JPH05308439A - 電話機 - Google Patents
電話機Info
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- JPH05308439A JPH05308439A JP4112558A JP11255892A JPH05308439A JP H05308439 A JPH05308439 A JP H05308439A JP 4112558 A JP4112558 A JP 4112558A JP 11255892 A JP11255892 A JP 11255892A JP H05308439 A JPH05308439 A JP H05308439A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電話機に関し、とくにファクシミリ装置から
誤って着信されたとき、前記ファクシミリ装置からのリ
ダイヤルを停止させ、ファクシミリ装置から電話機への
不要な着信を最小限に抑えるようにしたものである。 【構成】 ファクシミリ信号を送受信するファクシミリ
信号制御部１と、通話およびダイヤル動作を行う電話部
２を有し、ファクシミリ装置からの着信に対して応答し
て正常にファクシミリ通信を完了させ、以後前記ファク
シミリ装置からのリダイヤルを停止させるように構成す
る。
誤って着信されたとき、前記ファクシミリ装置からのリ
ダイヤルを停止させ、ファクシミリ装置から電話機への
不要な着信を最小限に抑えるようにしたものである。 【構成】 ファクシミリ信号を送受信するファクシミリ
信号制御部１と、通話およびダイヤル動作を行う電話部
２を有し、ファクシミリ装置からの着信に対して応答し
て正常にファクシミリ通信を完了させ、以後前記ファク
シミリ装置からのリダイヤルを停止させるように構成す
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電話機に関し、特にファ
クシミリ装置から誤って着信されたとき、前記ファクシ
ミリ装置からのリダイヤルを停止させ、ファクシミリ装
置から電話機への不要な着信を最小限に抑えるようにし
たものである。 【０００２】 【従来の技術】近年のファクシミリ装置の急激な普及に
伴い、送信操作を行ったファクシミリ装置におけるダイ
ヤル間違いにより、ファクシミリ装置が接続されていな
い電話機に対して発信するという問題が発生している。 【０００３】通常ファクシミリ装置ではダイヤル先と正
常に通信出来なかったとき、予め設定された回数のリダ
イヤルを一定の間隔で行っている。また通信料金の安い
夜間を利用して送信したり、或いは夜間にタイマー送信
することも行われている。 【０００４】従ってダイヤル間違いにより電話機に対し
てファクシミリ送信が行われたとき、着信された電話機
では呼出し音が長時間断続的に発生したり他の電話から
の着信が妨害されたり、この様なことが夜間でも行われ
るという迷惑を受け、社会的な問題になっている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
話機では、ダイヤル間違いによるファクシミリの着信に
対しては、送信側がリダイヤルを止めるまで応答する
か、回線から電話機を切り離しておくという対処療法的
手段しかなかった。 【０００６】このためファクシミリ装置からリダイヤル
している間は着信の度に応答しなければならないという
手間がかかり、また他の電話からの着信が妨害され電話
機が使えないという問題が生じていた。 【０００７】従って本発明の目的は、このような問題を
改善するために、ダイヤル間違いによるファクシミリの
着信に対してファクシミリ信号で応答して通信を正常に
終了させ、以後のリダイヤルを止めることにより被る被
害を最小限におさえるようにしたファクシミリ装置を提
供することである。 【０００８】 【課題を解決するための手段】このため本発明では、図
１に示すように、電話機にファクシミリ信号制御部１
と、電話部２を設ける。ファクシミリ信号制御部１はフ
ァクシミリ信号や画データを変復調して電話回線を通じ
て通信するものである。また電話部２は通常の電話及び
ダイヤルを行うものである。 【０００９】 【作用】本発明では、電話機に着信した信号についてフ
