JPH05316012A - 出力電力制御回路 - Google Patents
出力電力制御回路Info
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- JPH05316012A JPH05316012A JP11437692A JP11437692A JPH05316012A JP H05316012 A JPH05316012 A JP H05316012A JP 11437692 A JP11437692 A JP 11437692A JP 11437692 A JP11437692 A JP 11437692A JP H05316012 A JPH05316012 A JP H05316012A
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- signal
- voltage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】送信出力信号の台形状の包絡線の立上りおよび
立下りを任意に波形制御して送信出力信号の電力スペク
トルの拡がりを所定の幅に制御する。 【構成】この出力電力制御回路は、第１の台形状の制御
電圧Ｖｃ１を出力する台形波発生器３と、制御電圧Ｖｃ
１を電流増幅する電流ブースタ６と、電流ブースタ６の
出力で送信信号Ｐｉを変調してその後電力増幅し第２の
台形状の送信出力信号Ｐｏを発信するとともに送信出力
信号Ｐｏの波高値を電流増幅された制御電圧Ｖｃ２で制
御する電力増幅器１と、送信出力信号Ｐｏを包絡線検波
して検波電圧Ｖｄを出力する検波器２とを有する。ま
た、制御電圧Ｖｃ１の波高値を可変して基準電圧Ｖｒを
出力する可変抵抗減衰器４と、基準電圧Ｖｒと検波電圧
Ｖｄとの波高値を比較してその差を制御電圧Ｖｃ２とし
て出力する比較器５と、制御電圧Ｖｃ２を電流増幅して
電力増幅器１へ帰還する電流ブースタ７とを備える。
立下りを任意に波形制御して送信出力信号の電力スペク
トルの拡がりを所定の幅に制御する。 【構成】この出力電力制御回路は、第１の台形状の制御
電圧Ｖｃ１を出力する台形波発生器３と、制御電圧Ｖｃ
１を電流増幅する電流ブースタ６と、電流ブースタ６の
出力で送信信号Ｐｉを変調してその後電力増幅し第２の
台形状の送信出力信号Ｐｏを発信するとともに送信出力
信号Ｐｏの波高値を電流増幅された制御電圧Ｖｃ２で制
御する電力増幅器１と、送信出力信号Ｐｏを包絡線検波
して検波電圧Ｖｄを出力する検波器２とを有する。ま
た、制御電圧Ｖｃ１の波高値を可変して基準電圧Ｖｒを
出力する可変抵抗減衰器４と、基準電圧Ｖｒと検波電圧
Ｖｄとの波高値を比較してその差を制御電圧Ｖｃ２とし
て出力する比較器５と、制御電圧Ｖｃ２を電流増幅して
電力増幅器１へ帰還する電流ブースタ７とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は出力電力制御回路に関
し、特にディジタル移動無線送信機の出力電力制御回路
に関する。
し、特にディジタル移動無線送信機の出力電力制御回路
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディジタル移動無線送信機は、送信信号
Ｐｉを発信する際に、送信出力信号Ｐｏの包絡線を立上
りおよび立下りの急峻な矩形波にすると、その電力スペ
クトルの拡がりにより他の周波数のチャネルに妨害を与
えるため、送信出力信号Ｐｏの包絡線の立上りおよび立
下りを緩やかにして電力スペクトルの拡がりを所定の幅
に制限して発信する必要がある。このため、送信出力信
号Ｐｏは、通常台形状の包絡線になるように整形され
る。
Ｐｉを発信する際に、送信出力信号Ｐｏの包絡線を立上
りおよび立下りの急峻な矩形波にすると、その電力スペ
クトルの拡がりにより他の周波数のチャネルに妨害を与
えるため、送信出力信号Ｐｏの包絡線の立上りおよび立
下りを緩やかにして電力スペクトルの拡がりを所定の幅
に制限して発信する必要がある。このため、送信出力信
号Ｐｏは、通常台形状の包絡線になるように整形され
る。
【０００３】図４を参照すると、従来のディジタル移動
無線送信機における出力電力制御回路は、連続波として
の送信信号Ｐｉを第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１により
変調するとともに電力増幅して第２の台形状の包絡線を
成す送信出力信号Ｐｏを出力する電力増幅器１と、送信
出力信号Ｐｏを包絡線検波して第２の台形状の検波電圧
Ｖｄを出力する検波器２と、第１の台形状の制御電圧Ｖ
ｃ１を出力する定電流源回路８１および充放電回路８２
