JPH0530781U - レーダスキヤナーの防水構造 - Google Patents

レーダスキヤナーの防水構造

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JPH0530781U
JPH0530781U JP8846691U JP8846691U JPH0530781U JP H0530781 U JPH0530781 U JP H0530781U JP 8846691 U JP8846691 U JP 8846691U JP 8846691 U JP8846691 U JP 8846691U JP H0530781 U JPH0530781 U JP H0530781U
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JP
Japan
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radome
fixing screw
fixed
packing material
outer peripheral
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Pending
Application number
JP8846691U
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English (en)
Inventor
光政 北山
Original Assignee
アンリツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レドーム内への水の侵入を低減して防水効果
の向上が図れる。 【構成】 固定ネジ5により上レドーム1と下レドーム
2との間を固定した際、パッキン材4の長片部4cの端
部に一体形成された外側突起片9は、上レドーム1,下
レドーム2の外周縁部分1a,2aに挟持固定され、長
片部4cの2つの突起片10,11は、上レドーム1の
外周内壁面1bに対して固定ネジ5の取付方向と直交す
る方向に押圧接触し、湾曲部4aは固定ネジ5が締着さ
れる押さえ片12と下レドーム2の内側縁部6との間に
挟持固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば船舶等に搭載されたレーダ装置に適用されるもので、甲板上 やマスト等の室外に配設され、アンテナが内蔵されたレーダスキャナーの防水構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に外海を航行する船舶にはレーダ装置が搭載されているが、この種のレー ダ装置のアンテナ部分に相当するレーダスキャナーは、アンテナと送受信装置が レドームに内蔵されて船舶のマストや甲板上に設けられたマウント上に固定され ている。
【0003】 ところで、この種のレーダスキャナーは、航行中は常に外気にさらされた状態 、つまり、環境的に非常に悪い条件下で使用されることから、レドーム内への水 の侵入を防止するために防水構造が採られている。さらに説明すると、図2に示 すように、アンテナと送受信装置(ともに図示せず)の取り付けられた下レドー ム21と、この下レドーム21の外周よりも大径のフランジ部22aを有する上 レドーム22とによってレドーム23が構成されており、下レドーム21の外周 縁部分21aには、断面コ字状の帯状部材からなるパッキン材24が嵌合され、 フランジ部22aでパッキン材24を押圧するように下レドーム21に対して上 レドーム22が被せられ、上レドーム22と下レドーム21との間を固定ネジ2 5により固定することで、上レドーム22と下レドーム21との間の周囲にパッ キン材24を挟持させてレドーム23内への水の侵入を防止していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の防水構造では、固定ネジ25の締め付け力によ って下レドーム21の外周縁部分21aと上レドーム22のフランジ部22aと の間にパッキン材24が挟持固定される構成であり、パッキン材24の挟持され ている位置は外気に近い位置にあるので、固定ネジ25が多少でも緩みを生じる と、パッキン材24に対する挟持力が弱まり、パッキン材24と各レドーム21 ,22との間から水が侵入するおそれがあり、十分な防水効果を得ることができ なかった。