ァクシミリ信号制御部１がファクシミリ信号を監視し
て、送信相手がファクシミリの場合、相手のファクシミ
リ装置からの信号に応答してファクシミリ通信を正常終
了させる。これにより相手のファクシミリ装置からのリ
ダイヤルを抑制して、これにより受ける被害を防ぐこと
ができる。 【００１０】 【実施例】本発明の一実施例を図２及び図３について説
明する。図２は本発明の一実施例構成図であり、図３は
その動作説明図である。図２において他図と同一符号は
同一部を示し、３は表示部である。 【００１１】ファクシミリ信号制御部１はファクシミリ
装置としてのプロトコル信号を送受信制御するものであ
り、マイクロプロセッサ１３を有する制御部１０と、モ
デム１１と、回線制御部１２を具備している。 【００１２】なおマイクロプロセッサ１３には図示省略
したメモリ（ＲＯＭ，ＲＡＭ）が設けられており、プロ
トコルを保持したり、相手番号を一時格納したりするも
のである。 【００１３】電話部２は電話機としての機能をはたすも
のであり、ハンドセット２０、通話回路２１、操作部２
２、ダイヤル部２３、リンガー音発生部２４を有する。
なお操作部２２はテンキーその他のキーパット部分であ
り、ここで操作されたキー対応にダイヤル部２３からダ
イヤル信号が出力される。 【００１４】本発明の動作をファクシミリ装置から間違
いダイヤルされたときについて図３を参照して説明す
る。 図３の信号シーケンスにおいて、Ｓで示すファクシミ
リ装置から間違いダイヤルされたとき、交換機は、Ｒで
示す本発明の電話機に対してリンガを送出する。これに
より図２に示すリンガー音発生部２４がリンガ音を発生
させて、着信を人にしらせる。ハンドセット２０を持ち
上げて応答すると，回線制御部１２がループを形成し、
相手ファクシミリ装置からファクシミリであることを示
すＣＮＧ信号が伝達される。 【００１５】このＣＮＧ信号がモデム１１のトーン検
出部１４により検出されると、これが制御部１０に通知
されて、相手がファクシミリであることが認識される。 これにより制御部１０はマイクロプロセッサ１３によ
りファクシミリの前手順を実行させる。即ちＣＥＤ信号
とＤＩＳ信号を出力し、これらを順次モデム１１で変調
し、回線制御部１２により送信する。これらを受けて相
手ファクシミリ装置からＴＳＩ信号、ＤＣＳ信号、ＴＣ
Ｆ信号が伝送される。これに応じて制御部１０はＣＦＲ
信号を送信する。 【００１６】それから制御部１０はマイクロプロセッ
サ１３により、前記ＴＳＩ信号に含まれている相手ファ
クシミリ装置の電話番号を抽出してこれを表示部３に表
示するとともに、必要に応じてメモリに格納する。 【００１７】相手ファクシミリ装置は前記ＣＦＲ信号
を受信したのちに画データＰＩＸを送信するが、電話機
ではこの受信した画データを保持せずこれを破棄する。
画データを破棄するのでモデム１１には３００ｂｐｓ
（プロトコル用）のＶ２１のモデムのみを用意すればよ
い。 【００１８】そして制御部１０はマイクロプロセッサ
１３により、前記画データＰＩＸに続きＥＯＰ信号が伝
達されたとき、これに対してＭＣＦ信号を送り、相手フ
ァクシミリ装置からＤＣＮ信号を受信し、このようなフ
ァクシミリの後手順を実行する。 【００１９】このようにして間違いファクシミリに対し
て疑似的にファクシミリ受信を行うので、相手ファクシ
ミリ装置では正常に送信されたものと判断し、リダイヤ
ルすることはない。なお電話機側では、表示されている
相手ファクシミリ装置の電話番号に対して、適宜メッセ
ージを自分のファクシミリ装置より送信することが出来
る。なお相手ファクシミリ装置に対して通知することを
考慮しないときは、当然のことながら表示部３を省略で
きる。 【００２０】本発明の第２の実施例を図４〜図７に基づ
き説明する。図４は本発明の第２の実施例の構成図、図
５は間違いファクシミリ着信に対する動作説明図、図６
は間違いファクシミリ装置に対する送信動作説明図、図
７は間違いファクシミリに対して送信する画データの一
例である。 【００２１】図３において他図と同一符号は同一部を示
し、４はＲＯＭであり間違いファクシミリに対して送信
する画データを格納するもの、５はＲＡＭであり間違っ
て送信された画データを一時的に格納するものである。 【００２２】本発明の第２の実施例では間違いファクシ
ミリに対して画データを送信して相手に対してこれを明