から成る台形波発生器８と、制御電圧Ｖｃ１の波高値を
可変して基準電圧Ｖｒとして出力する可変抵抗減衰器４
と、基準電圧Ｖｒと検波電圧Ｖｄとの波高値を比較して
その差を制御電圧Ｖｃ２として電力増幅器１へ供給して
送信出力信号Ｐｏの波高値を制御する比較器５と、制御
電圧Ｖｃ１および制御電圧Ｖｃ２をそれぞれ電流増幅し
て電力増幅器１へ供給する電流ブースタ６および電流ブ
ースタ７とから構成されている。
無線送信機における出力電力制御回路は、連続波として
の送信信号Ｐｉを第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１により
変調するとともに電力増幅して第２の台形状の包絡線を
成す送信出力信号Ｐｏを出力する電力増幅器１と、送信
出力信号Ｐｏを包絡線検波して第２の台形状の検波電圧
Ｖｄを出力する検波器２と、第１の台形状の制御電圧Ｖ
ｃ１を出力する定電流源回路８１および充放電回路８２
から成る台形波発生器８と、制御電圧Ｖｃ１の波高値を
可変して基準電圧Ｖｒとして出力する可変抵抗減衰器４
と、基準電圧Ｖｒと検波電圧Ｖｄとの波高値を比較して
その差を制御電圧Ｖｃ２として電力増幅器１へ供給して
送信出力信号Ｐｏの波高値を制御する比較器５と、制御
電圧Ｖｃ１および制御電圧Ｖｃ２をそれぞれ電流増幅し
て電力増幅器１へ供給する電流ブースタ６および電流ブ
ースタ７とから構成されている。
【０００４】詳述すると、台形波発生器８の定電流源回
路８１は第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１の元となる定電
流の矩形波信号を発生する。この矩形波信号は充放電回
路８２において、コンデンサと抵抗とからなる時定数回
路で充放電されてその立上りおよび立下りの傾きが滑ら
かに整形され、第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１として出
力される。この制御電圧Ｖｃ１は、電流ブースタ６によ
り電流増幅されて電力増幅器１に供給され、連続信号と
しての送信信号Ｐｉを変調する。変調された送信信号Ｐ
ｉは第１の台形状の包絡線を成し、その後電力増幅され
て第２の台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとして
電力増幅器１から出力される。つまり、電力増幅器１に
供給される制御電圧Ｖｃ１と電力増幅器１から出力する
送信出力信号Ｐｏとは図２に示すような非線形の関係に
あり、このような特性を持つ電力増幅器１に例えば図３
に示すような第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１を供給した
ときの電力増幅器１の出力は、図３に示すような第２の
台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとなる。検波器
２はこの送信出力信号Ｐｏの包絡線を検波し、第２の台
形状の包絡線を成す検波電圧Ｖｄを出力する。台形波発
生器８の出力の制御電圧Ｖｃ１は、可変抵抗減衰器４に
より所定の波高値に可変されて基準電圧Ｖｒとして比較
器５に供給される。比較器５は電流ブースタ７と電力増
幅器１と検波器２とで閉ループを成し、制御電圧Ｖｃ１
と検波電圧Ｖｄとの波高値を比較してその差を制御電圧
Ｖｃ２として電力増幅器１へ帰還して送信出力信号Ｐｏ
の波高値を自動制御している。送信出力信号Ｐｏの波高
値を任意に設定するために、制御電圧Ｖｃ１を可変抵抗
減衰器４により可変することにより基準電圧Ｖｒを可変
にしている。
路８１は第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１の元となる定電
流の矩形波信号を発生する。この矩形波信号は充放電回
路８２において、コンデンサと抵抗とからなる時定数回
路で充放電されてその立上りおよび立下りの傾きが滑ら
かに整形され、第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１として出
力される。この制御電圧Ｖｃ１は、電流ブースタ６によ
り電流増幅されて電力増幅器１に供給され、連続信号と
しての送信信号Ｐｉを変調する。変調された送信信号Ｐ
ｉは第１の台形状の包絡線を成し、その後電力増幅され
て第２の台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとして
電力増幅器１から出力される。つまり、電力増幅器１に
供給される制御電圧Ｖｃ１と電力増幅器１から出力する
送信出力信号Ｐｏとは図２に示すような非線形の関係に
あり、このような特性を持つ電力増幅器１に例えば図３
