JPH05306812A - 焼却炉の灰搬出装置 - Google Patents

焼却炉の灰搬出装置

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JPH05306812A
JPH05306812A JP2620991A JP2620991A JPH05306812A JP H05306812 A JPH05306812 A JP H05306812A JP 2620991 A JP2620991 A JP 2620991A JP 2620991 A JP2620991 A JP 2620991A JP H05306812 A JPH05306812 A JP H05306812A
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ash
water
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incinerator
chute
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JP2620991A
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Hayato Watanabe
隼人 渡辺
Kenichi Kawashima
憲一 川島
Hidetoshi Takano
英敏 高杢
Yoshiyuki Ono
芳幸 小野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼却炉の灰搬出に当って、灰の浮遊・飛散を
防止し、かつ、効率良く迅速に灰の搬出を行なうように
する。 【構成】 焼却炉1の灰シュート3の途中に設けられた
散水ノズル9,灰シュート3の下方の灰ピット6の下部
に設けられた排水ピット7,灰ピット下端に取外し可能
に接続され底抜きできる通水性の灰袋4,灰袋4を吊上
げ移動する吊上げ装置10,22,及び排水ピット7内
の水を散水ノズル9へ循環する手段(散水循環ポンプ
8)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ等の焼却炉に適用
される灰搬出法に関する。
【0002】
【従来の技術】
1 極く規模の小さい焼却炉では灰は人手によって炉内
から炉外へカキ出しているため飛散等で労働条件が悪か
った。 2 中規模程度以上の焼却炉では、従来灰搬出にスクレ
ーパーコンベア04を使用している。即ち、図2に示す
ように、ダンプカー06等によってゴミピット07内に
搬入されたゴミは、クレーン08によって投入ホッパー
09を経て焼却炉01内に供給されて燃焼し、排ガスは
送風機014より送風されるエダクター013によって
誘引されて煙突010より排出される。一方、焼却炉0
1で発生した灰は、灰ダンパー02を開放することによ
って、水漲りされている灰ピット03に落下して水面上
に浮遊する。
【0003】この焼却炉では、スクレーパーコンベア0
4を運転することにより、灰は少しづつ含水沈下し灰ピ
ット03底部に沈澱する。沈澱した灰はスクレーパーコ
ンベア04でかきあげられ水面を切られて搬出され灰バ
ンカー05に集積された後、搬出手段例えばダンプカー
06によって搬出されている。
【0004】なお、図2中011は焼却炉1の補助バー
ナー,012は焼却炉1の点火バーナーであり、ごみ,
灰,ガス及び空気は図2中に示す矢印のように移動す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来のスクレーパーコンベアを用いた灰搬出装置では、
次のような欠点がある。
【0006】(1) 灰は灰ピット水面上に落下するのみ
であり水に溶け難い。わずかにコンベアによるさざ波に
よって含水が促進されるのみであって、含水に長時間を
要する。
【0007】(2) 灰ピット底部に沈澱した灰はスクレ
ーパーコンベアによってかき混ぜられ再浮遊することに
なり沈降率が低下する。
【0008】(3) 沈降した灰はスクレーパーコンベア
によってかきあげられるが、水面上にかきあげられたと
き水も一緒にかきあげられるため、スクレーパーコンベ
アから水が流出するとき大半の灰も流れ落ちスクレーパ
ーコンベアから脱出するので、灰のかき上げ効率が悪
く、かつ灰のかき上げに長時間を要する。
【0009】(4) 焼却物中の不燃物(金物やジュース
缶等)によりスクレーパーコンベアのステイック,曲・
折損するトラブルが多くみられる。
【0010】(5) ケーシングの磨耗や、腐食が多い。 (6) 設備費が過大である。
【0011】(7) 灰ピット中の水は懸濁物が多く処理
に費用がかかると共に腐食性がある。本発明は、従来の
焼却炉の灰搬出装置のもつ以上の欠点を解決しようとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、炉底部に灰落