確に伝達するようにしたものである。この為モデム１１
には、３００ｂｐｓ（プロトコル用）のＶ２１のほか
に、２４００および４８００ｂｐｓ（ＰＩＸ用）のＶ２
７ｔｅｒ又は７２００および９６００ｂｐｓ（ＰＩＸ
用）のＶ２９の２種類のモデムが用意されている。 【００２３】図５の信号シーケンスにおいて、Ｓで示
すファクシミリ装置から間違いダイヤルされたとき、交
換機は、Ｒで示す本発明の電話機に対してリンガを送出
する。これにより図４に示すリンガー音発生部２４がリ
ンガ音を発生させて、着信を人にしらせる。ハンドセッ
ト２０を持ち上げて応答すると，回線制御部１２がルー
プを形成し、相手ファクシミリ装置からファクシミリで
あることを示すＣＮＧ信号が伝達される。 【００２４】このＣＮＧ信号がモデム１１のトーン検
出部１４により検出されると、これが制御部１０に通知
されて、相手がファクシミリであることが認識される。 これにより制御部１０はマイクロプロセッサ１３によ
りファクシミリの前手順を実行させる。即ちＣＥＤ信号
とＤＩＳ信号を出力し、これらを順次モデム１１で変調
し、回線制御部１２により送信する。これらを受けて相
手ファクシミリ装置からＴＳＩ信号、ＤＣＳ信号、ＴＣ
Ｆ信号が伝送される。これに応じて制御部１０はＣＦＲ
信号を送信する。 【００２５】それから制御部１０はマイクロプロセッ
サ１３により、前記ＴＳＩ信号に含まれている相手ファ
クシミリ装置の電話番号を抽出してこれを表示部３に表
示するとともに、必要に応じてメモリに格納する。 【００２６】相手ファクシミリ装置は前記ＣＦＲ信号
を受信したのちに画データＰＩＸを送信する。制御部１
０はマイクロプロセッサ１３によりこの画データＰＩＸ
をＲＡＭ５に保持する。 【００２７】そして制御部１０はマイクロプロセッサ
１３により、前記画データＰＩＸに続きＥＯＰ信号が伝
達されたとき、これに対してＭＣＦ信号をおくり、相手
ファクシミリ装置からＤＣＮ信号を受信し、このような
ファクシミリの後手順を終了する。 【００２８】この様にして通信が正常に終了すると、以
降は相手からのリダイヤルは行われない。そして次にこ
の電話機から相手ファクシミリ装置に対して、図６に示
すようなシーケンスにより、間違いファクシミリであっ
たことを通知する。 【００２９】´電話機は、前記ＤＣＮ信号を受信して
回線制御部１２が回線断を行ったあと、制御部１０はマ
イクロプロセッサ１３により先に保持していた相手ファ
クシミリ装置の電話番号をマイクロプロセッサのメモリ
より抽出して、ダイヤル部２３にこれを伝達してダイヤ
ルを行わせる。これにより交換機はＳで示す、間違い元
である相手ファクシミリ装置に対してリンガを送出す
る。相手ファクシミリ装置がこれをうけてループを形成
し、これに対して電話機では制御部１０がマイクロプロ
セッサ１３に対してＣＮＧ信号を出力させる。 【００３０】´このＣＮＧ信号が相手ファクシミリ装
置により検出されると、ファクシミリの前手順が実行さ
れる。すなわち相手ファクシミリ装置はＣＥＤ信号を出
力し、それからＣＳＩ信号とＤＩＳ信号を出力する。電
話機はこれらを受けて制御部１０がマイクロプロセッサ
１３に対してＤＣＳ信号、ＴＣＦ信号を送出させる。こ
れに応じて相手ファクシミリ装置はＣＦＲ信号を伝達す
る。 【００３１】´これをみて電話機は制御部１０がマイ
クロプロセッサ１３に対してＲＯＭ４から、例えば図７
に示すような間違つたことを示す画データを読み出して
相手ファクシミリ装置に伝送し、引き続いてＲＡＭ５か
ら相手ファクシミリ装置より受信した画データを読み出
して相手ファクシミリ装置に伝送する。 【００３２】´この様にして相手ファクシミリ装置に
対して画データを伝送したのちに、電話機は制御部１０
がマイクロプロセッサ１３に対してＥＯＰ信号を相手フ
ァクシミリ装置に伝送させる。相手ファクシミリ装置は
これに対してＭＣＦ信号を返送し、電話機は制御部１０
がマイクロプロセッサ１３に対してＤＣＮ信号を伝送さ
せ、フアクシミリの後手順が終了する。 【００３３】なお前記説明では電話機がハンドセットを
持ち上げて応答することによりループを形成する例につ
いて記述したが、本発明はこれのみに限定されるもので
はなく、リンガを数回受信したことによりハンドセット
を持ち上げなくとも自動的にループを形成するものにつ