に示すような第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１を供給した
ときの電力増幅器１の出力は、図３に示すような第２の
台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとなる。検波器
２はこの送信出力信号Ｐｏの包絡線を検波し、第２の台
形状の包絡線を成す検波電圧Ｖｄを出力する。台形波発
生器８の出力の制御電圧Ｖｃ１は、可変抵抗減衰器４に
より所定の波高値に可変されて基準電圧Ｖｒとして比較
器５に供給される。比較器５は電流ブースタ７と電力増
幅器１と検波器２とで閉ループを成し、制御電圧Ｖｃ１
と検波電圧Ｖｄとの波高値を比較してその差を制御電圧
Ｖｃ２として電力増幅器１へ帰還して送信出力信号Ｐｏ
の波高値を自動制御している。送信出力信号Ｐｏの波高
値を任意に設定するために、制御電圧Ｖｃ１を可変抵抗
減衰器４により可変することにより基準電圧Ｖｒを可変
にしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この従来の出力電力制
御回路では、制御電圧Ｖｃ１の立上りおよび立下りは、
充放電回路８２のコンデンサあるいは抵抗の値を変えな
い限り固定され、任意の立上りおよび立下りの台形状の
波形にすることができない。このため、電力増幅器１の
特性の違いあるいは特性の変化により送信出力信号Ｐｏ
の包絡線が変化して電力スペクトルの拡がりが変化した
ときに、送信出力信号Ｐｏの包絡線を任意の立上りおよ
び立下りにして電力スペクトルの拡がりを所定の幅に制
御したいときに、任意に制御できない。
御回路では、制御電圧Ｖｃ１の立上りおよび立下りは、
充放電回路８２のコンデンサあるいは抵抗の値を変えな
い限り固定され、任意の立上りおよび立下りの台形状の
波形にすることができない。このため、電力増幅器１の
特性の違いあるいは特性の変化により送信出力信号Ｐｏ
の包絡線が変化して電力スペクトルの拡がりが変化した
ときに、送信出力信号Ｐｏの包絡線を任意の立上りおよ
び立下りにして電力スペクトルの拡がりを所定の幅に制
御したいときに、任意に制御できない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】複数種類の第１の台形状
波形を成すの第１の制御電圧を要求に応じて発生する第
１の手段と、前記第１の制御電圧を電流増幅する第２の
手段と、前記第２の手段の出力により連続波の送信信号
を変調し前記変調された送信信号を電力増幅して第２の
台形状波形の送信信号を生成するとともに前記第２の台
形状波形の送信信号の電力波高値を第２の制御電圧で制
御する第３の手段と、前記第３の手段により生成された
前記第２の台形状波形の送信信号の包絡線を検波する第
４の手段と、前記第１の制御電圧の電圧波高値を可変す
る第５の手段と、前記第４の手段の出力と前記第５の手
段の出力との電圧波高値を比較してこれらの差を前記第
２の制御電圧として出力する第６の手段と、前記第２の
制御電圧を電流増幅して前記第３の手段へ供給する第７
の手段とを備える。
波形を成すの第１の制御電圧を要求に応じて発生する第
１の手段と、前記第１の制御電圧を電流増幅する第２の
手段と、前記第２の手段の出力により連続波の送信信号
を変調し前記変調された送信信号を電力増幅して第２の
台形状波形の送信信号を生成するとともに前記第２の台
形状波形の送信信号の電力波高値を第２の制御電圧で制
御する第３の手段と、前記第３の手段により生成された
前記第２の台形状波形の送信信号の包絡線を検波する第
４の手段と、前記第１の制御電圧の電圧波高値を可変す
る第５の手段と、前記第４の手段の出力と前記第５の手
段の出力との電圧波高値を比較してこれらの差を前記第
２の制御電圧として出力する第６の手段と、前記第２の
制御電圧を電流増幅して前記第３の手段へ供給する第７
の手段とを備える。
【０００７】また、本発明による出力電力制御回路は、
前記第１の手段が、前記複数種類の前記第１の制御電圧
をそれぞれ予め時分割サンプリングした形で求めた各各
の波高値を前記種類ごとに予め決められたアドレスに記
憶しておき前記第１の制御電圧を要求に応じて生成する
ときに該当する前記アドレスから前記各各の波高値をサ
ンプリング時の順番で取出し前記各各の波高値対応に予
め決められた時間幅を持たせて階段状の立上りおよび立
下りを有する前記第１の制御電圧対応のディジタル信号
を出力する第８の手段と、前記ディジタル信号をアナロ
グ信号に変換する第９の手段とを備える。
前記第１の手段が、前記複数種類の前記第１の制御電圧
をそれぞれ予め時分割サンプリングした形で求めた各各
の波高値を前記種類ごとに予め決められたアドレスに記