しダンパーとこれに接続された灰シュートとを備えた焼
却炉において、前記灰シュートの途中に設けられた散水
ノズル、前記灰シュートの下方に設けられた灰ピットの
下部に設けられた排水ピット、前記灰シュート下端に取
外し可能に接続され底抜きができる通水性の灰袋、前記
灰袋を吊上げ移動する吊上げ装置、及び前記排水ピット
内の水を前記散水ノズルへ循環する手段とを備えてい
る。
【0013】
【作用】本発明では、灰袋を灰シュート下端に接続して
装着して灰受けとし、散水ノズルより散水しながら焼却
炉の炉内から灰シュートを介して前記灰袋へ灰を落すこ
とにより、灰の残熱による袋の熱焼損を防止し、灰の浮
遊飛散公害を防止し、かつ灰に含水させることで灰の減
客化を図ることができる。
【0014】灰袋内に溜った水は灰を適正に湿潤させ、
余剰水は通水性の灰袋から浄化及びろ過されて灰袋外に
自然滴下して排水ピットに滞溜する。更に、この排水ピ
ット内の浄化水は次の灰落し時に再度散水に活用するた
めに散水ノズルへ循環される。
【0015】前記のように灰が収容された灰袋は、吊上
げ装置によって容易に灰シュートより外して吊上げ移動
され、ダンプ荷台上等の場所で底抜きされて灰を容易に
排出することができる。また灰袋は灰を入れたまま最終
処分場に投棄することも可能である。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を、図1によって説明す
る。ダンプカー43等によってゴミピット30に搬入さ
れたゴミ等は、クレーン31等によって投入ホッパー3
2から焼却炉1へ供給されて燃焼する。同焼却炉1の底
部には、灰落しダンパー2及び同灰落しダンパー2より
下方へ延びる灰シュート3が備えられている。灰シュー
ト3の下端部には、プリプロピレン(PP),ポリエチ
レン(PE)又は麻等の繊維で織成されフレクシブルで
通水性があると共に底抜き手段23によって底抜き可能
(底が開放可能)な灰袋4が取外しできるように接続さ
れている。前記灰シュート3の下方には、灰ピット6が
設けられており、灰シュート3の下端部に接続された前
記灰袋4は、灰ピット6内を移動する灰台車5上に載置
されている。また灰ピット6の下部には排水ピット7が
設けられている。
【0017】一方、灰シュート3の途中には散水ノズル
9が設けられ、散水循環ポンプ8により排水ピット7内
の水が散水ノズル9へ循環して送られる構成となってい
る。また散水ノズル9へは図示しない補給用の給水ライ
ンが接続されている。
【0018】前記灰ピット6の上方には、モノレール1
0が配置され、同モノレール10上を灰ピット6の上方
の位置からダンプカー等の搬出手段11上の位置の間を
走行するホイスト22が設けられている。また、前記灰
袋4の上部には、ホイスト22による吊上げのためにフ
ック21を備えている。
【0019】33は焼却炉1の補助バーナー,34は焼
却炉1の点火バーナー,35は焼却炉1に接続された燃
焼排ガスの減温ダクト,36は減温ダクト35に接続さ
れたスクラバーであり、燃焼排ガスは同スクラバー36
より誘引送風機41によって煙突42へ排出されるよう
になっている。また、40は、焼却炉1へ燃焼用空気を
供給する押込送風機である。
【0020】本実施例では、ごみ,灰,ガス,空気及び
水は、図1中に示されている矢印の方向へ移動する。
【0021】以上のように構成された本実施例において
は、焼却炉1で発生した灰は灰落しダンパー2を開放す
ることで灰シュート3を経由して灰袋4内へ落下する。
灰が灰シュート3を落下する過程で、散水ノズル9から
噴水が行なわれる。これによって、灰の残火は消火され
て灰袋4の焼損が防止され、かつ、灰は噴水のエゼクト
効果によって落下を促進されると共に、灰は噴水によっ
て湿潤を帯びながら灰袋4内へ落下する。更に、灰は灰
袋4内で完全に湿潤され浮遊・飛散しないものとなり、
かつ減客化する。
【0022】灰袋4内の余剰水は、灰自身及び灰袋4に
よって浄化及びろ過されて清浄水となり、通水性のある
灰袋4の縫目等から自然に灰ピット6にしたたり落ちて
排水ピット7内に貯水される。
【0023】排水ピット7内の水は、次の灰落し時に散
水循環ポンプ8によってポンプアップされ散水ノズル9
によって灰シュート3内に噴水され再度利用される。散
水ノズル9から噴水される水は、灰に吸湿された分だけ
図示しない水道水等の給水ラインから補給されるが、排
水ピット7内の水は灰落し毎に循環して再利用される。
【0024】数回(数日)の灰落しによって一杯となっ
た灰袋4は、灰シュート3から取外され、灰台車5を移
動させることによって灰袋4を灰ピット6内を横移動さ
せ、灰シュート3及び炉本体をかわして吊上げ容易な場
所に灰袋4を移動する。
【0025】その上で、灰袋4のフック21をホイスト
22で吊上げ、ホイスト22をモノレール10上を移動
させることによって灰袋4を排出手段11の上に移動さ
せる。この位置で、灰袋4の底抜き手段23を開放し
