JPH05312395A - ダンパの位置決め装置 - Google Patents

ダンパの位置決め装置

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JPH05312395A
JPH05312395A JP12023592A JP12023592A JPH05312395A JP H05312395 A JPH05312395 A JP H05312395A JP 12023592 A JP12023592 A JP 12023592A JP 12023592 A JP12023592 A JP 12023592A JP H05312395 A JPH05312395 A JP H05312395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
shaft
casing
thrust direction
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12023592A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Inayoshi
悟志 稲吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP12023592A priority Critical patent/JPH05312395A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフトに一体化されたダンパとケーシング
のボス部とのギャップの厳密な管理をなくすようにす
る。 【構成】 ダンパ3の幅寸法に対して充分小さな寸法の
凸部14をシャフト4の中央部に形成して、その凸部1
4をシャフト4のスラスト方向に平行な側壁部7に形成
された円弧状の凹部11に嵌め合わせるようにした。こ
のため、凹部11と凸部14とのギャップを小さくする
ことが可能となるので、ダンパ3のスラスト方向の位置
が決まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用空気調和
装置に組み込まれるダンパの位置決め装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図3に示したように、
内部に車室内に向かう空気が流れる空気流路101が形
成されたケーシング102と、空気流路101の開度を
調節するダンパ103と、ケーシング102の軸支部1
04、105に両端部が回転自在に支持され、ダンパ1
03に一体化されたシャフト106とを備えた車両用空
気調和装置(以下従来の技術と呼ぶ)が知られている。
【0003】なお、ダンパ103のスラスト方向の位置
決めは、ダンパ103の一方側を軸支部104に当接さ
せることにより行われる。また、ダンパ103の他方側
と軸支部105とのギャップgは、ダンパ103の幅寸
法wを100mm〜200mmに設定されている場合に、ケ
ーシング102とダンパ103との温度差による熱膨張
量の差または熱収縮量の差を見込んで0.5mm〜1.3
mmに設定されている。このように、ギャップgを設定す
ることによって、ダンパ103の両側が両方の軸支部1
04、105に接触し、ダンパ103の操作力が大きく
なったり、異音を発生したりするという不具合を防ぐよ
うにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、ダンパ103の幅寸法が100mm〜200
mmに設定されているため製品公差が大きく、ダンパ10
3のスラスト方向のがたつきも大きい。したがって、ケ
ーシング102へのダンパ103とシャフト106の組
付作業時に、ダンパ103と軸支部105とのギャップ
gを厳密に管理する必要があった。本発明は、ダンパと
軸支部とのギャップの管理が不要なダンパの位置決め装
置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダンパと一体
化されたシャフトと、このシャフトの端部を回転自在に
支持する軸支部を有するケーシングとを備え、前記シャ
フトは、スラスト方向に略直交する方向に、前記ダンパ
の幅寸法に対して充分小さな寸法の凸部または凹部等の
嵌合部を有し、前記ケーシングは、前記シャフトのスラ
スト方向に平行な側壁部を有し、且つこの側壁部に、前
記嵌合部が摺動自在に嵌め合わされる被嵌合部を有する
技術手段を採用した。
【0006】
【作用】本発明は、嵌合部がダンパの幅寸法に対して1
0分の1以下程度の充分小さな寸法のため、製品公差が
極めて小さい。さらに、ケーシングとダンパとの温度差
による熱膨張量または熱収縮量も小さいので、シャフト
のスラスト方向に略直交する方向に形成された凸部また
は凹部等の嵌合部と、ケーシングのシャフトのスラスト
方向に平行な側壁部に形成された被嵌合部とのギャップ
を小さくすることが可能となる。よって、ケーシングへ
のダンパとシャフトの組付作業時に、シャフトの嵌合部
を、ケーシングの被嵌合部に嵌め合わすだけで、ダンパ
のスラスト方向の位置決めがなされる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明のダンパの位置決め装置を車
両用空気調和装置に用いた場合の実施例を図1および図
2に示す。車両用空気調和装置1は、車室内に空気を送
るためのケーシング2と、このケーシング2内に配され
たダンパ3と、このダンパ3と一体化されたシャフト4
とを備えている。
【0008】ケーシング2は、樹脂製で、シャフト4の
スラスト方向に略直交する方向に配された対向壁部5、
6、およびシャフト4のスラスト方向に平行な側壁部7
等からなり、内部に空気が流れる空気流路8が形成され
ている。対向壁部5、6には、シャフト4の両端部をそ
れぞれ回動自在に支持する軸支部であるボス部9、10
が空気流路8側に突出するように形成されている。ま
た、側壁部7のシャフト4との対向面には、凹部11が
対向面の形状に沿って円弧状に形成されている。この凹
部11は、本発明の被嵌合部であって、例えば3.1mm
〜3.5mmの幅寸法を持ち、ダンパ3の回転方向のガイ
ドも兼ねる。
【0009】ダンパ3は、例えば100mm〜200mmの
幅寸法W1 の板状に形成されており、回転角に応じて空
気流路8の開度を変更することによって、車室内への空
気量を調節するものである。また、ダンパ3の左右辺
は、対向壁部5、6に平行方向に延ばされている。そし
て、ダンパ3の左右辺とボス部9、10との間には、例
えば0.5mm〜1.3mmの寸法のギャップG1 が形成さ
れている。この実施例では、ダンパ3とシャフト4とが
樹脂により一体的に形成されている。
【0010】シャフト4は、丸棒状に形成されており、