【0005】 そこで、本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、レ ドーム内への浸水を低減して防水効果の向上が図れるレーダスキャナーの防水構 造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案によるレーダスキャナーの防水構造は、アン テナおよび送受信装置が2分割された上レドーム1と下レドーム2からなるレド ーム3に内蔵されてレーダスキャナーを構成し、前記上レドームと下レドームと の間にパッキン材4が介在した状態で、前記上レドームと下レドームとの間が固 定ネジ5で固定されるレーダスキャナーの防水構造において、前記パッキン材は 前記固定ネジの固定により一端が前記上レドームおよび下レドームの外周縁部分 1a,2aの間に挟持固定される突起片9と、前記レドームの一方の内壁面に対 して前記固定ネジの取付方向と直交する方向に押圧接触する突起片10,11と を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
パッキン材4が介在した状態で、上レドーム1と下レドーム2との間が固定ネ ジ5により固定されると、パッキン材4の一端に設けられた突起片9は上レドー ム1および下レドーム2の外周縁部分1a,2a間に挟持される。また、同時に 突起片10,11がレ上ドーム1,下レドーム2の一方の内壁面に対して固定ネ ジ5の取付方向と直交する方向に押圧接触する。
【0008】
【実施例】
図1は本考案によるレーダスキャナーの防水構造の一実施例を示す断面図であ る。 この実施例による防水構造は2分割された上レドーム1と下レドーム2で構成 されるレドーム3に図示しないアンテナと送受信装置が内蔵されたレーダスキャ ナーに適用されるもので、上レドーム1と下レドーム2との間にパッキン材4が 介在した状態で、上レドーム1と下レドーム2との間の複数箇所が固定ネジ5に より固定されている。
【0009】 下レドーム2の外周縁部分2aよりも内側には、外周縁部分2aの上面よりも 高い内側縁部6が外周に沿って同心円状に形成されている。また、この内側縁部 6のさらに内側で、下レドーム2の底面2bの複数箇所には、固定ネジ5の頭部 5aが隠れる深さの凹部7が形成されている。さらに、この凹部7には、パッキ ン材4が介在した状態で、上レドーム1と下レドーム2との間を固定するための 固定ネジ5が挿通される貫通穴8aを有する筒状突起8が連続して一体形成され ている。
【0010】 パッキン材4は例えばABS樹脂の耐候性に優れた材料からなり、湾曲部4a を介して両側に短片部4bと長片部4cを有する断面が略J字状をなす帯状部材 によって形成されている。このパッキン材4における湾曲部4aの内面4aaは 、接着剤により内側縁部6に接着固定されている。また、長片部4cの外側面に は、3つの突起片9,10,11が所定間隔置きに並列して一体形成されている 。この突起片9,10,11のうち、長片部4cの端部側に形成された外側突起 片9は、同等に突出した他の2つの突起片10,11よりもさらに突出しており 、この外側突出片9はパッキン材4が上レドーム1と下レドーム2との間に固定 された状態で、下レドーム2の外周縁部分2aと上レドーム1の外周縁部分1a に挟持される。また、他の2つの突起片10,11は、パッキン材4が上レドー ム1と下レドーム2との間に固定された状態で、上レドーム1の外周内壁面1b に押圧接触している。
【0011】 上レドーム1はパッキン材4が介在した状態で下レドーム2に被せられて固定 され、この上レドーム1の外周は下レドーム2の外周と同一径で形成されており 、上レドーム1および下レドーム2の外周外壁面1c,2cとパッキン材4にお ける外側突起片9の外側面9aとは面一をなしている。また、この上レドーム1 の外周縁部分1aの端部より所定高さ上方の位置には、平板状の押さえ片12が 外周内壁面1bに沿って一体形成されている。さらに、この押さえ片12におい て、筒状突起8の貫通穴8aと対応した位置には、ネジ穴13が形成されており 、上レドーム1は押さえ片12の下面12aが筒状突起8の上面8bと当接した 状態で貫通穴8aよりネジ穴13を介して固定ネジ5が締着されている。また、 この押さえ片12は上レドーム1と下レドーム2との間が固定された状態で、下 面12aがパッキン材4の湾曲部4aの上面を押圧している。