憶しておき前記第１の制御電圧を要求に応じて生成する
ときに該当する前記アドレスから前記各各の波高値をサ
ンプリング時の順番で取出し前記各各の波高値対応に予
め決められた時間幅を持たせて階段状の立上りおよび立
下りを有する前記第１の制御電圧対応のディジタル信号
を出力する第８の手段と、前記ディジタル信号をアナロ
グ信号に変換する第９の手段とを備える。
【０００８】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。本発明の一実施例を示す図１を参照すると、出力電
力制御回路は、連続波としての送信信号Ｐｉを第１の台
形状の制御電圧Ｖｃ１により変調するとともに電力増幅
して第２の台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏを出
力する電力増幅器１と、送信出力信号Ｐｏを包絡線検波
して第２の台形状の検波電圧Ｖｄを出力する検波器２
と、任意の第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１を出力するデ
ータ保持回路３１およびディジタル／アナログ変換器３
２から成る台形波発生器３と、制御電圧Ｖｃ１の波高値
を可変して基準電圧Ｖｒとして出力する可変抵抗減衰器
と、基準電圧Ｖｒと検波電圧Ｖｄとの波高値を比較して
その差を制御電圧Ｖｃ２として電力増幅器１へ供給して
送信出力信号Ｐｏの波高値を制御する比較器５と、制御
電圧Ｖｃ１および制御電圧Ｖｃ２をそれぞれ電流増幅し
て電力増幅器１へ供給する電流ブースタ６および電流ブ
ースタ７と、制御電圧Ｖｃ１の波形を指定するコード情
報をデータ保持回路３１へ出力する波形指定器８とから
構成されている。
る。本発明の一実施例を示す図１を参照すると、出力電
力制御回路は、連続波としての送信信号Ｐｉを第１の台
形状の制御電圧Ｖｃ１により変調するとともに電力増幅
して第２の台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏを出
力する電力増幅器１と、送信出力信号Ｐｏを包絡線検波
して第２の台形状の検波電圧Ｖｄを出力する検波器２
と、任意の第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１を出力するデ
ータ保持回路３１およびディジタル／アナログ変換器３
２から成る台形波発生器３と、制御電圧Ｖｃ１の波高値
を可変して基準電圧Ｖｒとして出力する可変抵抗減衰器
と、基準電圧Ｖｒと検波電圧Ｖｄとの波高値を比較して
その差を制御電圧Ｖｃ２として電力増幅器１へ供給して
送信出力信号Ｐｏの波高値を制御する比較器５と、制御
電圧Ｖｃ１および制御電圧Ｖｃ２をそれぞれ電流増幅し
て電力増幅器１へ供給する電流ブースタ６および電流ブ
ースタ７と、制御電圧Ｖｃ１の波形を指定するコード情
報をデータ保持回路３１へ出力する波形指定器８とから
構成されている。
【０００９】図１，図２および図３を共に参照して詳述
すると、図２は、電力増幅器１に供給されて連続信号と
しての送信信号Ｐｉを変調する制御電圧Ｖｃ１とその変
調された送信信号Ｐｉが電力増幅されて出力される送信
出力信号Ｐｏとの関係を示した特性図であり、制御電圧
Ｖｃ１と送信出力信号Ｐｏとは非線形の関係にある。ま
た、図３は、電力増幅器１が図２の特性を持つときの電
力増幅器１に供給される第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１
の波形と、その制御電圧Ｖｃ１に対応して電力増幅器１
から出力される第２の台形状の送信出力信号Ｐｏの包絡
線との関係を示した波形図である。
すると、図２は、電力増幅器１に供給されて連続信号と
しての送信信号Ｐｉを変調する制御電圧Ｖｃ１とその変
調された送信信号Ｐｉが電力増幅されて出力される送信
出力信号Ｐｏとの関係を示した特性図であり、制御電圧
Ｖｃ１と送信出力信号Ｐｏとは非線形の関係にある。ま
た、図３は、電力増幅器１が図２の特性を持つときの電
力増幅器１に供給される第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１
の波形と、その制御電圧Ｖｃ１に対応して電力増幅器１
から出力される第２の台形状の送信出力信号Ｐｏの包絡
線との関係を示した波形図である。
【００１０】台形波発生器３において、データ保持回路
３１は、予め必要とする種類の予め決められる第１の任
意の台形状の制御電圧Ｖｃ１を所要ビットに時分割サン
プリングした形で求めた各各の波高値を、各各の種類ご
とに予め決められたアドレスに記憶しておき、第１の所
要の台形状の制御電圧Ｖｃ１を生成するときに該当する