いても勿論適用できる。 【００３４】また図７について、相手ファクシミリ装置
からの画データを送らないようにすることもできる。こ
の場合には、相手ファクシミリ装置からの画データを破
棄するように構成できる。 【００３５】なお相手ファクシミリ装置からの着信に対
してベルを鳴らさないファクシミリ機能にすることによ
り、迷惑をはるかに軽減できる。 【００３６】 【発明の効果】本発明によれば、間違いファクシミリに
対して正常終了させることが出来るので、リダイヤルを
防止できる。このため間違いファクシミリにより何度も
着信されて他の電話からの着信が邪魔されることはな
く、また夜間の迷惑な着信に悩まされることが少しでも
改善することが出来る。
クシミリ装置から誤って着信されたとき、前記ファクシ
ミリ装置からのリダイヤルを停止させ、ファクシミリ装
置から電話機への不要な着信を最小限に抑えるようにし
たものである。 【０００２】 【従来の技術】近年のファクシミリ装置の急激な普及に
伴い、送信操作を行ったファクシミリ装置におけるダイ
ヤル間違いにより、ファクシミリ装置が接続されていな
い電話機に対して発信するという問題が発生している。 【０００３】通常ファクシミリ装置ではダイヤル先と正
常に通信出来なかったとき、予め設定された回数のリダ
イヤルを一定の間隔で行っている。また通信料金の安い
夜間を利用して送信したり、或いは夜間にタイマー送信
することも行われている。 【０００４】従ってダイヤル間違いにより電話機に対し
てファクシミリ送信が行われたとき、着信された電話機
では呼出し音が長時間断続的に発生したり他の電話から
の着信が妨害されたり、この様なことが夜間でも行われ
るという迷惑を受け、社会的な問題になっている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
話機では、ダイヤル間違いによるファクシミリの着信に
対しては、送信側がリダイヤルを止めるまで応答する
か、回線から電話機を切り離しておくという対処療法的
手段しかなかった。 【０００６】このためファクシミリ装置からリダイヤル
している間は着信の度に応答しなければならないという
手間がかかり、また他の電話からの着信が妨害され電話
機が使えないという問題が生じていた。 【０００７】従って本発明の目的は、このような問題を
改善するために、ダイヤル間違いによるファクシミリの
着信に対してファクシミリ信号で応答して通信を正常に
終了させ、以後のリダイヤルを止めることにより被る被
害を最小限におさえるようにしたファクシミリ装置を提
供することである。 【０００８】 【課題を解決するための手段】このため本発明では、図
１に示すように、電話機にファクシミリ信号制御部１
と、電話部２を設ける。ファクシミリ信号制御部１はフ
ァクシミリ信号や画データを変復調して電話回線を通じ
て通信するものである。また電話部２は通常の電話及び
ダイヤルを行うものである。 【０００９】 【作用】本発明では、電話機に着信した信号についてフ
ァクシミリ信号制御部１がファクシミリ信号を監視し
て、送信相手がファクシミリの場合、相手のファクシミ
リ装置からの信号に応答してファクシミリ通信を正常終
了させる。これにより相手のファクシミリ装置からのリ
ダイヤルを抑制して、これにより受ける被害を防ぐこと
ができる。 【００１０】 【実施例】本発明の一実施例を図２及び図３について説
明する。図２は本発明の一実施例構成図であり、図３は
その動作説明図である。図２において他図と同一符号は
同一部を示し、３は表示部である。 【００１１】ファクシミリ信号制御部１はファクシミリ
装置としてのプロトコル信号を送受信制御するものであ
り、マイクロプロセッサ１３を有する制御部１０と、モ
デム１１と、回線制御部１２を具備している。 【００１２】なおマイクロプロセッサ１３には図示省略
したメモリ（ＲＯＭ，ＲＡＭ）が設けられており、プロ
トコルを保持したり、相手番号を一時格納したりするも
のである。 【００１３】電話部２は電話機としての機能をはたすも
のであり、ハンドセット２０、通話回路２１、操作部２
２、ダイヤル部２３、リンガー音発生部２４を有する。
なお操作部２２はテンキーその他のキーパット部分であ
り、ここで操作されたキー対応にダイヤル部２３からダ