【0012】 上述した実施例において、パッキン材4は湾曲部4aの内面4aaが内側縁部 6に接着固定された状態で、上レドーム1を下レドーム2に被せ、固定ネジ5を 筒状突起8の貫通穴8aに挿通してネジ穴13に締着し、パッキン材4を介在さ せて上レドーム1と下レドーム2との間を固定する。これにより、パッキン材4 は長片部4cの外側突起片9が上レドーム1の外周縁部分1aと下レドーム2の 外周縁部分2aとの間に挟持されるとともに、湾曲部4aが上レドーム1の押さ え片12と内側縁部6との間に挟持される。また、パッキン材4の長片部4cに おける2つの突起片10,11が上レドーム1の外周内壁面1bに押圧接触して いる。
【0013】 従って、上述した実施例では、上レドーム1と下レドーム2との間を固定ネジ 5によって固定した際、パッキン材4は長片部4aの外側突起片9が上レドーム 1と下レドーム2の外周縁部分1a,2aの間に挟持固定され、この外周縁部分 1a,2aよりも内側の湾曲部4aが押さえ片12と内側縁部6との間に挟持固 定され、2箇所で挟持固定されるので、従来の1箇所のみで挟持固定される防水 構造と比較してレドーム3内への浸水を低減でき、十分な防水効果が得られる。 また、湾曲部4aの挟持はレドーム3内で行われ、直接外気に触れることがない ので、外気の影響、例えば海水により挟持力が弱まるおそれがない。
【0014】 また、特にパッキン材4は湾曲部4aの内面4aaが下レドーム2の内側縁部 分6に接着固定され、上レドーム1の外周内壁面1bに対して固定ネジ5の取付 方向と直交する方向に2つの突起片10,11が押圧接触しているので、固定ネ ジ5に多少の緩みが生じても、レドーム3内への水の侵入を防止して防水効果を 向上させることができる。
【0015】 さらに、上レドーム1および下レドーム2の外周外壁面1c,2cとパッキン 材4における外側突起片9の外側面9aとは面一をなしてレドーム3の側面を形 成しているので、従来の防水構造のようなフランジ部が不要で余分な突出部分を 排除でき、美観を損なうことがない。
【0016】 ところで、上述した実施例では、上レドーム1の外周内壁面1bに対して固定 ネジ5の取付方向と直交する方向に押圧接触する突起片10,11は、長片部4 cに並列して2つ形成した場合を例にとって説明したが、複数形成させればより 防水効果を高めることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるレーダスキャナーの防水構造において、パ ッキン材は一端が固定ネジの固定により上レドームおよび下レドームの外周縁部 分に挟持固定される突起片と、レドームの一方の内壁面に対して固定ネジの取付 方向と直交する方向に押圧接触する突起片とを備えた構成なので、固定ネジが多 少緩んでも、固定ネジの取付方向と直交する方向に押圧接触する突起片によって レドーム内への水の侵入を防ぐことができ、従来に比べてレドーム内への水の侵 入が低減して防水効果の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるレーダスキャナーの防水構造の一
実施例を示す断面図
【図2】従来におけるレーダスキャナーの防水構造の一
例を示す断面図
【符号の説明】
1…上レドーム、2…下レドーム、1a,1b…外周縁
部分、4…パッキン材、5…固定ネジ、9…外側突起片
(突起片)、10,11…突起片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナおよび送受信装置が2分割され
    た上レドーム(1)と下レドーム(2)からなるレドー
    ム(3)に内蔵されてレーダスキャナーを構成し、前記
    上レドームと下レドームとの間にパッキン材(4)が介
    在した状態で、前記上レドームと下レドームとの間が固
    定ネジ(5)で固定されるレーダスキャナーの防水構造
    において、前記パッキン材は前記固定ネジの固定により
    一端が前記上レドームおよび下レドームの外周縁部分
    (1a,2a)の間に挟持固定される突起片(9)と、
    前記レドームの一方の内壁面に対して前記固定ネジの取
    付方向と直交する方向に押圧接触する突起片(10,1
    1)とを備えたことを特徴とするレーダスキャナーの防
    水構造。
JP8846691U 1991-10-03 1991-10-03 レーダスキヤナーの防水構造 Pending JPH0530781U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020159129A1 (ko) * 2019-02-01 2020-08-06 주식회사 케이엠더블유 무선 통신 장치

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