ダンパ3の上辺に位置する。このシャフト4は、ダンパ
3の左辺よりスラスト方向の外方に延ばされた左端部1
2がボス部9を貫通しており、ダンパ3の右辺よりスラ
スト方向の外方に延ばされた右端部13がボス部10を
貫通している。また、シャフト4は、中央部分であって
ダンパ3の形成位置と逆側より側壁部7に向かって突出
した凸部14を一体的に形成している。この凸部14
は、本発明の嵌合部であって、凹部11に摺動自在に嵌
め合わされ、ダンパ3の幅寸法に対して充分小さな寸
法、好ましくは10分の1以下程度の寸法(例えば2mm
〜3mm程度)W2 を持ち、凹部11とのギャップG2
例えば0.5mm〜1.1mm程度である。
【0011】なお、シャフト4は、車室内のコントロー
ルパネル(図示せず)に設置された操作レバー(図示せ
ず)または操作スイッチ(図示せず)を操作することに
より、リンク機構(図示せず)等を介して駆動される。
また、コンピュータ(図示せず)により車室内の温度、
車室内の希望温度等に応じてシャフト4を自動制御して
も良い。
【0012】つぎに、この車両用空気調和装置1の作用
を図1および図2に基づいて簡単に説明する。ケーシン
グ2にダンパ3を一体化したシャフト4を組み付ける場
合には、シャフト4の左端部12と右端部13をそれぞ
れボス部9、10に差し込んだ後に、シャフト4の凸部
14を凹部11に嵌め合わす。これにより、ダンパ3の
スラスト方向の位置決めがなされる。
【0013】なお、凸部14がダンパ3の幅寸法(例え
ば100mm〜200mm)W1 の10分の1以下の寸法
(例えば2mm〜3mm程度)W2 に設定されているので、
空気流路8に高温の温風が流れている場合のケーシング
2とダンパ3との温度差による熱膨張量の差、あるいは
空気流路8に低温の冷風が流れている場合のケーシング
2とダンパ3との温度差による熱収縮量の差や、製品公
差を考慮しても凹部11と凸部14とのギャップG2
極めて小さい寸法(例えば0.5mm〜1.1mm程度)に
抑えることができる。
【0014】また、凹部11や凸部14の製品公差によ
り、ダンパ3のスラスト方向のがたつきを防止すること
ができるので、ダンパ3の左辺部とボス部9とのギャッ
プG 1 またはダンパ3の右辺部とボス部10とのギャッ
プG1 を厳密に管理することなく、ダンパ3の左辺部と
右辺部とが両方のボス部9、10に共に接触することを
防止できる。この結果、ダンパ3の操作力が大きくなっ
たり、異音を発生したりすることを確実に防止すること
ができる。なお、凹部11と凸部14とのギャップG2
が製品公差等により小さくなって凸部14の両側が対向
する凹部14の内壁に接触しても、凹部11と凸部14
との接触面積がダンパ3とボス部9、10との接触面積
の10分の1以下となるのでダンパ3の操作力への影響
は少ない。
【0015】〔変形例〕本実施例では、本発明を車両用
空気調和装置に用いたが、本発明を流体の流量を制御す
るダンパ、流体の流れ方向を変更するダンパ等の位置決
め装置に用いても良い。本発明をダンパの上下方向の途
中にシャフトが設けられているバタフライダンパ等に適
用しても良い。本実施例では、ダンパ3とシャフト4を
樹脂により一体的に形成したが、ダンパとシャフトを別
途形成しても良い。例えば、シャフトを樹脂により形成
し、ダンパを鉄板により形成して、両者をリベット、接
着材等で固定するようにしても良い。本実施例では、嵌
合部として凸部を設けたが、嵌合部として凹部を設けて
も良い。この場合には、被嵌合部は凸部または突条部と
なる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ケーシングへのダンパとシャ
フトの組付作業時に、シャフトの嵌合部とケーシングの
被嵌合部とを嵌め合わすことにより、ダンパのスラスト
方向の位置決めを行うことができるので、ダンパとケー
シングの軸支部とのギャップを厳密に管理する必要はな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用空気調和装置を示した断面図で
ある。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の車両用空気調和装置を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 2 ケーシング 3 ダンパ 4 シャフト 7 側壁部 9 ボス部(軸支部) 10 ボス部(軸支部) 11 凹部(被嵌合部) 14 凸部(嵌合部) G1 ダンパとボス部との間のギャップ G2 凹部と凸部との間のギャップ W1 ダンパの幅寸法 W2 凸部の寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパと一体化されたシャフトと、この
    シャフトの端部を回転自在に支持する軸支部を有するケ
    ーシングとを備え、 前記シャフトは、スラスト方向に略直交する方向に、前
    記ダンパの幅寸法に対して充分小さな寸法の凸部または
    凹部等の嵌合部を有し、 前記ケーシングは、前記シャフトのスラスト方向に平行
    な側壁部を有し、且つこの側壁部に、前記嵌合部が摺動
    自在に嵌め合わされる被嵌合部を有することを特徴とす
    るダンパの位置決め装置。
JP12023592A 1992-05-13 1992-05-13 ダンパの位置決め装置 Pending JPH05312395A (ja)

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JP12023592A JPH05312395A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 ダンパの位置決め装置

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JP12023592A JPH05312395A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 ダンパの位置決め装置

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JPH05312395A true JPH05312395A (ja) 1993-11-22

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JP12023592A Pending JPH05312395A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 ダンパの位置決め装置

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