イヤル信号が出力される。 【００１４】本発明の動作をファクシミリ装置から間違
いダイヤルされたときについて図３を参照して説明す
る。 図３の信号シーケンスにおいて、Ｓで示すファクシミ
リ装置から間違いダイヤルされたとき、交換機は、Ｒで
示す本発明の電話機に対してリンガを送出する。これに
より図２に示すリンガー音発生部２４がリンガ音を発生
させて、着信を人にしらせる。ハンドセット２０を持ち
上げて応答すると，回線制御部１２がループを形成し、
相手ファクシミリ装置からファクシミリであることを示
すＣＮＧ信号が伝達される。 【００１５】このＣＮＧ信号がモデム１１のトーン検
出部１４により検出されると、これが制御部１０に通知
されて、相手がファクシミリであることが認識される。 これにより制御部１０はマイクロプロセッサ１３によ
りファクシミリの前手順を実行させる。即ちＣＥＤ信号
とＤＩＳ信号を出力し、これらを順次モデム１１で変調
し、回線制御部１２により送信する。これらを受けて相
手ファクシミリ装置からＴＳＩ信号、ＤＣＳ信号、ＴＣ
Ｆ信号が伝送される。これに応じて制御部１０はＣＦＲ
信号を送信する。 【００１６】それから制御部１０はマイクロプロセッ
サ１３により、前記ＴＳＩ信号に含まれている相手ファ
クシミリ装置の電話番号を抽出してこれを表示部３に表
示するとともに、必要に応じてメモリに格納する。 【００１７】相手ファクシミリ装置は前記ＣＦＲ信号
を受信したのちに画データＰＩＸを送信するが、電話機
ではこの受信した画データを保持せずこれを破棄する。
画データを破棄するのでモデム１１には３００ｂｐｓ
（プロトコル用）のＶ２１のモデムのみを用意すればよ
い。 【００１８】そして制御部１０はマイクロプロセッサ
１３により、前記画データＰＩＸに続きＥＯＰ信号が伝
達されたとき、これに対してＭＣＦ信号を送り、相手フ
ァクシミリ装置からＤＣＮ信号を受信し、このようなフ
ァクシミリの後手順を実行する。 【００１９】このようにして間違いファクシミリに対し
て疑似的にファクシミリ受信を行うので、相手ファクシ
ミリ装置では正常に送信されたものと判断し、リダイヤ
ルすることはない。なお電話機側では、表示されている
相手ファクシミリ装置の電話番号に対して、適宜メッセ
ージを自分のファクシミリ装置より送信することが出来
る。なお相手ファクシミリ装置に対して通知することを
考慮しないときは、当然のことながら表示部３を省略で
きる。 【００２０】本発明の第２の実施例を図４〜図７に基づ
き説明する。図４は本発明の第２の実施例の構成図、図
５は間違いファクシミリ着信に対する動作説明図、図６
は間違いファクシミリ装置に対する送信動作説明図、図
７は間違いファクシミリに対して送信する画データの一
例である。 【００２１】図３において他図と同一符号は同一部を示
し、４はＲＯＭであり間違いファクシミリに対して送信
する画データを格納するもの、５はＲＡＭであり間違っ
て送信された画データを一時的に格納するものである。 【００２２】本発明の第２の実施例では間違いファクシ
ミリに対して画データを送信して相手に対してこれを明
確に伝達するようにしたものである。この為モデム１１
には、３００ｂｐｓ（プロトコル用）のＶ２１のほか
に、２４００および４８００ｂｐｓ（ＰＩＸ用）のＶ２
７ｔｅｒ又は７２００および９６００ｂｐｓ（ＰＩＸ
用）のＶ２９の２種類のモデムが用意されている。 【００２３】図５の信号シーケンスにおいて、Ｓで示
すファクシミリ装置から間違いダイヤルされたとき、交
換機は、Ｒで示す本発明の電話機に対してリンガを送出
する。これにより図４に示すリンガー音発生部２４がリ
ンガ音を発生させて、着信を人にしらせる。ハンドセッ
ト２０を持ち上げて応答すると，回線制御部１２がルー
プを形成し、相手ファクシミリ装置からファクシミリで
あることを示すＣＮＧ信号が伝達される。 【００２４】このＣＮＧ信号がモデム１１のトーン検
出部１４により検出されると、これが制御部１０に通知
されて、相手がファクシミリであることが認識される。 これにより制御部１０はマイクロプロセッサ１３によ
りファクシミリの前手順を実行させる。即ちＣＥＤ信号
とＤＩＳ信号を出力し、これらを順次モデム１１で変調
し、回線制御部１２により送信する。これらを受けて相
手ファクシミリ装置からＴＳＩ信号、ＤＣＳ信号、ＴＣ
Ｆ信号が伝送される。これに応じて制御部１０はＣＦＲ