て、灰をダンプカー等の搬出手段11上に積荷した上、
搬出する。
【0026】なお、灰袋4を搬出手段11迄移動させず
に途中で地上等に降ろし一時保管することもでき、ま
た、灰を収容した状態で灰袋4を最終処分場に運んで投
棄することもできる。
【0027】以上説明したように、本実施例では、灰シ
ュート3内を落下する灰は、散水ノズル9からの噴水に
よって湿潤状態で、かつ、噴水のエゼクト効果によっ
て、浮遊・飛散することなく減客化されて円滑にシュー
ト3内を落下して灰袋4内に収容される。
【0028】灰袋4内に収容された余剰水は、灰自身及
び灰袋によって浄化・ろ過されて清浄水となり、これが
散水ノズル9からの噴水に循環利用され、水の消費量が
低減する。
【0029】また、灰袋4に灰が一杯に充填された時に
は、灰袋4を灰シュート3から取外してモノレール10
上を移動するホイスト22によって吊り上げて移動させ
た上、灰袋4の底抜きを行なうことによって、湿潤状態
の灰を浮遊・飛散することなく容易に搬出手段11等に
積荷して搬出することができる。
【0030】以上の通り、本実施例によれば、灰を浮遊
・飛散させることなく効率良く焼却炉1より搬出するこ
とができ、また水の消費量を低減させることができる。
また、従来コンベア等の曲・折損トラブルの原因となっ
た不燃物(金物やジュース缶等)は、灰袋4に収容して
移動されるので、灰搬出装置の不燃物に対する耐力を向
上させることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏することができ
る。 1 散水ノズルから散水しながら灰を灰シュートより灰
袋内へ落下させるので、灰は湿潤状態となって飛散する
ことがなく、環境を汚染することがない。 2 散水ノズルからの散水は、灰袋内で湿潤させた後余
剰水のみ灰自身及び通水性ある灰袋によって浄化及びろ
過されて排出されるので、水質は清浄であり散水ノズル
へ循環して再利用することができる。 3 焼却物中に混入している不燃物(金物やジュース缶
等)等によって従来コンベア等の曲・折損トラブルが多
かったが、本発明では灰袋にこれを収容することになる
ので、不燃物に対する耐力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図である。
【図2】従来の焼却炉の灰搬出装置の系統図である。
【符号の説明】
1 焼却炉 2 灰落しダンパー 3 灰シュート 4 灰袋 5 灰台車 6 灰ピット 7 排水ピット 8 散水循環ポンプ 9 散水ノズル 10 モノレール 11 搬出手段 21 フック 22 ホイスト 23 底抜き手段 30 ゴミピット 31 クレーン 32 投入ホッパー 33 補助バーナー 34 点火バーナー 35 減温ダクト 36 スクラバー 40 押込通風機 41 誘引送風機 42 煙突 43 ダンプカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 芳幸 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉底部に灰落しダンパーとこれに接続さ
    れた灰シュートとを備えた焼却炉において、前記灰シュ
    ートの途中に設けられた散水ノズル、前記灰シュートの
    下方に設けられた灰ピットの下部に設けられた排水ピッ
    ト、前記灰シュート下端に取外し可能に接続された底抜
    きができる通水性の灰袋、前記灰袋を吊上げ移動する吊
    上げ装置、及び前記排水ピット内の水を前記散水ノズル
    へ循環する手段とを備えたことを特徴とする焼却炉の灰
    搬出装置。
JP2620991A 1991-02-20 1991-02-20 焼却炉の灰搬出装置 Expired - Lifetime JP2796444B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006273489A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Fujisash Co 粉塵飛散防止方法
JP2009068727A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The 重油灰飛散抑制装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006273489A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Fujisash Co 粉塵飛散防止方法
JP2009068727A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Chugoku Electric Power Co Inc:The 重油灰飛散抑制装置

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