JPH0531477Y2 - - Google Patents

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JPH0531477Y2
JPH0531477Y2 JP4677687U JP4677687U JPH0531477Y2 JP H0531477 Y2 JPH0531477 Y2 JP H0531477Y2 JP 4677687 U JP4677687 U JP 4677687U JP 4677687 U JP4677687 U JP 4677687U JP H0531477 Y2 JPH0531477 Y2 JP H0531477Y2
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plate
spring
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hung
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えばダンパー装置において、通風
温度に応じて通路を所望状態に開閉するフラツプ
板の如き可動板を、自動的に正逆方向に回動させ
る駆動機構の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のダンパー装置におけるフラツプ板の駆動
機構は、第3図に示す如く、フラツプ板1を平板
で構成し、該平板状フラツプ板1の中央部両側に
回動軸2を一体に設けて、該回動軸2を介してダ
ンパー装置の通風通路5内に回動可能に設置する
一方、該フラツプ板1に引張コイル状の形状記憶
合金ばね3とバイアスばね4を夫々掛装する構造
となつている。
そして、通風温度に応じて通路5の低温口5a
と高温口5bを開閉切り替えする場合に、エアコ
ン等から通路5に供給される通風が低温の時は、
第3図の実線で示す如く、該低温度を感知して形
状記憶合金ばね3が伸長して、バイアスばね4が
該形状記憶合金ばね3のばね圧に打ち勝つて収縮
するので、平板状フラツプ板1は図中時計方向に
回動して、低温口5aを開放し高温口5bを閉塞
して、低温通風の通過を許容する。
然し、斯る状態にあつて、通路5に高温通風が
供給されると、第3図の仮想線で示す如く、今度
は該高温度を形状記憶合金ばね3が感知して、バ
イアスばね4のばね圧に打ち勝ちながら収縮する
ので、平板状フラツプ板1は図中反時計方向に回
動して、高温口5bを開放し低温口5aを閉塞し
て、高温通風の通過を許容するものである。
「考案が解決しようとする問題点」 然し乍ら、上記従来の駆動機構は、既述した如
く、フラツプ板1を平板で構成して、自身の中央
部に設けられた回動軸2を支点として、正逆方向
に回動させる構造を採用しているので、自ずとフ
ラツプ板1の回動角度θ1が大きくなる問題点を
有していた。
従つて、従来にあつては、斯る大きな回動角度
θ1に応じて、形状記憶合金ばね3とバイアスば
ね4の伸縮ストロークも必然的に長くなるので、
これに起因して機構自体が大型化すると共に、通
路5の開閉切り替え時に、それだけ風圧の影響を
受け易くなるので、フラツプ板1の迅速確実な回
動が得られなくなるばかりか、風圧の影響を解消
するためには、各ばね3,4に比較的高出力のも
のを使用しなければならないので、コスト高とな
る嫌いがあつた。
「問題点を解決するための手段」 而して、本考案は斯る従来駆動機構の問題点を
有効に解決するために開発されたもので、可動板
に形状記憶合金ばねとバイアスばねを夫々掛装
し、温度変化に伴う該両ばねのばね圧の差で、可
動板を回動軸を支点として正逆方向に回動させる
駆動機構を前提として、可動板を一定の展開角度
をもつて連接された一対の閉塞板部で構成し、該
一対の閉塞板部の連接基部に回動軸を設けると共
に、一方の閉塞板部に形状記憶合金ばねを掛装
し、他方の閉塞板部にバイアスばねを掛装する構
成を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつて、一対の閉塞板部の連
接基部に設けられた回動軸を介して、可動板をダ
ンパー装置等の通路内に設置すれば、可動板を構
成する一対の閉塞板部は、常に一定の展開角度を
維持して回動できるので、温度変化に伴う形状記
憶合金ばねとバイアスばねのばね圧の差で正逆方
向に回動する場合には、小さな回動角度をもつて
正逆方向に完全回動することが可能となる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、図示する実施例も、ダンパー装置にお
けるフラツプ板の駆動機構に実施応用したもの
で、且つ該フラツプ板に形状記憶合金ばねとバイ
アスばねを夫々掛装して、温度変化に伴う該両ば
ねのばね圧の差で、フラツプ板を自身の回動軸を
支点として、正逆方向に回動させる構成を前提と
したものであるが、特徴とするところは、以下の
構成に存する。
即ち、本実施例にあつては、第1図・第2図に
示す如く、フラツプ板11を一定の展開角度Aを
もつて連接された一対の閉塞板部11a,11b
で構成し、該一対の閉塞板部11a,11bの連
接基部の両側に回動軸12を設けて、該各回動軸
12を介してダンパー装置の通風通路15内に回
動可能に設置する。
そして、上記一方の閉塞板部11aに形状記憶
合金ばね13を掛装し、他方の閉塞板部11bに
バイアスばね14を掛装して、温度変化に伴う該
両ばね13,14のばね圧の差で、フラツプ板1
1を上記回動軸12を支点として正逆方向に回動
させるものである。
従つて、一対の閉塞板部11a,11bから成
るフラツプ板11にあつては、該各閉塞板部11
a,11bの展開角度Aを維持して、正逆方向に
回動することとなるので、この展開角度Aに応じ
て自身の回動角度θ2を小さくすることが可能と
なる。
尚、実施例にあつては、形状記憶合金ばね13
として、従来と同様に、高温時は収縮し低温時は
伸長するように熱処理された引張コイルばねを使