信号を送信する。 【００２５】それから制御部１０はマイクロプロセッ
サ１３により、前記ＴＳＩ信号に含まれている相手ファ
クシミリ装置の電話番号を抽出してこれを表示部３に表
示するとともに、必要に応じてメモリに格納する。 【００２６】相手ファクシミリ装置は前記ＣＦＲ信号
を受信したのちに画データＰＩＸを送信する。制御部１
０はマイクロプロセッサ１３によりこの画データＰＩＸ
をＲＡＭ５に保持する。 【００２７】そして制御部１０はマイクロプロセッサ
１３により、前記画データＰＩＸに続きＥＯＰ信号が伝
達されたとき、これに対してＭＣＦ信号をおくり、相手
ファクシミリ装置からＤＣＮ信号を受信し、このような
ファクシミリの後手順を終了する。 【００２８】この様にして通信が正常に終了すると、以
降は相手からのリダイヤルは行われない。そして次にこ
の電話機から相手ファクシミリ装置に対して、図６に示
すようなシーケンスにより、間違いファクシミリであっ
たことを通知する。 【００２９】´電話機は、前記ＤＣＮ信号を受信して
回線制御部１２が回線断を行ったあと、制御部１０はマ
イクロプロセッサ１３により先に保持していた相手ファ
クシミリ装置の電話番号をマイクロプロセッサのメモリ
より抽出して、ダイヤル部２３にこれを伝達してダイヤ
ルを行わせる。これにより交換機はＳで示す、間違い元
である相手ファクシミリ装置に対してリンガを送出す
る。相手ファクシミリ装置がこれをうけてループを形成
し、これに対して電話機では制御部１０がマイクロプロ
セッサ１３に対してＣＮＧ信号を出力させる。 【００３０】´このＣＮＧ信号が相手ファクシミリ装
置により検出されると、ファクシミリの前手順が実行さ
れる。すなわち相手ファクシミリ装置はＣＥＤ信号を出
力し、それからＣＳＩ信号とＤＩＳ信号を出力する。電
話機はこれらを受けて制御部１０がマイクロプロセッサ
１３に対してＤＣＳ信号、ＴＣＦ信号を送出させる。こ
れに応じて相手ファクシミリ装置はＣＦＲ信号を伝達す
る。 【００３１】´これをみて電話機は制御部１０がマイ
クロプロセッサ１３に対してＲＯＭ４から、例えば図７
に示すような間違つたことを示す画データを読み出して
相手ファクシミリ装置に伝送し、引き続いてＲＡＭ５か
ら相手ファクシミリ装置より受信した画データを読み出
して相手ファクシミリ装置に伝送する。 【００３２】´この様にして相手ファクシミリ装置に
対して画データを伝送したのちに、電話機は制御部１０
がマイクロプロセッサ１３に対してＥＯＰ信号を相手フ
ァクシミリ装置に伝送させる。相手ファクシミリ装置は
これに対してＭＣＦ信号を返送し、電話機は制御部１０
がマイクロプロセッサ１３に対してＤＣＮ信号を伝送さ
せ、フアクシミリの後手順が終了する。 【００３３】なお前記説明では電話機がハンドセットを
持ち上げて応答することによりループを形成する例につ
いて記述したが、本発明はこれのみに限定されるもので
はなく、リンガを数回受信したことによりハンドセット
を持ち上げなくとも自動的にループを形成するものにつ
いても勿論適用できる。 【００３４】また図７について、相手ファクシミリ装置
からの画データを送らないようにすることもできる。こ
の場合には、相手ファクシミリ装置からの画データを破
棄するように構成できる。 【００３５】なお相手ファクシミリ装置からの着信に対
してベルを鳴らさないファクシミリ機能にすることによ
り、迷惑をはるかに軽減できる。 【００３６】 【発明の効果】本発明によれば、間違いファクシミリに
対して正常終了させることが出来るので、リダイヤルを
防止できる。このため間違いファクシミリにより何度も
着信されて他の電話からの着信が邪魔されることはな
く、また夜間の迷惑な着信に悩まされることが少しでも
改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理説明図である。
【図２】本発明の一実施例構成図である。
【図３】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図４】本発明の第２実施例構成図である。
【図５】間違いファクシミリ着信に対する動作説明図で
ある。 【図６】間違いファクシミリ装置に対する送信動作説明
図である。 【図７】間違いファクシミリ装置に対して送信する画デ
