JPH05325255A - 光ディスク媒体 - Google Patents

光ディスク媒体

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JPH05325255A
JPH05325255A JP4136849A JP13684992A JPH05325255A JP H05325255 A JPH05325255 A JP H05325255A JP 4136849 A JP4136849 A JP 4136849A JP 13684992 A JP13684992 A JP 13684992A JP H05325255 A JPH05325255 A JP H05325255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
recording
light
optical
disk medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP4136849A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Nishi
和久 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4136849A priority Critical patent/JPH05325255A/ja
Publication of JPH05325255A publication Critical patent/JPH05325255A/ja
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の光学ヘッドの構成を殆んど変えること
なく、高密度記録ができる光ディスク媒体を得る。 【構成】 透明基板12上に入射光を高調波変換するた
めの非線形光学膜13を形成し、その上面に情報を記録
する記録膜14を形成し、集光レンズ16で集光された
光を照射して、非線形光学膜13で高調波に変換し、こ
の高調波に変換された光で記録膜14に情報の記録,再
生を行う。 【効果】 高調波の変換機能を光ディスク媒体自体に持
たせることができ、従来の光学ヘッドの構成を殆んど変
えることなく、高密度記録が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報を高密度記録が
できるようにした光ディスク媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクには、再生すべき情報をピッ
トの形状であらかじめ光ディスク媒体に書き込んである
再生用型、光ディスク媒体の記録膜を記録すべき情報に
応じてレーザビームにより不可逆反応させた追記型およ
び可逆反応させた書き換え型などがある。
【0003】これらの光ディスクはいずれも、光ディス
ク媒体の記録膜に集光されたレーザスポット径wを記録
の単位としている。このレーザスポット径wはレーザ光
波長をλ、レンズの開口数をNAとすると、w=k・λ
/2NAとなり、レーザ光波長λに比例する。したがっ
て、レーザ光波長λを短くすれば、記録膜上のレーザス
ポット径は小さくなり、記録密度を上げることが可能と
なる。このため、光学ヘッドに波長変換機能をもつ非線
形光学素子(SHG素子)を組み込んで実効的なレーザ
光波長を短くする方法がある。
【0004】図3は例えば、特開平2−278533号
公報により開示された従来の短波長光源のための光学ヘ
ッドを示す構成図である。この図3において、1は半導
体レーザであり、情報の記録再生のために用いる光を出
射する。2は、半導体レーザ1から出射したレーザ光を
平行光線束とするコリメータレンズである。3はこのコ
リメータレンズ3で平行光線束とされたレーザ光の光波
長を1/2 に変換する非線形光学素子(SHG素子)、4
はビームスプリッタであり、この非線形光学素子3を経
たレーザ光を記録膜5方向に導びき、かつ記録膜5から
の反射光を入射光と分離させるビームスプリッタ、6は
このビームスプリッタ4と光ディスク媒体7の透明基板
8間に配設された集光レンズである。
【0005】光ディスク媒体7は透明基板8上に形成さ
れた記録膜5と保護膜9とから構成され、また、ビーム
スプリッタ4で光ディスク媒体7に対する入射光と分離
された光ディスク媒体7からの反射光は集光レンズ10
で集光され、フォトディテクタ11で受光されるように
なっている。
【0006】次に、動作について説明する。レーザダイ
オード1から出射したレーザ光はコリメータレンズ2で
平行光束線に平行になり、非線形光学素子3で光波長を
1/2にした後、ビームスプリッタ4を経て集光レンズ6
で集光され、透明基板8を透過して記録膜5上にスポッ
ト光として照射される。さらに、この記録膜5で反射さ
れた光は同じ経路を逆方向に辿り、集光レンズ6で集光
され、ビームスプリッタ4で光路が曲げられ、集光レン
ズ10で集光された後、フォトディテクタ11に導びか
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ディスク媒体
は以上のように、記録膜5上のレーザスポット径を小さ
くするために、非線形光学素子を光学ヘッドに組み込ん
でいるので、光学ヘッドの重量および体積が増加し、ま
た、その構成も複雑となり、アクセス時間などが長くな
るという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、従来の光学ヘッドの構成
を殆んど変えることなく、高密度記録が可能な光ディス
ク媒体を得ることを目的としており、また、基本波から
第2次高調波への変換効率が最大となる光ディスク媒体
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク媒体は、高調波変換機能をもつ非線形光学膜を透明基
板と記録膜との間に設けたものである。
【0010】また、非線形光学膜の膜厚はnπ/Δk
(ただし、Δkは基本波と高調波の伝播定数、nは正の
整数)としたものである。
【0011】さらに、非線形光学膜は間に誘電体膜を挾
んで複数層重畳させたものである。
【0012】
【作用】この発明における非線形光学膜は、透明基板を
通って入射したレーザ光を高調波変換して記録膜に集光
させ、そのレーザビーム径を変換されたレーザ波長に応
じた径にする。
【0013】また、非線形光学膜の膜厚がnπ/Δkに
しているから、基本波から第2次高調波への変換効率が
最大となり、第2次高調波の光強度が最大となる。
【0014】さらに、非線形光学膜が複数層重畳されて
いるから、透明基板を透過したレーザ光は各非線形光学
膜で高調波変換して記録膜に集光し、記録膜に集光した
レーザビーム径を変換されたレーザ波長に応じた径にす
る。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図面に基づき説
明する。図1は実施例1の構成を示す断面図である。こ
の図1において、11はこの実施例1の光ディスク媒体
の基本構成を示しており、12は透明基板である。この