アドレスから各各の波高値をサンプリング時の順番で取
出し、各各の波高値に予め決められた所定の時間幅を持
たせて出力する。つまり、それらの所定の時間幅を伴っ
た各各の波高値が時間軸で合成された際に、制御電圧Ｖ
ｃ１の立上りおよび立下り部分は階段状のディジタル信
号になる。データ保持回路３１から出力されるこの階段
状のディジタル信号はディジタル／アナログ変換器３２
においてアナログ信号に変換され、立上りおよび立下り
の滑かな第１の台形状の波形に整形されて制御電圧Ｖｃ
１として出力される。この制御電圧Ｖｃ１の立上りおよ
び立下りを任意に可変して第１の任意の台形状の制御電
圧Ｖｃ１を得るためには、予め必要とする種類の第１の
任意の台形状の制御電圧Ｖｃ１を、上述の第１の台形状
の制御電圧Ｖｃ１を求めたときと同じようにデータ保持
回路３１で処理することにより可能となる。つまり、予
め必要とする種類の第１の任意の台形状の制御電圧Ｖｃ
１を、それぞれ予め時分割サンプリングした形で求めた
各各の波高値を各各の波形の種類ごとに予め決められた
アドレスに記憶しておき、第１の所要の台形状の制御電
圧Ｖｃ１の波形を生成したいときに該当するアドレスか
ら各各の波高値をサンプリング時の順番で取出し、以
下、上述の第１の台形状の波形の制御電圧Ｖｃ１を求め
たときと同じように処理することにより第１の任意の台
形状の制御電圧Ｖｃ１を得ることができる。したがっ
て、データ保持回路３１において、図３に示される電力
増幅器１の制御電圧Ｖｃ１対送信出力信号Ｐｏ特性に応
じて、必要とする第１の任意の台形状の制御電圧Ｖｃ１
の波形を該当するアドレスを指定するだけで容易に得る
ことができる。
３１は、予め必要とする種類の予め決められる第１の任
意の台形状の制御電圧Ｖｃ１を所要ビットに時分割サン
プリングした形で求めた各各の波高値を、各各の種類ご
とに予め決められたアドレスに記憶しておき、第１の所
要の台形状の制御電圧Ｖｃ１を生成するときに該当する
アドレスから各各の波高値をサンプリング時の順番で取
出し、各各の波高値に予め決められた所定の時間幅を持
たせて出力する。つまり、それらの所定の時間幅を伴っ
た各各の波高値が時間軸で合成された際に、制御電圧Ｖ
ｃ１の立上りおよび立下り部分は階段状のディジタル信
号になる。データ保持回路３１から出力されるこの階段
状のディジタル信号はディジタル／アナログ変換器３２
においてアナログ信号に変換され、立上りおよび立下り
の滑かな第１の台形状の波形に整形されて制御電圧Ｖｃ
１として出力される。この制御電圧Ｖｃ１の立上りおよ
び立下りを任意に可変して第１の任意の台形状の制御電
圧Ｖｃ１を得るためには、予め必要とする種類の第１の
任意の台形状の制御電圧Ｖｃ１を、上述の第１の台形状
の制御電圧Ｖｃ１を求めたときと同じようにデータ保持
回路３１で処理することにより可能となる。つまり、予
め必要とする種類の第１の任意の台形状の制御電圧Ｖｃ
１を、それぞれ予め時分割サンプリングした形で求めた
各各の波高値を各各の波形の種類ごとに予め決められた
アドレスに記憶しておき、第１の所要の台形状の制御電
圧Ｖｃ１の波形を生成したいときに該当するアドレスか
ら各各の波高値をサンプリング時の順番で取出し、以
下、上述の第１の台形状の波形の制御電圧Ｖｃ１を求め
たときと同じように処理することにより第１の任意の台
形状の制御電圧Ｖｃ１を得ることができる。したがっ
て、データ保持回路３１において、図３に示される電力
増幅器１の制御電圧Ｖｃ１対送信出力信号Ｐｏ特性に応
じて、必要とする第１の任意の台形状の制御電圧Ｖｃ１
の波形を該当するアドレスを指定するだけで容易に得る
ことができる。
【００１１】台形波発生器３の出力の制御電圧Ｖｃ１
は、電流ブースタ６により電流増幅されて電力増幅器１
に供給され、連続信号としての送信信号Ｐｉを変調す
る。変調された送信信号Ｐｉは制御電圧Ｖｃ１と同じ第
１の台形状の包絡線を成し、その後電力増幅されて第２
の台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとして電力増
幅器１から出力される。つまり、電力増幅器１に供給さ
れる制御電圧Ｖｃ１と電力増幅器１から出力する送信出
力信号Ｐｏとは図２に示すような非線形の関係にあり、
このような特性を持つ電力増幅器１に例えば図３に示す
ような第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１を供給したときの
電力増幅器１の出力は、図３に示すような第２の台形状
の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとなる。検波器２はこ
の送信出力信号Ｐｏの包絡線を検波し、送信出力信号Ｐ
