなる蒸気を冷却して凝結した溶剤および
水分を取り出す冷却機構、取り出された溶剤および水分
の混合液から水分を除去する除水機構、水分の除去され
た溶剤を貯留する溶剤貯留タンク、水分の除去された溶
剤を溶剤貯留タンクから塗布液貯留タンクに還流させる
溶剤還流機構からなる構成とすると好適である。また、
不活性ガスとしてはN2 を用いると好適であり、除水機
構においては、除水剤としてゼオライトを用いると好適
である。
【0007】
【作用】塗布液循環機構に水分除去機構を付設すること
により、塗布液中の水分を少なく保つことができて、塗
布液の劣化を防ぎ、塗布液が分散液の場合でも分散性を
良好に維持することができ、良好で均質な塗膜を安定し
て形成することが可能となる。
【0008】
【実施例】図1は、この発明に係わる塗布装置の水分除
去機構の一実施例を示す概念図である。塗布装置の全体
的な構成は、例えば、図2に示した従来例と同等の構成
でよく、図2の塗布液循環機構1に水分除去機構が付設
される。図1において、3は塗布液循環機構の塗布液貯
留タンクであり、塗布液6は送出口31より浸漬槽へ送
り出され還流口32に還流してくる。水分除去機構10
はバブリング機構11,冷却機構12,除水機構13、
フィルタ14,溶剤貯留タンク15,溶剤還流機構16
とからなる。バブリング機構11は、不活性ガスをガス
流入口111より送り込み、ガス噴出口112より噴出
させて塗布液6を泡だたせる。このように泡だたせるこ
とにより生じた溶剤と水分と不活性ガスからなる蒸気を
冷却機構12に導入し、冷却剤を通した冷却管121で
冷却して溶剤と水とを凝結させ、得られた溶剤と水との
混合液を除水剤131を充填した除水機構13を通して
除水する。このようにして除水した溶剤をフィルタ14
を通して溶剤貯留タンク15に貯留し、ポンプ161を
有する溶剤還流機構16を経て塗布液貯留タンク3に還
流させる。このようにして除水再生された溶剤を還流さ
せて塗布液に用いることにより塗布液の水分の増加を抑
制することができる。
【0009】上述のような装置により、無金属フタロシ
アニン,ポリメタクリル酸メチル樹脂をテトラヒドロフ
ランに分散・溶解した塗布液を用いて電子写真用感光体
の電荷発生層を形成する。水分除去機構を作動させた場
合と作動させなかった場合について、塗布液中の水分量
および分散されている顔料の平均粒径を調べ、塗工性を
評価した。その結果を表1に示す。水分除去機構の不活
性ガスとしてはN2 ガスを用い、冷却剤としては冷却水
を用い、除水剤としてはゼオライトを用いた。なお、粒
径の測定は塗布液を超音波処理した後に行ったが、水分
除去機構を作動させなかった場合には超音波処理を行っ
ても粒径は小さくならなかった。
【0010】
【表1】 表1に見られるように、水分除去機構を作動させること
により、塗布液中の水分は低減され、顔料の凝集が抑制
され、塗工性が良好に維持され、その効果は明らかであ
る。
【0011】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、塗布液中の水分の増大を抑制し、塗布液
が分散液の場合でもその分散性を良好に維持できる塗布
装置が得られ、このような塗布装置を用いることによ
り、良好で均質な塗膜を安定して形成することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の水分除去機構の一実施例の概念図
【図2】塗布装置の従来例の概念図
【符号の説明】
1 塗布液循環機構 2 浸漬槽 3 塗布液貯留タンク 4 ポンプ 5 フィルタ 6 塗布液 7 基体 8 攪拌羽根 10 水分除去機構 11 バブリング機構 12 冷却機構 13 除水機構 14 フィルタ 15 溶剤貯留タンク 16 溶剤還流機構 31 送出口 32 還流口 111 ガス流入口 112 ガス噴出口 121 冷却管 131 除水剤 161 ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浸漬槽と、塗布液貯留タンクを有する塗布
    液循環機構とを備えてなり、塗布液を循環させながら浸
    漬槽中の塗布液に基体を浸漬し引き上げることにより基
    体表面に塗膜を形成する塗布装置において、前記塗布液
    循環機構に塗布液中の水分を除去するための水分除去機
    構が設けられていることを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】水分除去機構が、塗布液貯留タンク内の塗
    布液中に不活性ガスを吹き込んで塗布液を泡だたせるバ
    ブリング機構、バブリングにより発生する溶剤,水分,
    不活性ガスからなる蒸気を冷却して凝結した溶剤および
    水分を取り出す冷却機構、取り出された溶剤および水分
    の混合液から水分を除去する除水機構、水分の除去され
    た溶剤を貯留する溶剤貯留タンク、水分の除去された溶
    剤を溶剤貯留タンクから塗布液貯留タンクに還流させる
    溶剤還流機構からなることを特徴とする請求項1記載の
    塗布装置。
  3. 【請求項3】不活性ガスとしてN2 を用いることを特徴
    とする請求項2記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】水分除去機構において、除水剤としてゼオ
    ライトを用いることを特徴とする請求項2または3記載
    の塗布装置。
JP14305592A 1992-06-04 1992-06-04 塗布装置 Pending JPH05337416A (ja)

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JP14305592A JPH05337416A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 塗布装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149299A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Amatei Inc 釘の着色塗装装置
JP2011091149A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Toppan Printing Co Ltd レジスト中の水分除去方法およびレジスト塗布装置

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JP2008149299A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Amatei Inc 釘の着色塗装装置
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