透明基板12上には、非線形光学膜13が形成されてい
る。この非線形光学膜13は光ディスク媒体11に入射
したレーザ光の波長を1/2 にするものである。
【0016】この非線形光学膜13上には、記録膜14
が形成されている。この記録膜14は情報を記録,再生
するための層をなすものであり、使用レーザ光の第2次
高調波に感度をもつ材質で構成されている。この記録膜
14上には、保護膜15が形成されている。16は記録
再生用の光を記録膜15に集光させる集光レンズであ
る。
【0017】次に、動作について説明する。集光レンズ
16を通過したレーザ光は透明基板12、非線形光学膜
13を通過して、記録膜14で焦点を結ぶ。このレーザ
光の透過過程において、レーザ光の波長は非線形光学膜
13の高調波変換機能により第2次高調波、すなわち、
元の波長の1/2 の波長に変換される。
【0018】また、焦点位置におけるレーザスポット径
wはw=λ/2NAで表わされる。ここで、λはレーザ
光波長、Nはレンズの開口数である。すなわち、スポッ
ト径の大きさはレーザ光波長に比例する。この実施例1
においても、非線形光学膜13による第2次高調波への
変換の効果により、非線形光学膜13がないときに比べ
て、スポット径を1/2 にすることができる。この結果、
記録密度を半径方向に2倍、また、周方向に2倍の計4
倍に上げることができた。
【0019】なお、非線形光学膜13の膜厚は次のよう
にして求めた。上記第2次高調波の光強度Eは非線形光
学膜13の厚みをtとすると、垂直入射の場合、次の
「数1」で表される。
【0020】
【数1】
【0021】この「数1」において、Aは比例定数、E
0は入射光(基本波)強度、Δk=2ω/c(n2 −n
1 )で、cは光速度、ωは基本波の角周波数、n1 ,n
2 はそれぞれ非線形光学膜における基本波、第2次高調
波に対する屈折率である。この「数1」はt=Nπ/Δ
k(Nは整数)のとき、最大値をもつ。
【0022】したがって、非線形光学膜13の厚みをn
π/Δkにすれば、基本波から第2高調波への変換効率
は最大となる。なお、この厚みは基板14の厚みに比
べ、十分薄いので、フォーカスへの影響は無視できる。
【0023】実施例2.また、上記実施例では、非線形
光学膜13は1層のみであったが、2層以上の多層膜の
形態をとる場合でもよい。図2はこの場合、すなわち、
実施例2の構成を示す断面図である。この図2におい
て、厚みがπ/Δkの非線形光学膜13を誘電体膜17
と交互に多層に設け、実施例1と同様に、記録膜14に
焦点を結ぶように集光された光を照射する。
【0024】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0025】透明基板と記録膜の間に入射光を高調波に
変換する非線形光学膜を介在させたので、従来の光学ヘ
ッドの構成を殆んど変えることなく、高密度記録ができ
る。
【0026】また、非線形光学膜の膜厚をnπ/Δkと
したので、基本波から第2次高調波への変換効率が最大
となるようにできる。
【0027】さらに、非線形光学膜を間に誘電体膜を挾
んで多層構造としているから、1層の場合と同様に従来
の光学ヘッドの構成を殆んど変えることなく、高密度記
録ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による光ディスク媒体の概
略的構成を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例2による光ディスク媒体の概
略的構成を示す断面図である。
【図3】従来の光ディスク媒体の構成説明図である。
【符号の説明】
11 光ディスク媒体 12 透明基板 13 非線形光学膜 14 記録膜 15 保護膜 16 集光レンズ 17 誘電体膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に形成され入射光を高調波変
    換するための非線形光学膜と、この非線形光学膜上に形
    成され光で情報を記録再生するための記録膜とを備えた
    光ディスク媒体。
  2. 【請求項2】 前記非線形光学膜の膜厚を略nπ/Δk
    (ただし、Δkは基本波と高調波の伝播定数差、nは正
    の整数)としたことを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク媒体。
  3. 【請求項3】 前記非線形光学膜は前記透明基板と前記
    記録膜との間に誘電体膜を挾んで複数層重畳されること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスク媒体。
JP4136849A 1992-05-28 1992-05-28 光ディスク媒体 Pending JPH05325255A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4136849A JPH05325255A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 光ディスク媒体

Applications Claiming Priority (1)

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JP4136849A JPH05325255A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 光ディスク媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05325255A true JPH05325255A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15184945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4136849A Pending JPH05325255A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 光ディスク媒体

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JP (1) JPH05325255A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000019987A (ko) * 1998-09-17 2000-04-15 구자홍 고밀도 광기록매체
JP2018173407A (ja) * 2017-03-30 2018-11-08 株式会社ミツトヨ 位置検出器を用いた線形変位センサー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000019987A (ko) * 1998-09-17 2000-04-15 구자홍 고밀도 광기록매체
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