ータ例である。 【符号の説明】 １ ファクシミリ信号制御部 ２ 電話部 ３ 表示部 １０ 制御部 １１ モデム １２ 回線制御部 １３ マイクロプロセッサ １４ トーン検出部 ２０ ハンドセット ２１ 通話回路 ２２ 操作部 ２３ ダイヤル部
ある。 【図６】間違いファクシミリ装置に対する送信動作説明
図である。 【図７】間違いファクシミリ装置に対して送信する画デ
ータ例である。 【符号の説明】 １ ファクシミリ信号制御部 ２ 電話部 ３ 表示部 １０ 制御部 １１ モデム １２ 回線制御部 １３ マイクロプロセッサ １４ トーン検出部 ２０ ハンドセット ２１ 通話回路 ２２ 操作部 ２３ ダイヤル部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1 】 ファクシミリ信号を送受信するファクシ
ミリ信号制御部（１）と、 通話およびダイヤル動作を行う電話部（２）を有し、 ファクシミリ装置からの着信に対して応答して正常にフ
ァクシミリ通信を完了させ、以後前記ファクシミリ装置
からのリダイヤルを停止させることを特徴とする電話
機。 【請求項２】 請求項１において、送信元のファクシミ
リ装置のファクシミリ番号を表示する表示部を設けたこ
とを特徴とする電話機。 【請求項３】 請求項１において、返送画データを格納
するメモリ部を設け、送信元のファクシミリ装置に対し
て返送画データを送信することを特徴とする電話機。 【請求項４】 請求項１において、受信した画データを
格納するメモリ部を設け、送信元のファクシミリ装置に
対して前記受信した画データを送信することを特徴とす
る電話機。 【請求項５】 請求項１において、返送画データを格納
するメモリ部と、受信した画データを格納するメモリ部
を設け、送信元のファクシミリ装置にたいして返送画デ
ータと前記受信した画データを送信することを特徴とす
る電話機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112558A JPH05308439A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112558A JPH05308439A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電話機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05308439A true JPH05308439A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14589681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4112558A Pending JPH05308439A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 電話機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05308439A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2344962A (en) * | 1998-12-15 | 2000-06-21 | Richard Stephen Hans Everett | Deterring unwanted telephonic transmissions of encoded data |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4112558A patent/JPH05308439A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2344962A (en) * | 1998-12-15 | 2000-06-21 | Richard Stephen Hans Everett | Deterring unwanted telephonic transmissions of encoded data |
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