用しているが、逆に低温時は収縮し高温時は伸長
するものを使用することも実施に応じ任意であ
る。
依つて、斯る構成の駆動機構をダンパー装置に
応用する場合には、該ダンパー装置の通風通路1
5の低温口15aと高温口15bの分岐位置に、
回動軸12を介してフラツプ板11を回動可能に
設置して、該フラツプ板11の一方の閉塞板部1
1aに形状記憶合金ばね13を、他方の閉塞板部
11bにバイアスばね14を夫々掛装する。
そして、通路15に供給される通風が低温の時
は、第1図に示す如く、該低温度を感知して形状
記憶合金ばね13が伸長して、バイアスばね14
が該形状記憶合金ばね13のばね圧に打ち勝つて
収縮するので、フラツプ板11は、自身の一方の
閉塞板部11aを低温口15a側の壁面に当接
し、他方の閉塞板部11bを通路15の壁面に設
けられたストツパー16bに当接する状態となる
まで、既述の展開角度Aを維持して図中時計方向
に回動し、低温口15aと開放し高温口15bを
閉塞して、低温通風の通過を許容する。
然し、斯る状態にあつて、通路15に高温通風
が供給されると、該高温度を形状記憶合金ばね1
3が感知して、バイアスばね14のばね圧に打ち
勝ちながら収縮するので、今度は第2図に示す如
く、フラツプ板11は、自身の他方の閉塞板部1
1bを高温口15b側の壁面に当接し、一方の閉
塞板部11aを通路15の壁面に設けられたスト
ツパー16aに当接する状態となるまで、同じく
展開角度Aを維持して図中反時計方向に回動し、
高温口15bを開放し低温口15aを閉塞して、
高温通風の通過を許容することとなる。
従つて、いずれにしても、本実施例にあつて
は、フラツプ板11を一定の展開角度Aをもつて
連接された一対の閉塞板部11a,11bで構成
し、該一対の閉塞板部11a,11bの連接基部
に設けられた回動軸12を支点として、フラツプ
板11を正逆方向に回動させるものであるから、
上記各閉塞板部11a,11bの展開角度Aによ
り、通路15の開閉切り替え時のフラツプ板11
の回動角度θ2を、従来と比し小さくできるの
で、各ばね13,14の伸縮ストロークも短くで
きると共に、特に従来程風圧の影響を受けないの
で、比較的小出力のばね13,14を用いても、
フラツプ板11の迅速確実な回動が保障されるこ
ととなる。
尚、上記実施例は、ダンパー装置に実施応用し
たものであるが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、温度変化に応じてフラツプ板11の如
き可動板を、正逆方向に回動させる必要がある例
えばルーバー装置等に対しても、容易に実施応用
できることは言うまでもない。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、可動板を一定の展開角
度をもつて連接された一対の閉塞板部で構成し、
該一対の閉塞板部の連接基部に回動軸を設けると
共に、一方の閉塞板部に形状記憶合金ばねを掛装
し、他方の閉塞板部にバイアスばねを掛装したこ
とを特徴とするものであるから、従来と比し可動
板の回動角度を可能な限り小さくすることが可能
となつて、形状記憶合金ばねとバイアスばねの伸
縮ストロークも短くできるばかりか、特に従来程
風圧の影響を受けなくなるので、比較的小出力の
ばねを用いても、可動板の迅速確実な正逆回動が
保障されることとなる。
従つて、本考案は、駆動機構自体の小型化・コ
スト低廉化に貢献できることとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る駆動機構の低温
時における作動状態を示す要部断面図、第2図は
同駆動機構の高温時における作動状態を示す要部
断面図、第3図は従来の駆動機構の低高温時の作
動状態を示す要部断面図である。 11……フラツプ板(可動板)、11a……一
方の閉塞板部、11b……他方の閉塞板部、12
……回動軸、13……形状記憶合金ばね、14…
…バイアスばね、15……通風通路、15a……
通路の低温口、15b……通路の高温口、A……
展開角度、θ2……回動角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動板に形状記憶合金ばねとバイアスばねを
    夫々掛装し、温度変化に伴う該両ばねのばね圧の
    差で、可動板を回動軸を支点として正逆方向に回
    動させる駆動機構であつて、上記可動板を一定の
    展開角度をもつて連接された一対の閉塞板部で構
    成し、該一対の閉塞板部の連接基部に回動軸を設
    けると共に、一方の閉塞板部に形状記憶合金ばね
    を掛装し、他方の閉塞板部にバイアスばねを掛装
    したことを特徴とする可動板の駆動機構。
JP4677687U 1987-03-31 1987-03-31 Expired - Lifetime JPH0531477Y2 (ja)

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JPS63155938U JPS63155938U (ja) 1988-10-13
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JP2001059642A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Takenaka Komuten Co Ltd 蓄熱型空調設備及びこれに用いる空気吹き出し口
JP2015055434A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社 テスク資材販売 空調システム

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JPS63155938U (ja) 1988-10-13

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