ｏと同じ第２の台形状の包絡線を成す検波電圧Ｖｄを出
力する。次に、台形波発生器３の出力の制御電圧Ｖｃ１
は、可変抵抗減衰器４により所定の波高値に可変されて
基準電圧Ｖｒとして比較器５に供給される。比較器５は
電流ブースタ７と電力増幅器１と検波器２とで閉ループ
を成し、制御電圧Ｖｃ１と検波電圧Ｖｄとの波高値を比
較してその差を制御電圧Ｖｃ２として電力増幅器１へ帰
還して送信出力信号Ｐｏの波高値を自動制御している。
送信出力信号Ｐｏの波高値を任意に設定するために、制
御電圧Ｖｃ１を可変抵抗減衰器４により可変することに
より基準電圧Ｖｒを可変にしている。
は、電流ブースタ６により電流増幅されて電力増幅器１
に供給され、連続信号としての送信信号Ｐｉを変調す
る。変調された送信信号Ｐｉは制御電圧Ｖｃ１と同じ第
１の台形状の包絡線を成し、その後電力増幅されて第２
の台形状の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとして電力増
幅器１から出力される。つまり、電力増幅器１に供給さ
れる制御電圧Ｖｃ１と電力増幅器１から出力する送信出
力信号Ｐｏとは図２に示すような非線形の関係にあり、
このような特性を持つ電力増幅器１に例えば図３に示す
ような第１の台形状の制御電圧Ｖｃ１を供給したときの
電力増幅器１の出力は、図３に示すような第２の台形状
の包絡線を成す送信出力信号Ｐｏとなる。検波器２はこ
の送信出力信号Ｐｏの包絡線を検波し、送信出力信号Ｐ
ｏと同じ第２の台形状の包絡線を成す検波電圧Ｖｄを出
力する。次に、台形波発生器３の出力の制御電圧Ｖｃ１
は、可変抵抗減衰器４により所定の波高値に可変されて
基準電圧Ｖｒとして比較器５に供給される。比較器５は
電流ブースタ７と電力増幅器１と検波器２とで閉ループ
を成し、制御電圧Ｖｃ１と検波電圧Ｖｄとの波高値を比
較してその差を制御電圧Ｖｃ２として電力増幅器１へ帰
還して送信出力信号Ｐｏの波高値を自動制御している。
送信出力信号Ｐｏの波高値を任意に設定するために、制
御電圧Ｖｃ１を可変抵抗減衰器４により可変することに
より基準電圧Ｖｒを可変にしている。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、任
意の立上りおよび立下りの台形状制御電圧を容易に発生
させることができ、その結果、送信出力信号の包絡線波
形を任意の立上りおよび立下りの台形状に波形制御でき
るので、送信出力信号の電力スペクトルの拡がりを所定
の幅に制御したい時に、任意に制御することができる。
意の立上りおよび立下りの台形状制御電圧を容易に発生
させることができ、その結果、送信出力信号の包絡線波
形を任意の立上りおよび立下りの台形状に波形制御でき
るので、送信出力信号の電力スペクトルの拡がりを所定
の幅に制御したい時に、任意に制御することができる。
【図１】本発明の一実施例の出力電力制御回路を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】同実施例の出力電力制御回路の制御電圧Ｖｃ１
と送信出力信号Ｐｏとの関係を示した特性図である。
と送信出力信号Ｐｏとの関係を示した特性図である。
【図３】同実施例の出力電力制御回路の制御電圧Ｖｃ１
の波形と送信出力信号Ｐｏの波形との関係を示した波形
図である。
の波形と送信出力信号Ｐｏの波形との関係を示した波形
図である。
【図４】従来の出力電力制御回路を示すブロック図であ
る。
る。
１ 電力増幅器 ２ 検波器 ３ 台形波発生器 ４ 比較器 ５ 可変抵抗減衰器 ６ 電流ブースタ ７ 電流ブースタ ３１ データ保持回路 ３２ ディジタル／アナログ変換回路 Ｐｉ 送信信号 Ｐｏ 送信出力信号 Ｖｄ 検波電圧 Ｖｒ 基準電圧 Ｖｃ１ 制御電圧 Ｖｃ２ 制御電圧
Claims (2)
- 【請求項１】 複数種類の第１の台形状波形を成すの第
１の制御電圧を要求に応じて発生する第１の手段と、 前記第１の制御電圧を電流増幅する第２の手段と、 前記第２の手段の出力により連続波の送信信号を変調し
前記変調された送信信号を電力増幅して第２の台形状波
形の送信信号を生成するとともに前記第２の台形状波形
の送信信号の電力波高値を第２の制御電圧で制御する第
３の手段と、 前記第３の手段により生成された前記第２の台形状波形
の送信信号の包絡線を検波する第４の手段と、 前記第１の制御電圧の電圧波高値を可変する第５の手段
と、 前記第４の手段の出力と前記第５の手段の出力との電圧
波高値を比較してこれらの差を前記第２の制御電圧とし
て出力する第６の手段と、 前記第２の制御電圧を電流増幅して前記第３の手段へ供
給する第７の手段と、 を備えることを特徴とする出力電力制御回路。 - 【請求項２】前記第１の手段が、前記複数種類の前記第
１の制御電圧をそれぞれ予め時分割サンプリングした形
で求めた各各の波高値を前記種類ごとに予め決められた
アドレスに記憶しておき前記第１の制御電圧を要求に応
じて生成するときに該当する前記アドレスから前記各各
の波高値をサンプリング時の順番で取出し前記各各の波
高値対応に予め決められた時間幅を持たせて階段状の立
上りおよび立下りを有する前記第１の制御電圧対応のデ
ィジタル信号を出力する第８の手段と、前記ディジタル
信号をアナログ信号に変換する第９の手段とを備えるこ
とを特徴とする請求項１記載の出力電力制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11437692A JPH05316012A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 出力電力制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11437692A JPH05316012A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 出力電力制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05316012A true JPH05316012A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14636145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11437692A Withdrawn JPH05316012A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 出力電力制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05316012A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0720286A2 (en) | 1994-12-30 | 1996-07-03 | Nec Corporation | Output control circuit for transmission power amplifying circuit |
| CN100445756C (zh) * | 2004-10-29 | 2008-12-24 | 松下电器产业株式会社 | 电压检测电路、过电流检测电路、充电电流控制系统及电压检测方法 |
| EP2073380A2 (en) | 2007-12-20 | 2009-06-24 | Fujitsu Ltd. | Controllable supply voltage circuit for power amplifier |
| CN102598504A (zh) * | 2010-01-07 | 2012-07-18 | 松下电器产业株式会社 | 放大装置 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP11437692A patent/JPH05316012A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0720286A2 (en) | 1994-12-30 | 1996-07-03 | Nec Corporation | Output control circuit for transmission power amplifying circuit |
| CN100445756C (zh) * | 2004-10-29 | 2008-12-24 | 松下电器产业株式会社 | 电压检测电路、过电流检测电路、充电电流控制系统及电压检测方法 |
| EP2073380A2 (en) | 2007-12-20 | 2009-06-24 | Fujitsu Ltd. | Controllable supply voltage circuit for power amplifier |
| US8154341B2 (en) | 2007-12-20 | 2012-04-10 | Fujitsu Limited | Power amplifying apparatus |
| CN102598504A (zh) * | 2010-01-07 | 2012-07-18 | 松下电器产业株式会社 | 放大装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |